JPH03158239A - 輪転印刷機におけるインキ供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、輪転印刷機におけるインキ供給装置、特に
輪転印刷機の最大印刷幅より小さい幅であるインキファ
ウンテンにファウンテンローラ−が回転自在に設けられ
たインキ供給装置に関する。

〔従来の技術） 従来の技術による輪転印刷機の最大印刷幅より小さい幅
であるインキファウンテンにファウンテンローラ−が回
転自在に設けられたインキ供給装置には、例えばアメリ
カ合衆国特許第３，５００゜７４５号明細書に開示され
たもの（以下従来技術１という）、実公昭４５−３１８
４３号公報に開示されたもの（以下従来技術２という）
及びアメリカ合衆国特許第４，３７３，４４２号明細書
に開示されたもの（以下従来技術３という）等がある。

これらの従来技術ｉｔ、輪転印刷機において、前記最大
印刷幅における異なる部位毎に例えば色の異なるインキ
を供給すること及びそのような供給を部分的に行うこと
若しくはそのいずれか一方を可能にすること、前記最大
印刷幅における異なる部位毎にインキを交換することを
可能にすること、又はその両者を極めて容易に且つ短時
間に行い得るようにすることを目的としたものである。

そのいずれも、印刷機に着脱自在なインキファウンテン
にファウンテンローラ−が設けられ、インキファウンテ
ンが印刷機に装着されたとき、ファウンテンローラ−が
これに隣接するローラー（以下１隣接ローラー１という
）と近接乃至当接するように構成されており、印刷機に
装着された状態でインキファウンテン内のインキに一部
浸漬しているファウンテンローラ−が回転してその周面
によってインキを導き出し、前記隣接ローラーにインキ
を転移供給するようになっている。

そうして、従来技術１は、駆動源に連結された駆動軸に
歯車が設けられており、インキファウンテンを印刷機に
装着したときに前記歯車とファウンテンローラ−の軸端
に設けた歯車とが噛み合わされ、前記ファウンテンロー
ラ−の回転駆動が行われるように構成されている。

そうして、ファウンテンローラ−が隣接ローラーと当接
しなくてもファウンテンローラ−が回転され得る構成で
あり、ファウンテンローラ−と隣接ローラーとの回転周
速を変えてインキ供給を行うことができ、高速運転する
輪転印刷機では、ファウンテンローラ−の周面速度をそ
の周面にインキが十分にからみ得る速度に設定でき、又
インキファウンテン内のインキを極度に撹乱することが
ない速度に設定できるので、インキの飛散やインキ内へ
の気泡の混入を抑止し得るものである。

従来技術２は、インキファウンテンを印刷機に装着した
ときに、ファウンテンローラ−が前記隣接ローラーと当
接するようにされており、駆動源に連結されて駆動回転
する隣接ローラーとの連れ回りにより、ファウンテンロ
ーラ−が回転されるように構成されている。

又、従来技術３は、インキファウンテンにファウンテン
ローラ−及びこれと当接する下流側ローラーが設けられ
、インキファウンテンを印刷機に装着したときに、下流
側ローラーがこれと隣接するローラーと当接するように
されており、駆動源に連結されて回転する前記隣接する
ローラーとの連れ回りにより下流側ローラーが回転され
、更に下流側ローラーを介してファウンテンローラ−が
回転されるように構成されている。

更に従来技術２及び従来技＃３は、インキファウンテン
を印刷機に装着したときに、インキファウンテンに設け
られたファウンテンローラ−１又はこれと当接した下流
側ローラーが夫々駆動されて回転する隣接したローラー
に当接し、隣接したローラーの回転に連れ回りしてファ
ウンテンローラ−が回転される構成であり、ファウンテ
ンローラ−を駆動するための駆動軸を必要としないので
、駆動軸回りの保守管理が不要となり、又この駆動軸及
びこれに設けられた歯車があることによる危険、インキ
ファウンテンの装着位置やインキファウンテンの大きさ
に対する制約がないものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の従来技術１は、ファウンテンローラ−を駆動する
駆動軸回りの保守管理が必要であり、又駆動軸及びこれ
に設けられた歯車がインキファウンテンが装着されてい
ない場合であっても、印刷機の作動と共に回転するので
、大変危険である。

