JPH03161875A - 画像データ入力装置 - Google Patents

画像データ入力装置

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JPH03161875A
JPH03161875A JP1302384A JP30238489A JPH03161875A JP H03161875 A JPH03161875 A JP H03161875A JP 1302384 A JP1302384 A JP 1302384A JP 30238489 A JP30238489 A JP 30238489A JP H03161875 A JPH03161875 A JP H03161875A
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JP1302384A
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Tadashi Watanabe
正 渡辺
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KOUFU KASHIO KK
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
KOUFU KASHIO KK
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、例えば製品検査装置に使用され、基準となる
製品の画像データや被検査品の画像データを入力する画
像データ入力装置に関する。
[従来技術とその問題点] 従来、例えば製品検査等に用いられる画像データ入力装
置では、ベルトコンベア等の搬送装置による製品の搬送
中に、一次元イメージセンサ等を用いて該製品の画像デ
ータを入力している。
この場合、位置検出センサにより製品が所定の位置まで
搬送されたことを検知して、上記一次元イメージセンサ
による画像データの読込みが開始される。
しかしながら、上記搬送装置として使用されるベルトコ
ンベア等は、その搬送速度が一定しない等の理由により
、順次読込まれる製品の画像データに歪みが生じてしま
う。このため、画像データの読込み開始位置を、予め定
められた読込み開始位置に確実に補正した場合でも、製
品の後部に対する画像データにずれが生じることがある
。この製品検査における入力画像データの位置ずれは、
長尺な製品を検査する場合に特に顕著に現れる。
したがって、上記のようにして読込まれた画像データに
基づいて、精密な製品検査を行なうには、高い信頼性が
得られない問題がある。
[発明の目的] 本発明は上記のような問題点に鑑みなされたもので、搬
送される製品を順次画像入力して製品検査を行なう際に
、該製品の後部に対する画像データにずれが生じること
なく、精密な製品検査を行なうことが可能になる画像デ
ータ入力装置を提供することを目的とする。
[発明の要点コ すなわち本発明に係わる画像データ入力装置は、被撮像
物を搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送され
る被撮像物の画像データを順次読取る画像データ読取り
手段と、この画像データ読取り手段により読取られた画
像データを順次記憶する記憶手段と、この記憶手段によ
り記憶される画像データの任意の複数箇所の画像データ
を指定しその越準記憶位置を設定する基準位置設定手段
と、被撮像物の画像データが上記記憶手段に記憶される
際に上記基準位置設定手段により指定された画像データ
に対応する画像データの記憶位置と上記基準位置設定手
段により設定された基準記憶位置とを比較し位置補正情
報を求める位置補正情報入力手段と、上記基準位置設定
手段により指定された画像データに対応ずる画像データ
が上記記憶手段に記憶される毎に上記位置補正情報を更
新する位置補正情報更新手段とを備えて構成したもので
ある。
[発明の実施例コ 以下図面により本発明の一実施例について説明する。
第1図は本発明を適用した小型電子機器の製品検査装置
の外観構戊を示すものである。
この製品検査装置は、制御部Aと搬送部Bとから或るも
のである。
上記制御部Aは、後述する各装置の動作制御及び製品検
査処理を行なう制御ユニソト17、及び各種制御データ
等を入力するキ−人カユニット18、各種制御データを
表示するCRT19を備えて成るものである。
一方、搬送部Bは、上記制御ユニット17の制御に基づ
いて、肢検査物(電+L)11を搬送し、該被検査物1
1の画像データを得ると共に、合格品と不合格品の振分
けを行なうもので、以下に述べる構成を成すものである
まず、上記搬送部Bには、被検査物11を搬送する搬送
ベルト13が儲けられている。上記搬送ベルト13は、
上記制御ユニット17によって駆動制御されるモーター
2により駆動し、被検査物11を矢印aで示す方向へ搬
送するものである。
また、上記搬送ベルト13には、エンコーダ24が該搬
送ベルト13に当接して設けられ、このエンコーダ24
により搬送ベルト13の移動状態に対する情報が上記制
御ユニット17にエンコーダバルスとして与えられる。
5 一方、上記搬送ベルト13の周囲には、その搬送方向に
向って、位置決め用シリンダー4、ハンディスキャナー
6、不合格品排出用シリンダ20及び不合格品排出部2
2、合格品排出用シリンダ21及び合格品排出部23が
それぞれ設けられている。
さらに、上記位置決め用シリンダー4、ハンディスキャ
ナ16、不合格品及び合格品排出用シリンダ20,21
の反搬送方向側には、上記搬送ベルト13により搬送さ
れてきた被検査物11を検知し、その検知信号を上記制
御ユニット17に出力する位置検出センサー5a〜15
dがそれぞれ設けられている。
上記泣置決め用シリンダー4は、上記位置検出センサー
5aから出力される検知信号に応じて制御ユニット17
から出力される動作命令に従って動作するものであり、
被検査物11を上記搬送ベルト13の側縁部に設けられ
た位置決め板14aに押付けることにより、搬送ペルー
・13の幅方向に対する被検査物11の位置決めを行な
うもので6 ある。
また、上記ハンディスキャナ16は、箱体内部に、上記
搬送ベルト13の幅方向に配設された一次元イメージセ
ンサ(図示せず)及び光源としてのLEDアレイ(図示
せず)を備えたものである。
そして、上記ハンディスキャナ16は、上記位置検出セ
ンサ15bの出力fj号に応じた制御ユニット17の制
御信号に基づいて、搬送ベルト13によって搬送されて
いる被検査物11の画像データを得るものである。ここ
で、制御ユニッ1・17は、上記ハンディスキャナ16
により得られる画像信号を上記エンコーダ24から出力
されるエンコダパルスに基づいて処理を行なう。
さらに、上記不合格品及び合格品排出用シリンダ20.
21は、それぞれ上記位置検出センサ15c,15dの
出力信号に応じて制御ユニット17から出力される制御
信号に基づいて動作するもので、制御ユニット17にお
ける被検査物11に対する合否判定結果に基づいて、そ
れぞれ不合格品排出部22あるいは合格品排出部23に
被検査物1]を振分けるものである。
第2図は上記被検査物11に対する画像入力手段として
、カメラタイプの一次元イメージセンサ25を用いて構
威した場合を示すもので、この場合、照明装置26は、
上流側の位置検出センサ15bに隣接して設けられ、そ
の撮像部分SAの照明が行なわれる。
次に、制御部Aについて詳細な説明を行なう。
ここで、上記制御部Aの全体構或の説明を行なう前に、
上記制御ユニット17によって行なわれる画像検査処理
について簡単に述べる。
以下、第3図に示す小型電子式計算機を検査の対象物と
して説明する。
先ず、上記小型電子式計算機のサンプル品(合格品)の
画像データを画像データメモリ(詳細後述)に取込む。
そして、上記サンプル品の画像データに対し、P補正ブ
ロックP,R補正ブロックR1判定ブロックHを設定す
る。
ここで、上記P補正ブロックPは、被検査物11の画像
データを取込んだ際、画像データメモリ上の記1!位置
のずれを修正する修正データを得るためのブロックであ
る。
また、R補正ブロックRは、上記ハンディスキャナ16
あるいは一次元イメージセンサ25を用いて画像データ
の取込みを行なう際、搬送ヘルト13の搬送速度が不安
定なこと等が原因で、被検査物11の画像データが順次
読込まれ画像データメモリに記憶されていく際に生ずる
記憶位置のすれを修正する修正データを得るためのブロ
ックである。従って、上記R補正ブロックRは、搬送ベ
