JPH03157655A - 画像記録媒体 - Google Patents

画像記録媒体

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JPH03157655A
JPH03157655A JP29621789A JP29621789A JPH03157655A JP H03157655 A JPH03157655 A JP H03157655A JP 29621789 A JP29621789 A JP 29621789A JP 29621789 A JP29621789 A JP 29621789A JP H03157655 A JPH03157655 A JP H03157655A
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JP29621789A
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Hisao Yaegashi
八重樫 尚雄
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プリンター、複写機又はファクシミリ等に用
いられる光エネルギー及び熱エネルギーにより画像形成
を行なう画像記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
多色画像でも色すれかなく高品位の記録ができ、保存安
定性に富み、小型の装置で消費エネルギーの少ない記録
方法を提供するために、本出願人は熱エネルギーと光エ
ネルギーとを与えた時、反応が急激に進んで転写特性が
不可逆に変化する記録媒体を使用し、画信号に応じた前
記特性の違いによる像を記録媒体上に形成し、この像を
非記録体に転写する画像形成方法を特開昭62−174
195号にて提案した。
この画像形成方法において使用する記録媒体の例の模式
断面が第1図に示される。記録媒体1は、基材1a上に
設けられた結着剤層1bと、画像形成素体の分布層IC
とからなっている。画像形成素体の種類および色調は用
途によって自由に選択できるが、以下の説明においては
例としてカラー記録用の記録媒体1を用いる態様、すな
わち上記分布層1cを構成する画像形成素体が3種類で
ありそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)のいずれか一種類の着色成分を含有している場合
について説明する。
画像形成素体は、含有する着色成分に対応する波長選択
性を有する。すなわち、例えばイエローの着色成分を含
有する画像形成素体は、熱と波長λ1の光が加えられた
時、架橋が急激に進み硬化する。そして波長λ1以外の
光が加えられた時は架橋は進行しない。
次に、上述した構成を有する記録媒体1を用いる画像記
録方法について説明する。
第2図(a)の記録媒体の厚さ方向模式断面図を参照し
て、まず上記記録媒体1をサーマルヘッド3aに重ね、
サーマルヘッド3aの全熱部全域をカバーするように光
を照射する。この光照射においては、画像形成素体が反
応する波長のものを順次照射する。例えば、画像形成素
体がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の
3種類から構成されている場合、それぞれに対応する波
長λ1゜λ2.λ3の光を順次照射する。つまり、まず
記録媒体1の画像形成素体の分布層1c側から波長λ1
の光を照射するとともに、例えばサーマルへラド3aの
発熱抵抗体す、d、eを発熱させる。するとイエローを
呈する画像形成素体のうち熱と波長λ1の光との両方が
加えられた画像形成素体く第2図(a)でハツチングの
ほどこされた部分。以下、硬化した画像形成素体をハツ
チングで示す)が硬化する。次に、第2図(b) 、 
(c)に示すように波長λ2.λ3の光を照射するとと
もに、発熱抵抗体を選択的に発熱させると最終的に硬化
しなかった画像形成素体により素体の分布層lc中に転
写すべき潜像が形成される。
次に、第2図(d)に示すように、潜像の形成された記
録媒体1と被記録体8とを、画像形成素体の分布層1c
が被記録体8と接するように接面させて、記録媒体1ま
たは被記録体8側から加熱、加圧し、被記録体8上に潜
像を転写して被記録体8上に転写像を形成する。
光エネルギーと熱エネルギーが付与されることにより転
写特性が変化する画像形成素体は、少なくとも光及び熱
感応成分を含有しており、該感応成分は、光重合開始剤
