JPH031603B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH031603B2
JPH031603B2 JP25365385A JP25365385A JPH031603B2 JP H031603 B2 JPH031603 B2 JP H031603B2 JP 25365385 A JP25365385 A JP 25365385A JP 25365385 A JP25365385 A JP 25365385A JP H031603 B2 JPH031603 B2 JP H031603B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
pipe pile
detector
tip
pile
Prior art date
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Expired
Application number
JP25365385A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62115316A (ja
Inventor
Osamu Shirohara
Tetsumi Tasaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Penta Ocean Construction Co Ltd
Original Assignee
Penta Ocean Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Penta Ocean Construction Co Ltd filed Critical Penta Ocean Construction Co Ltd
Priority to JP25365385A priority Critical patent/JPS62115316A/ja
Publication of JPS62115316A publication Critical patent/JPS62115316A/ja
Publication of JPH031603B2 publication Critical patent/JPH031603B2/ja
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は打設されゆく鋼管杭の先端位置を検出
する鋼管杭の先端位置検出方法に関するものであ
る。
(従来の技術) クレーンの基礎工事をはじめとする海上構築物
の基礎工事では多数の鋼管杭が打設される。これ
らの鋼管杭は第6図および第7図に示す如く、
夫々所定の方向に向けて打設される。これらの鋼
管杭は打ち損じても引き抜いて打ち直すことがで
きないので、傾斜をつけて打設する鋼管杭が、既
に打設済みの他の鋼管杭にぶつかることのないよ
うにする必要がある。従つて、打設工程の中でそ
の鋼管杭の先端位置を常時把握していて、設計値
との間にずれが生じた場合にはリーダの傾斜角を
修正するなどしていた。
従来、このような鋼管杭の先端位置をリアルタ
イムで精度良く検出しようとする場合、傾斜検出
器を利用する方法が考えられていた。
(発明が解決しようとする問題点) ここで、鋼管杭は自沈してその先端が着床する
と、その杭頭をパイルハンマ等によつて1〜数秒
間隔で打撃されるものであるため、この鋼管杭に
傾斜検出器を取付けてその傾斜を検出する場合、
打撃の都度、鋼管杭には衝撃時に極めて大きな振
動の加速度が加わり、さらに鋼管杭にスパイラル
鋼管が用いられた場合には、螺旋状に少しずつ回
転しながら打込まれてゆくものであるため、傾斜
検出器の検出値に大きな誤差を生じさせるもので
あり、また、検知点である鋼管杭の先端は土中に
あり、打撃によつて徐々に深さ方向に移動してゆ
くものであるため、検出手段に制約を受ける等の
種々の問題点があり、実用化されている例は極め
て少ないものであつた。
本発明はこれらの点に着目してなされたもの
で、検出値の誤差が少なく、検出手段の制約も少
ない鋼管杭の先端位置検出方法を得ることを目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段) そのため本発明に係る鋼管杭の先端位置検出方
法は、打設される鋼管杭の打設深度を鋼管深度検
出器によつて検出するとともに、その鋼管杭の打
設による回転を鋼管回転角度検出器によつて検出
し、この鋼管杭内に測定管を挿入してその下端部
が鋼管杭内先端部の中心を、また上端部が前記先
端部より上方に設定された鋼管杭内定点の中心を
支点とする如く支持するとともに、この測定管に
傾斜検出器を取り付けて測定管の傾斜を検出し、
