JPH03206343A - 内燃機関の出力制御装置 - Google Patents

内燃機関の出力制御装置

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JPH03206343A
JPH03206343A JP1294948A JP29494889A JPH03206343A JP H03206343 A JPH03206343 A JP H03206343A JP 1294948 A JP1294948 A JP 1294948A JP 29494889 A JP29494889 A JP 29494889A JP H03206343 A JPH03206343 A JP H03206343A
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JP
Japan
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engine
control device
intake air
output
output control
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Application number
JP1294948A
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English (en)
Inventor
Toru Hashimoto
徹 橋本
Akira Takahashi
晃 高橋
Mitsuhiro Miyake
光浩 三宅
Hidenori Ito
秀紀 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、一対の電磁弁を介して作動するアクチュエー
タにより、アクセルペダルの操作とは関係無く吸気通路
を絞って機関の出力を制限し得る内燃機関の出力制御装
置に関し、特に機関の出力の制限中における安全性を考
慮したものである。
く従来の技術〉 一般に、車両の走行中に路面の状況が急激に変化したり
、雪路や凍結路等の滑りやすい路面を車両が走行する場
合、駆動輪が空転しないように運転者がアクセルペダル
の踏み込み量を調整し、機関の出力を微妙に制御するこ
とは、熟練者ならずども非常に難しいものである。同様
に、旋回路に対する車両の走行速度が高すぎる場合、車
輪が横滑りを起こして危険な状態となるが、このような
場合に機関の出力を適正に下げて旋回路に対応した旋回
半径で車両を安全に走行させるためには、特に旋回路の
出口が確認できないような場合、或いは旋回路の曲率半
径が次第に小さくなっているような場合、高度な運転技
術が要求される。
このようなことから、運転者によるアクセルペダルの踏
み込み量とは関係無く、車輪の空転状態を検出して強制
的に機関の出力を低下させる出力制御装置が考えられ、
運転者が必要に応じてこの出力制御装置を利用した走行
と、アクセルペダルの踏み込み量に対応して機関の出力
を制御する通常の走行とを選択できるようにしたものが
発表されている。
機関の出力を低下させる手段としては、点火時期を遅ら
せたり吸入空気量や燃料供給量を少なくしたり、或いは
燃料供給を中止したりすることが一般的であるが、特殊
なものとしては機関の圧縮比を下げるようにしたものも
知られている。
なお、この出力制御装置を用いると、自動変速機におけ
る変速中のショック等を低減させること等も可能である
ところで、本発明者らは一対の電磁弁を用いて作動する
アクチュエータにより、機関に対する吸入空気量を制御
する内燃機関の出力制御装置を既に提案している。この
出力制.御装置は、圧力流体供給用の電磁弁の開度と圧
力流体排出用の電磁弁の開度とを調整することにより、
アクチュエータに対する圧力流体の供給量を変化させ、
これによって、吸気管の吸気通路内を流れる空気の量を
運転者によるアクセルペダルの踏み込み量とは関係無く
制御し、車輪に滑りが発生しないように機関の出力を低
減させている。
〈発明が解決しようとする課題〉 一対の電磁弁とアクチュエータとを用いてアクセルペダ
ルの操作とは関係無く吸気通路を絞り、機関の出力を制
御するようにした内燃機関の出力制御装置を使用した場
合、機関の出力の制限中に電磁弁とこの電磁弁の作動を
制御する制御装置とを接続する配線や或いは電磁弁のソ
レノイド自体に断線又は短絡等が発生すると、機関の出
力制御を正しく行うことができなくなる。かかる不具合
は、電磁弁やアクチュエータ及びこれらを接続する配管
類にシール不良等の漏れがあった場合や、圧力流体の圧
力異常があった場合にも同様に発生する。
このように、何らかの原因で出力制御装置の異常が検出
された場合には、吸気管の吸気通路内を流れる吸入空気
量が運転者によるアクセルペダルの踏み込み量と対応す
るように、一対の電磁弁を介してアクチュエータを作動
させ、取り合えず車両を運転者の意志通りに走行させる
ようにすることが一般的には望ましい。
ところが、機関の出力制限状態を直ちに解除しようとし
ても、電磁弁が作動しない場合にはこの出力制限状態を
解除することが不可能である。又、電磁弁が作動して出
力制限状態を解除することができたとしても、この時の
機関の吸入空気量の変化状態を表す第6図に示すように
、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量と対応する
量まで吸入空気量が急激に増大する結果、機関の出力が
急上昇してショックが発生し、乗り心地の悪化を招く虞
があった。
く課題を解決するための手段〉 第一番目の本発明による内燃機関の出力制御装置は、運
転者の操作による機関の吸入空気量の調整とは独立に吸
