JPH0311381A - 湿式画像形成装置および湿式画像形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液体現像剤を用いて像担持体にトナー像を形成
してさらに記録紙等の記録媒体に転写して画像を形成す
る記録装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の転写型の湿式画像形成装置としては電子写真方式
の装置が知られていた。（望月他：湿式複写機の変遷と
動向、電子写真学会誌、２６，３（１９８７）ｐｐ２７
０〜２７６）。さらに現像液を塗布した像担持体上を相
対速度をもって移動する電界制御手段によって電界を印
加し電気泳動によって像を形成する装置が知られている
。（ＵＳＰ４３３０７８８） 〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術の装置では前者においては転写工程で記録
紙の平滑度によって転写特性が影響され高い品質の画像
が得られないという問題点を有していた。後者において
は電界制御の行われている時間内に像形成を終了する必
要があるため印刷速度が低い、あるいは高電圧を制御す
る必要がある、あるいは微小間隙を保って電界制御手段
を移動させる必要がある等の問題点を有していた。また
導電性記録媒体上に直接像形成を行う場合は普通紙上に
像形成ができないという問題点を有していた。

本発明の目的はこれら問題点を解決して記録紙の平滑度
に依存せず普通紙上に高画質の得られる画像形成装置を
実現することにある。

さらに別の目的は高速に像形成のできる画像形成装置を
実現することにある。

また別の目的は高電圧のスイッチングを必要としない画
像形成装置を実現することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の湿式画像形成装置および方法は、帯電した色材
を分散媒に分散した現像液と、イオン発生手段、イオン
流制御手段を有し、上記現像液を塗布した像担持体上に
上記イオン流制御手段によって制御されるイオンを選択
的に付着させて色材像を形成したのち記録紙へ上記トナ
ー像を転写する如く構成したことを特徴とする。

〔作用〕

本発明の上記構成では転写時に像担持体と記録紙を高い
圧力で当接させることができるため記録媒体表面の平滑
度にかかわらず良好な転写が行われる。またイオン流制
御によって像形成が行われるため高速印字が可能となる
。

〔実施例〕

次に実施例に基づいて本発明を説明する。第１図は本発
明の一実施例を示すプリンタの構成を示す図である。金
属からなる中空ドラム状の像担持体４の周囲に現像液塗
布装置５、イオン流制御装置６、転写ドラム７が配され
て構成される。

現像液塗布装置５内には絶縁性キャリア液体溶媒中に顔
料を含有する帯電樹脂（以下トナーと記す）が分散した
液体現像剤８が収納される。塗布ローラ９は液体現像剤
を撹拌し分散を安定化すると共に像担持体表面にこれを
塗布し、規制板１０で塗布厚を制御する。本実施例の装
置においてはトナーは正に帯電している。

イオン流制御装置６は構成を第２図に示す。厚さ０．１
ｍｍの絶縁性基板２１の中央部に開口部２２を設は一面
には共通電極２４、他面には１／３００ｉｎｃｈのピッ
チで制御電極２３が形成される。この上部にはコロトロ
ンによるイオン発生装置が設けられる。即ち直径０．０
５ｍｍのタングステンのワイヤ２５の周囲を約１０ｍｍ
の距離を保ってステンレスのハウジング２６でシールド
した構成になっている。ワイヤ、ハウジング、共通電極
、制御電極はそれぞれ図に示すように電源２７．２８．
２９に接続され像担持体４との間に電位差が設けられる
。制＃電極２３はスイッチング手段３１により選択的に
電圧制御可能に構成されている。

次にイオン流制御装置の動作について説明する。

ワイヤに加えられる数ＫＶから数十ＫＶの正の高電圧の
ため正のイオンが発生する。制御電極２３と共通電極２
４の間に、制御電極２３側が正であるように電界を加え
た部分ではイオン流が阻止される。逆に制御電極と共通
電極を同電位に保った部分では開口部をイオンが通過し
像担持体との間の電界の下で静電力を受けて対向する現
像液面３０上に付着する。