音響センサによつて前記鋼管杭打設時の打撃音を
検出して、その検出信号に基づいて前記傾斜検出
器の出力信号中より打撃時の振動加速度による影
響がなくなつた傾斜データを抽出し、この傾斜デ
ータと前記打設深度情報および回転角度情報とか
ら鋼管杭の先端位置を算出する構成としたもので
ある。
(作用) 本発明はこのように構成され、鋼管杭内に測定
管を挿入し、この測定管の下端部を鋼管杭内先端
部の中心で、上端部を鋼管杭中空部定点の中心で
支持して、傾斜検出器でこの測定管の傾斜を検出
するものであるため、鋼管杭の先端が土中にあつ
て打撃によつて深さ方向に徐々に移行するもので
あつても、特に検出手段に制約を受けることなく
鋼管杭の先端と中空定点との間の傾斜を検出する
ことが可能となり、また、前記傾斜検出器の検出
出力は音響センサの検出信号に基づいて処理さ
れ、打撃の振動加速度による影響が除かれた傾斜
データのみが抽出されて、この情報が鋼管杭回転
角度検出器の検出出力によつて補正されるため、
高い精度での鋼管杭の先端位置の検出が可能とな
る。
(実施例) 第1図は本発明一実施例のブロツク図、第2図
はその作動船の一例の側面図である。図面に於
て、11は作業船であり、打設する鋼管杭13を
支持する傾斜角度調整可能なリーダ15、前記鋼
管杭13の杭頭を打撃するパイルハンマ17等を
備えており、この鋼管杭13を打設する杭定点の
座標は光学的船位計19、吃水計21、船体傾斜
計23、リーダ傾斜計25等によつて求められ
る。
この鋼管杭13内には測定管27が挿入され、
この測定管27の頭部には傾斜検出器29が取付
けられている。この傾斜検出器29は鋼管杭13
の中空部定点に配置固定された球面支承体31に
よつて支持されている。また、測定管27は、そ
の上端部を傾斜検出器29の底部中心に固着する
ことによつて、また、その下端部を鋼管杭13の
中空部内先端部分に設けられた振れ止め33で支
承することによつて、鋼管杭13の中空部定点と
先端部の中心点を支点として支持される。
第3図はその詳細を示す鋼管杭13の要部縦断
面図である。ここで、この鋼管杭13内には海水
等の液体35が注入されていて、傾斜した測定管
27の自重によるたわみをこの液体による浮力で
防止している。また、鋼管杭13内の中空部定点
は、先端部の振れ止め33の取付け位置より上方
であつて打設によつて鋼管杭がたわんでも測定管
27が鋼管杭31の中空部内壁に接触することの
ないような位置に設定される。
傾斜検出器29はこの測定管27の傾斜を測定
して鋼管杭13の中空部定点と先端間の傾斜を求
めるもので、その検出信号は適宜位置より鋼管杭
13の外部に引き出されたリード線によつてイン
ターフエース37を介して処理コンピユータ39
へ転送される。また、前記リーダ15あるいはそ
の近傍の適宜位置には音響センサ41が配置され
ていて、パイルハンマ17による打撃音響が検出
され、その検出信号もインターフエース37を介
して処理コンピユータ39へ転送される。
処理コンピユータ39はこの音響センサ41の
検出信号に基づいて前記傾斜検出器29の検出信
号を処理し、その中から打撃時の振動加速度によ
る影響がなくなつた正常データを傾斜データとし
て抽出する。第4図はそのプロセスを説明するタ
イムチヤートで、パイルハンマ17による打撃が
T秒毎に繰返された場合、“打撃時刻tから振動
が回復する時刻t2までの時間T1に於いて傾斜デー
タにエラーが生じ、次の打撃時刻t3までの時間T2
に於いてはエラーがほとんど生じない正常な傾斜
データが得られる”という一定のパターンの繰り
返しであることを処理コンピユータ39で過去の
データを分析して把握しておき、入力される検出
信号中の前記時間T1にあたる部分の信号を除去
し、時間T2の部分を傾斜データとして採用する。
また、鋼管杭13の外周面には、鋼管杭13の
回転角度を検出するための識別ライン43がその
軸方向に刻設されている。即ち、この識別ライン
43に向けて鋼管回転角度検出器45を構成して
いる視覚センサカメラをセツトし、第5図に示す
如く、モニタ47にこの識別ライン43と鋼管杭
13の左右両側の端面49の影像を映し出してお
く。
ここで、先ず、識別ライン43がモニタ47上
で鋼管杭13の像が両端面49の像の中心に来る
ように鋼管回転角度検出器45の位置を設定して
おく。検出時には、モニタ47上における水平基
準線51と識別ライン43との交点P1および鋼
管杭13の両端面49との交点P2、P3のX軸上
の座標XP1、XP2、XP3を処理コンピユータ39
で解読し、回転角θを θ=sin-1(XP3−XP1)−(XP1−XP2)/(XP3−XP2) によつて求める。
処理コンピユータ39は前記傾斜データとこの
