JPH03163391A - X線ct用検出器 - Google Patents

X線ct用検出器

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JPH03163391A
JPH03163391A JP1301839A JP30183989A JPH03163391A JP H03163391 A JPH03163391 A JP H03163391A JP 1301839 A JP1301839 A JP 1301839A JP 30183989 A JP30183989 A JP 30183989A JP H03163391 A JPH03163391 A JP H03163391A
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scintillator
light
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ray
light source
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Yoshimi Akai
赤井 好美
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、X線CT装置に用いられ被写体を透過したX
線を検出して披写体の断層像を得るためのX線CT用検
出器に関する。
(従来の技術) 従来、この種のX線CT用検出器として、例えば第6図
に示すようなものがある。図においてこの検出器100
は、復数のシンチレータ素子101aが接着されて戊る
シンチレータ101と光電変換手段としてのフォトダイ
オード102とが接着剤103により接着されて組み合
され、フォトダイオード102は基板104に組み立て
られている。シンチレータ101のX線入射面及び側面
には、光反射率を有する反射剤としての白色ペイントが
塗布されて光反射層105が形威されており、各シンチ
レータ素子101aから発する光が光反射層105で反
射して効率良くフォトダイオード102に入射するよう
にされている。
上記検出器100が設けられたX線CT装置により被写
体の撮影を行う際には、被写体にX線が照射され、被写
体を透過したX線が第6図中矢印方向にシンチレータ1
01に入射し、それによりシンチレータ101で発生し
た光がフォトダイオード102に入射し、フォトダイオ
ード102は映像信号としての電気信号を次の信号処理
系に送る。そして、X線CT装置はこの映像信号に基い
て被写体の断層像(CT像)を構成し表示する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記した従来技術の場合には、次に説明す
るような課題があった。
シンチレータ材料にはX線照射により着色部分(col
our  center)を生じる性質があり、上記シ
ンチレータ101にこのような着色部分が生じると、シ
ンチレータ101で発生した可視光は着色部分に吸収さ
れてシンチレータの光出力が低下し、検出器100の感
度が低下する。
第7図はGd2 02 S : P rセラミックから
成るシンチレータへのX線照射線量と検出器の感度との
関係を示す図である。第7図に示すように、シンチレー
タへのX線照射線量が多いほど検出器の感度が低下する
。そして、このようなシンチレータの放射線劣化による
検出器の感度低下により、X1jICT装置におけるC
T値の変動やアーチファクトが生じるという問題があっ
た。
例えば第8図に示すように、小さな被写体111を何回
か撮影した後に大きな被写体112を撮影する場合には
、まず小さな被写体111撮影時には、X線管球113
から発生したX線は被写体111を透過して検出器10
0を照射するが、このとき検出器100において、被写
体111を透過したX線が照射する小部分100aのX
線照射線量はX!11管球113からのX線が被写体1
11を透過せずに直接照射する部分100bのX線照射
量より少なくなり、検出器100の感度分布はチャンネ
ル間で段差を生じるようになる。この後大きな被写体1
12を撮影すると、検出器100の感度分布に段差があ
るために表示画像にアーチファクトが現れる。
また、小さな彼写体111を撮影せずに大きな被写体1
12のみを撮影する場合には、このような感度段差は生
じないが、検出器100はシンチレータの放射線劣化に
よりほぼ全チャンネルにわたって均一に感度が低下する
ので、CT値の変動が生じる。
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、シンチレータの
放射線劣化による検出精度の低下を防止し、CT像を表
