JPH03160121A - 内燃機関の出力制御装置 - Google Patents

内燃機関の出力制御装置

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Publication number
JPH03160121A
JPH03160121A JP29494989A JP29494989A JPH03160121A JP H03160121 A JPH03160121 A JP H03160121A JP 29494989 A JP29494989 A JP 29494989A JP 29494989 A JP29494989 A JP 29494989A JP H03160121 A JPH03160121 A JP H03160121A
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JP
Japan
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actuator
pressure
solenoid valve
throttle
valve
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Pending
Application number
JP29494989A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Hashimoto
徹 橋本
Akira Takahashi
晃 高橋
Mitsuhiro Miyake
光浩 三宅
Hidenori Ito
秀紀 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
く産業上の利用分野〉 本発明は、一対の電磁弁を介して作動するアクチュエー
タにより、アクセルペダルの操作とは関係なく吸気通路
を絞って機関の出力を制限し得る内燃機関の出力制御装
置に関し特に、電磁弁及びアクチュエータを含む系のフ
エイルの検知を考慮したものである。 く従来の技術〉 一般に、車両の走行中に路面の状況が急激に変化したり
、雪路や凍結路等の滑りやすい路面を車両が走行する場
合、駆動輪が空転しないように運転者がアクセルペダル
の踏み込み量を調整し、機関の出力を徹妙に制御するこ
とは、熟練者ならすとも非常に難かしいものである。同
様に、旋回路に対する車両の走行速度が高すぎる場合、
車輪が横滑りを起こして危険な状態となるが、このよう
な場合に機関の出力を適正に下げて旋回路に対応した旋
回半径で車両を安全に走行させるためには、特に旋回路
の出口が確認できないような場合、或いは旋回路の曲率
半径が次第に小さくなっているように場合、高度な運転
技術が要求される。 このようなことから、運転者によるアクセルペダルの踏
み込み量とは関係無く、車輪の空転状態を検出して強制
的に機関の出力を低下させる出力制御装置が考えられ、
運転者が必要に応じてこの出力制御装置を利用した走行
と、アクセルペダルの踏み込み量に対応して機関の出力
を制御する通常の走行とを選択できるよう{こしたもの
が発表されていろ。 機関の出力を低下させる手段としては、点火時期を遅ら
せたり吸入空気量や燃料供給量を少なくしたり、或いは
燃料供給を中止したりすることが一般的であるが、特殊
なものとして(よ機関の圧縮比を下げろようにしたもの
も知られている。 なお、この出力制御装置を用いろと、自動変速機におけ
る変速中のシνツク等を低減させることも可能である。 く背景技術〉 ところで、本発明者らは一対の電磁弁を用いて作動する
アクチュエータにより、機関に対する吸入空気量を制御
する内燃機関の出力制御装置を既に提案している。この
出力制御装置1よ、圧力流体供給用の電磁弁の開度と圧
力流体排出用の電磁弁の開度とを調整する乙とにより、
アクチュエータに対する圧力流体の供給量を変化させ、
