JPH03155588A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH03155588A
JPH03155588A JP1312628A JP31262889A JPH03155588A JP H03155588 A JPH03155588 A JP H03155588A JP 1312628 A JP1312628 A JP 1312628A JP 31262889 A JP31262889 A JP 31262889A JP H03155588 A JPH03155588 A JP H03155588A
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filming
carrier
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cleaning
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宣之 鯉沼
Tsutomu Imai
力 今井
Yoshio Takamiya
高宮 芳雄
Kazuyuki Sugihara
和之 杉原
Yuji Sawai
雄次 澤井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像形成装置における潜像担持体上のフィル
ミング除去方法に関する。
〔従来の技術〕
潜像担持体に静電潜像を形成し、これをトナーによって
可視像化すると共に、そのトナー像を転写材に転写して
潜像担持体を繰返し使用する形式の画像形成装置は従来
より周知である。かかる画像形成装置は例えば電子複写
機、プリンタ或いはファクシミリ等として構成される。
ところで、この種の画像形成装置においては、トナーや
紙粉、又は紙に含まれた添加物等が潜像担持体表面に薄
い膜状に固着する所謂フィルミング現象が発生する恐れ
がある。かかる現象が発生するとトナー像の部分的な濃
度上昇や、地汚れを生ゼしぬ、トナー像の画質を著しく
低下させる。
そこで従来より潜像担持体上のフィルミングを除去する
各種の方法が提案されており、研磨材や研磨ブラシで潜
像担持体表面を研磨しながらフィルミングを除去し、或
いはブレードを潜像担持体に圧接させてフィルミングを
掻き取る如き方法がその代表例である(例えば特開昭6
2−119567号公報、特開昭60−107076号
公報、特開昭60−119589号公報等を参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが上述の如き従来の方法によると、研磨ブラシ等
のフィルミング除去用の特別な部材を必要とするため、
そのコストが上昇する不具合があるほか、ブラシやブレ
ードが潜像担持体を摩耗させ、すし状の異常画像を発生
させたり、潜像担持体の寿命を縮める恐れがある。
本発明の目的は、上述の不具合を伴うことなく、潜像担
持体のフィルミングを効果的に除去できるフィルミング
除去方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この種の画像形成装置には、静電潜像を可視像化する現
像装置や、トナー像転写後の潜像担持体表面を清掃する
クリーニング装置が設けられているが、これらの装置と
して、現像剤やクリーニング剤の剤を担持する剤担持体
を有するものが従来より広く採用されている。
本発明はこのような装置を利用して、潜像担持体上のフ
ィルミングを除去するものであり、次の構成を提案する
ものである。
(1)画像形成時にトナー像を形成される潜像担持体と
、該担持体に対置され、かつ磁力によって剤を担持し、
剤より成る磁気ブラシを形成しつつ剤を搬送するための
剤担持体と、潜像担持体と剤担持体との間の領域に搬送
される剤の量を規制する規制手段とを有する画像形成装
置における前記潜像担持体上のフィルミングを除去する
方法において、 潜像担持体にトナー像を形成する画像形成時以外のフィ
ルミング除去動作時に1通常の動作時よりも多量の剤を
、潜像担持体と剤担持体との間の領域に搬送し、潜像担
持体を作動させつつフィルミング除去動作を実行するこ
とを特徴とする潜像担持体上のフィルミング除去方法。
(2)画像形成時にトナー像を形成される潜像担持体と
、該担持体に対置され、かつ磁力によって剤を担持し、
剤より成る磁気ブラシを形成しつつ剤を搬送するための
剤担持体と、潜像担持体と剤担持体との間の領域に搬送
される剤の量を規制する規制手段とを有する画像形成装
置における前記潜像担持体上のフィルミングを除去する
方法において、 潜像担持体にトナー像を形成する画像形成時以外のフィ
ルミング除去動作時に、潜像担持体を作動させたまま、
剤の搬送を停止し、潜像担持体と剤担持体との間に存す
る磁気ブラシによって、潜像担持体上のフィルミング除
去動作を実行することを特徴とする潜像担持体上のフィ
ルミング除去方法。
(3)画像形成時にトナー像を形成される潜像担持体と
、該担持体に対置され、かつ磁力によって剤を担持し、
剤より成る磁気ブラシを形成しつつ剤を搬送するための
剤担持体と、潜像担持体と剤担持体との間の領域に搬送
される剤の量を規制する規制手段とを有する画像形成装
置における前記潜像担持体上のフィルミングを除去する
方法において。
潜像担持体にトナー像を形成する画像形成時以外のフィ
ルミング除去動作時に、潜像担持体を作動させたまま、
剤の搬送の停止と、剤の搬送動作をそれぞれ1回以上繰
返すことを特徴とする潜像担持体上のフィルミング除去
方法。
(4)画像形成時にトナー像を形成される潜像担持体と
、該担持体に対置され、かつ磁力によって剤を担持しつ
つこれを搬送するための剤担持体と、潜像担持体と剤担
持体との間の領域に搬送される剤の量を規制する規制手
段とを有する画像形成装置における前記潜像担持体上の
フィルミングを除去する方法において、 潜像担持体にトナー像を形成する画像形成時以外の時期
に、潜像担持体上のフィルミングを掻き取ることができ
るだけの量の剤を、潜像担持体と剤担持体との間の領域
に搬送し、剤担持体と潜像担持体の少なくとも一方の回
転数を検知してその回転数がゼロ又は所定値以下となっ
たとき、前記領域に搬送される剤の量が減少するように
剤の搬送量を制御することを特徴とする潜像担持体上の
フィルミング除去方法。
(5)画像形成時にトナー像を形成される潜像担持体と
、該担持体に対置されていて、かつ前記剤を担持してこ
れを搬送するための剤担持体と、該担持体上に剤を担持
させるための磁石とを有する画像形成装置における前記
潜像担持体上のフィルミングを除去する方法において、 潜像担持体にトナー像を形成する画像形成指令外のフィ
ルミング除去動作時に、潜像担持体と剤担持体の対向領
域に、第1の位置を占めた対向磁極と前記磁石とによっ
て磁界を形成し、これによって該対向領域に剤を保持せ
しめて潜像担持体のフィルミング除去動作を実行し、フ
ィルミング除去動作時以外は、前記対向磁極を、該磁極
と前記磁石との間に実質的な磁界が形成されないように
、第2の位置に退避させることを特徴とする潜像担持体
上のフィルミング除去方法。
(6)前記フィルミング除去動作の実行時間を、当該動
作を実行する前の画像形成動作時間が長いい程長くなる
ように設定したフィルミング除去方法。
(7)画像形成動作終了後、予め決められた時間、フィ
ルミング除去動作を実行している際、画像形成指令が入
力されたとき、フィルミング除去動作を中断し、画像形
成を優先して実行し、当該画像形成の終了後、前記フィ
ルミング除去動作の不足時間を加算してフィルミング除
去動作を実行するフィルミング除去方法。
(8)剤担持体を回転開動することにより該担持体上の
剤を搬送し、その際剤担持体の線速をVい潜像担持体の
線速を’Vpとしたとき、フィルミング除去動作時にフ
ィルミングを掻き取ることができる量の剤を搬送すると
きはO<lv、/v。
くo、5を満足するようにV、とV、を設定するフィル
ミング除去方法。
(9)フィルミング除去動作時に、潜像担持体の線速を
、画像形成動作時よりも速くするフィルミング除去方法
〔実施例〕
以下、本発明に係る方法をクリーニング装置に適用した
実施例を説明する。第1図はかかるクリーニング装置を
