JPH03161939A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH03161939A
JPH03161939A JP30266789A JP30266789A JPH03161939A JP H03161939 A JPH03161939 A JP H03161939A JP 30266789 A JP30266789 A JP 30266789A JP 30266789 A JP30266789 A JP 30266789A JP H03161939 A JPH03161939 A JP H03161939A
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横山 照夫
Masahisa Suzuki
雅久 鈴木
Tomonori Ishikawa
石川 知則
Takeshi Igarashi
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    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/76Making of isolation regions between components
    • H01L21/7605Making of isolation regions between components between components manufactured in an active substrate comprising AIII BV compounds

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [11!t要」 半導体装置及びその製造方法に係り、特に化合物半導体
を用いた半導体装置及びその製造方法に関し、 室温、低温を問わずサイドゲート効果の発生を防止して
高密度化、高集積化を実現すると共に、製造におけるス
ループットを向」ニさせる半導体装置及びその’m造方
法を提供することを目的とし、半導体基板上に形威され
た第1のバッファ層と、前記第1のバッファ層上に形成
された高絶縁性の第2のバッファ層と、前記第2のバッ
ファ層上に形成された能動層と、前記能動層に形成され
る素子を電気的に分離する素子分離領域とを有するよう
に構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は半導体装置及びその製造方法に係り、特に化合
物半導体を用いた半導体装置及びその製造方法に関する
5 近年、化合物半導体装置は、低雑音増幅器や超高速集積
回路として使用されており、その高集積化、高性能化及
び製造におけるスループッ+− 1ia上か求められて
いる。
[従来の技術] 従来、化合物半導体集積回路においては、サイドゲート
効果が発生ずるという問題が生じていた。
このサイドゲート効果とは、隣接する素子に負の電圧が
印加されたときに素子の閾値電圧等の特性が変化する現
象である。そしてこのような索了間の干渉現象であるサ
イドゲー1〜効果は、素子分離距離か小さくなるにした
かって大きくなるため、高集積化に対する大きな障害と
なっていた。
そこで、以下に述べるような化合物半導体装置が提案さ
れている。
なお、化合物半導体装置としてはM ES F E ’
r’(Metal Sc+niconductor F
ield Effect Transistor ) 
、H E MT( lligh Electron N
obility Transstor ) 、H B 
T( lleterojunction Bipola
r Tra6 ns+stor )等があるが、ここではGaAs及び
A.Q GaAsを用いたII E M ’Fの場合に
ついて説四する。
第11図(a)において、半絶縁性GaAs基板2上に
、成長温度200゜Cでj型G 2L A s高絶縁性
バッファ層44を形成する。そしてこのi型G a A
 s高絶縁性バッファ層44土に、成長温度680℃で
i型G a A sバッファ層46を形成する。また、
このi型GaAsバッファ層46」二に、同一条件で連
続的にi型GaAs層1oを形成し、更に11型A.G
 O.3 Gao7As電子供給層12及びn型G a
 A sキャップ層14を順に積層して、i型GaAs
層10、n型An O.3 Gao7As電了供給層1
2及びn型G a. A sキャップ層14からなる能
動層16を形成する。
次いで、酸素イオンの注入により、i型GaASバッフ
ァ層46にまで達する不活性化領域18を形成し、能動
層16を分離する。そして不活性化領域】8によって分
離された素子領域のn型Ga A s ”fヤ・ンフ゜
J[J 1 4 .J二にソース・ドレイン電竹l20
a、20bを形成し、またI1型A j 0. 3 G
 aO.7AS電子供給層12上にゲート電極22a、
22bを形成する。
このようにして、H E M T索子24a、2 4 
bを形成する。
ここで、i型G a A s高絶縁性バッファ層/14
は、第11図(b)に示されるように、温度200゜C
で成長されているため、温度6 8 0 ’Cで成長さ
れたj型G a. A sバッファ層46に対し、第1
1図(c)に示されるように、Asの組成比かGaの組
戒比よりも約1%多い。このため、i型GaAs高絶縁
性バッフ1− II 4 4中には、第11図(d)に
示されるように、多くの欠陥か導入され、高電界に強く
かつ高抵抗特性を示すものとなっている。
サイドゲート効果の原因としては、半絶縁性GaAs基
板2やこの半絶縁性GaAs基板2とi型GaAsバッ
ファJ!46との界面にリーク電流パスか形成されるこ
とか考えられるため、半絶縁性G a A s基板2と
i型GaAsバッファ層468 との間に、高電界に強くかつ高抵抗特性を示すi型Ga
As高絶縁性バッファ層44を形成することにより、サ
イドグー1・効果の発生を抑制することかできる。
また、II EM ’T’素子2=1a、24bの性能
を表わす相互コンタクタンスのi型GaAs高絶縁性バ
ッファ層44及びi型GaAsバッファ層46に対する
依存性を調べると,、第12図に示ずようになる。
すなわち、第12図(a>のグラフに示されるように、
i型GaAs高絶縁性バッファ層44の厚さが厚くなっ
て1000人を越えると、相亙:rンダクタンスは低下
