JPH0316450B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0316450B2 JPH0316450B2 JP19074182A JP19074182A JPH0316450B2 JP H0316450 B2 JPH0316450 B2 JP H0316450B2 JP 19074182 A JP19074182 A JP 19074182A JP 19074182 A JP19074182 A JP 19074182A JP H0316450 B2 JPH0316450 B2 JP H0316450B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- piles
- parent
- reinforcing
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 14
- 238000005507 spraying Methods 0.000 claims description 9
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 claims description 3
- 239000007921 spray Substances 0.000 claims description 2
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 8
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 7
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 5
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 5
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 4
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 1
- 239000011378 shotcrete Substances 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D17/00—Excavations; Bordering of excavations; Making embankments
- E02D17/02—Foundation pits
- E02D17/04—Bordering surfacing or stiffening the sides of foundation pits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Paleontology (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は山留工法に関するものである。
一般に地下構造物の掘削工事において掘削作業
と並行して掘削壁面の保護を図る山留工法が存在
する。
と並行して掘削壁面の保護を図る山留工法が存在
する。
この山留工法は多種類に分類されるが、最も一
般的な工法として親杭横矢板工法がある。
般的な工法として親杭横矢板工法がある。
この親杭横板工法は等間隔に親杭であるH型鋼
を打設しこのH型鋼間に木製の横矢板を挿入し、
地山の保護を図ろうとするものであるが、次のよ
うな問題が存在する。
を打設しこのH型鋼間に木製の横矢板を挿入し、
地山の保護を図ろうとするものであるが、次のよ
うな問題が存在する。
<イ> H型鋼間に横矢板を差し込むためには地
山の全面をH型鋼の内面より、横矢板の厚さ以
上の土を地山側へ食い込ませて掘削する場合が
多い。
山の全面をH型鋼の内面より、横矢板の厚さ以
上の土を地山側へ食い込ませて掘削する場合が
多い。
そして横矢板をH型鋼間に差し込んだ後に横
矢板の裏面と掘削壁面との間に発生した間隙内
に裏込埋戻土を詰め込む。
矢板の裏面と掘削壁面との間に発生した間隙内
に裏込埋戻土を詰め込む。
ところがこの間隙内に裏込埋戻土を投入して
も充分な充填は困難であり、そのため埋戻土の
裏側の地山をゆるめてしまう。
も充分な充填は困難であり、そのため埋戻土の
裏側の地山をゆるめてしまう。
<ロ> 裏込埋戻土の詰め込みが不完全な場合に
は周囲の地盤の破壊を許して地盤沈下の原因と
なる。
は周囲の地盤の破壊を許して地盤沈下の原因と
なる。
<ハ> 親杭を正確に垂直に打ち込むことは困難
なので親杭間の間隔は必ずしも一定ではない。
そのため横矢板は親杭間に挿入するたびに1枚
づつ寸法を合せて切断しなければならずきわめ
て非能率である。
なので親杭間の間隔は必ずしも一定ではない。
そのため横矢板は親杭間に挿入するたびに1枚
づつ寸法を合せて切断しなければならずきわめ
て非能率である。
<ニ> 横矢板を構築するには前記したように親
杭の内面から外側への掘削作業や横矢板の挿入
作業裏込埋戻土詰め込み作業が必要であるが、
これらの作業は熱練を要するものであり、かつ
作業に多くの人員を必要とする。
杭の内面から外側への掘削作業や横矢板の挿入
作業裏込埋戻土詰め込み作業が必要であるが、
これらの作業は熱練を要するものであり、かつ
作業に多くの人員を必要とする。
本発明はこのような点の改善についてなされた
もので施工が簡単でありかつ裏込埋戻土が不要で
あり、地盤沈下の防止をすることができる山留め
工法を提供することを目的とする。
もので施工が簡単でありかつ裏込埋戻土が不要で
あり、地盤沈下の防止をすることができる山留め
工法を提供することを目的とする。
そして本発明は、地中に打ち込んだ親杭間の地