備えたカラー複写機を示すものであり、本発明の理解の
ため先ずその全体構成を明らかにする。
この複写機において、先ず、コンタクトガラス10上に
載置された原稿(不図示)に対し、照明装置11が第1
ミラー12と共に図において右方へ移動することにより
、照明走査が行われる。このときの走査光像は、同じ方
向に移動する第2ミラー13.第3ミラー14を介して
レンズ15へと入射し、このあと第4ミラー16.フィ
ルタ装置17を通って、潜像担持体の一構成例であるド
ラム状の感光体18に結像投影される。フィルタ装置1
7は複数の色分解フィルタを有し、これらのフィルタは
、これを自由に選択して使用できるように90°ずつ回
転できるようになっている。
そしてこれらのフィルタのうちの1つのフィルタで、例
えばブルー成分の光像が始めに取り出され、この光像が
、帯電器19によって既に一様に帯電されている感光体
18上に結像投影され、これにより感光体上に静電潜像
が形成される。
感光体18の下部にはイエロー現像装置21Y。
マゼンタ現像装置21M、シアン現像装置21Cがそれ
ぞれ設けられ、上記静電潜像は先ずイエロー現像装置2
1Yのイエロー色トナーによりトナー像化される。
転写ドラム22には給紙部23から送られた転写材の一
例である転写紙が巻き付けられて保持され、この巻き付
けられた転写紙に上記トナー像が転写チャージャ20に
より転写される。
同様にして他の各フィルタを用いることにより。
感光体上に形成されるマゼンタ色のマゼンタトナー像、
シアン色のシアントナー像がそれぞれ転写紙に転写され
て重ねられる。ブラックトナー像を得るときは、ブラッ
ク現像装置21Bのブラックトナーによって静電潜像が
顕像化される。なお、ブラック露光の場合はフィルタと
してNDフィルタが用いられ、或いはかようなフィルタ
が用いられない場合もある。
第1図にお4t650Y、50M、50C,50Bは、
各現像装置の現像スリーブであって、それぞれ矢印方向
に回転駆動され、その周面に現像剤を担持してこれを搬
送し、感光体18上の各静電潜像を順次トナー像化する
トナー像の転写後1分離チャージャ24及び分離爪25
により転写紙が転写ドラム22から分離され、この分離
された転写紙は定着装置26を通ってコピー紙として機
外に排出される。一方、各色のトナー像の転写後に感光
体18上に残留するトナーは、その都度クリーニング装
置27によって除去される。
次に、本発明を適用したクリーニング装置27の一般的
構成と作用について説明する。
第2図は、かかる磁気ブラシクリーニング装置27の詳
細を示すものである。
感光体18は矢印方向に回転し、この回転方向に対し、
感光体18と転写ドラム22との接触部である転写部の
下流側にはプレクリーニングチャージャ28が感光体1
8と対向するように設けられている。また、プレクリー
ニングチャージャ28の下流側には内部に複数の磁石3
1を設けた、例えばアルミニウム等の導電性の非磁性体
より成るクリーニングスリーブ32が配設されている。
個々の磁石にはPi乃至P6の符号を付してあり、各磁
石のクリーニングスリーブ32を向いた側の磁極は交互
に異極性となっている。クリーニングスリーブ32は剤
担持体の一構成例をなすものであって、本例ではこのス
リーブ32が、固定された磁石31に対し、第2図には
示していない駆動モータによって矢印方向(時計方向)
に回転能動されるようになっている。符号4oで示すも
のはクリーニング装置27のクリーニングケースであり
、このケース40の感光体18を向いた側は開口し、ク
リーニングスリーブ32の一部がこの開口にて露出し、
この露出部分が感光体18と対向している。
トナー像の転写後において、感光体18上に残されたト
ナーがプレクリーニングチャージャ28の部位にくると
、このプレクリーニングチャージャ28によるコロナ放
電により、トナー粒子には、クリーニングし易いように
、ある極性(図の例では正)の電荷が付与される。
一方、クリーニングスリーブ32の周面には、クリーニ
ング用の磁性キャリアとトナーより成るクリーニング剤
Cが前述の磁石31の磁力によって担持され、キャリア
による磁気ブラシが形成されている。より詳しく言えば
、クリーニング剤Cは互いに異極性に摩擦帯電したキャ
リア、とトナーとの粉体から成り、磁性体よりなるキャ
リアの粒子が磁力によってスリーブ32上に担持され、
該粒子にトナーが静電的に付着している。トナーは。
トナー粒子のみから成るものと、これに添加剤を加えた
ものがあることは周知の通りである。このようなりリー
ニング剤Cが、クリーニングスリーブ32の回転によっ
て該スリーブ32の回転方向に搬送され、クリーニング
スリーブ32に対向して位置する感光体18の表面に、
クリーニング領域Xにて摺擦する。
プレクリーニングチャージャ28により電荷を付与され
た残留トナーが、クリーニングスリーブ32と対向する
クリーニング領域Xに来ると、ここで、残留トナーが、
電源41によりバイアス電圧(図の例では負)を印加さ
れたクリーニングスリーブ32上の、負の電荷をもった
クリーニング用キャリアへ、静電的吸着力と機械的スキ
ャベンジング力をもって付着する。このように感光体1
8上のトナーが除去されてクリーニングが行われる。
次いで、トナーが付着したキャリアは、磁力によりクリ
ーニングスリーブ32上に担持されて磁気ブラシを形成
しつつ搬送され1例えば、金属製のものより成り所定極
性(図の例では負)のバイアス電圧が電源42により印
加されたトナー回収ローラ33と対向する部位で、この
ローラ33に接触し、このときトナーが回収ローラ33
の方に静電的に付着する。その際、成る量のトナーはり
リーニングスリーブ32側に残され、これがクリーニン
グ剤C中のトナーとなる。トナー回収ローラ33は時計
方向に回転し、該ローラ33には弾性ゴム又は弾性金、
@板等より成る回収ブレード34が当接するようになっ
ていて、これにより、回収ローラ33上の付着トナーが
下へ掻き落される。
この掻き落されたトナーは排出用のスクリューコンベア
35によりクリーニング装置外に排出される。
一方、クリーニングスリーブ32上のクリーニング剤C
はさらに搬送され、ドクターブレード部36のところで
、クリーニング剤Cの厚みが例えば0.5乃至2.On
m程度となるように規制され。
再びクリーニング領域Xに入り、かかる動作が繰返され
る。
上述のドクターブレード部36は、適正なりリーニング
が行われるように、感光体18とクリーニングスリーブ
32との間のクリーニング領域Xに搬送されるクリーニ
ング剤の量を規制する規制手段の一情成例をなすもので
ある。
以上の如く、第1図及び第2図に示した複写機は、画像
形成動作時にトナー像を形成される感光体18と、これ
に対置され、かつ磁力によってクリーニング剤Cを担持
しつつこれを搬送するためのクリーニングスリーブ32
と、感光体18とスリーブ32との間の領域Xに搬送さ
れるクリーニング剤Cの量を規制するドクターブレード
部36とを有している。
第1図及び第2図に示した複写機、特にそのクリーニン
グ装置27の各要素の具体例を示すと次の通りである。
(1)第2図に符号P1で示した磁石31の磁極におけ
る磁束密度: 1000〜1100ガウス (2)同じく符号P2で示した磁石31の磁極における
磁束密度: 1200〜1300ガウス (3)主極を構成する上記磁石P□の位置:クリーニン
グスリーブ32と感光体1 8の中心を結ぶMLを基準とし、この 基準線と、クリーニングスリーブ32 の中心を通る線Qの成す角度を第2図 のように正(+)、負(−)と決めた とき、磁石P1を一2°乃至+8°の 範囲に配置した。
(4)電源41によりクリーニングスリーブ32へ印加
するバイアス電圧:直流−150■(5)電源42によ
りトナー回収ローラ33へ印加するバイアス電圧:  
直流−500V(6)通常のクリーニング動作時におけ
るクリーニングスリーブ32の線速(周速)(V、):
300 mm/5ee (7)感光体18の線速(周速)  (vp) :20
0 in/5ec (8)クリーニングスリーブ32とドクターブレード部
36とのギャップ: 0.8薗 (9)クリーニングスリーブ32と感光体18とのギヤ
”/プ:         1.Onw(10)クリー
ニング剤Cのキャリアに対するトナーの濃度:  0.
