JPH03179288A - X線ct用検出器 - Google Patents
X線ct用検出器Info
- Publication number
- JPH03179288A JPH03179288A JP1317764A JP31776489A JPH03179288A JP H03179288 A JPH03179288 A JP H03179288A JP 1317764 A JP1317764 A JP 1317764A JP 31776489 A JP31776489 A JP 31776489A JP H03179288 A JPH03179288 A JP H03179288A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scintillator
- light
- detector
- ray
- light source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005562 fading Methods 0.000 claims abstract description 29
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 claims abstract description 13
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims abstract description 12
- 238000004061 bleaching Methods 0.000 claims description 12
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 5
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 abstract description 23
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 abstract description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N mercury Chemical compound [Hg] QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910052753 mercury Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 4
- 238000001579 optical reflectometry Methods 0.000 description 4
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 2
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000002845 discoloration Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010891 electric arc Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Measurement Of Radiation (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Nuclear Medicine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的J
(産業上の利用分野)
本発明は、X1iCT装置に用いられ被写体を透過した
X線を検出して被写体の断層像を得るためのX1iCT
用検出器に関する。
X線を検出して被写体の断層像を得るためのX1iCT
用検出器に関する。
(従来の技術)
従来、この種のX線CT用検出器として、例えば第5図
に示すようなものがある。図においてこの検出器100
は、複数のシンチレータ素子101aが接着されて成る
シンチレータ101と光電変換手段としてのフォトダイ
オード102とが接着剤103により接着されて組み合
されて成る検出手段であり、フォトダイオード102は
基板104に接続されている。シンチレータ101のX
線入射面及び側面には、高反射率を有する反射剤として
の白色塗料が塗布されて光反射層105が形成されてお
り、各シンチレータ素子101aから発する光が光反射
層105で反射して効率良くフォトダイオード102に
入射するようにされている。
に示すようなものがある。図においてこの検出器100
は、複数のシンチレータ素子101aが接着されて成る
シンチレータ101と光電変換手段としてのフォトダイ
オード102とが接着剤103により接着されて組み合
されて成る検出手段であり、フォトダイオード102は
基板104に接続されている。シンチレータ101のX
線入射面及び側面には、高反射率を有する反射剤として
の白色塗料が塗布されて光反射層105が形成されてお
り、各シンチレータ素子101aから発する光が光反射
層105で反射して効率良くフォトダイオード102に
入射するようにされている。
上記検出器100が設けられたX線CT装置により被写
