JPH03163499A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH03163499A
JPH03163499A JP2162410A JP16241090A JPH03163499A JP H03163499 A JPH03163499 A JP H03163499A JP 2162410 A JP2162410 A JP 2162410A JP 16241090 A JP16241090 A JP 16241090A JP H03163499 A JPH03163499 A JP H03163499A
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繁 村松
Keisuke Watanabe
恵介 渡辺
Junichi Mishima
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,電子オルガン,電子ピアノ,携帯用鍵盤電
子楽器,各種キーボード等に使用される鍵盤装置に関し
,特に演奏者の感情表現による微妙な鍵操作を正確に演
奏楽音に現わせるようにする手段を備えた鍵盤装置に関
する。
〔発明の概要〕
この発明は、押鍵操作による鍵の鍵支持部材にその操作
子の移動操作の全行程をセンシングし得る操作子変位セ
ンシング手段を発振回路の発振素子の一部として組み込
んで、その発振回路の発振周波数が操作子の移動に伴な
って変化するようにし、操作子の移動操作時↓二上記発
振回路の発振パルス数を計数して、その計数値によって
楽音制御パラメータを変更制御することにより、演奏者
による操作子の操作中常にその操作の仕方に応じた発生
楽音の制御を可能にしたものである.〔従来の技術〕 電子オルガン等の各種電子楽器には、一般に鍵,ペダル
,キー,釦,レバー等の操作子が多数設けられ、それぞ
れ支持部材に移動操作可能に支持されており、基本的に
はその各操作子の操作(押鍵等)によるスイッチの開閉
によって発音を制御するようになっている. しかし,それだけでは発音特性が単調で,ピアノのよう
に演奏者の感情を表現した演奏ができないので,操作子
の操作の仕方によって発音特性に変化を与えて感情表現
を可能にするため,いわゆるタッチレスポンス機能を持
たせる技術が種々開発されている. このタッチレスポンス機能は、操作時の立上り及び操作
後の音の持続状態における演奏者の指の動きに応じて、
発生する楽音の音量,音高,音色等を制御してタッチコ
ントロールをかけることである。
このようなタッチレスポンス機能を付加するために、例
えば実開昭58−42890号公報に見られるように、
操作子である各鍵に導電板を取り付け、それに対向して
鍵支持部材側に一次側に一定周波数の信号が入力される
コイルを配設して、押鍵操作によってそのコイルのイン
ダクタンスを変化させ、その二次側の出力電圧を検出し
て、鍵を押下し始めた点と所定の深さに押下した点の各
電圧値の出力時間に基づいて、鍵の押下速度と押下時間
を検出する鍵タッチセンサがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の鍵タッチセンサは、押
鍵初期の所定ストロークで押鍵速度等を検知するので、
例えばトレモロ演奏のように弱く速く鍵操作したような
場合にそれを検出できない恐れがある. また、電圧検出によるアナログ処理のため、マイクロコ
ンピュータを使用して,鍵操作の全行程中種々のタッチ
データを生成し、それらに基づいて種々の楽音制御パラ
メータを任意に制御するようなことはできず,比較的単
純な制御に限られてしまうという問題もあった. この発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであり、操作子がどのように操作されても、その操
作の仕方に対するデータを確実に得て、それを発生する
楽音に反映させることができるようにし、且つそのデー
タがデジタル値で得られるようにして,マイクロコンピ
ュータによる処理を容易に行なえるようにすることを目
的とすさ.〔課題を解決するための手段〕 この発明は上記の目的を達成するため、操作子とそれを
移動操作可能に支持する操作子支持部材とを有する電子
楽器において、 上記操作子と操作子支持部材とに、操作子の移動操作の
全行程をセンシングし得る対の操作子変位センシング手
段を設け、 そのセンシング手段を発振器の発振素子の一部として組
み込み、上記操作子の移動により上記センシング手段の
係数が変化すると該発振器の発振周波数が変化するよう
に構成し, 上記操作子の移動操作時に、上記発振器からの発振パル
ス数を計数する計数手段と,その計数値によって楽音制
御パラメータを変更制御する手段とを設けたものである
. これに加えて上記発振器の発振周波数をウオッチングし
て,操作子の移動速度が予め設定した初速度になった時
にそれを検出する第1のウオッチング手段を設け、該手
段による初速度検出後,上記発振器からの単位時間内の
発振パルス数を上記計数手段が計数するようにするのが
望ましい.また、上記発振器の発振周波数をウオッチン
グして、操作子が移動を開始してからその速度が所定値
以下に失速した時にそれを検出する第2のウオツチング
手段を設け,操作子の移動開始後、この第2のウオッチ
ング手段が失速を検出するまでの発振器からの発振パル
ス数を上記計数手段が計数するようにするとよい。
さらに,上記第1,第2ウォッチング手段を設け、第1
のウォッチング手段による初速度検出後、発振器からの
単位時間内の発振パルス数を上記計数手段に計数させる
か、上記第2のウォッチング手段が失速を検出するまで
の発振パルス数を上記計数手段に計数させるかを選択す
る手段とを設けるとよい. 〔作 用〕 この発明による電子楽器は、操作子が操作された時にそ
の全行程をセンシングして、そのセンシング手段の係数
の変化によって発振器の発振周波数すなわち発生周期が
変化する.その発振パルスを計数して,その係数値によ
って楽音制御パラメータを変更制御する. したがって、操作子がどのように操作されても,その操
作の仕方に対するデータを計数値として確実に得ること
ができるから、マイクロコンピュータによる処理も容易
に行なえる. 〔実施例〕 以下,添付図面を参照してこの発明の実施例を説明する
第1図乃至第3図によって、この発明の一実施例である
電子オルガン等に使用される鍵盤装置及び、その操作子
変位センシング手段の一例の構造を説明する. 第1図はその鍵盤機構の一部破断した側断面図,第2図
はその分解斜視図である. 1は操作子としての白鍵であり、例えば合或樹脂によっ
て一体に成形され、後端部の下面に係合突部1aを設け
,押鍵部付近の下面にL字形のストツパ片1bを突設し
、そのすぐ後方に下面を開放した中空状の鍵ガイド部材
保持部1c設けている. なお、1′は黒鍵であるが、これも押鍵部が手前に延び
ずに上方に突出している以外は白Ifと略同様に構成さ
れているので,以下の説明では、特に区別する必要がな
い場合はこれらを総称して鍵1という. 一方,2は操作子支持部材としての鍵盤フレーム(以下
単にrフレーム』という)であり、鉄板等によって各鍵
に対して一体に折り曲げ形威され、鍵1の係合突部1a
及びストツパ片1bがそれぞれ嵌入する透孔2a,2b
を各鍵の取付位置に対応して列設している. そして、鍵1の係合突部1aを透孔2aに嵌合させ,ク
リップ状の板ばね3によってフレーム2の後端立上り部
2cを挾持させることにより、鍵1がフレーム2に離脱
不能に枢着されて,支点軸C(第1図)を中心として回
動可能に支持される.さらに、この鍵1とフレーム2と
の間に板ばね4を係着して、鍵1の自由端部(押鍵部)
側を上方に付勢し、ストッパ片1bの折曲部1b1の上
面がフレーム2の下面に貼着したフェルト等による上限
ストツバ5に当接することにより、01の上限位置が規
制される. また、押鍵時には、ストツパ片1bの下面がフレーム2
の前側に折曲げ形成された低段部2dの上、面に貼着さ
れたフエルト等による下限ストツパ6に当接することに
より、鍵1の下降限すなわち操作ストロークが規制され
る. このようにして、多数の白鍵1と黒11I!1’ とが
所定の配列でフレーム2上にそれぞれ上面を揃えて支持
される. そして,各鍵1の鍵ガイド部材保持部1c内に、第3図
に拡大して示すような鍵ガイドガイドキャップ7を圧入
させて固定保持している.この鍵ガイドキャップ7は、
鉄(Fe),ニッケル(Ni)等の磁性金属板あるいは
アルミニウム(AQ)等の非磁性金属板によって,下面
7aを開放した横長の角筒状(箱形)に形成され、第3
図に示す例ではその後側面に複数の通気孔7bを設けて
いる. この鍵ガイドキャップ7が.aガイド部材とインダクタ
ンス変化誘発手段とを兼ねている。
一方、フレーム2上には後述する発振回路や信号処理回
路等を構或するプリント基板8が取付けられており,そ
の上に第2図に明示されるように,各鍵1の上述した鍵
ガイドキャップ7と対応する位置に鍵ガイドブロック1
0を列設している。
この鍵ガイドブロック10は,合成樹脂等の絶縁材によ
って直方体状に威形され,第3図に示すように鍵1の長
手方向に平行に配置される両側面(第3図では前側と後
側の面)の各前後端縁部に,それぞれ上下方向の全長わ
たってガイド突条11を設けている. 常時は第1図に示すように、この鍵ガイドブロック10
の上部のみが鍵ガイドキャップ7内に挿入されている.
