JPH03164272A - 静電潜像形成装置及びこれを用いた画像記録装置 - Google Patents

静電潜像形成装置及びこれを用いた画像記録装置

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JPH03164272A
JPH03164272A JP30324089A JP30324089A JPH03164272A JP H03164272 A JPH03164272 A JP H03164272A JP 30324089 A JP30324089 A JP 30324089A JP 30324089 A JP30324089 A JP 30324089A JP H03164272 A JPH03164272 A JP H03164272A
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JP
Japan
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latent image
electrode
electrostatic latent
discharge
discharge electrode
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JP30324089A
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English (en)
Inventor
Koji Masuda
増田 晃二
Yuji Suemitsu
末光 裕治
Kazuo Asano
和夫 浅野
Akimasa Komura
晃雅 小村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はプリンタやファクシミリ等に使用される静電
潜像形成装置及びこれを用いた画像記録装置に関し、特
に、イオンによって静電潜像の形成を行うための静電潜
像形成装置及びこれを用いた画像記録装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、この種の静電潜像形成装置としては、次に示すよ
うなものがある。これは、第8図及び第9図に示すよう
に、絶縁基板50の表面に、複数の誘導電極5l、51
・・・を互いに平行に設けるとともに、その裏面にこれ
らの誘導電極5l、5l・・・と交差するように複数の
放電電極52、52・・・を設け、両電極51、51・
・・及び52、52・・・によってマトリクスを構成す
る。そして、上記放電電極52、52・・・には、誘導
電極51、51・・・と交差する位置に平面円形状の開
口部53、53・・・を形成する。
また、上記放電電極52、52・・・の下面には、第9
図及び第1O図に示すように、絶縁層54を介してスク
リーン電極55を設ける。これらの絶縁層54およびス
クリーン電極55には、第1l図に示すように、放電電
極52、52・・・の開口部53、53・・・と対応し
た位置に、平面円形状の開口部56、56・・・及び同
じく平面円形状のイオン導出用の開口部58、58・・
・を形成する。
そして、上記静電潜像形成装置においては、第9図に示
すように、誘導電極51,51・・・とスクリーン電極
55との間に高周波高電圧を印加するとともに、スクリ
ーン電極55に直流電圧を印加する。また、放電電極5
2、52・・・に画像情報に応じたパルス電圧を選択的
に印加する。
こうすることによって、選択的に電圧が印加された誘導
電極5l、51・・・と放電電極52、52・・・との
間における開口部53、53・・・に、第9図に示すよ
うに、沿面コロナ放電Rを生起させ、この沿面コロナ放
電Rによって発生したイオン流Sを放電電極52、52
・・・とスクリーン電極55との間に形成される電界に
よって加速もしくは吸収し、イオンIの放出の制御を行
って、潜像担持体としての誘電体ドラム59上に画像信
号に応じたイオン■による静電潜像の形成を行うように
なっている。図中、57は誘導電極51、5l・・・の
表面を覆うヘッド基板を示している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来技術の場合には、次のような問題点を
有している。すなわち、上記静電潜像形生装置の場合に
は、スクリーン電極55に形成されるイオン導出用の開
口部58、58・・・が平面円形状に形成されている。
そのため、誘導電極51、5l・・・と放電電極52、
