JPH03158324A - 給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファクシミリや複写機等の事務用機器におい
て、積層された単票用紙を一枚毎に分離して必要個所に
給紙する給紙装置に関するものである。

従来の技術 一般に、積層された用紙を一枚ずつ分離して給紙するた
めには、用紙の分離機構を用いて分離しているものであ
るが、その−例を第４図に基づいて説明する。まず、積
層された用紙１が載置される用紙積載台２が傾斜して設
けられ、この用紙積載台２の先端に上端面が連設される
ように位置決めして駆動部で駆動される分離ローラ３が
設けられている。この分離ローラ３の上には、支軸４に
回動自在に取付けられるとともに圧接ばね５により前記
分離ローラ３方向へ付勢された摩擦板６が設けられてい
る。

このような構造の分離装置においては、分離ローラ３に
接する最下層の用紙ｌが送り力を受け、その上に積層さ
れている用紙１は摩擦板６により止められて残され、−
枚の用紙１のみが送り出される。

しかしながら、用紙１のセット時には、複数枚積層され
た用紙１を用紙積載台２に沿わせて挿入するが、その挿
入力が大きい場合には、第４図に示すように摩擦板６を
押し上げた状態で分離ローラ３と摩擦板６との間に入り
込んでしまう。そのため、摩擦板６が用紙分離の機能を
示さなくなり、複数枚の用紙１が同時に送り出される重
送状態となってしまうと云う問題がある。

このようなことから、第５図に示す構造の分離装置も従
来用いられている。すなわち、分離構造自体は第４図に
示すものと同様であるが、その前段に用紙ストップ部を
設けたものである。すなわち、この用紙ストップ部は、
用紙積載台２の一部に開ロアを形成し、この間ロアから
一部を突出させて送りローラ８を設け、この送りローラ
８の上部に軸９を中心に回動する用紙ストッパ１０を設
けたものである。

このような構成において、用紙１のセット時には用紙ス
トッパ１０を図示の実線のように用紙１の搬送方向と直
交するように位置決めしておく。

これにより、用紙１のセット時に積層された用紙１を強
く押し込んでも用紙１の先端は用紙ストッパ１０に当接
するので、セット位置を正確に知ることができ、図示の
状態の安定したセット状態を得ることができる。このよ
うにして用紙１のセットを終了すると、用紙ストッパ１
０は図示しないソレノイド等の駆動部により第５図の鎖
線のように回動し、用紙ｌの進行側を開放する。この状
態で送りローラ８が回動すると、用紙１は積層されたま
ま分離ローラ３方向へ送り出され、摩擦板６で停止し、
正常な分離作用が行われる。

発明が解決しようとする課題 用紙セットを安定して行うために用紙ストップ部を設け
たものにおいては、その用紙ストップ部のための部品が
増え、しかも、構造が複雑になると云う問題がある。

また、用紙分離部の構造も、摩擦板、この摩擦板を保持
するホルダ、用紙を分離ローラに圧接するための圧接ば
ね等の構成部品が必要であり、部品点数が多いとともに
構造が複雑なものである。

課題を解決するための手段 駆動部に連結されて駆動される分離ローラを設け、積層
された用紙を前記分離ローラに圧接する圧接片部とこの
圧接片部の先端に直角に近い鈍角をもって連設されると
ともに前記分離ローラの表面に圧接された分離片とを弾
性材料により一体的に形成した分離部材を設けた。

作用 積層された用紙を挿入した場合、用紙の先端は分離部材
の分離片に当接するため、この分離片がストッパとなっ
て停止し、これにより、積層された用紙は圧接片部で分
、酸ローラに圧接され、かつ、この分離ローラで送り出
された用紙は、分離片により一枚毎に分離されて送り出
される。そして、必要な部品は分離ローラと分離部材と
の二部品でよいため、部品点数が少なく、構造も簡単な
ものである。