そして,押鍵及び離鍵時には、その鍵ガイドキャップ7
の鍵1の長手方向に平行な内側面が鍵ガイドブロック1
0の各ガイド突条11に軽く摺接して、鍵1の左右方向
の振れを規制しつつ上下方向の動きをガイドする.鍵ガ
イドキャップ7の前側(第1図で左側)の内面及び後側
(同じく右側)の内面と、鍵ガイドブロック10のそれ
に対向する前端面と後端面との間には若干の隙間を設け
てあり,鍵1が第1図に実線で示す水平状態から押鍵操
作によって仮想線で示す下限位置まで回動する際に、鍵
ガイドキャップ7が若干傾斜しても鍵ガイドブロック1
0と干渉することなく、スムーズに回動できるようにし
ている. ところで、この鍵ガイドブロック10には、第3図に明
示されるように、その鍵1の長手方向及び押鍵方向に平
行な両側面に第1の面コイルパターン12aが、それと
直角をなす面前端面と後端面に第2の面コイルパターン
12bが、上面に第3の面コイルパターン12cがそれ
ぞれ独立したコイルとしてプリント形威されている(第
3図では見えていない反対側の面にも各面コイルパター
ンが形成されている). したがって、この鍵ガイドブロック10が鍵ガイド部材
とインダクタンス変化検出手段とを兼ねている. そして、この鍵ガイドブロック10と鍵ガイドキャップ
7によって,鍵1の移動操作の全行程をセンシングし得
る操作子変位センシング手段を構成している. この鍵ガイドブロック10が鍵ガイドキャップ7に挿入
されると,その各面コイルパターン12a= 12b,
12cを形成した面がそれぞれ鍵ガイドキャップ7の各
内面と対向し、押鍵・離鍵操作によってその対向面積あ
るいは間隔が変化する.鍵ガイドキャップ7は金属製で
あるため、この対向面積あるいは間隔の変化量に応じて
、各面コイルパターン12a,12b,12cに対する
磁界の透磁率を変化させたり(Feの場合)渦電流を発
生したり(Amの場合)するため、その各面コイルパタ
ーン12a,1 2b,1 2cのコイルとしてのイン
ダクタンスが変化する. 特に,一対の面コイルパターン12a,12aは,押鍵
・離鍵操作によってそれに対向する鍵ガイドキャップ7
の内側面との間隔は変動せずに対向面積のみがほぼ直線
的に変化するので、鍵操作ストロークとインダクタンス
の変化との関係がほぼ直線的になる. したがって、各鍵ごとに取付上あるいは作用上の誤差が
あっても、鍵操作ストロークとインダクタンスの変化と
の関係が2次曲線的であった従来の鍵タッチセンサ程の
影響はなく、この面コイルパターン12aから取り出さ
れるタッチ出力のレベルは、各鍵ごとのバラツキが殆ど
なくなる。
なお、この特性の詳細及び他の面コイルパターン12b
,12Qのインダクタンス変化特性等については、他の
例についてそれに対応する説明を詳述するので、ここで
は説明を省略する.また、この各面コイルパターン12
a,12b,12cは、プリント基板8上の発振回路に
直結され、インダクタンスの変化によって発振周波数を
変化させ,楽音の制御パラメータを変化させるために使
用されるが、その回路についても後述する.見3ヒ舊 次に、上述の第1例を一部変更した,操作子変位センシ
ング手段の第2例を第4図及び第5図によって説明する
. この操作子変位センシング手段は,鍵ガイド兼インダク
タンス変化検出手段を、第1例の鍵ガイドブロック10
に変えてプリント基板8と同様な厚さ及び材質の両面基
板による鍵ガイド板20とし、その両面に第5図に示す
ように面コイルパターン22をプリント形成しており、
その両面の前後端縁部にそれぞれガイド突条21を設け
ている.一方、鍵1の下面に形成した鍵ガイド部材保持
部10′に,金属板をU字状に折り曲げて形威したイン
ダクタンス変化誘発手段を兼ねた鍵ガイドチャンネル1
7を圧入保持させ、その押鍵方向に平行で互いに間隔を
置いて対向する2つの内面17a,17bの間に、鍵ガ
イド板20を挿入させるようにしている.. その他の構成及び作用は,前述の第1例と同様であるの
で説明を省略するが、この例によれば,インダクタンス
変化検出手段を兼ねた鍵ガイド板20として両面基板を
使用したので、面コイルパターン22の形成が容易であ
り、安価に実施できる. 碧一1二鮭 次に、前述の第1例における鍵ガイドブロックと鍵ガイ
ドキャップの部分の構造をさらに変更した、この発明に
おける操作子変位センシング手段の第3例について、第
6図乃至第13図によって説明する. 第6図はこの操作子変位センシング手段の要部斜視図で
あり、インダクタンス変化誘発手段を兼ねた鍵ガイドキ
ャップ27と、それに嵌入するインダクタンス変化検出
手段を兼ねた鍵ガイドブロック30とを示している. 鍵ガイドキャップ27は,第1実施例の鍵ガイドキャッ
プ7と同様に、鉄(Fe)あるいはアルミニウム(A 
Q )等の金属板によって,下面27aを開放したやや
縦長の角筒状に形成され、前面に3個の通気孔7bを設
けている. また、下端縁部をやや拡開して鍔部27Qを形成し、鍵
ガイドブロック30の挿入を容易にするとともに、内部
上面にフェルトあるいは発砲ラバー等のクッション材2
7dを貼着して、鍵ガイドブロック30との緩衝材とす
ると共に押鍵後のアフタコントロールを容易にする弾性
材としている.一方、鍵ガイドブロック30は,第7図
に明示されるようにコイルシ一ト31とコイルボビン3
2とによって構成されている. コイルシ一ト31は、熱可塑性樹脂等のシートを第7図
(イ)に示すように裁断して、四角筒の5面をなすコイ
ル形成面318〜31eと端子面31fを展開した形状
にし、その各面の接続部(破線で示す折り曲げ線)の両
端に切欠きによる逃げ31gを設けて、折り曲げを容易
にすると共に,後述するコイルボビン32のコイルシ一
ト支持部32aとガイド突条部32bとの隙間への挿入
を容易にしている. 各コイル形成面318〜31aには、例えばフレキシブ
ルプリント配線基板(FPC)の配線パターンと同様な
方法により、それぞれ銅箔による面コイルパターンが独
立したコイルとして形威されている. その各面コイルパターンの両端が裏面側を通して適宜接
続されて,端子面31fに形或された複数個(図示の例
では4個)のスルーホール端子31hに導出される。
コイルボビン32は、第7図(ハ)及び第8図に示すよ
うに、底面を開放した四角筒状のコイルシート支持部3
2と,その各周側面の陵線部に沿って上方から見て矢印
状あるいはアングル状に突設したガイド突条部52bと
が、軟質塩化ビニールあるいは含油ラバー等によって一
