JPH03155718A - 植物養液栽培装置 - Google Patents

植物養液栽培装置

Info

Publication number
JPH03155718A
JPH03155718A JP1295127A JP29512789A JPH03155718A JP H03155718 A JPH03155718 A JP H03155718A JP 1295127 A JP1295127 A JP 1295127A JP 29512789 A JP29512789 A JP 29512789A JP H03155718 A JPH03155718 A JP H03155718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nutrient solution
concentration
component
plant
solution component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1295127A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Watake
輪竹 宏昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1295127A priority Critical patent/JPH03155718A/ja
Publication of JPH03155718A publication Critical patent/JPH03155718A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02P60/216

Landscapes

  • Hydroponics (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、植物養液栽培装置に関する。
(従来の技術) 野菜や果物などをほぼ一定の品質で多量に生産するため
に、近年、植物の生育に適した栄養成分、例えばに、N
、Ca、P、Mgなどを溶は込ませた養液により植物を
栽培する養液栽培技術が脚光を浴びてきている。
そして、このような養液栽培では、植物の生育ステージ
に合わせて養液中のに、N、Ca、PMgなどの各種栄
養成分を変化させる必要があると共に、各生育ステージ
に適した成分組成に保てるように成分管理を行なわなけ
ればならない。
そこで最近では、イオン選択性電極を利用したイオンメ
ータが利用され、オンラインシステムで養液の各種成分
、例えばK” 、Ca”、No。
などのイオン濃度の測定をオンラインで行うようにした
植物養液栽培装置が出現している。
第7図はこの様な養液栽培装置の一般的な構成を示すも
のであって、ハウス1内に栽培ベツド2を置き、植物の
生育に適した栄養成分、例えば窒素N1燐酸p2o、 
、カリウムにの3栄養素と共にマグネシウムMg1マン
ガンM n 、カルシウムCaその他を水に溶かし込ん
だ養液3を貯溜する養液タンク4から養液3をポンプ5
により配管6を通じて栽培ベツド2に供給し、この栽培
ベツド2に多数植え込まれている花や野菜などの植物7
を育てるようにしている。
そして、養液3の理想的な成分組成は、生育させる植物
の種類やその植物の生育ステージに応じて異なっており
、また−日のうちでも朝、昼、夜では養分吸収度が異な
り、さらに晴天の日と雨天の日とでも養分吸収度が異な
る。そのために、養液中の成分組成を常時把握しながら
不足している成分を欠かすことがないように補給するよ
うにしなければ植物の生長が遅くなったり、きれいな花
を咲かせることができなかったり、おいしい果実を結ん
だりすることができなかったりし、極端な場合には植物
から排出される老廃物で養液中の栄養成分が完全に置き
換わってしまっているのにまったく気付かず、植物が枯
れてきて初めて栄養素が消費し尽くされてしまったこと
が分かり、大きな損害を被ることも起き得る問題点があ
った。
そこで、従来では、養液タンク4にpH計8、導電率(
E C’)計9、’tfl温計10を設置して養液3の
成分管理を行うと共に、さらにイオン選択性電極を利用
したイオンメータ11を設け、このイオンメータ11で
養液の各成分をイオン濃度で測定して成分組成の状態を
オンラインで監視するようにしている。
この従来のイオンメータ11は、例えばカリウムに十 
カルシウムCa”、硝酸NO3−の3成分Jlll定を
一定の周期で間欠的に継続して行い、ある成分のイオン
濃度が所定値よりも低下したときにはそのイオン成分を
補給するために原液タンクから原液を養液タンク4に補
