JPH0316141A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0316141A
JPH0316141A JP12536190A JP12536190A JPH0316141A JP H0316141 A JPH0316141 A JP H0316141A JP 12536190 A JP12536190 A JP 12536190A JP 12536190 A JP12536190 A JP 12536190A JP H0316141 A JPH0316141 A JP H0316141A
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JP
Japan
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gate electrode
insulator
region
film
impurity layer
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JP12536190A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nihei
仁平 裕之
Shizuo Sawada
沢田 静雄
Yasuo Matsumoto
松元 保男
Takayoshi Higuchi
樋口 孝義
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は半導体装置に関し、特にゲート電極の側壁の絶
縁物に改良を施したL D D ( L Ightly
D oped  D rain)構造のMOS型トラン
ジスタに係わる。
(従来の技術) 近年、集積回路の高密度化に伴なってゲート長はますま
す短縮化され、かつこのゲート長の短縮化は種々悪影響
をもたらす。このゲート長の短縮化は種々悪影響をもた
らす。まず、第1に、ショートチャネル効果によるしき
い価電圧VTHの低下をもたらす。第2に、飽和領域で
動作させたとき、ピンチオフ領域での電界強度の増大に
伴なってドレイン電流により発生した電子・正孔対は電
界よりエネルギーを受け、基板間の電界により基板の方
へ引き寄せられて基板電流となる。第3に、更にドレイ
ン領域に高電圧を印加してゆくと、ビンチオフ領域のド
レイン近傍で電界集中を起こしてゲート電流の増大をも
たらし、VTI+の不安定性やゲート絶縁膜の劣化を早
める。第4に、基板電流の増大を促すことに伴なって相
当数の正孔がソース領域に流れ込み、ソース領域・基板
間に順方向のバイアスがかかって、ソース領域から基板
に電子が注入され、ソース領域・基板・ドレイン領域に
よるn + p n +バイボーラトランジスタ動作が
起こり、MOS型トランジスタのブレイクダウン電圧を
規定してしまう( E .  S un.etald.
“Br0akdown  Mcchan1ss In 
Short−ChannelMOS   Trans1
stor   IE’Tech.DIg.  IntE
 lectron  D ev1ce  Meetln
g.,WashingtonD,  C.  197L
p478 )。このようはことから、ピンチオフ領域の
ドレイン領域近傍での電界集中を緩和し、ブレイクダウ
ン電圧を高めることがショートチャネルMOS型トラン
ジスタの最大の課題となっている。
従来、半導体装置例えばMOS!42トランジスタとし
ては第7図に示すものが知られている。図中の1は、例
えばp型の半導体基板である。この基板1の表面に素子
分離鎮域2が設けられ、この素子分離領域2で分離され
た複数の島頭域3には深さ0.19μm,表面の不純物
濃度1020cm−’のn゜型のソース、ドレイン領域
4,5が互いに離間して設けられている。前記島領域3
上には、厚さ200入のゲート地縁膜6を介してゲート
電極7が設けられている。このゲート電極7等を含む基
仮1上には、層間絶縁膜8が設けられている。この層間
絶縁膜8の前記ソース、ドレイン領域4,5及びゲート
電極7の一部に対応する部分には、夫々コンタクトホー
ル9が形或されている。前記層間砲縁膜8上には、コン
タクトホール9を介して前記ソース、ドレイン領域4,
5及びゲート電極7に接続するi配線10が夫々設けら
れている。
