JPH03162407A - スチレン系樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

スチレン系樹脂組成物の製造方法

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JPH03162407A
JPH03162407A JP1301292A JP30129289A JPH03162407A JP H03162407 A JPH03162407 A JP H03162407A JP 1301292 A JP1301292 A JP 1301292A JP 30129289 A JP30129289 A JP 30129289A JP H03162407 A JPH03162407 A JP H03162407A
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    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F279/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00
    • C08F279/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00 on to polymers of conjugated dienes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ゴム変性スチレン系樹脂の製造方法に関する
。さらに詳しくいえば、本発明は、OA機器、家電製品
、自動車部品などの素材として好適な、高い衝撃強度、
かつ優れた光沢及び剛性を有するなど物性バランスの優
れたゴム変性スチレン系樹脂の製造方法に関するもので
ある。
[従来の技術】 ゴム変性スチレン系樹脂は、耐衝撃性及び剛性に優れ、
また戒形加工性が良いことから各種用途に広く用いられ
ている。このゴム変性スチレン系樹脂としては、従来ポ
リブタジエンゴムやスチレンープタジエン共重合体ゴム
が一般的に使用されている。
ところで、ゴム変性スチレン系樹脂の光沢と衝撃強度の
優れた物性を発現させるためには、ゴム粒径の最適値へ
の制御と粒径分布の狭小化が必要となる。ポリブタジエ
ンゴムを使用しt;場合、ゴム粒子の粒径が形戊される
相転移(ゴム相が連続相から分散相に転移すること)が
スチレンモノマーの転化率5〜15%の重合初期の不安
定領域で生じるため均一な混合が必要であること及び光
沢を発現させるI;めにゴム粒径を0.5〜1.5μm
に制御する必要がある。そのため、強力な剪断力を提供
できる完全混合槽型反応器を採用する必要がある。
しかしながら、完全混合槽型反応器を使用した場合には
、ゴム粒径分布が拡大し、光沢と衝撃強度のバランスを
保持するのが難しいという欠点がある。そこで、ポリブ
タジエンゴムを使用した系での相転移をプラグフロー性
の高い塔型反応器などで起こさせることが考えられるが
強力な剪断力を提供する高速撹拌が必要となる。ところ
がこの場合、塔型反応器には、除熱効率を上げるIこめ
多段型反応器を使用し、各段の間には伝熱管を通す必要
があることから、撹拌翼の振動が起こりやすいこと、伝
熱管の強度を大きくする必要があること及び高粘度系な
ので動力ネックを生じやすいという種々の欠点がある。
上記課題を解決するために、特公昭60−57433号
公報で使用されているようなスチレン含量が50%以上
の高含有量のスチレン−ブタジエンブロック共重合体ゴ
ムを使用することが考えられる。
しかしながら、この方法では、ポリスチレンマトリック
スとの界面張力が低下しすぎ、低剪断下でもゴム粒径が
微細化し、光沢は非常に高いが、衝撃強度が極端に低い
という欠点が生じる。
この系で粒径の最適化を図るには、塔型反応器を超微速
