JPH0315667Y2 - - Google Patents

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JPH0315667Y2
JPH0315667Y2 JP15086387U JP15086387U JPH0315667Y2 JP H0315667 Y2 JPH0315667 Y2 JP H0315667Y2 JP 15086387 U JP15086387 U JP 15086387U JP 15086387 U JP15086387 U JP 15086387U JP H0315667 Y2 JPH0315667 Y2 JP H0315667Y2
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JP
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opening
closing lid
closing
lid
rotating shaft
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JP15086387U
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、簡易水洗便器において、便器の排出
口を開閉する開閉蓋の開閉機構に関する。
(従来の技術) 従来、この種の簡易水洗便器において、開閉蓋
は、例えば、単一のスプリングによつて常に排出
口を閉塞する方向に付勢されており、この開閉蓋
の支持軸にワイヤを介して連結された操作レバー
の操作によりワイヤを引つ張ることで、スプリン
グの付勢力に抗して開閉蓋を開くようになされて
いた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来のように、スプリング
の付勢力に抗して開閉蓋を開く場合、開閉蓋を開
く程この開閉蓋を閉塞する方向に付勢しているス
プリングの付勢力が強くなるため、この付勢力に
抗して引つ張るワイヤの引張力も必然的に強くし
なければならない。よつて、ワイヤおよび操作レ
バー等にかかる負荷が増大し、これによるワイヤ
および操作レバー等の損傷が生じる。また、開閉
蓋が閉塞する場合、開閉蓋は開状態からスプリン
グの付勢力により排出口側に一気に回動して排出
口を閉塞するため、開閉蓋や便器等に衝撃を備
え、この衝撃によつて開閉蓋や便器等が破損する
という問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案の簡易水洗便器は、便器の排出口を開閉
する回動可能な開閉蓋を備えた簡易水洗便器にお
いて、前記開閉蓋を閉塞する方向に付勢する第1
付勢部材と、前記開閉蓋の閉塞時に前記第1付勢
部材とともに該開閉蓋を閉塞する方向に付勢し、
且つ開閉蓋が所定位置まで開いた時に今度はこの
開閉蓋を開く方向に付勢する第2付勢部材とを備
えたものである。
(作用) 開閉蓋を閉塞する方向に付勢する第1付勢部材
と、開閉蓋の閉塞時には前記第1付勢部材ととも
に開閉蓋を閉塞する方向に付勢し且つ開閉蓋が所
定位置まで開いた時に今度は開閉蓋を開く方向に
付勢する第2付勢部材とにより、開閉蓋の閉塞時
には第1付勢部材と第2付勢部材との相乗した付
勢力によつて、開閉蓋を閉塞する付向に付勢する
とともに、開閉蓋が所定位置まで開いた時に、第
2付勢部材が開閉蓋を開く方向に付勢すること
で、この第2付勢部材の付勢力で第1付勢部材の
付勢力の一部を相殺し、開閉蓋を開くために必要
な力を軽減させ、容易に開閉蓋を開くことができ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第3図は、本考案に係る簡易水洗便器の全体構
成を示したものである。
便器10の上部は給水管1を介して洗浄水タン
ク2に連通されており、給水管1の上端に設けら
れた封止弁3の開閉により洗浄水タンク2内の洗
浄水が給水管1を通つて便器10内に供給される
ように構成されている。
便器10の排出口11の下方には、便器受け2
0が設けられており、この便器受け20には排出
口11を開閉する開閉蓋22が回動可能に設けら
れている。
便器受け20は、便器受け本体20aと、排出
口11と略等しい開口部が形成された上蓋20b
とから構成されている。これら便器受け本体20
aおよび上蓋20bのそれぞれ対向する位置には
半円状の軸受部21(第1図に便器受け本体20
aの軸受部21のみ示す。)がそれぞれ形成され
ており、この軸受部21に後述する開閉蓋22の
回転軸23が支持されている。
第1図は開閉蓋の開閉機構を示したものであ
る。
開閉蓋22の基端部には、両端部23b,23
bがクランク状に形成された回転軸23が一体に
設けられ、この回転軸23が便器受け20の軸受
部21に支持されている。
便器受け本体20aには、開閉蓋22を閉塞す
る方向に付勢するコイルスプリング(第1付勢部
材)30と、該開閉蓋22の閉塞時にコイルスプ
リング30とともに開閉蓋22を閉塞する方向に
付勢し、且つ開閉蓋22が所定位置まで開いた時
に今度は開閉蓋22を開く方向に付勢するトーシ
ヨンスプリング(第2付勢部材)50とを備えて
いる。
コイルスプリング30は、一端31が回転軸2
3の一端部23bに止着されるとともに、他端3
2が便器受け本体20aの側部に設けられた止着
部材25に止着されている。このコイルスプリン
グ30により、開閉蓋22は回転軸23の中央部
23aを中心に第1図の手前からみて時計回りの
方向に付勢され、排出口11を閉塞する。
トーシヨンスプリング50は、中央部50aが
コイル状に巻かれるとともに、両端部51,52
がハ字状に延設されたもので、便器受け本体20
aの両側に左右対称に配置されている。トーシヨ
ンスプリング50の一端51は前記回転軸23の
両端部23b,23bにそれぞれ止着されてお
り、他端52は便器受け本体20aの両側に設け
られた取付軸26,26にそれぞれ止着されてい
る。
ここで、便器受け本体20aに設けられた取付
軸26の取付位置は、第2図に示すように、この
取付軸26の中心を通る垂線Aが回転軸23の両
端部23b,23bが描く軌跡Bと交わるよう回
転軸23の両端部23b,23bの中心を通る垂
線Cよりも外方に距離αずらした位置に取り付け
られている。よつて、トーシヨンスプリング50