これによって、吸気官の吸気通路内を流れる空気の量を
運転者によるアクセルペダルの踏み込み量とは関係無く
制御し、車輪に滑りが発生しないように機関の出力を低
減させている。 く発明が解決しようとする課題〉 一対の電磁弁を介して作動するアクチュエー夕により、
アクセルペダルの操作とは関係なく吸気通路を絞る技術
を採用するに際し、電磁弁のソレノイド自体、またはソ
レノイドと制御装置間の配線に断線やショートがある場
合、あるいは電磁弁自体、アクチュエータ自体またはそ
れらの配管にシール不良など漏れがある場合など、電磁
弁とアクチュエータを含む系に異常(フエイル)がある
と、all関の出力制御が正しく行われなくなる。従っ
て、フエイルを検知する技術が要望されている。 また、圧力流体源自体の圧力が異常であったり、一定し
ない場合も、機関の出力制御が正しく行われなくなるの
で、これらへの対策が必要である。 本発明はこのような要望に応えた内燃機関の出力制御装
置を提供することを目的とする。 く課題を解決するための手段〉 第1の発明による内燃機関の出力制御装置は、 運転者の操作による機関の吸入空気量の調整とは独立に
吸入空気量を低減させ得るアクチュエータと、前記機関
の吸入空気量が低減ずるように前記アクチュエータに対
する圧力流体の給排を切り換える第一の電磁弁と、前記
機関の吸入空気量が前記運転者の操作に対応するように
前記アクチュエータに対すろ前記圧力流体の給排を切り
換える第二の電磁弁と、これら第一の電磁弁及び第二の
電磁弁の作動を制御する電子制御ユニットとを具えた内
燃機関の出力制御装置において、 的記アクヂュエータ内の圧力を検出する圧カセンサを具
えると共に、前記電子制御ユニソ}・は、前記圧力セン
サからの信号を入力し電磁弁の制御の前後におけるアク
チュエータ内圧力の変化が所定値未満の場合に異常があ
ると判定する手段を具えたことを特黴とするものである
。 また第2の発明による内燃機関の出力制御装置は、 運転者の操作による機関の吸入空気量の調整とは独立に
吸入空気量を低減させ得るアクチュエークと、前記機関
の吸入空気量が低減するように前記アクチュエータに対
ずろ圧力流体の給排を切り換えろ第一の電磁弁と、前記
機関の吸入空気量が前記運転者の操作に対応するように
前記アクチュエータに対する前記圧力流体の給排を切り
換える第二の電磁弁と、これら第一の電磁弁及び第二の
電磁弁の作動を制御ずろ電子制御ユニットとを具えた内
燃機関の出力制御装置において、 電磁弁に対する圧力流体源の圧力を検出する圧力センサ
を具えると共に、前記電子制御ユニットは、圧力センサ
からの信号を入力し、圧力流体源の圧力が所定範囲外の
場合に異常があると判定する手段と、圧力流体源の圧力
が所定範囲内の場合に電磁弁の作動制御を圧力に応じて
補正する手段とを共えたことを特徴とするものである。 〈作   用〉 上記構成において、電磁弁の作動を制御ずろことにより
、アクセルペダルの操作とは関係なく、アクチュエータ
が吸入空気量を低減させ、内燃@関の出力を低減させろ
。 この場合、各電磁弁のソレノイド自体、またはソレノイ
ドと電子制御ユニット間の配線に断線やシ旨一トがある
場合、あるいは電磁弁自体、アクチュエータ自体または
それらの配管にシール不良など漏れがある場合など、い
ずれの場合も電磁弁とアクチュエータを含む系のフエイ
ル(異常)であり、アクチュエータ内の圧力は電磁弁の
ソレノイドの駆動にもかかわらずさほど変化せず、吸入
空気量もさほど変化しない。 従って、第1の発明のように、電磁弁のソレノイドの駆
動制御の前後において、アクチュエータ内圧力の変化が
所定値未満であれば、電磁弁及びアクチュエータを含む
系に異常があると判定することができる。 一方、第2の発明では、圧力流体源自体の圧力が所定範
囲外であれば、他が正常であってもアクチュエータの作
動が期待できないので、電磁弁を駆動するまでもなく異
常と判定する。また、圧力流体源自体の圧力が所定範囲
内でも一定でなければ、吸入空気量が所望の値にならな