体に形成され、その内側に硬質プラスチックで戒形した
中空コア32cを嵌合している. その各ガイド突条部32bの外面側には,第9図に明示
するよ.うに、上下方向に延びる多数のひだ32b1を
形威して可撓性を高めている。
そして、第7図(イ)に示したコイルシ一ト31をある
程度加熱して折り曲げ容易にし、同図(口)に示すよう
に四角筒状に折り曲げ、同図(ハ)に示すコイルボビン
32に上方から各コイル形或面31a〜31eをコイル
シ一ト支持部32aに沿わせて、各ガイド突条部32b
との隙間へ挿入した後、端子面ES1fを折り曲げて接
着等によって固定し,温度を下げると第6図に示す形状
に保持される. さらに,コイルシ一ト31の端子面ES1fに形威され
たスルーホール端子31hを通して、コイルボビン32
のコア32cの下端面に複数本のピン33を植設して,
その各ビン33とスルーホール端子31hとを半田付け
しておけば、この鍵ガイドブロックを第10図に示すプ
リント基板8に取付ける際に,そのビン3′5によって
固定できると同時に,後述する発振回路に各面コイルパ
ターンを電気的に接続することもできる. このように構成された鍵ガイドブロック30が、前述し
た第1実施例と同様にして第10図に示す鍵1に取付け
た鍵ガイドキャップ27に嵌入すると.第8図の横断面
図に示すように、コイルボビン32の各ガイド突条部3
2bが鍵ガイドキャップ27の各内面に接触して、鍵1
の上下方向(第10図に示すZ方向)の移動をガイドす
る.しかし、鍵ガイドブロック30のガイド突条部32
bの弾性とひだの作用により、鍵ガイドブロック30と
鍵ガイドキャップ27との間隔は変化し得るため、押鍵
によるI1の若干の傾斜を許容すると共に、fa1を左
右方向と前後方向(第10図に示すX方向とY方向)に
も若干動かせるようになっている。
そのため,鍵1の回動支点となる鍵盤フレームへの取付
け部は、その左右方向及び前後方向への若干の移動を許
容する柔軟性のある材質及び形状にするとよい. そして、鍵1の上下方向(Z方向)の変位によって、鍵
ガイドブロック30のコイル形或面31b〜31eと鍵
ガイドキャップ27の各内側面との対向面積が変化し、
コイル形威面31.と鍵ガイドキャップ27の内上面と
の間隔が変化する。
また、鍵1の左右方向(X方向)の変位によって、コイ
ル形戊面31d,g1eと鍵ガイドキャップ27の各対
向面との間隔が変化し、@1の前後方向(Y方向)の変
位によって,コイル形成面31bt 310と鍵ガイド
キャップ27の各対向面との間隔が変化する. これらの対向面の面積の変化によって,各コイル形成面
に形威されているコイルのインダクタンスがほぼ直線的
に変化し、間隔の変化によってそれが2次曲線的に変化
する. この鍵操作方向とそれによる各コイルのインダクタンス
変化について,第11図乃至第13図を参照してさらに
具体的に説明する. 第11図(イ)(ロ)は、それぞれ鍵ガイドブロック3
0のコイルシ一ト31における前述した各コイル形威面
31a〜31eに対して,鍵1の手前側から見た位置を
立体図と展開図に表示したもので,上,前,後,右,左
面を,それぞれA,B,C,D,E面とする.(イ)に
示すz,x,yは、第10図と同様に鍵1の移動方向を
示す.また,A,B,C,D,E面に形成されたコイル
を,それぞれLa,Lb,Lc,Ld,Leとする. 第12図は鍵1の操作方向と鍵ガイドブロック30の上
記各面を模式的に示す説明図、第13図は各コイルのイ
ンダクタンス変化特性を示す線図である. ■Z方向(鍵ストローク) 第12図(イ)に示すように,Z方向に押鍵操作した場
合は、鍵ガイドブロック30の左右(E,D)面と重な
り合う鍵ガイドキャップ27との対向面積が、ストロー
クに応じてほぼ直線的に増加する. その結果、コイルLe,Ldのインダクタンスは第13
図(イ)に示すように変化する.すなわち、鍵ガイドキ
ャップ27が鉄(Fe)の場合はストロークに応じてほ
ぼ直線的に増加し、アルミニウム(AQ)の場合は逆に
ほぼ直線的に減少する. ■X方向(鍵左右方向) 第12図(ロ)に示すように、鍵1を押しきってからX
方向に振ることにより、鍵ガイドブロック30の左右(
E,D)面と対向する鍵ガイドキャップ27との距離d
i,dpが、微妙に(しかし相対的には大きな割合で)
変化する. そのため,コイルLe,Ldのインダクタンスが第13
図(口)に示すように変化する.これは,鍵ガイドキャ
ップ27が鉄の場合で,アルミニウムの場合は逆の特性
になる.これは以下の場合も同様である. ■Y  向    『   向 第12図(ハ)に示すように,やはりIIIを押しきっ
てからY方向にスライドさせることにより、鍵ガイドブ
ロック30の前後(B,C)面と対向する鍵ガイドキャ
ップ27との距離ds,dtが、微妙に(しかし相対的
には大きな割合で)変化する.そのため、コイルLc,
Lbのインダクタンスが第13図(ハ)に示すように変
化する.■Z方向(アフタタッチ) 第12図(二)に示すように、鍵ストロークの押し込み
終端部において,クッション材27d(第6図)をさら
に押し込むことにより、鍵ガイドブロック30の上(A
)面と鍵ガイドキャップ27の上面との距離drが変化
する. そのため、コイルLaのインダクタンスが第13図(二
)に示すように大きく変化する.なお、破線はストロー
ク領域でのコイルLe及びLdのインダクタンス変化を
示す. このコイルLaのインダクタンス変化をアタタタッチ信
号として利用することができる.また,このコイルLa
をコイルLeあるいはLdと直列に接続して、鍵ストロ
ーク信号の一部として利用することも可能である. 五一蓋一凰 このような各コイルのインダクタンスの変化を取り出す
ために、LC回路を用いた発振器を使用する. 第14図はその一例を示す回路図であり,NPN型トラ
ンジスタTRとコンデンサC 1 t C Zとコイル
L 1 t L zと抵抗Rt t R2 e R3と
によって、エミツタ同調形ハートレー発振器を構成して
いる. なお、この回路では電源端子aをアースしてbに負電圧
(−V)を印加しているが,全体回路のバランス上電源
端子aに正電圧(+V)を印加してbをアースしても差
し支えない. この発振器の発振周波数,すなわち出力端子OUTから
の出力される信号の周波数fは,/=1/2πflでー
〔止〕 (L=L1+Lz +2M,M4V’″L1・L2)と
なる(上式におけるL1*L2はコイルLltL2のイ
ンダクタンスを表わすものとする).したがって、コイ