ルト13の精度、あるいは被検査物1]の搬送方向に対
する長さ(被検査物11が搬送方向に長い程、画像デー
タ読取り中に生ずる記憶位置のずれが大きくなる)に応
じて適宜設定される。
また、上記判定ブロックHは、被検査物11の合否判定
を行なう際に、サンプル品と被検査物11の画像データ
の比較を行ないたい箇所に設定されるブロックである。
例えば、第3図における小型電子式計算機の場合、被検
査物11の合否判断を計算機上面に印刷された商品番号
rABC9 1000Jを比較することにより行ないたい場合には、
この部分に判定ブロックHを設定すればよい。
そして、上記各ブロックP,R,Hには、それぞれ修正
データを得るためのデータ及び画像データの比較判定を
行なうための判定データが設定される。
そして、上記サンプル品の画像データに対する各ブロッ
ク設定が終了すると、これらの設定データを修正ブロッ
ク・判定ブロック記憶部(詳細後述)に記憶する。
その後、判定処理モードが設定されると、順次搬送され
る被検査物11の画像データを上記画像データメモリに
取込み、上記修正ブロック・判定ブロック記憶部に記憶
されている設定データに基づいて、被検査物11の画像
データメモリ上での記憶位置に対する修正データを得る
と共に、この修正データに凰づいて修正画像データを得
て、該画像データの比較判定処理を行なう。
以上が、上記制御ユニット17によって行なわ10 れる画像検査処理の概要である。
次に、上記制御部Aの詳細な構戊を第4図に基づいて説
明する。
上記制御ユニット17は、画像データ入力部31、画像
処理制御部32、シーケンス制御部33を備えて成るも
のである。
画像データ入力部31において、前記第1図における搬
送ベルト13の回転に伴ないハンディスキャナ16(又
は一次元イメージセンサ25)により読取られるサンプ
ル品あるいは被検査物11の画像データは、一次元イメ
ージセンサビデオ信号端子31aから入力され、セレク
タ34及び2値化部35を介して白黒2値のディジタル
信号に変換された後、シリアル/パラレル変換部36に
送られる。この場合、2値化部35は、ハンディスキャ
ナ16又は一次元イメージセンサ25からセレクタ37
を介して送られる読取りタイミング信号に応じて2値化
変換を行ない、順次画像データ1ドット毎にシリアル/
パラレル変換部36に出力する。
11 ここで、ハンディスキャナ16により画像入力を行なう
と、その画像信号は予め2値化されているので、上記2
値化部35の通過後も同一の画像データになる。
一方、二次元イメージセンザにより得られた画像データ
は、テレビカメラビデオ信号端子3lbから入力され、
同期信号分離回路38から上記セレクタ34及び2値化
部35を介して白黒2値のディジタル信号に変換された
後、シリアル/パラレル変換部36に送られる。この場
合、2値化部35は、タイミング信号発生部39から上
記セレクタ37を介して送られるビデオ信号入力タイミ
ング信号に応じて2値化変換を行ない、順次シリアル/
パラレル嚢換部36に出力ずる。
シリアル/パラレル変換部36は、上記2値化部35を
介して入力される画像信号を、上記各対応するタイミン
グ信号に同期して8ビット(1バイト)毎のパラレル信
号に変換し出力するもので、このシリアル/パラレル変
換部36から1バイト毎に出力される画像信号は、順次
画像データメモ12 リ40に書込まれる。この画像データメモリ40は、書
込み/続出し制御部41により書込み/続出し制御が行
なわれると共に、アドレスカウンタ42及び上記画像処
理制御部32から上記書込み/続出し制御部41により
制御されるアドレスセレクタ43を介してアドレス指定
される。
一方、上記書込み/読出し制御部41には、分周回路4
4から出力される読取りタイミング信号の1/8分周信
号、上記エンコーダ24から出力されるエンコーダパル
ス及び上記同期信号分離回路38から出力される垂直同
期信号V ryncs水平同期信号H.。。がそれぞれ
入力される。一方、上記画像処理制御32により各種制
御信号が入力される。
上記分周回路44は、セレクタ37によって選択された
、ハンディスキャナ16あるいは一次元イメージセンサ
から出力される読取りタイミング信号、又は上記タイミ
ング信号発生部3つから出力されるビデオ信号入力タイ
ミング信号の何れかを1/8分周し、上記書込み/続出
し制御部4113 へ出力するものである。
また、上記エンコーダ24により出力されるエンコーダ
パルスと上記同期信号分離回路38から出力される水平
同期信号H.。、は、セレクタ45により選択され、上
記書込み/読出し制御部41へ入力される。
そして、上記書込み/読出し制御部41は、上記入力信
号に基づいて、画像データメモリ4oに書込み信号W・
読出し信号Rを与えると共に、アドレスカウンタ42.
アドレスセレクタ43にそれぞれ制御信号を与える。
ここで、上記セレクタ34,37.45には、それぞれ
画像処理制御部32からの画像入力手段(一次元イメー
ジセンサ/テレビカメラ)の切替え信号が入力され、ま
た、アドレスセレクタ43には、上記画像処理制御部3
2からアドレス制御部46を介し、画像データメモリ4
0に対し1ビット毎に読出しアドレスを指定するための
アドレス制御信号が入力される。
第5図は上記第4図における書込み/読出し制1 4 御部41、アドレスカウンタ42、セレクタ45の詳細
な構成を示すもので、セレクタ45には、同期信号分離
回路38からの水平同期信号H @yaleが入力され
るアンドゲートAND 1と、エンコーダ24からのエ
ンコーダパルス(A相)及び(B相)が入力されるアン
ドゲートAND2及びAND3が備えられ、アンドゲー
トAND1には一次元イメージセンサによる両像入力時
に″1”レベルとなるセレクト信号の反転信号が与えら
れ、また、アンドゲートAND2及びAND3には、該
セレクト信号がそのまま与えられる。そして、上記アン
ドゲートANDI及びAND2の出力信号はオアゲート
OR1に入力される。
ここで、エンコーダ24は、搬送ベルト13が正転動作
する状態でA相→B相の順でエンコーダパルスを発生し
、また、搬送ベルI・13が逆転動作する状態でB相→
A相の順でエンコーダパルスを発生するものである。そ
して、一次元イメージセンサによる画像信号入力時には
、エンコーダパルスはそのまま書込み/読出し制御部4
1の搬送15 状態検出部411に送られ、また、二次元イメージセン
サによる画像信号入力時には、水平同期信号H1−のみ
書込み/続出し制御部41の搬送状態検出部411に送
られる。
搬送状態検出部411は、搬送ベルト13の正転勤作時
、すなわちアンドゲートAND2からの出力パルスがア
ンドゲートAND3からの出力パルスより先行している
11.1f1及び水平同期信号H syeeの入力時、
すなわちアンドゲー}AND3からの出力信号が常に“
0”レベルである時において、何れも“1″レベル信号
を出力するもので、この搬送状態検出部411からの出
力信号はアンドゲートAND4に出力され、このアンド
ゲートAND4は上記搬送ベルト13の正転勤作時、及
び水平同期信号H s,。,の入力時において、エンコ
ーダパルス又は水平同期信号H1−をアンドゲートAN
D5に出力する。このアンドゲートAND5には、画像
処理制御部32からの読込み開始信号によりセットされ
、テレビ信号の垂直同期信号V aysc又は画像処理
制御部32からの未処1 6 理ブロックなしを示す制御信号によりリセットされるフ
リップフロップFFIからの出力信号がゲートオン信号
として入力され、その出力信号はフリップフロップFF
2の出力信号をゲートオン信号として入力するアンドゲ
ートAND6に与えられると共に、ディレイ回路412
を介して該フリップフロップFF2のリセット端子Rに
与えられる。さらに、上記アンドゲートAND5の出力
信号は、アドレスカウンタ42における垂直アドレスカ
ウンタ421のクロック端子C1及び、水平アドレスカ
ウンタ422のリセット端子Rに与えられる。ここで、
フリップフロップFF2は上記画像処理制御部32から
の読込み開始信号によりセットされるので、アンドゲー
トAND6は、その読込み開始信号の入力時にのみ、上
記エンコーダパルス又は水平同期信号H s y n。
に応じてアドレスカウンタ42における垂直アドレスカ
ウンタ421をリセットさせる。
一方、上記フリップフロップFFIの出力信号は、分周
回路44からの画像読取りタイミング信17 号の1/8分周信号と共にアンドゲートAND7に与え
られ、このアンドゲートAND7の出力信号は、アドレ
スカウンタ42における水平アドレスカウンタ422の