5〜2重量% (11)クリーニング剤C中のトナーの帯電量:10〜
80μc/g (12)クリーニング剤Cのキャリア形状:不定型 以上、複写機とそのクリーニング装置27の一般構成を
説明したが、このようなりリーニング装置27において
、感光体18からクリーニングスリーブ32側に移行し
たトナーのうち、帯電量の低いトナーや、プレクリーニ
ングチャージャ28の帯電作用にもかかわらず、正に帯
電しきれなかったトナーがクリーニングスリーブ32か
ら離れて浮遊し、これが再び感光体に付着することがあ
る。またクリーニング装置27に限らず、現像装置21
Y、21M、21C,21B等から浮遊したトナーや、
転写紙の紙粉又はこれに含まれた添加物等が感光体18
の表面に付着する。このように付着したトナーや紙粉等
は、経時的に感光体表面に、薄い膜状に固着する恐れが
ある。これが先にも説明したフィルミング現象であり、
これが発生すると感光体18に感度むらができ、その表
面に形成されるトナー像の濃度むら、或いは地汚れが発
生する。従って感光体に形成されたフィルミングは早期
に除去し、或いはフィルミングの発生を未然に防止する
必要がある。
図示した複写機においては、クリーニング装置27を利
用してフィルミングを除去するように構成されている。
すなわち、感光体18上に前述の如くトナー像を形成す
る画像形成時以外の時期に、通常のクリーニング動作時
よりも多量のクリーニング剤Cを感光体18とクリーニ
ングスリーブ32との間の領域Xに送り込み、クリーニ
ング動作時よりもこの領域Xに多量のクリーニング剤C
を詰め込んだ状態にして感光体18を作動させる。
このようにすれば、クリーニング領域Xにて剤溜りがで
き、クリーニング剤C中のキャリアの粒子が、回転する
感光体18の表面に強く擦り付けられ、感光体表面に形
成された前述のフィルミングを掻き取ることができる。
すなわちクリーニング剤Cより成る磁気ブラシと感光体
表面との接触圧と摩擦係数を高め、フィルミングの除去
効果を高めることができるのである。このように画像形
成動作時以外の適時に、フィルミング除去動作を所定時
間実行し、感光体18上のフィルミングを取り去り、な
いしはフィルミングの発生を未然に防止することができ
る。またドラム状の感光体18に多少の偏心があったと
しても、クリーニング領域Xにクリーニング剤の溜りが
でき、これがフィルミングを除去するので、フィルミン
グ除去むらを生じることもない。
上述の構成が請求項1に対応する具体例であり、この構
成を便宜上、第1の構成例と称することにする。
図示したクリーニング装置27のように磁石31を固定
し、クリーニングスリーブ32を回転駆動することによ
り該スリーブ32上のクリーニング剤Cを搬送するクリ
ーニング装置において、前述の如くクリーニング領域X
へのクリーニング剤Cの送り込み量を増大させるには、
クリーニングスリーブ32の回転速さを通常のクリーニ
ング動作時よりも遅くすればよい。クリーニングスリー
ブ32の線速が遅くなれば、これに担持されたクリーニ
ング剤Cに作用する遠心力が弱まり、クリーニング剤C
がクリーニングスリーブ32の表面側に強く引き付けら
れる。その結果、ドクターブレード部36を通過するク
リーニング剤Cの量が増え、クリーニング領域Xに搬送
されるクリーニング剤Cの量が増大する。
実験によると、クリーニングスリーブ32の線速をv、
、感光体18の線速をVpとしたとき、フィルミングを
掻き取ることができる多量のクリーニング剤Cをクリー
ニング領域Xに搬送するとき。
すなわちクリーニングスリーブの線速を遅くするときは
、O< l v、/ Vp l < 0 、5 (クリ
ーニングスリーブ32の回転数は例えば10rpI11
程度)を満足するようにv、、Vpを設定すると効率良
くフィルミングを掻き取ることができた。
ここに示した数値は、請求項8に対応するものであるた
め、便宜上、この構成を第8の構成例と称することにす
るが、この第8の構成例は、第1の構成例だけでなく、
後述する各構成例において、フィルミング除去動作時に
フィルミングを掻き取ることができる量の剤を搬送する
ときに全て適用できるものである。
なお、通常のクリーニング動作時には2例えばv−/V
pI >0.5を満たすように各線速が設定される。
次に第3図を参照しながら、先に説明した第1の構成の
より具体的な動作例を示す。
第3図において、複写機のメインスイッチをオンすると
、感光体クリーニング動作に入る。すなわち、感光体駆
動モータが作動し、感光体18が回転を開始すると共に
、クリーニングスリーブ睡動モータが作動してクリーニ
ングスリーブ32が第2図における時計方向に回転する
。これにより、先に説明したように感光体18上に残留
するトナーがクリーニングスリーブ32上のクリーニン
グ剤C1正確にはそのキャリアに付着し、感光体18が
清掃される。
上述のクリーニング動作を所定時間行った後、フィルミ
ング除去動作に入る。このとき、クリーニングスリーブ
32の回転速度を、第8の構成例に従って低速(0<I
 v−/vpI <0.5) に設定し、クリーニング
領域Xへのクリーニング剤の搬送量を増やし、感光体1
8上のフィルミングを掻き取る。
クリーニングスリーブ32の低速回転時のV。
/vpの一例を示すと、vm/ vp= 17 mm/
see/300mm/see:0.06である。また第
4図はクリーニングスリーブ32の線速V、とクリーニ
ング領域X(第2図)に搬送されるクリーニング剤の量
との関係の一例を示しており、これから判るようにクリ
ーニングスリーブ32が低速となるとクリーニング剤の
搬送量が増大し、フィルミングの除去効果が高められる
また第3図に示したTは前述の感光体クリーニング動作
の終了から、複写機の各要素1例えば定着装置が所定温
度に立上るまでの立上り時間であり、第3図の例ではこ
の時間Tのうちのtで示した時間だけフィルミング除去
動作を行っているが。
立上り時間Tの所望する範囲、ないしはその全体に亘っ
てフィルミング除去動作を行うようにしてもよい。これ
が、第3図中に示した[フィルミング除去動作延長可能
範囲」の意味するところである。
立上り時間Tが経過すると、複写機はコピー可能状態と
なり、ここでコピースイッチをオンすることにより、画
像形成動作(コピー動作)に入る。
一連の画像形成動作中及び第3図に示す如くその最後に
、感光体クリーニング動作が行われ1次いでフィルミン
グ除去動作が実行される。すなわち、クリーニングスリ
ーブ32を低速回転させ、クリーニング領域Xへのクリ
ーニング剤の搬送量を増大させるのである。
上述の例から判るようにフィルミング除去動作は、画像
形成時以外の適宜な時期に実行することができる。
以上のように、第1の構成例によれば感光体18にトナ
ー像を形成する画像形成動作時以外の時期に、感光体1
8上のフィルミングを掻き取ることができるだけの量の
クリーニング剤を、感光体18とクリーニングスリーブ
32との間の領域Xに搬送することによって、フィルミ
ングを効果的に除去することができる。その際、フィル
ミング除去のための特別な部材は全く不要であり、装置
のコストを低減できる。しかも従来のように研磨ブラシ
やブレードを感光体に圧接させてフィルミングを除去す
る場合のように過度な外力を感光体に与えることはない
ため、感光体18を早期に摩耗させたり、これに傷を付
けてその寿命を縮めるような恐れもない。
以上説明した実施例(第1の構成例)はフィルミング除
去動作時に、クリーニング領域Xに多量のクリーニング
剤を搬送するものであるが、この構成に代え、感光体1
8にトナー像を形成する画像形成時以外のフィルミング
除去動作時に、感光体18を回転させたまま、クリーニ
ングスリーブ32の回転を停止させてクリーニング剤C
の搬送を停止させ、感光体18とクリーニングスリーブ
32との間に存するクリーニング剤を磁石31の磁力で
捕捉し、その磁気ブラシによって、感光体18のフィル
ミング除去動作を実行しても、効果的にフィルミングを
除去し、ないしはその発生を未然に防止することができ
る。感光体18を回転させ、かつクリーニング剤を停止
