JPH03162726A - 情報記録媒体、情報記録媒体収納用ケース、およびそれらの製造方法 - Google Patents

情報記録媒体、情報記録媒体収納用ケース、およびそれらの製造方法

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JPH03162726A
JPH03162726A JP1300744A JP30074489A JPH03162726A JP H03162726 A JPH03162726 A JP H03162726A JP 1300744 A JP1300744 A JP 1300744A JP 30074489 A JP30074489 A JP 30074489A JP H03162726 A JPH03162726 A JP H03162726A
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resin
substrate
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JP1300744A
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Hitoshi Kosho
均 古性
Eiji Koyama
栄二 小山
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Maxell Ltd
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Hitachi Maxell Ltd
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光情報記録媒体や磁気記録媒体などの情報記
録媒体と、情報記録媒体を収納するためのケースと、そ
れらの製造方法とに係り、特に、部材表面への塵埃の付
着防止に関する.〔従来の技術〕 一般に,光情報記録媒体は、透明基板の片面に形成され
た少なくとも記録膜または反射膜を含む薄膜層上に基板
側から光ビームを照射し,その反射光を情報として読み
取る方式が採用されている.このため、透明基板の表面
が損傷すると、薄膜層に達する光ビームの光量,および
薄膜層からの反射光量が減少して記録/再生エラーを生
じやすくなる.従来より、かかる不都合を防止するため
、表面硬度が低い樹脂製基板の光ビーム入射面にハード
コート層を形成した光情報記録媒体が提案されている. また、透明基板の片面に形成された薄膜層を外気に露出
しておくと、大気中に水分等によって薄膜層が腐蝕した
り、異物と衝突して薄膜層が破壊されやすい.かかる不
都合を未然に防止するため、薄膜層の表面を硬質かつ透
湿性の少ない材料から成る保護層にて包被した光情報記
録媒体も知られている. 然るに、前記ハードコート層や保護層は、一般に紫外線
硬化性樹脂や酸化シリコンなどの誘電体によって形成さ
れるため,帯電して空気中の塵埃等を吸着しやすい.こ
のため、例えば塵埃等の異物がハードコート層上に付着
した場合には,薄膜層に達する光ビームの光量,および
薄膜層からの反射光量が減少して記録/再生エラーを生
じやすくなるといった不都合を生じ,また,保護層上に
付着した場合には、異物が付着した部分の熱伝導率が高
くなり,記録感度が局部的に劣化するといった不都合を
生じやすい.その他,情報記録媒体の帯電は、ドライブ
装置に装着した場合に放電を生じ、ノイズによる記録/
再生エラーを発生したり、ドライブ装置の信号処理回路
等にダメージを与えるといった問題をも惹起するおそれ
がある.かかる不都合を未然に防止するため、従来より
、ハードコート層の表面や保護層の表面に帯電防止膜や
導電膜を被着することの可能性が検討されている. なお、前記においては、光情報記録媒体を例にとって説
明したが、磁気情報記録媒体等,他種の情報記録媒体に
おいても塵埃の付着に起因する種々の問題があり,帯電
防止膜や導電膜を被着することの可能性が検討されてい
る. (発明が解決しようとする1111) 一般に,物体の表面に帯電防止膜を形成する手段として
は,物体の表面に界面活性剤を塗布する方法と、物体を
構成する樹脂材料中に界面活性剤を練り込む方法とがあ
る.後者は、物体の表面に移行(ブリード)した界面活
性剤分子が何らかの理由によって脱落しても、物体中の
界面活性剤分子が順次物体表面に移行するので,帯電防