実施例 本発明の一実施例を第１図乃至第３図に基づいて説明す
る。まず、用紙１１が載置される用紙積載台１２が傾斜
して設けられ、この用紙積載台１２の上面の延長線上に
外周面を位置させて駆動部に連結されて駆動される分離
ローラ１３が設けられている。この分離ローラ１３の先
には、用紙ガイド１４が水平に設けられている。

ついで、前記用紙積載台１２には、その用紙積載台１２
の上面から突出しないようにして分離部材１５の基部が
固定されている。この分離部材１５は、ステンレススチ
ールの薄板により形成されているものであり、前記用紙
積載台１２の上面の延長線に沿わせて形成された圧接片
部１６とこの圧接片部１６の先端に直角に近い鈍角をも
って連設されるとともに先端が前記分離ローラ１３の表
面に接触した分離片部１７とよりなっている。

このような構成において、積層された用紙１１を用紙積
載台１２に沿わせて挿入すると、用紙１１の先端は分離
部材１５の分離片部１７に衝突して停止する。すなわち
、この分離片部１７は用紙１１が挿入される方向に一致
して形成された圧接片部１６と直角に近い鈍角に形成さ
れているため、ストッパとしての機能を有する。そして
、挿入された用紙１１は圧接片部１６により分離ローラ
１３の外周面に圧接されている。

しかして、このように分離ローラ１３と圧接片部１６と
の間に所定厚さの用紙１１が挿入されて分離部材１５が
変形しても、分離片部１７の先端は分離部材１５自体の
弾性力で分離ローラ１３の表面に接している。

この状態で分離ローラ１３が駆動されると、その分離ロ
ーラ１３に接している用紙１１が分離部材１５の分離片
部１７を押し上げて送り出され、その送り出された用紙
１１に接する用紙１１は分離片部１７で止められて分離
される。

このようにして−枚ずつの用紙１１が送り出されるが、
圧接片部１６と分離片部１７との角度が直角に近い鈍角
であるため、前述のように用紙１１の挿入時のストッパ
としての作用を得る他に、分離ローラ１３に用紙１１が
接する接触範囲が大きくなり、これにより、用紙１１の
搬送力が大きくなって送りが正確、かつ、確実になる。

なお、前記実施例においては、用紙上取り方式について
説明したが、実施に当たっては用紙下取り方式としても
全く同様に作用するものである。

さらに、分離部材の材質については、ステンレススチー
ルの板材として説明したが、弾性力を示すものであれば
、合成樹脂によるものであってもよい。

発明の効果 本発明は上述のように、駆動部に連結されて駆動される
分離ローラを設け、積層された用紙を前記分離ローラに
圧接する圧接片部とこの圧接片部の先端に直角に近い鈍
角をもって連設されるとともに前記分離ローラの表面に
圧接された分離片とを弾性材料により一体的に形成した
分離部材を設けたので、積層された用紙を挿入した場合
、用紙の先端は分離部材の分離片に当接するため、この
分離片がストッパとなって用紙を停止させることができ
、また、積層された用紙は圧接片部で分離ローラに圧接
され、かつ、この分離ローラで送り出された用紙を、分
離片により一枚毎に分離して確実に送り出すことができ
、さらに、必要な部品は分離ローラと分離部材との三部
品でよいため、部品点数が少なく、構造も簡単である等
の効果を有する。

第２図は用紙をセットした状態の縦断側面図、第３図は
斜視図、第４図は従来の一例を示す縦断側面図、第５図
は従来の他の例を示す縦断側面図である。

１１・・・用紙、１３・・・分離ローラ、１５・・・分
離部材、１６・・圧接片部、１７・・・分離片油出　願
　人　　　東京電気株式会社

【図面の簡単な説明】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　駆動部に連結されて駆動される分離ローラと、積層さ
   れた用紙を前記分離ローラに圧接する圧接片部とこの圧
   接片部の先端に直角に近い鈍角をもって連設されるとと
   もに前記分離ローラの表面に圧接された分離片とを弾性
   材料により一体的に形成した分離部材とよりなることを
   特徴とする給紙装置。