度で撹拌運転する必要であるが、この場合には重合熱の
除去と混合不足が問題となる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、このような従来のゴム変性スチレン系樹脂の
製造方法が有する欠点を克服し、重合熱の除去がやりや
すく、撹拌などの動力が少なくてすみ、さらに高強度の
装置を必要としない製造方法であって、しかも得られる
ゴム変性スチレン系樹脂は、衝撃強度が高く、かつ優れ
た光沢や剛性を有するなど物性バランスに優れていると
いうゴム変性スチレン系樹脂の製造方法を提供すること
を目的としてなされtこものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記目的を達或するために、鋭意研究を
重ねた結果、スチレン含量が20〜50重量%のスチレ
ン−ブタジエン系ブロック共重合体ゴムをゴム成分とし
て用い、第1重合帯域で相転移を起こさせず初期重合を
行い、第2重合帯域で重合を進めて相転移を起こさせる
と共にゴム粒径及びゴム粒径分布を特定範囲に制御する
ことが前記目的に適合しうろことを見い出し、この知見
に基づいてに本発明を完戊した。
すなわち、本発明は、スチレン含量が20〜50重量%
のスチレンープタジエン系ブロック共重合体ゴムからな
るゴム戒分を5〜20重量%含むスチレン系単量体溶液
を第1重合帯域に供給し、転化率10〜30%まで初期
重合を行わせた後、初期重合液を第2重合帯域に供給し
、転化率を30〜70%まで進めると共に相転移を起こ
させ、ゴム粒径を0.2〜1.5μm及び面積平均ゴム
粒径/数平均ゴム粒径の比(Ds/Dn)を2.5以下
に制御し重合させることを特徴とするゴム変性スチレン
系樹脂の製造方法を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の原料に用いられる一成分であるスチレン系単量
体はスチレン単独又はスチレン及びスチレンと共重合可
能な単量体の混合物である。該共重合可能な単量体とし
ては、例えばσ−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビ
ニルエチルベンゼン、ビニノレキンレン、p−t−プチ
ノレスチレン、σ一メチルーp−メチルスチレン、ビニ
ルナフタレンなどの芳香族モノビニル化合物、アクリロ
ニトリル、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、メ
タクリル酸、アクリル酸、無水マレイン酸、フエニルマ
レイミドなどを挙げることができる。これらの単量体は
1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いても
よいが、スチレンを含む全単量体に対して、通常50重
量%以下、好ましくは40重量%以下の割合で用いられ
る。
本発明の原料に用いられる他の成分であるゴム成分は、
スチレン含有量が20〜50重量%、好ましくは25〜
45重量%のスチレン−ブタジエン系ブロック共重合体
ゴムであることが必要である。
スチレンープタジエン系ブロック共重合体ゴム中のスチ
レンの含量が20重量%未満の場合は相転移が起こる転
化率が低下し、初期重合での粒径制御が困難になり、そ
の結果ゴム粒径の分布が広がりやすく、光沢が低下しや
すい。一方該スチレンの含量が50重量%を超える場合
は、ゴム粒径が微細化しすぎる傾向があり、衝撃強度が
低下する。
スチレン−ブタジエン系ブロック共重合体ゴムとしては
、完全ブロック型でもテーバーブロック型でも使用可能
であり、例えばスチレンー1.3−ブタジエンブロック
共重合体ゴム、該スチレン−1.3−プタジエンブロッ
ク共重合体ゴム中のスチレン繰り返し単位の一部がスチ
レンと共重合可能なモノビニル芳香族炭化水素繰り返し
単位に置き換わっt;もの、該スチレン−ブタジエンブ