クロック端子Cに与えられると共に、画像データ書込み
信号として画像データメモリ40に与えられる。
また、書込み/続出し制御部41には、エンドアドレス
レジスタ413及び大・小比較部414が備えられる。
エンドアドレスレジスタ413には、画像処理制御部3
2から前述したサンプル画像に対して設定されるP補正
ブロックP,R補正ブロックR,判定ブロックHにおけ
る画像データメモリ40上の最終アドレス(ブロック枠
の右下座標)が逐次与えられる。大・小比較部414は
、エンドアドレスレジスタ413にセットされたブロッ
ク最終アドレスと、アドレスカウンタ42によりカウン
ト指示される画像データの書込みアドレスとを比較する
もので、画像データメモリ32に対する書込み指定アド
レスが、例えばP補正ブロックの最終アドレスより大き
くなり、該P補正18 ?ロックに相当する被検査物11の画像データが既に書
込まれた状態になると、アンドゲートAND8はゲート
オンされ、上記分周回路44から読取りタイミング信号
の1/8分周信号が与えられない時に対応して、画像デ
ータメモリ40に対し読出し信号Rを与えると共に、ア
ドレスセレクタ43が読出しアドレスの指定側に切換え
られる。この場合、画像処理制御部32に対しても、ブ
ロック内画像データ読出し可を示す制御信号が出力され
る。
上記のように構威された書込み/読出し制御部41は、
分周回路44からの出力信号に応じて、水平アドレスカ
ウンタ422を更新し、画像データメモリ40に対し書
込み信号Wを与え、又エンコーダパルスあるいは水平同
期信号H■.に応じて垂直アドレスカウンタ421を更
新する。また、上記書込み/読出し制御部41は、アド
レスヵウンタ42により指定されている書込みアドレス
が画像処理制御部32において次に処理する補正・判定
ブロックP,R,Hの最終アドレスを越える19 と、画像データメモリ40の書込みタイミング時以外の
時に、画像データメモリ40に対して読出し信号Rを与
えると共に、アドレスセレクタ43を画像処理制御部3
2側に切換え、画像処理制御部32からのアドレス指定
により画像データメモリ40から画像データを読出させ
るようにする。
一方、第4図において、画像データメモリ40から読出
される画像データは、一旦画像処理制御部32に転送さ
れる。この画像処理制御部32には、補正ブロックP,
R及び’lit定ブロックHの各設定データを記憶する
補正ブロック・判定ブロック記憶部46をはじめ、被検
査物11の画像データ入力時においてその上記補正ブロ
ックP,Rの処理によって得られる位置ずれ修正データ
を記憶する修正データ記憶部47、個々の判定ブロック
H毎に合格/不合格の判定データを記憶するブロック合
否判定データ記憶部48、被検査物11の画像に対し各
ブロックP,R,Hの処理が行なイ)れる際に必要な各
種データを記憶する汎用データ記憶部49、そして、ド
ット数等を計数する際に20 用いられる計数レジスタ50が接続される。上記各記憶
部46〜49に対するアドレス制御は、画像処理制御部
32からアドレス制御部51を介して指定制御される。
また、画像処理制御部32には、画像データの白/黒デ
ータの判断を行なう白・黒データ判断部52、白黒ドッ
トの一致判定を行なう一致判断部53が接続される。
そして、画像処理制御部32には、キー入力部18a及
びキー入力データ処理部18bからなる前記キー入力ユ
ニット18をはじめ、カーソルポインタ54、表示制御
部55、表示データメモリ56を介して前記CRT19
が接続され、また、位置ずれ修正データの加減算,上記
計数レジスタ50におけるドット計数値の加減算等を行
なう演算部57、さらに、合否判定ブロックを任意指定
する合否条件データやブロックデータの人出力、あるい
はデータ分析等を外部装置との間で行なうためのデータ
送受信部58が接続される。
上記画像処理制御部32を中心として被検査物21 11の各判定ブロックにおける合否判定が成されると、
その合否判定データはシーケンス制御部33に送られる
。このシーケンス制御部33には、前記データ送受信部
58を介して入力される判定ブロックの指定条件を格納
する合否条件データ記憶部59、及びこの合否条件デー
タに基づいて最終合否判断を行なう最終合否判断部60
が接続され、また、前記位置検出センサ15a〜15d
等からの外部信号を入力する外部信号入力部61、及び
前記位置決め用シリンダ14や不合格品排出用シリンダ
20,合格品排出用シリンダ21等に駆動信号を供給す
る外部装置駆動制御部62が接続される。
すなわち、シーケンス制御部33は、外部信号入力部6
1を介して位置検出センサ1. 5 aからの物体検出
信号を入力すると、外部装置駆動制御部62を通して位
置決め用シリンダ14を駆動させサンプル品あるいは被
検査物11の位置決めを行なわせると共に、位置検出セ
ンサ15bからの物体検出信号の入力時には、画像処理
制御部32を22 通して、例えば前記書込み/読出し制御部41に対し画
像データの読込み開始制御信号を出力させる。また、合
否条件記憶部59に記憶される合否条件に応じて、被検
査物11の指定判定ブロックにおける最終合否判断が威
されると、その判断結果に基づき外部装置駆動制御部6
2を通して不合格品排出用シリンダ20あるいは合格品
排出用シリンダ21を駆動させる。
次に、上記構成の製品検査装置における検査動作をハン
ディスキャナ16を用いた場合について説明する。
先ず、合格認定された電卓をサンプル品として画像入力
するには、キー入力部18により制御ユニット17をサ
ンプル画像入力モードにセットする。この状態において
、シーケンス制御部33は、外部装置駆動制御部62を
介してモータ12を起動し、搬送ベルト13を矢印aで
示す方向に作動させる。そして、サンプル品を搬送ベル
ト13に載せ位置検出センサ15aによりサンプル品の
通過が検出されると、シーケンス制御部33により23 外部装置駆動制御部62を通して位置決め用シリンダ1
4が駆動され、サンプル品の搬送位置が定められる。こ
の後、位置検出センサ15bによりサンプル品の通過が
検出されると、画像処理制御部32から書込み/続出し
制御部41に対し読込み開始信号が供給されると共に、
各セレクタ34,37.45には、一次元イメージセン
サによる画像入力指示信号が与えられる。すると、書込
み/続出し制御部41を通してアドレスカウンタ42の
水平アドレスカウンタ422及び垂直アドレスカウンタ
421がカウントアップされ、アドレスセレクタ43を
介して画像データメモリ40の書込みアドレスが順次指
定される。この場合、画像処理制御部32は、書込み/
続出し制御部41のエンドアドレスレジスタ413(第
5図)へのデータ出力及びアドレスセレクタ43(第4
図)へのアドレス信号出力は行なわない。
これにより、搬送ベルト13の回転に伴いサンプル品の
画像データがハンディスキャナ16により順次読み取ら
れ、一次元イメージセンサビデオ24 信号端子3 1. aからセレクタ34−2値化部35
→シリアル/パラレル変換部36を通して、8ビット毎
の2値化ディジタル信号として画像データメモリ40に
書込まれる。ここで、もし搬送ベルト13に逆転状態が
発生した場合には、その逆転状態は書込み/続出し制御
部41における搬送状態検知部411に検知され、この
逆転時及び正転後の逆走距離復帰位置まではアンドゲー
トAND4がゲートオンされないので、その間、アドレ
スカウンタ42にはエンコーダパルスが供給されなくな
り、画像データメモリ40への画像データの重複書込み
は防止される。
こうして、ザンプル品の画像データが画像データメモリ
40に対して書込まれると、このサンプル品の画像デー
タは第6図に示すように画像処理制御部32を通してC
RT19に表示される。ここで、上記サンプル品の画像
データは、サンプル品の全体像がCRT19上に表示で
きるように適宜圧縮された状態で表示される(第6図)
。この場合、上記サンプル品の表示画像は、カーソルK
25 を所望の位置に移動させ、キー入力部18aにより所望
の倍率を設定することにより、上記カーソルKの位置を
中心に設定倍率に応して拡大されて表示される。
次に、第3図に示すようにP補正ブロックP,R捕正ブ
ロックR及び判定ブロソクHの設定を行なう。
上記各ブロックP,R,Hの設定を行なう場合には、先
ずキー入力部18aにおいて設定したいブロックの属性
、すなわち、P補正かR補正か判定かを指定する。そし
て、上述したようにm6図に示す表示画像データに対し
、ブロックを設定したい箇所にカーソルKを合わせ、所