給し、成分不足を来さないようにするものである。
そして、このイオンメータ11の各周期ごとのイオン濃
度測定に当たっては、測定対象となる各成分イオンが所
定の高濃度で存在する高濃度校正液と各成分イオンが所
定の低濃度で存在する低濃度校正液とをそれぞれ高濃度
校正液タンク13と低濃度校正液タンク14から取り込
み、それらの各イオン成分に対するイオン選択性電極の
示す電圧値を測定して各成分イオンごとの検量線を求め
、続いてサンプリングポンプ15により養液タンク4か
らサンプリングタンク16に取り出されているサンプリ
ング養液をイオンメータ11中に取り込み、その養液中
に溶は込んでいる各成分イオンごとの電圧値をイオン選
択性電極の出力電圧から読み取り、前記検量線を参照し
て当該養液中の各成分のイオン濃度を求め、測定値とし
て表示窓11a〜llcに表示すると共に、プリンタ1
2によってプリントアウトする構成としていた。尚、1
7は測定終了した校正液やサンプリング養液の排液タン
クである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の植物養液栽培装置では
、養液中の各成分l農度を正確にJPI定して濃度調整
を行うことができるが、次のような問題点があった。
つまり、栽培対象とする植物はその生育ステージにより
、また−日のうちでも昼と夜とでは必要とする成分が異
なり、また各成分ごとの吸収度もこれらの環境条件によ
って異なってくる(橋本康、輪竹宏昭池、生物環境調節
、1988年 Vo126、No、3を参照)。
したがって、栽培対象となる植物の生長ステージと現実
の環境条件とにより養液中の成分濃度の最適値は変動す
るものであり、−律には決定することができないもので
ある。
ところが、従来の植物養液栽培装置では目標とする成分
濃度になるように養液の各成分濃度を調整することは正
確に行えるが、成分濃度の目標値側の変更は行えず、常
に一定0成分濃度となるように調整することしかできな
いために、植物の生育ステージに対応して変化する理想
的な成分濃度に常に養液成分濃度を調整することができ
ず、露地栽培のように天然の味を得る点で十分とはいえ
ない問題点があった。
この発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、植物の生育ステージに応じて、また環境条件の
変化に応じて常に理想的な成分濃度に養液成分濃度を調
整しながら植物栽培のできる植物養液栽培装置を提供す
ることを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の植物養液栽培装置は、栽培対象植物の生育ス
テージに応じて最適な養液成分濃度を記憶している養液
成分濃度記憶手段と、気温、日照度、時刻などの環境の
変化に応じて前記栽培対象植物の消費する養液成分の変
化度合を記憶している変動要素記憶手段と、前記養液成
分濃度記憶手段からの栽培対象植物の該当生育ステージ
における最適養液成分濃度と前記変動要素記憶手段から
の現在時刻における環境条件に見合った養液成分の変化
度合情報とを加味して現在時刻における最適養液成分濃
度を割り出す最適養液成分濃度演算手段と、この最適養
液成分濃度演算手段が与える最適養液成分濃度情報に基
づいて実養液成分濃度を調整する養液濃度調整手段とを
備えたものである。
そして、この発明では、前記最適養液成分濃度演算手段
による最適養液成分濃度の演算にフィードフォワード制
御手法を用いることができ、またファジィ制御手法を用
いることもできる。
(作用) この発明の植物養液栽培装置では、最適養液成分濃度演
算手段により、養液成分濃度記憶手段の記憶している植
物の生育ステージに対応した最適養液成分濃度を引き出
し、さらに変動要素記憶手段から現在の環境条件に対応
して必要な養液成分濃度の変化度合を引き出す。そして
、これらの情報から栽培対象植物の現在の生育ステージ
における環境条件に見合った最適な養液成分濃度を割り
出し、養液濃度調整手段に与える。
そこで養液濃度調整手段は、最適養液成分濃度演算手段
からの最適養液成分濃度情報に基づいて実際の養液成分
濃度を調整し、常に植物の生育ステージに応じて必要と
する養液成分濃度を保ち、しかも環境条件に応じて変化
する成分濃度変化にも対応する養液濃度成分調整をする
ことができる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説する。
第1図はこの発明の一実施例を示しており、養液成分濃
度をフィードフォワード制御により最適なものに調整す
る場合の構成を示している。
第1図において、21は栽培ベツドであり、この栽培ベ
