JPH03164155A - 食品又は包装材料をオゾン,アルコールおよび有機酸により交互処理又は混合処理する殺菌方法 - Google Patents

食品又は包装材料をオゾン,アルコールおよび有機酸により交互処理又は混合処理する殺菌方法

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JPH03164155A
JPH03164155A JP1303540A JP30354089A JPH03164155A JP H03164155 A JPH03164155 A JP H03164155A JP 1303540 A JP1303540 A JP 1303540A JP 30354089 A JP30354089 A JP 30354089A JP H03164155 A JPH03164155 A JP H03164155A
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JP
Japan
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solution
ozone
alcohol
treatment
organic acid
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Pending
Application number
JP1303540A
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English (en)
Inventor
Shigezo Naito
内藤 茂三
Naohiko Yamaguchi
直彦 山口
Yasushi Okada
岡田 安司
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AICHI PREF GOV
Aichi Prefecture
Original Assignee
AICHI PREF GOV
Aichi Prefecture
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,′p1生物に汚染されている食品および包装
材料を殺菌する方法に関するものである.(従来の技術
) 食品の微生物による変敗は,合戒保存料によってある程
度改善されるが,食品添加物に対する消費者の不信感な
どにより,その使用は制限せざるを得ない状況にある.
また缶詰およびレトルト食品の殺菌方法は,120℃以
上の高温で長II′OIIIllJJIl熱殺菌するた
め,完全殺菌される半面,風味や食感が低下する. また包装材料(主としてプラスチックス,紙)は現在,
過酸化水素を用いた浸漬方法ヌはスブレ一方法により殺
菌が行なわれている, 強力な殺菌剤である過酸化水素は,包装材料への残留,
食品への移行,従業員に対する安全性などの点で110
題が多い. また過去においては,食品および包装材料の短時rlI
ll殺菌にはγ線処瑞による方法が研究されてきたが,
法律のm制があり,ジャガイモを除いて実用には至って
はいない. 本発明に関連する文献として,特開昭(i4 − 51
040(畜肉顛のH菌方法)が見られるが,これは,オ
ゾン溶液,塩素溶液,有機酸溶液およびアルコール溶液
で処理後, 500〜5,OOOKg/cm”の圧力で
加圧することを特徴とする殺菌方法であり,主目的はカ
ンピロバクターの殺菌に対して開発したものであり,そ
の他の微生物に対して対応するものではない. (発明が解決しようとする課題) 一aに知られているオゾン,アルコール,有機酸は単独
では食品および包装材料に付着している微生物を殺菌す
る効果が充分ではない.さらに食品および包装材料には
”,多くの耐熱性芽胞菌(主としてIlacillus
 subLilis)が付着しているため,短時間殺菌
は極めて困難であった.オゾンが水中で種々のは生物に
対して強い殺苗作川を示すことは内藤茂三,志賀一三「
日食工鉗」(29,l,1982)に報告されている.