定の倍率を設定することにより、例えば第7図に示すよ
うな表示画像データを得て、ブロック枠等の設定を行な
う。
ここで、先ず、補正ブロックP,Rの設定処理について
、第8図のフローチャートを参照して説明する。
第7図に示すような画像データが表示されてい26 る状態において、カーソルKを移動させブロック枠(矩
形)を指定したい範囲の左上あるいは右下にカーソルK
を合わせ、キー入力部18aの枠指定キー(図示せず)
を操作する。上記枠指定キーが操作されると、カーソル
ポインタ54から表示データメモリ56上のカーソルア
ドレスが演算部57に送られ、CRT19上のカーソル
位置に対応する画像データメモリ4oのアドレス位置(
x.y)が算出される(ステップA1〜A3)。
上記のような操作を、ブロック枠の左上、右下について
行ない、上記処理によって求められたブロック枠の左上
座標(Xs+  ys)、右下血標(XE.Yg)(第
8図参照)を補正ブロック・判定ブロック記憶部46(
第4図参照)に格納する(ステップA4)。
上記のようにして、ブロック枠が設定されると、次に補
正モードの設定を行なう(ステップA5)。
補正モードは、ドット補正モードと、面積補正モードの
2種類のモードがある。
上記ドット補正モードは、上記指定ブロック枠27 内で基準点及び方向を設定し、その基準点に対応するブ
ロック枠の線上の点から指定方向に向かう線上(1ドッ
トライン上)の画像データが反転する位置を検出し、ブ
ロック枠から検出位置までのドット数に基づいてサンプ
ル画像と被検査物画像の位置ずれに対する修正データを
得るものである。
一方、面積補正モードは、上記指定ブロック枠内で方向
のみを設定し、ブロック枠の端部から指定方向に向かっ
て指定方向と直交する1ドットライン毎に画像データを
検知し、ブロック枠上の画像データに対する反転データ
が存在する位置を検出し、ブロック枠から検出位置まで
のドット数に基づいてサンプル画像と被検査物画像の位
置ずれに対する修正データを得るものである。
また、本実施例にあっては、上記ブロック枠から検出位
置までのドット数に基づいて修正データを得るようにし
ているが、例えば第7図に示す矢印の根本部分から検出
位置までのドット数に基づいて修正データを得るように
してもよい。そして、補正モードを設定するにあたって
、補正モードキ28 −(図示せず)を操作して、ドット補正モードあるいは
面積補正モードを指定すると、その設定補正モードが上
記補正ブロック・判定ブロック記憶部46に格納される
(ステップA6,A7)。ここで、上記補正ブロック・
判定ブロック記憶部46に格納された補正モードがドッ
ト補正モードである場合に、まず、補正ブロック上の補
正原点mをカーソルKにより定め、この補正原点mに対
する画像反転検知方向を矢印表示により指定する(第7
図)。すると、上記補正ブロック・判定ブロック記憶部
46に既に格納された補正ブロックの左上座標位置(X
s,)’s)から補正原点mまでのドット数が演算算出
され、このドット数及び画像反転検知方向か補正ブロッ
ク・判定ブロック記憶部46に格納される(ステップA
8〜A13)。そして、上記補正ブロックにおける補正
原点mから画像反転検知方向に、サンプル品の画像デー
タが1ドットずつ画像データメモリ40から画像処理制
御部32に送られ、白・黒データ判断部52により画像
反転が検知された時点まで29 の画像転送ドット数が基準ドット数N,(第7図)とし
て上記補正ブロック・判定ブロック記憶部、46に格納
される(ステップA14〜A16)。
こうして、補正ブロックにおける補正原点mからY方向
への基準長N,の検知格納が終了すると、ステップA1
7から上記ステップA6に戻り、さらに、補正原点nを
指定することにより画像反転検知方向をX方向とする基
準長N8が検知され、P補正ブロックの左上座標位置(
Xs.Ys)から該補正原点nまでのドット数、及び画
像反転検知方向、そして、上記基準長N8が、それぞれ
上記補正ブロック・判定ブロック記憶部46に格納され
る(ステップA6〜A17)。
一方、上記ステップA6において面積補正モードが指定
された場合には、第9図に示す如く検知方向を設定する
と、該ステップA6〜A8→ステップA13〜A17の
処理・判断に基づき、基準長(ドット数)N’ ,,N
’ .が求められ、上記検知方向と基準長N/,.NL
 8が補正ブロック・判定ブロック記憶部46に格納さ
れる。
30 ここで、上記補正ブロックの設定データは、ドット補正
モードが指定された場合は、第10図に示すデータフォ
ーマットで、また、面積補正モードが指定された場合は
、第11図に示すデータフォーマットで補正ブロック・
判定ブロック記憶部46に記憶される。
また、上記捕正モードは、同一補正ブロックにおいてX
方向とy方向に対しそれぞれ異なるモードを設定するこ
ともできる。
さらに、被検査物11の画像データに対し、角度補正を
行ないたい場合は、第12図,第13図に示す如く、X
方向あるいはy方向にドット補正モードにおける補正基
準点を2箇所設定すればよい。
なお、上記基準長N x + Ny + N’ m ,
 N′の検出処理は、補正ブロックの処理を行なう際に
行なわれるものと同一であるため、その詳細は補正ブロ
ックの処理動作を説明する際に行なう。
次に、第14図のフローチャートを参照して、判定ブロ
ックの設定処理を説明する。
31 先ず、前記第8図に示す補正ブロックの設定処理と同様
の処理を行ない、第15図に示す如くブロック枠の設定
及び補正ブロックと同様のデータの設定・検出を行ない
、それらを補正ブロック・判定ブロック記憶部46に格
納する(ステップBl)。
これは、判定ブロックの処理においても補正ブロックと
同様の処理を行なわせるもので、この場合の補正は、判
定の対象となるキー等の被検査物11本体に対する取付
け誤差による位置ずれを補正するためのものである。
そして、第15図に示す如く、この判定ブロックにおい
て文字の特徴を表わす複数の点を、順次カーソルKによ
り指定し判定ドット設定キー(図示せず)を操作すると
、その各指定判定ドットの座標値(0,P)が、この判
定ブロックの左上座標値(Xs.)’s)を基準として
、カーソルポインタ54からの位置データに基づき演算
算出される(ステップ82〜B4)。この指定判定ドッ
トに対応する画像データは、その座標値(0,P)32 を基に順次i+!!i像データメモリ40から画像処理
1,リ御部32に読出され、白・黒データ判断部52に
より白データか黒データかが判断される(ステップB5
)。この判断は、オペレータがキー操作によって行なっ
てもよい。ここで、上記指定判定ドットが白データであ
る場合には、その座標値(0,P)が補正ブロック・判
定ブロック記憶部46の自ドットエリアに格納され、ま
た、上記指定判定ドットが黒データである場合には、そ
の座標値(0,P)が補正ブロック・判定ブロック記憶
部46における判定ブロックデータフォーマットの黒ド
ットエリアに格納される(ステップB6,B7)。
この後、上記各判定ドットの設定終了を示す判定ドット
設定終了キーが操作されると、上記袖正ブロック・判定
ブロック記憶部46に既に格納された白ドット判定ドッ
ト及び黒ドット判定ドットの各ドット座標数が計数され
、その自ドット数及び黒ドット数がそれぞれ上記補正ブ
ロック・判定ブロック記憶部46に格納される(ステッ
プB833 〜B10)。そして、サンプル品と被検査物11との上
記白黒ドットの比較判定時における不一致の許容誤差数
をキー入力し、判定ブロックの登録終了を示すブロック
登録キーを操作すると、その許容誤差数は上記補正ブロ
ック・判定ブロック記憶部46に格納される(ステップ
Bll〜B13)。
上記のように設定された判定ブロックは、補正ブロック
・判定ブロック記憶部46内で第16図に示すフォーマ
ットで記憶される。なお、この場合、ブロックNoとブ
ロック名は、必要に応じてキー入力部18aより入力さ
れる。
第17図は上記補正ブロック及び判定ブロック設定登録
時の補正ブロック・判定ブロック記憶部46におけるデ
ータフォーマットの作或処理を示すフローチャートであ
り、上記第8図及び第14図における設定処理により、
補正・判定ブロックの設定登録が終了すると、補正ブロ
ック・判定ブロック記憶部46に格納された各ブロック
のデータが検索され、第18図に示すように、P補正ブ
34 ロックのデータフォーマッ1・が芸の属性データを基に
該記憶部46の先頭にソートされる(ステップC1〜C
5)。すると、続いて、R補正ブロソク及び判定ブロッ
クのデータが、それぞれのブロックの右下座標(xp.