ツド21に野菜や花の幼植物22が植え込まれ、養液原
液タンクから成分調整弁のような成分調整装置23を介
して含有成分濃度のことなる複数種の養液原液が所定の
比率で供給されるようになっている。
なおこの実施例では、栽培ベツド21に対する養液の供
給は、成分調整装置23から直接行われるようになって
いるが、他の実施例として、成分調整装置23からの養
液を一旦養液タンクに貯溜し、そこから循環ポンプによ
り栽培ベツド21に供給し、再び栽培ベツド21から養
液タンクに戻すという循環作用により行うようにしても
よい。
栽培ベツド21に供給される養液の成分濃度を調べるた
めに、栽培ベツド21の養液に対して各種イオン濃度セ
ンサ、例えばカリウムイオンに′″カルシウムイオンC
a、硝酸イオンNO3−の3PIi類のイオンそれぞれ
に対するイオン濃度センサ24 a、24 b、24 
cが設けられ、また生育条件を調べるための各種センサ
として、水温計25、導電率計26、pH計27が栽培
ベツド21に設けられ、また外部環境条件を調べるため
に気温計28、湿度計29、日照計30が備えられてい
る。
31は制御用コンピュータであり、植物の生育ステージ
や気温、湿度、日照度などの外部環境条件情報を取り入
れて養液の成分濃度に必要な補正値を演算する部分であ
る。したがって、この制御用コンピュータ31は、水温
計25、気温計28、湿度計29、日照置針30からの
外部環境条件情報を入力し、内部にこれらの外部環境条
件との対応で変化する各種成分イオン濃度の最適値を記
憶し、入力される環境条件から各種成分イオン濃度の補
正値を演算して出力する補正値演算部32a。
32b、32cと、導電率の補正値を演算して出力する
導電率補正値演算部33およびpH補正値を演算して出
力するpH補正値演算部34とを備えており、これらか
らの補正値FFVが成分調整装置23に与えられるよう
になっている。
35はコントローラであり、あらかじめ与えられている
養液成分濃度SVに対して栽培ベツド21のイオン濃度
センサ24 a、24 b、24 cから得られる実際
の養液成分イオン濃度PVとを比較し、実際の養液成分
イオン濃度P■が目標養液成分イオン濃度SVに対して
許容範囲を越えて開離している場合に、目標成分イオン
濃度に戻すために必要な養液原液の追加供給量MVを演
算し、成分調整装置23に出力する部分である。
尚、目標成分イオン濃度S■は、コントローラ35に直
接設定できるようにしてもよいが、制御用コンピュータ
31から与えるようにすることもできる。
次に、上記の構成の植物養液栽培装置の動作について説
明する。− コントローラ23は、栽培ベツド21中の養液に対して
各種イオン濃度センサ24a、24b24cからの情報
と導電率計25、pH計26からの情報PVを基にして
養液の状態を調べ、目標値Svと比較して不足している
ような成分に対してはその不足を補うのに必要な養液原
液の追加供給fiMVを演算し、また導電率が上昇して
いるような場合には水不足を補うのに必要な追加供給量
を演算し、さらにpH゛が大きく変動しているような場
合にも目標とする値に復帰するために必要な水分供給、
または養液原液供給量を演算し、これらを操作iMVと
して成分調整装置23に出力する。
これと同時に、制御用コンピュータ31は、フィードフ
ォワード制御によりコントローラ35からの操作量MV
に対する補正l1laFF■を演算して成分調整装置2
3に与えることになるが、その動作手順が第2図のフロ
ーチャートに示されている。
植物はその生育ステージに応じて必要とする栄養成分の
比率が変動し、当然に養液からの各種成分の消費量も異
なってくる。また、[1中の日照度が大きい時と夜間の
日照度が0の時とでも各種成分の消費量、および水分そ
のものの消費量が異なって(る。したがって、養液成分
比率をコントローラ35側で生育ステージに関係なく一
定比に決めておくと、当然に消費量の大きい成分のイオ
ン濃度が低下してくることになり、あらかじめ消費を見
越して多めに混合しておくことが植物の必要に十分に答
えられることになり、良い生長を期待することができる
ことになる。
また、立派な実をつけさせるためには、生育ステージの
ある段階で水分を控えてスト1ノスを植物に与え、その
東十分な水分を植物に与えるようにすることが望ましい
植物もある。
このようなことから、制御用コンピュータ31では、そ
の各補正値演算部32a、32b、32c33,34に
生育ステージに対応した補正値や外部環境条件に対応し
た補正値のデータをあらかじめ記憶させておき、各計測
計28.29.30からの外部環境条件情報を取り込み
(ステップS1)、各補正値演算部で成分吸収度の補正
