JPH0315686Y2 - - Google Patents

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JPH0315686Y2
JPH0315686Y2 JP12915983U JP12915983U JPH0315686Y2 JP H0315686 Y2 JPH0315686 Y2 JP H0315686Y2 JP 12915983 U JP12915983 U JP 12915983U JP 12915983 U JP12915983 U JP 12915983U JP H0315686 Y2 JPH0315686 Y2 JP H0315686Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、隣接する両建物の躯体、例えば、
壁と壁、天井と天井、床と床、屋根と屋根、床と
壁、天井と壁、屋根と壁、入角部における壁と壁
等を接続するエキスパンシヨンジヨイントに関
し、地震、地盤沈下、建物の膨張、収縮等による
変動に対処することができるエキスパンシヨンジ
ヨイントに関するものである。
この考案の目的は、部品点数が少なく、構造が
簡単で、製作、施工のコスト低減を図ることがで
き、かつ躯体面に対するカバー部材の浮上りを防
止して水密性、気密性等の向上を図ることができ
るエキスパンシヨンジヨイントを提供することで
ある。
以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図から第3図に示す第1実施例において、
隣接する両建物の躯体(壁と壁又は天井と天井又
は床と床)K1,K2を接続するエキスパンシヨ
ンジヨイント1が示されている。このジヨイント
1は、両躯体K1,K2の躯体面K1a,K2a
に跨がつて配設されるばね部材2と、このばね部
材2に保持されて両躯体K1,K2間の隙間Sを
塞ぐカバー部材11とを主体として構成されてい
る。
両躯体K1,K2間の隙間Sを塞ぐ長尺のカバ
ー部材11は、その略中央部がばね部材2の頂部
5に連結ボルト10等を介して取りつけられてい
る。そして、このカバー部材11の両端部には両
躯体面K1a,K2aに密接するパツキン13,
14を嵌着するためのあり溝を有する嵌着部11
a,11bが形成されている。なお、カバー部材
11はアルミ合金等の押出成形による型材を用い
てもよく、又、アルミ板、ステンレス板の折曲げ
板材を用いてもよい。
カバー部材11を保持するばね部材2は、両躯
体K1,K2の躯体面K1a,K2aに跨がりか
つこれら両躯体面K1a,K2aに固着される取
付部3,4を両端部に有するとともに、両躯体K
1,K2の変動に対応して弾性伸縮する略W字状
に形成されている。すなわち、ばね部材2は、そ
の頂部(中央部)5の下端に連続して両谷部8,
9が形成されており、これら両谷部8,9の折返
し部先端には脚片2a,2bがそれぞれ延出され
ている。そして、両脚片2a,2bの先端には両
躯体面K1a,K2aに沿つてビス21,22等
によつて固着される取付部3,4が形成されてお
り、これら取付部3,4はリブ3a,4aによつ
て剛性が高められている。ばね部材2の頂部(中
央部)5には例えばナツト取付孔5aが貫設され
ており、該取付孔5aに貫挿される支持片7を両
側部に有するナツト6が、ばね部材2の頂部(中
央部)5下面に沿つて配設されている。さらに、
カバー部材11を装着する以前のばね部材2の頂
部5の位置は、カバー部材11を装着したときの
それよりも所定量だけ内方(下方)に位置してい
る。そして、カバー部材11及びばね部材2の頂
部5に貫設されたボルト孔より連結ボルト10の
おねじを貫挿し、該おねじをナツト6に対し適宜
に締め付けて、第3図に示すように、ばね部材2
の頂部5をカバー部材11の背面側へ所定量だけ
引出すことで、カバー部材11を躯体面K1a,
K2aに向けて付勢するばね力がばね部材2に設
定されている。また、ばね部材2が弾性変形して
伸縮するときに、その頂部5の内外方向(上下方
向)の移動量を小さく設定するために、ばね部材
2の頂部5あるいは両谷部8,9の曲率半径が積
極的に大きく形成され、かつ両谷部8,9と両脚
片2a,2bとの間には応力が集中する折曲部2
c,2dが形成され、これによつて両躯体面K1
a,K2aに対するカバー部材11の浮上りが防
止されている。
なお、ばね部材2を両躯体面K1a,K2aに
配設する際、このばね部材2の両取付部3,4と
両躯体面K1a,K2aとの間に、合成樹脂、ゴ
ム等よりなる止水板15の両端部を挾持して配設
してもよい。また、両躯体K1,K2が内壁と内
壁、天井と天井である場合、止水板15は配設し
なくてもよい。さらに、第1図に示すように、連
結ボルト10の頭部とカバー部材11との間にパ
ツキン27を配設して水密性の向上を図つてもよ
い。
上記したように構成される第1実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1において、両躯体K1,
K2が変動したときには、この変動に対応してば
ね部材2が弾性変形して伸縮、あるいはねじれる