は、第2図において、回転軸23の両端部23
b,23bの中心が垂線Aよりも左側に位置する
時に、回転軸23の両端部23b,23bを時計
回り方向に付勢して、開閉蓋22を閉塞する方向
に付勢し、また、回転軸23の両端部23b,2
3bの中心が垂線Aよりも右側に位置する時は、
回転軸23の両端部23b,23bを反時計方向
に付勢して、開閉蓋22を開く方向に付勢する。
そして、これら二つのトーシヨンスプリング5
0,50の中央部50a,50aは互いに巻き方
向が逆巻に成形されている。このように成形され
たトーシヨンスプリング50,50を左右対称に
配置することで、回転軸23の両端部23b,2
3bに作用する力のバンラスをとり、回転軸23
の中央部23aと軸受部21とのガタツキを抑
え、回転軸23の回転運動がスムースに行えるよ
うに構成されている。
また、回転軸23の一端23bにはワイヤ5の
一端が止着部材6を介して接続されている。ワイ
ヤ5の他端は洗浄水タンク2に設けられた操作レ
バーに接続されており、この操作レバーによりワ
イヤ5を洗浄水タンク2側に引つ張ることで回転
軸23の両端部23b,23bをコイルスプリン
グ30およびトーシヨンスプリング50の付勢力
に抗して第1図の手前からみて反時計回りの方向
に回動させ、開閉蓋22を開く方向に回動させ
る。
次に、以上のように構成された簡易水洗便器に
おける開閉蓋の動作について説明する。
開閉蓋22が排出口11を閉塞している状態に
おいて、操作レバーを操作してワイヤ5を洗浄水
タンク2側に引つ張ると、回転軸23は、その両
端部23b,23bがコイルスプリング30およ
びトーシヨンスプリング50の付勢力に抗して中
央部23aを中心に第1図の手前からみて反時計
回りの方向(第3図においては時計回りの方向)
に回動し、この回転軸23の中央部23aに一体
に設けられた開閉蓋22も同方向に回動して排出
口11を開放していく。そして、さらにワイヤ5
を引つ張ると、開放途中において、回動する回転
軸23の両端部23b,23bの中心が取付軸2
6の垂線Aよりも第2図において右位置にくると
トーシヨンスプリング50は回転軸23の両端部
23b,23bを第2図において反時計回りの方
向に付勢するようになる。これにより、トーシヨ
ンスプリング50の付勢力と、回転軸23の両端
部23b,23bを第2図において常に時計方向
に付勢しているコイルスプリング30の付勢力の
一部とが相殺され、この状態で回転軸23の両端
部23b,23bは反時計回りの方向に回動す
る。すなわち、開閉蓋22を開くために必要なワ
イヤ5の引張力は回動初期と比べて格段に小さく
なる。また、開閉蓋22が開状態から閉塞する場
合、開閉蓋22はコイルスプリング30とトーシ
ヨンスプリング50とによつて上記と逆の作用を
受けて閉塞する。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば、開閉蓋が
所定位置まで開いた時に、第2付勢部材が開閉蓋
を開放する方向に付勢することで、この第2付勢
部材の付勢力で第1付勢部材の付勢力の一部を相
殺するため、開閉蓋を開放するために必要な力、
すなわち、この付勢力に抗して引つ張るワイヤの
引張力を軽減することができる。よつて、開閉蓋
を開く時にワイヤおよび操作レバー等にかかる負
荷が小さくなり、これによるワイヤおよび操作レ
バー等の損傷を抑えることができる。また、開閉
蓋を閉塞する時にも、開閉蓋は開状態から所定位
置までは第2付勢部材の作用によりゆつくりと回
動し、従来のように一気に閉塞することがないた
め、閉塞時において開閉蓋と便器との間に生じる
衝撃が小さくなり、この衝撃による開閉蓋や便器
等の破損を減少することができる。以上のような
ことから、簡易水洗便器における耐久性の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は開閉蓋を開閉する開閉機構を示す斜視
図、第2図はコイルスプリングとトーシヨンスプ
リングとの配置状態を示す状態説明図、第3図は
簡易水洗便器の全体構成を示す縦断側面図であ
る。 10……便器、11……排出口、22……開閉
蓋、30……コイルスプリング(第1付勢部材)、
50……トーシヨンスプリング(第2付勢部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 便器の排出口を開閉する回動可能な開閉蓋を備
    えた簡易水洗便器において、 前記開閉蓋を閉塞する方向に付勢する第1付勢
    部材と、 前記開閉蓋の閉塞時に前記第1付勢部材ととも
    に該開閉蓋を閉塞する方向に付勢し、且つ開閉蓋
    が所定位置まで開いた時に今度はこの開閉蓋を開
    く方向に付勢する第2付勢部材とを備えたことを
    特徴とする簡易水洗便器。
JP15086387U 1987-10-01 1987-10-01 Expired JPH0315667Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15086387U JPH0315667Y2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15086387U JPH0315667Y2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6457181U JPS6457181U (ja) 1989-04-10
JPH0315667Y2 true JPH0315667Y2 (ja) 1991-04-04

Family

ID=31424386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15086387U Expired JPH0315667Y2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01

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JP (1) JPH0315667Y2 (ja)

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JPS6457181U (ja) 1989-04-10

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