いので、圧力に応じて電磁弁の作動制御を補正すること
により、吸入空気量を正しく調整することができる。 〈実 施 例〉 本発明による内燃機関の出力制御装置を前輪駆動形式の
車両のスリップ制御に応用したー実施例の概略構造を表
す第1図に示すように、機関11の燃焼室12には吸気
弁13を介して吸気管14の基端部が連結され、同様に
、排気弁15を介して排気管16の先端部がこの燃焼室
12に連結されている。前記吸気管14の先端部には、
エアクリーナエレメント17を収納したエアクリーナ1
8が取り付けられている。 前記吸気管14の途中には、この吸気管14によって形
成されろ吸気通路19の開度を変化させ、燃焼室12内
に供給されろ吸入空気景を調整するスロットル弁20を
組み込んだスロットルボディ21が介装されている。 第1図及び筒状をなすこのスロットルポディ21の部分
の拡大断面構造を表す第2図に示すように、スロットル
ボディ21にはスロットル弁20を一体に固定したスロ
ットル軸22の両端部が回動自在に支持されている。 吸気通路19外に突出するこのスロットル軸22の一端
部には、アクセルレパー23とスロットルレバー24と
が同軸状をなして嵌合されていろ。 前記スロットル軸22とアクセルレパー23の筒部25
との間には、ブシュ26及びスベーサ27が介装され、
これによってアクセルレバー23はスロットル軸22に
対して回転自在となっている。更に、スロットル軸22
の一端側に取り付けた座金28及びナット29により、
スロットル軸22からアクセルレバー23が抜け外れる
のを未然に防止している。 又、このアクセルレバー23には運転者によって操作さ
れるアクセルペダル30がケープル31を介して接続し
ており、アクセルペダル30の踏み込み量に応じてアク
セルレバー23がスロットル軸22に対して回動するよ
うになっている。 −45、n記スロットルレバー24はスロットル軸22
と一体に固定されており、従ってこのスロッ}・ルレバ
ー24を操作することによリ、スロットル弁20がスロ
ットル軸22と共に回動する。又、このスロットルレバ
ー24の一部には、アクセルレバー23の一部に形成し
た爪部32に係止し得るストツパ33が形成されており
、これら爪部32とストツパ33とは、スロットル弁2
0が開く方向にスロットルレパー23を回動させるか、
或いはスロットル弁20が閉まる方向にアクセルレバー
23を回動させた場合に相互に係止するような位置関係
に設定されている。 前記スロットルボディ21とスロットルレバー24との
間には、スロットルレバー24のストツバ33をアクセ
ルレバー23の爪部32に押し付けてスロットル弁20
を開く方向に付勢するねじりコイルばね34が、スロッ
トル軸22に嵌合された筒状をなす一対のばね受け35
,36を介して、このスロットル軸22と同軸状をなし
て装着されている。 又、スロットルボディ21から突出するストッパピン3
7とアクセルレバー23との間にも、アクセルレパー2
3の爪部32をスロットルレバー24のストツパ33に
押し付けてスロットル弁20を閉じる方向に付勢し、ア
クセルペダル30に対してデイテント感を付与するため
のねじりコイルばね38がカラー39を介してアクセル
レパー23の筒部25にスロットル軸22と同軸状をな
して装着されている。 前記スロットルレバー24の先端部
【こ{よ、基端をア
クチュエータ40のダイヤフラム41に固定した制御棒
42の先端部が連結されている。このアクチュエータ4
0内に形成された圧力室43には、前記ねじリコイノレ
(fね34と共にスロットルレバー24のストツパ33
をアクセルレパー23の爪部32に押し付けてスロット
ル弁20it開く方向に付勢する圧縮コイルばね44が
組み込まれている。そして、これら二つのばね34,4
4のばね力の和よりも、前記ねじりコイルばね38のば
ね力のほうが大きく設定され、これによりアクセルペダ
ル30を踏み込むか、或いは圧力室43内の圧力を前記