しかし,オゾンはその優れた殺菌力にも関わらず,耐熱
性芽胞菌の殺菌には長時間を必要とし,一般にオゾン溶
液では10分間以上の処理時間を必要とする.また有機
酸溶液およびアルコール溶液でも1〜lO分間の11時
間処理では,耐熱性芽胞菌の殺菌は困難である. CII!IMを解決するための手段) 本発明は前述の問題点を解決すべくなされたちのであり
,各種微゛生物のうち,!ち殺菌が困難といわれている
耐熱性芽胞菌に対してもオゾン溶液と有機酸溶液,オゾ
ン溶液とアルコール溶液,オゾン溶液,アルコール溶液
および有機酸溶液を交互処理又は混合処理することによ
り,短時間で充分な殺菌効果が得られることを見出した
ものである.次に本発明を更に具体的に説明する.本発
明において,使用するオゾン溶液濃度は0.5ppm以
上(望ましくは3〜5ppm) t使用する有機酸とし
ては酢酸,ブロビオン酸,乳酸などが挙げられ,これら
の有機酸濃度は2〜2oz,使用するアルコールとして
はエチルアルコール,プロビルアルコール,イソプロビ
ルアルコールなどが挙げられ,これらのアルコール濃度
は40〜90%で使用する.これらの溶液の温度は5〜
10℃,処理gQ間は1−10分が適当である. 本発明はオゾン溶液,アルコール溶液,有機酸溶液を交
互に又は混合して食品および包装材料を浸漬処理するも
のであり,具体的には交互に処理することについては,
オゾン溶液で処理後有機酸溶液姑理したちの゛(以下処
理工と称す),有i酸溶液で処理後オゾン溶液処理した
もの(以下処理2と称す),オゾン溶液で処i後アルコ
ール溶液処理したもの(以下処理3と称す),アルコー
ル溶液で処FII後オゾン?8?!!処理したもの(以
下処理4と称す)について行ないその効系を明らかにし
た. また混合溶液については,オゾンと有機酸を混合したも
の(以下処理5と称す),オゾンとアルコールを混合し
たもの(以下処理6と称す),オゾン,アルコールおよ
び有機酸を混合したもの(以下処理7と称す)について
行ない,その効果を明らかにした. 処理1は0.3〜5ppmのオゾン溶液浸漬処理後,2
〜20%の有機酸溶液処理,処理2は2〜20%の有機
酸溶液処理後,0.3〜5ppmのオゾン溶液処理,処
理3は0.3〜Sppmのオゾン溶液処理後,40〜9
0%のアルコール溶液処理,処FII4は40〜90%
のアルコール溶液処理後,0.3〜5PP一のオゾン溶
液処理を行ない苗数を測定した. また処理5はオゾンと有機a( オゾン濃度二0.5 
〜3PPm,有機酸濃度:2−15%),処理6はオゾ
ンとアルコール(オゾン濃度=0.5〜3PPl +で
アルコール濃度:40〜70%),処理7はオゾン,ア
ルコールおよび有ffla(オゾン濃度:0.5〜3P
Pl1+有機酸濃度:2〜15%,アルコール濃度二4
0〜70%)の混合溶液で処理して菌数なilI!I定
したちのである. 本発明の対象となる食品又は包装材料は,耐熱性芽胞菌
の付着が著しいものに適し,食品としては,am.豆顛
等の食品原材料,野菜,果実,鮮魚,肉顛等の生鮮食品
,メンマ,惣菜等の加工食品があり,また包装材料とし
ては食品包装用のプラスチックス,紙,金属,ガラス,
陶器が挙げられる. (発明の効果) 従来加熱殺菌したために品質が低下した加工食品,a苗
方法がほとんどなかった食品原材料および生鮮食品につ
いて,本殺菌方法により食品をその品質を損なわないで
短時間で殺菌することが可化となった.また従来過酸化
水素を使用して殺菌していた包装材料も,本殺菌方法で
安全に短時間で殺菌することが可能となった. (実施例) 以下実施例により本発明をさらにII¥12111に説
明する.実施例1,2.3ではBacillus su
bLilis胞子の殺菌に関するものであり,食品およ
び包装材料に付着した場合の殺菌に応用されるものであ
る.実施例4は食品の殺菌,実施例5,6.7は包装材
料の殺菌に関するものである. 実施例1 500ml容共栓三角フラスコノ中1: [lacil
lus sub−ti1is胞子(2.5xlO@/鵬
l)を2ml注入,さらに3ppmのオゾン溶液198
+glを入れ5分間浸漬処理後,メンプランフィルター