させることにより、磁気ブラシと感光体表面との接触圧
と両者間の摩擦係数が高まり、感光体18上のフィルミ
ング除去効果が得られる。またクリーニング剤が停止す
ると、その直後に感光体18に接するクリーニング剤中
のキャリア上のトナーが感光体18に取られ、或いは感
光体18に接するクリーニング剤部分のトナーが感光体
18に接する部分から横に逃げ、キャリアが直に感光体
表面に接触するようになり、これによってキャリアが感
光体表面に強く接触し、フィルミング除去効果が高めら
れる。
この構成は請求項2に対応するものであるので、第2の
構成例と称することにする。
第5図は上述の第2の構成例のタイミングチャートを示
す。フィルミング除去動作時に、感光体駆動モータが作
動して感光体18が回転し、かつクリーニングスリーブ
開動モータが作動せず、りリーニングスリーブ32が回
転を停止しているところだけが第3図の場合と異なって
いる。他の構成と作用は、先の実施例と変りはない。
上述の第2の構成例のようにフィルミング除去動作時に
クリーニング剤を停止させることにより、フィルミング
を除去できるが、この構成だけであると、感光体18が
偏心している場合、成る時点において感光体18と磁気
ブラシが接触せず、或いは接触してもその接触圧が極端
に弱まって、フィルミング除去効果が低下することもあ
る。このようになるとフィルミング除去むらが発生する
そこで請求項3に対応する第3の構成例においては、感
光体18にトナー像を形成する画像形成時以外のフィル
ミング除去動作時に、感光体18を回転させたまま、ク
リーニングスリーブ32の回転を停止させてクリーニン
グ剤の搬送を停止させる工程と、クリーニングスリーブ
32を回転させてクリーニング剤を搬送させる工程をそ
れぞれ1回以上繰返すように構成されている。これによ
ると、クリーニング剤Cの搬送停止時には、先に説明し
た第2の構成例と同じく、磁気ブラシにより感光体18
上のフィルミングを除去する動作を行う6次いでクリー
ニング剤はクリーニングスリーブ32に担持されつつ搬
送されるので、たとえ感光体18が偏心していても、磁
気ブラシは、これに追従しながらその形態を変化させて
感光体18に接触する。このような動作が繰返されるの
で。
磁気ブラシと感光体18は積極的に接触し、感光体18
上のフィルング除去むらが発生することを阻止できる。
またフィルミング除去動作時にクリーニング剤が移動す
ることによって、感光体18に接するキャリアが変るの
で、フィルミング除去効果を一層高めることができる。
第6図は上述の第3の構成例のタイミングチャートの一
例を示す。フィルミング除去動作時に、感光体開動モー
タが作動して感光体18が回転し、かつクリーニングス
リーブ駆動モータが作動と停止を繰返し、クリーニング
スリーブ32が停止、回転を繰返すことによって、クリ
ーニング剤の搬送、停止を実行し、感光体18上のフィ
ルミングを除去する。クリーニングスリーブ32の停止
、作動の時間は適宜設定できる。他の構成と作用は第1
の構成例と変りはない。
ところで、前述の第1の構成例において、クリニングス
リーブ32の回転数は、通常のクリーニング動作時と、
フィルミング除去動作時とで相違するが、この制御は例
えば第7図に概略のみを示す制御手段により行うことが
できる。すなわち、クリーニングスリーブ32を駆動す
るクリーニングスリーブ駆動モータM1はパルスモータ
よりなり、CPU65からの出力がドライバ66を介し
てクリーニングスリーブ駆動モータM1に入力され、該
モータM1が能動される。その際、通常のクリーニング
動作時と、フィルミング除去動作時において、CPU6
5からの各出力により、クリニングスリーブ酩動モータ
M1はクリーニング動作とフィルミング除去動作のそれ
ぞれに適した速さで祁動制御され、クリーニングスリー
ブ32をこれらの各動作に適した速さで回転駆動する。
上述のように、第7図に示した例では、クリーニングス
リーブ駆動モータM1と、ドライバ66と、CPU65
が、潜像担持体(1光体18)にトナー像を形成する画
像形成時以外の適時に、潜像担持体上のフィルミングを
掻き取ることができるだけの量の剤を、潜像担持体と剤
担持体(クリーニングスリーブ32)との間の領域に搬
送すべく、剤の搬送量を制御する制御手段を構成してい
る。
なお、第7図におけるM2は、CPU65の指令により
、ドライバ69を介して駆動される感光体註動モータで
ある。
ところで、上述の如くフィルミング除去動作時にクリー
ニング領域Xにクリーニング剤Cを多量に送り込むと、
この領域のクリーニング剤の溜り量が順次増大し、ここ
に剤Cが詰まった状態となり、これがフィルミング除去
作用を効果的に為すのであるが、詰まったクリーニング
剤がスリーブ32と感光体18に対して、摩擦力による
大きな負荷を及ぼし、この負荷が順次増大して遂には感
光体18やスリーブ32を停止させてしまうこともある
。このような状態をブロッキング状態と称することにす
るが、この状態になると、クリーニングスリーブ駆動モ
ータM1や感光体能動モータM2が停止するだけでなく
、フィルミングの除去も行われなくなり、ブロッキング
状態が長く続けば、領域Xに多量のクリーニング剤Cを
送り込んだ意味が失われることになる。
クリーニングスリーブ32や感光体18に過大な負荷(
摩擦力)が生じないように、領域Xへのクリーニング剤
Cの供給量を少なくし、或いは感光体18とクリーニン
グスリーブ32との間のギャップを広くすることも考え
られるが、このようにすれば、フィルミング除去効果が
低下する。
そこで請求項4に対応する第4の構成例では。
前述の第1の構成例に加えて、クリーニングスリーブ3
2と感光体18の少なくとも一方の回転数を検知し、そ
の回転数がゼロ又は所定値以下となったとき、領域Xに
搬送されるクリーニング剤の量を減少させ、クリーニン
グスリーブ32と感光体18に作用する負荷を軽減し、
これらが停止したままになることを防止する。
第7図に示す例では、クリーニングスリーブ駆動モータ
M1の回転数を、例えばエンコーダ又はフォトインタラ
プタ等から成る回転数検知回路67によって検知し、そ
の出力をCPU65に入力する。ここで、クリーニング
スリーブ32が停止してしまう、前述のブロッキング状
態に至る直前の状態まで、クリーニングスリーブ32の
回転数が低下し、これを駆動するクリーニングスリーブ
能動モータM1の回転数が1例えば10乃至20rpm
 (クリーニングスリーブの回転数1乃至2rpm)以
下にまで低下したとき、即座にCPU65からの指令に
より、ドライバ66を介してクリーニングスリーブ駆動
モータM1の回転数を、例えば通常のクリーニング動作
時の180Orpm(クリーニングスリーブ32の回転
数180rpm)程度までに高める。このようにクリー
ニングスリーブ駆動モータM1の回転数を検知すること
により、クリーニングスリーブ32の回転数を検出し、
その回転数が所定値以下となったとき、クリーニングス
リーブ32の回転数を高めると、スリーブ32に担持さ
れたクリーニング剤Cに作用する遠心力が大きくなり、
クリーニング剤Cはクリーニングスリーブ32の表面を
スリップしやすい状態になるため、ドクターブレード3
6を通過して領域Xに搬送されるクリーニング剤Cの量
が1例えば通常のクリーニング動作時と同じ程度に減少
する。
これにより、感光体18とクリーニングスリーブ32が
停止してしまう程、これらに大きな負荷が及ぼされる前
に、その負荷を軽減させることができ、感光体18とク
リーニングスリーブ32.従って感光体駆動モータM2
とクリーニングスリーブ駆動モータM1の停止を阻止す
ることができる。
クリーニングスリーブ32が1回転又はそれ以上回転す
る間、このスリーブ32を高速回転すれば、プロックン
グの発生を防止できる。しかる後、クリーニングスリー
ブ32の回転数を再び下げ、領域Xに搬送されるクリー
ニング剤Cの量を徐々に増大させ、フィルミング除去動
作を行う。このように短時間でブロッキング状態の発生
に対処することができる。
再びブロッキング状態に近い状態となれば、上述した動
作を再度実行する。このような動作を所定時間行い、フ