示する際には表示画像の画質低下を防止することができ
るX線CT用検出器を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明にあっては、′シン
チレータと光電変換手段とが組み合されて成るXmCT
用検出器において、前記シンチレータの放射線劣化によ
る着色部分を退色させるために該シンチレータに光を照
射する退色用光源を備え、該退色用光源が発する光の波
長を前記シンチレータ素子が発する光の波長とは異なら
せ、前紀シンチレータ素子のX線入射面に、前記退色用
光源が発する光を透過させ、かつ前記シンチレータが発
する光を反射する反射膜を形成して或ることを特徴とす
る。
上記反射膜としては、干渉膜、特に誘電体多層膜が好適
である。
(作用) 上記構成を有する本発明のX線CT用検出器においては
、シンチレータに形成された反射膜は退色用光源が発す
る光を透過させるので、退色用光源から発生した光を反
射膜を透過させてシンチレータに入射させることができ
る。そして、X線照射によりシンチレータに生じた着色
部はこの退色用光源からの光が照射されることににより
退色し、それにより感度が低下していた検出器の感度を
元の状態に戻すことができる。
また、上記反射膜はシンチレータが発する光を反射する
ので、X線照射時にシンチレータで発生した光を反射膜
で反射させて、効率良く光電変換手段に入射させること
ができる。
さらに、上記反射膜として干渉膜、特に誘電体多層膜を
用いた場合には、シンチレータが発する光に対して高反
射率の反射膜とすることができるため、好感度の検出器
を得ることができる。
(実施例) 以下に、本発明の実施例を図に基いて説明する。第1図
は本発明の一実施例のX線CT用検出器の一部の構威を
示す縦断面図,第2図は同実施例のXvACT用検出器
の全体の構成を示す縦断面図である。
第2図において、1はX線CT用検出器を示しており、
概略シンチレータ2と光電変換手段としてのフォトダイ
オード3とが組み合されて或り、シンチレータ2に対し
てX線照射側(フォトダイオード3とは逆側)に、30
Wの低圧水銀灯に螢光体として(S rMg)2 P2
 07  : E u”が塗布された退色用光源4を備
えている。
シンチレータ2は第1図に示すように、Gd202S:
Prセラミックから成る複数のシンチレータ素子2aが
接合されて或り、接着剤5によりフォトダイオード3と
接着されている。シンチレータ2の側面2bには白色ペ
イント6が塗布され、xm入射而2Cには0.2〜0.
5mm厚さのガラス板7が接着剤8により接着されてい
る。このガラス板7の接着面には、Ti02やSi02
の薄膜が70〜100層積載された誘電体多層膜である
干渉膜9が反射膜として形成されている。
フォトダイオード3は基板10に取り付けられており、
シンチレータのX線入射面2c近傍にはコリメータ11
が配設され、コリメータ11を挾持するサポート12が
基板10に固着されている。
また、2個の退色用光源4が保持具13を介してサポー
ト12に取り付けられている。
上記シンチレータ2,フォトダイオード3.コリメータ
11.サポート12及び退色用光源4は内面に光反射剤
として白色ペイントが塗布された遮光箱14内に収納さ
れており、遮光箱14のX線入射面14aにはスリット
としての鉛板15が設けられている。第3図は退色用光
源4及びコリメータ11を示す斜視図である。
第4図にシンチレータ2の発光スペクトル,退色用光源
4の発光スペクトル及び干渉膜9の透過率を示す。第4
図中aはシンチレータ2の発光スペクトル,bは退色用
光源4の発光スペクトル,c,dはそれぞれ人射光の入
射角が0@ 45°のときの干渉膜9の透過率を示す。
第4図からわかるように、干渉膜9は約480nmを境
にこれより長い波長の光に対しては高反射率(98%以
上)を有し、かつ、これより短い波長の光に対しては高
透過率(98%以上)を有する。従って、干渉膜9は退
色用光源4の発生光を透過させ、かつシンチレータ2の
発生光を反射させる機能を有する。
上記検出器1が設けられたX線CT装置において被写体
の撮影を行う際には、被写体を透過したX線(第1.2
図中矢印X)が鉛板15を介して遮光箱14内に入射し
、コリメータ11を介してシンチレータ2を照射する。
シンチレータ2はこのX線の強弱に応じて可視光をフォ
トダイオード3に出射し、フォトダイオード3はこの可
視先に応じた電気信号を映1象1g号として不図示の画
1象構或部へ送る。画像構戊部ではこの映像信号に応じ
て画像を構成し、不図示の表示部でCT像が表示される
次に、シンチレータ2の着色部の退色について説明する
。第5図は上記検出器lと同様のX線CT用検出器にお
