JPH0620614Y2 - 静電記録装置 - Google Patents
静電記録装置Info
- Publication number
- JPH0620614Y2 JPH0620614Y2 JP6477187U JP6477187U JPH0620614Y2 JP H0620614 Y2 JPH0620614 Y2 JP H0620614Y2 JP 6477187 U JP6477187 U JP 6477187U JP 6477187 U JP6477187 U JP 6477187U JP H0620614 Y2 JPH0620614 Y2 JP H0620614Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- latent image
- carrier
- image forming
- electrostatic
- charge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プリンタ、ファクシミリ等に用いられる静電
記録装置に関し、詳しくは静電記録装置に用いられる担
持体除電手段に関する。
記録装置に関し、詳しくは静電記録装置に用いられる担
持体除電手段に関する。
従来より、潜像担持体上に静電潜像を形成し、潜像を顕
像化するといった画像記録装置、例えば電子写真方式を
用いた画像記録装置等が数多く考案され普及している。
また、近年、潜像担持体として誘電体を用い、放電によ
るイオン放出によって担持体上に静電潜像を形成する記
録方法が例えば米国特許第4155093等に開示され
ている。この方式は、イオン放出記録ヘッドによって発
生するイオン量を画像信号により制御し、画信号に応じ
た静電潜像を得るものである。このようにして得られた
潜像はトナー等により顕像化して記録紙へ転写を行い、
その後の潜像担持体上の残留トナーはクリーニング手段
により除去される。通常、このような静電記録に於いて
は、残留トナー除去後、別途設けられた除電手段により
担持体上の除電が行われ、担持体の表面電位が略0Vに
されて始めのプロセス(潜像形成)に戻る。
像化するといった画像記録装置、例えば電子写真方式を
用いた画像記録装置等が数多く考案され普及している。
また、近年、潜像担持体として誘電体を用い、放電によ
るイオン放出によって担持体上に静電潜像を形成する記
録方法が例えば米国特許第4155093等に開示され
ている。この方式は、イオン放出記録ヘッドによって発
生するイオン量を画像信号により制御し、画信号に応じ
た静電潜像を得るものである。このようにして得られた
潜像はトナー等により顕像化して記録紙へ転写を行い、
その後の潜像担持体上の残留トナーはクリーニング手段
により除去される。通常、このような静電記録に於いて
は、残留トナー除去後、別途設けられた除電手段により
担持体上の除電が行われ、担持体の表面電位が略0Vに
されて始めのプロセス(潜像形成)に戻る。
ところで、除電方法としては、コロトロン、スコロトロ
ン、ダイコロトロン等のコロナ放電器を用いることがで
きるが、その場合、除電器を担持体近傍に配置するため
のスペースが必要となる。そのため、円筒担持体を小径
化し、装置の小型化を図る際、潜像形成手段、現像手
段、転写手段、クリーニング手段等の配置スペースを考
えると、小径化が困難であるという欠点を有している。
また、除電器のための高圧駆動回路が別途必要になるた
め、装置の小型化、コストの低減が図り難いという問題
も有している。
ン、ダイコロトロン等のコロナ放電器を用いることがで
きるが、その場合、除電器を担持体近傍に配置するため
のスペースが必要となる。そのため、円筒担持体を小径
化し、装置の小型化を図る際、潜像形成手段、現像手
段、転写手段、クリーニング手段等の配置スペースを考
えると、小径化が困難であるという欠点を有している。
また、除電器のための高圧駆動回路が別途必要になるた
め、装置の小型化、コストの低減が図り難いという問題
も有している。
本考案は、上記の問題点を解消し、円筒担持体を小径
化、装置の小型化を可能にすることを目的とする。
化、装置の小型化を可能にすることを目的とする。
そのために本考案の静電記録装置は、静電潜像担持体と
画像信号に応じて該静電潜像担持体上に電荷を付与せし
め潜像を形成する潜像形成手段と静電潜像担持体上の電