ロック共重合体ゴム中の1.3−プタジエン繰り返し単
位の一部が1.3−ブタジエン以外の他のジオレフイン
繰り返し単位に置き換わったもの、上記スチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体ゴム中のスチレン繰り返し単位
及び1.3−ブタジエン繰り返し単位の一部が、それぞ
れスチレンと共重合可能なモノビニル芳香族炭化水素繰
り返し単位及び1.3−ブタジエン以外の他のジオレフ
イン繰り返し単位に置き換わったものなどが挙げられる
このスチレン−ブタジエンブロック系共重合体ゴムは、
例えば、次のようにしで製造することができる。例えば
、特開昭50−157493号公報、特公昭54719
031号公報に記載の有機リチウム系触媒の存在下にヘ
キサン、ヘプタン、べ冫ゼンなどの不活性な炭化水素溶
媒中で、スチレンと1.3−ブタジエンを重合する方法
に準じてスチレン−ブタジエン系ブロック共重合体ゴム
を製造することができる。
このスチレン−ブタジエン系ブロック共重合体ゴムは、
1種単独でもよく、2種以上用いてもよい。
また、本発明のゴム成分としては、スチレン−ブタジエ
ン系共重合体ゴムとポリブタジエンゴムを併用すること
が好ましい。この場合ポリブタジエンの使用割合は50
重量%以下であることが好ましく、特に40重量%以下
が好ましい。ポリブタジエンゴムの使用割合が、50重
量%を超えると、相転移が起こる転化率が低下し、初散
重合でのゴム粒径制御が困難となり、ゴム粒径の分布が
広がりやすく、光沢が低下する傾向がある。
このポリブタジエンゴムとしては、種々のポリブタジエ
ンゴムが使用できるが、リチウム系触媒によって溶液重
合して得られるシス1,4含魚が25〜45重量%であ
るようないわゆる低シスボリブタジエンゴム、チーグラ
一系触媒によって溶液重合して得られるシス1,4含量
が90%以上であるようないわゆる高シスポリブタジエ
ンゴムなどが使用できる。
このポリブタジエンゴムは、1種単独で用いてもよく、
2種以上組み合わせて用いてもよい。
本発明では、前記ゴム成分をスチレン系単量体に5〜2
0重量%の範囲内で溶解させることが必要である。溶解
ゴム濃度が5重量%以下の場合は、得られるゴム変性ス
チレン系樹脂の衝撃強度が低くなり、まt;溶解ゴム濃
度が20重量%以上の場合は、重合系が非常に高粘度に
なるため.、反応署の動力を極めて大きくすることが必
要であり、また除熱が難しくなるなど運転上のトラブル
を起こしやすくなること、及び得られるゴム変性スチレ
ン系樹脂の剛性が低下し、成形時のクラック発生などの
原因となる。
上記ゴム戒分を溶解したスチレン系単量体溶液は、第1
重合帯域に供給されて、相転移直前の転化率10〜30
%まで初期重合される。この転化率が10%未満では、
次段の相転移を起こす第2重合帯域での除熱負荷が増加
し、温度制御が困難となりやすく、30%を超えると、
高粘度のため混合不良を起こしやすく、分子量分布拡大
の原因となる。
初期重合のための第1重合帯域に使用される反応器とし
ては、完全混合槽型が好ましいが、リサイクルにより除
熱効率を上げた静止型反応器も適用可能である。
第l!i合帯域における重合温度は、重合に有機過酸化
物を使用する場合は、その分解温度に応じて20〜20
0℃の温度が適用でき、熱開始重合の場合は、50〜2
 0 0 0Cの温度が適用できる。
また必要に応じ、連鎖移動剤(分子量調節剤)、酸化防
止剤、溶剤、ミ不ラルオイル、シリコンオイルなどを添
加することができる。なお、連鎖移動剤を初期重合に添
加した場合は、添加量に応じ、分子量低下とゴム粒径の
肥大化を同時に起こすことが可能となり、また有機過酸
化物を使用した場合は、逆にゴム粒径の狭小化が可能と
なる。
連鎖移動剤としては、例えばa−メチルスチレンダイマ
ー、n−ドデシルメル力ブタン、第三ドデシルメル力ブ
タン、l−7エニルブテン−2−7ルオレン並びに、ジ