及び高分子化成分からなることが好ましく、該高分子化
成分は不飽和二重結合を有するモノマー、オリゴマー、
またはポリマーからなることが好ましい。
この媒体を用いてあざやかなカラー画像を形成するため
には各色画像形成素体に照射する光エネルギーに対し、
該各素体が選択性を示さなければならない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記光及び熱エネルギーにおいて転写特性を変
化させ画像形成素体により画像形成を行なう方法をさら
に改良するための記録媒体を提供するものであり、特に
各種画像形成素体の光源に対する選択反応性を向−トさ
せることにより高速であざやかなカラー画像が形成でき
る画像記録媒体を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、熱と光エネルギーの付与により転写特性が変
化する複数種の画像形成素体より成る転写記録層を基板
上に有する画像記録媒体において、全種の画像形成素体
の外側表面に、300nm以下の紫外領域に大きな吸収
極大を示す物質より成る紫外線吸収層が設けられている
ことを特徴とする画像記録媒体であり、該媒体は各構成
素体の光エネルギーに対する選択性が優れているため、
あざやかなカラー画像記録を実現することができるもの
でる。
すなわち、本発明者らは画像形成素体(以下単に素体と
略称)の光源に対する選択反応性を向上させるため鋭意
研究の結果、以下に示す認識を得本発明を完成させたの
である。
一般に使用する光重合開始剤を感光させる光の波長域は
およそ300〜600nmの範囲で分けることが望まし
いが、それは多くの光重合開始剤はその分子内に芳香環
を含んでおり、芳香環の遷移に基〈吸収帯が300nm
以下に存在する為、300nm以下の波長の光に対して
いずれも感度を有してしまい、感光波長域を分けるのが
困難となり、また、600nm以上の波長の光では十分
な感度が得られなくなるためである。
ここで、素体を感光させる光源としては、水銀の輝線を
発生する励起光源を石英管で覆い所定の蛍光体をフィル
ターとして所望の波長域が得られるような光源を用いる
ことができるが、石英管を透過した紫外線には蛍光体を
用いても300nm以下(主に254nm)の水銀の輝
線波長が含まれており、このため各素体により感光波長
域を選択し照射しても、すべての素体において不必要な
反応が非選択的に起り若干硬化してしまうことがあり。
結果的に画像の白抜は等の原因となっていることが判明
した。
本発明においては素体の外側表面に300nm以下の紫
外領域に大きな吸収極大を示す物質より成る吸収層を設
は不必要な反応を抑止するものである。吸収層として素
体の外側に設けたため、効率よく不要な波長域を遮断し
内部への透過を防ぐことが可能で、また素体中の化合物
と相互的作用を起さず素体の転写特性に影響を及ぼすこ
ともなく光エネルギーに対する選択性を向上させること
ができる。
本発明において素体は不飽和二重結合を有する化合物及
び光重合開始剤より少なくともなる粉体、マイクロカプ
セル等の粒子で、熱と光エネルギーの付与により転写特
性が変化するものであり、複数種の素体とは、該素体に
内包されている光重合開始剤の感光波長域が複数種ある
ということである。
300nm以下の紫外領域に大きな吸収極大を示す物質
による吸収層とは、該物質が素体の外側表面に均一に微
粒子状態で付着している状態、皮膜として覆っている状
態、又はそれらの中間的な状態のいずれでもよいが、強
固に付着している必要はなく、基材上に塗工された状態
で素体表面に付いて層を形成しているものである。ここ
で層とは均質で連続な層に限らず、隙間があり素体表面
がある程度露出していてもその程度が表面全体で比較的
均一であるものは層と称す。又核層は前記物質より成る
が、該物質の他にバインダー類、賦形剤類を含有しても
よいものである。
次に、本発明に係る素体について説明する。
本発明に用いられる光重合開始剤としては、カルボニル
化合物、ハロゲン化合物、アゾ化合物、有機イオウ化合
物などで、例えば、アセトフェノン、ベンゾフェノン、
クマリン、キサントン、チオキサントン、カルコン、ス
チリルスチリルケトンなどの芳香族ケトン類、及びその
誘導体:ベンジル、アセナフテンキノン、カンファーキ
ノンなどのジケントン類及びその誘導体:アントラキノ
ンスルホニルクロライド、キノリンスルホニルクロライ
ド、2,4.6−トリス(トリクロロメチル)−5−ト