更に、インキファウンテンの装着位置及びインキファウ
ンテンの大きさが前記駆動軸に設けられた歯車の位置に
よって制約を受けるものであった。

更に駆動軸に設けられた歯車とファウンテンローラ−の
軸端に設けられた歯車との歯数比が一定であるため、イ
ンキを導き出す量を変えたいとき、又は粘度が著しく高
いか低いインキを使用するときなどのように、前記隣接
したローラーの周面速度を変えることなくファウンテン
ローラ−の周面速度を変化させたい場合にも、それが不
可能である。

従来技術２及び従来技術３は、ファウンテンローラ−が
隣接したローラーの回転に連れ回りすることから、高速
運転する輪転印刷機では、ファウンテンローラーの周面
速度が速過ぎて、ファウンテンローラ−の周面にインキ
が十分にからみ得ない場合が発生したり、インキファウ
ンテン内のインキを極度に撹乱してインキの飛散やイン
キ内への気泡の？昆入を来すものである。又、当接する
ローラー間で滑りが生じたり、ファウンテンローラ−の
回転に多少のムラが生じたりする。更に従来技術１と同
様に前記隣接したローラーの局面速度を変えることなく
ファウンテンローラ−の周面速度を変化させたい場合に
も、それが不可能である。

そこで、この発明は、インキファウンテンを輪転印刷機
に装着したときに、ファウンテンローラ−を隣接するロ
ーラーの周面速度とは無関係に任意の周速を選定して駆
動回転することができ、しかも大炎りな保守管理を必要
としないで、危険性がなく、且つ前記最大印刷幅に対応
する適宜な位置において着脱可能であるファウンテンロ
ーラ−を有するインキファウンテンを備えたインキ供給
装置を提供するものである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明による輪転印刷機におけるインキ供給装置は、
輪転印刷機の最大印刷幅より小さい幅であるインキファ
ウンテン、インキファウンテンに回転自在に設けられた
ファウンテンローラ−、インキファウンテンに一体的に
取付けられたファウンテンローラ−の回転駆動装置５回
転駆動装置に接続可能な回転速度制御装置及びインキフ
ァウンテンを前記最大印刷幅の適宜の位置において輪転
印刷機のフレーム部に着脱自在に装着する固定装置から
構成されており、インキファウンテンが幅方向軸線回り
に傾動位置決め自在に固定装置に取付けられ、必要に応
じてファウンテンローラ−に隣接するインキローラー、
又はファウンテンローラ−の周面に対し接離されるよう
にインキファウンテンに設けられたドクターブレードが
備えられている。

〔作　　用〕

インキファウンテンが前記最大印刷幅の適宜の位置に位
置するように輪転印刷機のフＩ／−ム部にインキファウ
ンテンを固定装置により装着すると共に、インキファウ
ンテン内にインキを供給する。

すると、ファウンテンローラ−は、インキ供給経路の隣
接するローラーに当接乃至近接すると共に、一部周面は
インキに浸漬される。

それから、回転駆動装置によりにファウンテンローラ−
を回転駆動する。その回転速度は、回転速度制御装置に
より適正な速度に制御される。

すると、インキファウンテン内のインキは、回転するフ
ァウンテンローラ−の周面により導き出され、隣接する
ローラーの周面に転移され、順次、インキ供給経路を経
て刷版面に転移供給される。

輪転印刷機の運転終了後、又はインキ換え（例えばイン
キ色換え）の場合には、インキファウンテンを輪転印刷
機のフレーム部から取り外した後隣接のローラーから刷
版面に至るインキ供給系路を洗浄する。インキ換えの場
合には、更に新しいインキのインキファウンテンを上記
と同様にして輪転印刷機のフレーム部に装着すると共に
、インキファウンテン内に新しいインキを供給する。

〔実　施　例］ この発明の実施例を図面に従って説明する。

第１図において、輪転印刷機（図示しない）のフレーム
を構成し、且つ版胴（図示しない）の軸と平行に設けら
れたインキ供給装置装着部Ｆに複数個（図示の例では４
個）のインキ供給装置ＩＳが列設されている。

インキ供給装置Ｉｓにおいては、輪転印刷機の最印刷幅
より小さい幅であるインキファウンテン１は、第２図に
示すような断面が舟底形であり、その内に軸部２′とそ
れに嵌着された筒状の外周部材２°°　とから成り、イ
ンキ供給装置Ｉｓが装着されたとき、輪転印刷機のロー
ラーＩＲの下側に隣接するファウンテンローラ−２が長
手方向に収容され、その下側部はインキファウンテン１
内に貯留されたインキに浸漬され、細部２′の阿端部は
、インキファウンテン１の同側壁に軸受３．３により回
転自在に支承され、一方の端部はインキファウンテン１
の側壁から突出しており、歯付きプーリー４が取付られ
ている。