止効果が長続きするという利点がある. 然るに,これらの方法は、いずれも物体の表面に界面活
性剤分子を固着するための手段が施されておらず、単に
物体の表面に界面活性剤分子を吸着させるだけであるの
で,これを情報記録媒体に適用した場合、機械的な摩擦
や加熱などによって界面活性剤が脱落しやすいという欠
点がある.練り込み型の場合には,移行によって順次界
面活性剤分子がハードコート層等の表面に配列されると
しても、移行には数時間ないし数日の時間を要するので
,f電防止効果を有効に作用させるためには,ハードコ
ート層等の表面に界面活性剤分子を固着させ、容易に脱
落しないようにする必要がある. 一方、基板等の表面にITOなどの導電膜を被着した情
報記録媒体には前記したような欠点はないが,例えばス
パッタリングなどの真空成膜法を用いなくては導電膜を
形成することができないため,製造工程が複雑になった
り,製造設備が高価になるという欠点がある. 本発明は,前記した従来技術の欠点を解決するためにな
されたものであって、その第1の目的は,安価に実施で
さ,かつ帯電防止効果が長続きする情報記録媒体を提供
することにある. また、第2の目的は、情報記録媒体を収納するに好適な
情報記録媒体収納用ケースを提供することにある. さらに,第3の目的は、前記の如き情報記録媒体の製造
方法を提供することにある. 加えて、第4の目的は、前記の如き情報記録媒体収納用
ケースの製造方法を提供することにある。
(111gを解決するための手段〕 本発明は、前記第1の目的を達成するため、少なくとも
1枚の基板と当該基板の片面に設けられた薄膜層とから
構威される情報記録媒体において,少なくとも前記基板
の表面または薄膜層の表面の全部または一部に紫外線硬
化性の界面活性剤が混練された樹脂層を形成し,この樹
脂層の表面に前記界面活性剤の一部を露出して帯電防止
層を形成した. また,前記第2の目的を達成するため、樹脂材料から形
成された情報記録媒体収納用ケースにおいて、少なくと
も情報記録媒体が収納されるケース内面の全部または一
部に,紫外線硬化性が付与された界面活性剤から或る帯
電防止層を形成した.さらに、前記第3の目的を達威す
るため、少なくとも1枚の基板と当該基板の片面に形成
された薄膜層とをもって構威される情報記録媒体を形成
した後、少なくとも前記基板の表面または薄膜層の表面
の全部または一部に紫外線硬化性の界面活性剤が混練さ
れた樹脂を塗布し、所定波長および所定強度の硬化光を
照射して前記樹脂および界面活性剤を固化し、前記基板
もしくは薄膜層上に固定した. また,前記第3の目的を達成するための他の手段として
,1枚の基板と当該基板の片面に形成された薄膜層とを
もって構成される記録単板を形成した後、少なくとも前
記基板の表面または薄膜層の表面の全部または一部に紫
外線硬化性の界面活性剤が混練された樹脂層を形成し、
しかる後に、これらの記録単板を貼り合せることによっ
て所望の情報記録媒体を組立てるようにした.また,前
記第4の目的を達成するため、所定形状の情報記録媒体
収納用ケースを成形した後、少なくとも情報記録媒体が
収納されるケース内面の全部または一部に紫外線硬化性
の界面活性剤が混練された樹脂を塗布し、所定波長およ
び所定強度の硬化光を照射して前記樹脂および界面活性
剤を固化し,前記ケース面に固定するようにした.〔作
用〕 紫外線硬化性の界面活性剤が混練された樹脂を用いて帯
電防止層を形成すると,紫外線のエネルギーによって界
面活性剤と界面活性剤を混練した樹脂との間にランダム
共重合あるいはグラフト共重合などの重合反応を生じ、
界面活性剤が樹脂の表面に強固に固着される.よって、
機械的な摩擦や加熱などの化学的外乱を受けたときにも
樹脂層の表面から界面活性剤が脱落しに<<,帯電防止
効果を長続きさせることができる. また、界面活性剤が混練された樹脂を被塗布物に塗布し
た後,紫外線を照射するだけで所望の樹脂層および帯電
防止層を同時に形成することができるので、真空成膜法
を用いて導電膜を形成する方法、および樹脂層形成後に
帯電防止層を形成する方法に比べて製造設備の簡略化お
よび製造工程の簡略化を図ることができる.よって,量
産性が改善され,帯電防止性に優れた情報記録媒体,お
よび情報記録媒体収納用ケースを安価に提供することが
できる. 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図とともに説明する.第1図は
