JPH03162757A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業の利用分野） この発明は、ビデオテープレコータ（以下、ＶＴＲと記
す）等の回転ヘッドを備えてなる磁気記録再生装置に関
する。

（従来の技術） 一般に、ＶＴＲにおいては、記録媒体として、磁気テー
プ（以下、テープと記す）の巻装されたテープカセット
が装着されると、該テープカセットがカセット装填機構
を介してテープ駆動位置まで移送され、その移送位置で
テープローディング機構を介してカセット内からテープ
が引出されて回転ヘッドの搭載されたシリンダ機構の周
囲に装架され、テープが記録・再生等の動作モードに応
じて駆動制御される。この動作モードとしては、動作モ
ード設定機能により、選択的に記録，再生，スチル再生
，早送り再生（ＣＵＥ），巻戻し再生（Ｒ　Ｅ　Ｖ）等
の各種の記録・再生モードの切換設定が可能に構成され
る。

ところで、このような従来のＶＴＲにあっては、停止モ
ードが設定されると、自動的にテープローディング状態
を解き、アンローディングを行い走行経路（テープパス
）にあるテープをテープカセットに収納するように構成
されていた。従って、従来のＶＴＲにあっては、停止モ
ードから記録・再生モードに切換設定した場合、モード
設定から実際に記録・再生モードが実行されるまでにか
なりの時間を必要とするという問題を有していた。

これによると、特に、記録時、必要な録画タイミングを
逃して、記録すべきプログラムの一部を記録することが
できないという不具合が起こっていた。

そこで、最近のＶＴＲは、停止モードにおいて、テープ
ローディング機構を含むテープ駆動系を記録・再生モー
ドと略同様にテープローディング状態を維持したテープ
バス状態に制御するように構威して、記録・再生モード
への切換タイミングの迅速化を図ったものが開発されて
いる。

しかしながら、上記ＶＴＲでは、停止モード状態で、一
定のテンションの付与されたテープがシリンダ機構に装
架された状態で、いわゆる待期する構成のために、モー
ド切換を繰返すことにより、テープが損傷したり、回転
ヘッドを含むヘッドが磨耗して目づまりを起し、ヘッド
寿命が短命となるという問題をＨしていた。

．（発明が解決しようとする課８） 以上述べたように、従来のＶＴＲでは、停止モードから
記録・再生モードへの切換に多くの時間を必要とするも
のであったり、あるいはモード切換時間の短縮化を図っ
たものでは、テープの損傷やヘッド寿命の短命化を招き
易いという問題を有していた。

この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、モード
切換時間の短縮化を図り得、且つ、テープ保護の促進と
共に、ヘッドの長寿命化を図り得るようにした磁気記録
再生装置を提供することを目的とする。

［発明の構ｂ”ｉ　］ （課題を解決するための手段） この発明は、テープカセットに巻装された磁気テープを
テープローディング機構を介して回転ヘッドの搭載され
たシリンダ機構の周囲に装架してなる磁気記録再生装置
において、前記テープロ−ディグ機構に連動して作動制
御され、前記シリンダ機構に装架された磁気テープにテ
ンションを付与するテンションアームと、記録●再生モ
ードと停止モードの切換操作に連動して前記テンション
アームを駆動制御し、停止モード状態で前記磁気テープ
のテンションを略零に設定するテンション制御手段とを
備えて構成したものである。

（作用） 上記構成によれば、停止モードに設定されると、テンシ
ョン制御手段はテンションアームを作動制御して、シリ
ンダ機構に装架されたテープのテンションが略零に設定
され、この状態でテープローディング機構を含むテープ
駆動系が待期され、次に記録・再生モードへの切換操作
が行われると、テンションアームを反転制御して、テー
プに対して所定のテンションを付与して記録・再生モー
ドに設定する。従って、停止モードから記録・再生モー
ドへの迅速なモード切換が実現され、且つ、停止モード
におけるテープ保護が図れると共に、ヘッドの磨耗の防
止が図れてヘッド目づまりの防止が促進される。

（実施例） 以下、この発明の実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。

第１図はこの発明の一実施例に係る磁気記録再生装置を
示すもので、図中１０．１１は供給及び巻取側リール台
で、図示しないカセット装填機構を介して移送されたテ
ープカセットが装着される。

