JPH03158888A - 複写機用除電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真複写機の像担持体であるドラム状の
感光体の周縁部に配設され、感光体表面の不要部分の帯
電を、露光して除去若しくは低下させる複写機用除電装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

電子写真複写機の複写プロセスでは、感光体局面に対す
る複写原稿像の露光に先立って、前記感光体周面への一
様の帯電が行われる。従って、複写原稿像の露光画像領
域の大きさが前記感光体側面の帯電領域の大きさよりも
小さい場合に、原稿カバーに汚れがあっｔ；り原稿カバ
ーをしないで複写を行うと、原稿像周辺の非画像部に電
荷が残留しこの残留電荷にトナーが付着してコピーに地
汚れが発生する。また、付着した余分のトナーがクリー
ニング部に送られるためクリーニング装置の寿命を著し
く短縮させたり、必要以上のトナーを消費させるなどの
問題があった。

従来、こうした問題を解消するとともに、原稿面の選択
部分のみの複写であるトリミング、或は複数の原稿の選
択部分を組み合わせる合成複写などを行うため、感光体
周縁部に除電装置を配置し、静電潜像の現像前に不要部
分の帯電を除電装置の露光により除去し、その不要部分
にトナーが付着しないようにしている。

最近では通常、複写機用除電装置（以下除電装置ともい
う）には発光素子としてＬＥＤを多数個並べたＬＥＤア
レイが使用される。ＬＥＤアレイはハウジングに納めら
れてその駆動回路等と共にプリント回路を形成した基板
上に、基板の板面に平行な方向或は垂直方向に光を照射
するように取り付けられ、前記ＬＥＤアレイの長手方向
がドラム状の感光体の軸方向に向くように配設される。

このような構成の除電装置を用い、感光体周面の不要部
分に対応するＬＥＤを本体の制御ｃｐｕの制御によって
選択点灯し、その露光によって除電し、枠消し又は、非
現像部分の確保を行っている。

除電装置　２　ａは第５図に示すように、感光体である
感光体ドラムｌの周縁部の帯電器３と像露光部ＩＩとの
間に、そのＬＥＤアレイの長手方向が感光体ドラムｌの
軸方向と平行になるよう配設される。

前記電子写真複写機の画像形成プロセスは、感光体ドラ
ムｌが図示のように時計方向に回転し、その周面を帯電
器３が所定の電位に一様に帯電する。次にその下流側に
位置する除電装置２ａが、複写する原稿のサイズに合わ
せ、又はトリミングのための不要部分に対応するＬＥＤ
アレイ中の当該ＬＥＤが、感光体ドラム１周面の移動の
タイミングに合わせ装置本体の制御ＣＰ　Ｕ　ｌｏｔの
制御によって点灯し、不要部分の除電が行われたのち、
像露光部１１において反射鏡４を経て図示省略したレン
ズによって入射する原稿からの露光光りによって静電的
潜像が形成される。この潜像は現像器５によって現像・
顕像化されてトナー像となり、下流側に配設された転写
器６によってタイミングを合わせて給送される転写紙Ｐ
に転写され、分離器７により感光体ドラムｌより分離さ
れたのち図示省略した定着器により前記トナー像は溶融
固定されて機外に排出される。

一方、感光体ドラムｌはさらに回転を続は周面に残留し
たトナーをクリーニング装置９によってクリーニングさ
れ、次の画像形成プロセスに備えられる。

以上の画像形成プロセスに見られるように除電装置２ａ
によって、感光体ドラム１周面の不要帯電部分を除電し
、不要部分のトナー付着を防止することができるので、
複写画像のトリミングや合成複写等を行うことができ、
また除電・枠消しにより極めて奇麗なコピーを得ること
ができるようになるとともに、クリーニング装置９の寿
命を長くすることができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記除電装置２ａはＬＥＤアレイ２１の光照射方向を基
板２３に平行にして薄型にしであるが、第６図に示すよ
うに電源用に装着されるコンデンサＣ１、Ｃ２の高さが
大きいため、これによって除電装置２ａの厚さｈが大に
なっていた。このため、除電装置２ａを感光体ドラム１
周縁に設置するには大きなスペースを必要とした。