山を、親杭の開削側のフランジ表面よりも、山側
まで掘削し、地山から多少離した状態で補強ネツ
トを親杭間に設置し、補強ネツトが埋設されるま
で水硬性吹付材を吹き付けて補強材を内蔵する壁
体を構成する山留壁の施工方法を要旨とする。
山を、親杭の開削側のフランジ表面よりも、山側
まで掘削し、地山から多少離した状態で補強ネツ
トを親杭間に設置し、補強ネツトが埋設されるま
で水硬性吹付材を吹き付けて補強材を内蔵する壁
体を構成する山留壁の施工方法を要旨とする。
次に実施例について説明するが、まず使用する
部材について説明する。
部材について説明する。
(イ) 親杭
親杭1は従来の山留工法で用いられているも
のと同様の断面H形状の公知のH型鋼を使用す
る。
のと同様の断面H形状の公知のH型鋼を使用す
る。
(ロ) 補強ネツト
補強ネツト6は公知の金網類や、鋼線又は鋼
棒を格子状に組んだものである。
棒を格子状に組んだものである。
補強ネツト6は地山の掘削面を被覆して崩壊
を阻止しようとするのではなく、後述するよう
に吹付けられたモルタル、コンクリート等の水
硬性物質と一体となりいわば鉄筋コンクリート
壁を構成するものである。
を阻止しようとするのではなく、後述するよう
に吹付けられたモルタル、コンクリート等の水
硬性物質と一体となりいわば鉄筋コンクリート
壁を構成するものである。
次に施工方法について説明する。
(1) 親杭の打設、掘削
所定の間隔を介して親杭1を相対向して列設
し、次に相対向する親杭1間の地盤を公知の方
法で所定の深さまで掘削する。
し、次に相対向する親杭1間の地盤を公知の方
法で所定の深さまで掘削する。
後述するようにこの掘削はモルタル等の吹付
壁としての必要な壁厚分だけ山側へ掘込まなけ
ればならない。
壁としての必要な壁厚分だけ山側へ掘込まなけ
ればならない。
その結果地山面には親杭1の開削側のフラン
ジ11が突出し、このフランジ11面と地山の
間に空隙を形成することになる。
ジ11が突出し、このフランジ11面と地山の
間に空隙を形成することになる。
(2) 補強ネツトの設置
地山の掘削作業を完了したら、地山から多少
離した状態で、かつ地山とほぼ平行に親杭1間
に、補強ネツト6を設置し、補強ネツト6の両
側端を親杭1に溶接などにより固定するか又は
鋼棒等の仮止めピンを地山に打ち込んで補強ネ
ツト6を保持する。
離した状態で、かつ地山とほぼ平行に親杭1間
に、補強ネツト6を設置し、補強ネツト6の両
側端を親杭1に溶接などにより固定するか又は
鋼棒等の仮止めピンを地山に打ち込んで補強ネ
ツト6を保持する。
なお補強ネツト6は一重に限定することなく
複数層設置することも可能である。
複数層設置することも可能である。
(3) モルタル等の吹付け
補強ネツト6を設置した親杭1と地山の間の
空隙内には補強ネツト6が埋設されるようにモ
ルタル、コンクリート等の水硬性吹付材を吹き
付けて吹付壁8を形成する。
空隙内には補強ネツト6が埋設されるようにモ
ルタル、コンクリート等の水硬性吹付材を吹き
付けて吹付壁8を形成する。
その結果親杭1間に露出していた地山は全て
吹付壁8によつて被覆される。
吹付壁8によつて被覆される。
なお補強ネツト6を設置する際、補強ネツト
6にセパレータ取付金物等を保持する固定具7
を取り付けておくと吹付後に吹付壁8にセパレ
ータ等の一端を容易に固定できる。その結果吹
付壁8を、その内側に作る構造物の型枠とし
て、利用することができる。
6にセパレータ取付金物等を保持する固定具7
を取り付けておくと吹付後に吹付壁8にセパレ
ータ等の一端を容易に固定できる。その結果吹
付壁8を、その内側に作る構造物の型枠とし
て、利用することができる。
固定具7を取付ける方法としては例えば第4
図に示すようにナツト筒72の一端に鋼板をU
字形に折り曲げて形成した掛着板71を一体に
取付け、この掛着板71を縦横に交叉する補強
ネツト6をつかみ込むようにして取付ける。
図に示すようにナツト筒72の一端に鋼板をU
字形に折り曲げて形成した掛着板71を一体に
取付け、この掛着板71を縦横に交叉する補強
ネツト6をつかみ込むようにして取付ける。
本発明は以上説明したようになるから以下のよ
うな効果を期待することができる。
うな効果を期待することができる。
<イ> 地山の保護に関し従来工法は横矢板と裏
込埋戻土を使用していたが、本工法によれば親
杭間に露出する地山の全面に接着する吹付壁を
形成して地山を保護することができる。
込埋戻土を使用していたが、本工法によれば親
杭間に露出する地山の全面に接着する吹付壁を
形成して地山を保護することができる。
従つて手数を要する横矢板工や埋戻し工が不
要であつて迅速な作業で地山の保護を行うこと
ができる。
要であつて迅速な作業で地山の保護を行うこと
ができる。
<ロ> モルタル等を吹付けて形成した吹付壁は
地山に密着して形成され、地山との間に間隙が
存在しない。
地山に密着して形成され、地山との間に間隙が
存在しない。
従つて周辺地盤の沈下が防止できる。
<ハ> 補強ネツトを内蔵したので吹付壁には大
きな強度を期待することができる。
きな強度を期待することができる。
<ニ> 特に補強ネツトにセパレーター取付金物
などの固定具を取り付けておくと吹付壁に直接
セパレーターなどを固定して簡単に内型枠を組
み立てることができる。
などの固定具を取り付けておくと吹付壁に直接
セパレーターなどを固定して簡単に内型枠を組
み立てることができる。
<ホ> 補強ネツトは吹付コンクリート中に完全
に埋設されており外部に露出していないので補
強ネツトの腐食により土留壁が破損することが
ない。
に埋設されており外部に露出していないので補
強ネツトの腐食により土留壁が破損することが
ない。
<ヘ> 吹付壁は地中に埋殺しにしても腐食しな
