JPH03157519A - 垂直軸のまわりに高速で回転する部材のための据付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、請求項１の序文に従った、垂直軸のまわりに
高速で回転するのに適用された部材のための据付は構造
に関するものである。

この種の据付は構造は実際に知られており、そして例え
ばキャップ紡績（ｃａｐ　ｓｐｉｎｎｉｎｇ）又はキャ
ップ撚糸（ｃａｐ　ｔｗｉｓｔｉｎｇ）の機械のキャッ
プのために用いられている。例ではキャップ紡績機又は
キャップ撚糸機のキャップである回転部材が垂直に配置
されたその回転軸を有するので、潤滑剤は重力で下方に
排出し、ベアリングへの潤滑剤供給の変動の危険を生ず
る傾向にある。若し、ベアリングが下から潤滑されるベ
アリングであれば、摩擦は、回転部材の所望の高速が維
持されないか、達成すらされないような限度にまで増大
し、そしてベアリングは過熱するだろう。キャップ紡績
機又はキャップ撚糸機のキャップの場合に、糸張力はベ
アリング摩擦によって影響される。未切断を引起こしそ
うな過度の糸張力は、ベアリングの下方からの潤滑の結
果の成行きの過度のベアリング摩擦の結果である。過度
の糸張力の付随の危険のためにベアリングの下方からの
潤滑は、糸張力を好ましくない変化に導く不規則ベアリ
ング潤滑を丁度避けられねばならない。ベアリングの上
方からの潤滑もまた、上方からの潤滑がベアリング摩擦
に逆の影響を有し、そしてその結果、回転部材の走行に
ついて逆効果を有するので、避けられねばならない。据
付は構造での潤滑剤の不規則分配は、漏れを介した好ま
しくない損失の原因となろう。

本発明が解決するために探求する問題は、ベアリングの
非常に均一な潤滑がベアリング内での潤滑剤の非常に薄
いフィルムで備えられ、漏出のために潤滑剤の非常に減
少された損失が提供されるように、垂直軸のまわりに高
速で回転するために適用された部材に関しｔ上で述べら
れた種類の据付は構造を工夫することである。

この問題を解決するために、回転するために適用された
部材は、その外側に、径が上方へ連続して拡がり、且つ
貯蔵チャンバーと連続し、そしてベアリング近くに軸方
向に延びている、少くとも１つの表面部を備えている。

実験によって、本発明に従がう据付は構造内で潤滑剤が
述べられた課題に従がって挙動することが見出された。

潤滑剤のこの挙動に関して明確な理由を与えることは不
可能であるが、しかし、回転部材が本発明に係る据付は
構造で回転する時、潤滑剤回路が、重力によってベアリ
ングから下方に排出する潤滑剤がベアリングへ回転部材
の拡大する表面部に沿って上昇し、そしてベアリングの
すぐ下方の域へ達してそこから潤滑剤がベアリングによ
って吸上げられる現象を生ずる事が想像される。回転部
材の表面部に沿って上昇する潤滑剤に関する可能な解釈
は、ベアリング近くの表面部の径が最大である所で、潤
滑剤が遠心力によって表面からつり揚げられるか、投げ
出され、そして新規潤滑剤が、投げ出された潤滑剤に置
換するために、下方から凝集力によって吸い上げられる
ことにある。回転部材の表面部に沿って上昇する潤滑剤
のための可能な他の解釈は、潤滑剤が、表面部の径の増
大に比例して薄くなる凝集層で表面部の周面にわたって
分配される傾向にあり、それ故新規潤滑剤が層を中断し
ないために上方に流れ、役割もまた恐らく遠心力と凝集
力で演じられることにある。本発明に係る据付は構造の
ベアリング内での潤滑剤の層は、戻される潤滑剤がベア
リング内に直接噴射されないでベアリングによってゆっ
くりと吸引されるので、多分必要とされる減少された厚
さであろう。ベアリングから下方に排出する潤滑剤のベ
アリングへの戻りは漏出損を引起こす実質上の潤滑剤の
たまりをベアリング下方に形成することを阻止する。

各従属項は本発明の有利な展開を開示している。

請求項２の特徴は、潤滑剤の重力排出が遅らされること
、及び回転部材の表面部に沿って上昇される潤滑剤がベ
アリングによって吸い上げられる前に多孔部材内に貯え
られることを導いている。