入空気量を低減させ得るアクチュエータと、前記機関の
吸入空気量が低減するように前記アクチュエータに対す
る圧力流体の給排を切り換える第一の電磁弁と、前記機
関の吸入空気量が前記運転者の操作に対応するように前
記アクチュエータに対する前記圧力流体の給排を切り換
える第二の電磁弁と、これら第一の電磁弁及び第二の電
磁弁の作動を制御する電子制御ユニットとを具えた内燃
機関の出力制御装置において、この出力制御装置の異常
を検出する異常検出手段が設けられ、前記電子制御ユニ
ットは前記機関の出力の制限中にこの異常検出手段によ
り出力制御装置の異常が検出された場合、前記機関の吸
入空気量が前記運転者の操作に対応するように前記第二
の電磁弁の作動を制御する一方、前記機関の一部の気筒
に対する燃料の供給を停止するか点火時期を遅らせるか
或いは前記機関の一部の気筒に対する燃料の供給を停止
すると共に点火時期を遅らせて前記機関の出力を制限す
るように構成されていることを特徴とするものである。
又、第二番目の本発明による内燃機関の出力制御装置は
、運転者の操作による機関の吸入空気量の調整とは独立
に吸入空気量を低減させ得るアクチュエータと、前記機
関の吸入空気量が低減するように前記アクチュエータに
対する圧力流体の給排を切り換える第一の電磁弁と、前
記機関の吸入空気量が前記運転者の操作に対応するよう
に前記アクチュエータに対する前記圧力流体の給排を切
り換える第二の電磁弁と、これら第一の電磁弁及び第二
の電磁弁の作動を制御する電子制御ユニットとを具えた
自動変速機付内燃機関の出力制御装置において、この出
力制御装置の異常を検出する異常検出手段が設けられ、
前記電子制御ユニットは前記機関の出力の制限中にこの
異常検出手段により出力制御装置の異常が検出された場
合、前記機関の吸入空気量が前記運転者の操作に対応す
るように前記第二の電磁弁の作動を制御する一方、自動
変速機の変速段を高速段側に設定するように構成されて
いることを特徴とするものである。
更に、第三番目の本発明による内燃機関の出力制御装置
は、運転者の操作による機関の吸入空気量の調整とは独
立に吸入空気量を低減させ得るアクチュエータと、前記
機関の吸入空気量が低減するように前記アクチュエータ
に対する圧力流体の給排を切り換える第一の電磁弁と、
前記機関の吸入空気量が前記運転者の操作に対応するよ
うに前記アクチュエータに対する前記圧力流体の給排を
切り換える第二の電磁弁と、これら第一の電磁弁及び第
二の電磁弁の作動を制御する電子制御ユニットとを具え
た可変吸気装置付内燃機関の出力制御装置において、こ
の出力制御装置の異常を検出する異常検出手段が設けら
れ、前記電子制御ユニットは前記機関の出力の制限中に
この異常検出手段により出力制御装置の異常が検出され
た場合、前記機関の吸入空気量が前記運転者の操作に対
応するように前記第二の電磁弁の作動を制御する一方、
可変吸気装置による吸気の体積効率を低効率側に設定す
るように構成されていることを特徴とするものである。
く作用〉 第二の電磁弁により圧力流体がアクチュエータに供給さ
れない状態では、機関の吸入空気量が運転者の操作に対
応して調整されることとなり、車両は出力制御を行って
いない通常の走行状態となる。
逆に、第一の電磁弁により圧力流体がアクチュエー夕に
供給される状態では、機関の吸入空気量が運転者の操作
とは関係無く減少し、機関の出力が強制的に抑えられる
一方、この機関の出力制御中に何らかの原因で出力制御
装置の異常が異常検出手段により検出された場合、第一
の発明では電子制御ユニットによって機関の吸入空気量
が運転者の操作に対応する量まで増大するように第二の
電磁弁の作動が制御され、更に機関の一部の気箭に対す
る燃料の供給を停止するか点火時期を遅らせるか或いは
前記機関の一部の気箭に対する燃料の供給を停止すると
共に点火時期を遅らせることにより、機関の出力が制限
される。
又、機関の出力制御中に何らかの原因で出力制御装置の
異常が異常検出手段により検出された場合、第二の発明
では、電子制御ユニットによって機関の吸入空気量が運
転者の操作に対応する量まで増大するように第二の電磁
弁の作動が制御され、更に自動変速機の変速段を高速側
に設定することにより、駆動輪の駆動力を低下させる。
更に、第三の発明では機関の出力制御中に何らかの原因
で出力制御装置の異常が異常検出手段により検出された
場合、電子制御ユニットによって機関の吸入空気量が運
転者の操作に対応する量まで増大するように第二の電磁
弁の作動が制御され、更に可変吸気装置による吸気の体
積効率を低効率側に設定することにより、機関の出力が
制限される。
く実施例〉 本発明による内燃機関の出力制御装置を油圧式自動変速
機と可変吸気装置とを有する前輪駆動形式の車両のスリ
ップ制御に応用したー実施例の概略構造を表す第1図に
示すように、機関11の出力軸12には油圧式自動変速
機13の入力軸l4が接続している。この油圧式自動変
速機13は、運転者による図示しないセレクトレバーの
選択位置と車両の運転状態とに応じて機関11の運転状
態を制御する電子制御ユニット15(以下、これをEC
Uと呼称する)からの指令に基づき、油圧制御装置16
を介して所定の変速段を自動的に選択するようになって
いる。この油圧式自動変速機13の具体的な構成や作用
等については、例えば特開昭58−54270号公報や
特開昭61−31749号公報等で既に周知の通りであ
り、油圧制御装置16内には油圧式自動変速機13の一
部をを構或する複数の摩擦係合要素の保合操作と開放操
作とを行うための図示しない電磁弁が組み込まれ、これ
ら電磁弁の作動をECU16により選択的にデューティ
制御することによって、所定の変速段を滑らかに達成す
るものである。