一方、ばね部材2に保持された状態で両躯体K
1,K2の躯体面K1a,K2aに沿つて移動
(スライド、傾動等)するため、カバー部材11
の変形、損傷等が防止される。
また、この実施例では、両躯体K1,K2の変
動に対応するばね部材2の変形時において、ばね
部材2の頂部5あるいは両谷部8,9の曲率半径
を積極的に大きく形成したから、ばね部材2の頂
部5の内外方向への移動量を小さくなし得、両躯
体面K1a,K2aに対するカバー部材11の浮
上がりを防止することができる。
次に、第4図に示す第2実施例において、隣接
する両建物の躯体(屋根と屋根、例えば屋上にお
ける両パラペツト)K1,K2を接続するエキス
パンシヨンジヨイント1が示されている。このジ
ヨイント1において、ばね部材2の頂部5に連結
ボルト10等によつて取付けられるカバー部材1
1は、その両端部に、両躯体K1,K2の外側面
K1b,K2bに対し所定の隙間を隔てて対向す
る側縁11c,11dが形成されており、これら
側縁11c,11dの下端部には両躯体K1,K
2の外側面K1b,K2bに密接するパツキン1
6,17を嵌着するためのあり溝を有する嵌着部
11e,11fが形成されている。さらに、カバ
ー部材11背面の左右には両躯体K1,K2の躯
体上面K1a,K2a及びばね部材2の両取付部
3,4上面に密接するパツキン18,19を嵌着
するためのあり溝を有する嵌着部11g,11h
が形成されている。
カバー部材11を保持するばね部材2は、第1
実施例とほぼ同様で、その頂部5には連結ボルト
10に対応するナツト6が配設されている。
なお、止水板15は第1実施例とほぼ同様にし
て配設される。また、両躯体K1,K2の外側面
K1b,K2bとカバー部材11の両側縁11
c,11dとの間には弾性伸縮可能のスポンジゴ
ム等よりなる水密部材23,24が必要に応じて
配設される。
上記したように構成される第2実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1は第2実施例とほぼ同様
の作用をする。
次に、第5図に示す第3実施例において、隣接
する両建物の躯体(床と壁、天井と壁、入角部に
おける壁と壁)K1,K2を接続するエキスパン
シヨンジヨイント1が示されている。このジヨイ
ント1において、両躯体K1,K2の隙間Sを塞
ぐカバー部材11は、両躯体面K1a,K2aに
沿つて断面略L字状に形成されている。このカバ
ー部材11の一辺(水平辺)11A先端部には一
方の躯体面K1aに密接するパツキン13を嵌着
するためのあり溝を有する嵌着部11aが形成さ
れている。カバー部材11の他辺(垂直辺)11
B先端部には他方の躯体面K2aに密接するパツ
キン14が嵌着されるあり溝を有する嵌着部11
bが形成されており、この嵌着部11bの側面に
は、ばね部材2の取付部4先端に形成されたかぎ
形状の掛止片25と係合可能に対向する掛止縁2
6が形成されている。
カバー部材11を保持するばね部材2は、その
両取付部3,4のうち、他方の躯体面K2aに固
着される取付部4の先端に掛止片25が形成され
る他は、第1実施例とほぼ同様で、このばね部材
2の頂部5には連結ボルト10に対応するナツト
6が配設されている。
上記したように構成される第3実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1は第1実施例とほぼ同様
の作用をする。
次に、第6図に示す第4実施例において、隣接
する両建物の躯体(屋根と壁)K1,K2を接続
するエキスパンシヨンジヨイント1が示されてい
る。このジヨイント1において、両躯体K1,K
2間の隙間Sを塞ぐカバー部材11は、両躯体面
K1a,K2aに沿つて断面略L字状に形成され
ている。このカバー部材11の一辺11A先端部
には一方の躯体K1の外側面K1bに対し所定の
隙間を隔てて対向する側縁11cが形成されてお
り、この側縁11cの下端部には一方の躯体K1
の外側面に密接するパツキン16を嵌着するため
のあり溝を有する嵌着部11eが形成されてい
る。カバー部材11の他辺11B先端部には、他
方の躯体面K2aに密接するパツキン14が嵌着
されるあり溝を有する嵌着部11bが形成されて
おり、この嵌着部11bの側面にはばね部材2の
掛止片25と係合可能に対向する掛止縁27が形
成されている。
カバー部材11を保持するばね部材2は、第3
実施例とほぼ同様で、その頂部5には連結ボルト
10に対応するナツト6が配設されている。
上記したように構成される第4実施例のエキス
パンシヨンジヨイント1は第1実施例とほぼ同様
の作用をする。
なお、上記した各実施例においては、ばね部材
2の頂部(略中央部)5に連結ボルト10に対応
するナツト6を配設したが、ナツト6に替えて、
ばね部材2の頂部5に連結ボルト10に対応する
めねじを形成してもよい。また、ばね部材2は略
W字状の他に、例えば、略U字状に形成し、その
略中央部の底部に連結ボルト10に対応するナツ
ト6を配設してもよく、めねじを形成してもよ
い。
以上例示したように、この考案は、隣接する両
建物における躯体の躯体面に跨がり、かつこれら
両躯体面の所定位置にそれぞれ移動不能に取着さ