しかしながら、第7図のMOS型トランジスタによれば
、第8図の(a)のようなゲート電極の長さとブレイク
ダウン電圧との関係を示す特性図が得られた。同図によ
れば、ゲート電極の長さが2μm,1μmと次第に小さ
くなると、ブレイクダウン電圧は緩やかな弧を描いて徐
々に低下する。
このことは、ソール領域,基阪.ドレイン領域をエミッ
タ,ベース,コレクタとするバイボーラトランジスタに
おいては、ベース長が短くなり、電流増幅率が大きくな
るためにコレクタ・エミッタ間の耐圧が減少してくるこ
とに1口当している。ここで、ベース長は、コレクタ(
ドレイン領域)からの空乏層の伸びに関係している。
こうしたことから、従来、前述したピンチオフ領域のド
レイン電圧を高めるために、第9図に示す如<、LDD
横造のMOS型トランジスタが提?されている。このト
ランジスタのソース、ドレイン領域I+,  12は、
夫々ゲート電+5!7近傍の島賄域3に設けられた表面
の不純物濃度が比較的低く( 1017〜to18cm
−3)かつ拡散深さが比較的l曵い(0.22μm)第
1の不純物層LL . 14■、及びこれらの第1の不
純物層13+ , +4+に近接して設けられた表面の
不純物濃度が高《 (約10”cm−3)かつ拡散深が
深い(0.45μm)第2の不純物層132l4■とか
ら横戊されている。ここで、前記沁1の不純物層131
 , 141 はピンチオフ領域のドレイン領域12近
傍での電界集中を緩和する動きをする。
ところで、第9図のトランジスタにおいて、ゲート電極
7の側壁に形成されている絶縁物L5としては一般にS
IO2膜が用いられており、ゲート電極側壁の絶級物l
5にトラップされたホットキャリアによりトランジスタ
の特性が劣化する。つまり、トランジスタのソース側や
ドレイン側で発生したホットキャリアは絶縁物l5中に
注入され、注された電荷は他の場所に移動できずにます
ます増え、その電荷によりチャネルのポテンシャルが影
響を受けトランジスタ特性が変化する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ゲート電極
の側壁の絶縁物に電荷が蓄積するのを回避して、その電
荷によりチャネルのポテンシャルが影響を受けトランジ
スタ特性が劣化するのを回避しえる半導体装置を提供す
ることを目的とする。
[発明の{lIi成コ (課題を解決するための手段と作用) 本願第1の発明は、表面に素子分離領域で分離された複
数の島頭域を有する半導体基板と、前記島領域上に絶縁
膜を介して設けられたゲート電極と、このゲート電極の
側壁に設けられた窒化シリコンあるいは多結晶シリコン
からなる絶縁物と、前記1免頭域表面のゲート電極近傍
に設けられたソース、ドレイン領域の一部を構成する低
濃度の第1の不純物層と、間島領域表面に前記ゲート電
極から遠ざかるとともに、前記不純物層に隣接して設け
られた該不純物層と夫々ソース、ドレイン領域を摺成す
る高濃度の第2の不純物層とを具備することを特徴とす
る半導体装置である。
本願第2の発明は、表面に素子分離領域で分離された複
数の烏領域を有する半導体基板と、前記鳥領域上に絶縁
膜を介して設けられたゲート電極と、このゲート電極の
側壁に設けられた絶縁物と、前記島領域表面のゲート電
極近傍に設けられたソース、ドレイン領域の一部を構成
する低濃度の第1の不純物層と、同島領域表面に前記ゲ
ート電極から遠ざかるとともに、前記不純物層に隣接し
て設けられた該不純物層と夫々ソース、ドレイン領域を
構成する高濃度の第2の不純物層とを具備し、前記絶縁
物ゲート電極寄りの側壁に設けられた第1絶縁物と、こ
の第1絶縁物の外側に設けられかつ該第1絶紛物より誘
電率が大きい第2絶縁物とから構成されることを特徴と
する半導体装置である。
本発明において、ゲート電極の側壁に第1の絶縁物を介
して該絶縁物より誘電串の大きい第2の絶縁物を設ける
ことにより、トランジスタのソース側やドレイン側で発
生したホットキャリアは第2の絶縁物中に注入されても
、注入された電荷は他の場所に移動することができるた
め、従来のように電荷が増えることなく、トランジスタ
特性を良好に保持することができる。
また、前記ゲート電極め側壁に高調電率材料である第2
の砲縁物を設けることにより、ホットなキャリアは電界
の強いドレイン頃域の低濃度の第1の不純物層で発生す
るが、絶縁物の誘電率が高い場含、ゲート電極端部から