ルL1*L2のインダクタンすが増加すれば発振周波数
は低下し、インダクタンスが減少すれば発振周波数は上
昇する.そこで、この発振素子であるコイルLl , 
Lzとして,前述した操作子変位センシング手段におけ
る鍵ガイドブロック30のコイルシ一ト31に形威され
たコイルLe,Ld (その配置を第15図に模式的に
示す)を接続すれば、第13図(イ)に示したように、
2方向の押鍵ストロークに比例してコイルLe,Ldの
インダクタンスが増加あるいは減少すると,発振周波数
fが低下あるいは上昇する. この出力信号の周波数変化の度合いによって、楽音制御
パラメータとして例えば音量を変化させることができる
. また、このこのコイルL 1 + L 2として,鍵ガ
イドブロック30の上面に形威されたコイルLa(その
配置を第15図に模式的に示す)を中点タップ付にして
接続すれば,その出力信号の周波数変化をアフタタッチ
信号として検出して,アフタコントロールによる楽音の
各種効果制御を行なうことができる。
さらに、コイルL1pL2として前述のコイルLeまた
はLdを中点タップ付にして接続した発振器を別に設け
れば鍵のX方尚の操作を検出することができるし、コイ
ルLbまたはLcを中点タップ付にして接続した発振器
を別に設ければ鍵のY・方向の操作を検出することがで
きる(第15図参照). しかしながら、このようにZ方向の鍵ストロークとアフ
タストローク、あるいはX方向またはY方向の鍵操作の
検出信号を別個に取り出すようにすると、各鍵ごとに2
回路乃至4回路の発振器が必要になる. そこで,これらの鍵操作の検出を1個の発振器で兼用す
るようにした発振器の回路例を,第16図及び第17図
に示す.なお,これらの図においては要部のみを示して
おり、その他の部分は第14図の回路と同じである. 第16図(イ)は、第14図のコイルL 1 t L 
Zとして第15図に示すコイルLbとLeを直列に接続
して使用し,それにさらにコイルLaを直列に接続して
,Z方向の鍵ストロークとアフタストロークの検出に兼
用した回路である. 同図(口)は、第14図のコイルL1eL2として第1
5図に示すコイルLcとLdを接続すると共に、それに
直列にコイルLeを接続することにより、Z方向の鍵ス
トロークとX方向の鍵の振れを検出できるようにし、コ
イルLeに変えてコイルLbを接続すれば鍵のY方向の
スライドを検出できるようにした回路である. 同図(ハ)は、それに加えてコイルLaを直列に接続し
て、Z方向のアフタストロークも検出できるようにし、
同図(二)は全てのコイルL a = L eを直列に
接続して全てに兼用するようにした回路である。
第17図(イ)〜(ハ)は、各コイルL a ” L 
eを直列接続するだけでなく並列にも接続した他の回路
例を示すもので,その作用は第16図の各回路とほぼ同
様であるので説明を省略する。
なお、各コイル毎に発振器を設けた場合、あるいは少な
くとも1つの鍵に対して2回路以上の発振器を設けた場
合は,楽音の音量制御と各種効果制御(ビブラートの深
さ/速さ,トレモロの深さ/速さ,ピッチ変動制御,コ
ーラス効果制御,音の拡がり制御〔特願昭62−140
440号〕等)を別個に行なうことができるが、兼用回
路の場合はそれらのいずれかの制御を行なうか、検出時
期によって区別して異なる制御パラメータを変化させる
ことになる。
センシング  の 4 次に、この発明に使用する操作子変位センシング手段の
第4例の鱒ガイドブロックの部分についてのみ,第18
図乃至第20図によって説明する.この操作子変位セン
シング手段におけるインダクタンス変化検出手段を兼ね
た鍵ガイドブロックは,第18図に示すように,サイコ
ロ状に形成した本体40の稜線部に樹脂製のガイド枠4
6を嵌装して構或する. 第19図(イ)〜(二)は、この例に使用するコイルシ
一トの異なる例を示す展開図である.(イ)に示すコイ
ルシ一ト41は、上面,前面,左面,右面,後面にそれ
ぞれ独立した面コイルパターン41a〜41eを形成し
,下面を端子面41fとして,各面コイルパターンの両
端をそれぞれその各端子に導いている. (口)に示すコイルシ一ト42は、上面,前面,及び右
面にそれぞれ独立した面コイルパターン42at 42
b,42dを形威し,後面と左面にわたる面コイルパタ
ーン42cによって1つのコイルを形威し、これらの各
端子を下面の端子面42fに設けている. (ハ)に示すコイルシ一ト43は、上面及び右面にそれ
ぞれ独立した面コイルパターン43aと4Sdを形成し
、後面と左面と前面にわたる面コイルパターン42cに
よって1つのコイルを形威し、これらの各端子を下面の
端子面43fに設けている。
(二)に示すコイルシ一ト44は、上面のみに独立した
面コイルパターン44aを形成し、後面と左面と前面と
右面の全周にわたる面コイルパターン42Cによって1
つのコイルを形威し,これらの各端子を下面の端子面4
4fに設けている.この各コイルシ一ト41〜44の材
質及び面コイルパターンの形威方法は、前述の第3実施
例のコイルシ一ト31と同様である. これらのコイルシ一ト41〜44は,ある程度加熱して
第20図(イ)に示すように各稜線部で折り曲げ、樹脂
によって成形された立方体のコイルボビン45の各面に
貼着した後冷却して本体40とし、これに第18図に示
すようにガイド枠46を被嵌して鍵ガイドブロックとし
て完威する.この実施例によるコイルシ一ト42,43
,又は44を使用すれば、この鍵ガイドブロックをプリ
ント基板に取付けた状態で上方から見て、面コイルパタ
ーン42c,43c,44cが、それぞれ第20図(口
)(ハ)(二)に示すように、コイルボビン45の互い
に直角をなす複数の面にわたってL字形,コ字形,ある
いは口字形に形成されることになり,図示しない鍵ガイ
ドキャップとの対向面積の最大値を大きくとれるので、
インダクタンスの変化も大きくとれる利点がある. これらの面コイルパターンを中点タップ付にして,第1
4図の発振器のコイルL 1 v L 2として使用す
れば、押鍵操作によって出力信号の大きな周波数変化を
得ることができる. タッチデータ   び 次に、前述した各操作子変位センシング手段によって,
押鍵操作に応じて発生するコイルのインダクタンスの変
化によよる発振器の発振周波数の変化に基づいて,タッ
チデータを形威して、各種の楽音制御パラメータを変更
制御するための回路(信号処理回路)について説明する
. 〈第1の回路例〉 第21図はその第1の回路例を示すブロック図である.