回路内で潤滑剤で移動される距離がその結果減少され、
そして潤滑剤の供給がベアリング下方で形成され、必要
な限度で潤滑剤をベアリングに供給する。請求項３の特
徴はこの遅延と貯蔵効果とを非常に経済的に達成される
のを特徴とする請求項４の特徴は、回転部材の表面部に
沿って上昇した潤滑剤がベアリング内に直接投げ入れら
れたりつり揚げられたすせずに、潤滑剤の過剰に導くス
テップは、しかし必要なだけベアリングで吸い上げられ
るためにベアリングの下方でまず集められることを特徴
する 請求項５の特徴は、径が上方に拡がった表面部が経済的
に且つ簡単な製造技術で実施されることを特徴とする 請求項６の特徴によれば、上部ベアリング下部のそれと
同様の潤滑剤回路が第２ベアリング下方に作用のために
形成され、それ故第２ベアリングは本発明で提示された
問題に従って潤滑される。

請求項６の特徴はまた、回転部材が回転している間とそ
れが静止している間との両方で、潤滑剤が第２ベアリン
グの下方へは非常に少ししか落下しなく、そしてその下
方での漏出慣が特に停止中に未然に防がれる。

請求項７の特徴は、請求項５の特徴によって提供された
ものと同一の利点を特徴する 請求項８の特徴は、径が上方に広げられた表面部を工夫
するためのスリーブの使用に対する代りを指摘している
。

請求項９に従えば、１つ又は両ベアリングはグリースの
層を所有し、実験で、グリースがベアリングに戻される
潤滑剤を運ぶすぐれた意義を示した。グリース層は、ゆ
えに潤滑剤のベアリングへの還流を増進し、そして潤滑
剤のベアリング内での分配を特徴する 請求項１０の主題は、本発明に係る据付は構造のキャッ
プ紡績又はキャップ撚糸装置の自由に回転可能なキャッ
プでの使用である。本発明に係る据付は構造が、キャッ
プ紡績が少くとも他の紡績工程と等しいか、それ以上に
なるレベルまでキャップ速度の向上を可能とし、糸張力
に直接的に作用する過度又は不規則なベアリング摩擦を
避けることが、この種の回転部材を用いて正確になる。

本発明に係る据付は構造の主たる利点は、ベアリング潤
滑のだめの使用期間が非常に伸びる点にある。

本発明の実施例は、添付図に示されており、以下に詳述
する。

〔実施例〕

第１図から明らかな如く、垂直軸２のまわりに回転可能
な部材３のための本発明に従った据付は構造１は、部材
３を取巻いて同心的に伸び、且つ適切な場所５でねじ（
図示なし）によってキャップ紡績機又はキャップ撚糸機
の一部く図示なし）に固定可能なハウジング４を備えて
いる。回転部材３は、第２ａ図に示されたキャップ（ｃ
ａｐ）の種類の中空円筒部材６か、第２ｂ図に示された
キャップの種類のシャフトジャーナル（ｓｈａｆｔ　ｊ
ｏｕｒｎａｌ）７かである。

第２ａ図に示されたキャップの種類の場合、中空円筒部
材６は底部で円錐中空部８に没入している。第２ａｌ！
ｌに示されたキャップの類の据付は構造１は部材６上に
配置される。

第２ｂ図に示された類の場合に、中空円錐部材９はそれ
より小径のシャフトジャーナル７内に上方に没入し、部
材９は下方へと円錐中空部材１０内に没入している。据
付は構造１は第２ｂ図で示されたキャップの類のシャッ
トジャーナル上に配置れる。

キャップは両方の場合共自由に回転自在である。

即ちキャップはモータ手段で駆動されるのでなくて、コ
ツプ（図示なし）上に巻かれつつある糸によって回転駆
動される。

第１図からまた明らかな如く、部材３．は部材３とハウ
ジング４との間の環状チャンバー１３内に配置された、
軸方向に間隔を離された２つのベアリング１１．１２に
よって、ハウジング４内で回転自在に据付けられている
。環状チャンバー１３の一部である貯蔵チャンバー１４
が２つのベアリング１１と１２との間に配置されている
。チャンバー１４は以下に詳述される如く潤滑液を収容
するために適合されている。ベアリングＩＬ　１２の両
方はグリース（ｇｒｅａｓｅ）層を所有している。

チャンバー１４は、その半径方向内側端で表面部−＃１
５によって境界づけられており、そして該表面部１５は
上方へ径が円錐状に広がり、且つ回転部材３の外側で工
夫されている。その狭い径の端で、円錐表面部１５は底
部ベアリング１２と隣接し、且つそれより大きな径を上
部ベアリング１１から離れた下方位置に備えている。大
径場所で表面部１５は、上方へ減少する径で円錐状に延
び、且つ上部ベアリング１１とその狭い径の端で隣接す
る表面部１６に没入する。