52・・・との間の開口部53、53・・・における沿
面コロナ放電Rによって発生し、放電電極52、52・
・・とスクリーン電極55との間の電界によって加速し
てスクリーン電極55のイオン導出用開口部58、58
・・・から外部に放出されるイオンIの形状は、スクリ
ーン電極55のイオン導出用開口部58、58・・・の
形状と同じく平面円形状となる。
それに対して、上記静電潜像形成装置から放出されるイ
オンIによって静電潜像が形成される誘電体ドラム59
の表面は、この誘電体ドラム59自体の回転に伴ってそ
の周方向に沿って移動する。
そのため、上記静電潜像形成装置から放出されるイオン
Iは、誘電体ドラム59の移動方向に沿って細長く引き
伸ばされた形状となって誘電体ドラム59の表面に付着
帯電するのに対し、誘電体ドラム59の移動方向と直交
する方向には、イオン■の形状が変化しない。その結果
、上記静電潜像形成装置によって誘電体ドラム59上に
形成される静電潜像は、第12図に示すように、誘電体
ドラム59の移動方向Pに沿って長く (長さa)、誘
電体ドラム59の移動方向と直交する方向に短い(長さ
b)、略長円形状のドット形状となる。
そして、静電潜像形成装置から放出されるイオンIによ
って記録されるドット形状は、イオン量が多い場合には
第12図に示すように、誘電体ドラム59の移動方向P
に沿って各ドットが互いに重なり、移動方向Pと直交す
る方向に各ドットが繋がった形状となる。一方、イオン
量が少ない場合には、第13図に示すように、移動方向
Pに沿って各ドットが繋がり、移動方向Pと直交する方
向に各ドットが離間した形状となる。
従って、上記静電潜像形成装置によって形威される画像
は、誘電体ドラム59の移動方向Pに沿った線が細く、
その移動方向Pと直交する方向に沿った線が太くなり、
縦横とも均一な線幅の静電潜像を記録することができな
いため、画質を低下させるという問題点があった。この
問題点は、明朝体の文字のように横方向の線が細く、縦
方向の線が太い文字を記録する場合に、特に不自然な視
感を与えるとともに、図面等のように線の太さに意味情
報を持たせるような画像を記録するのに不適であるとい
う問題点を更に招来する。
また、上記の如き静電潜像を磁気ブラシ現像方式を採用
した現像装置によって現像する画像記録装置の場合には
、上記静電潜像が磁気ブラシによって擦られ、誘電体ド
ラム59の移動方向Pに沿ってトナー像が流れ、上記の
傾向が顕著になるという問題点があった。
さらに、上記静電潜像形成装置の場合には、放電電極5
2、52・・・の開口部53、53・・・とスクリーン
電極55の開口部58、58・・・との位置を精度良く
合わせることは、イオンIを効率良くしかもバラツキな
く取り出すために非常に重要であるが、この位置合わせ
作業は、放電電極52、52・・・の開口部53、53
・・・とスクリーン電極55の開口部58、58・・・
とが相互に円形状であるため、相互の位置が多少でも異
なれば位置ズレとなり、位置を精度良く合わせることが
困難であり、静電潜像形成措置の製造に多大な経験と時
間を要するという問題点があった。特に、上記静電潜像
形成装置は、誘電体ドラム59の移動方向Pと直交する
方向に、記録用紙の全幅に等しい長さに形成されるため
、この方向における放電電極52、52・・・の開口部
53、53・・・とスクリーン電極55の開口部58、
58・・・との位置合わせが困難であった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解央する
ためになされたもので、その目的とするところは、形成
される静電潜像及び記録される画像のドット形状を縦横
比が同一のものとすることができ、高画質の静電潜像の
形成が可能であるとともに、イオン生成部とスクリーン
電極の開口部との位置合わせが精度良くしかも容易に行
うことが可能な静電潜像形成装置及びこれを用いた画像
記録装置を提供することにある。
すなわち、この発明に係る静電潜像形成装置は、第1の
絶縁基板を挟んで誘導電極と放電電極とをマトリクス状
に形成するとともに、前記誘導電極と放電電極の交差部
における放電電極に、誘導電極と放電電極との間に電圧
を印加することによって沿面コロナ放電を生成する空間
領域を穿設してなるイオン生成部と、前記放電電極上に
第2の絶縁基板を介して配設されるとともに放電電極と
の間に直直電圧か印加されるスクリーン電極にて形成さ
れるイオン流制御部とを具備し、前記スクリーン電極に
、放出されるイオンによって潜像が形成される潜像担持