体の撮影を行う際には、被写体にX線が照射され、被写
体を透過したX線が図中矢印方向にシンチレータ101
に入射し、それによりシンチレータ101で発生した光
がフォトダイオード102に入射し、フォトダイオード
102は映像信号としての電気信号を次の信号処理系に
送る。
体の撮影を行う際には、被写体にX線が照射され、被写
体を透過したX線が図中矢印方向にシンチレータ101
に入射し、それによりシンチレータ101で発生した光
がフォトダイオード102に入射し、フォトダイオード
102は映像信号としての電気信号を次の信号処理系に
送る。
そして、X線CT装置はこの映像信号に基いて被写体の
断層像(CT像)を構成し表示する。
断層像(CT像)を構成し表示する。
(発明が解決しようとする課i)
しかしながら、上記した従来技術の場合には次に説明す
るような課題があった。
るような課題があった。
シンチレータ材料にはX線照射により着色部分(col
our center)を生しる性質かあり、上記シ
ンチレータ101にこのような着色部分が生じると、シ
ンチレータ101で発生した可視光は着色部分に吸収さ
れてシンチレータの光出力が低下し、検出器100の感
度が低下する。
our center)を生しる性質かあり、上記シ
ンチレータ101にこのような着色部分が生じると、シ
ンチレータ101で発生した可視光は着色部分に吸収さ
れてシンチレータの光出力が低下し、検出器100の感
度が低下する。
第6図はGd2O2S:Prセラミックから戊るシンチ
レータへのX線照射線量と検出器の感度との関係を示す
図である。第6図に示すように、シンチレータへのX線
照射線量が多いほど検出器の感度が低下する。そして、
このようなシンチレータの放射線劣化による検出器の感
度低下により、X線CT装置におけるCT値の変動やア
ーチファクトが生じるという問題があった。
レータへのX線照射線量と検出器の感度との関係を示す
図である。第6図に示すように、シンチレータへのX線
照射線量が多いほど検出器の感度が低下する。そして、
このようなシンチレータの放射線劣化による検出器の感
度低下により、X線CT装置におけるCT値の変動やア
ーチファクトが生じるという問題があった。
例えば第7図に示すように、小さな被写体111を何回
か撮影した後に大きな被写体112を撮影する場合には
、まず小さな被写体111撮影時には、X線管球113
から発生したX線は被写体111を透過して検出器10
0を照射するが、このとき検出器100において、被写
体111を透過したX線が照射する小部分100aのX
線照射線量はX線管球113からのX線が被写体111
を透過せずに直接照射する部分100bのX線照射線量
より少なくなり、検出器100の感度分布はチャンネル
間で段差を生じるようになる。この後大きな被写体11
2を撮影すると、検出器100の感度分布に段差がある
ために、表示画像にアーチファクトが現れる。
か撮影した後に大きな被写体112を撮影する場合には
、まず小さな被写体111撮影時には、X線管球113
から発生したX線は被写体111を透過して検出器10
0を照射するが、このとき検出器100において、被写
体111を透過したX線が照射する小部分100aのX
線照射線量はX線管球113からのX線が被写体111
を透過せずに直接照射する部分100bのX線照射線量
より少なくなり、検出器100の感度分布はチャンネル
間で段差を生じるようになる。この後大きな被写体11
2を撮影すると、検出器100の感度分布に段差がある
ために、表示画像にアーチファクトが現れる。
また、小さな被写体111を撮影せずに大きな被写体1
12のみを撮影する場合には、このような感度段差は生
じないが、検出器100はシンチレータ101の放射線
劣化によりほぼ全チャンネルにわたって均一に感度が低
下するので、CT値の変動が生じる。
12のみを撮影する場合には、このような感度段差は生
じないが、検出器100はシンチレータ101の放射線
劣化によりほぼ全チャンネルにわたって均一に感度が低
下するので、CT値の変動が生じる。
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、シンチレータの
放射線劣化による検出精度の低下を防止し、CT像を表
示する際には表示画像の画質低下を防止することができ
るX線CT用検出器を提供することにある。
れたもので、その目的とするところは、シンチレータの
放射線劣化による検出精度の低下を防止し、CT像を表
示する際には表示画像の画質低下を防止することができ
るX線CT用検出器を提供することにある。
[発明の構成]
(課題をH決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明にあっては、シンチ
レータと光電変換手段とが組み合された検出手段を備え
て成るX線CT用検出器において、前記シンチレータの
放射線劣化による着色部分を退色させるために該シンチ
レータに所定の波長の光を照射する退色用光源を備えて
成ることを特徴とする。
レータと光電変換手段とが組み合された検出手段を備え
て成るX線CT用検出器において、前記シンチレータの
放射線劣化による着色部分を退色させるために該シンチ
レータに所定の波長の光を照射する退色用光源を備えて
成ることを特徴とする。
上記シンチレータを円弧状に形成し、シンチレータのX
線入射面側にコリメータとスリットを設ける場合には、