.yや)を参照して画像データメモリ40上での書込み
アドレス順にソートされる(ステップC6)。
ここで、例えば前記第3図に示すような補正・判定ブロ
ックの登録を行なった場合には、P補正ブロック→rA
BC・・・」に対する判定ブロック→rMRキー」に対
する判定ブロック→「4キー」に対する判定ブロック→
「6キー」に苅する判定ブロック→R補正ブロツクー「
一キー」に対する判定ブロックの順序で各対応するデー
タフォーマットがソートされ格納される。
上記のようにして、サンプル画像に基づいて各ブロック
を設定する。このようなブロックデータを複数の製品に
ついて設定する場合には、各製品毎に設定したブロック
デー夕をデータ送受信部を介して外部記憶装置(図示せ
ず)に記憶させてお35 き、適宜読出して使用する。
次に、上記のように設定されたブロックデータに基づい
て被検査物11を検査する場合について説明する。
先ず、被検査物11の検査を行なう場合には、キー入力
部1. 8 aにより制御ユニット]7を検査モードに
セットする。
第19図は一次元イメージセンサを画像入力手段とした
場合の検査シーケンス制御処理を示すフローチャートで
あり、被検査物1]を搬送ベル1・13に載せ、位置決
め用シリンダ14によりその搬送位置が定められた後、
位置検出センサ15bから被検査物11の検出に伴なう
トリガ信号が、外部信号入力部61を通してシーケンス
制御部33に与えられると、ハンディスキャナ16によ
る画像読込み処理が開始され、その画像信号が前記サン
プル品の画像入力時と同様にして、一次元イメージセン
サビデオ信号端子3 1. aからセレク934−2値
化部35→シリアル/パラレル変換部36を通して、8
ビット毎の2値化ディジタル36 信号として順次画像データメモリ40に書込まれて行く
 (ステップDI,D2)。
ここで、被検査物11の画像データメモリ40に対する
画像読込み処理が開始されると、各補正・判定ブロック
に対応する画像データメモリ40上に被検査物11の画
像データが書込まれる毎に、それが袖正ブロックである
場合には、1立置ずれの修疋に必要な補正原点(m,n
)から画像反転位置までの画像ドットデータが読出され
判定ブロックに対する位置ずれ修正データが求められる
と共に、それが判定ブロックである場合には、プリント
文字の位置ずれ修正に必要な精密補正原点(m,n)か
ら画像反転位置までの画像ドッ1・データが読出されて
その判定ブロックに対する粘密な位置ずれ修正データが
求められ、さらに位置ずれ修正された判定ブロックでの
白ドットデータ及び黒ドットデータが読出され順次比較
判定処理される(ステップD3  D4)。
そして、画像データメモリ40における最後のブロック
位置に相当する被検査物11の画像読込37 みが終了し、すべてのブロックに対する補正・判定処理
が終了すると、予め任意に指定された判定ブロックに対
する最終合否判断処理が威され、外部装置駆動制御部6
2を通して合格品と不合格品とが分離排出される(ステ
ップD4〜D9)。
第20図は上記第19図のステップD3,D4に組込ま
れ、各袖正・判定ブロックに対応する両像データの読込
み順にその必要データの読出しを行なう画像データ制御
処理を示すフローチャートであり、第4図及び第5図に
おける書込み/続出し制御部41に画像処理制御部32
からの読込み開始信号が入力されると、フリップフロッ
プFFI及びFF2がセットされ、エンコーダパルスに
応じて水平アドレスカウンタ422及び垂直アドレスカ
ウンタ421がそれぞれリセットされる(ステップEl
,E2)。一方、エンドアドレスレジスタ413には、
予め補正ブロック・判定ブロック記憶部46に格納され
たデータフォーマッI・におけるブロック右下座標(X
E,ya)が、先ずその先頭ブロック(P補正ブロック
)のもの38 から読出されてセットされる(ステップE3)。
そして、エンコーダパルス及び読取りタイミング信号の
]/8分周信号に応じて、アドレスカウンタ42におけ
る垂直アドレスカウンタ421及び水平アドレスカウン
タ422のカウントアップが開始され、画像データメモ
リ40に対する画像データの書込みが順次行なわれると
、アドレスカウンタ42からの画像書込みアドレスと上
記ステップE3においてエンドアドレスレジスタ413
にセットされたP補正ブロックの右下座m (XE ,
  yE :最終アドレス)とが大・小比較部414に
おいて比較される(ステップE4〜E6)。
ここで、上記書込み/続出し制御部41の大・小比較部
414において、アドレスカウンタ42からの画像書込
みアドレスがP補正ブロックの右下座標(XE ,  
yE ’最終アドレス)に到達したと判定され、画像デ
ータメモリ40におけるP補正ブロックの対応領域に被
検査物11の画像書込みが威された状態になると、画像
処理制御部3239 は、補正ブロック・判定ブロック制御部46に格納され
たP補正データ(第10図又は第11図参照)に基づき
、その補正原点(m,n)から画像反転検知方向への1
ドットずつの読出しアドレスを、アドレス制御部51か
らアドレスセレクタ43に対して指定する(ステップE
7)。そして、この被検査物11の画像読込み中におけ
る1/8分周信号の未出力時、つまり、ハンディスキャ
ナ16の一次元イメージセンサにより読込まれる画像デ
ータのシリアル/パラレル変換時には、書込み/続出し
制御部41におけるアンドゲートAND8がゲートオン
され、画像データメモリ40に対する書込み制御信号W
が読出し制御信号Rに切替わると同時に、アドレスセレ
クタ43に、上記アドレス制御部51から指定される読
出しアドレスを選択するためのセレクト信号が与えられ
る。すると、画像データメモリ40に書込まれた被検査
物11の画像データにおけるP補正原点(m,n)から
画像反転検知方向への1ドットずつの画像読出しが行な
われ画像処理制御部3240 に送られる(ステップE8,E9)。
この後、上記ステップE4〜EIOの処理・判断が繰返
され、画像データの読込み中において、被検査物11の
画像データにおけるP補正原点(m,n)から画像反転
検知方向への1ドットずつの画像読出しが終了すると、
次に、上記補正ブロック・判定ブロック記憶部46に格
納された2番目のブロック(rABC・・・」に対する
判定ブロック)の右下座標(Xg,yE)がエンドアド
レスレジスタ413にセットされる(ステップEll→
E3)。そして、再びステップE4〜EIOの処理・判
断が繰返されることで、被検査物11の画像読込みと並
行して、補正ブロック・判定ブロック制陣部46に格納
された判定プロックデータ(第16図参照)に基づき、
上記rABC・・・」に対する判定ブロックの精密補正
原点(m,n)から画像反転検知方向への1ドットずつ
の画像読出しが行なわれると共に、白ドット座標(0+
,P+)及び黒ドット座標(02,P2)に対するドッ
ト画像データの続出41 しが行なわれる。
こうして、上記ステップE3〜E11の処理が繰返され
ることで、被検査物11の画像読込みと並行した、各ブ
ロック毎のデータ読出しが順次実行され、最終ブロック
(「一キー」に対する判定ブロック)に相当する被検査
物11のデータ読込み及びその必要データの読出しが終
了した時点で、該被検査物11の画像読込み処理が停止
され、前記第19図のシーケンス制御フローチャートに
おけるステップD5以降の処理に移行する。
ここで、画像入力手段として、二次元イメージセンサを
使用した場合には、撮像された画像データをすべて画像
データメモリ40に書込んだ後に、各ブロック毎の必要
データの読出しを行なうので、上記第20図のフローチ
ャートにおける画像データ制御処理、つまり、前記第1
9図のシーケンス制御フローチャートにおけるステップ
D3,D4の処理は実行されない。
第21図は、上記第20図の画像データ制御処理による
各ブロック毎のデータ読出し時において、42 画像処理制御部32を中心にして実行される修正データ
の設定処理を示すフローチャートであり、先ず、P補正
ブロックにおける補正モード「ドット補正モード」及び
画像反転検知方向「下」が、補正ブロック・判定ブロッ
ク記憶部46に予め格納されたP補正ブロックデー夕を
基に判断される(ステップFl,F2)。そして、P補
正原点mの読出しアドレス(Xs +m,ys)が、ア
ドレス制御部51から画像データメモリ40に指示され
て、該袖正原点mに対応する被検査物〕]のドット画像
データが読出されると、この原点画像データ(この場合
、自画像データ)は汎用データ記憶部4つに格納される
(ステップF3a,F4)。
すると、計数レジスタ50にて、上記補正原点mからの
読出しドット数が計数されると共に、さらに垂直方向ア
ドレス(y)がインクリメントされる(ステップF5〜
F7a)。そして、この垂直方向アドレス(y)がP補
正ブロックの最終垂直アドレス(y8)を越えるまでに
、順次画像データメモリ40から読出されるドット画像
データが43 一致判断部53に送られ、上記汎用データ記憶部49に
格納された原点画像データ(白画像データ)と比較され
て不一致判断が威されると、この被検査物11における
補正原点mから画像反転検知位置までのドット計数値M
,(第22図参照)から、補正ブロック・判定ブロック
記憶部46のP補正データフォーマットに予め格納され
たサンプル品における原点mからの基準長N,がマイナ
ス演算され、その位置ずれ修正データLyが求められる
(ステップF8a−F12g)。このP補正原点mに基
づく修正データL,は、修正データ記憶部47に予め格
納された修正データ(P補正時は“0”)と加算演算さ
れ、再び修正データ記憶部47に格納される(ステップ
F13,F14)。
一方、被検査物11の位置ずれが大きすぎる等して、上
記ステップF7aにおいて順次インクリメントされる垂