体の移動方向に短く、当該潜像担持体の移動方向と直交
する方向に長く開口したイオン導出用の開口部を、前記
放電電極の空間領域と対応した位置に穿設するように構
或されている。
また、この発明に係る画像記録装置は、潜像担持体と、
静電潜像形成手段と、導電性トナーを担持し前記導電性
トナーへの電荷注入によって前記潜像担持体上に形威さ
れた静電潜像を現像する現像手段とを有する画像記録装
置であって、前記静電潜像形成手段が、第1の絶縁基板
を挟んで誘導電極と放電電極とをマトリクス状に形成す
るとともに、前記誘導電極と放電電極の交差部における
放電電極に、誘導電極と放電電極との間に電圧を印加す
ることによって沿面コロナ放電を生成する空間領域を穿
設してなるイオン生成部と、前記放電電極上に第2の絶
縁基板を介して配設されるとともに放電電極との間に直
流電圧が印加されるスクリーン電極にて形成されるイオ
ン流制御部とを具備し、前記スクリーン電極に、放出さ
れるイオンによって潜像が形成される潜像担持体の移動
方向に短く、当該潜像担持体の移動方向と直交する方向
に長く開口したイオン導出用の開口部を、前記放電電極
の空間領域と対応した位置に穿設するように構或されて
いる。
前記スクリーン電極に形成されるイオン放出用の開口部
は、例えば楕円形状、長円形状、長方形状等に形成され
る。
また、前記スクリーン電極に穿設される開口部の短軸と
長軸の比は、例えば1.2〜2の範囲内に設定されるが
、これに限定され訳ではなく、記録される画像等に応じ
て適宜設定される。
〔作用〕
この発明に係る静電潜像形成装置及びこれを用いた画像
記録装置においては、前記スクリーン電極に、放出され
るイオンによって潜像が形成される潜像担持体の移動方
向に短く、当該潜像担持体の移動方向と直交する方向に
長く開口したイオン導出用の開口部を、前記放電電極の
空間領域と対応した位置に穿設するように構或されてい
るので、スクリーン電極の開口部より放出されるイオン
は、このスクリーン電極の開口部が潜像担持体の移動方
向に短く、当該潜像担持体の移動方向と直交する方向に
長く開口するように設定されているため、潜像担持体の
移動に伴って細長く変形される傾向のある潜像担持体の
移動方向からのイオンの放出量が少なく、これと直交す
る方向が多くなるため、結果的に縦横比の等しい静電潜
像を形成することが出来る。
〔実施例〕
以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第2図はこの発明に係る静電潜像形成装置を適用した画
像記録装置の一実施例を示すものである。
図において、■は潜像担持体としての誘電体ドラムであ
り、この誘電体ドラムlは、表面に陽極酸化被膜2を有
するアルミドラム3によって形成されている。上記誘電
体ドラムIは、矢印方向に回転可能に設けられており、
その表面には、静電潜像形成装置としての記録ヘッド4
によって静電潜像が書き込まれるようになっている。
上記記録ヘッド4は、第3図に示すように、天然白マイ
力等からなる平面矩形状の第1の絶縁基板5を備えてい
る。この第1の絶縁基板5の表面には、複数且つ直線状
の誘導電極6、6・・・が互いに平行に設けられている
とともに、上記絶縁基板5の裏面には、誘導電極6、6
、・・・と交差するように複数の放電電極7、7・・・
が設けられており、両電極6、6・・・及び7、7・・
・によってマトリクスが形成されている。上記放電電極
7、7・・・には、第3図及び第4図に示すように、誘
導電極6、6・・・と交差する位置に、沿面コロナ放電
を生じる空間領域としての円形の開口部8、8・・・が
設けられている。これらの第1の絶縁基板5、誘導電極
66・・・及び放電電極7、7・・・によって、第4図
に示すように、イオン生成部9が構威されている。
上記イオン生成部9は、例えば天然白マイカ等からなる
第tの絶縁基板5の表裏両面にステンレス等からなる金
属製の薄板を接着等によりラミネートシた後、両金属薄
板にフォトエッチングプロセスにより、誘導電極6、6
・・・及び放電電極7、7・・・を所定の形状に形成す
るとともに、両電極6、6・・・及び7、7・・・の交
差する位置に開口部8、8・・・を形成することによっ
て製造される。
また、上記イオン生成部9の放電電極7、7・・・の下
面には、第5図に示すように、第2の絶縁基板としての
スペーサ層IOを介在させて、スクリーン電極11が設
けられており、このスペーサ層10及びスクリーン電極
11によってイオン流制御部が構成されている。スペー