ィルミング除去動作を終了する。
なおりリーニングスリーブ32を高速回転させ、クリー
ニング剤Cの領域Xへの搬送量を減少させると、この間
はフィルミング除去を行うことができないため、できる
だけ短時間で、クリーニングスリーブ32を低速に戻す
ことが望ましい。
また上述のようにブロッキング状態の発生による弊害を
除去できるため、クリーニングスリーブ32と感光体1
8の間のギャップを、ブロッキングについて何ら考慮を
払うことなく、クリーニングとフィルミング除去に最適
な大きさに設定できるため、クリーニング効果とフィル
ミング除去効果を一段と高めることができる。
クリーニングスリーブ32がブロッキング状態、すなわ
ち完全に停止して1回転数がゼロとなったことを検知し
、その検知後、即座にクリーニングスリーブ駆動モータ
M1の回転数を高めるようにこれを制御してもよい。
また第7図に示すように、フィルミング除去動作時に感
光体能動モータM2の回転数を回転数検知手段68によ
って検知し、感光体18がブロッキング状態又はその直
前の状態になるまで、その回転数が低下したとき(例え
ば感光体18の正常な回転数に対して10%程度その回
転数が低下したとき)、上述したところと全く同様にし
てクリーニングスリーブ駆動モータM1の回転数を高め
クリーニングスリーブ32を高速回転させて、領域Xへ
のクリーニング剤の搬送量を減少させるようにしてもよ
い。
両方の回転数検知回路67.68を設け、クリーニング
スリーブ駆動モータM1と感光体開動モータM2の回転
数をそれぞれ検知してもよいし、いずれか一方の回転数
検知回路67又は68だけを設けるようにしてもよい。
本例ではかかる回転数検知回路が、゛剤担持体(クリー
ニングスリーブ32)と潜像担持体(感光体18)の少
なくとも一方の回転数を検知する検知手段を構成してい
る。
かかる検知手段に代え、クリーニングスリーブ駆動モー
タM1と感光体駆動モータM2の少なくとも一方の入力
電流を検知する検知装置によって、検知手段を構成する
こともできる。すなわち、モータMl、M2にクリーニ
ング剤Cによる過負荷が及ぼされると、これらのモータ
に過電流が流れるので、これを検知してブロッキング状
態ないしはこれに近い状態を知ることができる。
同様に本例ではドクターブレード部36とCPU65と
回転数制御回路66が、回転数がゼロ又は所定値以下と
なったとき、領域Xに搬送される剤の量が減少するよう
に、剤の搬送量を制御する制御手段の一例を構成してい
る。
なお、フィルミング除去動作時に、クリーニングスリー
ブ32を、画一的に低速と高速を繰返しながら駆動し1
例えば低速時にはO<Iv−/vpく0.5を満たし、
高速時にはIv、/vpl>o、sを満たすようにクリ
ーニングスリーブ32と感光体18の線速を設定しても
第4の構成例と同様な効果が得られるが、この構成によ
ると、クリーニングスリーブを高速にさせて領域Xへの
クリーニング剤Cの搬送量を少なくする必要のないとき
にも、クリーニングスリーブ32が成る時点で画一的に
高速に駆動されてしまうため、フィリング除去効率を低
下させてしまう恐れがある。
次に、第8図及び第9図は、請求項5に対応する第5の
構成例を示す。第8図に示したクリーニング装W27及
びこれが付設される複写機の一般構成とその作用は先に
第1図及び第2図を参照して説明したところと変りはな
い。
第5の構成例においては、感光体18の内部に対向磁極
の一例である対向磁石70がクリーニングスリーブ32
内の磁石P1に対し、感光体18を挟んで対向して位置
している。対向磁石70はS極を磁石P1のN極に向け
て配置され、クリーニングスリーブ32の1回転中心と
感光体18の回転中心とを結ぶ線りより図面左側、すな
わちクリーニング領域Xの左側領域にわずかにずれて配
置されている。
対向磁石7oはアーム71に固定されており、このアー
ム71の基端は支持板72に取付けられている。支持板
72は支軸73を中心として、揺動できるようになって
おり、この支持板72の先端はソレノイド74のプラン
ジャ75に取付けられている。
アーム71、支持板72、および支軸73によって対向
磁石70を支持する支持手段が構成され、またソレノイ
ド74によって対向磁石70を移動させる移動手段が構
成されている。
感光体にトナー像を形成する画像形成終了後の時期、例
えば複写機のメインスイッチを入れた直後の数秒から数
分間、或いは所定の画像形成終了後のフィルミング除去
動作時に、対向磁石70は第9図において実線で示す態
位、すなわちクリーニングスリーブ32に接近する第1
の位置を占める。これにより、磁石P工と対向磁石7o
との間、すなわちクリーニングスリーブ32と感光体1
8との間の対向領域Xに磁界が形成される。
かかる磁界の作用によってクリーニング剤Cより成る磁
気ブラシBがこの対向領域Xに保持され、この磁気ブラ
シBが比較的大きな力で感光体18に圧接した状態で、
回転する感光体18のフィルミングを除去する。
フィルミング除去動作時以外の時期には、ソレノイド7
・4の励磁により、プランジャ75が吸弓され、支持板
72が支軸73を中心として、点線で示すように揺動し
、アーム71が回動して、対向磁石70はクリーニング
スリーブ32から離間する。対向磁石70がクリーニン
グスリーブ32から離間して、点線で示した第2の位置
に退避すると、対向磁石70と磁石P工との間には実質
的に磁界がなくなり、それまで感光体18に圧接してい
た磁気ブラシBの拘束が解除され、この磁気ブラシBを
構成しているクリーニング剤は、クリーニングスリーブ
32の回転動作によってケース40内に搬送される。
上述のようにフィルミング除去動作中、対向磁石70を
第1の位置に保持しておいてもよいが、1回のフィルミ
ング除去動作中に、対向磁石70を第1の位置と第2の
位置に往復動させるようにし、対向磁石70が第1の位
置に至るごとに、新たなりリーニング剤Cの磁気ブラシ
Bが形成されるようにしてもよい。
また第8図及び第9図に示した例では、対向磁石70を
対向領域Xの図面左側に配置しているので、対向磁石7
0がクリーニングスリーブ32から離間した際、磁気ブ
ラシBを構成しているクリーニング剤が離散しても、こ
のクリーニング剤は、必ずクリーニング領域Xを通るこ
となるので、このクリーニング剤は磁石P工の磁力によ
って保持され、従ってこの剤が感光体18に付着して搬
送されクリーニング装置27外へこぼれるようなことは
ない。
上記実施例においては、対向磁極として永久磁石70使
用しているが、これに代えて電磁石を用いたり、強磁性
体や軟磁性体などの磁性材料を用いることも可能である
。対向磁石70をクリーニングスリーブ32に接近させ
る動作に連動して、クリーニングスリーブ32の回転速
度を低くする第1の構成例を併用し、フィルミング除去
効果を高めるようにしてもよい。またフィルミング除去
動作時にクリーニングスリーブ32を停止させておいて
も、或いはこれを能動してもよい。
上述の各構成例におけるフィルミング除去動作は、前述
のように一連の画像形成動作の間の時間や待ち時間を利
用して行われ、例えば成る原稿に対して所定枚数のコピ
ー紙を得るべく一連のコピー動作を行った後の時間や、
一連のコピー動作を行う前の時間に、フィルミング除去
動作を実行し、常に高品質なトナー像が得られるように
するのであるが、フィルミング除去動作の実行時間が短
かすぎると、フィルミングを完全に除去することができ
ないが、逆に長すぎると、クリーニング剤C中のキャリ
アに不要なストレスを与え、キャリアの寿命を縮めてし
まう不具合がある。フィルミングを充分に除去できる最
少の時間だけフィルミング除去動作を行うことが理想的
である。
一方、感光体18の表面に形成されるフィルミングの発
生量は画像形成動作(コピー動作)の時間、特に現像装
置の稼動時間にほぼ比例している。
このため、フィルミング除去動作時間を予め決められた
一定の時間に定めてしまうと、この動作を行う前の画像
形成動作の長短によって、フィルミング除去動作時間が
短かすぎたり、長すぎたりする不具合が発生する。
連続して長い時間コピー動作を継続したときは、クリー