リアジンなどのハロゲン化合物などが挙げられるが、本
発明はこれに限定されるものではない。
また、転写記録層を構成する素体は含有する着色剤の種
類によ7て波長選択性を有する必要があり、転写記録層
がn種類の色の画像形成素体により構成されている場合
には、着色された色ごとに異なる波長の光、即ちn種類
の異なる波長の光で急激に重合反応速度が変化する様な
光重合開始剤の組み合わせで画像形成素体の分布層を構
成する。この様な光重合開始剤の組み合わせとじては、
例えば以下の組み合わせを用いることができる。
などとトリへロメチル基を有するS−トリアジンとを併
用する光重合開始剤は、最高感度がおよそ430〜50
0nm付近にある。
などと3級アミン類とを併用する光重合開始剤は、最高
感度およそ370〜400rv付近にある。
00 などと3級アミン類とを併用する光重合開始剤は、最高
感度がおよそ300〜350n園付近にある。
以上のように、使用する光重合開始剤の最高感度波長域
を違えることにより、素体に波長選択性を持たせること
ができる。従って、上記の光重合開始剤を使用すれば、
3色の色分離が可能となる。更にフルカラー記録へと展
開が可能となる。
また、前記素体における不飽和二重結合を有する重合可
能な化合物とは、その化学構造中に少なくとも1つの不
飽和二重結合を有する化合物で、モノマー、オリゴマー
、ポリマーなどの化学形態をもつものである。その例と
しては、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、
アクリロニトリル、アクリルアミドなどの単量体や、ア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イ
ソクロトン酸、マレイン酸などの不飽和カルボン酸とエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエ
チレングリコール、トリメチロールプロパン、l、3−
ブタンジオール、ペンタエリトリトール、ジペンタエリ
トリトールなどの脂肪族多価ポリオール化合物とのエス
テル、更にポリイソシアネート(必要に応じてポリオー
ル類と反応させておいてもよい)と不飽和二重結合を含
むアルコール、アミン類の重付加反応により合成される
ウレタンアクリレート類、ウレタンメタクリレート類、
およびエポキシ樹脂とアクリル酸またはメタクリル酸と
の付加反応により合成されるエポキシアクリレート類お
よびポリエステルアクリレート類、スピンアクリレート
類などがあげられる。
またポリマーとしては、主鎖にポリアルキル、ポリエー
テル、ポリエステル、ポリウレタンなどの骨格を有し側
鎖にアクリル基、メタクリル基、シンナモイル基、シン
ナミリデンアセチル基、フリルアクリロイル基などに代
表される重合性、架橋性の反応基を導入したものがあげ
られるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
また前述の光重合開始剤と不飽和二重結合を有する重合
可能な化合物を含有する素体にはさらに公知のバインダ
ー、着色剤、可塑剤、熱重合防止剤などの添加剤を必要
に応じて含有させることができる。
この様なバインダーとして、ポリメチルアクリレート、
ポリエチルアクリレートなどのポリアクリル酸アルキル
エステル類、ポリメチルメタクリレート、ポリエチルメ
タクリレートなどのポリメタクリル酸アルキルエステル
類、またはメタクリル酸共重合体、アクリル酸共重合体
、マレイン酸共重合体、または塩素化ポリエチレン、塩
素化ポリプロピレンなとの塩素化ポリオレフィン、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリ
ルまたはこれらの共重合体、更にポリビニルアルキルエ
ーテル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン
ポリアミド、ポリウレタン。
塩素化ゴム、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール
、ポリビニルピロリドンなどがあげられるが、本発明は
これらに限定されるものではない。
これらのポリマーは単一で用いても適当な比で2種以上
混合して用いてもよい。またバインダーとして相溶、非
相溶に限らずワックス類を用いても構わない。これらの
ポリマーは全組成中に任意な量を混和させることができ
る。
着色剤は、光学的に認識できる画像を形成するために含