第1実施例に係る光情報記録媒体の断面図であって,樹
脂製透明基板1の信号面2に少なくとも記録膜または反
射膜を含む薄膜M3を積層して成る2枚の光ディスク単
板4,5が、薄膜層3を内側にし,かつそれら薄膜層3
の間に空隙6を形成するに足る内周スペーサ7および外
周スペーサ8を介して貼り合わされ、前記樹脂製透明基
板1の外面(光ビーム入射面)にハードコート層9を介
して帯電防止層10が形成されている,前記樹脂製透明
基板1は、例えばポリカーボネート、ポリメチルメタク
リレート,ポリメチルペンテン,エボキシ,紫外線硬化
性樹脂など、透明度が高く光学ひずみの小さな樹脂材料
をもって成形される.樹脂製透明基板1の成形手段は,
使用する樹脂材料によって適宜調整される.例えばポリ
カーボネートなどの熱可塑性樹脂については射出成形法
を適用することができ、エポキシなどの熱硬化性樹脂や
紫外線硬化性樹脂などについては,注型法を適用するこ
とができる. 信号面2には、光ビームを案内するための案内溝や情報
信号を表示するブリビット列などのプリフォーマットパ
ターンが微細な凹凸形状に形成される, 薄膜層3は、光ディスクの種類に応じて適宜の材料をも
って形成される.例えば,追記形または書換形の光ディ
スクについては、少なくともヒートモード記録材料から
或る記録膜を含んで形成され.読み出し専用形の光ディ
スクについては,アルミニウムなどから成る反射膜を含
んで形成される. 薄膜層3の膜構造についても、光ディスクの種類に応じ
て適宜調整される.例えば、穴あけ形の記録膜を備えた
光ディスクについては、記録膜と例えばニトロセルロー
スなど記録膜の記録感度を向上するための下地膜とから
戒る2層構造とすることができる.また、光磁気記録膜
を備えた光ディスクについては,基[1側より、高屈折
率の第1エンハンス膜と,光磁気記録膜と,第1エンハ
ンス膜と同様の材料から成る第2エンハンス膜と、反射
膜と,耐湿性樹脂材料にて形成される保護膜とから威る
5層構造とすることができる.ハードコート層9は,紫
外線硬化性の界面活性剤が一様に混練された,樹脂製透
明基板lよりも硬質な透明樹脂材料をもって形成される
.これに適用される樹脂材料としては,簡単な設備で実
施することができ,かつ迅速に固化できることから,紫
外線硬化性樹脂が特に好適である.また、前記紫外線硬
化性の界面活性剤としては、カチオン系界面活性剤,ア
ニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤を用いるこ
とができる. 帯電防止層10は、前記ハードコート層9の表面に,ハ
ードコート層9中に混練された界面活性剤の一部が露出
することによって形成される.以下,前記第1実施例の
光ディスクの製造方法を第2図(a)〜(C)により説
明する.まず,第2図(a)に示すように、2枚の光デ
ィスク単板5,6を貼り合せてエアサンドイツチ構造の
光ディスクを形成する. 次に、第2図(b)に示すように、透明基板lの光ビー
ム入射面に紫外線硬化性の界面活性剤が一様に混練され
た紫外線硬化性樹脂層11を塗布する. しかる後、第2図(c)に示すように,この光ディスク
に所定波長および所定強度の硬化光を照射して前記紫外
線硬化性樹脂層11を硬化し、ハードコート層9を形成
すると共に,このハードコートMiI9の表面にハード
コート層中に混練された界面活性剤の一部を露出させて
,帯電防止層1oを形戊する. なお、前記実施例においては、エアサンドイッチ構造の
光ディスクを組立てたのちにハードコートWI9および
帯電防止層10を形成したが,光ディスク単板4,5の
段階でこれらの各層9,1oを形成しておき,しかる後
に所望のエアサンドイツチ構造の光ディスクを組立てる
ようにすることもできる. 前記第l実施例の光ディスクは、紫外線硬化性の界面活
性剤が一様に混練された紫外線硬化性樹脂を用いてハー
ドコート層および帯電防止JiFF10を形成したので
,紫外線のエネルギーによって紫外線硬化性樹脂と界面
活性剤との間に,ランダム共重合,あるいはグラフト共
重合などの重合反応を生じ、界面活性剤が紫外線硬化性
樹脂に強固に固着される.そして,ハードコート層上に
配列された界面活性剤分子に空気中の水が吸着され、帯
電防止効果が発揮される. よって、機械的な摩擦や加熱などの化学的外乱を受けた
ときにもハードコート層9から界面活性剤が脱落しに<
<,帯電防止効果を長続きさせることができる. 下表に、ハードコート層9の表面に存在する界面活性剤