転写ローラ７は表面に弾性層１１を有する中空金属ドラ
ムから構成される。

次に像形成動作について説明する。像担持体４の表面に
一定厚さの液体現像剤を塗布してイオン流制御装置にお
いて現像剤層表面に選択的に正イオンを付着させる。現
像液分散媒が絶縁性であるためイオンは現像液表面に留
まって像担持体表面との間に電界を形成する。トナーが
正電荷を有するためこの電界によってトナーは像担持体
表面に向かって静電力を受けて電気泳動現象によって移
動し像担持体表面にトナー像を形成する。これらの様子
は第１図に像担持体上のトナー像１、液体現像剤上の正
イオン２として模式的に示す。

次に転写ドラムを像担持体に圧接させ電源３によって像
担持体４と転写ドラム７の金属ドラム部の間で転写ドラ
ム側を負に電圧を加えることによって静電力を受けたト
ナー像だけが転写ドラム上に転写され付着する。この時
像担持体４と転写ドラム７は圧接されるため余剰の現像
液が押し出されて除去されて転写ドラムには余剰現像剤
は転移しない。次に記録紙１３を介在させて転写ドラム
と加圧ローラ１２の間に圧力を加えることによって湿潤
状態の上記トナー像は記録紙上に機械的に転写される。

この後に上記の紙上トナー像を乾燥させる定着工程を設
けることもできるが本実施例では自然乾燥を行っている
。

上記構成において像担持体と転写ドラム間の静電転写は
両者の外周面を平滑面とすることによって像の劣化なく
転写することができる。また転写ローラは外周面が弾性
を有するため記録紙の表面の平滑度が低い場合でもこれ
にならって像の劣化を生じることなく圧力によってトナ
ー像を記録紙上に転写する。また液体現像剤表面に留ま
ったイオンはイオン流制御装置を通過した後もトナーに
静電界を作用させ続けるため転写工程までの間に像担持
体上像形成を終了すればよくトナーの電気泳動による移
動に要する時間の制約がない。即ち高電界を加える必要
がなくまた微小間隙を設ける必要なくトナーの移動度に
律速されずに高速の印刷装置が実現できる。

次に別の実施例を第３図に示す。像担持体３１は記録紙
３４を介在させて加圧ローラ３３と対向する。転写位置
直前にはスクイズローラ３２が設けられる。加圧ローラ
３３とスクイズローラ３２は圧接されて相対速度無く回
転し両者の間の余剰現像液を除去する。従ってトナー像
のみを表面上に乗せて像担持体が記録紙と対向し加圧ロ
ーラによって圧力を受けて機械的に転写が行われる。そ
の他の部材および動作は先の実施例と同様であり説明は
省略する。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明の上記構成によれば転写ローラ
に一旦転写したトナー像を記録紙と対向させて押圧して
転写するため記録紙の表面粗さの影響を受けることなく
良好な転写像が得られるという効果を有する。

また像形成をイオン流制御によって行うため高い電圧を
制御する必要がなく高速の印刷装置が実現できるという
効果を有する。

また本装置ではイオン発生装置が液体現像剤と非接触で
あり現像剤による汚染等なく保守が容易であるという効
果も有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すプリンタの構成を示す
図。 第２図は本発明の実施例を示すプリンタに用いられるイ
オン流制御装置の構成を示す図。 第３図は本発明の別の実施例を示すプリンタの構成を示
す図。 ４．３１ １２．３３ ３ ４ 像担持体 現像液塗布装置 イオン流制御装置 転写ドラム 加圧ローラ 制御電極 共通電極 第１図 像活将俸 絹喫覧播 文庫ｔ→ ３１　　づ叡坦衿体 ３３　　　匝ＦＬｏ−ウ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）帯電した色材を分散媒に分散した液体現像剤と、
   イオン発生手段、イオン流制御手段を有し、上記液体現
   像剤を塗布した像担持体上に上記イオン流制御手段によ
   って制御されるイオンを選択的に付着させて像担持体上
   に色材像を形成したのち記録紙へ上記トナー像を転写す
   る如く構成したことを特徴とする湿式画像形成装置。
2. （２）帯電した色材を分散媒に分散した液体現像剤と、
   イオン発生手段、イオン流制御手段を有する装置におい
   て、上記液体現像剤を像担持体上に塗布し、次に上記イ
   オン流制御手段によって制御されるイオンを上記液体現
   像剤層上に選択的に付着させて像担持体上に色材像を形
   成したのち記録紙へ上記トナー像を転写する如く構成し
   たことを特徴とする湿式画像形成方法。