JPH0315993Y2 - - Google Patents

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JPH0315993Y2
JPH0315993Y2 JP1982178871U JP17887182U JPH0315993Y2 JP H0315993 Y2 JPH0315993 Y2 JP H0315993Y2 JP 1982178871 U JP1982178871 U JP 1982178871U JP 17887182 U JP17887182 U JP 17887182U JP H0315993 Y2 JPH0315993 Y2 JP H0315993Y2
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beverage
ice
cooling pipe
pipe
beverage cooling
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JP1982178871U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、氷を使つて飲料を冷却する飲料冷却
装置に関するものである。
〔考案の技術的背景〕
氷を使つた飲料冷却装置は簡易な冷水装置とし
又電力の供給を受けない催し場等でも飲料を冷却
して注出する装置とし良く使用される。従来のこ
の種飲料冷却装置は第1図に示すごとく排水口1
を下部に備えた槽体2内にコールドプレート3と
称するステンレス管などからなる所定の長さの飲
料冷却管4を蛇行状に加工し熱伝導性の良いアル
ミ等の金属に鋳込んで厚板状に成形したものを内
設している。このコールドプレート3内に鋳込ま
れた飲料冷却管4の両端部はコールドプレート3
の一端に冷却管入口4a冷却管出口4bとして突
設されており、冷却管入口4aには導入管6が連
結され、冷却管出口4bは注出弁などの注出部7
へ導出管8を介して連結されている。このコール
ドプレート3の上面は平らな氷載置面9となつて
おり氷載置面9上へ氷10を載置し使用するとこ
のコールドプレート3は氷10と固体接触によつ
て速やかに低温に冷却され内部に鋳込まれた飲料
冷却管4も熱伝導により冷却されるので、注出部
7を開栓すると、導入管6で導かれた飲料は冷却
管入口4aから適当な流速で飲料冷却管4内へ送
り込まれ、管内で熱交換がなされ冷却管出口4b
から適温に冷却された飲料が送り出され導出管8
を通じて注出部8より得ることができる。このと
き飲料から奪われた熱は飲料冷却管4よりコール
ドプレート3を介して氷10に流入し、この結果
氷10が融解することによりその融解の潜熱とし
て吸収されるのでコールドプレート3及び内設す
る飲料冷却管4は低温に維持されることになる。
しかし、この氷10の融解により生じた融解水は
氷10と氷載置面9との間に薄い水膜ができてし
まい固体接触が行われなくなり熱貫流率が悪くな
るので熱交換量が大幅に低減する。この結果、コ
ールドプレート3の温度が上昇し飲料の冷却度が
悪くなる。その為この融解水を速やかに排除でき
るようにコールドプレート3を支える後脚11を
前脚12より若干低くして傾斜させるとともに第
2図に示す如く氷載置面9に傾斜方向に沿つて多
数の縦溝13…が刻設されている。又この縦溝1
3…は断面逆台形状すなわち両側面が傾斜し底す
ぼまりの形状として氷10と縦溝13…内の両側
面との接触状態を保ち接触面積を大きくし熱交換
量の向上するような形状もとられている。
〔背景技術の問題点〕
しかしながら、連続して多量の飲料を冷却する
と氷10は多量に融解し生じて多量の融解水は氷
10にはさまれた狹くて長い縦溝13…に沿つて
後端側へ排出されていくので速やかな排出が出来
ない。また氷載置面9の上端付近に生じた水は縦
溝13…を流れる間にコールドプレート3と熱交
換して昇温し縦溝13…の下流においては逆に氷
10に対する熱負荷となつてしまい冷却効果の低
下を生じている。コールドプレート3は前記の如
く熱伝導性の良いアルミ等の金属で飲料冷却管4
を内設するように鋳込んで金属板状に成形されて
いるが、上表面の氷載置面9と飲料冷却管4との
熱伝導に要する肉厚の寸法は大きく、熱貫流率は
低下している。しかも、非常に重く持ち運びも力
を要し又製作上も非常にに高価となつていた。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる上記欠点を解決し飲料冷却管
と氷との固体接触状態を確保し連続負荷時にも冷
却能力が低下せず、しかも、載置した氷が均一に
氷載置面に導びかれる冷却効率の優れた、しかも
軽量で製作しやすく安価な飲料冷却装置を提供す
ることを目的としている。
〔考案の概要〕
本考案は、槽体の内部に一端を飲料導入管に連
通し、他端を飲料導出管を介して注出部に連通し
てなる飲料冷却管を設け、槽内に収容した氷によ
り飲料冷却管内の飲料を冷却するようにした飲料
冷却装置において、上記飲料冷却管を隣接する配
管相互間に〓間を有する渦巻状板状に曲成してそ
の上面を氷載置部とするとともに飲料冷却管の略
中央部に円錘状のガイド板を設けたことを特徴と
するものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例を第3図および第4図を
参照しながら説明する。
図中14は断熱構造の槽体14の内部下方には
熱伝導性の良好な材料たとえばステンレス等の金
属でできた所定の長さの飲料冷却管15を板状に
曲成してなる冷却器16が内設されている。飲料
冷却管15の一端は飲料の導入口として飲料導入
管17に連通されており、他端は飲料導出管18
を通して注出弁などの注出部19に連通されてい
る。飲料冷却管15は渦巻状に巻かれており、数
箇所に設けられた脚板20…で槽体13の底面に
飲料冷却管15が接しないよう支えられている。
又第4図に示すように飲料冷却管15は前記脚板
20…に取りつけられた櫛状の間隔維持板21…
により隣接する配管相互間に所定の隙間Sを保持
するように固定されている。この隙間Sは、間隔
維持板21で強制的に与えず、飲料冷却管15を
略密着状に巻回したとき自然発生的に生ずる極小
隙間であつてもよい。
渦巻状でしかも隣接する配管同志が所定の隙間
Sを保つて固定された飲料冷却管15の中央部は
渦巻経が小さくなり加工困難となる為、渦巻経が
小さくなつた点より配管は飲料導入管17へ連結
されており渦巻中央部は円錐状の氷のガイド板2
2が設けられている。飲料冷却管15を曲成して
なる冷却器16の上部表面は氷載置面24となつ
ている。
しかして、氷23を冷却器16の氷載置面24
上へ乗せると氷23と氷載置面24との固体接触