値データを参照し、さらに導電率、pHの補正値データ
を参照してこれらの諸パラメータの補正値を演算しくス
テップS2.S3)、これを成分調整装置23にフィー
ドフォワード補正値FFVとして出力する(ステップS
4)。
成分調整装置23は、前記コントローラ35からの成分
調整指令値M Vに対してこの制御用コントローラ31
からの補正値FFVを加算し、その加算結果に基づいて
必要な養液原液の追加供給を行い、栽培ベツド21には
植物の生育ステージに応じ、また外部環境条件に応じた
最適な成分イオン濃度を有する養液が備えられることに
なる。
なお、この成分濃度調整は、異なる混合比で各種栄養成
分が混合されている複数種の養液原液を所定の比率で混
合して栽培ベツド21に供給することにより行われる。
この第1実施例において、制御用コンピュータ31から
の補正値FFVをコントローラ35からの操作量MVに
加算して成分調整装置23に与えるようにしているが、
前記補正値FFVをコントローラ35に与え、コントロ
ーラ35の中で目標値Svに補正をかけ、この目標値に
達するような操作量MVを成分調整装置23に出力する
ようにしてもよい。
第3図はこの発明の他の実施例を示しており、AIを用
いたファジィ制御により最適養液成分濃度調整を行う構
成を示しているが、第1図に示した実施例と共通する構
成要素については同一の符号を付して示しである。
この実施例の特徴は、養液成分の吸収度を外部環境条件
情報に基づいて知識ベースを基に推論し、ファジィ制御
するところにある。したがって、制御用コンピュータ3
6にはA1機能が備えられている。
この制御用コンピュータ36に対して、栽培ベツド21
中の養液の各種成分イオン濃度測定値が各イオンセンサ
24a、24b、24cから入力され、また水温、導電
率、pHもそれぞれの計測計25.26.27から入力
されるようになっている。また、外部環境条件情報とし
て気温計28、湿度計29、日照置針30からの計測情
報が入力されるようになっている。
37〜39は制御用コンピュータ36の内部を分かりや
すくするために模式的に描かれた知識ベースであり、3
7a〜37cはそれぞれカリウム成分、カルシウム成分
、硝酸成分などのイオン成分の吸収度に関する知識ベー
スであり、38は導電率に関する知識ベース、39はp
Hに対する知識ベースである。
この制御用コンピュータ36により外部環境条件に見合
った成分吸収度が各種成分に対して推論され、その推論
結果が成分吸収度として吸収度/必要量演算装置40に
出力され、ここで各種成分の必要量が求められ、コント
ローラ35に目標値Svとして与えられるようになって
いる。
コントローラ35はこの目標値Svに対して養液の実際
の成分濃度pvと比較し、追加供給の必要な成分があれ
ばそれについての追加供給操作量MVを成分調整装置2
3に与えるものである。
成分調整装置23は、操作i1MVに応じて必要な成分
の追加供給操作を行うものである。
第4図は制御用コンピュータ36の詳しい構成を示して
おり、外部環境条件情報や養液成分イオン濃度情報、p
H情報、導電率情報を入力する入力制御部41と、これ
らに入力情報から栽培している植物の外部環境条件の変
動に応じた各種栄養成分の吸収度の変動を学習していく
吸収パターン学習部42とを備えている。この吸収パタ
ーンの学習結果を知識ベースとして記憶する記憶部43
と、この記憶部43の知識ベースを基にして得られる外
部環境条件により変動する植物の各種成分吸収度を推論
、する推論部44と、この推論部44の推論結果から現
在置かれている外部環境条件に対応する植物の各種成分
の吸収度を出力する出力制御部45とを備えている。
次に、上記の第2実施例の植物養液栽培装置の動作につ
いて説明する。
制御用コンピュータ36はあらかじめ大体の目安として
記憶部43に標準的な外部環境条件の下での各種成分の
吸収度を記憶させておく。立ち上げ当初は、この吸収度
を吸収度/必要量演算部40に出力して標準的な成分イ
オン濃度になるように養液成分を調整する。
そして、装置の稼動後には第5図のフローチャートに示
すように、周期的に外部環境条件の計測計28〜30か
ら気温、湿度、日照度情報を取り入れ(ステップ511
)、また各イオン濃度センサ24a〜24cおよび各計
測計25〜27から養液の成分イオン濃度情報、および
導電率、pH情報を取り入れ(ステップ512)、吸収
パターン学習部42において、計測した外部環境条件の
変動で各種養液成分の吸収度がどのように変化するかを
学習して行き、得られた学習結果を記憶部43の各種成
分ごとの知識ベース37a〜37cおよび導電率、pH