サ層10は、第6図に示すように、第1の絶縁基板5と
長さがほぼ等しく、幅がやや狭い平面矩形状に形成され
ており、接着等の手段によって第1の絶縁基板5に固着
されている。このスペーサ層10には、放電電極7、7
・・・の開口部8、8・・・に対応した位置に、同開口
部8、8・・・よりも大きな開口部l2、l2・・・が
設けられている。また、スクリーン電極11には、放電
電極7、7・・・の開口部8、8・・・に対応した位置
にイオン導出領域としての開口部l3、l3・・・が設
けられている。
上記スクリーン電極11は、ステンレス等からなる金属
製の薄板をフォトエッチング等により加工して製造され
る。
上記の如く製造される記録ヘッド4は、第2図に示すよ
うに、誘電体ドラムlと所定の距離Lを隔てて対向する
ように配設される。上記距離Lは、例えば150〜35
0μm程度に設定される。この誘電体ドラム1lは、第
5図に示すように、導電性基板l4の表面に誘電体層1
5を形成して構成されている。
第5図中、l6は誘導電極6、6・・・の表面を覆うヘ
ッド基板を示している。
また、上記誘導電極6、6・・・とスクリーン電極11
との間には、第5図に示すように、交流電源l7が接続
されており、この交流電源17によって両電極6、ll
間に高周波高電圧が印加されるようになっている。一方
、放電電極7、7・・・には、イオン制御電源18によ
り選択的にパルス電圧が、スクリーン電極11には、直
流電源19により直流電圧が、それぞれ印加されるよう
になっている。
こうすることによって、選択的に電圧が印加された誘導
電極6と放電電極7との間の電位差により、第 図に示
すように、開口部8において沿面コロナ放電Rを生起さ
せ、この沿面コロナ放電Rによって発生したイオンIを
、放電電極7とスクリーン電極l1との間に選択的に形
成される電界によって加速もしくは吸収し、スクリーン
電極11の開口部13からイオン流Sを制御して放出し
、誘電体ドラム1上に静電潜像の形成を行うようになっ
ている。
ところで、この実施例では、スクリーン電極に、放出さ
れるイオンによって潜像が形成される潜像担持体の移動
方向に短く、当該潜像担持体の移動方向と直交する方向
に長く開口したイオン導出用の開口部を、前記放電電極
の空間領域と対応した位置に穿設するように構成されて
いる。
すなわち、スクリーン電極l1には、上記のごとく放電
電極7、7・・・の開口部8、8・・・に対応した位置
に、イオン導出領域としての開口部13、l3・・・が
設けられているが、この開口部13、13・・・は、第
I図に示すように、円形状ではなく楕円形状に形成され
ている。しかも、上記開口部13、l3・・・は、誘電
体ドラム1の移動方向すなわち回転方向Pが短軸bと、
回転方向Pと直交する方向が長軸aとなるように形成さ
れている。
上記の如く誘電体ドラム1上には、記録ヘッド4によっ
て画像情報に応じて静電潜像が形成される。このように
、誘電体ドラムlの表面に形成された静電潜像は、第2
図に示すように、現像器20によって現像され、誘電体
ドラムlの表面には、圧力定着用トナーによってトナー
像が形成される。
この現像器20は、現像スリーブ20aの表面に導電性
トナーを担持し、この導電性トナーへの電荷注入によっ
て誘電体ドラムl上に形成された静電潜像を現像するよ
うになっている。
また、上記誘電体ドラムlの表面に形成されたトナー像
は、この誘電体ドラム1とこれに圧接する圧カローラ2
lとの間のニップ部に供給される記録用紙22上に、誘
電体ドラム1と圧力ローラとの圧接圧力によって転写と
同時に定着され、このトナー像が定着された記録用紙2
2は、装置の外部に排出される。
なお、誘電体ドラムlの表面は、クリーニング器23に
よって残留トナー等が除去されるとともに、除電器24
によって残留電荷が消去され、次の画像記録プロセスに
備える。
以上の構戊において、この実施例に係る静電潜像形成装
置及びこれを用いた画像記録装置では、次のようにして
、静電潜像の形成が行われる。すなわち、上記記録ヘッ
ドlは、誘導電極6、6・・・とスクリーン電極1lと
の間に、交流電極l7によって高周波高電圧を印加する
とともに、放電電極7、7・・・にイオン制御電源l8
により画像信号に応じてパルス電圧を選択的に印加する
こうすることによって、選択的に電圧が印加された誘導
電極6と放電電極7との間の電位差により、第5図に示
すように、開口部8において沿面コロナ放電Rを生起さ
せ、この沿面コロナ放電Rによって発生したイオンIを