なお、本発明では車両のスリップ制御とこの油圧式自動
変速機I3の変速段の選択動作とを関連付けて制御する
ことが可能である。
又、上述した油圧式自動変速機l3の代わりに他の既知
の自動変速機を採用することも当然可能である。
前記機関11の燃焼室17には吸気弁18を介して吸気
管l9の基端部が連結され、同様に、排気管20の先端
部が排気弁21を介してこの燃焼室l7に連結されてい
る。前記吸気管I9の先端部には、エアクリーナエレメ
ント22を収納したエアクリーナ23が取り付けられ、
更に、この吸気管19の基端側には機関11の回転数に
応して吸気管19の通路断面積を切り換えるための可変
吸気装置24が介装されている。
この可変吸気装置24は、通路断面積の大きな主吸気通
路25と、この主吸気通路25を開閉し得る主開閉弁2
6と、この主開閉弁26を開閉させるステッピングモー
夕等の弁駆動用アクチュエータ27と、主吸気通路25
と並列に設けられた通路断面積の小さな副吸気通路28
とを有する。そして、弁駆動用アクチュエータ27には
前記ECU15が接続し、このECU 1 5からの指
令に基づいて弁駆動用アクチュエータ27に対する通電
のオン,才フが制御されるようになっている。
例えば、機関11の回転数を検出する図示しない機関回
転数センサ(クランク角センサ)からの検出信号に基づ
き、機関1lの運転状態が予め設定された設定回転数を
境としてこれよりも低回転領域にあるとECUI5が判
断すると、ECU 1 5は主開閉弁26の開度が小さ
くなるように弁駆動用アクチュエータ27を作動して通
路断面積を狭め、吸気が主として副吸気通路28を通る
ようにして吸気の流速を上げ、燃焼室工7に流入する吸
気の体積効率を高める。一方、前記機関回転数センサか
らの検出信号に基づき、機関11が前記設定回転数を境
としてこれよりも高回転領域にあるとECU15が判断
すると、ECU15は主開閉弁26の開度が大きくなる
ように弁駆動用アクチュエータ27を作動して通路断面
積を増大させ、吸気が主吸気通路25をも通るようにし
て吸気の流量を上げ、燃焼室17に流入する吸気の体積
効率を高める。
そして、後述するように、本実施例では車両のスリップ
制御とこの可変吸気装置24による二つの吸気通路25
.28の変更操作とを関連付けて制御している。
なお、本実施例では通路断面積の異なる二本の吸気通路
25.28を有する可変吸気装置24について説明した
が、通路長の異なる複数本の吸気通路を有する可変吸気
装置等の他の周知の可変吸気装置を採用することも当秩
石丁船−r−飄 ス 前記可変吸気装置24よりも上流側の吸気管19の途中
には、この吸気管19によって形成される吸気通路29
の開度を変化させ、燃焼室17内に供給される吸入空気
量を調整するスロットル弁30を組み込んだスロットル
ボディ3lが介装されている。第1図及び鰐状をなすこ
のスロットルボディ31の部分の拡大断面構造を表す第
2図に示すように、スロットルボディ31にはスロット
ル弁30を一体に固定したスロットル軸32の両端部が
回動自在に支持されている。吸気通路29外に突出する
このスロットル軸32の一端部には、アクセルレバー3
3とスロットルレバー34とが同軸状をなして嵌合され
ている。
前記スロットル軸32とアクセルレバー33の筒部35
との間には、ブシュ36及びスベーサ37が介装され、
これによってアクセルレバー33はスロットル軸32に
対して回転自在となっている。更に、スロットル軸32
の一PA /[111 t= TII7 ハ# +十?
− 11m全 2 只 B rF+ ..,  k  
fl  Qにより、スロットル軸32からアクセルレバ
ー33が抜け外れるのを未然に防止している。
又、このアクセルレバー33には運転者によって操作さ
れるアクセルベダル40がケーブル41を介して接続し
ており、アクセルベダル40の踏み込み量に応じてアク
セルレバー33がスロットル軸32に対して一動するよ
うになっている。
一方、前記スロットルレバー34はスロットル軸32と
一体に固定されており、従ってこのスロットルレバー3
4を操作することにより、スロットル弁30がスロット
ル軸32と共に回動する。又、このスロットルレバー3
4の一部には、アクセルレバー33の一部に形成した爪
部42に係止し得るストッパ43が形成されており、こ
れら爪部42とストッパ43とは、スロットル弁30が
開く方向にスロットルレバー33を回動させるか、或い
はスロットル弁30が閉まる方向にアクセルレバー33
を回動させた場合に相互に係止するような位置関係に設
定されている。
前記スロットルボディ31とスロットルレバー34との
間には、スロットルレバー34のストッパ43をアクセ
ルレバー33の爪部42に押し付けてスロットル弁30
を開く方向に付勢するねじりコイルばね44が、スロッ
トル軸32に嵌合された筒状をなす一対のばね受け45
を介し、このスロットル軸32と同軸状をなして装着さ
れている。又、スロットルボディ3lから突出するスト
ッパピン46とアクセルレバー33との間にも、アクセ
ルレバー33の爪部42をスロットルレバー34のスト
ッパ43に押し付けてスロットル弁30を閉じる方向に
付勢し、アクセルベダル40に対してディテント感を付
与するためのねじりコイルばね47がカラー48を介し
てアクセルレバー33の筒部35にスロットル軸32と
同軸状をなして装着されている。
前記スロットルレバー34の先端部には、基端をアクチ
ュエータ49のダイヤフラム50に固定した制御棒5l
の先端部が連結されている。このアクチュエータ49内
に形成された圧力室52には、前記ねじりコイルばね4
4と共にスロットルレバー34のストッパ43をアクセ
ルレバー33の爪部42に押し付けてスロットル弁30