し始める。また、第12図(b)のグラフに示されるよ
うに、i型GaAs高絶縁性バッファ層44及びi型G
 a A sバッファ層46の合計の厚さか4000人
上り薄くなると、相互コンタクタンスは低下し始める。
従って、i型G a A s高絶縁性バッファ層44の
厚さは一定値より薄く、i型G a A s高絶縁性バ
ッファ層44及びi型GaAsバッファ層469 からなるバッファ層全体の厚さは一定値より厚いことが
必要となる。
いま、第11図(a)に示ずl−I E M T素子2
4aにおいて、i型GaAs高絶縁性バッファ層44の
厚さを約500人、i型GaAsバッファ層46の厚さ
を約5000人とし、素子分離距離が2μmの隣接する
1−I P. M ’F素子24bのソース・ドレイン
電極20bにサイドゲ−1−電圧VBy5■を印加して
、トレイン電圧■。−1■のときのトレイン電流■。の
経時変化を調べると、第13図のようになる。
第13図(a)のグラフから明らかなように、温度30
0Kにおいては、トレイン電流IDはサイドゲート電圧
VB.の印加によっては変動せず、矢印で示したサイド
ゲート電圧印加前のトレイン電流値を保持している。す
なわち、室温において、サイドゲート効果の発生は防止
されている。
[発明か解決しようとする課題] しかしながら、上記のように半絶縁性GaAs1 0 基板2とi型G a. A sバッファ層/+6との間
にj型GaAs高絶縁性バッファ層44が形成され、室
温においてサイドゲート効果の発生が防止されているH
EMT索子24aを、0゜C以下の低温で動作させると
、大きなサイドゲート効果が発生ずることが判明した。
すなわち、温度8 5 Kにおいて、上.記条件と同−
条件でサイドゲート電圧■9,1を印加してトレイン電
流I。の経時変化を示ずと、第13図(b)に示すグラ
フのようになる。
ここでは、ドレイン電流Ioはサイドゲート電圧V S
Gの印加によって変動し、矢印で示したザイドゲ−1〜
電圧印加前のドレイン電流値は、時間の経過と共に大き
く減少する。
このようにO℃以下の低温においてサイドゲート効果の
発生ずる原因としては、サイドゲー1〜効果の発生を防
止するために設けたi型GaAs高絶縁性バッファ層4
4中に存在する欠陥か逆に悪影響を及ぼずためである。
例えは、高電界によってi型GaAs高絶縁性バッファ
層44中に注入されたキャリアがj型G a A. s
高絶縁性バツファ11 層44中の欠陥に捕獲され、低温のために放出されず、
素子下のボデンシャルが変化するためであることが考え
られる。
ともあれ、]{ E M ’r素子は低温において動作
させることにより、そのデバイス性能を著しく向上させ
ることができるため、このような低温におけるサイドケ
−1〜効果の発生は、H EM ”I’集積回路の高集
積化に対する大きな障害となっている。
また、上記従来のH E M Tの製造方法において、
半絶縁性GaAs基板2上に、i型GaAs高絶縁性バ
ッファ層44及びi型GaAsバッファ層46を連続し
てエビタキシャル成長させる際、それぞれの成長温度が
200℃及び680゜Cと大きな温度差を有しているた
め、各層の成長の間における温度変化に要する時間が長
くなる。従って、スループットか低下するという問題が
あった。
特に最近では、スループットを1ζり上させようとして
大口径ウエーハや複数枚ウエーハの処理が可能な大型の
成長装置が多く用いられ、こうしたウェーハを固定する
ホルタも大型化してその熱容量も大きくなるため、設定
された成長温度に厖じてこのホルダ温度を変化させるの
に長時間か必要になる傾向にある。従って、成長温度の
温度変化に長時間を要することによりスループッl−が
低下するという問題はその重要性を増している。
そこで本発明は、室温、低温を問わずザイドゲート効果
の発生を防止して高密度化、高集積化を実現すると共に
、製造におけるスループッ1〜を向上させる半導体装置
及びその製造方法を提供することを目自勺とする。
[課題を解決するための千段] 上記課題は、半導体基板上に形成された第1のバッファ
層と、前記第1のバッファ層上に形成された高絶縁・r
I:の第2のバッファ層と、前記第2のバッファ層」二
に形成された能動層と、前記能動層に形成される素子を
電気的に分離する素了分離領域とを有することを特徴と
する半導体装置によって達成される。
また、上記装置において、前記第2のバッファ13 層と前記能動層との間に、第3のバッファ層が形成され
ていることを特徴とする半導体装置によって辻成される
また、上記装置において、前記半導体基板と前記第1の
バッファ層との間に、高絶縁性の第4のバッファ層が形
成されていることを0徴とする半導体装置によって達成
される。
また、」二記装置において、前記素子分離領域が、前記
能動層への不活性イオンの注入によって形成された不活
性化領域を有する第1の素子分離領域であることを特徴
とする半導体装置によって達成される。
また、−L記装置において、前記第1の素子分離領域の
前記不活性化領域が、前記第2のバッファ層にまで達し
ていることを特徴とする半導体装置によって達成される
また、上記装置において、前記素子分離領域が、少なく
とも前記第2のバッファ層にまで達している溝が形成さ
れている第2の素子分iliI ffi域であることを
特徴とする半導体装置によって達成される。
14 また、上記装置において、前記第2の素子分離領域が、
前記講底部の前記第1又は第2のバッファ層表面に、不
活性イオンの注入によって形成された不活性化領域を有
していることを特徴とする半導体装置によって達或され
る。
またL記課題は、前記第1の素子分離領域と、前記第2
の素子分離領域とを、共に有していることを特徴とする
半導体装置によって達成される。
更にまた上記課題は、半導体基板上に、欠陥が多く導入
され始める限界温度より高い成長温度で第1のバッファ
層を形成する工程と、前記第1のバッファ層上に、前記
限界温度より低い成長温度で高絶縁性の第2のバッファ
層を形成する工程と前記第2のバッファ層上に、前記限
界温度より嵩い成長温度で能動層を形成する工程と、前
記fIヒ動層に設(つられる索子を電気的に分離する素
子分離領域を形成する工程とを有することを特徴とする
半導体装置の製造方法によって達成される。
また、上記方法において、前記第2のバッファ層を形成
するI稈と前記能動層を形成する工程との間に,前記限