ニングスリーブ32は長い時間回転し続けてクリーニン
グ動作を行い、現像スリーブも長い時間回転し、感光体
18上にフィルミング物質が蓄積しやすい。このような
場合にはフィルミング除去動作時間を長くし、逆にコピ
ー時間が短かいときはフィルミング除去動作時間も短か
くして、クリーニング剤C中のキャリアの劣化を抑える
ようにすることが望ましいのである。
そこで請求項6に対応する第6の構成例においては、前
述の各種のフィルミング除去動作を実行する時間を、こ
の動作実行前の画像形成動作の時間が長いほど長くなる
ように設定する。これによりフィルミング除去動作を前
述の理想的な時間に設定することが可能となる。
第10図は第1図に示したブラック現像装置21Bの現
像スリーブ50Bが連続して回転して現像動作を行う現
像動作時間と、この動作終了後にフィルミング除去動作
を行う時間の長さとの理想的な関係の一例を示している
。例えば、100秒間現像動作を行ったときは、七〇で
示す時間だけフィルミング除去動作を行うのがよい。こ
れよりも長い時間フィルミング除去動作を行うと、クリ
ーニング剤中のキャリアに不要なストレスを与える。逆
にフィルミング除去動作時間が七〇よりも短かいと、フ
ィルミングの除去が不充分となる。
他の現像装置21Y、21M、21Cによりフルカラー
のトナー像を得る場合は、その各現像装置の現像ロニラ
50Y、50M、50Cが一連の画像形成動作を終了す
るまでに回転した時間の合計値に応じて、フィルミング
除去動作時間を設定する。
現像装置の作動時間を検出してフィルミング除去動作時
間を設定する代りに、一連の画像形成動作によって得る
コピー紙の数を検出し、或いはこの一連の画像形成動作
の開始から終了までの時間をタイマ等により計測し、こ
れらに応じた時間だけフィルミング除去動作を実行する
ように構成してもよい。
上述の構成によれば、一連の画像形成時間が短かいとき
、例えば1枚の原稿から1枚のコピー紙だけを得るよう
な場合には、フィルミング除去動作時間も短かくなるた
め、クリーニングスリーブ32を回転するのに要する消
費電力を減少させることもでき、ランニングコストを低
減できる。
なお、第6の構成例は、前述のようにフィルミング除去
動作時に、クリーニングスリーブ32を低速と高速を繰
返しながら駆動する場合にも適用できる。この場合には
、実際のフィルミング除去動作は断続的に複数回行われ
ることになるが、これらの時間の総計が、第10図に示
し、かつ先に説明したフィルミング除去動作時間である
ことは当然である。
ところで、先の各構成例に示したフィルミング除去動作
は一連の画像形成動作終了後に行われるのであるが、こ
のフィルミング除去動作中にオペレータが複写機のコピ
ースイッチをオンにして画像形成を実行しようとしたと
きも、フィルミング除去動作を優先し、画像形成動作の
実行を禁止するように構成することができる。
第11図(a)はこの構成に基づくタイミングチャート
であり、T1で示した時間に亘る画像形成動作(コピー
動作)の終了後、予め決められたt工で示した時間だけ
フィルミング除去動作を実行するが、この動作中には画
像形成を不可とし、画像形成動作の開始からフィルミン
グ除去動作終了までの間、コピー可表示のための表示部
の表示ランプに、画像形成が不可であることを示す1例
えば赤色を点灯させる。そしてフィルミング除去動作終
了に伴ってランプを緑色に変え、画像形成可能(コピー
可)を表示するのである。このようにすれば、確実に所
定時間フィルミング除去動作を行うことができ、フィル
ミングの発生を防止できる。ところが、この構成による
とフィルミング除去動作が終了するまで、コピーをとる
ことができないため、オペレータに不便をかけることも
ある。
そこで、請求項7に対応する第7の構成例においては、
第11図(b)に示すように、T1の時間に亘る画像形
成動作を終了した時点で、画像形成を可能とし、表示ラ
ンプを赤色から緑色に切換えてこれを表示する。そして
この場合も画像形成終了後に予め決められた時間tLだ
けフィルミング除去動作が行われるが、第11図(C)
に示すようにこの除去動作中に、オペレータによってコ
ピースイッチがオンされ、画像形成指令が入力されたと
き、このフィルミング除去動作を中断し、画像形成を優
先して実行する。このようにすればオペレータに何ら不
便をかけることはない。ところがこの構成だけであると
、フィルミング除去動作を中断するので、この動作時間
が不足し、フィルミングを充分に除去できなくなる恐れ
がある。
そこで、上述のようにフィルミング除去動作を中断して
成る時間T2だけ実行された画像形成動作の終了後に、
先に不足していたフィルミング除去動作時間を加算した
時間t、たけ、フィルミング除去動作を実行し、フィル
ミング除去不足の発生を阻止するのである。
次に、上述の第7の構成例と、前述の第6の構成例を組
合せた、より具体的な構成例を説明する。
第12図はこの具体例を示すブロック図、第13図はそ
のフローチャートである。第12図における符号65は
複写機のCPU、符号M3は第1図に示したブラック現
像装置21Bの現像スリーブ50Bを回転駆動するパル
スモータより成る現像モータ、そしてMlは第7図の例
でも示したクリーニングスリーブ32を駆動するクリー
ニングスリーブ駆動モータである。
先ず入力部58のコピースイッチがオンされ、画像形成
指令がCPU65に入力されるが、ここでは、これによ
って白黒コピーの画像形成動作が行われるものとする(
第13図(a))。このときCPU65からの指令によ
り現像モータM3がドライバ56を介して即動され、こ
れにより現像スリーブ50B(第1図)が駆動されて現
像動作が行われる。このときこの画像形成動作時間、よ
り正確には現像モータM3の作動時間がCPU65のカ
ウンタ(ないしはタイマ)によってカウントされ(第1
3図(b))、その値がRAM80(第12図)に記憶
される。
ここでは、この画像形成動作の時間を第11図(b)、
(c)にも示したようにT1であるとする。
またROM81 (第12図)には、第10図に示した
曲線又はこれに近似された関数f (To)が予め記憶
されている。
画像形成動作終了後(第13図(c))、RAM80に
記憶された画像形成時間T1と、ROM81に記憶され
た関数f (TO)に基づいて、最適なフィルミング除
去動作時間f(Tl)がCPU65にて設定される(第
13図(d))。すなわち、第10図を参照して先に例
示したように、現像動作時間T1が100秒であるとす
ると、フィルミング除去動作時間がt、に設定されるの
である。そして、CPU65からの指令によりクリーニ
ングスリーブ駆動モータM1がドライバ57を介して、
上述のように設定された時間t1だけ低速で開動され、
該スリーブ32を低速で回転させることにより、前述の
如くフィルミング除去動作を実行する(第13図(e)
)。このフィルミング除去動作は第1の構成例によるも
のであるが、他の構成例によりフィルミング除去動作を
行ってもよい。
上述のようにして第6の構成例に従う動作を実行するこ
とができる。
一方、上述のフィルミング除去動作の実行時に、CPU
65のカウンタによりその時間がカウントされ、これが
RAM80に記憶される(第13図(f))。そしてフ
ィルミング除去動作設定時間t1に達したか否かがチエ
ツクされ(第13図(g))、達していればフィルミン
グ除去動作を停止して時期する(第13図(h)、(i
))。
設定時間t1に達していない場合には、コピースイッチ
がオンされた否かがチエツクされる(第13図(j))
。ここでコピースイッチがオンされたとき、すなわち第
11図(c)のようにフィルミング除去動作の開始後t
z (<tt)を経過した時点でコピースイッチがオン
されると、それぞれRAM80に記憶されたこれらの時
間t□l t2に基づいて、CPU65にてフィルミン
グ除去動作不足時間tニーし2が演算され、これがRA
 M 80に記憶される(第13図(k))。
次いで、上記コピースイッチオンに基づく画像形成動作
が実行され(第13図(Q))、このときの動作時間T