インキファウンテン１の前側壁には電動機５が固定され
、電動機５の出力軸６には歯付きプーリー７が取付られ
、阿歯付きプーリ４，７にはタイミングベルト８が巻掛
けられており、ファウンテンローラ−駆動手段を構成し
ている。岡歯付きプーリ４，７及びタイミングベルト８
はカバー９で覆われている。

電動機５は、コネクター１１を介して回転速度制御装置
１２に接続され、更に回転速度制御装置１２は必要に応
じて輪転印刷機制御装置（図示しない）に接続されてお
り、輪転印刷機の始動と共に回転速度制御装置１２の作
動を開始させ、電動機５の回転速度を輪転印刷機の運転
速度に整合した状態にするようになっている。

インキファウンテン１は、幅方向の軸線回りに傾動自在
に台座２０に取付られ、台座２０がインキ供給装置装着
部Ｆに長手方向に位置調整自在に取付けられている。

台座２０は、第２図に示すような断面に形成されている
。

台座２０には夫々長手方向に伸びる前倒傾斜台部２１、
中間部１’１Ｓ２２、後側台部２３及び前側垂下壁部２
４から形成され、インキファウンテン１の底面は、前側
傾斜台部２１、中間凹部２２及び後側台部２３に支承さ
れると共に、後側台部２３上にヒンジ２５により取付け
られている。

前側傾斜台部２１には、凹欠部２６が形成され、凹欠部
２６内には、偏心カム２７とウオームホイール２８とが
一体となって幅方向軸線回りに回転自在に取付けられ、
更にウオームホイール２８に噛み合うウオーム２９が回
転自在に取付けられており、ウオーム２９と同軸線一体
の操作軸３０が前側傾斜台部２１の前面に突出している
。

従って、偏心カム２７の周面は、インキファウンテン１
の底面に当接され得るようになっている。

インキ供給装置Ｉｓが装着されたとき、台座２０の前側
垂下壁部２４は、インキ供給装置装着部Ｆの前側段部Ｆ
ｌに滑動自在に支承され、前側垂下壁部２４の裏面がイ
ンキ供給装置装着部Ｆの前側面に当接し、後側台部２３
の下面に取付られた移動層キャスター３１はインキ供給
装置装着部Ｆ上面に支承される。

インキ供給装置装着部Ｆの下方には、長手方向に案内棒
４１が設けられ、案内棒４１に滑動自在に滑動駒４２が
嵌装され、滑動駒４２に取付けられた雄ねじ部材４３は
インキ供給装置装着部Ｆの前側突縁部に形成された長手
方向の案内溝孔４４から突出し、雄ねじ部材４３には雌
ねじ部材４５が螺着されている。

そうして、インキ供給装置装着部Ｆの前側面と雌ねじ部
材４５との間に台座２０の前側垂下壁部２４の下地縁部
が挾まれるようになっている。

第６図に示すようにインキファウンテン１には、必要に
応じてドクター手段５０が装着され得る。

具体的には、ローラーＩＨの周面に近接したドクターブ
レード５１を挾持するホルダー５２が保持台５３の上面
に適宜の手段により進退方向位置調整自在に保持されて
いる。保持台５３の中間部は、インキファウンテン１の
前側壁部に取付けられたブラケット５４にインキファウ
ンテン１の幅方向軸線回り傾動自在に枢着され、保持台
５３の後端部とブラケット５４との間には、流体圧シリ
ンダー５５が介在し、流体圧シリンダー５５の作動によ
りドクターブレード５１はローラーＩＲの周面に対し接
離されるようになっている。

なお、図示の例ではドクターブレード５１は、ローラー
ＩＲの周面に対し接離されるようになっているが、ファ
ウンテンローラ−２の周面に対し接離されるようにして
もよい。

上記のような構成のドクター手段５０は、ドクターブレ
ード５１の長さを短くすることができ、その取扱いが容
易であり、支持機構も簡易化・軽量化され、更にローラ
ーＩＲ１又はファウンテンローラ−２の周面に対するド
クターブレード５１の近接乃至当接状態の調整精度が向
上される。

第４図及び第５図には、電動機内蔵型のファウンテンロ
ーラ−２（Ａ）、２（Ｂ）が示されている。

ファウンテンローラ−２（Ａ）、　２（Ｂ）は、外周部
材２°°内に電動機５が内蔵されており、電動礒５の軸
６′の両端がインキファウンテン１の両側壁に固定され
ている。