を開く方向に付勢する圧縮コイルばね53が組み込まれ
ている。そして、これら二つのばね44,53のばね力
の和よりも、前記ねじりコイルばね47のばね力のほう
が大きく設定され、これによりアクセルペダル40を踏
み込むか、或いは圧力室52内の圧力を前記二つのばね
44.53のばね力の和よりも大きな負圧にしない限り
、スロットル弁30は開かないようになっている。
前記スロットルボディ31の下流側に連結されて吸気通
路29の一部を形成するサージタンク54には、接続配
管55を介してバキュームタンク56が連通しており、
このバキュームタンク56と接続配管55との間には、
バキュームタンク56からサージタンク54への空気の
移動のみ許容する逆止め弁57が介装されている。これ
により、バキュームタンク56内の圧力はサージタンク
54内の最低圧力とほぼ等しい負圧に設定される。
これらバキュームタンク56内と前記アクチュエータ4
9の圧力室52とは、配管58を介して連通状態となっ
ており、この配管58の途中には非通電時閉塞型の電磁
弁59が設けられている。つまり、この電磁弁59には
配管58を塞ぐようにプランジャ60を弁座6lに付勢
するばね62が組み込まれており、本発明ではバキュー
ムタンク56に連通する配管58の低圧側を電磁弁59
の弁座61に接続すると共に高圧側をアクチュエータ4
9の圧力室52に接続し、ばね62によるばね力に加え
て電磁弁59を境とする配管58の両側の圧力差を利用
し、プランジャ60と弁座61とのシール性を確保して
いる。
又、電磁弁59とアクチュエータ49との間の配管58
には、スロットル弁30よりも上流側の吸気通路29に
連通ずる配管63が接続している。そして、この配管6
3の途中には非通電時開放型の電磁弁64が設けられて
いる。つまり、この電磁弁64には配管63を開放する
ようにプランジャ65を付勢するばね66が組み込まれ
ており、本実施例ではアクチュエータ49の圧力室52
側に連通ずる配管63の低圧側を電磁弁64の弁座67
に接続すると共に高圧側を吸気通路29側に接続し、配
管63を塞ぐ際にはこの時の電磁力に加えて電磁弁64
を境とする配管63の両側の圧力差を利用し、プランジ
ャ65と弁座67とのシール性を確保している。又、配
管63を吸気通路29内に連通させ、塵埃を含む外気に
対しエアクリーナエレメント22により遮断したので、
配管63や電磁弁64内の目詰まりを起こす虞がない。
なお、本実施例ではアクチュエータ49を作動させる圧
力流体として吸気負圧を利用したが、機関11に連動す
る図示しない油ポンプからの圧油等を用いてアクチュエ
ータ49を作動させることも当然可能である。
前記アクチュエータ49と電磁弁59との間の配管58
の途中には、アクチュエータ49内の圧力を検出するた
めの圧カセンサ68が介装されており、同様に、バキュ
ームタンク56と電磁弁59との間の配管58の途中に
は、バキュームタンク47内の圧力を検出するための圧
カセンサ69が設けられている。
そして、これら圧カセンサ68,69は前記ECU 1
 5に接続し、アクチュエータ49内の圧力及びバキュ
ームタンク56内の圧力にそれぞれ対応する検出信号が
ECU15+こ出力されるようになっている。この場合
、前記圧カセンサ68を配管58と電磁弁64との間の
配管63の途中に設けても何ら問題はない。
前記二つの電磁弁59.64には、前記ECTIJ15
がそれぞれ接続し、このECU15からの指令に基づい
て電磁弁59.64に対する通電のオン,オフがデュー
テイ制御されるようになっている。例えば、電磁弁59
,64のデューティ率が096の場合、アクチュエータ
49の圧力室52がスロットル弁30よりも上流側の吸
気通路29内の圧力とほぼ等しい大気圧となり、スロッ
トル弁30の開度はアクセルベダル40の踏み込み量に
一対一で対応する。逆に、電磁弁59.64のデューテ
ィ率が10096の場合、アクチュエータ49の圧力室
52がバキュームタンク56内の圧力とほぼ等しい負圧
となり、制御棒51が第1図中、左斜め上方に引き上げ
られる結果、スロットル弁30はアクセルベダル40の
踏み込み量に関係なく閉じられる。
このようにして、電磁弁59.64のデューティ率を調
整することにより、アクセルベダル40の踏み込み量に
関係なくスロ・,トル弁30の開度を変化させ、機関1
1の出力を調本実施例では、アクチュエータ49の圧力
室52を負圧にしてアクセルペダル40の踏み込み量に
関係無くスロットル弁30が閉じるように制御する電磁
弁59を非通電時閉塞型のものにする一方、アクチュエ
ータ49の圧力室53を大気圧にしてアクセルペダル4
0の踏み込み量とスロットル弁30の開度とが対応する
ように制御する電磁弁64を非通電時開放型のものにし
たことにより、これら電磁弁59.64が断線故障した
場合でも、出力制御を行わない通常の状態で車両を走行
させることができる。
又、本実施例ではスロットル弁30の開度をアクセルペ
ダル40とアクチュエータ49とで同時に制御するよう
にしたが、吸気通路29内に二つのスロットル弁を直列
に配列し、一方のスロットル弁をアクセルペダル40に
のみ接続すると共に他方のスロットル弁をアクチュエー
タ49にのみ接続し、これら二つハ −t  −   
  L  +l  −h+  亡一 !  h  2冫
h<市 プ丁 I一 生■負引1ト ス ーとも可能で
ある。
一方、前記吸気管l9の下流端側には、機関l1の燃焼
室l7内へ図示しない燃料を吹き込む燃料噴射装置の燃
料噴射ノズル70が機関11の各気筒(本実施例では、
四気筒の内燃機関を想定している)に対応してそれぞれ
設けられ、ECU 1 5によりデューティ制御される
電磁弁7lを介して燃料が燃料噴射ノズル70に供給さ
れる。つまり、電磁弁7lの開弁時間を制御することで