の濃度と、各濃度における界面活性剤分子の層数と,ハ
ードコート層9表面の表面固有抵抗値とを示す. ハードコート層9への空気中の塵埃の吸着を防止するた
めには,表面固有抵抗値をおよそl×to″(Ω)以下
にする必要があることが実験によって確かめられている
.よって,上表より,所望の防塵効果を得るためには,
ハードコート層9の表面に存在する界面活性剤の濃度を
0.50X10−2〜1 . O O X 1 0−”
(一g/a1)以上にする必要があることが判る. 第3図に、紫外線硬化性樹脂中に混入された界面活性剤
の添加率と、ハードコート層9の表面抵抗値との関係を
示す.試料lはモノ(2−アクリイルオキシエチル)ア
シットフオスフエート(アニオン系界面活性剤;PAと
表記する)をスリーボンド株式会社製の紫外線硬化性樹
脂30X−400に添加したものであり、試料2はモノ
(メタクリロイルオキシエチル)アシットフオスフエー
ト(アニオン系界面活性剤;PMと表記する)をスリー
ボンド株式会社製の紫外線硬化性樹脂30X−400に
添加したものである.前記したように,ハードコートJ
’l9への空気中の塵埃の吸着を防止するためには,表
面抵抗値をおよそIX1 o11 (Ω)以下にする必
要がある.従って、第3図からいずれの試料についても
、紫外線硬化性樹脂中に界面活性剤をおよそ10(%)
以上添加すれば、所望の防塵効果を発揮できることが判
る.第4図に,帯電防止層10の耐環境試験結果を示す
.試験は、ハードコート層9上に帯電防止層10が形成
された光ディスクを,50℃−15%RHの環境下に放
置することによって行った,試料1はスリーボンド株式
会社製の紫外線硬化性樹脂30X−400にPAを10
%添加したもの、 試料2はスリーボンド株式会社製の紫外線硬化性樹脂3
 0X−4 0 0にPAを20%添加したものである
. 前記したように、ハードコート層9への空気中の塵埃の
吸着を防止するためには,表面固有抵抗値をおよそ1x
lO  (Ω)以下にすれば足る.また,一般に,光デ
ィスクを24時間以上連続して駆動することは光ディス
クの記録容量等からみて稀れである.第4図に示すよう
に,いずれの試料止効果があることが判る. 以下.本発明の各種変形を示す. ■第5図に示すように,透明基板lの光ビーム入射面1
aのみならず、透明基板1の外周面1bおよび外周スペ
ーサ7の外周面7aにもハードコート層9を形成し、光
ディスクの外面全体に帯電防止層10を形成する. ■第6図に示すように、光ディスク単板4,5の薄膜W
j3形成面が接着層15を介して接着された所謂密着貼
り合せ構造の光ディスクにおいて、透明基板1上にハー
ドコートWj9を介して帯電防止層10を形成する6な
お、第6図においては透明基板1の光ビーム入射面1a
のみにハードコート屑9を形成した場合を示すが,該部
のみならず,透明基板lの外周面tbにもハードコート
M9を形成し,光ディスクの外面全体に帯電防止層10
を形成することもできる. ■第7図に示すように、l枚の光ディスク単板4から構
成され、薄膜層3を被うように保護1li!F16が形
成された所謂単板構造の光ディスクにおいて、透明基板
1上にハードコート層9および帯電防止層10を形成す
る。
■第8図に示すように、1枚の光ディスク単板4から構
成され、薄膜M3を被うように保護層16が形成された
所謂単板構造の光ディスクにおいて,当該保護層16上
に前記ハードコート層9と同様の物質から或る第2保護
層17および帯電防止層10を形成する.なお,保護層
16が紫外線硬化性樹脂にて形成される場合には、当該
保護層16中に直接紫外線硬化性の界面活性剤を添加し
、この保護層16上に帯電防止層10を形成することも
できる. ■第9図に示すように、1枚の光ディスク単板4から構
威され、薄膜M3を被うように保護層16が形成された
所謂単板構造の光ディスクにおいて,当該保護層16お
よび透明基板1の外面全体にハードコート層9および帯
電防止M10を形成する.なお,保護J!!fl6が紫
外線硬化性樹脂にて形成される場合には、当該保護Jl
l16中に直接紫外線硬化性の界面活性剤を添加し、こ
の保護層16上に帯電防止層10を形成することもでき
る。
■第10図に示すように、透明基板1の中心部に、耐摩
耗性材料もしくは磁性材料などから或るセンターハブl
8を付設する. ■その他、磁気記録媒体や、基板がガラスあるいは不透
明体にて形成された他種の情報記録媒体に応用すること