二つのばね34,44のばね力の和よりも大きな負圧に
しない限り、スロットル弁20は開かないようになって
いる。 前記スロットルボデイ21の下流側に連結されて吸気通
路19の一部を形成するサージタンク45には、接続配
#It4Gを介してバキュームタンク47が連通してお
り、このバキュームタンク47と接続配管46との間に
は、バキュームタンク47からサージタンク45への空
気の移動のみ許容する逆止め弁48が介装されている。 これにより、バキュームタンク47内の圧力はサージタ
ンク45内の最低圧力とほぼ等しい負圧に設定される。 これらバキュームタンク47内と前記アクチュエータ4
0の圧力室43とは、配管49を介して連通状態となっ
ており、この配官49の途中には非通電時閉塞型の電磁
弁50が設けられている。つまり、この電磁弁50には
配管49を塞ぐようにブランジャ51を弁座52に付勢
するばね53が組み込まれており、本実施例ではバキュ
ームタンク47に連通する配管49の低圧側を電磁弁5
0の弁座52に接続すると共に高圧側をアクチ,エータ
40の圧力室43に接続し、ばね53によるばね力に加
えて電磁l#−50を境とする配管49の両側の圧力差
を利用し、ブランジャ51と弁座52とのシール性を確
保している。 そして、アクチュエータ40内の圧力を検出するため、
電磁弁50とアクチュエータ40との間の配管に圧力セ
ンサ81を接続してあり、圧力流体源であるバキューム
タンク47内の圧力を検出するため、電磁弁50とバキ
ュームタンク47との間の配管に圧力センサ82を接続
してある。 又、電磁弁50とアクチュエータ40との間の配管49
には、スロットル弁20よりも上流側の吸気通路19に
連通する配管54が接続している。そして、この配管5
4の途中に11非通電時開放型の電磁弁55が設けられ
ていろ。つまり、この電磁弁55には配管54を開放す
るようにブランジャ56を付勢するばね57が組み込ま
れており、本ノこ施例ではアクチュエータ40の圧力″
M43側に連通ずる配管54の低圧側をm磁弁55の弁
座58に接続すると共に高圧側を吸気通路19側に譲続
し、配管54を塞ぐ際に(よこの時の電磁力に加えて電
磁弁55を境とする配管54の両側の圧力差を利用し、
プランジャ56と弁座58とのシール性を確保している
。又、配管54を吸気通路19内に連通させ、塵埃を含
む外気に対してエアクリーナエレ、メント17により遮
断したので、配管54や電磁弁55内の目詰まりを起こ
す虞がない。 これら二つの電磁弁50.55には機関11の運転状態
を制御する電子制御ユニット(以下、ECU)59がそ
れぞれ接続し、このECU59からの指令に基づいて電
磁弁50.55に対する通電のオン,オフがデューティ
制御されろようになっている。例えば、電磁弁50,5
5のデューティ率がO%の場合、アクチュエータ40の
圧力室43がスロットル弁20よりも上流側の吸気通路
19内の圧力とほぼ等しい大気圧となり、スロットル弁
20の開度はアクセルペダル30の踏み込み量に一対一
て対応する。逆に、電磁弁50,55のデューティ率が
100%の場合、アクチュエータ40の圧力室43がバ
キュームタンク47内の圧力とほぼ等しい負圧となり、
制御棒42が第1図中、左斜め上方に引き上げられろ結
果、スロットル弁20はアクセルベダル30の踏み込み
量に関係なく閉じられる。 このようにして、電磁弁50,55のデューティ率を′
iA整することにより、アクセルペダル30の踏み込み
量に関係なくスロットル弁20の開度を変化させ、機関
11の出力を調整することができろ。 本実施例では、アクチュエータ40の圧力室43を負圧
にしてアクセルペダル30の踏み込み量に関係なくスロ
ットル弁20が閉じるように制御する電磁弁50を非通
電時閉塞型のものにする一方、アクチュエータ40の圧
力室43を大気圧にしてアクセルベダル30の踏み込み
量とスロットル弁20の開度とが対応するように制御す
る電磁弁55を井通電時開放型のものにしたことにより