の位置に対する電界のピーク値が低くかつこの電界の半
値幅が狭くなり、トランジスタの信頼性が飛耀的に向上
する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例に係るLDD構造のMOS型ト
ラジスタを製造′工程順に第1図(A)〜(E)を参照
して説明する。
(1)まず、例えばp型のSt基板21表面に選択酸化
法等により素子分離領域22を形威した後、この素子分
i?iI fjR域22で分離された島領域23表面に
厚さ200入の酸化膜24を形或した。つづいて、全面
に厚さ4000入の多結晶シリコン層25を形威した(
第1図(A)図示)。次いで、写真蝕刻法によ?、前記
多結晶シリコン層25上のゲート電極形戊予定部にレジ
ストパターン(図示せず)を形或した。この後、レジス
トパターンをマスクとして前記多結晶シリコン層25を
選択的にエッチング除去し、ゲート絶縁膜27を形成し
た。ひきつづき、前記ゲート電極にn型不純物例えばリ
ンを加速電圧25KeV,  ドーズffi 8 X 
10”am−2の条件でイオン注入し、低濃度の第1の
イオン注入層28. 29を形或した(第1図CB)図
示)。なお、リンの代りにひ素をイオン注入してもよい
(2)次に、900℃の酸化雰囲気中で60分間熱処理
を施し、露出する基!!i21表面に酸化膜(SiO2
膜)30.を、かつ露出するゲート電極26の周囲に酸
化膜(Sin2膜)30■を形戊するとともに、前記イ
オン注入層28. 29中のリンイオンを活性化して低
濃度の第1の不純物層31+ , 32+を夫々形戊し
た。つづいて、全面に厚さ1000〜5000入のSi
3N4膜33を形戊した後、900℃で30分間St3
N4膜33を焼固めた(第4図(C)図示)。
次いで、反応性イオンエッチング(R I E)によ?
、前記Si.N4膜33を基板21及びゲート電極が露
出するまでエッチング除去した。その結果、ゲート電極
26の側壁にのみ第1の絶縁物としてのSin2膜30
■を介して第2の絶縁物としてのSt,N4膜33が残
存した(以下、この膜を残存Si3N4膜33と呼ぶ)
。なお、この残存Si,N4膜33の形状は、この膜の
厚みによって決定される。また、この残存Si,N,膜
33の誘電率は前記SiO■膜30■の誘電率よりも大
きい。この後、ゲート電極26及び残存Si3N4膜3
3をマスクとして露出する基板21表面に加速電圧50
KeV,ドーズIn 3 X 10”cm−2の条件下
でイオン注入し、高濃度の第2のイオン注入層34. 
35を形戊した(第1図(D)図示)。
(3〉次に、リンゲッター、ガラスフロー等の熱処理を
900℃、約90分間行った。この結果、前記第2のイ
オン注入層34. 35中のひ素イオンが活性されて高
濃度の第2の不純物層312 , 322が形威される
とともに、第1の不純物層311 , 321 ,  
も深さ方向にやや広がり、第1,第2の不純物層?1+
 , 312からなるソース領域36、第1,第2の不
純物層32■.32■からなるドレイン領域37が夫々
形成された。ここで、低濃度の第1の不純物層3L ,
3Lの表面濃度は大体I X 10”em−3で、拡散
深さは0.22μmである。一方、高濃度の第2の不純
物層312 , 322の表面濃度は約102°cm−
’で、拡散深さは0.21μmである。なお、第1の不
純物層311 , 321の深さに対する制御性は、現
在の技ゝ・、 術では±15%以内に押さえられる。つづいて、全面に
層間絶縁膜38を形威した後、前記ソース、ドレイン領
域36. 37の第2の不純物層31■.322及びゲ
ート電極26の夫々の一部に対応する層間絶縁膜38を
開孔し、コンタクトホール39を形或した。
次いで、前記第2の不純物層312 . 32■及びゲ
ート電極26にコンタクトホール39を介して接続する
Aρ配線40を形或し、LDD構造のMOS型トランジ
スタを製造した(第1図(E)図示)。
こうして製造されるLDD構造のMOS型トランジスタ
によれば、以下に列挙する効果を有する。
■.第1図(E)に示す如く、ゲート電極26の?壁に
Si02膜(第1の絶縁物)30■を介して該SiO2
膜30■より誘電率の大きい残存Si,N4膜(第2の
絶縁物)33′を設けた構成となっている。このため、
トランジスタのソース側やドレイン側で発生したホット