この回路は大別して、発振器100と,押鍵(キーイン
グ)検出回路110と、押鍵終期検出回路120と,タ
ッチデータ形或回路130と、マルチ回路140と、デ
ータ変換テーブル145及びデータセレクタ146と、
楽音信号発生回路150と,サウンドシステム160と
によって構成されている. これらの回路のうち、発振器100,押鍵検出回路11
0,押鍵終期検出回路120,及びタッチデータ形或回
路130は、鍵盤装置の各鍵に対応してそれぞれ設けら
れている. 発振器100は,前述した第14図あるいは第16図及
び第17図.に示した発振器であり、その出力信号CK
Iをカウンタ131に入力させる.なお、以下の説明で
は前述した各操作子変位センシング手段の鍵ガイドキャ
ップあるいは鍵ガイドチャンネルがアルミニウム製で、
押鍵時に鍵ガイドブロックあるいは鍵ガイド板に形威し
た面コイルパターンのインダクタンスが,第13図(イ
)のAQの特性曲線に示されるように鍵ストロークに応
じてほぼ直線的に減少し、発振器100から出力される
パルス信号CKIの周波数がそれに応じて上昇する場合
の例について説明する.したがって、パルス信号CK1
の周期T1は常時は比較的長い一定値であり,押鍵が開
始されるとそのストロークに応じて短くなる. 押鍵検出回路110は、発振器100の発振周波数をウ
オッチングして、押鍵速度が予め設定した初速度になっ
た時にそれを検出する第1のウオッチング手段である. そして,常時発振している高速発振回路111と、これ
によって発生される高速のクロツクパルスCKOをカウ
ントするカウンタ112と,そのカウント値をラッチす
るラッチ回路113と、カウンタ112のリセット信号
を発生させるためのD型フリツプフロツプ回路(以下単
にrFFJと略称する)114と、ボリュームVR1に
よって手動で任意にプリセット値P1を設定するプリセ
ット値設定回路115と,そのプリセット値P1を入力
するA入力とラッチ回路113にラッチされたカウント
値を入力するB入力とを比較して、A>Hの時に出力を
゛1゜にし,押鍵(キーイング)信号を発生するコンパ
レータ(CMP)116とからなる. 押鍵終期検出回路120は、発振器100の発振周波数
をウオッチングして、押鍵が開始されてからその速度が
所定値以下に失速した時にそれを検出する第2のウオッ
チング手段である。
そして、ボリュームVR2によって手動で任意にプリセ
ット値P2を設定するプリセット値設定回路121と、
そのプリセット値P2を入力する八入力とラッチ回路1
13にラッチされたカウント値を入力するB入力とを比
較して.A>Hの時に出力を゜1゜にして押鍵終期検出
信号を発生するコンパレータ122とからなる. タッチデータ形成回路130は、発振器100から出力
される鍵操作パルスCKIをカウントするカウンタ13
1と、そのカウント値をラッチして出力するラッチ回路
132とからなる計数手段と,コンバレータ116の出
力を反転してカウンタ131のリセット信号とするため
のNOT回路133と、ラッチ回路132のラッチ信号
をコンパレータ116の出力信号から得るための微分回
路134,ワンショット・マルチパイブレータ(以下「
OS回路」と略称する)135及びその出力を反転する
NOT回路と136と、選択手段としての2連の切換ス
イッチS W 1 # S W 2とからなる. 次に,この回路の作用を第22図及び第23図も参照し
て説明する. ブリセット値P1は、通常は非押鍵時のパルス信号CK
Iの周期でリセットされる時のカウンタ112のカウン
ト値、すなわちラッチ回路113にラッチされる最大値
をCMAIとすると,それより若干小さい値(例えば,
CMAI= 1 0 0のとき,P1=90〜95程度
)にセットする.一方,プリセット値P2は,押鍵スト
ローク最大の時のパルス信号CKIの周期でリセットさ
れる時のカウンタ112のカウント値、すなわちラッチ
回路113にラッチされる最小値をC winとすると
,それより若干大きい値(例えば. Cmin=20の
とき、P2=25程度)にセットする.押鍵検出回路1
10は、高速発振回路111からの周期の短かいクロツ
クパルスCKoをカウンタ112がカウントし、発振器
100からのパルス信号CKIが入力すると、その時の
カウント値CNをラッチ回路113がラッチして出力し
,クロツクパルスCKOの1周期分だけ遅延されてFF
114の出力であるリセット信号が゜1゜になるため、
カウンタ112がリセットされて再び「0』からクロツ
クパルスCKOのカウントを開始する. したがって、非押鍵時にはラッチ回路113の出力はず
っと最大値CMAIに近い値であり,プリセット値設定
回路115によるプリセット値P1より大きいので,コ
ンパレータ116の入力はA<Hになるため,その出力
は゛O゛になっている. 一方,押鍵終期検出回路120のコンバレータ122は
,そのB入力となるラッチ回路113の出力が,A入力
となるプリセット値P2より大きいので.A>Bになら
ないためその出力は゛0゜になっている. コンパレータ11日の出力が゛0゜の間は、NOT回路
133の出力が゛l゜になってカウンタ131をリセッ
トし続ける.したがって、タッチデータが出力されるこ
とはない. そこで,タッチデータ形威回路130の切換スイッチS
W1,SWzが図示のようにa側に切り換わっている状
態で押鍵が開始されると.発振器100から入力するパ
ルス信号CK1の周期T1が次第に短くなるため,カウ
ンタ112のカウント値CNが最大値CMAIにならな
いうちにラッチ回路113にラッチされた後リセットさ
れるようになる. そして,カウンタ112のカウント値CNがプリセット
値P1より小さいうちにラッチ回路113にラッチされ
るようになると、コンパレータ116の入力がA>Bに
なってその出力が第22図(a)に示すように゜1゛に
なる.この立上りが押鍵信号あるいはキーオン信号とな
る.それによって、NOT回路133の出力が゜0゜に
なり、カウンタ131のリセットを解除するため、カウ
ンタ131はイネーブル状態になってパルス信号CKI
のカウントを開始する。
また、このコンパレータ116の出力の立上りで、微分
回路1!14が第22図(b)に示すように微分パルス
を出力してOS回路135をトリガするため、OS回路
の出力が同図(c)に示すように゜0゜から゜1゜にな
り、一定時間TO後に゜O゜に戻る。
NOT回路136はこのOS回路135の出力を同図(
d)に示すように反転するので、カウンタ1″51がパ
ルス信号CK1のカウントを開始してから一定時間To
後にこのNOT回路136の出力が立上り、切換スイッ
チSWI を介してラツチ信号としてラッチ回路132
に印加される.それによってラッチ回路132がカウン
タ131のその時のカウント値をラッチしてタッチデー
タとして出力する. すなわち、この場合のタッチデータは,上記のように押