有させる成分であり、各種顔料、染料が適宜用いられる
。このような顔料、染料の例としては、カーボンブラッ
クや黄鉛、モリブデン赤、ベンガラ等の無機顔料、ハン
ザイエロー、ベンジジンイエロー、ブリリアントカーミ
ン6B、レークレッドC、パーマネントレッド F5R
,フタロシアニンブルー、ビクトリアブルーレーク、フ
ァストスカイブルー等の有機顔料、ロイコ染料、フタロ
シアニン染料等の着色剤などがあげられる。
また画像形成後に顕色剤と反応して着色する様な発色剤
を用いても構わない。着色剤の量としては、全組成体中
 0.1〜30重量%が好ましい。
可塑剤としては、ジメチルフタレート、ジエチルフタレ
ートなとのフタル酸エステル類、ジメチルグリコールフ
タレート、メチルフタルエチルグリコレートなどのグリ
コールエステル類、トリフエニルフィスヘートなどの燐
酸エステル類、ジオクチルアジペート、ジオチルアゼレ
ート、ジブチルマレートなどの脂肪族二塩基酸エステル
類などがあげられる。
熱重合防止剤としては、p−メトキシフェノール、ヒド
ロキノン、t−ブチルカテコール塩化第一銅、2.6−
ジーし一ブチルーp−クレゾール、有機酸銅などがある
。つぎに前述の成分からなる素体は、固体である場合粒
径約3〜約50μm、好ましくは7〜15μmの粒子状
素体として、また素体が液状もしくは固体であっても粒
径約3〜約50μm、好ましくは7〜15μIのマイク
ロカプセルとして支持体トに物理的および化学的に結着
させて記録媒体とする。素体の平均粒径はlOμ蹟程度
が好ましい。マイクロカプセルを接着剤により基材上に
結着させる場合、接着剤としてはエポキシ系接着剤、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアク
リルアミド、ポリエステル系、ウレタン系、アクリル系
、ウレタンアクリル系、エチレン−酢酸ビニル系共重合
体系接着剤等が好ましく用いられる。ここで、素体を粒
子状にして基材に担持させる場合は光重合の酸素による
阻害を防止するため、さらに透明基材などの酸素防止層
を設けることが望ましい。
好ましい素体の形態としてはマイクロカプセル状であり
、この形態によれば300nm以下に吸収極大を示す物
質とコア中の化合物とがシェルにより仕切られているの
で、相互の反応が起こることがない。
またマイクロカプセル化の方法としては従来公知の方法
がいずれも通用でき、例えば単純コアセルベーション法
、コンプレックスコアセルベーション法、界面重合法、
1n−situ重合法重合面沈殿法、相分離法、スプレ
ードライング法、気中懸濁被覆法、メカノケミカル法な
どが用いられる。
基材としては、ポリエステル、ポリカーボネート、トリ
アセチルセルロース、ナイロンポリイミド、ポリエチレ
ンテレフタレート、アルミニウムなどがあげられ、これ
らはフィルム状、板状、ドラム状、球状であってもよい
次に素体の外側に設けられる吸収層は、 300nm以
下の紫外領域に大きな吸収をもつ物質から構成されるも
のであるが、該物質としては1.3−ジメチルナフタレ
ン等のナフタレン誘導体、4,4°−ジメチルビフェニ
ル等のジフェニル誘導体、1.2−ナフトキノン等のキ
ノン誘導体、ベンジル等のベンジル誘導体、ベンゾフェ
ノン等のベンゾフェノン誘導体等を挙げることができる
が、これらの物質に限らず200〜300nIIにEm
ax 10部以上、好ましくは103以りの吸収を示す
物質であればいずれも用いることができる。
これらの物質は単独または複数種混合して用いてもよく
、またシリカ、アルミナ等に吸着された状態で用いるこ
ともできる。さらにポリメチルメタクリレート等バイダ
ー等と混合して用いてもよい。用いる量は素体(マイク
ロカプセルの場合はコア)1重量部に対して0.O2N
2.00部、特に0.05〜1.00部が好ましく、少
なすぎれば300nm以下の紫外線の吸収が十分でなく
、多すぎれば相対的に素体の量が減少するので画像のき
めが粗くなり又転ず物性に悪影響を与える。担体やバイ
ンダーを用いる場合にはそれらを加えた総量が0.1〜
2.00部以下にするとよい。又微粒子状の物質を用い
る場合はその粒度は1−以下がよい。
これらの物質を素体の外側へ設ける方法としては、従来
公知の表面改質法やマイクロカプセル化法、例えば単純
コアセルベーション法、コンプレックスコアセルベーシ
ョン法、界面重合法、1n−situ重合法重合面沈殿
法、相分離法、スプレードライング法、気中懸濁被覆法