、これら電磁弁50.55が断線故障した場合でも、出
力制御を行わない通常の状態で車両を走行させることが
できる。 一方、前記吸気管14の下流喘側には、機関11の燃焼
室12内へ図示しない燃料を吹き込む燃料噴射装置の燃
料噴射ノズル60が設けられ、前記ECtJ59により
デューティ制御される電磁弁61を介して燃料が燃料噴
射ノズル60に供給される。つまり、電磁弁61の開弁
時間を制御することで、燃焼室12に対する燃料の供給
量が調整され、所定の空燃比となって燃焼室12内で点
火プラグ62により点火されるようになっている。 前記ECU59には、スロットルボディ21に取り付け
られてスロットルレバー24の開度を検出ずろスロット
ル開度センサ63と、前記2つの圧力センサ81,82
とが接続し、これらセンサ63,81.82からの出力
信号がそれぞれ送られてくるようになっている。 又、車両のスリノプ状態を検出するトルクコントロール
ユニット(以下、これをTCLと呼称する)64には、
前記スロソトル開度センサ63と共にスロットルボディ
21に取り付けられてアクセルレパー23の開度を検出
するアクセル開度センサ65と、図示しない罰輸の回転
速度を検出する前輪回転センサ66と、図示しない後輪
の回転速度を検出する後輪回転センサ67とが接続し、
これらセンサ65,66,67からの出力信号がそれぞ
れ送られてくるようになっている。 ECU59とTCL64とは、通信ケーブル68を介し
て結ばれており、ECU59からは機関11の運転状態
や出力制御に関与する構成部材のフェイル情報の他に、
機関回転数や吸入空気量等の情報がTCL64に送られ
ろ。逆に、TCL64からはこのTCL64に接続する
各種センサ65,66,67のフエイル情報がECtJ
 5 9に送られる。 車両にはスリップ制御を行うか否かを運転者が選択する
手動スイッチ(図示省略)があり、スリップ制御を選択
しない場合、ECU59は一対の電磁弁50,55をオ
フ、即ちデューティ率をO%(電磁弁50は閉、電磁弁
55は開)とし、運転者によるアクセルベダル30の踏
み込み量に応じて機関11の出力が制御される。 スリップ制御を選択した場合、TCL64は前輪回転セ
ンサ66、後輪回転センサ67の出力から車輪のスリッ
プ状態の有無を判定し、これらの出力に差が発生してス
リップ有りと判定した場合は、この時のスリップ量、車
両加速度などを求めてスリップがなくなるためのトルク
を計算し、これを要求トルク指令として、信号線69に
よりECU 5 9に与える。このECU 5 9には
機関回転数とトルクとをパラメータとしてスロットル開
度を求めるためのマップが記憶されており、ECU59
はこのマップを用いて、現在の機関回転数とTCL64
からの要求トルクとに対応したスロットル開度を算出す
る。そして、ECU59は算出したスロットル開度を目
標値として、スロットル開度センサ63から出力される
実際のスロットル開度との偏差を求め、対の電磁弁50
,55のデューティ率を前記偏差に見合う値に設定して
各電磁弁50,55のプランジャ51.56のソレノイ
ドに電気を流し、アクチュエータ40により実際のスロ
ットル開度が目標値に下がるように制御する。 スリップ制御が選択されていろ場合でも、TCL64が
スリップ無しと判定した場合、TCL64はスリップ制
御非作動の指令を信号線69によりECU 5 9に与
える。この場合、本実施例ではECU 5 9は実際の
アクセル開度と最大スロットル開度規制値とを比較し、
アクセル開度が最大スロットル開度規制値を越えろ場合
は、スロットル開度が最大スロットル開度規制値となる
ように、一対の電磁弁50,55のデューティ率を決定
してプランジャ51,56を駆動する。最大スロットル
開度規制値は機関回転数の関数とし、或る値(例えば2
 0 0 0 rpm位)の回転数以上では全開状態又
はその付近であるが、その値以下では、回転数の低下に