ペンテン、クロロホルムなどのメルカブタン類、テルペ
ン類、ハロゲン化合物などを挙げることができるが、特
にn−ドデシルメル力ブタンが好ましい。
有機過酸化物としては、例えば1.1−ビス(t−プチ
ルパーオキシ)シクロヘキサン、1.1−ビス(t−プ
チルパーオキシ)3,3.5−トリメチノレシクロヘキ
サンなどのパーオキンケタール類、ジーt−プチルパー
オキシ2.5−ジメチル−2.5−ジ(1−プチルパー
オキシ)ヘキサンなどのジアルキルバーオキシド類、ペ
ンゾイルバーオキシド、m一トルオイルパーオキシドな
どのジアルパーオキシド類、ジミリスチルパーオキシジ
カーポネートなどのパーオキシシカーポネート類、t−
プチルパーオキシイソプ口ビルカーポネートなどのパー
オキシエステル類、シクロヘキサノンパーオキシドなど
のケトンパーオキシド類、p−メンタハイドロパーオキ
シドなどのハイドロパー才キサイド類などを挙げること
ができる。
なお、本発明の重合には、溶剤を用いてもよい。
本発明に使用できる溶剤としては、芳香族炭化水1[、
例えばトルエン、キシレン、エチルベンゼンの単独又は
2種以上の混合物がある。さらにゴム或分及びスチレン
系単量体からの重合生戊物の溶解を損なわない範囲で、
他の溶剤、例えば脂肪族炭化水素、ジアルキルケトン類
を芳香族炭化水素類と併用することができる。溶剤の使
用量は、O〜25!量%の範囲が適当である。25重量
%を超えると重合速度が著しく低下する傾向があり、か
つ得られるゴム変性スチレン系樹脂の衝撃強度が低くな
る傾向がある。また溶剤の回収エネルギーが大となり、
経済性も劣ってくる。溶剤は比較的高粘度となる重合転
化率となってから添加してもよく、重合前から添加して
もよい。重合前に5〜15重量%添加しておく方が、品
質の均一性、重合温度制御の点で好ましい。この第1重
合帯域において、使用される重合器の数は、装置規模な
どの理由で2段、3段などの多段化を行っても何ら問題
はない。
次に、本発明では、第1重合帯域から出t;相転移前の
初期重合液を第2重合帯域に供給し、相転移を行わせ、
ゴム粒径0.2〜1.5μm1面積平均ゴム粒径/数平
均ゴム粒径の比(粒径分布:D s / D n )が
2.5以下の粒子を形成させると共に、転化率を30〜
70%まで進め、ゴム粒子を安定化させる。
転化率が30%未満では相転移の過渡期にあるためゴム
粒子が不安定となりやすく、70%を超えると高粘度化
のため混合不良によりゴム粒径分布が拡大する。
上記ゴム粒径及び粒径分布に制御するために第2重合帯
域においては、平均剪断速度5〜60seC−1を与え
ることが好適である。平均剪断速度が5sec−’未満
では除熱ネヅクで暴走反応の危険が生じ、60sec−
’を超えると反応器動力及び内部伝熱管の強度を極めて
大きくする必要がある。
なお、平均剪断速度γとは、反応器内の相転移する場で
の剪断力の強さを示す指標であり、この強さによりゴム
粒径の大きさが決定されることになる。しかし、相転移
現象は、反応器の種類により異なるため、その計算方法
は反応器の種類に応じて与えられる。
例えば、完全混合槽型反応器では槽内金体で相転移現象
が生じるが、ブラグ7ロー型の反応器では、ある転化率
に達した時点で瞬間的に生じる。
よって、平均剪断速度は、前者の場合は槽内全体の平均
値として計算する必要があり、後者の場合は相転移時に
通過する部分で計算する必要がある。
ただし、その計算方法についても、絶対的な計算式はな
く、実験的に与えられることが多いが、本発明で使用し
t;反応器については以下の式が使用される。
■完全混合槽 γ富KM− n 〈記号〉 γ :平均剪断速度(see−’) n :回転数(r p s) KM:メッツナー数(一) D、:槽径(11111) d :翼径(m.) ■塔型反応器 基本的には、伝熱管、重合器壁面と撹拌壁による剪断速
度の平均値として与えられる。