、メカノケミカル法、コーティング法、パイプリタイゼ
ーション法などにおいて行なうことができる。二わらの
方法により、前記物質を微粒子状態で付着している状態
、皮膜として覆っている状態、またその中間的な状態で
素体外側表面に設ければよい。概ね厚みとしてはO0旧
〜1.0μ程度でよい。
又その他の構成については公知技術に基づき本発明を実
施することができる。
〔実施例〕
第1表〜第3表に示す成分を用い、下記の方法でマイク
ロカプセル状の画像形成素体を製造した。
先ず100gの水及びイソブチレン−無水マレイン酸共
重合体(イソパン−10,クレハ化学社製)26gを混
合し、水酸化ナトリウムlogを添加して80℃にて6
時間攪拌する。更に室温まで冷却した後ここにペクチン
3.1%水溶液700gを混合して20分間攪拌する。
前記イソパン−ペクチン混合液200gを20%硫酸溶
液’t’pHを4.0ニ調整しテ0.2gのクオドロー
ル(BASF社製)を添加し、これをホモミキサーで3
000rpmで攪拌しながら、前記第1表乃至第3表に
示す成分20gを、30gのクロロホルムで溶解した溶
液を10〜15秒かけて没入し、そのままI(1分間乳
化を行う。
更に府記乳化液を500m1のビーカーに移し、そのま
ま攪拌羽根で1〜2時間攪拌を続けて溶媒を留去する。
次に8.3gの尿素溶液(50重量%)、5gの水に溶
解したレゾルシン0.4g%I0.7gのホルマリン(
37%)及び10m1lの水に溶かした0、6gの硫酸
アンモニウムを2分間隔で加える。
このまま60℃に昇温して3時間攪拌を続けた後、温度
を下げ、20%の苛性ソーダ溶液でpHを12.0とし
、このカプセル液を濾過した後2回1000m B、の
水で洗浄して乾燥を行い、マイクロカプセル状の画像形
成素体を得る。
前記画像形成素体は、第1表乃至第3表のコアがシェル
で被覆されたマイクロカプセルで、粒径7〜!5μl、
平均粒径約10μmに形成される。
次に紫外線吸収剤Uvinul MS−40(BASF
社製。
吸収極大285nI11)の微粉末(平均粒径100μ
■以下)を、第7図に示す混合機中でカプセルと該吸収
剤を混合、摩擦させることにより、カプセルの外側に重
量比で5%付着させた。
このようにして形成した画像形成素体を、基材1a上に
付着剤1bにて付着させて転写記録媒体1を得る。
前記付着方法を更に詳しく説明すると、例えば日本合成
化学工業■製のポリエステル系接着剤ポリエスタ−LP
−022(固形分50%)lccにトルエン3ccの割
合で溶解してなる付着剤1bを、厚さ6μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルムよりなる基材1a上に塗布
する。その後、溶剤を乾燥除去して厚みを1μmにする
。この付着剤tbはガラス転移点が一15℃であるため
、室温でも微妙なタックが残っており、前記の如く形成
した画像形成素体を容易に基材1aに付着させることが
可能である。
次に上記の如く得られた第1表乃至第3表に示すものを
コア材としたマイクロカプセル状の画像形成素体を1:
1:1の割合で混合し、これを振り掛けて接着させる。
その後、余分な画像形成素体を払い落とすと1画像形成
岩体は略1層且つ90%の割合で付着層上に配置される
その後、約1 kgf/cm2の圧力と、約80℃の熱
エネルギーを与えて画像形成素体を支持体la上に強固
に固定させて転写記録媒体1を構成する。
前記第1表で示す画像形成素体中の光開始剤は、第3図
の吸光特性において、グラフAの帯域(ピーク波長29
8rv)の光を吸収して反応を開始し、画像形成時には
マゼンタ色となり、第2表で示す画像形成素体中の光開
始剤は、第3図のグラフBに示した帯域(ピーク波長3
89n■)の光を吸収して反応を開始し、画像形成時に
はシアン色となり、また第3表で示す画像形成素体中の
光開始剤は、第3図のグラフCに示した帯域(ピーク波
長458nm)の光を吸収して反応を開始し、画像形成
時にはイエロー色となる。
このようにして得られた記録媒体1を巻回して、第5図
に示す装置に、該記録媒体1のPUTフィルム側が加熱
面(サーマルヘッド3aに接触する面)となるよう組み
込んだ。
図において、1は長尺シート状の転写記録媒体であって
、ロール状に巻き回して供給ロール2として装置本体M
に着脱可能に組み込まれている。
即ち、この供給ロール2は、装置本体Mに設けられた回
転自在の軸2aに着脱可能に装填される。
そこで先ずこの転写記録媒体1の先端を供給ロール2.