界温度より高い成長温度で第3のバッファ層を形成する
工程を有していることを特徴とする半導体装置の製造方
法によって達成される。
また、上記方法において、前記第1のバツファ層を形成
する工程の前に、前記半導体基板上に、前記限界温度よ
り低い成長温度で高絶縁性の第4のバッファ層を形成す
る工程を有していることを特徴とする半導体装置の製造
方法によって達或される。
また、」−記方法において、前記第1のバツファ層を形
成する成長温度が、前記能動層を形成する成長温度より
低いことを特徴とする半導体装置の製造方法によって達
戒される。
また、上記方法において、前記限界温度より高い成長温
度と前記限界温度より低い成長温度との間で温度か変化
している際にもバツファ層の成長を行ない、温度変化バ
ツファ層を形成することを特徴とする半導体装置の製造
方法によって達戒される。
15 [作 用] 本発明は以上のように構成されているために、半導体基
板」二に欠陥か多く導入され始める限界温度より晶い成
長温度で高品質の第1のバッファ層を形成し、この第1
のバッファ層上にその限界温度より低い成長温度で高絶
縁性の第2のバッファ層を形成することにより、第1の
バッファ層でバッファ層全体の厚さを確保すると共に、
厚さを薄くした高絶縁性の第2のバッファ層を能動層の
近傍に設けることができる。このため、能動層に形成す
る素子分離領域と合わせて、隣接する素子間に流れるリ
ーク電流を減少させ、室温、低温のいすれにおいても、
サイドゲート効果の発生を抑制することかできる。
また、半導体基板と第1のバッファ層との間に、欠陥か
多く導入され如める限界温度より低い成長温度で高絶縁
性の第4のバッファ層を形成することにより、隣接する
素子間に流れるリーク電流を更に減少させることができ
る。
1 7 j 0 また、高絶縁性の第2のバッファ層が能動層の近傍に設
けられているため、能動層へ不活性イオンを注入した不
活性化領域によって第1の素子分離領域を形成すること
により、素子分離の効果を高めることができる。更にこ
のとき、不活性化領域が高絶縁性の第2のバッファ層に
まで達するようにするこども容易にでき、素子分離の効
果を更に高くすることかできる。
また、第2の素了分離領域として、第1のバツフγ層に
まで辻する泊を形成することにより、欠陥の多い第2の
バッファ層を除去し、この第2のバッファ層に注入され
てトラップされるキャリアを減少させることができるた
めに、低温において発生ずるサイドゲート効果を抑制す
ることができる。更にまた、この溝底部の第1のバッフ
ァ層表面に、不活性イオンの注入によって不活性化領域
を形成することにより、溝表面を流れるリーク電流を減
少させることができるため、ほぼ完全な素子分離を実現
することができる。
また、ザイドゲート効果は隣接する素子の電極1 8 に負の電圧が印加されるときに発生ずるため、高電圧の
印加される素子の周囲にのみ、第1のバッファ層にまで
達しているill又はその湧及び講底部の第1のバッフ
ァ層表面の不活性化領域によって第1の素子分離領域を
形成し、低電圧の印加される素子の周囲には、能動層へ
の不活性イオンの注入による不活性化領域によって第2
の素子分離領域を形成し、これら第1及び第2の素子分
離領域を組み合わせて配1ηすることにより、半導体装
置全体としてサイドケ−1へ効果の発牛を111制しつ
つ、溝の形成によるJ『平坦化や素子分離距離の増大を
最小に抑えることができる。
また、本発四は、第1のバッファ層及び能動層又は第1
及び第3のバッファ層並びに能動層を、欠陥か多く導入
され始める限界温度より高い成長温度で形成し、高絶縁
性の第2のバッファ層又は第2及び第4のバッファ層を
その限界温度より低い成長温度で形成するが、第1のバ
ッファ層の成長温度を能動層等の成長温度より低くする
ことにより、各層間の成長温度の変化を小さくすること
ができ、スループットを向上させることができる。
更にまた、限界温度より高い成長温度と限界温度より低
い成長温度との間で成長温度が変化している際にもバッ
ファ層の成長を止めずに連続して成長させることにより
、スループッ1〜を向上させることができる。
[実施例] 以下、本発明を図示する実施例に基づいて具体的に説明
する。
第1図<a>は本発明の第1の実施例によるI−TEM
Tを示ず断面図、第1図(b)〜(d)はそれぞれ第1
図(a)の11 E M Tを構戒する各層を説明する
ための図である。
第1図<a)において、半絶縁性G 2L A s基板
2上に、M B E ( Molecular Bea
+n Epitaxy)法を用いて、成長温度080゜
Cで厚さ4500人のi型GaAsバッファ層4を形成
する。そしてこのi型GaAsバッファ層4上に、成長
温度200゜Cで厚さ500人のi型GaAs高絶縁性
バツフ19 ア層6を形成する。またこのi型G a A s高絶縁
性バッファ層6」−に、再び成長温度680℃で、厚さ
800人のi型GaAsバッファ層8と厚さ200人の
j型GaAs層10とを、同−条件で連続的に形成する
更にi型G a A s層10上には、Si(シリコン
)を1.. 5xl O18crn ’ドープした厚さ
500人のn型A.G o. 3 G a O.7 A
 S電子1j(給層12及びn型GaAsキャップ層1
4を順に積層する。
こうしてi型GaAs層10、n型Aj o. 3 G
 ao7As電子供給層12及びn型G a A s 
”t ヤツプ層14からなる能動層16を形成する。
次いで、半導体中で不活性なイオンとして例えば酸素イ
オンを注入することにより、i型GaASバッファ層8
にまで達する不活性化領域18を形成し、能動層16を
分離する。そして不活性化領域18によって分離された
素子領域のll型GaAsキャップ層14上に、例えは
A u G e / A uの蒸着及びアロイによって
オーミックなソース・ドレイン電極2 0 a、20b
を形成し、またゲー2 0 トリセスの後、n型Aj o3Gao7As電子供給層
12上に、例えばA.Qの蒸着によってゲー1・電極2
2a、22bを形成する。
次いで、図示しないが、層間絶縁層を形成し、更に配線
層を形成して、H E M T索子24a、24bを完
或させる。
ところで、第1図<b>に示される上うに、i型G a
 A sバッファ層4から能動層16に至る各層が成−
長温度6 8 0 ’Cで形成されているのに対して、
i型GXt A s高絶縁性パッファ崩6だけが、成長