いので、木矢板の場合のような腐食による地盤
沈下を防止することができる。
いので、木矢板の場合のような腐食による地盤
沈下を防止することができる。
第1図:本発明による山留工法の施工状態の説
明図、第2図:吹付け前の側面図、第3図:吹付
け後の平面図、第4図:要部斜視図 1:親杭、6:補強ネツト、8:吹付材壁、1
1:フランジ、7:固定具。
明図、第2図:吹付け前の側面図、第3図:吹付
け後の平面図、第4図:要部斜視図 1:親杭、6:補強ネツト、8:吹付材壁、1
1:フランジ、7:固定具。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 地中に打ち込んだ親杭間の地山を、 親杭の開削側のフランジ表面よりも、 山側へ掘削し、 掘削後の地山面から多少離した状態で補強ネツ
トを親杭間に設置し、 補強ネツトが埋設されるまで水硬性吹付材を吹
付けて補強材を内蔵した壁体を構成する、 山留壁の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19074182A JPS5980822A (ja) | 1982-11-01 | 1982-11-01 | 山留壁の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19074182A JPS5980822A (ja) | 1982-11-01 | 1982-11-01 | 山留壁の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5980822A JPS5980822A (ja) | 1984-05-10 |
JPH0316450B2 true JPH0316450B2 (ja) | 1991-03-05 |
Family
ID=16262986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19074182A Granted JPS5980822A (ja) | 1982-11-01 | 1982-11-01 | 山留壁の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5980822A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6299386B1 (en) | 1999-06-09 | 2001-10-09 | R. John Byrne | Method and apparatus for a shoring wall |
CN109267575A (zh) * | 2018-11-13 | 2019-01-25 | 中国二十冶集团有限公司 | 软土区坑中坑基坑支护的施工方法 |
CN111074915B (zh) * | 2020-01-10 | 2021-05-28 | 河南省交通规划设计研究院股份有限公司 | 相邻抗滑桩桩间挡土板结构的施工方法 |
-
1982
- 1982-11-01 JP JP19074182A patent/JPS5980822A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5980822A (ja) | 1984-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20060179730A1 (en) | Wall structural member and method for constructing a wall structure | |
JP2576932B2 (ja) | 自立山留壁の構築法 | |
JPH0460022A (ja) | 土留方法とその土留杭 | |
JP7053402B2 (ja) | 矩形立坑及びその構築方法 | |
JPH0316450B2 (ja) | ||
JP2001303883A (ja) | リングビーム・逆巻き壁・ロックボルトで構成された土留め構造物による掘削工法 | |
JP2002047650A (ja) | 組アンカー体及びその施工方法 | |
JP3656437B2 (ja) | ソイルセメント合成壁及びその施工法 | |
KR100669530B1 (ko) | 흙막이 시공방법 | |
JPS63280153A (ja) | 地下躯体の逆打ち工法 | |
JP3082054B2 (ja) | 大規模、大深度の鋼製連続地下壁及びその構築方法 | |
JPS6016535B2 (ja) | 擁壁および地下外壁の形成方法 | |
JP4319231B2 (ja) | アプローチ用ケーソンおよびそのケーソンからなるトンネル用アプローチ部の構築方法 | |
KR20030073590A (ko) | 터널용 지지 구조물 및 지하터널 시공방법 | |
JPS6018769B2 (ja) | 地下構造物の構築法 | |
JPH04115016A (ja) | 軟弱地盤における山留壁及び山留工法 | |
JPH10298976A (ja) | ソイルセメント柱列山止め壁を躯体に緊結した建物の基礎構造 | |
JP3089591B2 (ja) | 円形地中連続壁 | |
JP2605941B2 (ja) | 地下構造物の構築工法 | |
JPS6122696B2 (ja) | ||
KR19990007580A (ko) | 가설 흙막이 벽을 영구 구조물로 활용하는 지하옹벽 구축방법 | |
JPH05140940A (ja) | 大深度掘削に伴う土留め工法 | |
JPH11131475A (ja) | 山留支保工の施工方法 | |
JPH06146269A (ja) | 地下壁の継手部の施工方法 | |
JPS6272817A (ja) | 土留壁の構築法 |