退色用光源をシンチレータと同心円の円弧状に形成する
とともに、コリメータとスリットとの間のX線非照射領
域に退色用光源を配置することが好ましい。
線入射面側にコリメータとスリットを設ける場合には、
退色用光源をシンチレータと同心円の円弧状に形成する
とともに、コリメータとスリットとの間のX線非照射領
域に退色用光源を配置することが好ましい。
また、上記退色用光源及びシンチレータを、内面が光反
射性を有する遮光箱に収納してもよい。
射性を有する遮光箱に収納してもよい。
(作用)
上記構成を有する本発明のX線CT用検出器においては
、放射線劣化によりシンチレータに着色部分が生じても
、退色用光源によりシンチレータに所定の波長の光を照
射することにより、シンチレータの着色部分を退色させ
ることができる。
、放射線劣化によりシンチレータに着色部分が生じても
、退色用光源によりシンチレータに所定の波長の光を照
射することにより、シンチレータの着色部分を退色させ
ることができる。
従って、着色により光出力が低下したシンチレータを元
の状態に戻し、検出器の感度低下を防止することができ
る。
の状態に戻し、検出器の感度低下を防止することができ
る。
また、シンチレータが円弧状の場合には、退色用光源を
シンチレータと同心円の円弧状に形成することにより、
シンチレータの全面にわたって均一に効率良く光を照射
することができ、シンチレータのX線入射面側にコリメ
ータ及びスリットが設けられている場合には、コリメー
タとスリットとの間におけるX線非照身1領域に退色用
光源を配置することにより、退色用光源がX線の悪影響
を受けることなく、効率良くシンチレータのX線入J]
、l而に光を照射することができる。
シンチレータと同心円の円弧状に形成することにより、
シンチレータの全面にわたって均一に効率良く光を照射
することができ、シンチレータのX線入射面側にコリメ
ータ及びスリットが設けられている場合には、コリメー
タとスリットとの間におけるX線非照身1領域に退色用
光源を配置することにより、退色用光源がX線の悪影響
を受けることなく、効率良くシンチレータのX線入J]
、l而に光を照射することができる。
さらに、退色用光源及びシンチレータを内面に光反射性
を有する遮光箱に収納することにより、退色用光源の発
生光を遮光箱内面て反1・lさせて効率良くシンチレー
タに照射させることができる。
を有する遮光箱に収納することにより、退色用光源の発
生光を遮光箱内面て反1・lさせて効率良くシンチレー
タに照射させることができる。
(実施f!′IJ )
以下に、本発明の実施例を図に基いて説明する。第1図
は本発明の一実施例のX線CT用検出藩の構成を示す縦
断面図、第2図は同実施例のX線CT用検出器の斜視図
である。
は本発明の一実施例のX線CT用検出藩の構成を示す縦
断面図、第2図は同実施例のX線CT用検出器の斜視図
である。
第1図において1はX線CT用検出器を示しており、シ
ンチレータ2と光電変換手段としてのフォトダイオード
3とが組み合されて成る検出手段20と、シンチレータ
2に所定の波長の光を照射する退色用光源4とを備えて
いる。
ンチレータ2と光電変換手段としてのフォトダイオード
3とが組み合されて成る検出手段20と、シンチレータ
2に所定の波長の光を照射する退色用光源4とを備えて
いる。
シンチレータ2は複数のシンチレータ素子が接合されて
、検出器1が設けられるX線CT装置のX線管球(図示
せず)の焦点を中心とする円弧状に形成されて成り、接
着剤によりフォトダイオード3と接着されて、フォトダ
イオード3は基板10に取り付けられている。
、検出器1が設けられるX線CT装置のX線管球(図示
せず)の焦点を中心とする円弧状に形成されて成り、接
着剤によりフォトダイオード3と接着されて、フォトダ
イオード3は基板10に取り付けられている。
シンチレータ2のX線入射面側(フォトダイオード3と
は逆側)には、コリメータ11とスリットとしての鉛板
15とが設けられており、コリメータ11を挾持するサ
ポート12が基板1oに固着されている。退色用光源4
は、コリメータ11と鉛板15との間におけるX線非照
射領域に2個配置されており、保持具13を介してサポ
ート12に取り付けられている。
は逆側)には、コリメータ11とスリットとしての鉛板
15とが設けられており、コリメータ11を挾持するサ
ポート12が基板1oに固着されている。退色用光源4
は、コリメータ11と鉛板15との間におけるX線非照
射領域に2個配置されており、保持具13を介してサポ
ート12に取り付けられている。
退色用光源4は、第3図(a)に示すような低圧水銀灯
24を治具により加熱成形して、同図(b)に示すよう
な、不図示のX線管球の焦点を中心とする円弧状、すな
わちシンチレータ2と同心円の円弧状に形成されている
。図中aは低圧水銀灯24のガラス管24aの全長、b
は放電長、Cはガラス管24Hの外径、doは退色用光
源4の全長(両端の直線間隔)、Rは曲率半径、θは退
色用光源4の円弧に対応する中心角であり、a=730
mm、b−680mm、c=16mm、d=716mm
。
24を治具により加熱成形して、同図(b)に示すよう
な、不図示のX線管球の焦点を中心とする円弧状、すな
わちシンチレータ2と同心円の円弧状に形成されている
。図中aは低圧水銀灯24のガラス管24aの全長、b
は放電長、Cはガラス管24Hの外径、doは退色用光