れる取付部を両脚片の先端部にそれぞれ有すると
ともに、両躯体の変動に対応して弾性伸縮する略
W字状のばね部材と、前記ばね部材の略中央部の
頂部に連結ボルト等によつて装着されかつ前記両
躯体間の〓間を塞ぐカバー部材とを主体として構
成され、さらに、前記ばね部材の頂部を、前記連
結ボルト等の締付けによつてカバー部材の背面側
へ所定量だけ引出すことで、前記カバー部材を躯
体面に向けて付勢するばね力がばね部材に設定さ
れ、前記ばね部材の両谷部は外方へ膨出する湾曲
状に形成され、前記ばね部材の両谷部の膨出部と
両脚片との境界部には折曲部が形成されているエ
キスパンシヨンジヨイントである。
したがつて、エキスパンシヨンジヨイントの構
成部品の点数を少なくして構造をきわめて簡単に
なし得、コスト低減を図ることができる。
しかも、略W字状のばね部材の略中央部の頂部
を、前記連結ボルト等の締付けによつてカバー部
材の背面側へ所定量だけ引き出すことで、前記カ
バー部材を躯体面に向けて付勢するばね力がばね
部材に設定してあるから、このばね部材のばね力
によつて、カバー部材を躯体面側へ引き付けるこ
とができる。このため、躯体面に対するカバー部
材の浮上りを防止することができ、水密性、気密
性の向上を良好に図ることができる。
さらに、前記ばね部材の両谷部は外方へ膨出す
る湾曲状に形成され、前記ばね部材の両谷部の膨
出部と両脚片との境界部には折曲部が形成されて
いるから、両躯体の変動に対応してばね部材が伸
縮したときの同ばね部材の頂部の内外方向への移
動量を小さくなし得る。このため、両躯体が変動
してばね部材が伸縮されたときでも、カバー部材
の浮上がりを積極的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は第1実施例のエキスパンシヨンジヨイントを示
す断面図、第2図はばね部材を示す斜視図、第3
図はばね部材の頂部に連結ボルトによつてカバー
部材を取付ける状態を示す断面図、第4図は第2
実施例のエキスパンシヨンジヨイントを示す断面
図、第5図は第3実施例のエキスパンシヨンジヨ
イントを示す断面図、第6図は第4実施例のエキ
スパンシヨンジヨイントを示す断面図である。 1……エキスパンシヨンジヨイント、2……ば
ね部材、2a,2b……脚片、2c,2d……折
曲部、3,4……取付部、5……頂部、6……ナ
ツト、8,9……谷部、10……連結ボルト、1
1……カバー部材、K1,K2……躯体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 隣接する両建物における躯体の躯体面に跨が
    り、かつこれら両躯体面の所定位置にそれぞれ移
    動不能に取着される取付部を両脚片の先端部にそ
    れぞれ有するとともに、両躯体の変動に対応して
    弾性伸縮する略W字状のばね部材と、 前記ばね部材の略中央部の頂部に連結ボルト等
    によつて装着されかつ前記両躯体間の〓間を塞ぐ
    カバー部材とを主体として構成され、 さらに、前記ばね部材の頂部を、前記連結ボル
    ト等の締付けによつてカバー部材の背面側へ所定
    量だけ引出すことで、前記カバー部材を躯体面に
    向けて付勢するばね力がばね部材に設定され、 前記ばね部材の両谷部は外方へ膨出する湾曲状
    に形成され、 前記ばね部材の両谷部の膨出部と両脚片との境
    界部には折曲部が形成されていることを特徴とす
    るエキスパンシヨンジヨイント。
JP12915983U 1983-08-19 1983-08-19 エキスパンシヨンジヨイント Granted JPS6035806U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12915983U JPS6035806U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 エキスパンシヨンジヨイント

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JP12915983U JPS6035806U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 エキスパンシヨンジヨイント

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Publication Number Publication Date
JPS6035806U JPS6035806U (ja) 1985-03-12
JPH0315686Y2 true JPH0315686Y2 (ja) 1991-04-05

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JP12915983U Granted JPS6035806U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 エキスパンシヨンジヨイント

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