表面部１５．１６は、回転部材３のコアの円筒外表面に
固定されたスリーブの外側表面によって具現化されてお
り、コアとスリーブとは共に回転部材３を形成している
。

貯蔵チャンバー１４は、ハウジング１４と部材３の表面
部１５．１６との間に配置された多孔部材１７を有し、
部材１７の内側と表面部１５．１６との間にギャップ（
間隙）が置かれている。多孔部材１７は気泡物質で作ら
れたスリーブによって具現化され、その外表面はハウジ
ング４の内面と接触している作用では、スリーブ状多孔
部材１７は２つのベアリング１１．１２を潤滑するのに
用いられる潤滑剤がしみ込まされる。

穴１８が下方に傾斜してハウジング４の壁内を延び、そ
してその内端が貯蔵チャンバー１４内で終っている。穴
はそれを通る潤滑剤で必要に応じて満たされる。

更にまた付加的な貯蔵チャンバー１９が底部ベアリング
１２の下方に配設され、環状チャンバー１３の一部をな
し、且つまた潤滑剤を収容するのに適用されている。チ
ャンバー１９は、部材１７同様に気泡物質で作られたス
リーブの形態をした多孔部材を備えている。その内端で
チャンバー１９は、径が上方に円錐状に広がり、且つ半
径方向表面部によって相互連続され、上部円錐表面部が
底部ベアリング１ｚまで延びている２つの連続した付加
表面部２１．２２によって境界づけられている。表面部
２１．２２は多孔部材２０の内面から半径方向に間隔を
置かれている。

環状チャンバー１３は、ハウジング４の下端にねじ（図
示なし）によって環状ディスク２４で把持されたカバー
２３によってチャンバー下端で閉じられている。カバー
２３はスリーブ状部材２０を収容する環状凹部といっし
ょに形成されている。カバー２３の環状ショルダーは底
部ベアリング１２の外側レース（ｒａｃｅ）のための支
持表面として機能する。その内側レースは半径方向表面
部上にあり、そのレース内に表面部２２の上端が没入し
ている。

表面部２１．２２は回転部材３のコアの外面上に設計さ
れている、リングシール２５がカバー２３とディスク２
４間に配置され、そしてその半径方向内側面によって部
材３の外側と接触している。

環状チャンバー１３は、ハウジング４の上端の内側ねじ
山と係合する外側ねじ山を有するねじ２６によって、そ
の頂部で閉止されている。スプリング要素２７が、ねじ
２６と上部ベアリング１１間で環状チャンバー１３内に
配置されており、そして上部ベアリング１１の軸方向に
可動の外側レースを押圧している。

油の如き潤滑剤が貯蔵チャンバー１４．１９内にあリ、
そして部材３が高速で回転している時、潤滑剤の巡回回
路が、２つの貯蔵チャンバー１４．１９のそれぞれに、
重力によってベアリング１１．１２から下方に排出する
潤滑剤が各ベアリングに戻るように生ずる。貯蔵チャン
バー１４内の潤滑剤回路は、ベアリング１１から、例え
ば多孔部材１７によって下方に排出する潤滑剤が表面部
１５に沿って上昇し、そして表面部１５の最大直径場所
で多孔部材１７内に放り出され、そこで放り出された潤
滑剤を多孔部材が受取り、そしてそれをベアリング１１
の下方で貯蔵するように企てられる。ベアリング１１は
貯蔵された潤滑剤を吸引し、下方に排出される潤滑剤と
吸引される潤滑剤との間の平衡がベアリング１１内での
所要の薄い潤滑剤層で生ずるレベルで引起こる。ベアリ
ングｌｌ内で生起する吸引が多孔部材１７内での潤滑剤
に多孔部材１７の上端からベアリング１１内へのはい上
り及び流出を引起こす。

表面部２１．２２はベアリング１２から下方に排出する
潤滑剤の上方への還流を促進するのみならず、より詳細
には部材３が静止する時に潤滑剤の排出を阻止するか、
少くとも防げるのに有効である。

２つの表面部２１と２２間で半径方向に広がっている表
面部は、回転部材３が静止している時に、潤滑剤の流れ
を抑制するのに特に有効である。潤滑剤は、ベアリング
１２が潤滑剤を下方から吸い上げる時にも又、多孔部材
２０内ではい上がる。

潤滑剤が常にベアリング１１．１２に戻されるので、少
くとも部材３が回転している間、潤滑剤の漏れを生ずる
ような潤滑剤の大きなたまりなどを形成することはとう
てい不可能である。潤滑剤がそれにもかかわらず作用中
にベアリング１２の下方に集まり、そして上方へ戻らな
い場合、より詳しくは潤滑剤の巡回回路が形成されない
停止時間の場合を補償するために、シール２５は潤滑剤
が貯蔵チャンバー１９から排出されない事を保証する。