により、飲料冷却管15は速やかに低温に冷却さ
れる。注出部19を開放することにより飲料導入
管17より適当な流速で飲料Aが飲料冷却管15
内へ送り込まれ管内で飲料Aは適温に冷却されて
注出部19より注出される。この時、氷23は融
解し、生じた融解水は飲料冷却管15が間隙を保
つて保持されている為管の外周を伝わつて流れ直
ちに下端より流下しする。飲料冷却管15は脚板
20で支えられており槽体14の底面に接してい
ない為流下した融解水は排水口26を介して槽体
14外に流出する。したがつて排水能力は大巾に
向上することができる。多量の飲料Aを連続的に
冷却して注出する場合、多量の融解水を生じても
これを速やかに排水することができるため氷23
と氷載置面24との接触面は水膜など生じること
がなく常に固体接触状態を確保することができる
ので固体と固体との接触による熱伝達が行なわれ
初期の高い冷却能力を維持することができる。
また飲料冷却管15に直接氷23を乗せて固体
接触を保つ本考案は従来のアルミ等の熱伝導性の
良い金属に鋳込んで作られたコールドプレート内
に内設された飲料冷却管に比べ管内の飲料Aと氷
23との熱伝導に要する金属肉厚寸法ははるかに
小さくなる為、熱伝導効率も良く、冷却能力を大
きくすることができる。再に飲料冷却管15の上
面の氷載置面24に載置された氷23は溶解に従
つて各配管相互間の隙間Sにくい込んでいき、飲
料冷却管15のほぼ半分の上表面は氷23と密な
る固体接触状態が保たれる為、氷23との接触面
積を大きくとることができ冷却能力を高めること
ができる。
尚本実施例では氷23の融解により載置された
氷23が減少していくが槽体14の上蓋25を開
け氷23を補充するとともに飲料冷却管15の渦
巻状の中央部に設けられたガイド板22により常
に氷23が氷載置面24へ導かれるようになつて
いる。
又飲料Aの冷却により生じた氷23の融解水は
槽体14内に増加しない様槽体14の側壁下部に
形成された排水口26より排水され飲料冷却管1
5が水中に没して冷却効率をさまたげないよう飲
料冷却管15は排水口26より上方で支えられて
いる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば飲料冷却の
上面を氷を直接載置する氷載置部とするとともに
飲料の注出により生じた氷の融解水を氷載置部よ
り速やかに排出するようにしたから氷と飲料冷却
管が固体接触状態を確保することができ連続負荷
にも冷却能力が低下することがない。また、飲料
冷却管の略中央部に円錐状のガイド板を設けたの
で、氷が常に飲料冷却管上の氷載置面に均一に導
びかれ、飲料冷却管内を流れる飲料をムラなく冷
却することができる。又軽量で製作上も安価に製
作できる優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す縦断側面図、第2図は従
来飲料冷却部を示す斜視図、第3図ないし第5図
は本考案の一実施例を示すもので、第3図は縦断
側面図、第4図は飲料冷却部を示す一部拡大縦断
側面図、第5図は上蓋を取外した状態の平面図で
ある。 A……飲料、14……槽体、15……飲料冷却
管、16……冷却器、17……飲料導入管、18
……飲料導出管、19……注出部、22……ガイ
ド板、23……氷、S……隙間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 槽体の内部に一端を飲料導入管に連通し、他端
    を飲料導出管を介して注出部に連通してなる飲料
    冷却管を設け、槽内に収容した氷により飲料冷却
    管内の飲料を冷却するようにした飲料冷却装置に
    おいて、 上記飲料冷却管を隣接する配管相互間に〓間を
    有する板状に曲成してその上面を氷載置部とする
    とともに飲料冷却管の略中央部に円錘状のガイド
    板を設けたことを特徴とする飲料冷却装置。
JP17887182U 1982-11-26 1982-11-26 飲料冷却装置 Granted JPS5984381U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17887182U JPS5984381U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 飲料冷却装置

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JP17887182U JPS5984381U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 飲料冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS5984381U JPS5984381U (ja) 1984-06-07
JPH0315993Y2 true JPH0315993Y2 (ja) 1991-04-05

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220833A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Sapporo Breweries Ltd 氷冷サーバー

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4330Y1 (ja) * 1964-07-20 1968-01-05
JPH057161U (ja) * 1991-07-17 1993-02-02 アラコ株式会社 車両用シートにおけるクツシヨンの支持構造

Patent Citations (2)

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JPS4330Y1 (ja) * 1964-07-20 1968-01-05
JPH057161U (ja) * 1991-07-17 1993-02-02 アラコ株式会社 車両用シートにおけるクツシヨンの支持構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220833A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Sapporo Breweries Ltd 氷冷サーバー

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JPS5984381U (ja) 1984-06-07

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