知識ベース38.39に蓄積していく (ステップS1
3.314)。
そして、この学習による知識の蓄積と共に、養液成分の
濃度調整動作が同じくこの制御用コンピュータ36のフ
ァジィ制御処理により実行される。
第6図のフローチャートに示すように、人力制御部41
を通して制御用コンピュータ36は外部環境条件情報デ
ータとして、気温情報、湿度情報、日照度情報を取り入
れ(ステップ521)、次に推論部44が記憶部43の
知識ベースを参照して新たに人力された外部環境条件パ
ターンに対応する各種成分の吸収度を推論する(ステッ
プS22゜823)。
この推論動作について、詳しく説明すると、第1実施例
でも説明したように、植物はその生育ステージの違いに
より、また−日のうちでも日中と夜間とでは各成分の吸
収度が異なり、さらに晴天と雨天とでも各成分吸収度が
大きく異なる。さらに、良い実を実らせるためには生育
ステージのある時期において水分を控え目にしてストレ
スを植物に与えることも必要であり、これらの複雑な情
報が記憶部43に知識ベースとして記憶されているので
ある。
そこで、例えば、次のようなルールに基づいて推論部4
4が推論し、対応する条件に対する成分ごとの吸収度の
大小を知識ベースから見出だしくステップ823)、こ
れを吸収度/必要m演算部40に出力するのである(ス
テップ524)。
(以下余白) ファジィ制御ルール例 吸収度/必要量演算部40では、この制御用コンピュー
タ36からの吸収度の大小の情報を受けて、「吸収魔人
」であれば所定の成分濃度に対して例えば「10%濃度
上昇」させるべく、コントローラ35に与える目標値を
それまでの値よりも上昇させる。また、「吸収度極大」
の出力に対しては「20%濃度上昇」させ、逆に「吸収
度小」であれば所定の成分濃度に対して「10%濃度低
下」、「吸収度極小」であれば「20%濃度低下」とい
うように成分濃度制御を行う。さらに、導電率制御、p
H制御に関しても同様にして行う。
このようにして、この第2実施例の植物養液栽培装置で
は、知識学習から養液中の各種成分濃度の調整を植物の
生育ステージ、天候その他の外部環境条件の変化に対応
して吸収魔人、吸収度小といったあいまい情報を基にし
て養液成分4度のファジィ制御を行うことができるので
ある。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、植物の生育ステージや
外部環境条件の変動に応じて絶えず変動する植物の成分
吸収度に対して、外部環境条件情報を取り入れてフィー
ドフォワード制御やファジィ制御により養液成分濃度を
常にその生育ステージや外部環境条件に応じた最適なも
のに調整することができ、植物の養液栽培を効果的に行
うことができ、収量の増大を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図は上
記実施例における制御用コンピュータのフィードフォワ
ード制御動作を示すフローチャート、第3図はこの発明
の他の実施例のブロック図、第4図は上記実施例におけ
る制御用コンピュータの詳しいシステム構成を示すブロ
ック図、第5図は上記実施例の制御用コンピュータの学
習動作を示すフローチャート、第6図は上記の制御用コ
ンピュータのファジィ制御動作を示すフローチャート、
第7図は一般的な植物養液栽培装置の全体図である。 21・・・栽培ベツド    22・・・植物23・・
・成分調整装置 24a、24b、24c・・・イオン濃度センサ25・
・・水温計      26・・・導電率計27・・・
pH計      28・・・気温計29・・・湿度計
      30・・・日照度肝31・・・制御用コン
ピュータ 32 a、  32 b、  32 C・・・成分濃度
補正値演算部33・・・導電率補正値演算部 34・・・pH補正値演算部 35・・・コントローラ
36・・・制御用コンピュータ 37 a 、  3 ? b 、 37 c ・・・成
分吸収度知識ベース38・・・導電率知識ベース 39
・・・pH知識ベース40・・・吸収度/必要量演算部 41・・・入力制御部 42・・・吸収パターン学習部 43・・・記憶部      44・・・推論部45・
・・出力制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)栽培対象植物の生育ステージに応じて最適な養液
    成分濃度を記憶している養液成分濃度記憶手段と、 気温、日照度、時刻などの環境の変化に応じて前記栽培
    対象植物の消費する養液成分の変化度合を記憶している
    変動要素記憶手段と、 前記養液成分濃度記憶手段からの栽培対象植物の該当生
    育ステージにおける最適養液成分濃度と前記変動要素記