2(第11図(C))がカウントされ(第13図(m)
)、これがRAM80に記憶される。次いで画像形成動
作が終了すると(第13図(n))、ここで再びフィル
ミング除去動作時間が設定される(第13図(0))。
ここでは、ROM81に記憶された関数f (T、)に
基づきf (T2)が設定され、この値と、先にRAM
80に記憶されたtニー上2の和tx(第11図(C)
)がフィルミング除去動作時間として設定され、この時
間だけフィルミング除去動作が実行される(第13図(
e))、f (T2)の値はT2の時間に亘る画像形成
動作により必要とされる理想的なフィルミング除去動作
時間であり、これに、先のフィルミング除去動作の不足
時間t1t2を加えた時間だけ、フィルミング除去動作
を実行するのである。これにより、除去時間の不足は発
生せず、しかもフィルミング過多となることもない。
以上説明した各構成例においてフィルミング除去動作を
実行するとき、感光体18は通常の画像形成動作時と同
じ速さで回転させたが、この除去動作時に感光体18を
通常の画像形成動作時よりも高速で回転させると、フィ
ルミング除去効率を高めることができる。これが請求項
9に対応する構成例であり、これを第9の構成例とする
第9の構成例は、前述の各構成例に全て適用できるもの
であるが、第1の構成例のようにフィルミング除去動作
時にクリーニングスリーブ32を低速で駆動して、領域
Xへのクリーニング剤の搬送量を増大させる構成と、前
述の第8の構成例を組合せたものに第9の構成例を適用
すると、特にその利点を生かすことができる。すなわち
、フィルミング除去動作に0 < l v−/ Vp 
l < 0.5とするのが第8の構成例であるが、これ
を実施するとき、クリーニングスリーブ32のみを低速
として、上記式を満たすことも可能である。ところがク
リーニングスリーブ32をあまり低速で回転させると、
これを駆動するモータ、並びにスリーブ32の回転が不
安定となる恐れがある。
そこで、フィルミング除去動作時に、感光体18を高速
回転させれば、クリーニングスリーブ32をそれほど低
速回転させることなく、上記式を満足させることができ
る。
第14図は第9の構成例を第1の構成例に適用したとき
の、第3図と同様なタイミングチャートを示す、第14
図の場合には、感光体18を駆動する感光体駆動モータ
M2(第7図)が可変速モータ、例えばパルスモータよ
り成り、これがCPUからの指令によって回転速度を制
御されるようになっていて、通常の画像形成動作時には
、先にも例示したように感光体18が例えば200nn
/96C、クリーニングスリーブ32が300mm/s
scで回転され、フィルミング除去動作時には、クリー
ニングスリーブ32が低速駆動され、かつ感光体18が
高速駆動される。フィルミング除去動作時に感光体18
が高速回転されるところだけ第3図と異なっている。
以上の説明では、剤担持体の一例としてクリーニング装
置27のクリーニングスリーブ32を挙げ、これにクリ
ーニング剤Cを担持し、これを利用してフィルミングを
除去する構成例を示したが、第1図に例示した現像装置
21Y、21M、21C,21Bのように、トナーとキ
ャリアの混合粉体より成る現像剤を磁力によって担持、
搬送する現像スリーブ50Y、50M、50C,50B
を有し、現像剤の搬送量を規制するドクターブレード部
51を有しているときは、これを利用して、先に説明し
た各構成例と同様に感光体のフィルミングを除去するこ
とができる。
すなわち、上述の現像剤がフィルミングを掻き取る剤を
なし、現像スリーブが剤を担持する剤担持体を構成し、
ドクターブレード部が潜像担持体と剤担持体との間の領
域に搬送される剤の量を規制する規制手段を構成してお
り、これらを、先に説明した各構成例のクリーニング剤
C、クリーニングスリーブ32、ドクターブレード部3
6にそれぞれ対応させれば、そのまま先の各構成例を、
現像装置に適用することができる。
例えば、第1の構成例を現像装置に適用するには1画像
形成動作時以外のフィルミング除去動作時に、剤担持体
を構成する現像スリーブ50Y。
50M、50C,50Bの少なくとも1つを低速で回転
させ、感光体18と現像スリーブとの間の対向領域に多
量の剤(この例では現像剤)を搬送して感光体18のフ
ィルミングを除去するのである。その他の構成例に対し
ても全く同様である。
現像装置を1つだけ有する単色複写機にも、クリーニン
グ装置又は現像装置を利用した上述の各構成例を採用で
きることは当然である。
その際、クリーニングスリーブ32上に担持された剤C
の方が、現像スリーブ上の現像剤よりも。
一般にトナー濃度が低いため、クリーニング装置27の
剤Cを感光体18に擦り付けてフィルミングを除去する
構成の方が、剤中のキャリアの粒子が感光体に当る確率
が高まり、フィルミング除去効果をより高めることがで
きる。
またクリーニング剤Cのキャリアとしては、先にも示し
たように不定型キャリア、すなわち角張ったキャリア粒
子を用いることが感光体のクリーニング効果を高める上
でも有利であるが、かかるキャリアを用いると感光体か
らフィルミングを掻き取る効果も高まる。現像スリーブ
上の現像剤中のキャリア粒子は通常球形のものが用いら
れるので、感光体上のフィルミングを掻き取る効果がや
や低くなる。
このように本発明に係る方法はクリーニング装置にも現
像装置にも適用できるが、前者に適用した方がより効果
的である。
また現像装置とクリーニング装置の両者によってフィル
ミング除去を行うようにすれば、より短時間で効果的に
フィルミングを掻き取ることができる。
以上説明した構成例では、クリーニングスリーブ32又
は現像スリーブが回転駆動され、これに内設された磁石
が固定されている例を示したが、それ自体周知のように
クリーニングスリーブ又は現像スリーブを固定し、その
内部の磁石を回動駆動し、或いは磁石とスリーブの両者
を回転駆動してもクリーニング剤C又は現像剤を搬送で
き、このような場合にも本発明を適用可能である。かか
る構成においても、磁石ないしはスリーブの回転数を制
御して、スリーブと感光体18の間の領域に搬送される
クリーニング剤C又は現像剤の量を制御することができ
る。
また先の各構成例において、クリーニングスリーブ32
の回転を低速にして多量のクリーニング剤Cを領域Xに
送り込む例を示したが、かかる手段によって多量のクリ
ーニング剤を領域Xに搬送する代りに、第15図に示す
如く、第2図に示したドクターブレード部36に相当す
るドクターブレード136をクリーニングスリーブ32
に対して接近又は離隔可能に支持し、通常のクリーニン
グ動作時には、ブレード136を実線で示す位置に固定
し、フィルミング除去動作時にはこのブレード136を
鎖線で示す如くクリーニングスリーブ32から離し、両
者間のギャップを拡げて多量のクリーニング剤を領域X
に送り込むようにしてもよい。ブレード136を上述の
ように作動させる駆動装置としては、例えばソレノイド
又はモータ等を挙げることができる。このように、可動
ブレード136と、これを駆動する装置によって、フィ
ルミング除去動作時に、領域Xに多量のクリーニング剤
を搬送する手段や剤担持体又は潜像担持体の回転数がゼ
ロ又は所定値以下となったとき。
領域Xに搬送される剤の量が減少するように剤の搬送量
を制御する制御手段を構成することも可能である。これ
は、現像装置によってフィルミングの除去を行うように
構成したときも同様であり、第1図に示したブレード5
1を可動に支持し、これを駆動装置によって作動させれ
ばよい。
本発明は複写機以外に限らず、プリンタやファクシミリ
等の各種画像形成装置にも適用でき、また潜像担持体が
ベルト状のもの、あるいは剤担持体がベルト状のもので
ある場合にも適用可能である。
なお、ブロッキング状態の弊害を除去すべく、剤の搬送
量を減少させる第4の構成例に示した思想は、通常のク
リーニング動作時にも採用できる。
すなわち、クリーニングスリーブ32がクリーニング動
作を行っているとき、このスリーブ32と感光体18と
の間に、何らの理由によってクリーニング剤が詰まり、
クリーニングスリーブ32又は感光体18の回転数が低