荷を除電する担持体除電手段とを備えた静電記録装置に
於いて、潜像形成手段と担持体除電手段とを同一基板上
に一体形成したことを特徴とするものである。
画像信号に応じて該静電潜像担持体上に電荷を付与せし
め潜像を形成する潜像形成手段と静電潜像担持体上の電
荷を除電する担持体除電手段とを備えた静電記録装置に
於いて、潜像形成手段と担持体除電手段とを同一基板上
に一体形成したことを特徴とするものである。
本考案の静電記録装置では、潜像形成手段と担持体除電
手段とを同一基板上に一体形成するので、除電器を別途
設けることなく、又、潜像形成手段の駆動装置を共用す
ることにより、製造性の向上、コスト低減、並びに装置
の小型化を図ることが出来る。
手段とを同一基板上に一体形成するので、除電器を別途
設けることなく、又、潜像形成手段の駆動装置を共用す
ることにより、製造性の向上、コスト低減、並びに装置
の小型化を図ることが出来る。
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本考案に係る静電記録装置の概略構成図、第2
図は本考案に係る静電記録装置の1実施例を示す平面図
である。図中、1は潜像担持体、2は潜像形成手段、3
は担持体除電手段、4は基板、5は潜像形成用ドライブ
電極、6は絶縁体、7は潜像形成用コントロール電極、
8は絶縁材、9はスクリーン電極、10と11は除電ド
ライブ電極、aは現像部、bは転写部、cはクリーニン
グ部を示す。
図は本考案に係る静電記録装置の1実施例を示す平面図
である。図中、1は潜像担持体、2は潜像形成手段、3
は担持体除電手段、4は基板、5は潜像形成用ドライブ
電極、6は絶縁体、7は潜像形成用コントロール電極、
8は絶縁材、9はスクリーン電極、10と11は除電ド
ライブ電極、aは現像部、bは転写部、cはクリーニン
グ部を示す。
第1図において、潜像形成手段2は、マトリクス状に配
した複数列の微小ドットから電荷を放出せしめ、画像信
号に応じて静電潜像担持体1上に電荷を付与せしめて潜
像を形成するものである。潜像形成手段2により形成さ
れた潜像は、静電潜像担持体1が図示矢印方向に回転す
るに伴って現像部aでトナー等により顕像化され、転写
部bで記録紙に転写される。そして、クリーニング部c
で残留トナーがクリーニングされ、担持体除電手段3で
除電が行われて1プロセスが終了する。この本考案の静
電記録装置は、潜像形成手段2と担持体除電手段3とを
図示のように同一基板4上に一体形成するものである。
また、担持体除電手段3は、潜像形成手段2と同原理に
基づく電荷放出型の構成にすると、その駆動装置を潜像
形成手段2の駆動装置と共用することができる。
した複数列の微小ドットから電荷を放出せしめ、画像信
号に応じて静電潜像担持体1上に電荷を付与せしめて潜
像を形成するものである。潜像形成手段2により形成さ
れた潜像は、静電潜像担持体1が図示矢印方向に回転す
るに伴って現像部aでトナー等により顕像化され、転写
部bで記録紙に転写される。そして、クリーニング部c
で残留トナーがクリーニングされ、担持体除電手段3で
除電が行われて1プロセスが終了する。この本考案の静
電記録装置は、潜像形成手段2と担持体除電手段3とを
図示のように同一基板4上に一体形成するものである。
また、担持体除電手段3は、潜像形成手段2と同原理に
基づく電荷放出型の構成にすると、その駆動装置を潜像
形成手段2の駆動装置と共用することができる。
次に、潜像形成手段2と担持体除電手段3とを同一基板
上に一体形成した構成の具体的な例を説明する。第2図
に於いて、基板4上には、潜像形成手段となる電極5、
7、9と絶縁板6、8を積層して形成し、さらにやはり
同一基板上に絶縁板6を介して電極10、11を配設し
てなる除電手段が一体形成されている。この製法として
は、基板4上に潜像形成用電極5と除電用電極10を金
属エッチング等の方法で帯状に作成し、この上の所定の
領域に厚さ10〜30μmの絶縁板6を接着材等で押圧
接合し、その上層に金属電極7及び11を接着等で接合
させる。そして、潜像形成部は、更に絶縁材8を介して
イオン制御用のスクリーン電極9を接合する。これによ
って、潜像形成部と担持体除電部を一枚の基板上に形成
することが出来る。
上に一体形成した構成の具体的な例を説明する。第2図
に於いて、基板4上には、潜像形成手段となる電極5、