、放電電極7とスクリーン電極11との間に選択的に形
成される電界によって加速若しくは吸収し、スクリーン
電極1lの開口部l3からイオン流Sを制御して放出し
、誘電体ドラムl上に画像信号に応じた静電潜像の形成
を行うようになっている。
その際、スクリーン電極l1の開口部13、l3・・・
は、円形状ではなく、誘電体ドラム1の移動方向すなわ
ち回転方向Pが短軸と、回転方向Pと直交する方向が長
軸となるように楕円形状に形成されているので、スクリ
ーン電極11の開口部l13、l3・・・から放出され
るイオン流Sは、誘電体ドラムlの回転方向Pにイオン
量が少なく、回転方向Pと直交する方向にイオン量が多
くなる。
そのため、上記記録ヘッド4によって静電潜像が形成さ
れる誘電体ドラムlは、P方向に回転しているため、記
録ヘッド4によって記録される静電潜像のドット形状は
、誘電体ドラム1の回転に伴ってその回転方向Pに沿っ
て細長くなる傾向にあるが、スクリーン電極l1の13
、l3・・・から放出されるイオン流Sは、誘電体ドラ
ムlの回転方向Pにイオン量が少なく、回転方向Pと直
交する方向にイオン量が多くなるため、結果的に誘電体
ドラムlの表面には、第7図に示すように、誘電体ドラ
ムlの回転方向P及び回転方向と直交する方向ともに同
一の径を有する円形状のドットが形成される。
このように、スクリーン電極11に、放出されるイオン
によって潜像が形成される誘電体ドラム1の回転方向P
に短く、当該誘電体ドラム1の回転方向Pと直交する方
向に長く開口したイオン放出用の開口部l3を、放電電
極7、7・・・の開口部8、8・・・と対応した位置に
穿設して構或されているので、スクリーン電極l1の開
口部13より放出されるイオンは、このスクリーン電極
11の開口部13、13・・・が誘電体ドラム1の移動
方向Pに短く、当該誘電体ドラムlの回転方向Pと直交
する方向に長く長円形状に開口するように設定されてい
るため、誘電体ドラム1の移動に伴って細長く変形され
る傾向のある誘電体ドラム1の回転方向Pからのイオン
の放出量が少なく、これと直交する方向が多くなるため
、結果的に縦横比の等しい静電潜像を形成することが出
来る。
また、上記の装置の場合には、スクリーン電極1lに、
放出されるイオンによって潜像が形成される誘電体ドラ
ムlの回転方向Pに短く、当該誘電体ドラムlの回転方
向Pと直交する方向に長く開口したイオン放出用の開口
部l3を、放電電極7、7・・・の開口部8、8・・・
と対応した位置に穿設して構成されているので、記録ヘ
ッド4を製造する際に、通常、誘電体ドラム1の回転方
向Pと直交する方向に長く形威される記録ヘッド4は、
同方向の開口部13の長さが長く設定されているので、
スクリーン電極11のイオン導出用開口部l3、l3・
・・と放電電極7、7・・・の開口部8、8・・・との
位置合わせが容易に精度良く行え、イオンIを効率良く
しかもバラツキなく取り出すことができる。
実験例1 本発明者らは、この発明の効果を確認するため、第1図
に示すような記録ヘッド4を試作し、実際に静電潜像を
形威し、これを現像して形成されたトナー像を観察する
実験を行った。その際、スクリーン電極l1の開口部l
3、l3・・・は、第2図に示すように、誘電体ドラム
lの移動方向すなわち回転方向Pの短軸が長さ100μ
m、回転方向Pと直交する方向の長軸か140μmとな
るように、楕円形状に形威した。そして、このようなス
クリーン電極1lを有する記録ヘッド4を用いて、誘電
体ドラム1上にその回転方向Pに沿った縦線と、その回
転方向Pと直行する方向に沿った横線とを直線状に形成
し、この誘電体ドラム1上に形成された静電潜像を、電
気泳動方式により液体現像剤を用いて現像して、記録さ
れた直線の線幅を顕微鏡により測定した。
その結果、縦線と横線の幅は、ともに100μmであっ
た。
また、同じ静電潜像を導電性トナーで現像したところ、
縦線の幅が{00μm、横線の幅が110μmであった
これらの結果から、記録ヘッド4の所望の解像ピッチと
等しく、静電潜像の方向によって太さにほとんど視感上
変化のない現像像が得られることがわかった。
実験例2 次に、本発明者らは、記録ヘッド4として、スクリーン
電極l1の開口部l3の寸法形状を、誘電体ドラム1の
移動方向すなわち回転方向Pの短軸が長さ100μm、
回転方向Pと直交する方向の長袖が130μmとなるよ
うに、長方形状に形成したものを用いて、実験例lと同
様の実験を行った。
その結果、実験例1と同様、縦線と横線の幅は、ともに
l00μmであった。
