JPH03153864A - 粒子の表面被覆方法及びその装置 - Google Patents

粒子の表面被覆方法及びその装置

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JPH03153864A
JPH03153864A JP28989289A JP28989289A JPH03153864A JP H03153864 A JPH03153864 A JP H03153864A JP 28989289 A JP28989289 A JP 28989289A JP 28989289 A JP28989289 A JP 28989289A JP H03153864 A JPH03153864 A JP H03153864A
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particle
container
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Shigefumi Kuramoto
成史 倉本
Tadahiro Yoneda
忠弘 米田
Hironobu Toribuchi
鳥淵 浩伸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は蒸着法によって粒子の表面を種々の材料で均一
な膜状に被覆する方法及びその装置に関するものであり
、均一な被膜を効率的にかつ生産性よく形成することを
目的としてなされたものである。本発明の方法により製
造された被覆粒子は触媒用、装飾用、粉末冶金用9粒子
分散強化複合材用、導電性付与材等として単独で又は他
の基材に添加して各種成形体、フィルム、シート及び各
種フィラー等広範な用途に用いられる。
〔従来の技術〕
従来9粒体、粉体、小部品等といったような比較的小物
試料への物理的蒸着を均一になす方法として、蒸着室内
に回転容器を配置し、該回転容器を回転きせることによ
り回転容器内の小物試料を動かし、蒸着源に対する小物
試料の面を変化させながら被膜を形成させる方法が提案
されている。
しかしながら該方法では、特に小物試料が粒子状の粉体
試料である場合、単に回転容器を回転するだけでは試料
が回転容器にあたかも付着しているように流動しないか
、その表面を滑るだけで試料の動営に乱れがなく均一な
被膜形成が出来ないという問題があった。
そこで、粒子を振動、撹拌、落下及びこれらの組合せに
より動かしながら、真空蒸着、スパッタリング等の物理
的蒸着(以下PVDと略す)法を使用して粒子の表面を
均一に被覆する方法が開示きれている。例えば (a)蒸着室内に配置きれた皿内に粒子をいへ 該皿を
波形発生器により振動ざ甘、その振動を該粒子に伝えな
がらPVD法により均一被膜を形成きせる方法(特開昭
58−31076号公報、特開昭61−30603号公
報)。
(b)粒体ジェットミル処理した超微粉体を、ターゲッ
トを垂直に設けた円筒状のスパッタリング室を自然落下
させ均一被膜を形成きせる方法(特開昭62−2501
72号公報)。
(c)蒸着室内に配置きれた、傾斜した平面板上を粒子
を落下きせ、かつ該平面板をバイブレータ−で振動させ
ながらスパッタリングにより均一被膜を形成させる方法
(特開昭56−130469号公報)。
(d) (a)の方法の途中でPVDを中断させて粒子
を蒸着室外に取り出して混合した後、再び(a)の方法
を繰り返すことにより均一被膜を形成させる方法(特開
昭61−37759号公報、特開昭61−61643号
公報)。
等が知られている。
しかしながら、(a)又は(d)の方法はバッチ式でし
かも少量の粒子しか処理できないので生産性が悪く、あ
えて−度に大量の粒子を処理すると粒子表面の被膜の不
均一性が免れなかった。一方、(b)又は(C)の方法
では連続生産が可能であるが、装置が複雑となるうえに
粒子の蒸着室を通過している時間が短いので何度も繰り
返し行う必要があって生産性に劣っていた。
一方、特開昭58−141375号公報には粉体の下部
から反応性のガスを吹き込んで粉体を浮遊懸濁させなが
ら化学的蒸着(以下CVDと略す)させる方法により粉
体の表面を目的とする物質で均一に被覆する方法が開示
されている。しかしながら、長時間安定して粉体を均一
に分散浮遊できないため被膜の不均一性がありしかもバ
ッチ式であるため生産性が悪いという問題点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記課題に鑑み、本発明の目的は、粒子の表面を種々の
材料で均一に被覆でき、かつ効率的に生産性よく行える
、粒子の表面被覆方法とそのための装置を提供すること
にある 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは、粒子を流動させながら蒸着を行なう方法
について鋭意検討を重ねた結果、本発明を提案するに至
ったものである。即ち本発明は、内側面に障壁及び/又
は凹凸を備えた回転容器内に粒子を入ね、該回転容器を