、燃焼室17に対する燃料の供給量が調整され、所定の
空燃比となって燃焼室17内で点火プラグ72により点
火されるようになっている。
前記ECU15には、運転者により選択された図示しな
いセレクトレバーの位置を検出するための図示しないイ
ンヒビタスイッチと、スロットルポディ3lに取り付け
られてスロットルレバー34の開度を検出するスロット
ル開度センサ73とが接続し、これらインヒビタスイッ
チ及びスロットル開度センサ73からの出力信号がそれ
ぞれ送られてくるようになっている。又、車両のスリッ
プ状態を検出するトルクコントロールユニット(以下、
これをTCLと呼称する)74には、前記スロットル開
度センサ73と共にスロットルボデイ31に取り付けら
れてアクセルレバー33の開度を検出するアクセル開度
センサ75と、機関11に接続された図示しない前輪の
回転速度を検出する前輪回転センサ76と、図示しない
後輪の回転速度を検出する後輪回転センサ77とが接続
し、これらセンサ75〜77からの出力信号がそれぞれ
送られてくるようになっている。
ECU15とTCL74とは、通信ケーブル78を介し
て結ばれており、ECU15からは機関11の運転状態
や出力制御に関与する構成部材のフェイル情報の他に、
機関回転数や吸入空気量等の情報がTCL74に送られ
る。逆に、TCL74からはこのTCL74に接続する
各種センサ75〜77のフエイル情報がECU15に送
られる。これらフエイル情報に基づいて出力制御装置が
フェイルと判断された場合には、車両の図示しない計器
盤に組付けられたフェイル表示ランブ80がECU15
からの指令に基づいて点灯するようになっている。
本実施例における出力制御装置の異常を判定する具体的
手段としては、圧カセンサ68から得たバキュームタン
ク56内の圧力を予め設定した基準値と比較し、このバ
キュームタンク56内の圧力が基準値よりも高い場合に
は、アクチュエータ49の制御棒51を作動させるため
に必要な負圧となっていないので、ECUl5はフエイ
ルと判断する。又、電磁弁59.64を作動させる前と
後において、圧カセンサ69から得られるアクチュエー
タ49の圧力室52内の圧力の変化量や、或いはスロッ
トル開度センサ73から得られるスロットル弁30の変
化量が予め設定した箒準値士hf,zl\よか思全一 
シール漏れや配管類の破損、或いはアクチュエータ49
や電磁弁49.64の故障等が原因と考えられるので、
ECU 1 5はフェイルと判断する。この他、電磁弁
59.64のソレノイドコイル8l,82に対する電気
配線系の断線や短絡等を検出することによっても出力制
御装置の異常を判定することが可能である。
このような電気配線系の断線や短絡等を検出するための
電気回路の一例を表す第3図に示すように、図中、一点
鎖線で囲んだフエイルセーフ回路はトランジスタ83.
84と、断線検出抵抗85.86と、断線判定部87と
、前記フェイル表示ランブ80を駆動するトランジスタ
88等を有している。
蓄電池89から給電される電磁弁59のソレノイドコイ
ル81は、トランジスタ83及び断線検出抵抗85を介
して接地されており、ECU15から駆動指令DIが出
力されてトランジスタ83が導通状態になると、ソレノ
イドコイル81に電流が流れるようになっている。同様
に、蓄電池89から給電される電磁弁64のソレノイド
コイル82は、トラジジスタ84及び断線検出抵抗86
を介して接地されており、ECU15から駆動指令D2
が出力されてトランジスタ84が導通状態になると、ソ
レノイドコイル82に電流が流れる。この時、断線検出
抵抗85.86の端子電圧は通電時に例えば1ボルトと
なり、非通電時には0ボルトとなる。この端子電圧はそ
れぞれ比較器90.91の反転入力端子に入力される。
これら比較器90.91の非反転入力端子には、分圧抵
抗92a,92bにより例えば0.5ボルトの基準電圧
が入力されている。
従って、比較器90.91の出力信号は断線検出抵抗8
5.86の端子電圧が0ボルトの時にハイレベルとなる
。そして、比較器90.91の出力信号は才アゲート9
3に入力され、このオアゲート93の出力信号がECU
 1 5に人力される。
ソレノイドコイル81.82に対する電気配線系に断線
や短絡などの異常がない場合、ECU15から前記駆動
指令DI,D2が出力されると、断線検出抵抗85.8
6の端子電圧が例えば1ボルトとなるため、オアゲート
93の出力信号はローレベルとなる。逆に、駆動指令D
I,D2が出力されていないと、断線検出抵抗85.8
6の端子電圧が例えば0ボルトとなり、オアゲート93
の出力信号はハイレベルとなる。
一方、ソレノイドコイル81.82とトランジスタ83
.84との間の電気配線系に断線や短絡などの異常が発
生した場合、ECU15から駆動指令DI,D2が出力
されると、断線検出抵抗85.86の端子電圧の少なく
とも一方が例えば0ボルトとなり、才アゲート93の出
力信号は共にハイレベルとなる。
逆にECU15から駆動指令DI.D2が出力されてい
ないと、断線検出抵抗85.86の端子電圧が例えば0
ボルトとなり、才アゲート93の出力信号はハイレベル
となる。
つまり、駆動指令DI,D2が出力されているのにもか
かわらず才アゲート93の出力信号がハイレベルとなっ
ている場合、ソレノイドコイル81.82に対する電気
配線系に断線や短絡等の異常が発生しているものと判定
することができる。
この第3図に示した電気回路において、更にトランジス
タ83.84の短絡をも検出できるようにした電気回路
の一例を第4図に示し、第3図のものと同一機能の部材
にはこれと同一の符号を記し、その説明を省略する。
図中、一点鎖線で囲んだフェイルセーフ回路はトランジ