でろ過し,フィルター上に残存したllacillus
 subLilis胞子を10%有mQtt200ml
で洗浄して,その液で5分間浸漬処理し,ろ過して滅菌
生埋食塩水200mlにね濁したもの(処Ill),5
00+al容共栓三角フラスコの中にtlacillu
s subti−1is胞子(2.SxlO”/ml)
 ヲ2i1注入, ざラi:lOX.T機酸1 98 
mlを入れ5分間浸漬処F!後,メンプランフィルター
でろ過し,フィルター上に残存した[lacil−lu
s suMilis胞子を3ppmのオゾン溶1200
mlで洗浄し,その液で5分間浸漬処理し,ろ過して滅
菌生埋食塩水200+*1 ニIIJ iTiしたち(
’) (処Q 2 ) , 500ml容共栓三角フラ
スコの中に[lacillus subtilis胞子
(2.5xlO’/ml)を2ml21人,オゾンと有
maどの混合溶液(オゾン濃度:3ppm,有Caa濃
度=5%)を191Sa+1入れてIO分間浸漬処理後
,メンプランフィfL菌劫率 (logNo/N) 有機酸 有機酸のみ 処11j l 処理2 処理6 酢酸 フ0uヒ1ン酸 酪酸 イソ酩酸 古H酸 イソ吉草酸 乳酸 hフ@U:/酸 イソhフ00ン酸 レフ゛リン酸 シ】ウ酸 7リン酸 フマII酸 リンコー酸 クーnタIIM 酒石酸 クエン酸 イソクエン酸 コハク酸 マレイン酸 2.05 1.75 1.21 l.03 0.78 l.02 l.85 0.65 0.35 1.2+ 2.30 0.27 0.33 1.2l O.78 +.51 1,78 1.51 0.68 0.7l 4.7l 3.5l 3.6l 3.85 3.51 2.97 4.Ol 3.05 3.00 3.5l 3.10 3.08 2.98 3.05 3.2l 3.l2 3.55 3.02 3.10 3.30 5,20 4.l2 4.00 3.92 4.02 3.98 5  15 3.97 3,85 4.2l 4.l5 3.37 3.2l 4.97 4.05 5.75 5.90 5,80 4.28 4.91 5.07 4.10 3.85 3.88 3.95 3.37 4.8l 3.36 2.98 3.43 3.71 3.08 3.09 3.20 3.78 5.09 5.2l 5  1B 3.8G 4.22 平均 1.15 3.36 4.44 3.96 オゾン溶iri車独処理:1.65,N0:処理前の菌
数,N:処理後0菌数 ルターでろ過し,フィルター上に残存したBacil−
lus subtilis胞子を滅菌生理食塩水200
+elにIu ilmしたもの(処Fl!5) ,の3
方法でオゾン溶液と有機酸溶液の交互処理又は混合処理
効果を検討した.なお対照としてオゾン溶液処理のみ,
有機酸液処理のみを用いた. 上記3方法について検討を行なった結果を表1に示す.
表1の結果からオゾンis液単独処理の場合の殺菌効率
(なおここで殺菌効率はlozNO/Nとする.N0:
処理+141の菌数,N:処理後の苗数)が1.65,
有機酸単独処理では平均l.15と比較的殺菌効率は小
さいが,オゾン溶液と有機酸溶液を交互処理又は混合処
理することにより,オゾン溶液又は有機酸溶液の単独処
理に比べていずれの場合も殺菌効率は平均3.36〜4
.44とかなり上昇した.特に処理2において著しい殺
菌効率(平均4.44)の上昇が認められた. 実施例2 500llll容共栓三角フラスコの中にllacil
lus sub−ti1is胞子(2.5xlO’/m
l)ヲ2+1注入, サラi:3ppmノオゾン溶液1
98i1を入れ5分118浸漬処理後,メンプランフィ
ルターでろ過し,フィルター上に残存したIlacil
lus subtilis胞子を70%アルコール溶液
200mlで洗浄し,その液で5分間浸漬処理した後,
ろ過し,これを滅菌生理食塩水200i1にIJ濁した
もの(処!![13 ) , 500ml容共栓三角フ
ラスコの中にBacillus subti1isIr
a子,(2.5xLO@/i+1)を2i1注入,さら
に70%アルコール溶l198mlを入れて5分I11
1浸漬処理後,メンプランフィルターを用いてろ過し,
フィルター上に残存したIlacillus subL