温度200゜Cと、欠陥か多く導入され始める限界温度
350℃よりより低い温度、より望ましくは300℃以
下の温度で形成されている。このため第1図(C)に示
されるように、温度680℃で成長された通常のi型G
aAsバッファ層4、8等におけるGaとAsとの組成
比が50:50であるのに対して、i型G a. A 
s高絶縁性バツファ層6におけるGaとAsとの組或比
が49..5:50.5であり、Asの組成比がGaの
組成比よりも約1%多い。従ってi型GaAs高絶縁性
バク ジ ッファ層6中には、第1図(0)に示されるように、A
sのGaザイトノ\の置換など多くの欠陥が導入され、
高電界に強くかつ高抵抗特性を示ず。
次に、第2図に、素子分離距離が2μmの隣接する11
 E M T素子24l〕のソース・トレイン電極20
bにザイドゲ−1〜電圧V sa= − 5 Vを印加
し、H E M ’F素子24aのソース・ドレイン電
&2Ob間にトレイン電圧VD=],Vを印加したとき
のトレイン電流I。の経時変化を示す。
第21WI(a)のグラフがらり1らかなように、i品
度300Kにおいては、トレイン電流I。はサイドゲー
l−電圧Vs。の印加によっては変動せず、矢印で示し
たザイドゲ−1〜電圧印加前のトレイン電流値を保持し
ている。
また、第2図(b)のグラフから明らがなように、i品
度85Kにおいても、ドレイン電流■。はサイドゲート
電圧V50の印加によっては殆ど変動せず、矢印て示し
たサイドゲーl−電圧印加前のトレイン電流値をほぼ保
持している。第13図(b)に示した従来例と比較する
と、その差は明らがである。
このように、室温においてのみならず、デバイス性能を
著しく向上させることができる0゜C以下の低温におい
ても、ドレイン電流I。の経時劣化は殆どなく、サイド
ゲート効果の発生は防止されている。
このように第1の実施例によれば、十絶縁性GaAs基
板2 Lに、欠陥が多く導入され始める限界温度350
’Cより高い成長温度680℃で高品質の厚さ7150
0人のi型GaAsバッファ層4及び厚さ800人のi
型GaAsバッファ層8を形成することにより、バッフ
ァ層全体で5000人以上の厚さを確保し、素子性能の
低下を防止している。
また、i型G a. A sバッファ層4、8の間に、
限界温度350゜Cより低い成長温度200℃で高電界
に強くかつ高抵抗特性を有する高絶縁性i型GaAsバ
ッファ層6を形成し、その厚さを500八と薄くするこ
とにより、素子性能の低下を防止すると共に、0℃以下
の低温でのザイドゲート効果の発生を抑制することがで
きる。
更にまた、高絶縁性i型G a A sバッファ層6が
能動層16の近傍に設けられているため、能動層16を
分離する不活性化領域18による素子分離の効果を向上
させることかでき、隣接するH EMT素子24a、2
4b間に流れるリーク電流を減少させて、室温、低温の
いずれにおいても、サイドケ−1・効果の発生を抑制す
ることができる。
なお、上記第1の実施例においては、高品質のi型Ga
Asバッファ層4、8は680℃で威長じているが、こ
の成長温度は欠陥が多く導入され始める限界温度3 5
 0 ’Cより高ければよい。しがし、少なくとも40
0℃以上が望ましい。
また、i型GaAsバッファ層4、高絶縁性i型GaA
sバッファ層6及びi型GaAsバッファ層8からなる
バッファ層全体の厚さはで5800人であるが、この全
体の厚さは4000人以上は必要であり、6000人以
上が望ましい。
また、不活性化領域18による素子分離の効果を上げる
ため、また後に述べるが、清によって素25 2  4 子分離を行なう場合にその段差をできるたけ小さくする
ため、能動層16の移動度が低下しない範囲でi型Ga
Asバッファ層8の厚さは薄いことが望ましい。
次に、本発明の第2の実施例によるH E M ’I’
を、第3図を用いて説明する。
なお、上記第1図に示したH E M Tと同一・の椙
成要素には同−符号を付して説明を省略する。
第3図<a)において、半絶縁性GaAs基板2とi型
G a. A sバッファ層4との間に、M B E法
を用いて、成長温度200℃で、厚さ500人のi型G
aAs高絶縁性バッファ層26を形成する。
次いで、i型GaAsバッファ層4上に、i型G a 
A s高絶縁性バッファ層6、i型GaAsバッファ層
8並びにi型G a. A s層10.n型A.Qo.
s Gao7As電子供給層12及びn型GaASキャ
ップ層14からなる能動層16を形成する。
そして酸素イオンの注入により、i型GaAs高絶縁性
バッファ層6を突き抜c1てi型G a A sバ2 
6 ッファJrJ4にまで達する不活性化領域28を形成し
、能動層16を分離する。
次いで、A u G e / A uからなるソース・
トレイン電極2 0 a、20b及びAρからなるゲー
1〜電極22a、22bを形成し、更に層間絶縁層及び
配線層(図示せず)を形成して、H E M ’I’素
子24a、2 4 bを完成させる。
ところで、第3図(b)、(c)、(d)に示されるよ
うに、i型GaAs高絶縁性バッファ層26も、i型G
a A s高絶縁性バッファ層6と同様に成長温度20
0℃で形成されているため、ASの組或比がGaの組成
比よりも約1%多<、ASのGaサイトへの置換など多
くの欠陥が導入され、高電界に強くかつ高抵抗特性を示
す。
そして通常、半絶縁性Ga A s基板2とi型GaA
sバッファ層4との界面付近には、C(炭素〉等の原子
が導入され易く、p型層となる傾向が強いが、そのp型
層がi型GaAs高絶縁性バッファ層26により絶縁化
され、隣接するI{ E M T素子24a、24b間
に流れるリーク電流を減少させることかできる。
このように第2の実施例によれば、半絶縁性GaAs基
板2とi型GaAsバッファ層4との間に、欠陥か多く
導入され始める限界温度より低い成長温度200℃にお
いて、高電界に強くかつ高抵抗特性を有するj型G a
 A S 4絶縁性バッファ1韓26を形成することに
より、隣接するIT EM T索子24,L、241)
間に流れるリーク電流を、土記第1の実施例の場合より
も更に1桁程度減少させ、ザイドゲ−1〜効果の発生を
更に抑制することができる。
また、能動層16を分離する不活性化領域28が、i型
GaAs高絶縁性バッファ層6にまで達していることに
より、第1の実施例の場合よりも更に素r一分離の効果