そうして、ファウンテンローラ−２（Ａ）においては、
電動！１５の軸６°にステータが設けられると共に、前
記のように軸６′が固定され、この軸６゛に軸受を介し
て回転自在に支承されたファウンテンローラ−の外周部
材２パにローターが直接取付けられているのである。

又、ファウンテンローラ−２（Ｂ）においては、電動機
５の軸６′に軸受を介して回転自在に支承されたファウ
ンテンローラ−の外周部材２゛′が更にローター側と遊
星歯車減速機構６０を介して結合されているのである。

なお、外周部材２°′内にインキが侵入しないように軸
封が施されている。

上記のようにファウンテンローラ−が電動機内蔵型の場
合は、インキ供給装置ＩＳが小型化され、省スペース化
が図れると共に、伝動機構が露出しないので安全性が向
上される。

上記の輪転印刷機におけるインキ供給装置の操作・作用
について説明する。

先ず前記最大印刷幅におけるインキ供給の必要な位置に
対応する位置において、インキ供給装置装着部Ｆ上に各
インキ供給装置Ｉｓを載置し５押進めると５台座２０は
、移動用キャスター３１に支承されて軽く前進する。そ
うして台座２０の前側垂下壁部２４の裏面がインキ供給
装置装着部Ｆの前側面に当接した後、前側垂下壁部２４
の下端面がインキ供給装置装着部Ｆの前側段部Ｆｌ上に
支承され、インキ供給装置Ｉｓは所定位置に位置決めさ
れる。

それから、雌ねじ部材４５を操作して、滑動駒４２を案
内棒４１に沿って滑動させ、雌ねじ部材４５を台座２０
の前側垂下壁部２４の前面に位置させた後、雌ねじ部材
４５を回して締着け、雌ねじ部材４５で台座２０の前側
垂下壁部２４をインキ供給装置装着部Ｆの前側面に押圧
固定する。かくして、各ファウンテンローラ−２は、輪
転印刷機のローラーＩＲに対して長手方向の所定位置に
おいて隣接する。

ファウンテン口・−ラー２とローラーＩＲとの対向周面
間の当接状態乃至隙間の調整は、操作軸３０を回してウ
オーム２０・ウオームホイール２８を介して偏心カム２
７を回転させることにより行われる。インキファウンテ
ン１の底面に当接する偏心カム２７の回転により、イン
キファウンテン１はヒンジ２５の軸線回りに傾動し、フ
ァウンテンローラ−２はローラーＩＲに対して接離し、
ファウンテンローラ−２とローラーｔＲとの対向馬面間
の当接状態乃至隙間の調整が行われるのである。

しかる後、インキファウンテン１内にインキを供給し、
ファウンテンローラ−２の下側周面をインキに浸漬する
と共に、各電動機５を夫々の回転速度制御装置１２とコ
ネクター１１により接続する。

インキファウンテン１内へのインキの供給は、インキ供
給装置Ｉｓをインキ供給装置装着部Ｆへ装着する前に行
ってもよいゆ 以上の準備操作の後、輪転印刷機が始動されると、回転
速度制御装置１２によって、輪転印刷機の運転速度に応
じた回転速度で電動機５は運転制御される。

ファウンテンローラ−２は、歯付きプーリー・タイミン
グベルト伝動機構を介して制御された周速で回転駆動さ
れる。

電動機内蔵型のファウンテンローラ−２（Ａ）の場合に
は、電動機５の回転が直接ファウンテンローラ−の回転
となり、ファウンテンローラ−２（Ｂ）の場合には、電
動機５の回転が遊星歯車減速機構６０を介して減速され
てファウンテンローラ−２の回転となる。

インキファウンテン１内のインキは、回転するファウン
テンローラ−２の周面により導き出され、隣接するロー
ラーＩＨの周面に転移され、順次、インキ供給経路を経
て刷版面（図示しない）に転移供給される。

輪転印刷機の運転中にファウンテンローラ−２の回転状
態が不適正となった場合、又は輪転印刷機の運転にあた
ってファウンテンローラ−２の回転状態が不適正になる
と考えられる場合には、回転速度制御装置１２を調整し
て電動ｙ１５、即ちファウンテンローラ−２の回転速度
を修正する。この回転速度修正は、ファウンテンローラ
−２毎に個別に行い得る。又、輪転印刷機の運転により
消費された分のインキは、公知の手段によりインキファ
ウンテン１内に適宜補充される。