回転しながら蒸着法により該粒子表面に被膜を被覆する
ことを要旨とする粒子の表面被覆方法である。かかる構
造の回転容器を用いれば、該回転容器内の粒子は回転容
器の回転に伴って円滑に流動し、蒸着が局部的に偏って
粒子表面に行なわれるのでなく粒子の表面全体にわたっ
てむらなく均一かつ効率的に行うことができる。
更には、本発明は、蒸着室、蒸着室内に設置された回転
容器からなり、かつ該回転容器は内側面には障壁及び/
又は凹凸を、該回転容器の空間内には蒸発源、スパッタ
源及びカソードから選ばれる少なくとも1種を備えてな
り、更に該回転容器は回転を付与するための駆動装置と
接続されてなる粒子の表面被覆装置を要旨とするもので
ある。
本発明の方法においては、内側面に障壁及び/又は凹凸
を備えた回転容器を用いる。この障壁又は凹凸によって
回転容器の回転に伴って回転容器内の粒子は静止状態を
とることなく常に動いて新しい面が出現する。障壁は、
板形のもの、断面の形状が山形のものなど種々のもので
あってよい。
障壁あるいは凹凸の高ざは、粒子の大ぎざ、装置の大き
さ、蒸着法などによって適宜設定されるが、低すぎると
粒子の流動が不十分になるので0. 11Iw以上にす
るのが好ましい。更に、障壁と凹凸の両方を設けた筒型
回転容器を使用するとより効果的で好ましい。また、該
回転容器は使用する粒子や目的とする被覆材料によって
は冷却あるいは加熱できる構造のものが望ましい。回転
容器の形状は種々の形状のものが使用できるが、筒型の
回転容器が好適であり円筒形の他、断面が3角形、4角
形及びそれ以上の多角形のものであっても良い。
また、筒型回転容器は水平でも傾いて設置されていても
よい。特に、回転容器が筒型回転容器であり、その内側
面に障壁が螺旋状に配設置へ 該筒型回転容器の一端に
近接して粒子導入口を、他端に粒子排出口を備えてなる
筒型回転容器を用いると連続生産が可能となってより好
ましい。即ち、該筒型回転容器の一端から被覆すべき粒
子を導入すると、容器の回転に伴って螺旋状に配設きれ
た障壁によって粒子が自動的に容器内を回転軸方向に移
動し、その間に蒸着が行なわわ、容器の他端から表面の
被覆がなされな粒子が排出され、かくして連続生産が可
能となる。
本発明で表面を被覆する粒子としては金属、無機化合物
又は有機高分子など種々の粒子が対象となる。また、粒
子の大9!rざや形状は得られた被覆粒子の用途先に応
じて適宜選択すればよく、球状。
板状、燐片状、m雄状、棒柱状、凝集塊状、不定形状、
中空状、ウィスカー状等種々の形状のものが使用できる
。用途先の製品に均質に分散きせるごとを考慮すれば小
ざい方がよく、特に平均粒子径1〜10000μmの粒
子が好ましい。
粒子の表面に被覆して被膜を形成きせる物質としては特
に制限されず、金属、無機化合物又は有機高分子など種
々の材質が対象となる。形成される被膜の厚さは10〜
10000人、好ましくは100〜2000人が適当で
あり、薄すぎると得られた被覆粒子の被膜の特性が十分
発揮されず、厚すぎると製造コストが高くなる。
蒸着法は通常の物理的蒸着(以下PVDと略す)法又は
化学的蒸着(以下CVDと略す)法が用いられる。なか
でも好ましい方法として、PVD法では真空蒸着法、ス
パッタリング法、イオンブレーティング法等が、CVD
法ではプラズマCVD法等が挙げられる。特に粒子又は
被覆材料が有機高分子の場合は高温で分解しやすいので
、加熱又は温度の上昇が少ないスパッタリング法又はプ
ラズマCVD法が好ましい。
回転容器内の粒子と対向した位置に、真空蒸着法の場合
は蒸発源、スパッタリング法の場合はスパッタ源、プラ
ズマCVD法の場合はカソード。
イオンブレーティング法の場合は蒸発源及びカソードを
設置する。蒸発源又はスパッタ源としては粒子の表面に
被覆する材料を使用する。また、蒸着室に酸素、窒素、
アセチレン、アンモニ乙 硫化水素等のガスを導入し、
化成蒸着1反応性スパッタリング、反応性イオンブレー
ティング等も行うことができる。プラズマCVD法は容
器内の粒子と対向した位置に設けたカソード付近に原料
ガスを通じて粒子表面に被覆材料を析出させる方法であ
るが、ここで原料ガスとしては目的とする被覆材料によ
り種々の物が使用でき、更にキャリヤガスとして窒素、
−酸化炭素、メタン、水素、アルゴン、ヘリウム等を使
用する。
本発明において、多種類の蒸発源、スパッタ源。
又は原料ガスを使用したり、繰り返し蒸着を行なって2
層以上の多層被膜を施すこ′とも可能であり、また雰囲
気の制御によって被膜中の酸素、窒素又は炭素量を粒子
の表面から外周に向かって徐々に変化きせながら多層被
覆することも可能である。
次に、図を示しながら本発明の方法及び本発明の装置を
更に詳しく説明する。第1〜3図は本発明の装置の概念
図であり、また第4〜6図は本発明の装置の回転容器の
内側面の概略を示す図であ第1図は、蒸着法として真空
蒸着法を用いる本発明の装置の概念図の一例であり、主
要部は蒸着室1.筒型回転容器2.蒸発源3.駆動装置
5からなり、他に蒸発源3を操作する電源4.シャッタ
ー6、ガス排気口8.ガス導入口9.冷却水入口10.