従って数10%まで次第に小さくなくなるように設定し
てある。 このようなスロットル開度の規制を行う理由は、スリッ
プ有りとなった場合の制御の応答性を高めろためである
。即ち、現在の車両では加速性、最大出力を向上させろ
ためスロット7L.ボディ21のボア径(通路IFr[
l)を極めて大きくしているので、機関11が低速回転
数の場合、スロットル開度が数10%以上で吸入空気量
が飽和してしまう。そこで、アクセルペダル30の踏み
込み量に応じてスロットル開度を全開またはその付近と
するよりも、予め定めた最大値に規制しておくことによ
り、要求トルク指令があったときの目標のスロットル開
度と実際のスロットル開度の偏差が小さくなり、素早く
目標スロットル開度に下げろことができる。 上述したスリップ制御の基本的なブロック構成例を第3
図に示す。同図中、スイッチ70はスリップ制御の要否
を選択する手動スイッチであり、ON側の接点に投入さ
れたときスリップ制御が選択される。スイッチ70がO
FF側の接点に投入されたときスリップffilJff
lは行われず、ECU59は一対の電磁弁5 0. 5
 5の各ソレノイドをオフにする動作71を行う。 マップ72は機関回転数とトルクとをパラメータとして
スロットル開度を定めたものであり、ECU59はTC
L64から要求トルク指令73を受けたとき、このマッ
プ72から目標スロットル開度Bを求め、減算器74に
より実際のスロットル開度θ,との偏差八〇=θ, 一
Bを算出する。演算部75は偏差Δθに見合う一対の電
磁弁50,55のデューティ率を求めろものであり、特
性75aはΔθと負圧側電磁弁50のデューティ率との
関係例を表わし、特性75bは△θと大気側電磁弁55
のデューティ率との関係例を示し、△θの正負両近傍に
不感帯75cを設けていろ。 ECU59は演算部75で求めたデューティ率により一
対の電磁弁50.55の各ソレノイドの駆!gl176
.77を行い、アクチュエータ40を作動させる。マッ
プ78は機関回転数と最大スロットル開度規制値WOT
との関係を定めたものでありECU59ばTCL64か
ら非作動指令79を受けたとき、このマップ78から最
大スロットル開度規制値WOTを求め、比較器80によ
りアクセル開度Aと最大スロットル開度規制値WOTと
のうち小さい方を選択して目標スロットル開度とし、実
際のスロットル開度θ,と目標スロットル開度との傷差
△θを求め、アクチュエータ40を作動させる。AくW
OTのときΔθ=θ,一A1WOTくAのとき△θ=θ
,−WOT0次に、第4図を参照して第1の発明による
一対の電磁弁50,55及びアクチュエータ40を含む
系のフェイル処理の例を説明する。 第4図において、初期状態としてスリップ制御系が正常
であるものとし(ステップ10l)、ECU59は実際
のスロットル開度、空気吸入量、機関回転数などの機関
情報を各種センサから読取り(ステップ102),また
TCL64から通信ケーブル68を介して要求トルク、
フェイル情報等の通信情報を読取る(ステップl03)
。そして、スイッチ70によりTCL64がスリップ制
御を選択されているか否かをECU59が判定し(ステ
ップ104)、選択されていない場合は一対の電磁弁5
0,55の各ソレノイドをオフにする(ステップ114
)。 TCL64がスリップ制御を選択されている場合、EC
U59はステップ105においてスリップ制御系にフエ
イルがあるか否かを判定し、フェイルがある場合は、ス
テップ113にて車内の計器板に設けたフエイル表示ラ
ンプ(図示省略)を点灯してステップ114に移り、一
対の電磁弁50,55の各ソレノイドをオフにする。 ステップ105にてフエイルがないと判定した場合、E
CU59は第3図のマップ72により目標スロットル開
度を設定し(ステップ106)、これと実際のスロット
ル開度θ,との傷差△θを算出し(ステップ107)、
偏差△θに対応するソレノイド駆動のデューティ率を第
3図の特性75a,75bから算出して各電磁弁50.