近来、複写機のコンパクト化、低コスト化が要請され、
感光体ドラムｌの直径は小径化する傾向にあり、８０〜
６０ｍｍのものが多く使用されるようになっている。こ
のように感光体ドラムｌの直径が小さくなると、その周
縁部のスペースは制限されて、除電装置２ａに与えられ
るスペースも小さくなり、前記のような除電装置２ａで
は大き過ぎて設置が困難であり、感光体局面に近接して
設けることができないという問題点があった。

本発明は、前記問題点を解決してコストの増大を避けて
薄型とし、コンパクトな複写機においても、発光部を感
光体に近接して配置することかできる、除電効果の優れ
た複写機用除電装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、電子写真感光体の幅方向に沿って光照射を
行う複数の発光素子と複数の発光回路部材を基板上に配
設した除電装置において、前記基板に切欠は又は穴部を
設け、前記発光回路部材のいずれかを前記切欠は又は穴
部に配置し、該回路部材の２つの接続端子を前記基板の
上下面にそれぞれ接続したことを特徴とする複写機用除
電装置によって達成される。

〔実施例〕 以下口面を用いて本発明の複写機用除電装置の実施例に
ついて説明する。

第１図ないし第４図は本発明の複写機用除電装置の実施
例を示す図である。

第１図は本発明の複写機用除電装＃（以下除電装置とも
いう）の−例を示す斜視図である。この除電装置は、支
持体を兼ねその表裏の板面にプリント回路を形成した基
板２３上に、ハウジング２１ａに多数収容された例えば
発光ダイオードＬｎ等の発光素子からなり、その照射方
向が基板２３と平行になるように設けられたＬＥＤアレ
イ２１の他に、発光回路部材であるＬＥＤアレイ２１の
個々の発光ダイオードＬｎを選択点灯するための駆動！
ｃ２２、ＬＥＤアレイ２１及び駆動ＩＣ２２の電源用の
例えば電解コンデンサからなるコンデンサＣＩ、Ｃ２、
発光ダイオードＬｎの電流制限用の抵抗体Ｒｎ等が実装
されている。なお、図上で３０は発光素子の電流制限用
の抵抗体Ｒｎを設ける抵抗体実装領域を示している。

基板２３のコンデンサＣＩ、Ｃ２が実装される部分には
基板２３に穴部２３１又は切欠け２３２が穿設されてい
て、コンデンサＣ１，Ｃ２は、第２図に示すように、上
記穴部２３１．或は切欠け２３２の中に横に倒した姿勢
で装着される。コンデンサＣＩ及びＣ２の２本のリード
線２旧はそれぞれ基板２３の表裏に形成されたプリント
回路２３３にハンダ付けによって実装される。

また、除電装置２のプリント回路２３３の複写機本体の
制御ｃｐｕ、電源等からの入力部として、コネクタ２４
が基板２３の外周部の一端に設けられている。このよう
にして除電装置２は従来のものに比べ格段に薄型なもの
とすることができる。

前記駆動ＩＣ２２は第３図に示すように、シフトレジス
タ２２１１　ランチ回路２２２、駆動回路２２３からな
り、複写機本体の除電装置２の制御用Ω制御ＣＰ　Ｕ　
１０１から送出される信号によって制御され、各駆動ト
ランジスタＴ　ｒｌ　−Ｔ　ｒ５２の０Ｎ１０ＦＦを制
御する。これによって、前記ＬＥＤアレイ２１の発光ダ
イオードＬｎを個別に選択して必要時点に点灯すること
ができる。

帯電状態にある感光体の除電を正確かつ明確に行うため
には、ＬＥＤアレイ２１の発光部が感光体ドラム１周面
に近接して配設されることが必要である。最近のように
感光体ドラムｌの直径が小さくなると、益々除電装置２
のコンパクト化が要求されるようになっている。

本発明の除電装置２では、コンデンサＣＩ、Ｃ２は横に
倒した姿勢で実装されているので、設置に必要なスペー
スを小さくすることができる。従って、複写機本体を極
めてコンパクトなものとすることができる。

なお、発光素子である発光ダイオードＬｎにペアチップ
を用い、このペアチップに適合する形状に形成したハウ
シング２１ａ上に実装して、よりコンパクトなＬＥＤア
レイ２１とすることもできる。