本発明で使用し!二重合器の剪断速度は、以下の実験式
で計算した。
く記号〉 γ :平均剪断速度(sec−’) n :回転数(r p s) dい劃: 伝熱管と交差する部分の平均翼径(問)d :翼径(問
) C,:伝熱管と翼とのクリアランス( mm)C.:壁
面と翼とのクリアランス( am)A1:伝熱管と翼の
交差面積(m!) A,:壁面と翼の交差面積(mつ ■管型反応器 γ−u / C 〈記号〉 U:管内の流速(空塔基準m / s )C:内部伝熱
管の平均クリアランス(m)例えば、今回使用した住友
重a械工業(株)製SMR反応器の場合は、反応器壁面
と伝熱管同士の平均クリアランスがi.4’+*mであ
るため、平均剪断速度γは次式で計算できる。
γ−700・U ここで形成されるゴム粒子の形態は、ゴムの混合比率、
剪断力の与え方、連鎖移動剤、触媒の添加量により、ワ
ンオクルージョン構造(1つのゴム粒子が、コアがスチ
レン系重合体であり、シェルがゴム状重合体で形成され
ているもの)からサラミ構造までの任意の制御が可能と
なる。
例えば、ゴム粒径を0.2〜0.8μm,面積平轡ゴム
粒径/数平均ゴム粒径の比を1.8以下とすることで、
ワンオクルージッン構造のゴム粒子が80%以上の優れ
た光沢を有するゴム変性スチレン系樹脂を製造すること
ができる。
第2重合帯域に使用される重合器として、塔型、あるい
は管型などのプタグフロ型を採用すれば、ゴム粒径分布
の更なる狭小化が期待できる。
例えば、塔型反応器としては、内部に多段の撹拌翼と各
段の間に除熱用の伝熱管を有した塔高〆塔径(L/D)
比が3以上の反応器、例えば、特開昭32−1544号
公報記載の公知の反応蕃などが適用できる。
また、管型反応器としては、内部に除熱と混合を目的と
した伝熱管を内蔵しーたL/Dが5以上の反応器、例え
ば住友重機械工業(株)製のSMR型反応器やノリタケ
カンパニー(株)製のスタティックミキサー内蔵型反応
器、あるいは東レ(株)製のハイミキサー内蔵型反応器
などが適用できる。
上記プラグフロー型反応器を使用した場合には、入口に
連鎖移動剤を50〜1500ppm添加することにより
ゴム粒径を変化させずに、分子量のみを制御することが
可能である。
第2重合帯域で、転化率30〜70%に重合した重合液
は、さらに後段の反応器で転化率を70%以上に高める
ことが好ましい。得られた重合液は一般的に公知のフラ
ッシュドラムや二軸脱揮器、薄膜蒸発器、押出機などを
使用して揮発分の脱揮を行い、ペレット化する。
なお得られた本発明のゴム変性スチレン系樹脂には、所
望に応じ、通常用いられている種々の添加剤、例えばス
テアリン酸、ペヘニン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸マグ不シウム、エチレン
ビスステア口アミドなどの滑剤や、有機ボリシコキサン
、ミネラルオイル、あるいは2,6−ジーt−ブチルー
4−メチルフェノール、ステアリルーβ−(3.5−ジ
t−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロビオネート
、トリエチレングリコールービス−3−(3−t−ブチ
ルー4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ブロビオネ
ートなどのヒンダードフェノール系やトリ(2.4−ジ
ーt−プチル7エニル)ホスファイト、4.4’  −
ブチリデンビス(3−メチル−6−t−プチルフエニル
ージートリデシル)ホスファイトなどのリン系の酸化防
止剤、その他紫外線吸収剤、帯電防止剤、離型剤、可塑
剤、染料、顔料、各種充填剤などを添加することができ
る。また、他のボリマー、例えばポリスチレンポリフエ
ニレンエーテルなどを配合することもできる。
このようにして得られた本発明のゴム変性スチレン系樹
脂は、耐衝撃性、光沢、剛性などの物性バランスに優れ