ガイドローラ 12a、記録ヘッド3a及びガイドロー
ラ!2bを経由し、転写ローラ4aと加圧ローラ4bの
間から剥離ローラ5.ガイドローラ+2cによって変向
して巻取りロール6へ至らせ、その先端を巻取りロール
6にグリッパ−(図示せず)等の手段により係止する。
その後は公知の駆動手段によって巻取りロール6を矢印
C方向にトルクを与えながら、転写ローラ4aを回転さ
せることによって、転写記録媒体1を矢印a方向に繰り
出す。この繰り出しと同期して記録部3で前記転写記録
媒体1に熱エネルギー及び所定波長の光エネルギーを選
択的に付与して画像を形成し、転写部4で被記録媒体た
る記録紙8と重ね合わすと共に、熱及び圧力を印加して
前記画像を記録紙8に転写する。更に画像転写後の転写
記録媒体1を巻取りロール6に巻き取ると共に、記録紙
8を排出ローラ対+3a、 13bによって排出トレー
l!に排出する如く構成している。
尚、前記転写記録媒体1の巻き取りに際し、供給ロール
2には例えばヒステリシスブレーキ(図示せず)等の公
知の手段によって一定のパックテンションが与えられ、
このテンション及び前記ガイドローラ12a、 12b
によって、転写記録媒体1は記録ヘッド3aに対して一
定の圧力で、且つ一定の角度で圧接しつつ搬送されるよ
うに構成している。
次に記録部3について説明する。記録部3は本実施例で
は第1のエネルギーとなる熱エネルギーを、前記転写記
録媒体1に付与するための加熱手段と、第2のエネルギ
ーとなる光エネルギーを、同じく前記転写記録媒体1に
付与するための光照射手段とから構成されている。
加熱手段は、記録ヘッド3aの表面に画信号に応じて発
熱する幅0.2+a+aであって8ドツト/aSの^−
4サイズ用、ラインタイプの発熱素子3bが1728個
−列に配列されてなり、前述した通り転写記録媒体1の
支持体la側が搬送の際のバックテンションによって前
記発熱素子3bに所定圧力をもって圧接するように構成
されている。尚、前記画信号は用途に応じて、例えばフ
ァクシミリ、イメージスキャナ、あるいは電子黒板等の
制御部からせられる。
一方、前記記録ヘッド3aと対向した転写記録層lb側
には、光照射手段が配設されている。この光照射手段は
内径40mmの石英ガラス製の円筒よりなる回転体3c
が3組のローラ対3d、 3e、 3fによって回転可
能に支持され、モーターにより前記ローラ3dを駆動回
転することによって一定速度で回転するように構成され
ている。
また前記回転体3cの内面には3種類の蛍光体A、B、
Cが円周方向120度(3等分)ずつのストライブに塗
布されている。本実施例では前記蛍光体Aの主成分とし
て (Ca、Zn)、(PO4)2:Tl (タリウム
付活カルシウム亜鉛リン酸塩)を用い、蛍光体Bの主成
分として (Sr、Mg)、P、0.:Eu (ユーロ
ピウム付活ストロンチウムマグネシウムビロリン酸塩)
を用い、蛍光体Cの主成分としてBa、MgA1.。
Ott:Eu (ユーロピウム付活バリウムマグネシウ
ムアルミン酸塩)を用いている。
前記回転体3cの内部には光源3gが配設され、該光源
3gの点灯により前記蛍光体A、B、Cが発光する如く
構成されている。尚、本実施例では前記光源3gとして
低圧水銀灯を用いており、この光源3gが点灯すると蛍
光体Aは第4図のグラフA(ピーク波長:10106n
 、蛍光体Bは第4図のグラフB(ビーク波長390n
m) 、蛍光体Cは第4図のグラフC(ビーク波長45
0nm)の分光分布を有する光を発する。そして前記蛍
光体A、B、Cで発した光は、遮光板3hに形成された
幅0.5mn+のスリット3Nを通って転写記録層1b
に照射する6従って、前記回転体3Cを回転させると共
に、光源3gから光を照射すると、蛍光体A、B、Cが
順に励起発光し、夫々分光分布の異なる光がスリット3