これらリール台１０．１１には供給及び巻取ブレーキ部
材１２．１３が接離自在に設けられ、この供給及び巻取
ブレーキ部材１２．１３はロジックスライダ１４に駆動
自在に係合される。このロジックスライダ１４は駆動レ
バー１５を介してカム歯車１６の一方面に形成されたモ
ード切換用の第１の駆動力ム１６ａに係合され、このカ
ム歯車１６の回転角に応じて矢印Ａ，Ｂ方向に移動制御
されて供給及び巻取ブレーキ部材１２．１３を所定の動
作モード状態に切換制御する。また、ロジックスライダ
１４にはテンションアーム１７が係合される。このテン
ションアーム１７はテープバスに対応して回動自在に設
けられ、ロジックスライダ１４がテープ再生及び記録モ
ードにおいて、例えば矢印Ａ方向に移動されると、初期
位置より図中反時計方向に回動制御されてテープカセッ
トに巻装された磁気テープ（以下、テープと記す）Ｘに
対して所定のテンションを付与する第１の位置間で回動
制御される（第１図（ａ）参照）。そして、このテンシ
ョンアーム１７は、例えば動作モードがＲＥＶ　（レビ
ュー）モードあるいは停止モードに切換えられてカム歯
車１６が回転制御されると、これに連動してロジックス
ライダ１４が若干矢印Ｂ方向に移動されることにより、
反転されてテーブパス上のテーブＸから離間されてテン
ションが略零となる第２の位置まで回動される（第１図
（ｂ）参照）。

また、カム歯車１６には、ピンチローラ切換制御用の第
２の駆動力ム１６ｂが形成され、この第２の駆動力ム１
６ｂにはピンチ駆動レバー１８の一端が係合される。こ
のピンチ駆動レバー１８の他端にはピンチレバー１９の
基端部が係合され、このピンチレバー１９の先端部には
ピンチローラ２０がキャプスタン２１に対応して回転自
在に支持される。キャプスタン２１はキャブスタンモー
タ２２の回転軸に一体的に設けられており、その回転力
はテープ駆動機構を形成する駆動歯車２３にベルト２４
を介して伝達される。この駆動歯車２３には首振自在な
伝達歯車２５が歯合される。

この伝達歯車２５は、その回転方向に応じて、上記供給
及び巻取側リール台１０．１１にそれぞれ設けられた歯
車１０ａ．ｌｌａの一方に駆動力伝達可能に歯合される
。

さらに、カム歯車１６にはブレーキ切換制御用の第３の
駆動力ム１６ｃが形成され、この第３の駆動力ム１６ｃ
には回動自在にブレーキレパー２６の一端部が係合され
る。このブレーキレパー２６の他端部には矢印Ｃ，Ｄ方
向に移動自在に配設されたブレーキコネクタ２７の一端
部が係合され、このブレーキコネクタ２７の他端には回
動自在に配設されたブレーキ切換レバー２８の一端部が
係合される。このブレーキ切換レバー２８の他端部には
矢印Ａ，Ｂ方向に摺動自在に配設されたブレーキスライ
ダ２９の一端部に係合される。このブレーキスライダ２
９には供給及び巻取メインブレーキ部材３０．３１が係
合される。この供給及び巻取メインブレーキ部材３０．
３１は回動自在に設けられており、ブレーキスライダ２
つの矢印Ａ，Ｂ方向の移動に連動して回動制御されて供
給及び巻取側リール台１０．１１に対して接離され、そ
の接状態で供給及び巻取側リール台１０．１１を制動制
御する。

また、さらにカム歯車１６には第２図に示すように、そ
の他方面にテープローディング駆動用の第４の駆動力ム
１６ｄが形成される。この第４の駆動力ム１６ｄには回
動自在に設けられたテープローディングレバー３２の一
端部が係合される。

このテープローディングレバー３２の他端部には歯車部
３２ａが形成され、この歯車部３２ａには第１のローデ
ィング歯車３３に歯合される。この第１のローディング
歯車３３にはガイドローラ３４ａを設けてなる巻取側引
出部材３４が支持される。この巻取側引出部材３４はシ
リンダ機構３５の巻取側に設けられた巻取側案内溝３６
ａに移動自在に収容され、第１のローディング歯車３３
の回転駆動に連動してガイドローラ３４ａが巻取側案内
湾３６ａを移動制御されてテープローディング及びテー
プアンローディングを行わしめる。また、第１のローデ
ィング歯車３３には第２のローディング歯車３７が歯合
される。この第２のローディング歯車３７にはガイドロ
ーラ３８ａを設けてなる供給側引出部材３８が支持され
る。