を向上させ、ザイドゲ−1〜効果の抑制を向」一させる
ことができる。
次に、本発明の第3の実施例によるl−I E M T
を、第4図を用いて説明する。
なお、上記第1図に示したl−I EM Tと同−・の
横成要素には同一符号を付して説明を省略する。
27 第4図(a)において、半絶縁性G a A s基板2
」二に、成長温度380″Cで、厚さ4500人のj型
GaAsバッファ層5を形成する。そしてこのi型Gれ
Asバッファ層5上に、i型G a A S高絶縁性バ
ッファ層6、i型GaAsバッファ層8並びにi聖Ga
As#10.n型Aj O.3 Ga。7AS電子供給
層12及びn型GaAsキャップ層14からなる能動層
16を形成する。
次いで、化学エッチングにより、i型G a A sバ
ッファ層6にまで達する溝30を形成し、能動層16を
分離する。そしてこの消30によって分離された素子領
域に、A u G e / A uからなるソース・ト
レイン電極20a、20b及びAjからなるゲー1〜電
極22a、22bを形成し、更に層間絶縁層及び配線屑
(図示せず)を形成して、トIEMT素子2 4 21
、24bを完威させる。
このように第3の実施例によれば、半絶縁性GaAs基
板21のi型GaAsバッファ層5は、第4図(b)に
示されるように、威長温度380゜Cという6 8 0
 ’Cと200℃の中間温度でかつ欠29 28 陥か多く導入され始める限界温度350℃よりは高い成
長温度で形威されるため、第4図(C)、( d )に
示されるように、上記第1の実施例におけるi型GaA
sバッファ層4と同等の高品質を得ることができる。
そしてこのi型G 2L A sバッファ層5の成長温
度が380゜Cであり、続いて形成するi型G a A
S高絶縁性バッファ層6の成長温度200゜Cとの温度
差が小さいために、成長装置のウエーハを固定するホル
タの温度変化に要する時間が!Jri縮され、上記第1
の実施例よりもスループットを向上させることができる
また、能動層16を分離する渦30が、素子分離領域に
おいてi型GaAs高絶縁性バッファ層6を完全に除去
しているため、このi型GaAs高絶縁性バッファ層6
に注入され1ヘラップされるキャリアを減少させると共
に、このi型GaAs高絶縁性バッファ層6には電界が
縦に加えられることになり、第1の実施例の場合よりも
更に素子分離の効果を向上させ、特にO℃以下の低温に
お3 0 (つるーり゛イドゲー1・効果の抑制を向」ニさせるこ
とができる。溝30はj型QaAs高絶縁性バッファ層
6に辻していれば効果はあるが、第3の実施例のように
j型GaAs高絶縁性バッファ層6を完全に除去した方
が効果は大きい。
なお、−L記第3の実施例において、i聖G a AS
バッファ層5の成長温度は欠陥が多く導入され始める限
界温度350’Cからマージンを見込んで380℃とし
たが、高品質か保持できる範囲内においてできるたけ限
界温度350゜Cに近い温度が望ましい。
次に、本発四の第4の実施例に上るII EM Tを、
第5図を用いて説明する。
なお、」二記第3図及び第4図に示したH E M T
と同一の構戒要索には同一符七を付して説明を省略する
第5図(a>において、半絶縁性GaAs基板2上に、
i型Q a A s高絶縁性バッファ層26、i型Ga
Asバッファ層5、i型GaAs高絶縁性バッファ層6
、j型QaAsバッファ層8並び31 にi型G a. A s層10、n型Aj O.3 G
 ao7AS電r供給層12及びn型GaAsキャップ
層14からなる能動層16を形成する。
次いで、i型G a A sバッファ層6にまで達する
d4 3 0を形成する。そして露出した講30底部の
i型GaAsバッファ層5表面に、酸素イオンを約10
0kcVの加速電圧で1 017cm−”程度注入して
不活性化領域32を形成する。こうして講30及び不活
性化領域32によって能動層16を分離する。
次いで、A u G e / A uからなるソース・
ドレイン電極20a、20b及ひA.llからなるゲー
ト電極22a、22bを形成し、更に層間絶縁層及び配
線層(図示せず)を形成して、H E M T素子24
a、24bを完成させる。
このように第4の実施例によれば、素子分離領域におい
て、能動層16を分離する消30がi型GaAs高絶縁
性バッファ層6を完全に除去すると共に、涌30底部の
i型GaAsバッファ層5表面に不活性化領域32が形
成されていることに3つ より、渦30底部のj型G a A sバッファ層5表
面を流れるリーク電流を減少させることができるため、
上記第3の実施例のように消30だけが形成されている
場合よりも更に素子分離の効果を向」ニさせてほぼ完全
な素子分離を実現することができる。例えば上記第1の
実施例の不活性化領域18に上る素子分離の場合と比べ
ると、リーク゛社流を約1桁減少させることができた。
このようにしてザイドゲ−1〜効果の抑制を向上させる
ことができる。
また、j型G a A s高絶縁性バッファ層26の成
長温度200’Cと続いて形成するi型GaAsバッフ
ァ層5の成長温度3 8 0 ’Cとのi品度差が小さ
いために、成長装置のウエーハを固定するホルダの温度
変化に要する時間が短縮され、上記第2の実施例よりも
スループットを向上させることができる。
次に、本発明の第5の実施例によるl{ E M ’F
を、第6図を用いて説明する。
第6図(a)は第5の実施例によるII EM ”Vを
33 示す断面図、第6図(b)はその平面図である。
なお、上記第1図及び第5図に示したH E M ’V
と同−の横成要素には同一符号をイ4して説明を省略す
る。
第6図において、半絶縁性GaAs基板2上に、i型G
aAsバッファ層4、i型G a A s高絶縁性バッ
ファ層6、i型GaAsバッファ層8並びにi型GaA
s層10、■〕型Aj O.3 G ao7AS電子供
給層12及びll型GaAsキャップ層14からなる能
動層16を形成する。
次いで、負の高電圧か印加される素子の形成予定領域の
周囲のみに、化学エッチングによってj型GaAsバッ
ファ層6にまで達する講30を形成し、能動層16を分
離する。そして酸素イオンの注入により、露出した71
430内のi型GaAsバヅファ層4表面に不活性化領
域32を形成すると同時に、低電圧が印加される他の素
子の素子分離領域にi型GaAsバッファ層8にまで達
する不活性化領域l8を形成する。