次の実施例のような場合には、さらに、除電装置１２を
コンパクトなものとすることができる。即ち、各サイズ
の原稿が常に原稿載置台の走査方向に平行な中心線に対
して対称に置かれるようになっている電子写真複写機に
おいて、除電装置２がコピー画面の枠消しのみに用いら
れる場合には、以下第４図によって説明するように簡略
化することができる。

この場合、原稿はそのサイズにかかわらず常に中心線対
称に置かれるので、その枠消しのための除電は、感光体
ドラムｌの両端部が同寸法ずつ行うとよいことになる。

それで、いま発光ダイオードＬｎは５２個あるものとし
一端からＬ　１．Ｌ　２〜Ｌ５２とすると、ＬｌとＬ５
２、Ｌ２とＬＳＩ、Ｌ３とＬ５０、Ｌ４とＬ４９・・・
が対になって同時に点灯又は消灯されればよいことにな
り、その配線は第４図に示すように簡略化することがで
きる。

第４図において、Ｄｌ、Ｄ２・・・Ｄ２６は駆動ＩＣ２
２の出力端子、Ｒ１，Ｒ２・・・Ｒ２６は発光ダイオー
ドＬｎの電流制限用の抵抗体Ｒｎ、２４１〜２４６はコ
ネクタ２４の端子であり、２４１はＬＥＤ用電源に接続
する端子、２４２は駆動ＩＣ２２用の電源（例えば５Ｖ
）に接続する端子、２４３〜２４５は制御ＣＰＵの制御
信号を受ける端子、２４６は接地用の端子である。

この場合、電流制限用抵抗体Ｒ１−Ｒ２６及び駆動ＩＣ
２２の出力端子ＤＩ−Ｄ２６の数は、発光ダイオードＬ
ｎの数の１／２で済むようになるので、コストを低減し
、プリント基板２３の幅をさらに小さくすることができ
、先に説明した本発明の基板２３に穴部や切欠けを設け
て発光回路部材を配設することと併せて、極めて小型で
かつ薄型とすることができる。

なお、前記除電装置２の配設位置は、第５図に示す帯電
器３と像露光部ＩＩとの間に限ることはなく、像露光部
ＩＩと現像器５との間でもよく、要するに帯を器３と現
像器５との間に配設されればよい。

また、前記実施例では発光回路部材としてコンデンサＣ
Ｉ、Ｃ２の実装方法について説明したが、容積の大きい
他の発光回路部材の実装も同様に行って除電装置２を薄
型にすることができる。

〔発明の効果〕

本発明の複写機用除電装置は、以上説明したように除電
装置の発光回路部材中膜も背の高い部材である例えばコ
ンデンサを基板に穿設した穴部又は切欠は部に横ｌこ倒
して実装するようにした。従って、コストの増大を避け
て薄型とし、コンパクトな複写機においても、発光部を
感光体に近接して配置することができる、除電効果の優
れた複写器用除電装置を提供することができることとな
った。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の複写機用除電装置の一実施例を示す斜
視図、 第２図は第１図のコンデンサ実装部を示す拡大断面図、 第３図は第１図の駆動ＩＣの回路の一例を示す回路図、 第４図は複写機用除電装置の他の例の配線図、第５図は
従来の複写機用除電装置を備えた電子写真複写機の構成
の一例を示す要部断面図、第６図は従来の複写機用除電
装置を示す正面図である。 ｌ・・・感光体ドラム ２．２ａ・・・複写機用除電装［（除電装置）３・・・
帯電器　　　　　５・・・現像器１１・・・像露光部　
　　　２１・・・ＬＥＤアレイ２２・・・駆動Ｉ　Ｃ２
３・・・基板 ２３１・・・穴部　　　　　２３２・・・切欠けＬ　ｎ
、　Ｌ　ｌ”　Ｌ　５２−発光ダイオードＲｎ、Ｒｌ−
Ｒ５２・・・電流制限用の抵抗体第１１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電子写真感光体の幅方向に沿って光照射を行う複数の発
   光素子と複数の発光回路部材を基板上に配設した除電装
   置において、前記基板に切欠け又は穴部を設け、前記発
   光回路部材のいずれかを前記切欠け又は穴部に配置し、
   該回路部材の２つの接続端子を前記基板の上下面にそれ
   ぞれ接続したことを特徴とする複写機用除電装置。