キャリアは残存St,N4膜33′中に注入されても、
注入された電荷は他の場所に移動することができるため
、従来のように電荷が増えることな<、トランジスタ特
性を良好に保持することができる。また、残存Si3N
411!:33’が基板上に直接形成されているのでは
なく、酸化膜(SiO■膜)30、を介して形成されて
いるため、ホットなキャリアが容易に残存Si.N4膜
33′に到達せず、安定である。
■.前記ゲート電極26の側壁に高誘電率材料である残
存Si:,N4膜(第2の絶縁物)33′が設けられて
いるため、トランジスタの信頼性が向上する。つまり、
ホットなキャリアは電界の強いドレイン領域37の低濃
度の第1の不純物層32、で発生するが、絶縁物の誘電
率が高い場合、ゲート電極端部からの位置に対する電界
のピーク値が低くかつこの7llS昇の半値幅が狭くな
り、トランジスタの信頼性が飛躍的に向上する。
■.Si基板2lの島領域23表面のゲー}’rUi2
B近傍に低l農度の第1の不純物層31t , 32+
を設け、前記島領域23表面にこれらの不純物層とソー
ス、ドレイン領域38. 37を構成する高濃度でかつ
拡散深さが第1の不純物層と略同じ第2の不純物層31
2 . 322を、ゲート電極26と遠ざかるとともに
第1の不純物層に隣接するように設けた構成となってい
る。従って、昂2図の(C)のようなゲート電極の長さ
とブレイクダウン電圧との関係を示す特性図が得られた
。同図により、ゲート電極の長さが2μm,lμmと短
縮化しても、第7図や第9図図示の従来のMOS型トラ
ンジスタの如く、ブレイク電圧が緩やかな弧を描いて低
下せず、ブレイクダウン電圧が改善される事が確認でき
る。
このことは、第1の不純物層31+ , 3Lの空乏層
の伸びが関係していると考えられる。なお、同図におけ
る(a) ,  (b)は第7図,第9図のMOS型ト
ランジスタの場合を示す。
?。第3図に示す抽く、ショートチャネル効果によるv
T■の減少が改善されていることが確認できる。なお、
同図における(b) ,  (C)は夫々第9図のM 
O S型トランジスタ,第1図(E)のMOS型トラン
ジスタの場合を示す。
■.第4図に示す如く、ゲート電極の長さに対する基板
電流!.,5のピーク値の依存性が小さい。
また、図示しないが、ゲート電流も改善されていること
は勿論のことである。
■.第9図のMOS型トランジスタの地2の不純物層の
シート抵抗が約25Ω/口であったが、トランジスタ特
性に影響を及ぼすには至らなかった。
■.Si,N4膜33のエッチングの選択比がフィール
ド酸化膜のそれより大きいため、基板全面に形或したS
i3N.膜33をRIEによりエッチングする際、仮に
St3N4膜33をオーバーエッチングしても、フィー
ルド酸化膜のエッチングを最小限に止めることができる
■.残存Si,N4膜33′を形成後、熱処理■.)に
酸化剤の拡散係数がSin2>多結晶Si>Si.N4
であるため、残存S 1 3 N 4 1I!+33’
の下は酸化されに<<、バーズビークの侵入に寄る特性
劣化を阻止できる。
なお、上記実施例では、ゲート電極の側壁に残存させる
第2の絶縁物としてSi3N4膜を用いた場合について
述べたが、これに限らず、多結晶シリコン膜を用いても
よい。
また、上記実施例では、ゲート電極をマスクとして酸化
膜を除去したが、これに限らず、酸化膜を除去せずにイ
オン注入してもよい。
更に、通常バンチスルー防止のため、チャネル部に単独
あるいは深いインブラと浅いインブラの2重のイオン注
入を行うが、第1図(E)のMOS!!トランジスタの
ドレイン領域の第1,第2の不純物層との関係が成立す
るように工程で決定すれば、何等問題を生ぜず、一層の
ショートチャネルのMOS型トランジスタを得ることが
できる。
本発明に係るMOS型トランジスタとしては、第1図(
E)図示のもに限らず、例えば第5図に示す如くソース
、ドレイン領域41. 42の夫々の第2の不純物層4
3. 44のコンタクトホール39に対応する部分が一
層深く形威された構造のものでもよ0。なお、上記ソー
ス、ドレイン領域41. 42は、第1図(E)のトラ
ンジスタの如き第2の不純物層にコンタクトホール39
を介して例えばリンを拡散したり、あるいはリンをイオ
ン注入した後熱処理することにより形成できる。こうし
たトランジスタによれば、ソース、ドレイン頭域41.
