JPH03160199A - ポンプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、駆動源に隈取モータを用いたポンプ装置に関
するものである。

［従来の技術］ 駆動源に隈取モータを用いて構成するポンプ装置、例え
ば渦巻ボンプ装置は、所望する特性が低価格、長寿命、
小形で得られることを主な目的としている。

モして渦巻ポンプ部はプラスチック成形品にて構成され
渦巻ポンプ内の流体と隈取モータは熱的には、特に関せ
ず、隈取モータ側で発生する熱は、モータ軸に取付られ
た自冷ファンにて冷却するのが一般的であった。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のポンプ装置は、上述のように隈取モータの冷却が
自冷ファンにより行なわれているので、周囲温度が高い
場合や、密閉された狭いスペースにおいては、前記自冷
ファンだけでは冷却できず、異常な温度上昇が発生し、
使用困難になる等の問題点があった。

本発明は上述のような問題点を解消するためになされた
もので、周囲温度の高い場所や密閉された狭いスペース
でも使用できるポンプ装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係るポンプ装置は、隈取モータのコアに固定さ
れるポンプのシェルを熱伝導率の高い材料から構成した
ものである。

［作　用コ 本発明においては、隈取モータにて発生した熱を、ポン
プの熱伝導性良好なるシェルを介し、該シェル内を輻送
される低温流体に伝えることにより、隈取モータを冷却
する。

［実施例］ 以下、図示実施例により本発明を説明する。第１図は本
発明の一実施例に係るポンプ装置の全体構戊を示す分解
斜視図、第２図はその組付状態を示す縦断面図である。

図において、（１）は隈取モータの本体、（ｌａ）はコ
ア、（ｌｂ）はコア（ｌａ）に巻回されたコイル、（ｌ
ｃ）はロータ、（ｌｄ）はロータ（Ｉｃ）と一体化され
本体（１）の両端から突出する回転軸、（２）は本体（
１）の一端側にてコア（ｌａ）に固定され回転軸（ｌｄ
）を支承する軸受、（３〉は軸受（２）の外側にて回転
軸（ｌｄ）の一方の突出部に固定され、回転軸（ｌｄ）
の回転時すなわち隈取モータの作動時に隈取モータ側で
発生する熱を冷却する自冷ファン、（４）は熱伝導率の
高い材料すなわちアルミニウムやカーボン人プラスチッ
ク等から形成され、隈取モータ本体（１）の他端側にて
コア（ｌａ）に固定されたポンプベースで、その軸心部
には孔（４ａ〉が穿設され、孔（４ａ）内に回転軸（１
ｄ〉を回転自在に支承する軸受（５〉とシール（８）が
挿着されている。しかして、（７）はボンプベース（４
）の外側に．て回転軸（ｌｄ）の他方の突出部に固定さ
れたインベラ、（８〉はインペラ（７〉の外側に配置さ
れ、ポンブベース（４〉と共にポンプのシェル（９〉を
形成する有底筒状のポンプヘッドで、その底壁の中心部
には低温流体の吸込口（８ａ）が、その周側壁の一部に
は吐出口（８ｂ）が、それぞれ設けられている。

そして、このように配置された各構或部材は、＋由受（
２）とポンプベース（４〉が、コア（ｌａ）ヲ貫ａする
取付用ねじ（１０）により、またボンプベース（４）と
ポンプヘッド（８）が取付用ねじ（１１）により、それ
ぞれ固定され、一体化されるようになっている。

次に、上述構成を有する本実施例装置の動作について説
明する。まず、隈取モータのコイル（１ｂ〉に電源を印
加し、ロータ（１ｃ〉及び回転軸（ｌｄ）を回転させる
。これにより、回転軸（ｌｄ）に取付られたインベラ（
７）がポンプ内で回転し、低温流体が吸込口．（　Ｂ　
ａ　）より吸込まれ、吐出口（８ｂ）より吐出される。

また、回転軸〈１ｄ〉に取付られた自冷ファン（３〉　
も同時に回転し、隈取モータに風を送り、これを冷却す
る。

この時、熱伝導率の高い材料から成るボンプベース（４
）には、隈取モータのコア（ｌａ）にて発生した熱が伝
達されるが、この熱はポンプ内を流れる低温流体と熱交
換され、ポンプベース（４〉が冷却される。この結果、
隈取モータが冷却される。

なお、上述した実施例ではポンプベース（４）をアルミ
ニウムやカーボン人プラスチック等から形成したものを
示したが、それ以外の熱伝導率の高い材料を用いてポン
プベース（４）を形成しても良いことは言うまでもない
。

また、上述の実施例ではポンプのシェル（９）の一方の
構成部材であるポンブベース（４）のみを熱伝導率の高
い材料から形成したものを示したが、これを他方の構成
部材であるポンプヘッド（８〉を含むシェル（９）全体
を熱伝導率の高い材料から構成しても良く、このような
場合には冷却効果をより高めることができる利点がある
。

［発明の効果］ 以上述べたように、本発明によれば、隈取モータにて発
生した熱を、ポンプの熱伝導性良好なるシェルを介し、
該シェル内を輪送される低温流体に伝えることにより、
隈取モータを冷却するようにしたので、自冷ファンだけ
では冷却できない時や、密閉された狭いスペースにおい
ても隈取モータを十分に冷却することができ、今まで使
用できなかった場所にまで用途を広げることが可能とな
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るポンプ装置の全体構成
を示す分解斜視図、第２図はその組付状態を示す縦断面
図である。 図において、（１〉は隈取モータの本体、（１ａ〉はコ
ア、（９〉はポンプのシェルである。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 駆動源に隈取モータを用い、該隈取モータのコアに低温
   流体を輸送するポンプのシェルを固定して成るポンプ装
   置において、上記シェルを熱伝導率の高い材料から構成
   したことを特徴とするポンプ装置。