il・is胞子を3ppmのオゾン溶液200mlで洗
浄し,その液で5分間浸漬処理したUL,ろ過し,これ
′+:滅菌生埋食塩水200slに層濁したもの(処理
4)+Soo鳳1容共栓三角フラスコの中にBacil
lus subLilis胞子(2.5スlOIIl園
1)を2随l注入,アルコールとオゾンとの混合溶液(
オゾン濃度: 2.2ppm,アルコー/l/ i)3
 g : [+7.5%) ’t 200ml入れテ1
0分間浸漬処理後,メンプランフィルターを用いてろ過
し,フィルター上に残存した[lacillus su
btilis胞子を沫M 生FJ 食塩水200ml 
+: ltJi i1ilL/たちの(処理6)の3方
法でオゾン溶液とアルコール溶液の交互処理又は混合処
理効果を検討した.対照としてオゾン溶液単独処理,ア
ルコール溶液単独処理を用いた.上記3方法について検
討を行なった結果を表2に示す.表2の結果からオゾン
溶液単独処理の場合の殺菌効率はl.65であり,アル
コール単独処理では1.65〜2.65と比較的小さい
が,オゾン溶液とアルコール溶液を交互処理又は混合処
理することにより,オゾン溶液又はアルコール溶液の単
独処理に比べていずれの場合も殺菌効率は平均3.62
〜4.75とかなり上昇した.特に処i4において著し
い殺菌効率(平均4.75)の上昇゜が認められた.実
施例3 500ml容共栓三角フラスコの中にTlacillu
s sub−しi1is胞子(2.5xlO@/ml)
をZml注入,さらにオゾン,アルコールおよび有機酸
との混合溶液(オゾン水農度: 2.2pp+*,アル
コール八度:45%,有機酸濃度=5.0%)を200
ml入れて10分間浸漬処理後,メンプランフィルター
でろ過し,フィルター上に残存したBacillus 
subtilis胞子を滅菌生理食塩表2 殺菌効率 (logNo/N) アルコール アルコールのみ 処理3 処理4 処理6 エチル7ルコーJシ プ゜ロヒ゜ルアルコール イソフ゜吋゜ノシアルコール フ”チル7ルコール イソフーチルアルコール 7ミノシ7ルコール イソアミルアルコール 2.65 2.25 2.l0 1.65 2.75 2.65 2.19 4.25 3.95 3.l8 3.10 3.2Z 3.67 3.96 5.35 4.90 5.22 4.95 4.l5 4.37 4.29 4.80 4.65 4.00 4.l2 3.97 3.78 3.85 平均 2.32 3.62 4.75 4.17 オゾンis液単独処理: L85 N0:処理Oqの菌数,N:処理後の菌数水200+a
lにIt5濁したもの(処理7)を用いてオゾン,アル
コールおよび有機酸の混合溶液による効果について検討
した,その結果を表3に示す.表3の結果からオゾン,
アルコールおよび有機酸の混合i8液で浸漬処理するこ
とにより,殺菌効率は著しく上昇した. 実施例4 500+il容ビーカーの中に玄そば・玄米・精白米・
小麦・大豆・焉豆・そら豆・いんげん豆の食品原材料そ
れぞれ20. ,またブドウ・キウイフルーツ・プルー
ン・サツマイモ・ジャガイモ・キクイモ・メンマはそれ
ぞれ約20gを秤量し,これにオゾン,エチルアルコー
ルおよび酢酸との混合溶液(オゾン濃度:  2.2p
pm,エチルアルコール濃度:45ズ,QPaFAR 
: 5.0X)F200ml入JLテlO分rllll
漬処1!!!(&,取り出して菌数を測定した.その結
果を表4に示す.表4の結果からオゾン,エチルアルコ
ールおよびEll:aの混合溶液で%lmすることによ
り,オゾン溶液,エチルアルコール溶液,酢酸溶液の単
独処理に比べて殺菌効率はかなり上昇した.表3 有機酸のみE L O II  P r o O II