スタ83.84と、断線検出抵抗85,86,94.9
5と、断線判定部87と、前記フェイル表示ランプ80
を駆動するトランジスタ88等を有している。
第3図のものに対して新たに追加された断線検出抵抗9
4.95の抵抗値は例えばキロ才一ム単位に設定され、
先の断線検出抵抗85.86の抵抗値はメガオーム単位
に設定されている。そして、これらトランジスタ83の
コレクタ96の電位及びトランジスタ84のコレクタ9
7の電位は、比較器90の非反転入力端子に入力される
従って、比較器90の信号が駆動信号D1を出力してい
るのにもかかわらずハイレベルである時、ECU15は
ソレノイドコイル81の電気配線系に断線や短絡などが
発生したものと判定する。又、比較器90の信号が駆動
信号DIを出力していないのにもかかわらずローレベル
である時、ECU15はトランジスタ83が短絡してい
るものと判定する。
一方、比較器9lの信号が駆動信号D2を出力している
のにもかかわらずハイレベルである時、ECU15はソ
レノイドコイル82の電気配線系に断線や短絡などが発
生したものと判定する。又、比較器9lの信号が駆動信
号D2を出力していないのにもかかわらずローレベルで
ある時、ECU15はトランジスタ84が短絡している
ものと判定する。
このように、出力制御装置の異常を検出する具体的な手
段としては、上述した手段の他にも種々な手段があり、
必要に応じて取捨選択すると良い。
一方、車両にはスリップ制御を行うか否かを運転者が選
択する図示しない手動スイッチが設けられており、スリ
ップ制御を選択しない場合、ECU15は一対の電磁弁
59.64をオフ、即ちデューティ率を096とし、運
転者によるアクセルペダル40の踏み込み量に応じて機
関I1の出力が制御される。
一方、スリップ制御を選択した場合、TCL74は前輪
回転センサ76及び後輪回転センサ77の出力から車輪
のスリップ状態の有無を判定し、これらの出力に差が発
生してスリップ有りと判定した場合には、この時のスリ
ップ量や車両の加速度等を求めてスリップが無くなるた
めのトルクを計算し、これを要求トルク指令として、信
号線79を介しECU15に与える。このECU15に
は、機関回転数とトルクとをパラメータとしてスロット
ル開度を求めるためのマップが記憶されており、ECU
15はこのマップを用いて現在の機関回転数とTCL7
4からの要求トルクとに対応したスロットル開度を算出
する。そして、ECU15は算出したこのスロットル開
度を目標値として、スロットル開度センサ73から出力
される実際のスロットル開度との偏差を求め、一対の電
磁弁59.64のデューティ率を前記偏差に見合う値に
設定して各電磁弁59.64のソレノイドコイル81.
82に電流を流し、アクチュエータ49の作動により実
際のスロットル開度が目標値に下がるように制御する。
スリップ制御が選択されている場合ても、TCL74が
スリップ無しと判定した場合、TCL74はスリップ制
御非作動の指令を信号線79を介してECU15に与え
る。この場合、本実施例では一対の電磁弁59.64の
デューティ率を無条件に0%にはせず、ECU 1 5
は実際のアクセル開度と予め設定した最大スロットル開
度規制値とを比較し、アクセル開度がこの最大スロット
ル開度規制値を越える場合は、スロットル開度が最大ス
ロットル開度規制値となるように、一対の電磁弁59.
64のデューティ率を決定してプランジャ60.65を
駆動する。この最大スロットル開度規制値は機関回転数
の関数とし、機関回転数がある値(例えば、2000r
pm)以上では全開状態、或いはその近傍に設定してい
るが、これ以下の低回転の領域では、機関回転数の低下
に伴って数十%の開度にまで次第に小さくなるように設
定してある。
このようなスロットル開度の規制を行う理由は、TCL
74がスリップ有りを判定した場合のスリップ制御の応
答性を高めるためである。即ち、現在の車両の設計方針
は、車両の加速性や最大出力を向上させるため、スロッ
トルボディ31のボア径(通路断面積)を極めて大きく
する傾向にあり、機関11が低回転領域にある場合には
、スロットル開度が数十%程度で吸入空気量が飽和して
しまう。そこで、アクセルペダル40の踏み込み量に応
じてスロットル開度を全開或いはその近傍に設定するよ
りも、予め定めた位置に規制しておくことにより、要求
トルク指令があった時の目標のスロットル開度と実際の
スロットル開度との偏差が少なくなり、すばやく目標ス
ロットル開度に下げることができるからである。
ところで、スリップ制御が選択されている場合でTCL
74がスリップ有りを判定し、実際にアクチュエータ4
9が作動してスロットル開度を目標値に下げている時、
何らかの原因でECU 1 5又はTCL74がこの出
力制御装置の異常を判定した場合には、ECUl5が電
磁弁59.64のデューティ率を0%とし、電磁弁59
を閉じると共に電磁弁6を開き、アクチュエータ40内
を大気圧とほ4 ぼ等しい吸気通路29内の圧力に戻し、機関11の吸入
空気量が運転者の操作に対応して調整されるようにする
。これと同時に、ECUI5はトランジスタ88を駆動
して蓄電池89からの電流をフェイル表示ランプ80に
流し、このフェイル表示ランブ80を点灯させることに
より、出力制御装置に異常が発生していることを運転者
に知らせる。
この時の動作のフローチャートを表す第5図に示すよう
に、まずフラグをスリップ制御が中止状態ではないこと
を表すF=0に設定し、ECUl5はS1にて実際のス
ロットル開度や機関回転数等の機関l1の運転情報を読
み取ると共に32にて信号ケーブル78を介してTCL
74から機関11の要求トルクやアクセル開度等の通信
情報を読み取る。そして、S3にてフラグがF=0に設
定されているかどうかを判定し、F=0が設定されてい