直方向アドレス(y)がP補正ブロックの最終垂直アド
レス(yg )を越えるまでに、上記ステップF10で
の不一致判断による画像反転検知が成されない場合には
、上記ステップ44 F8aからF15に進み、補正エラーとして処理される
また、上記ステップF2にて判断される画像反転検知方
向が「上」である場合には、P補正ブロックの最終垂直
アドレス(ya )から先頭垂直アドレス(y5)への
ドット画像データの読出しにより修正データL,が求め
られる(ステップF3b,F7b,F8b,F12b)
こうして、先ずP補正ブロックにおける補正原点mから
y方向の位置ずれ修正データL,が得られると、上記ス
テップF1〜F14と同様の処理・判断に基づき、補正
原点nからX方向の位置ずれ修正データL.(第22図
参照)が求められる(ステップF16)。
また、上記P補正ブロックの補正モードが面積補正モー
ドである場合には、上記ステップF1からステップF1
7に進み、面積補正(第9図及び第11図参照)による
位置ずれ修正データL y ,L.が求められる。
すなわち、P補正ブロックにおける補正モード45 「面積補正モード」及び画像反転検知方向「下」が、補
正ブロック・判定ブロック記憶部46に予め格納された
P補正データフォーマットを基に判断される(ステップ
F1→F17)。そして、P補正ブロックの先頭アドレ
ス(Xs,)’s)が、アドレス制御部51から画像デ
ータメモリ40に指示されて、該先頭アドレス(Xs,
ys)に対応する被検査物11のドット画像データが読
出されると、この先頭画像データ(この場合、白画像デ
ータ)は汎用データ記憶部49に格納される(ステップ
F18a,F19)。ここで、水平方向アドレス(X)
がインクリメントされ、P補正ブロックの水平方向1ラ
イン目における画像データが1ドットずつ一致判断部5
3に送られ、上記ステップF19において汎用データ記
憶部49に格納されたブロック先頭アドレスに対応する
画像データと比較される(ステップF20,F21)。
そして、このP補正ブロックの水平方向1ライン目にお
ける画像データの読出し処理が、水平方向最終アドレス
XFLに到達するまで、上記一致判断4 6 部53において連続して先頭画像データとの一致判断が
成されると(ステップF20〜F23)、計数レジスタ
50にて、読出しライン数に相当するy方向ドット数が
計数されると共に、垂直方向アドレス(y)がインクリ
メントされ、P補正ブロックにおける画像データの読出
しラインが2ライン目に更新される(ステップF24〜
F26a)。この時、画像データの読出しラインに相当
する垂直方向アドレス(y)がP補正ブロックの垂直方
向最終アドレス(yl:)を越えなければ、水平方向ア
ドレス(X)がP補正ブロックの先頭アドレス(XS)
にセットされ、水平方向2ライン目における画f象デー
タが1ドットずつ一致判断部53に送られる(ステップ
F27a〜F2つ)。そして、上記水平方向アドレス(
x)がインクリメントされることで水平方向2ライン目
の画像データの読出しが繰返され、該水平方向アドレス
(X)がその読出しラインの水平方向最終アドレスX,
に到達するまでに、上記一致判断部53において先頭画
像データとの不一致の判断、4 7 つまり画像反転位置の検知が威されなければ、再び計数
レジスタ50にて、y方向ドット数が計数されると共に
、垂直方向アドレス(y)がインクリメントされ、P補
正ブロックにおける画像データの読出しラインが更新さ
れる(ステップF29〜F32→F24〜F26a)。
こうして、上記ステップF24〜F32の処理・判断に
より、P補正ブロックにおける水平方向1ラインずつの
読出しが繰返され、ステップF30において一致判断部
53による先頭画像データとの不一致判断が威されると
、前記ステップF11以降の処理・判断に移行し、被検
査物11におけるP補正ブロックの先頭ラインから画像
反転検知ラインまでのドット計数値My’から、補正ブ
ロック・判定ブロック記憶部46のP補正データブロッ
ク(第11図参照)に予め格納されたサンプル品におy
方向の基準長N,′がマイナス演算され、その位置ずれ
修正データL,が求められる(ステップF1.1,F1
2a)。そして、このP補ブロックに基づく修正データ
L,は、修正4 8 データ記憶部47に予め格納された修正データ(P補正
時は“0”)と加算演算され、再び修正データ記憶部4
7に格納される(ステップF13,F14)。
一方、被検査物11の位置ずれが大きすぎる等して、上
記ステップF22において、一致判断部53での不一致
判断による山像反転検知が成されると、上記ステップF
22からF15に進み、袖正エラーとして処理される。
また、上記ステップF17にて判断される画像反転検知
方向が「上」である場合には、P補正ブロックの水平方
向最終ラインから先頭ラインへの各ライン毎のドット画
像データの読出しにより修正データL,が求められる(
ステップF18b,F26b,F27b,F12b)。
こうして、P補正ブロックにおける面積補正モードでの
y方向の位置ずれ修正データL,が得られると、上記ス
テップF1→F17〜F32→Fil〜F14と同様の
処理・判断に基づき、X方向の位置ずれ修正データL.
が求められる(ス4 9 テップF16)。
第23図は、上記第21図におけるP補正ブロックの修
正データ設定処理に続いて実行される、被検査物11の
画像入力時におけるブロック座標の修正処理を示すフロ
ーチャートであり、先ず、P補正ブロックに基づく位置
ずれ修正データL8,L,が得られると、補正ブロック
・判定ブロック記憶部46に格納された次のブロックの
データフォーマットの属性が判定される(ステップ01
〜G3)。
すなわち、上記ステップG3において、P補正ブロック
に続く第2ブロックデータ(rABC・・・」に対する
判定ブロック)の属性判定が威されると、そのブロック
デー夕におけるブロック枠座標データ(Xs+  Ys
)(XEI  yE)が演算部57に送られると共に、
修正データ記憶部47に格納された位置ずれ修正データ
L,,L,も該演算部57に送られる(ステップG4,
G5)。すると、演算部57に送られたこの判定ブロッ
クのブロック枠座標データ(xs+  ys)(XI!
l  YR)50 は、それぞれ位置ずれ修正データL,,L,を加算する
ことにより修正される(Xs ’−x,,+Lx + 
Vs ’ =ys +Ly ) (XE ’ −XE 
十Lx +  yE’ −yg +Ly )(ステップ
G6)。
そして、上記修正枠座標( xs ’ +  Y s 
 )(XE  +yE’)に応じた判定ブロックに基づ
き、前記第21図における修正データ設疋処理と同様に
して、プリント文字rABC・・・」に対する精密修正
データL,J,L,tが求められる(ステップG7)。
この場合、判定ブロックにおける精密修正データLヨ 
+Ly  は、被検査物11上における個々のプリント
文字の位置ずれに対するデータであるので、P袖正ブロ
ックに址づき得られた被検査物11の全体に対する位置
ずれ修正データL8,L,との加算処理(ステップF1
3)、及び修正データ記憶部47に対する書込み処理(
ステップF14)は実行されない。
上記ステップG7において求められた精密修正データL
,,L,  は、演算部57に送ら51 れると共に、上記ステップG6において予め修正された
修正枠座標データ(Xs ′+  Ys ’ )(Xg
  +  yE )も該演算部57に送られる(ステッ
プG8,G9)。すると、このa算部57に送られた判
定ブロックの修正枠座標データ(xs’ +  ys’
 )(XE’ +  ’lE’ )は、さらに、プリン
ト文字の位置ずれに応じて得られた桔密修正データLっ
r.L,rを加算することにより修正される(Xs ’
 −Xs ’  +LX ’ +  ys” Vs  
+ Ly ’ )  (XE  −XB ’ + Lx
yE −YE′+L,’ )(ステップG10)。
そして、この精密修正枠座標(Xs  +  ys″)
(XE  ,yFL’)に応じた判定ブロックに越づき
、山・黒データ判断部52において、そのブロック枠の
左上座標(Xs  ,ys’)を原点とする自ドット判
定ドット(0+,P+),  ・・・及び黒ドット判定
ドット(02.P2). ・・・の白黒判断が行なわれ
ることにより、このrABC・・・」に対する判定ブロ
ックにおける被検査物11の合否判定が威される(ステ
ップG11)。
52 この後、再び上記ステップG2から63に進み、上記第
2ブロックに続く第3ブロックデータフォーマット(r
MRキー」に対する判定ブロック)の属性判定が威され
ると、ステップ64〜G11において同様の修正・判定
処理が実行され、rMRキー」に対する判定ブロックに
おける被検査物11の合否判定が成される。
こうして、ステップ62〜G11の判断・処理が繰返さ
れ、例えば第5ブロック(「6キー」に対する判定ブロ
ック)における被検査物11の合否判定が成された後、
再び上記ステップG2から03に進み、上記第5ブロッ
クに続く第6ブロックデータフォーマット(R補正ブロ
ック)の属性判定が成されると、そのデータフォーマッ
トにおけるブロック枠座標データ(Xs,ys)(XE
+  !/E)が演算部57に送られると共に、修正デ
ータ記憶部47に格納された位置ずれ修正データL。I
  Lyも該演算部57に送られる(ステップG12,
013.)。すると、このR補正ブロックのデータフォ
ーマットから演算部57に53 送られたブロック枠座標データ(xs,ys)(XE,
  yE)は、それぞれ位置ずれ修正データL.,L,
を加算することにより修正される(Xs ’ −Xs 
+Lx +  ys ’ −!I’s +Ly )(X
p  −XE 十Lx + ’/p: ’ =!/+!