ベアリングｌＬ１２の内外のグリースは、グリースが潤
滑剤について伝達機能を有しているので、潤滑剤の多孔
部材１７．２０からベアリング内への移転と、その潤滑
剤のベアリング内への分配とを高める。

【図面の簡単な説明】

第１図はキャップ紡績又はキャップ撚糸装置のキャップ
のための本発明に係る据付は構造の断面略示図であり； 第２ａ図は第１の種類のキャップに関する本発明に係る
据付は構造の配置を示す略示図であり；第２ｂ図は第２
の種類のキャップに関する本発明に係る据付は構造の配
置を示す略示図である。 １・・・据付は構造、　　　　２・・・垂直軸、３・・
・回転部材、　　　　　４・・・ハウジング、６・９・
・・中空円筒部材、 ７・・・シャフトジャーナル、 ８．１０・・・円錐中空部材、 １１・・・上部ベアリング、　１２・・・底部ベアリン
グ、１３・・・環状チャンバー １４．１９・・・貯蔵チャンバー、 １５．１６・・・表面部、　　　１７．２０・・・多孔
部材、２３・・・カバー２４・・・環状ディスク、２５
・・・リングシーノベ　　２６−・・ねじ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、据付け構造が部材と、該部材をとり巻くハウジング
   と、ハウジング内で部材のまわりに配置され、且つ該部
   材をハウジング内で回転自在に支持する少くとも１つの
   ベアリングと、潤滑剤でベアリングを潤滑する手段とを
   含み、該手段がハウジングと部材間に少くとも１つの潤
   滑剤貯蔵チャンバーを含み、貯蔵チャンバーがベアリン
   グ下方に配置されており、回転するために適用された部
   材（３）がその外側に少くとも１つの表面部（１５）を
   有し、該表面部（１５）は、上方に連続的に半径が拡が
   り、貯蔵チャンバー（１４）と隣接し、且つベアリング
   （１１）の近くまで軸方向に延びていることを特徴とす
   る、垂直軸のまわりに高速で回転するために適用された
   部材のための据付け構造。 ２、貯蔵チャンバー（１４）がハウジング（４）と部材
   （３）の表面部（１５）との間に配置された多孔部材（
   １７）を有している請求項１の据付け構造。 ３、多孔部材（１７）が、表面部（１５）を同心的に取
   巻いて延びている気泡材料のスリーブであり、スリーブ
   の内面が表面部（１５）から半径方向に間隔のある、請
   求項２の据付け構造。 ４、表面部（１５）が上方のベアリング（１１）から軸
   方向に離れた場所で最大直径を有している、請求項１か
   ら３までのいずれか１項の据付け構造。 ５、表面部（１５）が回転部材（３）のコア上に同心的
   に配置され、且つコアと共に回転するためにコアに結合
   されているスリーブの外面に設けられている、請求項１
   から４までのいずれか１項の据付け構造。 ６、第２ベアリングが、第１ベアリングの下方に軸方向
   距離を置いて備えられ、第１貯蔵チャンバーが２つのベ
   アリング間に延びており、付加貯蔵チャンバー（１９）
   が、第２ベアリング（１２）の下方に配置され、且つ付
   加多孔部材（２０）を有しており、そして部材（３）が
   その外側に付加表面部（２１、２２）を有し、該表面部
   （２１、２２）は上方へ連続して直径で拡がっており、
   且つ付加貯蔵チャンバー（１９）と隣接し、且つそれぞ
   れが実質上半径方向に延びる表面部によって１対に相互
   連結されており、付加表面部（２１、２２）の最上物（
   ２２）が第２ベアリング（１２）まで軸方向に延びてい
   る、請求項１から５までのいずれか１項の据付け構造。 ７、付加多孔部材（２０）もまた、気泡物質で作られ、
   且つ付加表面部（２１、２２）から半径方向に距離を保
   って該表面部を同心的にとり巻いて延びているスリーブ
   である、請求項６の据付け構造。 ８、付加表面部（２１、２２）が回転部材（３）のコア
   の外面の一部である、請求項６又は７の据付け構造。 ９、１つ又は各ベアリング（１１、１２）がグリースの
   層を所有している、請求項１から８までのいずれか１項
   の据付け構造。 １０、請求項１から９までのいずれか１項の据付け構造
   のキャップ紡績又はキャップ撚糸装置での使用法。