この供給側引出部材３８は上記シリンダ機構３５の供給
側に設けられた供給側案内！３６ｂに移動自在に収容さ
れ、第２のローディング歯車３７の回転駆動に連動して
ガイドローラ３８ａが供給側案内溝３６ｂを移動制御さ
れてテープローディング及びテープアンローディングを
行わしめる。

カム歯車１６の回転角度と、動作モード及び機構系の動
作状態を第３図に示す。

上記シリンダ機構３５はテープパス上に配置されており
、回転ヘッド（第１図及び第２図においては、図の都合
上、図示せず）が所定の間隔に搭載される。そして、こ
のシリンダ機構３５に対応したテーブバス上にはインビ
ーダンスローラ３９、全幅消去ヘッド４０等が配設され
る。

上記構成において、使用者よりテープカセットが図示し
ない挿入口に挿入されると、上記カセット装填機構（図
示せず）が作動されて、テープカセットがテープ駆動機
構の供給及び巻取側リール台１０．１１に装填される。

ここで、撮作モードが停止モードの場合には、図示しな
い信号処理系が停止モードに設定される。同時に、図示
しない検出手段がテープカセットの装着を検出して上記
駆動モータ（図示せず）゛が駆動制御されて、カム歯車
１６が回転駆動制御される。すると、カム歯車１６は、
その第１の駆動力ム１６ａでロジックスライダ１４を矢
印Ａ方向に摺動させ、このロジックスライダ１４を介し
て巻取ブレーキ部材ｌ３を作動制御して、巻取側リール
台１１を制動制御する。同時に、カム歯車１６は、その
第４の駆動力ム１６ｄでテープローディングレバー３２
を回動制御して、第１及び第２のローディング歯車３３
．３７を回転駆動し、巻取及び供給側引出部材３４．３
８を巻取及び供給側案内満３６８，３６ｂを移動させて
テープカセットのテーブＸを引出してシリンダ機構３５
５の回転ヘッドの周囲に装架させると共に、テンション
アーム１７を前記初期位置より図中反時計方向の第２の
位置まで回動させたＲＥＶモードの位置に設定する（第
１図（ｂ）参照）。従って、この停止モードにおいて、
シリンダ機構３５に装架されたテープＸはテンションア
ームｌ７によるテンションが緩められて略零に設定され
た状態でシリンダ機ＨＩＩ３５に装架される。

また、上記カム歯車１６は、その第２の駆動力ム１６ｂ
でピンチ駆動レバー１８を作動制御して、ピンチレバー
１９を回動制御して、ピンチローラ２０をテーブＸを介
してキャブスタン２１に圧接させる。

次に、上記停止モードにおいて、例えば図示しない再生
操作子が操作されると、図示しない信号処理系が再生モ
ードに制御される。同時に、上記駆動モータ（図示せず
）が駆動制御されて、カム歯車１６が回転駆動される。

すると、カム歯車１６は、その第１の駆動力ム１６ａで
ロジックスライダ１４を移動制御して、巻取及び供給側
引出部材３４．３８を停止モード位置に保った状態で、
テンションアーム１７だけをさらに、図中反時計方向の
第１の位置まで回動させる。ここで、テーブＸはテンシ
ョンアーム１７を介して所定のテンションが付与され、
ここに、キャプスタンモータ２２が駆動されてテープ駆
動機構が駆動制御され、テーブＸが走行されてテープ再
生が行われる。この再生モードとしては、コマ送り再生
、スチル再生等が特殊再生モードもあるが、これらの動
作モードについては、上記キャプスタンモータ２２の駆
動を制御することにより、テープ送り形態がそれぞれ動
作モードに対応して切換設定されて実現される。

そして、上記再生モードにおいて、停止操作がなされる
と、上記信号処理系（図示せず）が停止モードに制御さ
れる。同時に、上記駆動モータ（図示せず）が駆動制御
されて、カム歯車１６が回転駆動される。すると、カム
歯車１６は、その第１の駆動力ム１６ａでロジックスラ
イダ１４を再び移動制御して、テンションアーム１７だ
けを図中時計方向の第２の位置まで回動させてテープＸ
から離間させて、該テープＸをテンションが略零の状態
まで緩める。同時に、キャプスタンモータ２２が停止さ
れてテープ駆動機構が停止制御され、停止モードへの切
換が完了される。

また、上記停止モードにおいて、前記再生モードに換え
て、記録モードに設定された場合には、上記再生モード
と略同様に制御されて記録モードに切換制御され、その
上記信号処理系（図示せず）が記録状態に切換制御され
る。