ており、例えばOA機器、家電製品、自動車部品などの
素材として好適に用いられる。
[実施例] 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
第1表に使用したゴムの種類と性状を、また、第2表に
使用した反応器の種類と形状を示す。
実施例1 日本ゼオン製のスチレン含量が40wt%のSBブロッ
ク共重合体ゴム:ZLS−01 (第1表のA−2)と
宇部興産製のPBゴム:BR−15HB(第1表のB−
1)を90:10の重量比率で、スチレンに13wt%
の濃度で溶解した。
このゴム溶液1 8.011 /hと、ゴム溶液に対し
1500ppmの量で酸化防止剤イルガノツクス107
6 (チバガイギー社製)を溶解したエチルベンゼン溶
液1.811/hを内容積211の完全混合槽型の重合
器(第1重合帯域として使用)に供給し、重合温度13
7゜Cで、スチレンの転化率20%まで初期重合を行っ
た。
統いて、この重合液を完,全混合槽型の重合器(第2重
合帯域として使用;第2表のR−1に相当)に供給し、
回転数12Orpm,剪断速度として48sec−’の
撹拌下、145°Cで転化率45%まで重合させると共
に、相転移を起こしゴム粒径を制御した。
さらに、この重合液を多段パドル翼を有する第2重合帯
域と同一形状の塔型の重合器に供給し回転数5rpmS
 155℃で転化率75%まで重合させた。
最終重合液が、脱揮工程に送られ、真空下の7ラッシュ
ドラムで揮発分除去を行い、付属の押出機でペレット化
を行った。
得られた製品のゴム粒子形状と物性の評価結果を第3表
に示すが、光沢と衝撃特性に優れたバランスを有してい
る。
実施例2 第2重合帯域に第2表の、R−2の塔型反応器(プラグ
フロー型)を使用し、回転数5Orpm,剪断速度48
sec−’の撹拌下で重合させた以外は、実施例1と同
様に実施した。第2重合帯域内の重合液はプラグフロー
であった。結果を第3表に示すが、ゴム粒径分布の狭小
化により、光沢がさらに向上している。
比較例1 実施例1と同じ原料を使用し、各々の供給量を2/3@
として、第1重合帯域を通さずに直接、実施例1と同じ
第2重合帯域に供給し、転化率45%まで重合させると
共に、相転移によりゴム粒径を形或させた。第1重合帯
域以降は実施例1と同じ方法でペレットを得て評価した
。この結果を第3表に示すが、粒径分布が拡大し、光沢
が大福に低下した。
比較例2 実施例1と同一プロセス、同一ゴムで第1重合帯域出口
の転化率を35%、第2重合帯域を回転数6.Orpm
で転化率55%を目標に運転したが、ジャケットと内温
の温度差が広がり、運転不能となった。
実施例3 バイエル製のSBブロックゴム: BL−6533 (
第1表の八−1)とPBゴム:BR−15HBを80 
: 20の比率で、スチレンに15wt%の濃度で溶解
しt;。これを実施例2と同じ液量で、同じプロセスに
供給し、ta2重合帯域を回転数4 0 r prns
 15断速度32sec−’の撹拌下で、転化率50%
まで重合させた。後続の重合器での最終転化率を80%
とした以外は実施例2と同様に処理した。結果を第3表
に示す。
実施例4 各重合帯域の重合器出口の転化率バランスを12%、4
0%、70%とした以外はすべて、実施例3と同一条件
で運転した。結果は第3表に示す。
比較例3 各重合帯域の重合器出口の転化率をそれぞれ8%、27
%、65%とした以外はすべて、実施例3と同一条件で
運転した。結果を第3表に示す。
実施例5 実施例3と同じSBゴムのみをスチレンに濃度18wt
%で溶解し、供給量、転化率は同条件で、第2重合帯域
における重合器の撹拌条件のみを回転数10rpm,剪
断速度7sec−’で運転した。
結果を第3表に示す。
実施例6      ・・ 実施例3と同じゴムを混合比率60 : 40でスチレ
ンに濃度7Wt%で溶解し、実施例3と同じプロセスで