源4の全長(両端の直線間隔)、Rは曲率半径、θは退
色用光源4の円弧に対応する中心角であり、a=730
mm、b−680mm、c=16mm、d=716mm
。
R41040mm、θ−40°である。
低圧水銀灯24はガラス管24a内に2To rrのA
r約100mgのHgが封入されており、Hgの254
nm、365nmの共鳴放射を利用する場合にはガラス
管24aとして石英を用い、白色光を利用する場合には
ガラス管内面に3Ca3 (PO4)2 Ca・ (
F、C斐)2 :Sb、Mn等の蛍光体を塗布したもの
を用いる。シンチレータ2全面を均一に強く照射するた
めには、退色用光源4として低圧水銀灯か最も好適であ
る。低圧水銀灯は低圧アーク放電を利用しているので充
分な電源容量があれば充分に長い発光部が得られ、管を
円弧状に形成すれば陽光柱もそれに沿って形成されるの
で、退色用光源4を容易にシンチレータ2と同心円の円
弧状に形成して、シンチレータ2全面を均一に照射する
ことができる。また光量が多いので、シンチレータ2を
強く照射することができる。
r約100mgのHgが封入されており、Hgの254
nm、365nmの共鳴放射を利用する場合にはガラス
管24aとして石英を用い、白色光を利用する場合には
ガラス管内面に3Ca3 (PO4)2 Ca・ (
F、C斐)2 :Sb、Mn等の蛍光体を塗布したもの
を用いる。シンチレータ2全面を均一に強く照射するた
めには、退色用光源4として低圧水銀灯か最も好適であ
る。低圧水銀灯は低圧アーク放電を利用しているので充
分な電源容量があれば充分に長い発光部が得られ、管を
円弧状に形成すれば陽光柱もそれに沿って形成されるの
で、退色用光源4を容易にシンチレータ2と同心円の円
弧状に形成して、シンチレータ2全面を均一に照射する
ことができる。また光量が多いので、シンチレータ2を
強く照射することができる。
上記検出手段20、コリメータ11、サポート12及び
退色用光源4は遮光箱14に収納されており、遮光箱1
4のX線入射面14aにスリットとして鉛板15が設け
られている。遮光箱14の内面には、白色塗料等の反射
剤が塗布されて光反射性が与えられており、コリメータ
11にも同様にして光反射性が与えられている。
退色用光源4は遮光箱14に収納されており、遮光箱1
4のX線入射面14aにスリットとして鉛板15が設け
られている。遮光箱14の内面には、白色塗料等の反射
剤が塗布されて光反射性が与えられており、コリメータ
11にも同様にして光反射性が与えられている。
上記検出器1が設けられたX線CT装置において被写体
の撮影を行う際には、被写体を透過したX線(第1図中
矢印X)が鉛板15を介して遮光箱14内に入射し、コ
リメータ11を介してシンチレータ2を照射する。シン
チレータ2はこのX線の強弱に応じて可視光をフォトダ
イオード3に出射し、フォトダイオード3はこの可視光
に応じて電気信号を映像信号として不図示の画像構成部
に送る。画像構成部ではこの映像信号に応じて画像を構
成し、不図示の表示部でCT像が表示される。
の撮影を行う際には、被写体を透過したX線(第1図中
矢印X)が鉛板15を介して遮光箱14内に入射し、コ
リメータ11を介してシンチレータ2を照射する。シン
チレータ2はこのX線の強弱に応じて可視光をフォトダ
イオード3に出射し、フォトダイオード3はこの可視光
に応じて電気信号を映像信号として不図示の画像構成部
に送る。画像構成部ではこの映像信号に応じて画像を構
成し、不図示の表示部でCT像が表示される。
次に、シンチレータ2の着色部の退色について説明する
。第4図はGd2O2S:Prセラミックから成るシン
チレータを用いたX線CT用検出器において、着色部を
生じたシンチレータに所定の波長の光を照射したときの
光照射量と検出器の感度との関係を示す図である。シン
チレータの着色部は所定の波長の光を照射されることに
より退色する性質があり、第4図に示すように、着色に
より感度が低下した検出器は所定の波長の光を5!α射
することにより元の感度に戻すことができる。
。第4図はGd2O2S:Prセラミックから成るシン
チレータを用いたX線CT用検出器において、着色部を
生じたシンチレータに所定の波長の光を照射したときの
光照射量と検出器の感度との関係を示す図である。シン
チレータの着色部は所定の波長の光を照射されることに
より退色する性質があり、第4図に示すように、着色に
より感度が低下した検出器は所定の波長の光を5!α射
することにより元の感度に戻すことができる。
そこで本実施絢では、被写体撮影終了後に退色用光源4
の発生光をシンチレータ2に照射して、検出器1の感度
低下を防止する。被写体撮影時には退色用光源4の電源
を切っておく。
の発生光をシンチレータ2に照射して、検出器1の感度
低下を防止する。被写体撮影時には退色用光源4の電源
を切っておく。
すなわち、被写体撮影時にシンチレータ2に着色部を生
じても、被写体撮影終了後に退色用光源4により所定の
波長の光をシンチレータ2に照射することにより、シン
チレータ2の着色部は退色するので、検出器1の感度低
下、すなわち検出精度の低下を防止することができる。
じても、被写体撮影終了後に退色用光源4により所定の
波長の光をシンチレータ2に照射することにより、シン
チレータ2の着色部は退色するので、検出器1の感度低
下、すなわち検出精度の低下を防止することができる。
従って、X線CT装置におけるCT値の変動やアーチフ