もできる. 以下、情報記録媒体収納用ケースの構成とその製造方法
とについて説明する. 第11図は情報記録媒体収納用ケースの一例を示す斜視
図であり、第12図はこの情報記録媒体収納用ケースの
断面図である. これらの図に示すように,この情報記録媒体収納用ケー
スは、浅皿状に形成された上ケース21および下ケース
22を接合することによって構成されており、情報記録
媒体23が収納される内面に帯電防止110が形成され
ている.図中の符号24は媒体駆動用のスピンドルをケ
ース内に挿入するためのスピンドル挿入孔を、25は記
#/再生ヘッドをケース内に挿入するためのヘッド挿入
孔を,26はそれらの透孔24,25を開閉するシャツ
タを示している. 帯電防止7510は、紫外線硬化性の界面活性剤が一様
に混練された紫外線硬化性樹脂をケース面に塗布し、こ
れを固化することによって形成される.界面活性剤の種
類,界面活性剤が添加される紫外線硬化性樹脂の種類お
よび添加率、それに紫外線硬化性の界面活性剤に添加さ
れる光重合開始剤の種類については前記と同様である。
ケース面への帯電防止層10の形成に際しては,所定形
状の上ケース21および下ケース22を形成した後、紫
外線硬化性の界面活性剤が一様に混練された紫外線硬イ
ビ性樹脂を塗布し,紫外線を照射して紫外線硬化性樹脂
を固化して界面活性剤をケース面に固着する.しかる後
、内部に所望の情報記録媒体を収納し、上ケース2Iお
よび下ケース22を接合し、シャッタ25を被着するこ
とによって所望の情報記録媒体収納用ケースとする.な
お、前記実施例においては、上ケース21および下ケー
ス22の内面にのみ帯電防止層10を形成したが、これ
とともに、あるいは該部に帯電防止層10を形成するこ
となく、上ケース2lおよび下ケース22の外面に帯電
防止M10を形成することもできる. また、前記実施例においては、上ケース21および下ケ
ース22の表面に界面活性剤を塗布したが、上ケース2
1および下ケース22を構成する樹脂材料中に界面活性
剤を練り込むこともできる.前記情報記録媒体収納用ケ
ースは、紫外線硬化性の界面活性剤を紫外線硬化性樹脂
中に混練することによって帯電防止層10を形成したの
で、界面活性剤が紫外線硬化性樹脂に強固に固定され、
帯電防止効果が長続きする等の効果がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、紫外線硬化性の
界面活性剤が混練された樹脂材料を用いて所望の樹脂層
と帯電防止層とを形成するようにしたので,紫外線のエ
ネルギーによって界面活性剤とこれを混練する樹脂との
間にランダム共重合あるいはグラフト共重合などの重合
反応を生じ、界面活性剤が樹脂層の表面に強固に固着さ
れる.よって、機械的な摩擦や加熱などの化学的外乱を
受けたときにも下地から界面活性剤が脱落しにくく、帯
電防止効果を長続きさせることができる.また、紫外線
硬化性の界面活性剤が混練された紫外線硬化性樹脂を被
塗布物に塗布した後、紫外線を照射するだけで所望の樹
脂層および帯電防止層を形成することができるので,真
空或膜法を用いて導電膜を形成する方法、あるいは樹脂
層と帯電防止層とを別個に形成する方法に比べて,製造
設備の簡略化および製造工程の簡略化を図ることができ
る.よって、量産性が改善され、帯電防止性に優れた情
報記録媒体、および情報記録媒体収納用ケースを安価に
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例に係る光情報記録媒体の断面図,第
2図(a)〜(c)は第1実施例に係る光情報記録媒体
の製造工程図、第3図は紫外線硬化性樹脂中に混入され
た界面活性剤の添加率とハードコート層の表面抵抗値と
の関係を示すグラフ図、第4図は帯電防止層の耐環境試
験結果を示すグラフ図,第5図ないし第10図は本発明
の変形例を示す断面図、第1l図は情報記録媒体収納用
ケースの斜視図、第12図は情報記録媒体収納用ケース
の断面図である. 1・・・・・・透明基板、2・・・・・・信号面,3・
・・・・・薄膜層,4,5・・・・・・光ディスク単板
,9・・・・・・ハードコート層、10・・・・・・帯