いて着色部を生じたシンチレータに光を照射したときの
光照射量と検出器の感度との関係を示す図である。シン
チレータの着色部は光を照射されることにより退色する
性質があり、第5図に示すように、着色により感度が低
下した検出器は光を照射することにより元の感度に戻ス
ことができる。
そこで、本実施例では、被写体撮影終了後に退色用光源
4の発生光(第1図中矢印t)をシンチレータ2に照射
して、検出器1の感度低下を防止する。このとき退色用
光源4の発生光tは上述したようにほとんど干渉膜を透
過するので、効率良くシンチレータ2を照射することが
できる。尚、肢写体撮影時には退色用光源4の電源は切
っておく 。
本実施例においては、干渉膜9はシンチレータ2の発生
光に対して高反射率を有するので、被写体撮影時にはシ
ンチレータ2の発生光は干渉膜9及び白色ペイント6で
反射されて、効率良くフォトダイオード3に入射する。
特に、本実施例で反射膜として用いられる干渉膜9(誘
電体多層膜)は、従来反射剤として使用されていた白色
ペイントよりもシンチレータ2の発生光に対して高反射
率を有するので、従来に比べて検出器1の感度を高める
ことができる。
また、干渉膜9は退色用光源4の発生光に対しては高透
過率を有するので、退色用光源4の発生光は干渉膜9を
透過して効率良くシンチレータ2に入射し、着色部分の
退色を行うことができる。
従って、シンチレータ2の放射線劣化による検出器1の
感度低下を防止することができ、その結果、CT値の変
動やアーチファクトの発生を低減し、表示画像の画質劣
化を防止することができる。
尚、上記実施例においては、ガラス板7のシンチレータ
2側の面に反射膜としての干渉膜9を形成し、このガラ
ス板7をシンチレータ2のX線入射i1j2cに接着し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば
ジンチレータのX線入射面に直接反射膜を形威してもよ
い。
[発明の効果] 本発明のX線CT用検出器は以上の構成及び作用を有す
るもので、退色用光源から発生した光を反射膜を透過さ
せて効率良くシンチレータに入射させることにより、シ
ンチレータの放射線劣化による検出器の感度低下、すな
わち検出精度の低下を防止し、CT像を表示する際には
、CT値の変動やアーチファクトの発生を低減して、表
示画像の画質低下を防止することができる。
また、反射膜として干渉膜、特に誘電体多層膜を用いれ
ば、反射膜を従来反射剤として使用されている白色ペイ
ントよりシンチレータが発する光に対して高反射率とす
ることができるので、検出器の感度.検出精度を従来よ
り向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のX線CT用検出器のシンチ
レータ部分の構成を示す縦断面図、第2図は同実施例の
Xi!91CT用検出器の全体の構成を示す縦断面図,
第3図は同実施例における退色用光源及びコリメー夕を
示す斜視図,第4図は同実施例におけるシンチレータの
発光スペクトル,退色用光源の発光スペクトル及び干渉
膜の透過率を示す図、第5図はX線CT用検出器のシン
チレータに光を照射したときの光照射量と検出器の感度
との関係を示す図.第6図は従来例のX線CT用検出器
の構成を示す縦断面図、第7図はXIICT用検出器へ
のX線照射線量と検出器の感度との関係を示す図,第8
図は従来例のX!CT用検出器の感度劣化を説明するた
めの説明図である。 1・・・XilCT用検出器 2・・・シンチレータ2
C・・・X線入射面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シンチレータと光電変換手段とが組み合されて成
    るX線CT用検出器において、 前記シンチレータの放射線劣化による着色部分を退色さ
    せるために該シンチレータに光を照射する退色用光源を
    備え、該退色用光源が発する光の波長を前記シンチレー
    タ素子が発する光の波長とは異ならせ、前記シンチレー
    タ素子のX線入射面に、前記退色用光源が発する光を透
    過させ、かつ前記シンチレータが発する光を反射する反
    射膜を形成して成ることを特徴とするX線CT用検出器
  2. (2)反射膜が干渉膜であることを特徴とする請求項1
    記載のX線CT用検出器。
  3. (3)干渉膜が誘電体多層膜であることを特徴とする請
    求項2記載のX線CT用検出器。
JP30183989A 1989-11-22 1989-11-22 X線ct用検出器 Expired - Lifetime JPH0619461B2 (ja)

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