る場合には、S4及びS5にて出力制御装置の異常を判
定する。
前述したような手段により、s4及びs5にてTCL7
4又はECU15がこの出力制御装置に異常のあること
を判定した場合、S6にて電磁弁59.64に対するデ
ューティ率をそれぞれO%に設定し、アクチュエータ4
9の圧力室52を大気開放することにより、機関11の
出力制御を中止する。そして、S7にて機関11の金気
筒(本実施例では六気筒を想定している)の内、予め設
定された四つの気筒に対する燃料の供給を予め設定した
一定時間停止していたかどうか判定し、そうでない場合
にはS8にて予め設定された四つの気筒に対する燃料の
供給を停止する。更に、S9にて燃料を供給している残
り二つの気筒の点火時期を圧縮上死点まで遅らせる。次
に、SIOにて機関11が低回転領域にあるかどうか判
定し、機関11が低回転領域にある場合には、Sllに
て主開閉弁26を全開状態にし、吸気の体積効率を低下
させる。逆に810にて機関11が低回転領域に無いこ
とを判定すると、S12にて主開閉弁26を全閉状態に
し、吸気の体積効率を低下させる。
以上、機関11を構成する気筒の一部に対する燃料供給
の停止及び点火時期の遅角操作及び吸気の体積効率の低
下により、出力制御の中止に伴う機関11の急激な出力
上昇を抑え、スリップ制御中の安全性の確保並びに乗り
心地の悪化を未然に防止している。
S7にて機関1lの金気筒の内、予め設定された四つの
気筒に対する燃料の供給を予め設定した一定時間停止し
ていたことを判定した場合には、S13にて機関11の
全気筒の内、予め設定された三つの気簡に対する燃料の
供給を予め設定した一定時間停止していたかどうか判定
し、そうでない場合にはS14にて予め設定された三つ
の気箭に対する燃料の供給を停止する。更に、Sl5に
て燃料を供給している残り三つの気倚の点火時期を圧縮
上死点前5度に進角させた後、SIOに移行する。
S13にて機関11の金気筒の内、予め設定された三つ
の気筒に対する燃料の供給を予め設定した一定時間停止
していたことを判定した場合には、S16にて機関1l
の金気筒の内、予め設定された二つの気筒に対する燃料
の供給を予め設定した一定時間停止していたかどうか判
定し、そうでない場合にはS17にて予め設定された二
つの気奇に対する燃料の供給を停止する。更に、318
にて燃料を供給している残り二つの気筒の点火時期を圧
縮上死点前10度に進角させた後、S10に移行する。
Sl6にて機関1lの金気筒の内、予め設定された二つ
の気筒に対する燃料の供給を予め設定した一定時間停止
していたことを判定した場合には、S19にて機関11
の金気簡の内、予め設定された一つの気鱒に対する燃料
の供給を予め設定した一定時間停止していたかどうか判
定し、そうでない場合にはS20にて予め設定された一
つの気筒に対する燃料の供給を停止する。更に、S21
にて燃料を供給している残り一つの気筒の点火時期を正
常な点火時期にまで進角させた後、SIOに移行する。
このように、一定時間毎に燃料供給を停止する気簡の数
を減らして行くと共に点火時期を漸次進めることによっ
て、機関11の出力が運転者の操作に対応した量までゆ
っくりと増大して行く結果、機関11の出力が急激に変
化して安全性が低下したりショックを発生するような不
具合は起こらない。
Sl9にて機関l1の金気簡の内、予め設定された一つ
の気筒に対する燃料の供給を予め設定した一定時間停止
していたことを判定した場合には、フラグをスリップ制
御の中止を表すF=1に設定し、S22にてスリップ制
御を含まない通常の運転制御に移行する。
一方、S4,S5にてTCL74又はECU15がこの
出力制御装置に異常の無いことを判定した場合には、S
23にてスリップ制御をそのまま継続すると共に322
にて通常の運転制御を続行する。又、S3にてF=0が
設定されていない場合には、スリップ制御を行うこと無
くそのままS22にて通常の運転制御に移行する。
なお、本実施例ではSIO〜S12にて可変吸気装置2
4による吸気の体積効率を低効率側に設定し、機関11
の出力を低下させるようにしたが、油圧式自動変速器1
3の変速段が低速段側に選択されている場合、この31
0〜S12のステップに代えて油圧式自動変速器l3の
変速段を高速段側に変速し、前輪の駆動力を低下させる
ようにしても同様な効果を得ることができる。又、本実
施例では燃料の供給停止と点火時期の遅角と吸気の体積
効率低下とシフトアップ操作とを組み合わせ、フェイル
時における安全性の確保と乗り心地の確保とを企図した
が、機関1lの出力制御状態によって適宜これらの操作
の内の一つだけ或いは二つ以上を組み合わせて制御する
こども当然可能である。
このように、本実施例では車両のスリップ制御について
説明したが、旋回時の横滑り制御や自動変速機における
変速ショックの低減等のように、機関の出力制御を必要
とするようなもの全てに本発明を応用できることは言う
までもない。
く発明の効果〉 本発明の内燃機関の出力制御装置によると、機関の出力
の制限中に出力制御装置の異常が検出された場合、この
機関の吸入空気量が運転者の操作に対応する量まで増大
するように第二の電磁弁の作動を電子制御ユニットによ
って制御する一方、燃料の供給停止及び点火時期の遅角
及び吸気の体積効率低下及びシフトアップ操作の内の少
なくとも一つを行うようにしたので、機関の出力制限状
態が急激に解除されず、運転者によるアクセルペダルの
踏み込み量と対応する量まで吸入空気量がゆっくりと増
大する結果、機関の出力が急上昇し4. てショックが発生したり安全性が損なわれたりするよう
な虞が無く、乗り心地を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第l図は本発明を可変吸気装置と油圧式自動変速機とを