55を駆動する(ステッ  プ 1  0  8 ) 
 。 次に、ECU59はステップ】09にて、圧力センサ8
1から得た電磁弁駆動後のアクヂュエータ40内の圧力
P1。,と電磁弁駆動前のアクチュエータ40内の圧力
P(n−11との差の絶対値 IP   −P  −,
l  を所定値Yと(  (nl       i  
(n比較することにより、アクチュエータ40内の圧力
に変化が生じたか否かを判定する。 各電磁弁50,55のソレノイド自体、またはソレノイ
ドとE C U 5 9間の配線に断線やシ7−トがあ
る場合、あるいは電磁弁50,55自体、アクチュエー
タ40自体またはそれらの配管にシール不良など漏れが
ある場合、いずれの場合も電磁弁50.55とアクチュ
エータ40を含む系のフエイルであり、アクチュエータ
40内の圧力は電磁弁50,55の駆動にもかかわらず
さほど変化せず、Pf.。l−PIt,,−Ill  
<Yとなる。このためスロットル開度も殆ど変化しない
。 従って、1p   −p  −  1<yであると11
f+l       ffn   11きは、ECU5
9は系にフェイルがあるものとし(ステップ1 10)
 、ECU59はフェイル表示ランプを点灯する(ステ
ップ111)。 P..,l−P..,,−1,1  ≧Yであるときは
、ECU59は系が正常であるものとし(ステップ11
2)、制御を続ける。フエイルがあった場合、ECU5
9は電磁弁50.55の各ソレノイドの駆動をオフにす
るが、本実施例ではスロットル開度が僅かながら変化し
ている可能性を考慮して8JI関のトルク急変を防ぐよ
うにソレノイド駆動のデューティ率を除々にゼロに下げ
るようにしてある。 次に、第5図,第6図を参照して第2の発明によるバキ
ュームタンク47内の圧力に関するフェイル処理及び電
磁弁制御の補正処理の例を説明する。 第5図において、初期状態としてスリップ制御系が正常
であるものとし、ECLl59は実際のスロットル開度
、空気吸入量、機関回転数などの機関情報を各種センサ
から読取り(ステップ201)、またTCL64から通
信ケーブル68を介して要求トルク、フエイル情報等の
通信情報を読取る(ステップ202)。 そしてECU59は圧力センサ82から得なバキューム
タンク47内の圧力を所定値Pと比較する(ステップ2
03)。バキュームタンク内圧力がP,より大きければ
、即ち制御に必要な十分な負圧になっていなければ、E
CU59はこれをフエイルと判定し、一対の電磁弁50
,55の各ソレノイドをオフに保ってスリップ制御を行
わないようにする(ステップ205)。このとき、車内
計器板に設けたフェイル表示ランプを点灯する。 一方、ステップ203でバキュームタンク内圧力がフェ
イルでないと判定した場合は、スイッチ70によりTC
L64がスリップ制御を選択されているか否かをECU
59が判定し(ステップ204)、選択されていない場
合は一対の電磁弁50.55の各ソレノイドをオフにす
る(ステップ205)。またTCL64がスリップ制御
を選択されている場合、ECU59は第3図のマップ7
2を用いて目標スロットル開度を設定し(ステップ20
6)、これと実際のスロットル開度θ,との傷差△θを
算出し(ステップ20?)、第3図の特性75a,75
bから偏差Δθに対応する各電磁弁50.55のソレノ
イド駆動のデューティ率を算出する(ステップ208)
。こまでは第3図を参照して説明した動作と同じである
。 しかし、ECU59は大気側の電磁弁55のソレノイド
をステップ208で算出したデューティ率で駆動するが
、負圧側の電磁弁50のソレノイドはステップ208で
算出したデューティ率を基本デューティ率DVAo(B
ASE)とし、これにバッキュームタンク内圧力に応じ
た補正を施したデューティ率DvA0で駆動すろ(テッ
プ209)。具体的には、第6図に示すような関係でバ
キュームタンク内圧力Pにより変化する補正係数K i
p)をマップ等で予め定めておき、圧力センサ82で得
たバキュームタンク内圧力Pに対応する補正係数K (
p)を求め、DVA6= DVAo( BASE ) 
X K iplなる乗算て袖正を行う。 上述した実施例で{ま、アクセルペダル30とアクチュ
エータ40とで同じスロットル弁20の開閉を制御する