輪転印刷機の運転終了後、又はインキ換え（例えばイン
キ色換え）の場合には、上記の装着操作と逆の手順でイ
ンキ供給装置Ｉｓをインキ供給装置装着部Ｆから取り外
した後、ローラーＪＲから刷版面に至るインキ供給系路
を、例えば公知の自動洗浄手段（図示しない）により洗
浄する。インキ換えの場合には、更に新しいインキのイ
ンキ供給装置ＴＳを上記の装着操作の手順によりインキ
供給装置装着部Ｆに装着する。

インキ供給装置工Ｓにドクター手段５０が具備されてい
る場合には、ドクター手段５０のホルダー５２を保持台
５３上で滑動位置調整し、ローラーＩＲ（又はファウン
テンローラ−２）の周面に対しドクターブレード５１を
適切な近接乃至当接の状態にする。

そうして、流体圧シリンダー５５を作動させると、保持
台５３は回動され、ドクターブレード５１はローラーＩ
Ｒ（又はファウンテンローラ−２）に対してトリップ作
動する。この装置では、ドクター手段５０がインキファ
ウンテン１及びファウンテンローラ−２と一体で装着及
び取り外しができるので、印刷終了後、又はインキ換え
の場合にドクター手段５０の洗浄作業を省くことができ
る。

〔発明の効果］ この発明の輪転印刷機におけるインキ供給装置よれば、
輪転印刷機の最大印刷幅の異なる部位毎に異なるインキ
（例えば色の異なるインキ）を供給することができ、前
記最大印刷幅における異なる部位毎にインキの交換がで
き、且つ前記異なるインキを供給すること及びインキの
交換を極めて容易、且つ短時間に行い得ることは無論の
ことである。更にインキファウンテンに設けたファウン
テンローラ−を輪転印刷機の運転速度とは別個に任意の
周速に修正制御して回転し得るので、インキファウンテ
ン内のインキを適正に導き比して刷版に対し供給するこ
とができ、且つインキファウンテン内のインキを徒に撹
拌することがなく、インキの飛散やインキ内への空気の
包含を防止することができる。

従って、輪転印刷機の高速運転にも対応し得る。

更に、構成が簡易であるので保守管理が容易であり、加
えて、伝動機構がインキ供給装置と一体であるから、確
実な伝動が行われ、且つ作業者に対する安全性も高い。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施例における輪転印刷機におけ
るインキ供給装置の斜視概略図、第２図は、この発明の
実施例における輪転印刷機におけるインキ供給装置の横
断面図（駆動手段に係る部分は省略・第１図参照）、 第３図は、この発明の実施例における輪転印刷機におけ
るインキ供給装置の部分断面平面図（台座に係る部分は
省略・第１図参照）、 第４図は、この発明の実施例における電動機内蔵型のフ
ァウンテンローラ−の断面図 第５図は、この発明の実施例における電動機内蔵型の別
形ファウンテンローラ−の断面図第６図は、この発明の
実施例における輪転印刷機におけるインキ供給装置にド
クター手段を装着した場合の横断面図（駆動手段に係る
部分は省略・第１図参照）である。 Ｆ：インキ供給装置装着部　　Ｆｌ、前側段部ＩＳ：イ
ンキ供給装置　　　　　ＩＲ；ローラー１：インキファ
ウンテン ２．２Ａ、２Ｂ：ファウンテンローラ−２′：軸部２′
°二外周部材　　　　　３：軸受

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）輪転印刷機の最大印刷幅より小さい幅であるイン
   キフアウンテン、インキフアウンテンに回転自在に設け
   られたフアウンテンローラー、インキフアウンテンに一
   体的に取付けられたフアウンテンローラーの回転駆動装
   置、回転駆動装置に接続可能な回転速度制御装置及びイ
   ンキフアウンテンを前記最大印刷幅の適宜の位置におい
   て輪転印刷機のフレーム部に着脱自在に装着する固定装
   置から構成された輪転印刷機におけるインキ供給装置
2. （２）インキフアウンテンが幅方向軸線回りに傾動位置
   決め自在に固定装置に取付けられている請求項（１）に
   記載の輪転印刷機におけるインキ供給装置
3. （３）フアウンテンローラーに隣接するインキローラー
   、又はフアウンテンローラーの周面に対し接離されるよ
   うにインキフアウンテンに設けられたドクターブレード
   が備えられた請求項（１）又は（２）に記載の輪転印刷
   機におけるインキ供給装置