次いで、泊30及び不活性化領域32並びに不34 活性化領域18によって分離された素了領域に、A u
 G e / A uからなるソース・ドレイン電lf
J!20a、20b、20c、20d及びA1からなる
ゲート電極2 2 a、22b、22c、22dを形成
し、更に層間絶縁層及び配線層(図示せず)を形成して
、H E M T素子24a、24b、24c、24d
を完戒させる。
このように第5の実施例によれは、索予分離領域におい
て、負の高電圧が印加されるII EM T索子24l
)周囲を聞んで素子分離の効果の極めて大きい湧30及
び不活性化領域32を形成し、低電圧が印加される他の
H E M T素予24a、24c、24d周囲には不
活性化領域18を形成することにより、隣接する素子の
電極に負の電圧が印加される場合に発生ずるサイドゲー
1〜効果をII E M T全体として効果的に抑制す
ることかできる。
また、H E M T全体としては、溝30か形成され
る素子分離領域を減少させることができるため、泊30
形成による非平坦化や素子分離距離の増大を最小に抑え
ることができる。
3 5 なお、上記第5の実施例において、負の高電圧が印加さ
れるH B M T素子24b周囲のみに溝30及び不
活性化領域32が形成されているが、このI−T E 
M T素子24b周囲を完全に囲まなくとも、サイドグ
ー1〜効果を抑制する効果を奏することができる。
また、工1の高電圧か印加されるH E M T素子2
4bではなく、低電圧が印加される他のH E M T
素子24a、24c、24d周囲に講30及び不活性化
領域32を形成しても、同様の効果を奏することがてき
る。
更に、サイドゲート効果の発生しゃずい1{ F, M
′I゛索子24b周囲と発生しにくいH E M T素
子24a、24c、24d周囲とに形成する素子分離領
域として、消30及び不活性化領域32と不活性化領域
18とを組み合わせて配置しているが、これら以外にも
−L記第3図に示されるi型GaASバッファ層4にま
で辻する不活性化領域28や上記第4図に示されるi型
G a A sバ・ソファ層6にまで達する消30たけ
等もあり、これらのうち3 6 の任意の組合わせであってもよい。
次に、本発明の第6の実施例によるH E M ’T’
を、第7図を用いて説明する。
なお、上記第1図及び第3図に示した}−I E M 
Tと同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略す
る。
第7図<a>において、半絶縁性G a A S基板2
上に、成長温度680゜Cでi型GaAsバッファ層4
を形成した後、成長温度200℃でi型Ga A s 
晶絶縁性バッファ層6を形成するために、成長装置のウ
エーハを固定するホルダの温度を下げるが、第4図(b
)に示されるように、この降温過程においても成長を止
めることなく、温度変化バッファ層34を形成する。そ
して温度変化バッファ層34上に、引き続き成長温度2
00℃でi型GaAs高絶縁性バッファ層6を形成した
後、成長温度680゜Cでi型GaAsバッファ層8を
形成するためのYノ温過程においても、同様にして温度
変化バッファ層36を形成する。
次いで、この温度変化バッファ層36」二に、i37 型GaAsバッフγ層8並びにi型GaAs層10、n
型Aj O.3 G ao7A s電子供給層12及び
n型GaAsキャップ層14からなる能動層16を形成
する。そして酸素イオンの注入により、i聖GaAsバ
ッファ層4にまで達する不活性化領域28を形成し、能
動層16を分離する。
次いで、不括性化領域28によって分離された素子領域
に、A u G e / A uからなるソース・トレ
イン電極20a、20b及びA.Qからなるゲート電極
22a、22bを形成し、更に層間絶縁層及び配線層(
図jJ<せず)を形成して、II EM i”素子24
a、24bを完成させる。
このように第6の実施例によれば、上記第1の実施例か
i型GaAsバッファ層4、i型GaAS高絶縁性バッ
ファ層6、i型GaAsバッファ層8を順に形成する際
、各層の成長の間では一旦成長を止め、それぞれの成長
温度に変化させた後に再び成長を始めているのに対して
、この温度変化の過程においても成長を継続して、温度
変化バッファ層34、36を形成することにより、上記
38 第1の実施例よりもスループットを向上させることかで
きる。
なお、温度変化バッファ層34、36において、第7図
(b)〜(d)に示されるように、欠陥が多く導入され
始める限界温度350゜Cより高い温度における部分は
、i型GaAsバッファ層4、8と同じ高品質の改質と
なり、限界記度350゜Cより低い温度における部分は
、i型G a A S A絶縁性バッフγ層6と同じ高
電界に強くかつ高抵抗特性の)模質となる。
次に、本発DJIの第7の実施例によるH EM ’V
を、第8図を用いて説明する。
なお、上記第3図及び第7図に示したFIEMTと同−
の楊成要索には同−符弓を{=Jして説明を省略する。
第8図(a)において、半絶縁性GaAs基板2上に、
成長温度200℃で、厚さ500人のi型GaAs高絶
縁性バッファ層26を形威した後、第8図(b)に示さ
れるように、680℃への昇温過程においても戚長を止
めることなく、温度変化バッファ層38を形成する。そ
してこの温度変化バッファ層38−Lに、引き続き成長
温度680゜Cでi型GaAsバッファ層4を形成する
次いで、上記第6の実施例と同様にして、温度変化バッ
ファ層34、i型GaAs高絶縁性バッファ層6、温度
変化バッファ層36、i型GaASバッファ層1ffl
ひにi型GaAs層10、n型A j 0. 3 G 
a 0. 7 A S電子供給層12及びn型GaAs
−qヤップ層14からなる能動層16を形成する。そし
て酸素イオンの注入により、不活性化領域28を形成し
、能動[16を分離する。
次いで、不活性化領域28によって分離された素子領域
に、A u G e / A uからなるソース・ドレ
イン電& 2 0 a、20b及びAfJからなるゲー
ト電% 2 2 a、22bを形成し、更に層間絶縁層
及び配線層(図示せず)を形成して、H E M ’F
素子24a、24bを完成させる。
このように第7の実施例によれは、上記第2の実施例が
i型GaAs高絶縁性バッファ層26、i型GaAsバ
ッフy N 4、i型GaAs高絶縁3 9 性バッファ層6、i型GaAsバッファ層8を順に形成