鍵信号が発生して、カウンタ131がパルス信号CKI
のカウントを開始してから一定時間内のカウント値によ
るイニシャルタッチデータであり,鍵の変位速度(押鍵
速度)が速い程,つまり鍵タッチが強い程大きな値にな
る.これに対して,切換スイッチSW 1+ SWzを
b側に切り換えた場合には,押鍵終期検出回路120の
コンバレータ122の出力が゜0゜から゛1゜に立上が
った時に,ラッチ回路132が力ウンタ131のカウン
ト値をラッチしてタッチデータとして出力する. すなわち,鍵が下限位置まで押されると、パルス信号C
KIの周期T1が短くなり、ラッチ回路115がラッチ
するカウンタ112のカウント値CNが押鍵終期検出回
路120のプリセット値P2より小さくなるため、第2
2図(e)に示すようにコンパレータ122が出力が゛
1゛になるしたがって,この場合のタッチデータは,カ
ウンタ131がパルス信号CK1のカウントを開始して
から、鍵の移動が停止する直前までのカウント値であり
,押鍵の強弱に係わらす押鍵ストロークはほぼ同じであ
るとすると、押鍵速度が速い程小さい値になる. 鍵が復帰されるとパルス信号CKIの周期T1が再び長
くなり、ラッチ回路113にラッチされるカウント値C
Nが大きくなるので、先ずコンパレータ122の出が゜
O゜に戻り、やがてコンパレータ116の出力も゜O゛
に戻る。
それによってNOT回路133の出力が゛1゛になって
、カウンタ1′51をリセットすると共にラッチ回路1
32のラツチデータをクリアする.ここで,プリセット
値P1を非押鍵時のカウンタ112のカウント値C M
AIより若干小さく設定しておくことにより、押鍵初期
あるいは押鍵後の僅かな動きによりタッチデータが不安
定になったり誤動作するのをを防止できる. また、このプリセット値PL,P2によって押鍵初期及
び終期に不感帯を設けることになり,その各輻をこれら
の設定値を可変することによって自由に変えることがで
きる. 以上説明した回路が、各鍵に対応して設けられており、
その各タッチデータ形或回路130のラッチ回路132
から出力されるイニシャルタッチデータをそれぞれマル
チ回路(マルチプレクサ)140に入力し、その共通の
出力ラインから時分割でデータ変換テーブル145及び
データセレクタ146へ送出する. データ変換テーブル145は、マルチ回路140から出
力されるラツチデータ(イニシャルタッチデータ)を、
第23図に示すようにその大きさに逆比例するデータに
変換するテーブルを格納したり−ドオンリ・メモリ(R
OM)である6データセレクタ146は,切換スイッチ
SW2からのセレクト信号Sが゛1゜の時は入力1をセ
レクトして、マルチ回路からのデータを出力し、セレク
ト信号が゜O゛の時は入力2をセレクトして,データ変
換テーブル145からのデータを出力する. したがって、切換SWI ,SWzがa側に切換おって
いて、カウンタ131がパルス信号のカウントを開始し
た後一定時間TOでそのカウント値をラッチ回路132
がラッチしてマルチ回路140へ出力した場合は、その
イニシャルタッチデータがマルチ回路140からデータ
セレクタ146を介してそのまま楽音制御回路150へ
入力される. これに対し、切換スイッチSW1 ,SW2がb側に切
換わっていて、カウンタ131がパルス信号のカウント
を開始した後、押鍵終期検出回路120のコンバレータ
122の出力が゛1゜になるまでの時間Tで、そのカウ
ント値をラッチ回路132がラッチしてマルチ回路14
0へ出力した場合は、そのイニシャルタッチデータの大
きさと押鍵速度との関係が逆比例になっているので、デ
ータ変換テーブル145で押鍵速度に比例するデータに
変換してから、データセレクタ146を介して楽音信号
発生回路150へ入力させるようにしている. 楽音信号発生回路150は、タッチデータが入力された
鍵に対応する音高の楽音信号を発生するが、その際入力
したタッチデータの値によって,音量レベル(エンベロ
ープ波形のイニシャルレベル,アタックレベル,サステ
インレベル及び時間等),音色,ピッチ変動,テンポ,
ビブラートあるいはトレモロの深さ及び速さ等、各種の
楽音制御パラメータを多数段階に変化させることができ
、それによって押鍵の強さや深さによる演奏者の感情注
入に忠実に応じた楽音信号を発生させることができる. そして,この楽音信号発生回路150によって発生した
楽音信号を、アンプ161及びスビー力162等からな
るサウンドシステム160に供給して電気一音響変換し
,楽音を発音させるものである. なお,このようなタッチデータを作成するための回路を
各鍵毎に設けるように説明したが、この回路を各鍵に対
して共通に一組だけ設け、それを各鍵毎に時分割で使用
するようにしてもよい。
また、全ての信号処理をデジタルで行なうようにしてい
るので、これらの回路の機能を全てマイクロコンピュー
タを用いてプログラム処理によって実現することも容易
である。
〈第2の回路例〉 次に、前述の発振器100の発振パルスを利用するこの
発明の応用例である第2の回路例を、第24図及び第2
5図によって説明する。
第24図はそのブロック回路図であるが、前述した第1
の回路例のタッチデータ形成回路130に相当する部分
だけが大きく異なり、押鍵終期検出回路120とデータ
変換テーブル145及びデータセレクタ146が不要に
なったものであり、他の部分は第21図に示した第工の
回路例と同様であるのでその説明は省略し、タッチデー
タ形或回路230についてのみ説明する. このタッチデータ形成回路230は,イニシャルタッチ
データだけでなく,アフタタッチデータも形威し得るよ
うにしたものである. そのため、このタッチデータ形或回路230は前述の回
路と同様なカウンタ231,ラッチ回路232,及びN
OT回路233の他に、低速の発振器234,その出力
を微分する微分回路235,その微分出力とNOT回路
233の出力のオアをとるOR回路238,カウンタ2
31のカウント値を一時的に格納する2ステージのシフ
トレジスタ236,一定時間毎のカウンタ231のカウ
ント値の変化を検出する変化検出回路237,及び2個
のDタイプのフリツプ・フロツプ回路(以下単にrpF
」と略称tる)239A,23i9Bとを備えている. 変化検出回路237は、シフトレジスタ236の前段2
36aからの入力A(今回のカウント値)と後段236
aからの入力B(前回のカウント値)の差IA−Blが
、所定値C(Cは誤動作防止のための小さな値で、例え
ば1〜3程度)を越えたときに出力を゜1゜にする.す
なわち、鍵の位置変化(動き)を検出する. さらに、シフトレジスタ236の各段236a,236
bからの入力データの比A/Bを算出する除算器240
と、その出力データとラッチ回路232のラツチデータ
とを乗算をする乗算器241と、その乗算出力とシフト
レジス236の前段236aの出力データのいずれかを