ァクトの発生を低減し、表示画像の画質低下を防止する
ことができる。
ァクトの発生を低減し、表示画像の画質低下を防止する
ことができる。
また、本実施例においては、退色用光源4がシンチレー
タ2と同心円の円弧状に形成されているので、シンチレ
ータ2の全面にわたって均一に光を照射することができ
る上に、退色用光源4がコリメータ11と鉛板15との
間におけるX線非照射領域に配置されているので、退色
用光源4がX線の悪影響を受けることなく、効率良くシ
ンチレータ2のX線入射面に光を照射することができる
。
タ2と同心円の円弧状に形成されているので、シンチレ
ータ2の全面にわたって均一に光を照射することができ
る上に、退色用光源4がコリメータ11と鉛板15との
間におけるX線非照射領域に配置されているので、退色
用光源4がX線の悪影響を受けることなく、効率良くシ
ンチレータ2のX線入射面に光を照射することができる
。
さらに、遮光箱14の内面及びコリメータ11が光反射
性を有するため、退色用光源4の発生光を遮光箱内面及
びコリメータ11で反射させて、効率良くシンチレータ
2に光を照射することができる。
性を有するため、退色用光源4の発生光を遮光箱内面及
びコリメータ11で反射させて、効率良くシンチレータ
2に光を照射することができる。
[発明の効果]
本発明は以上の構成及び作用を有するもので、退色用光
源によりシンチレータに所定の波長の光を照射すること
により、シンチレータの放1・1線劣化による検出器の
感度低下、すなわち検出精度の低下を防止し、CT像を
表示する際には、CT値の変動やアーチファクトの発生
を低減して、表示画像の画質劣化を防止することができ
る。
源によりシンチレータに所定の波長の光を照射すること
により、シンチレータの放1・1線劣化による検出器の
感度低下、すなわち検出精度の低下を防止し、CT像を
表示する際には、CT値の変動やアーチファクトの発生
を低減して、表示画像の画質劣化を防止することができ
る。
また、シンチレータが円弧状でシンチレータのX線入射
面側にコリメータ及びスリットが設けられている場合に
は、退色用光源をシンチレータと同心円の円弧状に形成
するとともに、コリメータとスリットとの間におけるX
線非照射領域に退色用光源を配置することにより、退色
用光源がX線の悪影響を受けることなく、シンチレータ
のX線入射面の全面にわたって均一に、効率良く光を照
射することができる。
面側にコリメータ及びスリットが設けられている場合に
は、退色用光源をシンチレータと同心円の円弧状に形成
するとともに、コリメータとスリットとの間におけるX
線非照射領域に退色用光源を配置することにより、退色
用光源がX線の悪影響を受けることなく、シンチレータ
のX線入射面の全面にわたって均一に、効率良く光を照
射することができる。
さらに、退色用光源及びシンチレータを内面に光反1、
■性を有する遮光箱に収納することにより、より効率良
くシンチレータに光を照射することができる。
■性を有する遮光箱に収納することにより、より効率良
くシンチレータに光を照射することができる。
第1図は本発明の一実施例のX線CT用検出器の構成を
示す縦断面図、第2図は同実施例のX線CT用検出器の
斜視図、第3図(a)は同実施例における退色用光源に
用いられる低圧水銀灯を示す正面図、同図(b)は同実
施例における退色用光源を示す説明図、第4図はX線C
T用検出器のシンチレータに光を照射したときの光照射
量と検出器の感度との関係を示す図、第5図は従来例の
X線CT用検出器の構成を示す縦断面図、第6図はX線
CT用検出器へのX線照射線量と検出器の感度との関係
を示す図、第7図は同従来例のX線CT用検出器の感度
劣化を説明するための説明図である。 1・・・X線CT用検出器 2・・・シンチレータ 3・・・フォトダイオード(光電変換手段)4・・・退
色用光源 11・・−コリメータ14・・・遮光箱
15・−・鉛板(スリット)−工一 真3171(b) 光照射量(Tomつ 第4図 第5図 忽−)l説餘柩(次)
示す縦断面図、第2図は同実施例のX線CT用検出器の
斜視図、第3図(a)は同実施例における退色用光源に
用いられる低圧水銀灯を示す正面図、同図(b)は同実
施例における退色用光源を示す説明図、第4図はX線C
T用検出器のシンチレータに光を照射したときの光照射
量と検出器の感度との関係を示す図、第5図は従来例の
X線CT用検出器の構成を示す縦断面図、第6図はX線
CT用検出器へのX線照射線量と検出器の感度との関係
を示す図、第7図は同従来例のX線CT用検出器の感度
劣化を説明するための説明図である。 1・・・X線CT用検出器 2・・・シンチレータ 3・・・フォトダイオード(光電変換手段)4・・・退
色用光源 11・・−コリメータ14・・・遮光箱
15・−・鉛板(スリット)−工一 真3171(b) 光照射量(Tomつ 第4図 第5図 忽−)l説餘柩(次)
Claims (3)
- (1)シンチレータと光電変換手段とが組み合された検
出手段を備えて成るX線CT用検出器において、 前記シンチレータの放射線劣化による着色部分を退色さ
せるために該シンチレータに所定の波長の光を照射する
退色用光源を備えて成ることを特徴とするX線CT用検
出器。 - (2)退色用光源がシンチレータと同心円の円弧状に形
成されるとともに、該シンチレータのX線入射面側に設
けられたコリメータとスリットとの間におけるX線非照