 + Ly )(ステップG14)。そして、上記修正
枠座標(Xs’ l  ’/s’ )(X}:’ ,Y
p:’ )に応じたR補正ブロックに基づき、前記第2
1図における修正データ設定処理と同様にして、被検査
物11に対する修正データL,J,L,Lが求められる
(ステップG15)。
この場合、R補正ブロックに基づく位置ずれ修正データ
L.,L,は、被検査物1]がP補正ブロックからR補
正ブロックまで搬送されるのに、さらに生じた位置ずれ
に相当するので、修正データ記憶部47には、P補正ブ
ロック及びR補正ブロックに越づく加算修正データL.
,L,が格納されたことになる。
そして、再び上記ステップG2から63に進み、上記第
6ブロックに続く最終ブロックデータフォ54 −マット(「一キー」に対する判定ブロック)の属性判
定が成されると、上記R補正ブロックでの修正データ設
定処理により得られた被検査物11の最新の位置ずれ修
正データL.,L,に基づき、ステップ64〜Gllに
おいて前記同様の修正・判定処理が実行され、「一キー
」に対する判定ブロックにおける被検査物11の合否判
定が威される。
ここで、上記それぞれの判定ブロックに基づく修正・判
定処理により得られた、被検査物11の個々の部分に対
する合否判定データは、その判定ブロック毎にブロック
合否判定データ記憶部48に格納される。
こうして、被検査物11に対するすべての設定ブロック
による修正・判定処理が成されると、画像処理制御部3
2からシーケンス制御部33に対し判定終了信号が出力
される(ステップG2−616)。すると、シーケンス
制御部33から画像処理制御部32に対し判定データ要
求信号が出力されることにより、ブロック合否判定デー
タ記55 憶部48に格納された各判定ブロック毎の合否判定デー
タが順次シーケンス制御部33に送られる(ステップG
17〜G19)。これにより、シーケンス制御部33は
、合否条件データ記憶部59に記憶された合否条件を基
に、各判定ブロック毎の合否判定データを最終合否判断
部60において合否判断させ、外部装置駆動制御部62
を通して第1図における不合格品排出用シリンダ20あ
るいは合格品排出用シリンダ21を駆動制御することに
より、最終合格判断された被検査物11は合格品排出部
23に、また、最終不合格判断された被検査物11は不
合格品排出部22にそれぞれ分離排出される(ステップ
G20)。そして、上記ブロック合否判定データ記憶部
48からのシーケンス制御部33に対するすべての合否
判定データの転送が終了すると、画像処理制御部32か
ら該シーケンス制御部33に対して転送終了信号が出力
される(ステップG21)。
第24図は、上記第23図のステップG11に組込まれ
る、精密修正された判定ブロックによる56 合否判定処理を示すフローチャートであり、例えば上記
ステップGIOにおいて、ある判定ブロックの精密修正
が成されると、補正ブロック・判定ブロック記憶部46
に格納される該判定ブロックのデータ(第16図参照)
に基づき、白ドット判定の設定ドットがある場合には、
その判定ドット座標(01,PI),・・・が順次読出
され、これに対応する画像データメモリ40の読出しア
ドレス(Xs   +Q,+  ys   +P+ )
がアドレス制御部51を通して指定される(ステップH
1〜H3)。すると、サンプル品では白ドットデータと
して設定された画像データメモリ・40上の披検査物1
1におけるドット画像データが読出され、白・黒データ
判断部52に送られる(ステップH4)。ここで、上記
白・黒データ判断部52において白ドット判断が成され
ると、再び上記ステップH1に戻り、また、黒ドット判
断が成されると、計数レジスタ50に「+1」された後
上記ステップH1に戻る(ステップH5,H6)。
こうして、上記ステップH】〜H6における判57 断・処理が繰返され、判定ブロックデータにおけるすべ
ての自ドット座標(01,PI),・・・に対応する被
検査物11の白黒判断が成されると、上記計数レジスタ
50には、サンプル品と異なり黒データと判断されたド
ット数に等しい計数値がセットされたことになる。
そして、上記補正ブロック・判定ブロック記憶部46に
格納される該判定ブロックのデータ(@16図参照)に
基づき、黒ドット判定の設定ドットがある場合には、そ
の判定ドット座標(02,P2),・・・が順次読出さ
れ、これに対応する画像データメモリ40の読出しアド
レス(XS   +02.Ys  +P2)がアドレス
制御部51を通して指定される(ステップH7〜H9)
。すると、サンプル品では黒ドットデータとして設定さ
れた画像データメモリ40上の被検査物11におけるド
ット画像データが読出され、白・黒データ判断部52に
送られる(ステップH10)。ここで、上記白・黒デー
タ判断部52において黒ドット判断が成されると、再び
上記ス58 テップH7に戻り、また、白ドット判断が威されると、
計数レジスタ50に「+1」された後上記ステップH7
に戻る(ステップHll,H12)。
こうして、上記ステップH7〜H12における判断φ処
理が繰返され、判定ブロックデータにおけるすべての黒
ドット座標(02,P2),・・・に対応ずる被検査物
11の白黒1“り断が成されると、上記計数レジスタ5
0には、サンプル品と異なり自データと判断されたドッ
ト数に等しい計数値が、上記ステップH1〜H6におけ
る自ドット判定において黒データと判断されたドット数
に等しい計数値に加算されてセットされたことになる。
つまり、上記計数レジスタ50における計数値は、この
判定ブロックにおけるサンプル品と被検査物11との画
像食違い指数になる。
すると、上記計数レジスタ50における計数値は、予め
判定ブロックデータフォーマットに設定された許容誤差
ドット数と具に演算部57に送られて減算比較判定され
る(ステップH13H14)。ここで、上記計数レジス
タ50におけ59 る計数値が許容誤差ドット数以下であると判定されると
、この判定ブロックに対応するブロック合否判定データ
記憶部48のメモリアドレスに合格データが格納される
(ステップH14,H1.5)。
また、上記計数レジスタ50における計数値が許容誤差
ドット数を上回ると判定されると、この111疋ブロッ
クに対応するブロック合盃判定データ記憶部48のメモ
リアドレスに不合格データが格納される(ステップH1
4→H16)。
第25図は、前記第23図のステップG16以降の画像
処理制御部32の処理に対応して行なわれるシーケンス
制御部33の最終合否判断処理を示すフローチャートで
あり、すなわち、被検査物11に対するすべての設定ブ
ロックによる修正・判定処理が成されると、画像処理制
御部32からシーケンス制御部33に対し判定終了信号
が出力される(ステップ11)。すると、シーケンス制
御部33から画像処理制御部32に対し判定データ要求
信号が出力されることにより、ブロック合否判定データ
記憶部48に格納された各判定ブロ60 ック毎の合否判定データが順次シーケンス制御部33に
転送され受信される(ステップI2〜14)。これによ
り、シーケンス制御部33は、合否条件データ記憶部5
9に記憶された合否条件を基に、各判定ブロック毎の合
否判定データを最終合否判断部60に送り、、最終合否
判゛定ブロックとして任意に指定された着目ブロックの
判定データのみに対して、それが合格データか又は不合
格データかの合否判断を行なわせる(ステップ15〜1
8)。
ここで、予め合否条件として任意に指定された着目ブロ
ックの判定データに不合格データが存在すると、上記最
終合否判断部60から最終不合格判断信号がシーケンス
制御部33に送られる(ステップ18)。これにより、
シーケンス制御部33は、位置検出センサ15cによる
被検査物11の通過検出動作に応じて、外部装置駆動制
御部62を通して第1図における不合格品排出用シリン
ダ20を駆動制御し、最終不合格判断された被検査物1
1を不合格品排出部22に排出させ61 る(ステップ19)。すると、シーケンス制御部33か
ら画像処理制御部32に対して判断終了信号が出力され
る(ステップI10)。
一方、上記ステップI8において、予め合否条件として
任意に指定されたすべての着目ブロックの判定データが
順次合格データであると判断され、その後、画像処理制
御部32からシーケンス制御部33に対し合否判定デー
タの転送終了が出力されることにより、シーケンス制御
部33は、位置検出センサ15dによる被検査物11の
通過検出動作に応じて、外部装置駆動制御部62を通し
て第1図における合格品排出用シリンダ21を駆動制御
し、最終合格判断された被検査物11を合格品排出部2
3に排出させる(ステップI11)。
したがって、上記構成の小型電子機器の製品検査装置に
よれば、機器パネル上における文字,記号等のプリント
ミスや、操作キーの人違いミス等を、被検査物11の搬
送時に生じる全体の位置ずれ及びキーの嵌込み誤差やプ
リント誤差により生じる文字パターンの位置ずれを補正
して高精度に62 検査判定し、合格品/不合格品の振分けを行なうことが
可能になる。
この場合、PhD正ブロックをはじめ、予めサンプル品