1を通って転写記録層1bに照射される。
次に転写部4について説明する。この転写部4は前記記
録部3よりも転写記録媒体1の搬送方向下流側に配設さ
れ、第5図に示す如く矢印す方向に駆動回転する転写ロ
ーラ4aと、この転写ローラ4aに圧接して従動回転す
る加圧ローラ4bとによって構成されている。
前記転写ローラ4aは、表面が[I厚で硬度70度のシ
リコンゴムによって被覆されたアルミローラで構成され
、且つ内蔵された800Wのハロゲンヒータ4Cによっ
て表面が90〜100℃に保持されるように構成されて
いる。
また加圧ローラ4bは、硬度70度のシリコンゴムによ
って1ffie厚被覆されたアルミローラからなり、バ
ネ等の加圧手段(図示せず)によって転写ローラ4aと
の押圧力が6〜7 kgf/c+aになるように設定さ
れている。
また第5図(A)に示すようにカセット7内には被記録
媒体たる記録紙8が積載されており、この記録紙8が給
送ローラ9.レジストローラ対10a。
10bによって一枚ずつ給送され、LED 26aとフ
ォトトランジスタ26bからなるレジストセンサー26
によって前記給送される記録紙8の先端を検出し、給送
タイミングを制御することによって、前記転写記録媒体
1の像領域と記録紙8とが重なるように同期して転写部
4へ給送する如く構成している。
従フて、前記転写部4においては転写記録媒体l及び記
録紙8が両ローラ4a、 4b間を通るときに圧力及び
熱が印加されるものである。
次に上記の如く構成された記録装置を使用して記録を行
う場合の記録方法について説明する。
尚、この実施例では、熱を画像信号に応じて付与し、光
は一様に付与する例を示す。
尚、この実施例では、熱を画像信号に応じて付与し、光
は一様に付与する例を示す。
モーターを駆動させて転写記録媒体1を供給ロール2か
ら順次繰り出し、記録部3に於いて転写記録媒体1の転
写記録層ICに光と熱とを画信号に応じて付与すると像
が形成される。
第7図のタイミングチャートに示すように、マゼンタ色
記録に際しては発熱素子列のうち画信号のマゼンタの補
色、即ち緑色の画信号に相当する発熱素%3bに10m
5の通電を行い、これと同時に光源3gを10m5点灯
する。このときスリット31に位置する転写記録層1c
には回転体3Cの蛍光体Aが対向しており、第4図のグ
ラフAに示す分光分布の光エネルギーが転写記録層1c
に一様に照射される。
次にシアン色記録に際しては、前記マゼンタ色記録にお
ける発熱素子3bへの通電開始から50a+s後に、今
度は発熱素子列のうちシアンの補色、即ち赤色の画信号
に相当する部分に15IIISの通電を行い、これと同
時に光源3gを15ns点灯する。このときスリン)3
1に位置する転写記録層1cには回転体3Cの蛍光体B
が対向しており、第4図のグラフBに示す分光分布の光
エネルギーが転写記録層1cに一様に付与される。
次にイエロー色記録に際しては、前記シアン色記録にお
ける発熱素子3bへの通電開始から50m5後に、今度
は発熱素子列のうちイエローの補色、即ち青色の画信号
に相当する部分に25+osの通電を行い、これと同時
に光源3gを25m5点灯する。このときスリット31
に位置する転写記録層1cには回転体3Cの蛍光体Cが
対向しており、第4図のグラフCに示す分光分布の光エ
ネルギーが転写記録層1cに一様に付与される。
以上のような要領でマゼンタ、シアン、イエローの補色
画信号に応じて発熱素子3bの発熱1回転体3cの回転
及び光源3gの点灯を制御して転写記録層Icに転写像
を形成し、この像形成に対して150a+s/Lin5
の縁り返し周期で同期して転写記録媒体を搬送する。
前記の如くして転写記録媒体1に像が形成され、その像
が転写部4において記録紙8にマゼンタ、シアン、イエ
ローによるカラー画像として転写される。