(2.05)(2.25) Bu011   八my011 (1.65)(2.05) フ“ロヒ1冫酸 酩酸 イン酪酸 吉草酸 イソ吉草酸 l.75 l.21 1.0:II O.78 l.02 4.21 3.21 2.47 2.28 3.30 2.45 2.18 l.18 2.18 3.11 3.6l 3.12 2.28 2.93 3.42 3.21 2.52 2,l8 2.88 3.36 シュクは マロン酸 フTルは リンコー酸 クールタル酸 酒石酸 クエン酸 イソクエン酸 コハク酸 マレイン酸 平均 1.15 3.59 3.21 3.40 3.25 表4 殺菌効率 (logr輸/N) 食品 玄そば 玄米 精白米 小麦 大豆 鴬豆 そら豆 いんげん豆 ブドウ キウイフルー ブルーン サツマイモ ジャガイモ キクイモ メンマ l 2 1,12    0.78 0.08    0.05 1.21    1.07 0.51    0.32 0,70    0.31 0.G5    0.42 Q.87    0.54 0,06    0.51 1.1$7    1.01 ツ  1.32     1.22 0.78    0.43 0.45    0.51 0,72    0.59 0.87    0.39 1,37    1.02 3 4 0.8G    2.15 0.54    1.8G O.81     2.G1 0.21    1.35 0.21    1.54 0.12     1.89 0.35    1.51 0.27    1.65 0.35    3.12 0,70    3,50 0.21     1.82 0.42    1.G4 0.83    2.01 0.43    1.67 0.65    2.70 1:オゾン溶液単独処理,2:酢酸溶液単独処理,3:
エチルアルコール溶液単独処理,4:オゾン,エチルア
ルコールおよびm酸の混合溶液処理,NO:処理前の箇
数,N:処理後の菌数実施例5 ポリ塩化ビニリデン(PVDC)でコートしたポリプロ
ピレンフィルム(KOP)にIlacillus su
bLilis胞子をl.oxlo’〜’/In”!!抹
し,5〜20%の有機酸溶′ei.浸漬処理後,無菌水
に浸漬して酸を除去して0.5〜5ppmのオゾン溶液
FX漬処理を行なった.各{1の液温を10゛Cとし,
それぞれ漫′IR.処理を5分間行なった.その結果を
表5に示す. 表5の結果から,オゾン溶液と有機酸溶液を用いて交互
に処理することにより殺菌効率は著しく上昇した. 特に有機酸晶度が10〜20%で,オゾン濃度が2〜5
ppmの場合,最大の殺菌効率を示した.実施列6 ボソ塩化ビニリデン(pvoc)でコートしたポリプロ
ピレンフィルム(KOP)に[lacillus su
btilis胞子を1.0xlO’〜’ / m ” 
塗抹し,40〜90%アルコール溶液浸漬処理後,無菌
水に漫潰してアルコールを除去して0.5〜50ppg
+のオゾン溶液′&漬処理を行なった.各槽の液温を1
0℃とし,それぞれ浸漬処埋を5分I′Ia行なった.
そのvi果を表6に示す.表6の結果から,オゾン溶液
とアルコール溶;戊を川いて交互に処理することにより
a菌効率はかなり上昇した. 特にアルコール鴻度が50〜90%で,オゾンぶ度が3
〜5ppmの場合,!&大の殺菌効率を示した.実施例
7 ポリ塩化ビニリデン(r’VDC)でコートしたボリプ
ロビレンフィルム(KOP)にBacillus su
bLilis胞子を1.0入10”” / +n 2塗
抹し,オゾン,アルコールおよび有機酸の混合溶液(オ
ゾンIA度:2.2ppm,アルコール濃度=45%,
有機酸濃度:5%)に包装材料を10℃で5分問′&漬
後,取り出して菌数を測定した.その結果を表7に示す
. 表7の結果から,オゾン,アルコールおよび有tA酸の
混合溶液で処理することにより殺菌効率はか々り上昇し
た. 特にオゾン,エチルアルコールおよび酢酸の混合溶液で
の処理が最大のa菌効率を示した.表5 殺菌効率 (logNo/N) 有機酸 濃度 (%) 0 オゾン濃度 (ppm) 0.5   +.0   1.5  2.0  2.5
  3.0  5.0(0.20KO.20X0.75