する際、各層の成長の間では−旦成長を止め、それぞれ
の成長温度に変化させた後に再び成長を始めているのに
対して、この温度変化の過程においても成長を継続して
、温度変化バッファ層38、34、36を形成すること
により、」二記第2の実施例よりもスループットをif
り上させることかてきる。
なお、温度変化バッファ層38において、第8図(b)
〜(d)に示されるように、限界温度350゜Cより高
い温度における部分は、i型GaASバッファ層4と同
じ高品質の膜質となり、低い温度にお(つる部分は、i
型GaAs高絶縁性バッファ層26と同じ高電界に強く
かつ高抵抗特性の膜質となる。
次に、本発明の第8の実施例によるH E M Tを、
第9図を用いて説明する。
なお、上記第4図及び第7図に示したH E M Tと
同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
41 4 U 第9図において、半絶縁性GaAs基板2上に、成長温
度380℃でi型G a A sバッファ層5を形成し
た後、第9図(b)に示されるように、200℃への降
温過程においても成長を止めることなく、温度変化バッ
フγ層40を形成する。そしてこの温度変化バッファ層
40上に、引き続き成長温度200℃においてi型Ga
As高絶縁性バッファ層6を形成する。
次いで、上記第7の実施例と同様にして、温度変化バッ
ファ層36、i型GaAsバッファ層8並びにi型Ga
As層10,n型Aj 0. 3 G a o7 A 
s電子供給層12及びl1型GaAsキャップ層14か
らなる能動層16を形成する。そして酸素イオンの注入
により、不活性化領域28を形成し、能動N16を分離
する。
次いで、不活性化領域28によって分離された素子領域
に、A u G e / A uからなるソース・ドレ
イン電極20a、20b及びA.llからなるゲート電
極22a、22bを形成し、更に眉間絶IIiin層及
び配線fgJ(図示せず〉を形成して、II EM ’
r素42 子24a、24bを完成させる。
このように第8の実施例によれば、i型GaASバッフ
ァ層5の成長温度が380℃で、j型GaAs高絶縁性
バッファ層6の成長温度が200゜Cとその差が小さく
、従ってこれらの間に成長させる温度変化バッファ層4
0の成長温度の変化の範囲も小さくなるため、上記第3
の実施例の場合よりも更にスループッ1〜を向上させる
ことができる。
なお、温度変化バッファ層40において、第9図(b)
〜(d)に示されるように、限界温度350゜Cより高
い温度における部分はi型G a A sバッファ層5
と同じ高品質の膜質となり、低い温度における部分はi
型GaAs高絶縁性バッファ屑6と同じ高電界に強くか
つ高抵抗特性の膜質となる。
次に、本発明の第9の実施例による}{ EM ’「を
、第10図を用いて説明する。
なお、上記第5図及び第9図に示したHEMTと同−・
の椙成要素には同−符号を付して説明を省略する。
第10図(a)において、半絶縁性GaAs基板2上に
、成長温度200℃でi型GaAs高絶縁性バッファ層
26を形成した後、第10図(b)に示されるように、
380℃への昇温過程においても成長を止めることなく
、温度変化バッファ層42を形成する。そしてこの温度
変化バッファ層42上に、引き続き成長温度380℃で
j型GaAsパッファ層5を形戊する。
次いで、J二記第8の実施例と同様にして、温度変化ハ
ッファ層40、i )J G a A sバツファ層8
並びにi型GaAs層10、n型A .Q 0. 3 
G a o’r A s電子供給層12及びn型GaA
sキャップ層14からなる能動層16を形成する。そし
て酸素イオンの注入により、不活性化領域28を形成し
、能動層16を分離する。
次いで、不活性化領域28によって分離された素子領域
に、A u G e / A uからなるソース・ドレ
イン電M!2 0 a、20b及びA.Qからなるゲー
ト電極22a、22bを形威し、更に層間絶縁層43 及び配線TvJ(図示せず)を形成して、H F, M
 ’T’素子24a、24bを完成させる。
このように第9の実施例によれば、i型GaAS高絶縁
ノト1ミバッファ層26の成長温度が2 0 0 ’C
であり、i型GaAsバッファ層5の成長温度が380
℃とその温度差が小さく、従ってこれらの間に成長させ
る温度変化バッファ層42の成長温度の変化の範囲も小
さくなるため、」二記第4の実施例の場合よりもスルー
プッ1〜を向.Lさせることができる。
なお、温度変化バッファ層42において、第10図(b
)〜(d)に示されるように、限界温度350℃より高
い温度におIfる部分は、i型GaAsバッファ層5と
同じ高品質の膜質となり、低い温度における部分は、i
型GaAs高絶縁性バッファ層26と同じ高電界に強く
かつ高抵抗特性の1摸質となる。
また、上記第1乃至第9の実施例においては、バッファ
層にGaAsを用いたH E M i”の場合について
述べたが、これに限定されず、例えばA.ll4 5 4 4 GaAs、I nGaAs,I nAfJAs等の他の
材料を用いたH E M ’I’であってもよいし、1
−{ E M1゛以外のMBSFBT,HBT等の他の
化合物半導体装置であってもよい。
[発明の効果] 以上のように本発明によれは、半導体基板上に、高品質
の第1のバッファ層と高絶縁性の第2のバヅファ層とを
積層することにより、第1のバツファ層によってバッフ
ァ層全体の厚さが確保され、厚さを薄くした高絶縁性の
第2のバツファ層が能動層の近傍に設けられているため
、この能動層に形成する素子分離領域と合わせて、隣接
する素子間に流れるリーク電流を減少させ、室温、低温
のいずれにおいても、サイドゲート効果の発生を抑制す
ることができる。
更に、半導体基板と第1のバツファ層との間に高絶縁性
の第4のバツファ層が形成されることにより、サイドゲ
ート効果の発生を抑制する効果を更に大きくすることが
できる。
46 また、素子分離領域として、能動層に不活性イオンを注
入した不活性化領域や溝や溝底部に不活性化領域を形成
することによって素子分離領域を形成することができる
。このとき、高絶縁性の第2のバッファ層が能動層の近
傍に設けられているため、高絶縁性の第2のバッファ層
又は第1のバッファ層にまで達するように素子分離領域
を形成することが容易にでき、サイドゲー1・効果の発
