JPH03158319A - 塗装後のパイプ搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、パイプ、特に小径管の成品作業でパイプの
外周面を塗装後、搬送中における搬送設備の接触による
塗装の剥がれ、傷およびパイプ回転による仮カップの緩
み等が発生することのない塗装後のパイプ搬送装置に関
するものである。

〔従来の技術〕

パイプの成品作業において、塗装機によってその外周面
の塗装が終了したパイプは塗料が完全に乾ききっていな
い状態で塗装機からＶロールによって排出される。モし
てＶロールから排出されたパイプはキックインによって
ＶロールからＶロールと直行する方向に設けられたスキ
ット上に移送され、スキット上に移送されたパイプはさ
らにスキット下流の成形機まで搬送される。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した、■ロール、キックインおよびスキットからな
る従来の塗装後のパイプ搬送装置においては、塗装後充
分に塗料が乾かない状態でパイプが成形機まで搬送され
るので、搬送されるパイプのロールマーク部、キックイ
ンレバー接触部、スキットマーク部等は部分的に塗料薄
膜となり、外観上も悪く、マーキングの不鮮明な部分も
生じている。このような塗料薄膜部は外面錆びの発生原
因にもなり、品質面でも劣りクレームが発生している。

また、塗装後の乾燥が完了するまで成形機に挿入せずに
充分な時間を消費すると、パイプの成品化効率が悪化す
る問題があったつ さらに、パイプ端に仮カップがついた材料がスキット上
で回転しながら隣のパイプと接触すると仮カップが緩み
、この緩みが大きいと最悪の場合外れてしまう問題があ
る。

従って、この発明の目的はパイプ成品作業において、塗
装後パイプの外周面の塗料薄膜部および外面錆びが発生
せず、しかも仮カップが緩んだり外れたりすることがな
い塗装後のパイプ搬送・装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

発明者等は上述の課題を解決するために努力した。その
結果、パイプと搬送装置とをなるべく接触させないこと
、そのためにパイプを回転させないで搬送することおよ
び塗装後パイプを強制的に乾燥させること等により塗料
薄膜部の発生および仮カップの緩みを防止できることを
知見した。

この発明は上述の知見に基づいてなされたものであって
、外周面塗装後のパイプを塗装機から排出するためのＶ
台材コンベアと、排出された前記パイプを前記Ｖ台材コ
ンベアと直行する方向に設けられたフラットチェーンコ
ンベアに移送するためのウオーキングビームと、前記ウ
オーキングビームによって移送されたパイプを成形機ま
で搬送するための前記フラットチェーンコンベアと、前
記フラットチェーンコンベア上を移動中のパイプを乾燥
するために前記フラットチェーンコンベア上に設けられ
た乾燥室とからなることに特徴を有するものである。

次ぎに、この発明を図面を参照しながら説明する。第１
図はこの発明の１実施態様を示す平面図である。この発
明の搬送装置はＶ台材コンベア１と、ウオーキングビー
ム２と、フラットチェーンコンベア３と、乾燥室４とか
らなっている。

Ｖ台材コンベアｌの上流側には塗装機５が設けられてい
る。Ｖ台材コンベア１はフラットチェーンコンベア３の
上流端３＆の近くに位置している。

フラットチェーンコンベア３はＶ台材コンベアｌと直行
する方向に設けられている。Ｖ台材コンベアｌは塗装機
５から塗装されたバイブロを排出する。Ｖ台材コンベア
は既に公知の技術なので詳説しないが、無端軌道の１台
によって保持され下流側に移動するパイプはこの１台と
の接触点以外に接触部の無い構造であり、バイブロの塗
料薄膜となる可能性のある部分は極めて小面積に抑えら
れる。

ウオーキングビーム２はＶ台材コンベアｌとフラットチ
ェーンコンベア３の上流端３ａとの間に設けられ、塗装
機５から排出されたＶ台付コンベアｌ上に位置するバイ
ブロをフラットチェーンコンベア３上に移埠する。また
、このウオーキングビーム２はパイプピッチ調整可能に
構成されているフラットチェーンコンベア３は上流端３
ａ上に載置されたバイブロをその下流に設けられた成形
機７まで搬送する。このフラットチェーンコンベア３は
バッファ機能を備えている。またフラットチェーンコン
ベアは公知の技術なので詳説しないが、無端軌道のフラ
ットチェーン３ｂ上にバイブロを載置しこのフラットチ
ェーン３ｂによってバイブロを幅方向に搬送する構造と
なっているのでバイブロが搬送中に回転することは無い
。また、フラットチェーンコンベア３においては、フラ
ットチェーン３ｂとの接触点以外にバイブロとの接触部
の無い構造であり、バイブロの塗料薄膜となる可能性の
ある部分は極めて小面積におさえられる。

フラットチェーンコンベア３の上方には、乾燥室４が設
けられている。乾燥室４はフラットチェーンコンベア３
の上流部から中間部までを覆うようにその上方に設けら
れている。乾燥室４内には高温送風機構（図示せず）が
設けられており、乾燥室４内において、フラットチェー
ンコンベア３によって搬送されているバイブロは高温の
送風によって強制的に乾燥される。

〔作用〕

塗装機５に２本づつ並列して挿入され、その外周面が塗
装されたバイブロはＶ台材コンベアｌによって塗装機５
から排出される。そして、バイブロはウオーキングビー
ム２によってフラットチェーンコンベア３上に移送され
る。さらに、バイブロはフラットチェーンコンベア３の
上流端３ａから成形機７まで搬送される。フラットチェ
ーンコンベア３によって搬送されるバイブロは乾燥室４
内において高温の送風によって強制的に乾燥されるので
、バイブロは成形機７に挿入されるまでに塗料の指触乾
燥状態となり作業能率が向１する。従来自然乾燥にまか
せていたバイブロの塗料の乾燥を、乾燥室４によって強
制的に行うことによって、乾燥時間は従来の約半分程度
にすることが可能となる。

また、フラットチェーンコンベア３を移動中のバイブロ
は搬送途中で回転することがなく、隣のパイプと接触し
たり、パイプ端に螺合された仮カップ（図示せず）が緩
むことはない。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によれば、バイブ成品作業
において、塗装後パイプの外周面の塗料薄膜部および外
部端びが発生せず、しかも仮カップが緩んだり外れたり
することがないので、品質の良好なパイプを効率良く得
ることができる産業上有用な効果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の１実施態様を示す平面図である。図
面において、 １、−Ｖ台材コンベア、 ２０１．ウオーキングビーム、 ３・−フラットチェーンコンベア、 ３　ａ−−−上流端、 ３ｂ・−・フラットチェーン、 ４、−乾燥室、 ５・−塗装機、 ６・−バイブ・ ７、−０成形機。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　外周面塗装後のパイプを塗装機から排出するための
   Ｖ台付コンベアと、排出された前記パイプを前記Ｖ台付
   コンベアと直行する方向に設けられたフラットチェーン
   コンベアに移送するためのウオーキングビームと、前記
   ウオーキングビームによって移送されたパイプを成形機
   まで搬送するための前記フラットチェーンコンベアと、
   前記フラットチェーンコンベア上を移動中のパイプを乾
   燥するために前記フラットチェーンコンベア上に設けら
   れた乾燥室とからなることを特徴とする塗装後のパイプ
   搬送装置。