Xl. 12X1.33Xl.05XI.97)乳酸 5 0.76 0.90 10 1.0? 1.13 15 1.12 1.21 20 1.15 1.20 酢酸 5 1.09 1.15 10 1.25 1.50 15 1.37 1.58 20 1.30 1.46 クエン酸 5 1.12 1.21 10 1.25 1.35 15 1.27 1.30 20 1.20 1.24 }目石酸 5 0.79 i.00 10 1.17 1.21 15 1.15 1.20 20 +.10 1.17 1.23 l.54 l.32 1.36 1.50 1.79 1.70 1.05 1.4l l.75 1.(i7 1.60 1.09 1.35 1.31 1.25 1.4G 1.G2 l.56 1.60 l.97 2.3l 2.25 2.35 2.67 2,90 2.86 2.91 2.70 3.l2 3.21 3.34 2.65 3.l2 3.07 3.l0 2.90 3,34 3.12 3.10 1,35  2.31 1.52  2.20 1.47  2.30 1.65  2.45 2,45  2.60 2,65  2.90 2,49  2.78 2.57  2.70 2.75 2.9G 2.87 2.79 3.l2 3.21 3,43 3.50 3.45  3.64 3.5G  3,70 3.60  3.85 3.76  3.77 3.31  3.53 3.65  3.90 3,43  3.79 3.32  3.70 3.86 4,10 4.05 4.Ol 2.56  2,65 2.30  2.G2 2.45  2.5? 2.46  2.63 2,70 2.90 2.80 2.92 ( )内の数字はオゾン溶iα単独処理の殺菌効率,N
o:処理前(J)菌数,N:処理後の菌数表6 殺菌効率 (10gNo/N) 7nE−n 濃度 (%) 0 オゾン濃度 (ppm) 0.5  1.0   1.5  2.0  2.5 
 3.0  5.0(Ll.2UXO.2tiX0.7
5XI. 12Xl.33Xl.G5Xl.97)エf
n7fnコ・n 40  0,56  0.67 50  0.60  0.75 To  1.75  1.90 90  +.60  1.76 y@ul:”nrnコ−n 40  0.90  1.00 50  +.0?  1.15 70  1.1G  1.27 90  +.U9  1.10 イソフ@Uヒ”n7’nコーn 40  1,12  1.20 50  1.20  1.30 70  1.75  1.80 90  1.80  1.77 0.75 l.89 2.12 2.10 l.12 l.23 l.34 1.15 l.34 l.41 l.90 I.85 l.45 l.65 2.78 2.56 l.25 l.53 l.59 1.34 1.41 l.56 2.12 2.00 1.65 l.90 3.00 2.65 2,00 2.23 2,90 2.30 2.30 2.4l 2.57 2.42 2.09 2.45 3,23 2.70 2.2l 2.57 3.00 2.56 2.60 2.67 2,60 2.57 2.l2 2.54 3.53 2.90 2.32 2.G0 3,07 2.60 2,70 2,80 2,79 2.65 2.2l 2.Go 3.62 2.87 2.4l 2.67 3.10 2.90 2.76 2,90 2,88 2.76

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)食品をオゾン溶液と有機酸溶液に交互に浸漬処理
    することを特徴とする殺菌方法。(2)食品をオゾン溶
    液とアルコール溶液に交互に浸漬処理することを特徴と
    する殺菌方法。 (3)食品をオゾン溶液、アルコール溶液および有機酸
    溶液の混合溶液に浸漬処理することを特徴とする殺菌方
    法。 (4)包装材料をオゾン溶液と有機酸溶液に交互に浸漬
    処理することを特徴とする殺菌方法。 (5)包装材料をオゾン溶液とアルコール溶液に交互に
    浸漬処理することを特徴とする殺菌方法。 (6)包装材料をオゾン溶液、アルコール溶液および有
    機酸溶液の混合溶液に浸漬処理することを特徴とする殺
    菌方法。 (7)耐熱性芽胞菌(主としてBacillussub
    til−is胞子)に汚染されている食品もしくは包装
    材料で特許請求の範囲第1〜6項に記載の殺菌方法。
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