生を抑制する効果を更に大きくすることができる。
また、第1のバッファ層又は第1及び第3のバッファ層
を、欠陥が多く導入され始める限界温度より高い成長温
度で形成し、高絶縁性の第2のバッファ層又は第2及び
第4のバッファ層をその限界温度より低い成長温度で形
成する際に、第1のバッファ層を形成する成長温度を限
界温度の近くまで低くすることにより、成長温度の変化
を小さくすることができ、スループットを向上させるこ
とができる。
更にまた、限界温度より高い成長温度と限界温度より低
い成長温度との間で成長温度が変化している際にもバッ
ファ層の成長を止めずに連続して成長させることにより
、スループッ1〜を1rり」ニさせることができる。
これにより、室温、低温を問わすサイドゲート効果の発
生を防止して、高密度化及び高集積化を実現すると共に
、製造におけるスループットを向上させることかできる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例によるH E M Tを
示ず図、 第2図は第1図のHEMTの特性を示すグラフ、第3図
乃至第10図はそれぞれ本発明の第2乃至第9の実施例
によるHEMTを示ず図、第11図は従来のHEMTを
示す図、 第12図及び第13図はそれぞれ第11図のHE M 
Tの特性を示ずグラフである。 図において、 2・・・・・・半絶縁性G a A s基板、4  ’
/ 4、5、8、4 6 −・− −−− j型G a A
 sバッファ層、6、26、44・・・・・・i型Ga
As高絶縁性バッファ層、 1 0−=−i型GaAsJl]O、 1 2 − −−− n型A.fl O.i Ga0.
7 As電子供給層、14・・・・・・n型GaAsキ
ャップ層、16・・・・・・能動層、 18、28、32・・・・・・不活性化領域、20a、
20b・・・・・・ソース・ドレイン電極、22a、2
2b・・・・・・ゲート電極、24a、24 b−・−
HEM”I’素子、30・・・・・・溝、 34、36、38、40、42・・・・・・温度変化バ
ッファ層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、半導体基板上に形成された第1のバッファ層と、 前記第1のバッファ層上に形成された高絶縁性の第2の
    バッファ層と、 前記第2のバッファ層上に形成された能動層と、前記能
    動層に形成される素子を電気的に分離する素子分離領域
    と を有することを特徴とする半導体装置。 2、請求項1記載の装置において、前記第2のバッファ
    層と前記能動層との間に、第3のバッファ層が形成され
    ていることを特徴とする半導体装置。 3、請求項1又は2記載の装置において、前記半導体基
    板と前記第1のバッファ層との間に、高絶縁性の第4の
    バッファ層が形成されていることを特徴とする半導体装
    置。 4、請求項1乃至3のいずれかに記載の装置において、
    前記素子分離領域が、前記能動層への不活性イオンの注
    入によつて形成された不活性化領域を有する第1の素子
    分離領域であることを特徴とする半導体装置。 5、請求項4記載の装置において、前記第1の素子分離
    領域の前記不活性化領域が、前記第2のバッファ層にま
    で達していることを特徴とする半導体装置。 6、請求項1乃至3のいずれかに記載の装置において、
    前記素子分離領域が、少なくとも前記第2のバッファ層
    にまで達している溝が形成されている第2の素子分離領
    域であることを特徴とする半導体装置。 7、請求項6記載の装置において、前記第2の素子分離
    領域が、前記溝底部の前記第1又は第2のバッファ層表
    面に、不活性イオンの注入によって形成された不活性化
    領域を有していることを特徴とする半導体装置。 8、請求項4又は5記載の前記第1の素子分離領域と、
    請求項6又は7記載の前記第2の素子分離領域とを、共
    に有していることを特徴とする半導体装置。 9、半導体基板上に、欠陥が多く導入され始める限界温
    度より高い成長温度で第1のバッファ層を形成する工程
    と、 前記第1のバッファ層上に、前記限界温度より低い成長
    温度で高絶縁性の第2のバッファ層を形成する工程と、 前記第2のバッファ層上に、前記限界温度より高い成長
    温度で能動層を形成する工程と、 前記能動層に設けられる素子を電気的に分離する素子分
    離領域を形成する工程と を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 10、請求項9記載の方法において、前記第2のバッフ
    ァ層を形成する工程と前記能動層を形成する工程との間
    に、前記限界温度より高い成長温度で第3のバッファ層
    を形成する工程を有していることを特徴とする半導体装
    置の製造方法。 11、請求項9又は10記載の方法において、前記第1
    のバッファ層を形成する工程の前に、前記半導体基板上
    に、前記限界温度より低い成長温度で高絶縁性の第4の
    バッファ層を形成する工程を有していることを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。 12、請求項9乃至11のいずれかに記載の方法におい
    て、前記第1のバッファ層を形成する成長温度が、前記
    能動層を形成する成長温度より低いことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。 13、請求項9乃至12のいずれかに記載の方法におい
    て、前記限界温度より高い成長温度と前記限界温度より
    低い成長温度との間で温度が変化している際にもバッフ
    ァ層の成長を行ない、温度変化バッファ層を形成するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014007296A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Advanced Power Device Research Association 半導体装置及び半導体装置の製造方法

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