JPH03154906A - コンピュータ収納盤の冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンピュータ収納盤の内部を、盤外から取
り入れた外気により冷却するコンピュータ収納盤の冷却
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第５図は従来のコンピュータ収納盤の冷却装置を示す正
面図であり、図において、１はコンピュータ収納盤で、
このコンピュータ収納盤１の前面パネル２には、上下部
にコンピュータ収納盤１内の換気を行う換気ファン３，
４が複数個ずつ設（づられている。５は、前面パネル２
を開閉操作するためのハンドルである。また、このコン
ピュータ収納盤１の内部には、第６図に示すようにコン
ピュータ６を構成している制御装置７．入出力装置８お
よび電源ユニット９が上方から下方に並べて設けられ、
これらの上部には独自に冷却ファン１０゜１１．１２が
取り付けられている。

次に動作について説明する。コンピュータ６の運転中は
、制御装置７９人出力装置８および電源ユニット９は大
きな電力を消費し、このとき発生する熱気が暖気となっ
てコンピュータ収納盤１内に滞留する。しかし、上記下
部の換気ファン４の作動により、コンピュータ収納盤１
を設置している屋内における床面付近の外気（冷気）が
、コンピユータ収納盤１内に取り入れられ、さらに各冷
却ファン１２，１１，１０が次々に作動して暖気を上部
へ送り出し、最終的に上記換気ファン３により、その暖
気をコンピュータ収納盤１外へ放出する。すなわち、下
部の冷気を取り込んで電源ユニット９．入出力装置８．
制御装置７を次々に冷却しながら、上方外部から暖気を
逃すようにして、コンピュータ収納盤１内の換気冷却を
行っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のコンピュータ収納盤の冷却装置は以上のように構
成されているので、コンピュータ収納盤１がこれの上部
に冷房吹出口を有する屋内に設置される場合や、床面や
地表近くが太陽輻射熱を受ける熱い環境に設置される場
合には、上方の冷気をコンピュータ収納盤１内に取り込
むことができず、逆に下方の暖かい暖気を取り込むこと
となり、内部のコンピュータ６を冷却するのに不適当に
なるなどの課題があった。

この発明は上記のような課題に着目してなされたもので
あり、コンピュータ収納盤外側の上下部における実温度
にもとづいて、上下部の換気ファンの吸気および排気作
動を選択的に制御し、これによりコンピュータ収納盤内
部の冷却を設置環境に応じて最適に行うことができるコ
ンピュータ収納盤の冷却装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るコンピュータ収納盤の冷却装置は、その
コンピュータ収納盤外側の上下部に温度センサをそれぞ
れ設け、これらの温度センサにより検出した温度にもと
づいて、制御回路が温度の低い方の換気ファンを吸気用
とし、温度の高い方の換気ファンを排気用として囲動制
御するようにしたものである。

〔作用〕

この発明における制御回路は、コンピュータ収納盤外側
の上下部における温度データにもとづいて、低温側の換
気ファンを吸気用、高温側の換気ファンを排気用にそれ
ぞれ切換え、これにより上方または下方から冷気を取り
込んで、内部のコンピュータの冷却状態を周囲環境に応
じて最適化す３− ４ るように機能する。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、１５．１６はサーミスタやポジスタなどの
温度センサであり、これらは第２図及び第３図に示すコ
ンピュータ収納盤１のパネル２外側面に、上下部に分け
て別々に取り付けられている。１７は上記各温度センサ
１５，１６の検出出力を取り込む入力回路、１８は入力
回路１７が取り込んだ検出出力にもとづいて、上下部の
、つまり低い方、高い方の位置にある各換気ファン３．
４のうち、いずれを吸気用あるいは排気用とすべきかを
決定し、この決定結果を制御出力として出力する制御回
路、１９はその制御出力を受けて上下部の換気ファン３
，４に対し、これらを所定方向に回転するための動力を
供給する出力回路である。

次に動作について、第４図のフロー図を参照しながら説
明する。コンピュータ６の運転中においては、」二記温
度センサ１５，１．６がコンピュータ収納盤１外側の上
下部の温度を常に検出しており。

この検出出力が入力回路１７を通じて制御回路１８に入
力される。この制御回路１８では、まず、上部にある温
度センサ１５によって検出した温度が、下部にある温度
センサ１６によって検出した温度より低いか否かを判定
しくステップ５ＴＩ）、低いと判定した場合には、コン
ピュータ収納盤１の上部から吸気して、下部から排気す
るように、上記換気ファン３．４を回転制御する信号を
出力回路１９に供給する（ステップ５Ｔ２）。このため
、出力回路１９はこの制御信号にもとづいて、換気ファ
ン３，４を所定方向に駆動回転する。

方、ステップＳＴＩで、上部の温度が下部の温度よりも
高いか、または等しいと判定された場合には、コンピュ
ータ収納盤１の下部から吸気して上部から排気するよう
な制御信号を出力回路１９に供給する（ステップ５Ｔ３
）。このため、各換気ファン３．４は上記とは逆方向に
回転して、下部の冷気をコンピュータ収納盤１内に圧送
する。このため、このコンピユータ収納盤１内部は、上
部または下部から取り込んだ冷気によって、常に安定的
に冷却される。

なお、上記実施例では温度センサについて示したが、空
気の鮮度や濃度を検出することもできる温度センサとし
てもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によればコンピュータ収納盤外
側の上下部に温度センサをそれぞれ設け、これらの温度
センサにより検出した温度にもとづいて、制御回路が温
度の低い方の換気ファンを吸気用とし、温度の高い方の
換気ファンを排気用として駆動制御するように構成した
ので、このコンピュータ収納盤が設置される環境に応じ
て、上下部の換気ファンの回転方向を制御するだけで、
効率の良いコンピュータ収納盤内の冷却を実現でき、し
かもこれを簡単な構成にて安価に提供できるものが得ら
れる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるコンピュータ収納盤
の冷却装置を示すブロック接続図、第２図はこの発明の
コンピュータ収納盤の冷却装置を示す正面図、第３図は
第２図のＴ−１線断面図、第４図は第１図の回路動作を
示すフロー図、第５図は従来のコンピュータ収納盤の冷
却装置を示す正面図、第６図は第５図のｎ−ｎ線断面図
である。 １はコンピュータ収納盤、３，４は換気ファン。 ６はコンピュータ、１５．１６は温度センサ、１８は制
御回路。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コンピュータを収納するコンピュータ収納盤と、このコ
   ンピュータ収納盤の少なくとも上部および下部に取り付
   けられて、一方が排気用，他方が吸気用として用いられ
   る換気ファンとを備えたコンピュータ収納盤の冷却装置
   において、上記コンピュータ収納盤外側の上下部にそれ
   ぞれ設けられた温度センサと、これらの温度センサによ
   り検出した温度が低い方の換気ファンを吸気用とし、高
   い方の換気ファンを排気用としてそれぞれ駆動制御する
   制御回路とを設けたことを特徴とするコンピュータ収納
   盤の冷却装置。