7、9と絶縁板6、8を積層して形成し、さらにやはり
同一基板上に絶縁板6を介して電極10、11を配設し
てなる除電手段が一体形成されている。この製法として
は、基板4上に潜像形成用電極5と除電用電極10を金
属エッチング等の方法で帯状に作成し、この上の所定の
領域に厚さ10〜30μmの絶縁板6を接着材等で押圧
接合し、その上層に金属電極7及び11を接着等で接合
させる。そして、潜像形成部は、更に絶縁材8を介して
イオン制御用のスクリーン電極9を接合する。これによ
って、潜像形成部と担持体除電部を一枚の基板上に形成
することが出来る。
次に担持体除電手段の駆動方法を説明する。第3図は第
2図に示す除電部の断面を示す概略図である。第3図に
於いて、電極10と11との間には、例えば1MHzで3
kVpp(ピークピーク)程度の高圧高周波電圧を印加す
ることにより、領域Aの部分で沿面放電が起こり、正負
のイオンが発生する。この時、電源12の電圧をある一
定の電位、つまり静電潜像担持体1上の表面電位が略0
Vとなるように選択する必要がある。通常、交流放電に
於いて生成されるイオンは、イオンの移動度、2次電子
放出現像等により負側に偏寄する。従って、好ましくは
電源12を若干正側の電位に保つことにより、静電潜像
担持体1上を0Vに除電することができる。このように
して発生した正または負イオンが、その電位に応じて静
電潜像担持体1上に到達し、静電潜像担持体1上の電荷
を中和することによって除電が行なわれる。
2図に示す除電部の断面を示す概略図である。第3図に
於いて、電極10と11との間には、例えば1MHzで3
kVpp(ピークピーク)程度の高圧高周波電圧を印加す
ることにより、領域Aの部分で沿面放電が起こり、正負
のイオンが発生する。この時、電源12の電圧をある一
定の電位、つまり静電潜像担持体1上の表面電位が略0
Vとなるように選択する必要がある。通常、交流放電に
於いて生成されるイオンは、イオンの移動度、2次電子
放出現像等により負側に偏寄する。従って、好ましくは
電源12を若干正側の電位に保つことにより、静電潜像
担持体1上を0Vに除電することができる。このように
して発生した正または負イオンが、その電位に応じて静
電潜像担持体1上に到達し、静電潜像担持体1上の電荷
を中和することによって除電が行なわれる。
第4図は第2図に示す潜像形成部の断面を示す概略構成
図である。第4図に於いて、電極5、7間に高圧高周波
電圧を印加し、領域Bの部分で沿面放電を起こさせる過
程までは、第3図に示す担持体除電手段と同様であり、
印加する電圧も同様のものである。従って、除電用のA
C電圧発生装置としては、潜像形成用AC電圧を共用す
ることができる。そして、潜像形成部では、第4図に示
すスイッチSをスイッチングし、電極7と9の電界の向
きを制御することによって、領域Bで生成したイオンの
スクリーン電極9からの流出を制御して潜像形成を行
う。
図である。第4図に於いて、電極5、7間に高圧高周波
電圧を印加し、領域Bの部分で沿面放電を起こさせる過
程までは、第3図に示す担持体除電手段と同様であり、
印加する電圧も同様のものである。従って、除電用のA
C電圧発生装置としては、潜像形成用AC電圧を共用す
ることができる。そして、潜像形成部では、第4図に示
すスイッチSをスイッチングし、電極7と9の電界の向
きを制御することによって、領域Bで生成したイオンの
スクリーン電極9からの流出を制御して潜像形成を行
う。
なお、本考案は、上記の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えば近年、第3図に示
す構成の除電器が提案されているが、絶縁材及び放電領
域等の除湿のため基板裏面等を加熱する方法が考えられ
ている。これは、第4図に示す構成の静電潜像形成手段
にも同様のことがいえる。そこで、両者を一体形成する
と共に基板の加熱手段も共用するように構成してもよ
い。
く、種々の変形が可能である。例えば近年、第3図に示
す構成の除電器が提案されているが、絶縁材及び放電領
域等の除湿のため基板裏面等を加熱する方法が考えられ
ている。これは、第4図に示す構成の静電潜像形成手段
にも同様のことがいえる。そこで、両者を一体形成する
と共に基板の加熱手段も共用するように構成してもよ
い。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、静電