像転写後は、剥離ローラ5によって転写記録媒体1と記
録紙8とを剥離し、所望の色の画像記録が行われた記録
紙8を排出ローラ対1:la、 +3bによって排出ト
レーIIに排出する。また転写記録媒体1は巻取りロー
ル6に巻き取られる。
以上説明した一連の操作により、本発明の画像記録媒体
を製造し、これを用いて画像形成を行なフたところ鮮や
かなカラー記録が得られた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、素体の外側に300nm以下で吸
収する物質による吸収層を設けることにより、素体の光
源に対する選択性を向上させることができ、これにより
鮮やかなカラー画像を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の転写記録媒体の基本的構成を示す模式
図、第2図は本発明の媒体を用い(a)。 (b) 、 (c) 、 (d)の順で行なう記録方法
の説明図、第3図は実施例で示した転写記録媒体中の光
開始剤の吸収特性を示すグラフ、第4図は同じく光照射
手段の分光特性を示すグラフ、第5図は実施例で用いた
記録装置の構成を示す模式図、(A)は模式断面図、(
B)は模式斜視図、第6図は実施例で用いたマイクロカ
プセル外側に吸収剤を付着させる装置の構成を示す模式
断面図、第7図は実施例で行なった熱及び光を付与する
タイミングチャートを示す。 1・・・・転写記録媒体、 1b・・・・付着剤、 2・・・・供給ロール、 3・・・・記録部、 3a・・・・記録ヘット(サーマルヘッド)、3b、a
xf・・・・発熱素子列、 3C・・・・・・・・・・・・回転体、3d、 3e、
 3f・・・・支持ローラ、3g・・・・光源、   
   3h・・・・遮光板、31・・・・スリット、 
   4・・・・転写部、4a・・・・転写ローラ、 
  4b・・・・加圧ローラ、4C・・・・ヒータ、 
    5・・・・剥離ローラ、6・・・・巻取りロー
ル、  7・・・・カセット。 8・・・・記録紙、     9・・・・給送ローラ、
10a、 IOb・・・・・・・・レジストローラ、1
1・・・・・・・・・・・・・・排出トレー12a、 
+2b、 12cm−−ガイドローラ、13a、 13
b・・・・・・・・排出ローラ、26・・・・レジスト
センサー 26a−=LED 。 1a・・・・基材、 Ic・・・・画像形成素体、 2a・・・・供給ロール軸、 26b・・・フォトトランジスタ、 TH・・・・サーミスタ、   M・・・・装置本体、
A、B、C・・・・・・蛍光体、 51・・・・ジャケト、    52・・・・攪拌翼、
53・・・・モータ、     54・・・・フタ、5
5・・・・ベース、     56・・・・制御板、5
7・・・・シリンダ、58・・・・フタのロック、59
・・・・シリンダ、 60・・・・方向コントロールユニット61・・・・排
出口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱と光エネルギーの付与により転写特性が変化する
    複数種の画像形成素体より成る転写記録層を基板上に有
    する画像記録媒体において、全種の画像形成素体の外側
    表面に、300nm以下の紫外領域に大きな吸収極大を
    示す物質より成る紫外線吸収層が設けられていることを
    特徴とする画像記録媒体。 2、前記吸収極大Emaxが10^3≦Emaxである
    請求項1に記載の媒体。 3、前記素体がマイクロカプセルである請求項1に記載
    の媒体。
JP29621789A 1989-11-16 1989-11-16 画像記録媒体 Pending JPH03157655A (ja)

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