射領域に前記退色用光源が配置されて成ることを特徴と
する請求項1記載のX線CT用検出器。 - (3)退色用光源及びシンチレータが遮光箱に収納され
、該遮光箱内面が光反射性を有することを特徴とする請
求項1記載のX線CT用検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1317764A JPH03179288A (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | X線ct用検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1317764A JPH03179288A (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | X線ct用検出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03179288A true JPH03179288A (ja) | 1991-08-05 |
Family
ID=18091785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1317764A Pending JPH03179288A (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | X線ct用検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03179288A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013108773A (ja) * | 2011-11-17 | 2013-06-06 | Hitachi Medical Corp | X線検出器、x線検出装置、及びx線撮像装置 |
-
1989
- 1989-12-08 JP JP1317764A patent/JPH03179288A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013108773A (ja) * | 2011-11-17 | 2013-06-06 | Hitachi Medical Corp | X線検出器、x線検出装置、及びx線撮像装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5623281B2 (ja) | 撮像装置用シンチレータ、シンチレータモジュール、該シンチレータ付き撮像装置およびシンチレータ製造方法 | |
US4070581A (en) | Detection of radiation | |
CN101652676B (zh) | 通过施加次级辐射来减少闪烁体中的陷阱效应 | |
EP2147335B1 (en) | Determination of a spatial gain distribution of a scintillator | |
JPS6211313B2 (ja) | ||
JP2000510729A (ja) | 定量的放射線撮像法のためのシステム | |
JPS61110079A (ja) | 放射線検出器 | |
US7772561B2 (en) | Apparatus and method for detecting an image | |
US4818880A (en) | Radiation image read-out apparatus | |
JP2002277555A (ja) | 放射線イメージャカバー | |
US4621194A (en) | Radiation detecting apparatus | |
JP2003107162A (ja) | 薄型ダイナミック放射線検出器 | |
US4680473A (en) | Radiation image read-out apparatus including selective stimulating ray reflection preventing means | |
JP3715164B2 (ja) | X線検出器アレイ用のx線を吸収し光を反射する媒体 | |
US6226355B1 (en) | X-ray examination apparatus including an X-ray filter | |
JPH03179288A (ja) | X線ct用検出器 | |
JPH03163391A (ja) | X線ct用検出器 | |
JPS5828555B2 (ja) | シンチレ−シヨンカメラ | |
JPH049688A (ja) | X線ct装置の検出装置 | |
US20010038078A1 (en) | Light treatment device and method, imaging cassette, dose measuring module and radiology apparatus | |
JPH1184013A (ja) | 放射線検出器 | |
GB2061055A (en) | Imaging system | |
JP2008544239A (ja) | 放射線検出器 | |
JPH03295493A (ja) | X線ct用検出器 | |
JPS6058574A (ja) | 放射線検出器 |