の全体に渡り任意に複数のR補正ブロック及び判定ブロ
ック(H)を基準として設定し、そのそれぞれのブロッ
ク位置に相当する被検査物11の画像入力が行なわれる
毎に、順次段階的に位置ずれを修正して白・黒判定ドッ
トによる文字パターンの照合判定を実施するので、例え
ば搬送速度が一定しないベルトコンベア等により被検査
物11を搬送し順次画像入力を行なう場合でも、入力画
像データに歪みが生しることなく、信頼性の高い照合判
定を行なうことが可能になる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、被撮像物を搬送する搬送
手段と、この搬送手段により搬送される被撮像物の画像
データを順次読取る画像データ読取り手段と、この画像
データ読取り手段により読取られた画像データを順次記
憶する記憶手段と、この記憶手段により記憶される画像
データの任意63 の複数箇所の画像データを指定しその基準記憶位置を設
定する基準位置設定手段と、被撮像物の画像データが上
記記憶手段に記憶される際に上記基準位置設定手段によ
り指定された画像データに対応する画像データの記憶位
置と上記基準位置設定手段により設定された基準記憶位
置とを比較し位置補正情報を求める位置補正情報入力手
段と、上記基準位置設定手段により指定された画像デー
タに対応する画像データが上記記憶手段に記憶される毎
に上記位置補正情報を更新する位置補正情報更新手段と
を備えて構成したので、搬送される製品を順次画像入力
して製品検査を行なう際に、該製品の後部に対する画像
データにずれが生じることなく、精密な製品検査を行な
うことが可能になる画像データ入力装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像データ入力装置の一実施例に係わ
る小型電子機器の製品検査装置を示す外観図、第2図は
上記製品検査装置における画像入力手段としてカメラタ
イプの一次元イメージセン64 サを用いた場合を示す外観図、第3図はサンプル品にお
ける検査基準ブロックの設定状態を示す図、第4図は上
記製品検査装置の制御ユニットにおける電子回路の構成
を示すブロック図、第5図は上記電子回路における画像
データの書込み/続出し制御回路を示す図、第6図は上
記製品検査装置のCRTにおけるサンプル兄画像データ
の圧縮表示状態を示す図、第7図は上記製品検査装置の
CRTにおけるP補正ブロックの設定表示状態を示す図
、第8図はP補正ブロック,R補正ブロックの設定処理
を示すフローチャート、第9図は上記製品検査装置のC
RTにおける面積補正モードでのP補疋ブロックの設定
表示状態を示す図、第10図はドット補正モードでのP
補正ブロック設定時におけるデータフォーマットを示す
図、第11図は面積補正モードでのP補正ブロック設定
時におけるデータフォーマットを示す図、第12図及び
第13図はそれぞれ角度方向の位置ずれ捕正を含む場合
のドット補正モード及び面積補正モードでのP補正ブロ
ックの設定表示状態を示す図、65 第14図は判定ブロックの設定処理を示すフローチャー
ト、第15図は上記製品検査装置のCRTにおけるドッ
ト補正モードでの判定ブロックの設定表示状態を示す図
、第16図は判定ブロック設定時におけるデータフォー
マットを示す図、第17図は補正ブロック及び判定ブロ
ック設定登録時のデータフォーマットの作或処理を示す
フローチャート、第18図は上記電子回路の補正ブロッ
ク・判定ブロック記憶部における各設定データフォーマ
ットの格納状態を示す図、第19図は一次元イメージセ
ンサを画像入力手段とした場合の検査シーケンス制御処
理を示すフローチャート、第20図は補正・判定ブロッ
クに対応する被検査画像データの読込み順にその必要デ
ータの読出しを行なう画像データ制御処理を示すフロー
チャート、第21図は上記画像データ制御処理による各
ブロック毎のデータ読出し時において実行される修正デ
ータの設定処理を示すフローチャート、第22図は被検
査物の画像データ入力時における画像データメモリ上で
のP補正ブロックとの対比状態を66 示す図、第23図は被検査画像データの入力時における
ブロック座標の修正処理を示すフローチャート、第24
図は精密修正された判定ブロックによる合否判定処理を
示すフローチャ−1・、第25図は被検査物の最終合否
判断処理を示すフローチャートである。 A・・・制御部、B・・・搬送部、11・・・被検査物
、12・・・モータ、13・・・搬送ベルト、14・・
・位置決め用シリンダ、14a・・・位置決め板、15
a〜15d・・・位置検出センサ、16・・・ハンディ
スキャナ、17・・・制御ユニット、18・・・キー入
力ユニット、18a・・・キー入力部、18b・・・キ
ー入力データ処理部、19・・・CRT,20・・・不
合格品排出用シリンダ、21・・・合格品排出用シリン
ダ、22・・・不合格品排出部、23・・・合格品排出
部、24・・・エンコーダ、25・・・一次元イメージ
センサ、26・・・照明装置、31・・・画像データ入
力部、31a・・・一次元イメージセンサビデオ信号端
子、3lb・・・テレビカメラビデオ信号端子、32・
・・画像処理制御部、33・・・67 シーケンス制御部、34、37、45・・セレクタ、3
5・・・2値化部、36・・・シリアル/パラレル変換
部、38・・・同期信号分離回路、39・・・タイミン
グ信号発生部、40・・・画像データメモリ、41・・
・書込み/続出し制御部、42・・・アドレスカウンタ
、43・・・アドレスセレクタ、44・・・分周回路、
46・・・補正ブロック・判定ブロック記憶部、47・
・・修正データ記憶部、48・・・ブロック合否判定デ
ータ記憶部、49・・・汎用データ記憶部、50・・・
計数レジスタ、51・・・アドレス制御部、52・・・
白・黒データ判断部、53・・・一致判断部、54・・
・カーソルポインタ、55・・・表示制御部、56・・
・表示データメモリ、57・・・演算部、58・・・デ
ータ送受信部、59・・合否条件データ記憶部、60・
・・最終合否判断部、61・・・外部信号入力部、62
・・・外部装置駆動制御部、411・・・搬送状態検出
部、412・・・ディレイ回路、413・・・エンドア
ドレスレジスタ、414・・・大・小比較部、421・
・・垂直アドレスカウンタ、422・・・水平アドレス
カウンタ。 68 第 2 図 特開平3−161875 (24) 第12 図 第13 図 一F+9Q− 第16図 第17 図 第19 図 第18図 −630− 第20図 一63ク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被撮像物を搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬
    送される被撮像物の画像データを順次読取る画像データ
    読取り手段と、この画像データ読取り手段により読取ら
    れた画像データを順次記憶する記憶手段と、この記憶手
    段により記憶される画像データの任意の複数箇所の画像
    データを指定しその基準記憶位置を設定する基準位置設
    定手段と、被撮像物の画像データが上記記憶手段に記憶
    される際に上記基準位置設定手段により指定された画像
    データに対応する画像データの記憶位置と上記基準位置
    設定手段により設定された基準記憶位置とを比較し位置
    補正情報を求める位置補正情報入力手段と、上記基準位
    置設定手段により指定された画像データに対応する画像
    データが上記記憶手段に記憶される毎に上記位置補正情
    報を更新する位置補正情報更新手段とを具備したことを
    特徴とする画像データ入力装置。
JP1302384A 1989-11-21 1989-11-21 画像データ入力装置 Pending JPH03161875A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1302384A JPH03161875A (ja) 1989-11-21 1989-11-21 画像データ入力装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019065578A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 富士フイルム株式会社 画像解析装置、印刷装置、画像解析方法、及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019065578A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 富士フイルム株式会社 画像解析装置、印刷装置、画像解析方法、及びプログラム
JPWO2019065578A1 (ja) * 2017-09-29 2020-10-22 富士フイルム株式会社 画像解析装置、印刷装置、画像解析方法、及びプログラム

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