選択して出力するデータセレクタ242をも備えている
.この例でも、前述した操作子変位センシング手段の各
例における鍵ガイドキャップがアルミニウム製で、押鍵
ストロークに応じて各面コイルパターンのインダクタン
スが減少し、発振器100から出力されるパルス信号C
K1の周波数が高くなり、その周期T1が短くなる場合
の例でその作用を説明する. なお、この回路では3個の発振器を使用しているが、発
振器100の発振周波数をfit発振器111の発振周
波数をfz,発振器234の発振周波数をf3とすると
、 fz >f1>i3 の大小関係があり、fzはI
MHz,ftは10KHz(例えば押鍵の最押下位置で
),f3は100Hz程度のそれぞれオーダである. 押鍵操作が開始されて、その初期に鍵が所定の位置まで
押し下げられると、前述のように押鍵検出回路110の
コンパレータ116の出力が、第25図(a)に示すよ
うに゜O゛から゜1“に立ち上る.これがキーオン信号
となる. それによって、NOT回路233の出力が同図(b)に
示すように゜1゜から゛0゜に立ち下がり、カウンタ2
31のリセット状態を解除して、パルス信号CKIのカ
ウントを開始させると同時に、発振器234のリセット
状態も解除するので,発振器234が第25図(C)に
示すような一定周期のパルス信号を出力する. そのパルス信号の各立上りをクロツクとして、シフトレ
ジスタ236が先ずその前段236aにカウンタ231
のカウント値(第25図(e)に示すように変化する)
をストアして、それを出力する.この時,このシフトレ
ジスタ236の後段236bは、以前にクリアされたま
まになっているのでその出力はrQJである. また、このパルス信号の立上りを微分回路235で微分
して、第25図(d)に示す微分パルスをOR回路23
8を介してカウンタ231のリセット端子に入力させ、
カウンタ251をリセットする. この時、変化検出回路237はその人力AとBが IA
−Bl>C の条件を満たすため、第25図(f)に示
すように出力を゛l゛にする.これが、ラッチ回路23
2のラッチ信号となると同時に、FF239A,239
Bのクロツク信号となり、FF239AはそのD入力が
゛1゜になっているのでQ出力が゛l゜になるが,FF
239BはD入力が゜O゜になっていたのでQ出力は゜
O゜のままである. そのため、データセレクタ242は入力Oをセレクトし
てラッチ回路232へ出力するため、ラッチ回路232
は、シフトレジスタ236の前段236aにストアされ
たカウント値のデータをそのままラッチして,第25図
(h)に示すようなレベルデータ(イニシャルタッチデ
ータ)として出力する. その後,発振器234の出力信号の次の立上りタイミン
グで,シフトレジスタ236の前段236aにストアさ
れていたカウント値が後段236bにシフトされ、前段
236aにカウンタ231の新たなカウント値がストア
される. この時も、新たなカウント値の方が大きくなっている筈
なので,変化検出回路237の入力AとBはIA−Bl
>Cとなるが、その出力は゜1゜のままなので,ラッチ
回路232のラツチデータは変わらず.FF2E59A
,239Bの状態も変わらない. このような状態が、押鍵ストロークの終期まで継続し、
押鍵が終ると発振器234の出力信号の周期毎のカウン
タ231のカウント値に殆ど変化がなくなるため、シフ
トレジスタ236の前段236aと後段236bからの
出力データがほぼ同じになり、変化検出回路237の入
力AとBがIA−Bl>C  の条件を満たさなくなる
ので、その出力が第25図(f)に示すように゜O゜に
戻る. そして、鍵が最押鍵位置にある間はこの状態が続くが,
#が演奏者によってさらに強く押され、例えば第6図の
クッション材27dを押圧して若干押し下げられると、
再びカウンタ231の一定時間内のカウント値が増加し
て、変化検出回路237の入力AとBがIA−Bl>C
の条件を満たして、その出力が第25図(f)に示すよ
うに再び゛1゜になる。
そのためFF239A,239Bにクロツク信号が与え
られ、この時239BのD入力が゛1゜になっているの
で、Q出力すなわちセレクタコントロール信号が第25
図(g)に示すように゜1゜になり,セレクタ242の
セレクト状態を入力1に切り換える. そのため、除算器240がシフトレジスタ236の前段
236aと後段238bからの入カデータAとBの比A
/Bを算出して、乗算器241によってラッチ回路23
2から出力されているレベルデータに乗算したデータが
セレクタ242を介して出力され、ラッチ回路232に
ラッチされる.それによって、ラッチ回路232から出
力されるレベルデータが、第25図(h)に示すように
カウント値の変化率に応じた割合で増加する.これをア
フタタッチデータとして楽音制御に利用する。
その後、鍵が離されて上昇復帰すると、コンパレータ1
16の出力が゜0゜に戻り(キーオフ信号)、NOT回
路233の出力が゜1゜になるため、カウンタ231を
リセットすると共にシフトレジスタ23B及びラッチ回
路232をクリアする。
したがって、第25図に示すように全て初期状態に復帰
する. このような回路を各鍵に対応して設け,その各タッチデ
ータ形或回路230から出力されるレベルデータ(イニ
シャルタッチデータとアフタタッチデータを含む)をそ
れぞれマルチ回路140に入力させて、各鍵毎に時分割
で楽音信号発生回路150へ送る. そのイニシャルタッチデータによって前述の場合と同様
に、発生する楽音信号のアタックレベル(音量)をはじ
め、各種の楽音制御パラメータを多段階に制御すること
ができる. また、アフタタッチデータによって、楽音発生後のアフ
タコントロール、例えばデイレイビブラートやトレモロ
,ピッチ変化,音色変化,サステイン波形,等の各種の
パラメータによる多数段階の楽音制御を行うことができ
る. この回路によれば、イニシャルタッチデータとアフタタ
ッチデー夕とを共通の回路で検出することができる. さらに、発振器100を構成するコイルとして前述の各
種の面コイルパターンを組合せて使用することにより,
複雑で効果的な各種の各音制御を実現することができる
. なお、この回路の各機能もマイクロコンピュータを使用
して実現することが容易である.また、この発明は通常
の鍵盤電子楽器のみでなく、各種携帯用電子楽器のキー
ボードや押釦式鍵盤,あるいはペダル鍵盤にも勿論適用
でき、さらにエクスプレッションペダル装置や二一レバ
ー装置等にも応用できる. 〔発明の効果〕 以上説明してきたように,この発明によれば、電子楽器
における操作子の操作状態を確実に検出して,各種楽音
制御パラメータを変更制御することができ,演奏者の感
情表現を演奏音に木目細かく反映させることができる. また、タッチデータが計数値によってデジタルデータと
して得られるのでマイクロコンピュータによる処理も容
易である.