 42のコンタクトホール39にχ・l応ずる部分の拡
散深さが一層深いため、Ag配線40を形戊する際にA
lの突き抜けが生じるのを阻止できる。
また、第6図に示す如く、ソース、ドレイン領域45.
 4Gの夫々の第1の不純物層31+ , 3Lより浅
い構造のものでもよい。ここで、第2の不純物層47.
 48の拡散深さが、第1の不純物層31+32,の拡
散深さに比べてかなり浅くなって、ソース、ドレイン領
域45. 46の抵抗がトランジスタ特性に影響を及ぼ
すようになった場合は、ソース、ドレイン領域45. 
46上にタングステン(W)層、PtSi層を形成して
抵抗を下げることができる。
なお、上記実施例では、ゲート電極の材料として多結晶
シリコンを用いたが、これに限らず、例えばMo,Wな
どの高融点金属あるいはそれらの娃化物等でもよい。
[発明の効果〕 以上詳述した如く本発明によれば、ゲート電極の側壁の
絶縁物に電荷が蓄積するのを回避して、その電荷により
チャペルのポテンシャルが影響を受けトランジスタ特性
が劣化するのを回避しえ、更にゲート電極の縮小化に伴
なうブレイクダウン電圧の低下を減少し、ショートチャ
ネル効果によるVTHの減少を改善する等種々の効果を
有する半導体装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(E)は本発明の一実施例に係るLDD
構造のMOS型トランジスタを製造工程順に示す断面図
、第2図は第1図(E)のトランジスタのゲート電極の
長さとブレイクダウン電圧との関係を示す特性図、第3
図は従来及び第1図(E)のトランジスタのゲート電極
の長さと?VTHとの関係を示す特性図、第4図は従来
及び第1図(E)のトランジスタのゲート電極の長さと
基板電流のピーク値との関係を示す特性図、第5図及び
第6図は本発明の他の実施例に係るLDD構造のMOS
型トランジスタの断面図、第7図は従来のMOS型トラ
ンジスタの断面図、第8図は従来のMOS型トランジス
タのゲート電極の長さとブレイクダウン電圧との関係を
示す特性図、第9図は従来のLDD溝造のMOS型トラ
ンジスタの断面図である。 2l・・・Si基板(半導体基板)、22・・・素子分
離領域、23・・・島領域、24. 30, , 30
■・・・酸化膜、25・・・多結晶シリコン層、26・
・・ゲート電極、27・・・ゲート絶縁膜、28, 2
9, 35. 35・・・イオン注入層、311,3h
 . 32, , 32■, 43  , 44, 4
7. 48・・・不純物層、33・・・Si3N4膜、
33′・・・残存Si3N4膜(第2の絶縁物) 、3
B, 41. 45・・・ソース領域、37, 42.
46・・・ドレイン領域、3B・・・層間絶縁膜、39
・・・コンタクトホール、40・・・Al配線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面に素子分離領域で分離された複数の島領域を
    有する半導体基板と、前記島領域上に絶縁膜を介して設
    けられたゲート電極と、このゲート電極の側壁に設けら
    れた窒化シリコンあるいは多結晶シリコンからなる絶縁
    物と、前記島領域表面のゲート電極近傍に設けられたソ
    ース、ドレイン領域の一部を構成する低濃度の第1の不
    純物層と、同島領域表面に前記ゲート電極から遠ざかる
    とともに、前記不純物層に隣接して設けられた該不純物
    層と夫々ソース、ドレイン領域を構成する高濃度の第2
    の不純物層とを具備することを特徴とする半導体装置。
  2. (2)表面に素子分離領域で分離された複数の島領域を
    有する半導体基板と、前記島領域上に絶縁膜を介して設
    けられたゲート電極と、このゲート電極の側壁に設けら
    れた絶縁物と、前記島領域表面のゲート電極近傍に設け
    られたソース、ドレイン領域の一部を構成する低濃度の
    第1の不純物層と、同島領域表面に前記ゲート電極から
    遠ざかるとともに、前記不純物層に隣接して設けられた
    該不純物層と夫々ソース、ドレイン領域を構成する高濃
    度の第2の不純物層とを具備し、前記絶縁物ゲート電極
    寄りの側壁に設けられた第1絶縁物と、この第1絶縁物
    の外側に設けられかつ該第1絶縁物より誘電率が大きい
    第2絶縁物とから構成されることを特徴とする半導体装
    置。
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