比較例 さらに、本発明者らは、比較例として、記録ヘッド4の
スクリーン電極11における開口部l3の寸法形状を、
直径120μmの円形状に形成したものを用いて、実験
例lと同様の実験を行った。
その結果、横線の幅は、120μmであったが、縦線の
幅は、90μmと大幅に細くなり、視感上問題があるも
のであった。
また、同じ静電潜像を導電性トナーで現像したところ、
縦線の幅が100μm、横線の幅が140μmであった
。そのため、横線の幅が太くなる傾向がさらに強くなる
ことがわかった。
〔発明の効果〕
この発明は以上の構成及び作用よりなるもので、形成さ
れる静電潜像及び記録される画像のドット形状を縦横比
が同一のものとすることができ、高画質の静電潜像の形
成,が可能であるとともに、イオン生成部とスクリーン
電極の開口部との位置合わせが精度良くしかも容易に行
うことが可能な静電潜像形成装置及びこれを用いた画像
記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は静電記録ヘッドのイオン生成部を示す平面図、第4
図は同断面図、第5図は静電記録ヘッドを示す断面図、
第6図は同平面図、第7図は画像の記録例を示す説明図
、第8図は従来の静電記録ヘッドのイオン生成部を示す
半面図、第9図は従来の静電記録ヘッドを示す断面図、
第10図は同平面図、第11図は従来の静電記録ヘッド
のスクリーン電極を示す平面図、第12図及び第13図
は画像の記録例をそれぞれ示す説明図である。 〔符号の説明〕 1・・・誘電体ドラム 4・・・記録ヘッド 5・・・第1の絶縁基板 6・・・誘導電極 7・・・放電電極 8・・・開口部 10・・・スペーサ層 11・・・スクリーン電極13・・・開口部a・・・長
軸 b・・・短軸 第 1 図 第 2 図 第 3 図 第 4 図 16 第 5 図 IO.スベーサ層 1G 第7図 λ 第 8 図 第 9 図 第10 図 第12 図 p 第13図 P 台 6 二

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の絶縁基板を挟んで誘導電極と放電電極とを
    マトリクス状に形成するとともに、前記誘導電極と放電
    電極の交差部における放電電極に、誘導電極と放電電極
    との間に電圧を印加することによって沿面コロナ放電を
    生成する空間領域を穿設してなるイオン生成部と、前記
    放電電極上に第2の絶縁基板を介して配設されるととも
    に放電電極との間に直流電圧が印加されるスクリーン電
    極にて形成されるイオン流制御部とを具備し、前記スク
    リーン電極に、放出されるイオンによって潜像が形成さ
    れる潜像担持体の移動方向に短く、当該潜像担持体の移
    動方向と直交する方向に長く開口したイオン導出用の開
    口部を、前記放電電極の空間領域と対応した位置に穿設
    したことを特徴とする静電潜像形成装置。
  2. (2)潜像担持体と、静電潜像形成手段と、導電性トナ
    ーを担持し前記導電性トナーへの電荷注入によって前記
    潜像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像手段
    とを有する画像記録装置であって、前記静電潜像形成手
    段が、第1の絶縁基板を挟んで誘導電極と放電電極とを
    マトリクス状に形成するとともに、前記誘導電極と放電
    電極の交差部における放電電極に、誘導電極と放電電極
    との間に電圧を印加することによって沿面コロナ放電を
    生成する空間領域を穿設してなるイオン生成部と、前記
    放電電極上に第2の絶縁基板を介して配設されるととも
    に放電電極との間に直流電圧が印加されるスクリーン電
    極にて形成されるイオン流制御部とを具備し、前記スク
    リーン電極に、放出されるイオンによって潜像が形成さ
    れる潜像担持体の移動方向に短く、当該潜像担持体の移
    動方向と直交する方向に長く開口したイオン導出用の開
    口部を、前記放電電極の空間領域と対応した位置に穿設
    して構成されることを特徴とする画像記録装置。
  3. (3)前記スクリーン電極における開口部の短軸と長軸
    の比が1.2〜2の範囲内にあることを特徴とする請求
    項第1項又は第2項記載の静電潜像形成装置又は画像記
    録装置。
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