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の鍵盤機構及びその操作子
センシング手段の一例を示す一部破断して示す側断面図
、 第2図は同じくその分解斜視図、 第3図は同じく操作子変位センシング手段の斜視図、 第4図はこの発明に使用する操作子変位センシング手段
の第2例の鍵幅方向に沿う断面図、第5図は同じくその
鍵ガイド板のみを示す斜視図、第6図はこの発明に使用
する操作子変位センシング手段の第3例の斜視図、 第7図は同じくその鍵ガイドブロックの組立図、第8図
は同じくその鍵ガイドブロックに鍵ガイドキャップが嵌
装された状態の横断面図、第9図は第8図の一部を拡大
して示す断面図、第10図は同じくその操作子変位セン
シング手段をプリント基板と鍵にそれぞれ取付けた状態
を示す斜視図, 第11図は同じくその鍵ガイドブロックにおけるコイル
シ一トの各コイル形或面の配置図、第12図(イ〉〜(
二)はそれぞれ第3例の作用説明図、 第13図(イ)〜(二)はそれぞれ第12図(イ)〜(
二)に対応する各面のコイルのインピーダンス変化特性
を示す線図、 第14図は同じくそのコイルを使用した発振器の一例を
示す回路図、 第15図は操作子変位センシング手段の第3例における
鍵ガイドブロック上の各コイルの配置図、 第16図及び第17図はそれぞれ第14図の発振器のコ
イルの接続を異ならせた応用例の要部回路図, 第18図はこの発明に使用する操作子変位センシング手
段の第4例の鍵ガイドブロックのみを示す斜視図、 第19図(イ)〜(口)は同じくそのコイルシ一トのそ
れぞれ異なる例を示す展開図、 第20図(イ)は同じくそのコイルシ一トをコイルボビ
ンに貼着する途中の斜視図で、同図(口)〜(二)はそ
れぞれ第19図(口)〜(二)のコイルシ一トをコイル
ボビンに貼着した時の複数面にわたる面コイルパターン
部を上方から見た形状を示す模式図、 第21図はこの発明によるタッチデータ形戊及び楽音制
御回路の第1の回路例のブロック図、第22図は同じく
その作用を説明するための各部の出力信号のタイミング
図, 第23図は第21図におけるデータ変換テーブルの変換
特性を示す線図, 第24図はこの発明の応用例である第2の回路例のブロ
ック図、 第25図は同じくそのタッチデータ形成回路の作用を説
明するための各部の出力信号のタイミング図, 1,1′・・・白鍵と黒#(ill)  2・・・鍵盤
フレーム7・・・鍵ガイドキャップ    8・・・プ
リント基板1口・・・鍵ガイドブロック   11・・
・ガイド突条12a〜12Q・・・面コイルパターン1
7・・・鍵ガイドチャンネル  20・・・鍵ガイド板
22・・・面コイルパターン 27・・・鍵ガイドキャップ 30・・・鍵ガイドブロック  31・・・コイルシ一
ト318〜31e・・・コイル形或面 31f・・・端子面      32・・・コイルボビ
ン32a・・・コイルシ一ト支持部 32b・・・ガイド突条部   33・・・ビン40・
・・鍵ガイドブロック本体 41〜44・・・コイルシ一ト 45・・・コイルボビン    4日・・・ガイド枠1
00・・・発振器 110・・・押鍵検出回路(第1のウオッチング手段)
120・・・押鍵終期検出回路(第2のウオッチング手
段) 150,250・・・タッチデータ形戒回路140・・
・マルチ回路 145・・・データ変換テーブル 146・・・データセレクタ 150・・・楽音信号発生回路 160・・・サウンドシステム l1 操作子変位セ/シング手段の第」例の斜視図11!3図 七ンシング手段の第2例の断面図 第ム図 七ンンング手段の第2例の鍵ガイド板の斜視図第5図 li7図 萬6図のセンシング手段の取付状態の斜視図第10図 コイル/一トの各面配置図 第11図 41α 430 第4例《 42a 44a )コイルシ一トの異なる例 第19図 手続補正書 (方 式) 平成2年12月17日 特 許 庁 長 官 殿 1.事件の表示 特願平2−162410号 2.発明の名称 電子楽器 3.補正をする者 事件との関係  特許出願人 静岡県浜松市中沢町10番l号 (407)ヤマハ株式会社 4.代 理 人 〒170(電話986 − 2380
)東京都豊島区東池袋1丁目20番地5 池袋ホワイトハウスビル818号 平成2年l1月27日 7.補正の内容 明細書第56頁第1 O行の 「第19図(イ)〜(ロ)」 を、 『第19図(イ)〜(二)J と訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 操作子とそれを移動操作可能に支持する操作子支持
    部材とを有する電子楽器において、 前記操作子と操作子支持部材とに、該操作子の移動操作
    の全行程をセンシングし得る対の操作子変位センシング
    手段を設け、 そのセンシング手段を発振器の発振素子の一部として組
    み込み、前記操作子の移動により前記センシング手段の
    係数が変化すると該発振器の発振周波数が変化するよう
    に構成し、前記操作子の移動操作時に、前記発振器から
    の発振パルス数を計数する計数手段と、 その計数値によつて楽音制御パラメータを変更制御する
    手段とを設けたことを特徴とする電子楽器。 2 請求項1記載の電子楽器において、 前記発振器の発振周波数をウオツチングして、操作子の
    移動速度が予め設定した初速度になつた時にそれを検出
    する第1のウオツチング手段を設け、 該手段による初速度検出後、前記発振器からの単位時間
    内の発振パルス数を前記計数手段が計数するようにした
    ことを特徴とする電子楽器。 3 請求項1記載の電子楽器において、 前記発振器の発振周波数をウオツチングして、前記操作
    子が移動を開始してからその速度が所定値以下に失速し
    た時にそれを検出する第2のウオツチング手段を設け、 前記操作子の移動開始後、前記第2のウオツチング手段
    が失速を検出するまでの前記発振器からの発振パルス数
    を前記計数手段が計数するようにしたことを特徴とする
    電子楽器。4 請求項1記載の電子楽器において、 前記発振器の発振周波数をウオツチングして、操作子の
    移動速度が予め設定した初速度になつた時にそれを検出
    する第1のウオツチング手段と、前記発振器の発振周波
    数をウオツチングして、前記操作子が移動を開始してか
    らその速度が所定値以下に失速した時にそれを検出する
    第2のウオッチング手段と、 前記第1のウオツチング手段による初速度検出後、前記
    発振器からの単位時間内の発振パルス数を前記計数手段
    に計数させるか、前記第2のウオツチング手段が失速を
    検出するまでの前記発振器からの発振パルス数を前記計
    数手段に計数させるかを選択する手段とを設けたことを
    特徴とする電子楽器。
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