下したとき、これを検知し、例えば、クリーニングスリ
ーブ32の回転数を高めることによって、領域Xのクリ
ーニング剤の量を減らし、スリーブ32と感光体18に
加わった過負荷を除去するのである。
〔発明の効果〕
請求項1乃至3に記載の構成によれば、潜像担持体の寿
命を縮めることなく、また低コストで、フィルミングを
効果的に除去できる。
請求項4に記載の構成によれば、上述の効果の他、潜像
担持体と剤担持体の間の剤溜りによって、過大な負荷が
潜像担持体や剤担持体に及ぼされることを阻止できる利
点が得られる。
請求項5に記載した構成によっても、請求項1と同じ効
果が得られる。
請求項6に記載の構成によっても、請求項1と同じ効果
が得られる他、フィルミング除去動作時間が過多となっ
てキャリアの劣化を早めたり、又は短かくなりすぎてフ
ィルミング除去が不充分となる不具合を阻止できる。
請求項7の構成によれば、請求項1の効果の他、オペレ
ータに不便を感じさせる不具合を除去でき、かつフィル
ミング除去動作時間の不足を生じることもない。
請求項8に記載の構成によれば、より効果的にフィルミ
ングを除去できる。
請求項9に記載の構成によれば、フィルミング除去動作
の時間的な効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した複写機の一例を示す構成図、
第2図はクリーニング装置の拡大図、第3図は第1の構
成例におけるフィルミング除去動作を含めた一連の動作
の一例を示すタイミングチャート、第4図はクリーニン
グスリーブの線速とクリーニング剤の搬送量との関係を
示すグラフ、第5図及び第6図は第2及び第3の構成例
における、第3図と同様な図、第7図は第4の構成例の
制御系統の一例を示す概略ブロック図、第8図は第5の
構成例を示す、第2図と同様な断面図、第9図は第5の
構成例の主要部材を示す説明図、第10@は第6の構成
例を説明する、現像装置の動作時間とフィルミング除去
動作時間の関連を示した図、第11図(a)乃至(c)
は第7の構成例を説明するタイミングチャート、第12
図は第6と第7の構成例の制御手段を示すブロック図、
第13図はそのフローチャート、第14図は第9の構成
例を説明する、第3図と同様なタイミングチャート、第
15図は剤の搬送量を規制する手段の他の例を示す説明
図である。 C・・・剤 31・・・磁石 X・・・領域

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)画像形成時にトナー像を形成される潜像担持体と
    、該担持体に対置され、かつ磁力によって剤を担持し、
    剤より成る磁気ブラシを形成しつつ剤を搬送するための
    剤担持体と、潜像担持体と剤担持体との間の領域に搬送
    される剤の量を規制する規制手段とを有する画像形成装
    置における前記潜像担持体上のフィルミングを除去する
    方法において、 潜像担持体にトナー像を形成する画像形成時以外のフィ
    ルミング除去動作時に、通常の動作時よりも多量の剤を
    、潜像担持体と剤担持体との間の領域に搬送し、潜像担
    持体を作動させつつフィルミング除去動作を実行するこ
    とを特徴とする潜像担持体上のフィルミング除去方法。
  2. (2)画像形成時にトナー像を形成される潜像担持体と
    、該担持体に対置され、かつ磁力によって剤を担持し、
    剤より成る磁気ブラシを形成しつつ剤を搬送するための
    剤担持体と、潜像担持体と剤担持体との間の領域に搬送
    される剤の量を規制する規制手段とを有する画像形成装
    置における前記潜像担持体上のフィルミングを除去する
    方法において、 潜像担持体にトナー像を形成する画像形成時以外のフィ
    ルミング除去動作時に、潜像担持体を作動させたまま、
    剤の搬送を停止し、潜像担持体と剤担持体との間に存す
    る磁気ブラシによって、潜像担持体上のフィルミング除
    去動作を実行することを特徴とする潜像担持体上のフィ
    ルミング除去方法。
  3. (3)画像形成時にトナー像を形成される潜像担持体と
    、該担持体に対置され、かつ磁力によって剤を担持し、
    剤より成る磁気ブラシを形成しつつ剤を搬送するための
    剤担持体と、潜像担持体と剤担持体との間の領域に搬送
    される剤の量を規制する規制手段とを有する画像形成装
    置における前記潜像担持体上のフィルミングを除去する
    方法において、 潜像担持体にトナー像を形成する画像形成時以外のフィ
    ルミング除去動作時に、潜像担持体を作動させたまま、
    剤の搬送の停止と、剤の搬送動作をそれぞれ1回以上繰
    返すことを特徴とする潜像担持体上のフィルミング除去
    方法。
  4. (4)画像形成時にトナー像を形成される潜像担持体と
    、該担持体に対置され、かつ磁力によって剤を担持しつ
    つこれを搬送するための剤担持体と、潜像担持体と剤担
    持体との間の領域に搬送される剤の量を規制する規制手
    段とを有する画像形成装置における前記潜像担持体上の
    フィルミングを除去する方法において、 潜像担持体にトナー像を形成する画像形成時以外の時期
    に、潜像担持体上のフィルミングを掻き取ることができ
    るだけの量の剤を、潜像担持体と剤担持体との間の領域
    に搬送し、剤担持体と潜像担持体の少なくとも一方の回
    転数を検知してその回転数がゼロ又は所定値以下となっ
    たとき、前記領域に搬送される剤の量が減少するように
    剤の搬送量を制御することを特徴とする潜像担持体上の
    フィルミング除去方法。
  5. (5)画像形成時にトナー像を形成される潜像担持体と
    、該担持体に対置されていて、かつ前記剤を担持してこ
    れを搬送するための剤担持体と、該担持体上に剤を担持
    させるための磁石とを有する画像形成装置における前記
    潜像担持体上のフィルミングを除去する方法において、 潜像担持体にトナー像を形成する画像形成時以外のフィ
    ルミング除去動作時に、潜像担持体と剤担持体の対向領
    域に、第1の位置を占めた対向磁極と前記磁石とによっ
    て磁界を形成し、これによって該対向領域に剤を保持せ
    しめて潜像担持体のフィルミング除去動作を実行し、フ
    ィルミング除去動作時以外は、前記対向磁極を、該磁極
    と前記磁石との間に実質的な磁界が形成されないように
    、第2の位置に退避させることを特徴とする潜像担持体
    上のフィルミング除去方法。
  6. (6)前記フィルミング除去動作の実行時間を、当該動
    作を実行する前の画像形成動作時間が長いい程長くなる
    ように設定した請求項1乃至5のいずれか1つに記載の
    フィルミング除去方法。
  7. (7)画像形成動作終了後、予め決められた時間、フィ
    ルミング除去動作を実行している際、画像形成指令が入
    力されたとき、フィルミング除去動作を中断し、画像形
    成を優先して実行し、当該画像形成の終了後、前記フィ
    ルミング除去動作の不足時間を加算してフィルミング除
    去動作を実行する請求項1乃至6のいずれか1つに記載
    のフィルミング除去方法。
  8. (8)剤担持体を回転駆動することにより該担持体上の
    剤を搬送し、その際剤担持体の線速をv_s、潜像担持
    体の線速をv_pとしたとき、フィルミング除去動作時
    にフィルミングを掻き取ることができる量の剤を搬送す
    るときは0<|v_s/v_p|<0.5を満足するよ
    うにv_sとv_pを設定する請求項1、4、6又は7
    記載のフィルミング除去方法。
  9. (9)フィルミング除去動作時に、潜像担持体の線速を
    、画像形成動作時よりも速くする請求項1乃至8のいず
    れか1つに記載のフィルミング除去方法。
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