、第1,2重合帯域における重合器の転化率及び後続の
重合器の転化率を各々15%、50%、75%とし、第
2重合帯域の撹拌条件を回転数7 0 r p mS剪
断速度56Sec−’で運転した。結果を第3表に示す
実施例7 実施例6と同じ混合比率でスチレンにゴム濃度13wt
%で溶解し、供給量、転化率は同条件で、第2重合帯域
の撹拌条件を回転数4Orpm,剪断速度32sec”
”で運転しゴム粒径を肥大化させt;。結果を第3表に
示す。
比較例4 実施例3と同じゴムを混合比率40 : 60で浪度1
 5 w.− t%に溶解し、実施例3と同じプロセス
で、第1、2重合帯域に・おける重合器の転化率及び後
続の重合器の転化率を各420%、50%、80%とし
、第2重合帯域の撹拌条件を回転数4Orpm,剪断速
度32sec−’で運転した。
結果を第3表に示すが、粒径の肥大化と分布の拡大で光
沢が低下した。
比較例5 実施例5と同じSBゴムのみをスチレンに濃度22wt
%で溶解し、供給量、転化率は同条件で、第2重合帯域
の撹拌条件を回転数1 0 r p ms剪断速度7s
ec−’で運転した。この結果、系内の粘度上昇により
、第21合帯域の内温とジャケットの限度差が広がり、
制御不能となった。
比較例6 実施例6と同じゴムを同じ混合比率でスチレンに濃度4
wt%で溶解し、実施例6と同じプロセスで、供給量、
転化率は同条件とし、第2重合帯域の撹拌条件を回転数
90rpmS剪断速度66sec−’で運転した。結果
を第3表に示すが、製品中のゴム濃度の゛低下から落錘
衝5撃強度が発現しなかった。
比較例7 SBゴムを第1表のA−3に代え、実施例3と同じ混合
比率でスチレンに濃度1 5wt%で溶解し、実施例3
と同じプロセスで供給量、転化率は同条件とし、第2重
合帯域の撹拌条件を回転数2 0 r pm s剪断速
度16sec引で運転した。
この結果、粒径の肥大化と分布の拡大で光沢が低下した
比較例8 第1表、A−4のSBゴムのみを使用して濃度を15w
t%に溶解し、実施例3と同じプロセスで供給量、転化
率は同条件とし、第2重合帯域の撹拌条件を回転数6r
pm,剪断速度4sec−’で運転した。しかし、この
低剪断下でも粒径は超微細化し、衝撃強度は発現しなか
った。結果を第3表に示す。
比較例9 実施例5と同じゴムを同じ濃度で溶解し、同じプロセス
で、第1重合器の転化率を8%とした以外は同じ撹拌条
件で運転した。この結果、第1重合帯域重合器上部の内
温とジャケットの温度差が広がり、制御不能となった。
実施例8 実施例5と同じゴムを同じ濃度で溶解し、供給量も同じ
で、第2重合帯域における重合器を第2表のR−2から
R−3(プラグ7ロー型)に代えて運転した。ただし、
剪断速度を8sec−’に合わせるため、第2重合帯域
出口の重合液をギヤポンプにより、3 1 0Q /h
でリサイクルした。
なお、第1,2重合帯域における重合器の転化率及び後
続の重合器出口の転化率は、各々30%、45%、75
%とした。この結果を第2表に示す。
実施例9 実施例8と同じゴムを混合比率90:10で濃度18w
t%に溶解し、実施例8と同じ運転を行った。ただし、
剪断速度を15sec”’に合わせるため,58(1/
hでリサイクルした。この結果を第3表に示す。
比較例10 実施例8と同じゴムを混合比率70 : 30で濃度1
5wt%に溶解し、実施例8と同じ運転を行った。ただ
し、剪断速度を2sec−’に合わせるため、78II
/hでリサイクルした。この結果を第3表に示すが、粒
径が肥大化し、光沢が低下した。
実施例10 第2重合帯域に連鎖移動剤:n−ドデシルメル力ブタン
を、ゴム溶液に対し200ppmの割合でエチルベンゼ
ン溶液として供給した以外は、実施例3と全て同条件で
運転した。この結果、ゴム粒径を変えずに分子量のみの
低下が図れ、物性を変えずに流動性が改良できた。評価
結果を第3表に示す。