電防止層、21,22・・・・・・ケース.第 1図 1・・・立明基履 2・・ 信号面 3・・薄膜贋 4,5・・・・tテ′づスク阜スヌ 6・・・′2隙 7・・・内用スK−サ 8・・・タ11flスA゛−サ 9・・・ノ1−}’コーF層 10・・・帯も將エ層 第2図 (a) 第 2 図 (b) (C) 第3図 界面尾寸生斉9恐Dロ干(/.) 第4図 丹藺(h『) 第 5 図 第7図 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)少なくとも1枚の基板と当該基板の片面に設けら
    れた薄膜層とから構成される情報記録媒体において、少
    なくとも前記基板の表面または薄膜層の表面の全部また
    は一部に紫外線硬化性の界面活性剤が混練された樹脂層
    を形成し、この樹脂層の表面に前記界面活性剤の一部を
    露出して帯電防止層を形成したことを特徴とする情報記
    録媒体。 (2)請求項1記載において、前記樹脂層を形成するた
    めの樹脂材料として、紫外線硬化性樹脂を用いたことを
    特徴とする情報記録媒体。 (3)請求項1記載において、前記紫外線硬化性の界面
    活性剤として、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面
    活性剤、ノニオン系界面活性剤から選択された界面活性
    剤を用いたことを特徴とする情報記録媒体。 (4)請求項1記載において、前記基板を透明な樹脂材
    料から形成すると共に、これら2枚の透明基板を薄膜層
    を内側にして貼り合せ、少なくともこれら透明基板の薄
    膜層形成面と対向する面に、前記樹脂層を形成したこと
    を特徴とする情報記録媒体。 (5)請求項1記載において、前記基板を透明な樹脂材
    料から形成し、少なくともこの透明基板の片面に形成さ
    れた薄膜層の表面に、前記樹脂層を形成したことを特徴
    とする情報記録媒体。 (6)請求項1記載において、前記基板を不透明な材料
    から形成し、少なくともこの不透明基板の表面の全部ま
    たは一部に前記樹脂層を形成したことを特徴とする情報
    記録媒体。(7)樹脂材料から形成された情報記録媒体
    収納用ケースにおいて、少なくとも情報記録媒体が収納
    されるケース内面の全部または一部に紫外線硬化性の界
    面活性剤が混練された樹脂層を形成し、この樹脂層の表
    面に前記界面活性剤の一部を露出して帯電防止層を形成
    したことを特徴とする情報記録媒体収納用ケース。 (8)少なくとも1枚の基板と当該基板の片面に形成さ
    れた薄膜層とをもつて構成される情報記録媒体を形成し
    た後、少なくとも前記基板の表面または薄膜層の表面の
    全部または一部に紫外線硬化性の界面活性剤が混練され
    た樹脂を塗布し、所定波長および所定強度の硬化光を照
    射して前記樹脂および界面活性剤を固化し、前記基板も
    しくは薄膜層上に固定するようにしたことを特徴とする
    光情報記録媒体の製造方法。 (9)1枚の基板と当該基板の片面に形成された薄膜層
    とをもつて構成される記録単板を形成した後、少なくと
    も前記基板の表面または薄膜層の表面の全部または一部
    に紫外線硬化性の界面活性剤が混練された樹脂層を形成
    し、しかる後に、これらの記録単板を貼り合せることに
    よつて所望の情報記録媒体を組立てるようにしたことを
    特徴とする情報記録媒体の製造方法。 (10)所定形状の情報記録媒体収納用ケースを成形し
    た後、少なくとも情報記録媒体が収納されるケース内面
    の全部または一部に紫外線硬化性の界面活性剤が混練さ
    れた樹脂を塗布し、所定波長および所定強度の硬化光を
    照射して前記樹脂および界面活性剤を固化し、前記ケー
    ス面に固定するようにしたことを特徴とする情報記録媒
    体の収納用ケースの製造方法。
JP1300744A 1989-11-21 1989-11-21 情報記録媒体、情報記録媒体収納用ケース、およびそれらの製造方法 Pending JPH03162726A (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0982718A1 (en) * 1998-08-28 2000-03-01 Agfa-Gevaert N.V. Heat mode recording element with two antistatic layers

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