ようにしたが、吸気通路19内に2つのスロッ1−ル弁
を当該吸気通路19に沿って配列し、一方のスロットル
弁をアクセルペダル30に直結し、他方のスロットル弁
をアクチュエータ40に直結するような構成としても良
い。 また、アクチ,エータ40を電磁弁50,55により大
気圧と負圧を制御して空気圧作動するようにしたが、正
圧と大気圧または正圧と負圧による空気圧制御の他、油
圧など任意の大小2種の流体圧を用いM磁弁5 0, 
5 5により制御してアクチュエータ40を作動させろ
ような構成としても良い。 更に、上記実施例は車両直進時のスリップ制御に本発明
を適用したものだが、旋回時のスリップ制御、あるいは
自動変速機搭載車などにおける変速段切換時のシアック
低減など各種の出力制御に本発明を適用することができ
ろ。 く発明の効果〉 本発明によれば、アクセルペダルの操作とは関係なく一
対の電磁弁を介して作動ずるアクチュエータにより内燃
機関の出力を簡単且つ確実に制御することができる。し
かも第1の発明では一対の電磁弁とアクチュエータを含
む系のフェイルを簡単且つ確実に検知することができろ
。また第2の発明では圧力流体源自体のフエイルの検知
及び圧力に応じた補正により、出力制御を適切に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示す図、第2図はア
クチュエータ及びアクセルベダjLとスロッ1・ル弁と
の結合機構例を示す図、第3図はスリップ制御のブロッ
ク構成例を示す図、第4図は第1の発明のフエイル検知
例のフローを示す図、第5図は第2の発明のフエイ/L
検知と補正例のフローを示す図、第6図はバキュームタ
ンク内圧力と補正係数の関係例を示す図である。 図面中、11は内燃機関、19{よ吸気通路、20はス
ロットル弁、40はアクチュエータ、47はバキューム
タンク、50と50は電磁弁、59(よ電子制御ユニッ
ト (ECU)・ 64はトルクコントロールユニット
(TCL} 、8 1と82は圧力センサである。 第 図 K(P) バキュームタンク内圧力(mmHg)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)運転者の操作による機関の吸入空気量の調整とは
    独立に吸入空気量を低減させ得るアクチュエータと、前
    記機関の吸入空気量が低減するように前記アクチュエー
    タに対する圧力流体の給排を切り換える第一の電磁弁と
    、前記機関の吸入空気量が前記運転者の操作に対応する
    ように前記アクチュエータに対する前記圧力流体の給排
    を切り換える第二の電磁弁と、これら第一の電磁弁及び
    第二の電磁弁の作動を制御する電子制御ユニットとを具
    えた内燃機関の出力制御装置において、 前記アクチュエータ内の圧力を検出する圧 力センサを具えると共に、前記電子制御ユニットは、前
    記圧力センサからの信号を入力し、電磁弁の制御の前後
    におけるアクチュエータ内圧力の変化が所定値未満の場
    合に異常があると判定する手段を具えたことを特徴とす
    る内燃機関の出力制御装置。
  2. (2)運転者の操作による機関の吸入空気量の調整とは
    独立に吸入空気量を低減させ得るアクチュエータと、前
    記機関の吸入空気量が低減するように前記アクチュエー
    タに対する圧力流体の給排を切り換える第一の電磁弁と
    、前記機関の吸入空気量が前記運転者の操作に対応する
    ように前記アクチュエータに対する前記圧力流体の給排
    を切り換える第二の電磁弁と、これら第一の電磁弁及び
    第二の電磁弁の作動を制御する電子制御ユニットとを具
    えた内燃機関の出力制御装置において、 前記電磁弁に対する圧力流体源の圧力を検 出する圧力センサを具えると共に、前記電子制御ユニッ
    トは、圧力センサからの信号を入力し、圧力流体源の圧
    力が所定範囲外の場合に異常があると判定する手段と、
    圧力流体源の圧力が所定範囲内の場合に電磁弁の作動制
    御を圧力に応じて補正する手段とを具えたことを特徴と
    する内燃機関の出力制御装置。
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