実施例l1 実施例10と同条件で連鎖移動剤量のみを1200pp
mにアップして供給した。この結果を第3表に示す。
実施例12 連鎖移動剤量は同じで、供給位置のみを第1重合帯域と
しt;以外はすべて実施例10と同条件で運転しt;。
結果を第3表に示す。
実施例13 第1重合帯域に触媒として有機過酸化物:l.1−ビス
(t−プチルパーオキシ)−3.3.5−トリメチルシ
クロヘキサンをゴム溶液に対し200ppmの量でエチ
ルベンゼン溶液として供給した以外は、実施例7と全て
同条件で運転した。この結果を第3表に示す。
物性測定 評価した物性は以下の方法により測定した。
(1)光沢 JISK−7105に準拠。
(2)Izod衝撃強度 JIS  K−7110 (23℃ノッチ付)に準拠。
(3)曲げ弾性率 A S TM−D−7 9 0に準拠。
(4)落錘衝撃強度 270x’70X3開の射出戊形板のゲート位置(戊形
板の末端)より125mm地点で板幅(70+u+)の
中央部にて、荷重3.76kg、速度3.5m/s,試
料固定部の穴径2インチ、温度2s℃の条件で、レオメ
トリクス自動落錘衝撃試験機RDT−5000を用いて
測定し、力と変位の曲線で最初に力が急激な減少を示す
時点までのエネルギーを求め、落錘衝撃強度とした。
(5)重量平均分子量Mw テトラヒドロフラン(THF)40allにサンプル0
.29を溶解後、ミリポアフィルターでゲル分を分離し
、W a t e r s社製GPCにて測定した。
(6)平均ゴム粒子径及び粒径分布の測定樹脂の超薄切
片法により作威したサ ンプルの透過型電子顕微鏡写真(拡大倍率to,ooo
倍)を撮影し、写真中の分散粒子約1 ,0 0 0個
の径を測定する。但し、電子顕微鏡写真に写った分牧粒
子は完全な円形でないので、粒子の長手方向径aと短幅
方向径bを測り、次式により粒子径を算出する。
粒子径一f77丁 ただし、 n,は粒子径D.を有する分散粒子の個数である。
(以下余白) [発明の効果] 本発明のゴム変性スチレン系樹脂の製造方法は、重合熱
の除去がやりやすく、撹拌などの動力が少なく、さらに
高強度の装置を必要としないという優れた方法である。
しかも本発明の製造方法によって得られるゴム変性スチ
レン系樹脂は、衝撃強度が高く、かつ優れた光沢や剛性
を有するなど物性バランスに優れた特徴を有している。
L二;.二に..;1 手続補正書印発) 平成2年9月10日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スチレン含有量が20〜50重量%のスチレン−ブ
    タジエン系ブロック重合体ゴムからなるゴム成分を5〜
    20重量%含むスチレン系単量体溶液を第1重合帯域に
    供給し、転化率10〜30%まで初期重合を行わせた後
    、初期重合液を第2重合帯域に供給し、転化率を30〜
    70%まで進めると共に、相転移を起こさせ、ゴム粒径
    を0.2〜1.5μm及び面積平均ゴム粒径/数平均ゴ
    ム粒径の比(Ds/Dn)を2.5以下に制御し重合さ
    せることを特徴とするゴム変性スチレン系樹脂の製造方
    法。 2 ゴム成分がスチレン含有量が20〜50重量%のス
    チレン−ブタジエン系ブロック共重合体ゴムとポリブタ
    ジエンからなり、ポリブタジエンが50重量%以下であ
    る請求項1記載の方法。 3 第2重合帯域が長さ/径の比(L/D)が3以上の
    プラグフロー型反応器である請求項1又は2記載の方法
    。 4 プラグフロー型反応器が、多段撹拌翼付き塔型反応
    器又は内部に静止型混合器及び伝熱管を配設した管型反
    応器である請求項3記載の方法。 5 第2重合帯域に連鎖移動剤を50〜1500ppm
    供給する請求項1〜4記載の方法。
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