なお、上記停止モードにおいて、テープ駆動機構を、そ
の伝達歯車２５が第１図（ｂ）に示す位置より図中時計
方向に回動されて巻取側リール台１１の歯車１１ａに歯
合された状態で停止させるように制御することにより、
停止モードから再生モード（記録モード）への切換制御
時の立上り速度がさらに迅速に実現される。

このように、上記磁気記録再生装置は、シリンダ機構３
５に装架されたテーブＸにテンションを付与するテンシ
ョンアーム１７を記録・再生モードと停止モードの切換
撮作に連動して駆動制御して、停止モード状態でテーブ
Ｘのテンションを略零に設定し、記録・再生モードへの
切換操作が行われると、テンションアーム１７を反転ル
リ御して、テーブＸに対して所定のテンションを付与し
た記録・再生モードに設定するように構成した。これに
よれば、テンションアーム１７の駆動制御だけで、停止
モードと記録・再生モードの切換制御が実現されること
により、可及的に迅速なモード切換が実現され、且つ、
停止モードにおけるテーブＸが略零の状態に設定される
ことにより、テープ保護が効果的に促進されると共に、
ヘッドの磨耗が効果的に防止されてヘッドの目づまりの
防止が図れるため、ヘッドの長寿命化が促進される。ま
た、これによれば、停止モードと記録・再生モ−ドとが
テーブＸのテンションを制御するだけで実現されること
により、モード切換時における信号処理系のコントロー
ルパルスのカウントミスの発生が確実に防止されるため
、信頼性の高い記録・再生が丈現される。

なお、ＲＥＶ位置での停止モードは、所定時間経過後に
、それを解除し、第３図に示す、従来からの停止モード
になるように設定される。

また、この発明は上記実施例に限ることなく、その他、
この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し
得ることは勿論のことである。上記実施例では、ＲＥＶ
モードのカム位置が、目的の機構動作系を満足し、かつ
、再生モードのカム位置に近いため、選択したもので、
その条件を満すモードカム位置であればＲＥＶモード位
置に限定されるものではない。

［発明の効果］ 以上詳述したように、この発明によれば、モード切換時
間の短縮化を図り得、且つ、テープ保護の促進と共に、
ヘッドの長寿命化を図り得るようにした磁気記録再生装
置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る磁気記録再生装置の
要部を示すもので、同図（ａ）は再生モード状態を示す
構成図、同図（ｂ）は停止モード状態を示す構或図、第
２図は第１図のテープローディング機構を取出して示す
構成図、第３図は第１図の力動作状態を示すタイムチャ
ートである。 １０．１１・・・供給及び巻取側リール台、１２，１３
・−・供給及び巻取ブレーキ部材、１４・・・ロジック
スライダ、１５・・・駆動レバー　１６・・・カム歯車
、１６ａ〜１６ｄ・・・第１乃至第４の駆動カム、１７
・・・テンションアーム、１８・・・ピンチ駆動レバー
　１９・・・ビンチレバー　２０・・・ビンチローラ、
２１・・・キャブスタン、２２・・・キャプスタンモー
タ、２３・・・駆動歯車、２４・・・ベルト、２５・・
・伝達歯車、１０ａ，ｌｌｇ・・・歯車、２６・・・プ
レーキレパー　２７・・・ブレーキコネクタ、２８・・
・フＬ／−キ切換レバー　２９・・・ブレーキスライダ
、３０，３１・・・供給及び巻取メインプーキ部材、３
２・・・テープローディングレバ−　３２ａ・・・歯車
部、３３．３７・・・第１及び第２のローディング歯車
、３４ａ，３８ａ・・・ガイドローラ、３４．３８・・
・巻取及び供給側引出部材、３５・・・シリンダ機構、
３６ａ，３６ｂ・・・巻取及び供給側案内溝、３つ・・
・インビーダンスローラ、４０・・・全幅消去ヘッド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 テープカセットに巻装された磁気テープをテープローデ
   ィング機構を介して回転ヘッドの搭載されたシリンダ機
   構の周囲に装架してなる磁気記録再生装置において、 前記テープローディング機構に連動して作動制御され、
   前記シリンダ機構に装架された磁気テープにテンション
   を付与するテンションアームと、記録・再生モードと停
   止モードの切換操作に連動して前記テンションアームを
   駆動制御し、停止モード状態で前記磁気テープのテンシ
   ョンを略零に設定するテンション制御手段とを具備した
   ことを特徴とする磁気記録再生装置。