回転角情報と鋼管深度検出器53で検出される打
設深度情報とから鋼管杭13の先端位置を算出
し、CRTデイスプレイ55およびプロツタ57
に出力表示する。
(発明の効果) 本発明は以上の如く構成され、傾斜検出器が鋼
管杭内の中空部定点および先端部の中心で夫々支
持された測定管の傾斜を検出するものであるた
め、鋼管杭の先端が土中にあり、徐々に深さ方向
へ移動するものであつても、特に検出手段に制約
を受けることなく、鋼管杭の定点と先端部との間
の傾斜を検出することが可能となり、傾斜検出器
の検出信号は音響センサの検出信号に基づいて、
打撃による振動加速度の影響のある部分を除去す
る処理がなされ、さらに鋼管回転角度検出器の検
出信号によつて補正されるため、精度の高い鋼管
杭の先端位置検出が可能となるという優れた効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図はその作業船の一例を示す側面図、第3図
はその鋼管杭の一例要部を示す部分拡大断面図、
第4図は音響センサによる雑音除去プロセスを説
明するためのタイムチヤート、第5図は鋼管回転
角度検出時のモニタの映像の一例を示す正面図、
第6図は本発明を適応して有効なクレーンの基礎
工事を示す平面図、第7図はそのX−X線断面図
である。 13……鋼管杭、27……測定管、29……傾
斜検出器、41……音響センサ、45……鋼管回
転角度検出器、53……鋼管深度検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 打設される鋼管杭の打設深度を鋼管深度検出
    器によつて検出するとともに、その鋼管杭の打設
    による回転を鋼管回転角度検出器によつて検出
    し、この鋼管杭内に測定管を挿入してその下端部
    が鋼管杭内先端部の中心を、また上端部が前記先
    端部より上方に設定された鋼管杭内定点の中心を
    支点とする如く支持するとともに、この測定管に
    傾斜検出器を取り付けて測定管の傾斜を検出し、
    音響センサによつて前記鋼管杭打設時の打撃音を
    検出して、その検出信号に基づいて前記傾斜検出
    器の出力信号中より打撃時の振動加速度による影
    響がなくなつた傾斜データを抽出し、この傾斜デ
    ータと前記打設深度情報および回転角度情報とか
    ら鋼管杭の先端位置を算出することを特徴とする
    鋼管杭の先端位置検出方法。
JP25365385A 1985-11-14 1985-11-14 鋼管杭の先端位置検出方法 Granted JPS62115316A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25365385A JPS62115316A (ja) 1985-11-14 1985-11-14 鋼管杭の先端位置検出方法

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JP25365385A JPS62115316A (ja) 1985-11-14 1985-11-14 鋼管杭の先端位置検出方法

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Publication Number Publication Date
JPS62115316A JPS62115316A (ja) 1987-05-27
JPH031603B2 true JPH031603B2 (ja) 1991-01-11

Family

ID=17254315

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25365385A Granted JPS62115316A (ja) 1985-11-14 1985-11-14 鋼管杭の先端位置検出方法

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JPH0771960A (ja) * 1993-09-02 1995-03-17 Mitsui Constr Co Ltd Gps用受信装置
CN100451543C (zh) * 2006-08-22 2009-01-14 邓业灿 桩斜模拟直桩检测方法
CN112762902B (zh) * 2020-12-24 2022-08-23 张志高 一种市政建设用多功能定点测绘工具

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JPS62115316A (ja) 1987-05-27

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