    憶手段からの現在時刻における環境条件に見合った養液
    成分の変化度合情報とを加味して現在時刻における最適
    養液成分濃度を割り出す最適養液成分濃度演算手段と、 この最適養液成分濃度演算手段が与える最適養液成分濃
    度情報に基づいて実養液成分濃度を調整する養液濃度調
    整手段とを備えて成る植物養液栽培装置。
  2. (2)前記最適養液成分濃度演算手段が、前記養液濃度
    調整手段に対してフィードフオワード制御情報を与える
    ことを特徴とする請求項1の植物養液栽培装置。
  3. (3)前記最適養液成分濃度演算手段が、前記養液濃度
    調整手段に対してファジィ制御情報を与えることを特徴
    とする請求項1の植物養液栽培装置。
JP1295127A 1989-11-15 1989-11-15 植物養液栽培装置 Pending JPH03155718A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1295127A JPH03155718A (ja) 1989-11-15 1989-11-15 植物養液栽培装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1295127A JPH03155718A (ja) 1989-11-15 1989-11-15 植物養液栽培装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03155718A true JPH03155718A (ja) 1991-07-03

Family

ID=17816637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1295127A Pending JPH03155718A (ja) 1989-11-15 1989-11-15 植物養液栽培装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03155718A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002058369A (ja) * 2000-06-06 2002-02-26 Otsuka Chem Co Ltd 養液土耕栽培方法、及び養液土耕栽培用の養液管理シート、及び養液土耕栽培用の養液管理システム
WO2012133199A1 (ja) * 2011-03-30 2012-10-04 シャープ株式会社 植物栽培器
CN102870662A (zh) * 2011-07-14 2013-01-16 Mkv梦想株式会社 营养液栽培系统和使用其的营养液栽培方法、以及营养液栽培用盆
JP2015053882A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 パナソニック株式会社 水耕栽培装置
JP2016106579A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 トヨタ自動車株式会社 養液栽培装置
JP2017042060A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 株式会社Acs 低カリウム含有青果物の水耕栽培方法
WO2019092869A1 (ja) * 2017-11-12 2019-05-16 新電元工業株式会社 プラントシステム
JP2023086293A (ja) * 2021-12-10 2023-06-22 株式会社吉野家ホールディングス 量的管理法による植物体への施肥方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002058369A (ja) * 2000-06-06 2002-02-26 Otsuka Chem Co Ltd 養液土耕栽培方法、及び養液土耕栽培用の養液管理シート、及び養液土耕栽培用の養液管理システム
JP4566458B2 (ja) * 2000-06-06 2010-10-20 大塚化学株式会社 養液土耕栽培方法
WO2012133199A1 (ja) * 2011-03-30 2012-10-04 シャープ株式会社 植物栽培器
CN102870662A (zh) * 2011-07-14 2013-01-16 Mkv梦想株式会社 营养液栽培系统和使用其的营养液栽培方法、以及营养液栽培用盆
JP2015053882A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 パナソニック株式会社 水耕栽培装置