具えた前輪駆動車のスリップ制御に応用したー実施例の
概念図、第2図はそのスロットル弁の駆動機構を表す断
面図、第3図及び第4図はそれぞれ電気系の異常を検出
するための一例を表す電気回路図、第5図は本実施例の
フローチャート、第6図はスリップ制御中にこれを中断
した場合の出力トルクの変化を模式的に表すグラフであ
る。 又、図中の符号で11は機関、13は油圧式自動変速機
、l5はECU,16は油圧制御装置、24は可変吸気
装置、25は主空気通路、26は主開閉弁、27は弁駆
動用アクチュエータ、28は副吸気通路、29は吸気通
路、30はスロットル弁、31はスロットルボデイ、3
はスロットル軸、33はアクセルレバー 342 はスロットルレバー 40はアクセルペダル、41はケ
ーブル、49はアクチュエータ、51は制御棒、52は
圧力室、56はバキュームタンク、59は電磁弁、64
は電磁弁、68.69は圧カセンサ、70は燃料噴射ノ
ズル、71は電磁弁、72は点火プラグ、73はスロッ
トル開度センサ、、74はTCL,75はアクセル開度
センサ、76は前輪回転センサ、77は後輪回転センサ
、80はフェイル表示ランプ、81.82はソレノイド
コイル、85,86.94.95は断線検出抵抗、87
は断線判定部、89は蓄電池である。 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)運転者の操作による機関の吸入空気量の調整とは
    独立に吸入空気量を低減させ得るアクチュエータと、前
    記機関の吸入空気量が低減するように前記アクチュエー
    タに対する圧力流体の給排を切り換える第一の電磁弁と
    、前記機関の吸入空気量が前記運転者の操作に対応する
    ように前記アクチュエータに対する前記圧力流体の給排
    を切り換える第二の電磁弁と、これら第一の電磁弁及び
    第二の電磁弁の作動を制御する電子制御ユニットとを具
    えた内燃機関の出力制御装置において、この出力制御装
    置の異常を検出する異常検出手段が設けられ、前記電子
    制御ユニットは前記機関の出力の制限中にこの異常検出
    手段により出力制御装置の異常が検出された場合、前記
    機関の吸入空気量が前記運転者の操作に対応するように
    前記第二の電磁弁の作動を制御する一方、前記機関の一
    部の気筒に対する燃料の供給を停止するか点火時期を遅
    らせるか或いは前記機関の一部の気筒に対する燃料の供
    給を停止すると共に点火時期を遅らせて前記機関の出力
    を制限するように構成されていることを特徴とする内燃
    機関の出力制御装置。
  2. (2)運転者の操作による機関の吸入空気量の調整とは
    独立に吸入空気量を低減させ得るアクチュエータと、前
    記機関の吸入空気量が低減するように前記アクチュエー
    タに対する圧力流体の給排を切り換える第一の電磁弁と
    、前記機関の吸入空気量が前記運転者の操作に対応する
    ように前記アクチュエータに対する前記圧力流体の給排
    を切り換える第二の電磁弁と、これら第一の電磁弁及び
    第二の電磁弁の作動を制御する電子制御ユニットとを具
    えた自動変速機付内燃機関の出力制御装置において、こ
    の出力制御装置の異常を検出する異常検出手段が設けら
    れ、前記電子制御ユニットは前記機関の出力の制限中に
    この異常検出手段により出力制御装置の異常が検出され
    た場合、前記機関の吸入空気量が前記運転者の操作に対
    応するように前記第二の電磁弁の作動を制御する一方、
    自動変速機の変速段を高速段側に設定するように構成さ
    れていることを特徴とする内燃機関の出力制御装置。
  3. (3)運転者の操作による機関の吸入空気量の調整とは
    独立に吸入空気量を低減させ得るアクチュエータと、前
    記機関の吸入空気量が低減するように前記アクチュエー
    タに対する圧力流体の給排を切り換える第一の電磁弁と
    、前記機関の吸入空気量が前記運転者の操作に対応する
    ように前記アクチュエータに対する前記圧力流体の給排
    を切り換える第二の電磁弁と、これら第一の電磁弁及び
    第二の電磁弁の作動を制御する電子制御ユニットとを具
    えた可変吸気装置付内燃機関の出力制御装置において、
    この出力制御装置の異常を検出する異常検出手段が設け
    られ、前記電子制御ユニットは前記機関の出力の制限中
    にこの異常検出手段により出力制御装置の異常が検出さ
    れた場合、前記機関の吸入空気量が前記運転者の操作に
    対応するように前記第二の電磁弁の作動を制御する一方
    、可変吸気装置による吸気の体積効率を低効率側に設定
    するように構成されていることを特徴とする内燃機関の
    出力制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008050945A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Denso Corp 内燃機関の可変吸気システムの異常診断装置

Cited By (2)

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JP4656607B2 (ja) * 2006-08-22 2011-03-23 株式会社デンソー 内燃機関の可変吸気システムの異常診断装置

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