潜像形成手段と担持体除電手段を同一基板上に一体形成
するため、製造性の向上、また両者の近接配置、高圧電
源の共用化を図ることができ、装置の小型化、低コスト
化を図ることができる。更に、基板の加熱手段も共用す
ることにより、消費電力の低減や、装置サイズの小型化
を図ることもできる。
潜像形成手段と担持体除電手段を同一基板上に一体形成
するため、製造性の向上、また両者の近接配置、高圧電
源の共用化を図ることができ、装置の小型化、低コスト
化を図ることができる。更に、基板の加熱手段も共用す
ることにより、消費電力の低減や、装置サイズの小型化
を図ることもできる。
第1図は本考案に係る静電記録装置の概略構成図、第2
図は本考案に係る静電記録装置の1実施例を示す平面
図、第3図は第2図に示す除電部の断面を示す概略図、
第4図は第2図に示す潜像形成部の断面を示す概略構成
図である。 1…潜像担持体、2…潜像形成手段、3…担持体除電手
段、4…基板、5…潜像形成用ドライブ電極、6…絶縁
体、7…潜像形成用コントロール電極、8…絶縁材、9
…スクリーン電極、10と11…除電ドライブ電極。
図は本考案に係る静電記録装置の1実施例を示す平面
図、第3図は第2図に示す除電部の断面を示す概略図、
第4図は第2図に示す潜像形成部の断面を示す概略構成
図である。 1…潜像担持体、2…潜像形成手段、3…担持体除電手
段、4…基板、5…潜像形成用ドライブ電極、6…絶縁
体、7…潜像形成用コントロール電極、8…絶縁材、9
…スクリーン電極、10と11…除電ドライブ電極。
Claims (3)
- 【請求項1】静電潜像担持体と画像信号に応じて静電潜
像担持体上に電荷を付与せしめ潜像を形成する潜像形成
手段と静電潜像担持体上の電荷を除電する担持体除電手
段を備えた静電記録装置に於いて、潜像形成手段と担持
体除電手段とを同一基板上に一体形成したことを特徴と
する静電記録装置。 - 【請求項2】潜像形成手段はマトリクス状に配した複数
列の微小ドットからの電荷放出により潜像を形成せしめ
るものであることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項記載の静電記録装置。 - 【請求項3】担持体除電手段の駆動装置と潜像形成手段
の駆動装置とを共用することを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第1項記載の静電記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6477187U JPH0620614Y2 (ja) | 1987-04-28 | 1987-04-28 | 静電記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6477187U JPH0620614Y2 (ja) | 1987-04-28 | 1987-04-28 | 静電記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63172642U JPS63172642U (ja) | 1988-11-09 |
JPH0620614Y2 true JPH0620614Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=30901234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6477187U Expired - Lifetime JPH0620614Y2 (ja) | 1987-04-28 | 1987-04-28 | 静電記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620614Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-28 JP JP6477187U patent/JPH0620614Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63172642U (ja) | 1988-11-09 |
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