JP2016106579A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 トヨタ自動車株式会社 養液栽培装置
JP2017042060A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 株式会社Acs 低カリウム含有青果物の水耕栽培方法
WO2019092869A1 (ja) * 2017-11-12 2019-05-16 新電元工業株式会社 プラントシステム
JP2023086293A (ja) * 2021-12-10 2023-06-22 株式会社吉野家ホールディングス 量的管理法による植物体への施肥方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Son et al. Hydroponic systems
Bloom et al. Root growth as a function of ammonium and nitrate in the root zone
Reddy et al. Temperature effects on cotton canopy growth, photosynthesis, and respiration
Domingues et al. Automated system developed to control pH and concentration of nutrient solution evaluated in hydroponic lettuce production
Fuangthong et al. Automatic control of electrical conductivity and PH using fuzzy logic for hydroponics system
JP2592969B2 (ja) 養液制御装置
KR20030070208A (ko) 순환식 수경재배용 양액 자동공급시스템
JPH03155718A (ja) 植物養液栽培装置
Salih et al. Solar Powered automated fertigation control system for cucumis melo L. cultivation in green house
CN117063818A (zh) 一种水肥精准调控系统
Untoro et al. Iot-based hydroponic plant monitoring and control system to maintain plant fertility
KR20190124991A (ko) 양액 자동조정 공급장치 및 공급방법
JPH02308731A (ja) 養液裁培装置
Triantino et al. Control System of Nutrient Solution pH Using Fuzzy Logic for Hydroponics System
KR20170135162A (ko) 원예작물의 양액재배를 위한 비료처방 방법
KR20190076515A (ko) 배지 양액 농도 기반 양액 공급을 제어하는 시설원예용 양액 공급 장치
JP3105099B2 (ja) 養液の制御方法
KR20220033717A (ko) 순환식 수경재배 양액에 대한 주요 이온별 농도 관리 및 작물 생육 대응형 관비 제어 시스템
JPH05260863A (ja) 養液管理栽培方法及び装置
JPH0767485A (ja) 日射感応型自動養液供給制御方法と装置
Weisrawei et al. Design of Smart Green House Using pH and Water Temperature Optimization in Lettuce, Hydraulic Plant Media based on Arduino Uno
Elmér Controlling nutrients in a hydroponic growing system
Zainuddin Nutrition Control System In Nutrient Film Technique (NFT) Hydroponics With Convolutional Neural Network (CNN) Method
Belhakimi et al. Development of Automatic Nutrient Dosing System for Hydroponics
JPS6167420A (ja) 自動植物裁培方法