  冷却水出口11などからなる。筒型回転容器2の内
部は、一部所面図を表わす第6図に示したように、螺旋
状の障壁26.凹凸28.冷却水通退官27とを備えて
いる。筒型回転容器2の内に粒子7を入札 ガス排気口
8より蒸着室1内を真空にし、次いで必要によりガス導
入口9より目的に応じたガスを導入した後、駆動装置5
により筒型回転容器2を回転きせて粒子を流動させ、冷
却水を通じて冷却しながら蒸発源3に電力を付加して真
空蒸着を行う。かくして、粒子は障壁26及び凹凸28
により常に流動し、粒子表面全体にわたって蒸着され、
 均一な被膜を形成した被覆粒子が得られる。
第2図は、蒸着法としてイオンブレーティング法を用い
る本発明の装置の概念図の一例であり、主要部は蒸着室
1.筒型回転容器2.蒸発源12゜カソード14.駆動
装置5からなり、その他概ね第1図と似た構成になって
いる。更に、蒸着法としてスパッタリング法を用いる場
合には、第1図の蒸発源30代わりにスパッタ源を設置
する。いずれも真空蒸着法について前記したと類似の操
作により均一な被膜を形成した被覆粒子が得られる。
また、回転容器の内部の別の態様を第4図、第5図に示
した。第4図は障壁が円筒の回転容器の中心軸に沿った
方向に設けたもの、第5図は凹凸のみを設けたものであ
り、ともに本発明の目的にかなうものである。
更に第3図は、第1図で示した真空蒸着法による粒子の
表面被覆装置をモデルとした連続生産装置である。この
ような連続生産装置がスパッタリング法、イオンブレー
ティング法、プラズマCVD法あるいは他の蒸着法によ
る装置でも適用できることはいうまでもない。
減圧加熱処理室16は粒子投入口29.ガス排気口8.
ガス導入口92粒子を加熱処理するヒーター21が備え
である。該減圧処理室16に粒子を導入した後、減圧下
、加熱処理する。次いで真空を保持した!−ま弁22を
開いて粒子を粒子導入口19を経て筒型回転容器2に送
る。該回転容器2は、第6図に示すように障壁26が螺
旋状になっており、回転容器2の回転に伴って粒子7は
蒸発源3の下に自動的に移動し、被覆処理されて更に移
動し、粒子排出口20を経てホッパー17に受けられる
。減圧加熱処理室16内の粒子7が全て筒型回転容器2
に送られたら、弁22を閉じてガス導入口9より不活性
ガスを導入して常圧に戻した後粒子投入口29より新し
い粒子を導入して再び減圧加熱処理する。一方、粒子貯
蔵室18は粒子取り出し口30.  ガス排気口8.ガ
ス導入口9を備えている。粒子貯蔵室18を予め真空脱
気しておいてホッパー17の弁23.粒子貯蔵室18の
弁24を開き、ホッパー内にたまった被覆処理された粒
子′を粒子貯蔵室18に貯蔵する。次いでホッパー17
の弁231粒子貯蔵室18の弁24を閉じ、ガス導入口
9より不活性ガスを導入して常圧に戻し、粒子貯蔵室1
8の弁25を開いて粒子取り出し口30より被覆粒子を
取り出す。被覆粒子を取り出した後、粒子貯蔵室18は
再び真空にする。この工程を繰り返すことにより連続生
産が可能となる。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例により更に詳細に説明するが本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、被覆材料の膜厚、被覆材料の均一性は下記の方法
に従って評価した。
得られた被覆粒子を、エポキシ樹脂中に充填し、ミクロ
トームで500人の厚とに切断し、被覆粒子の断面につ
いてX線マイクロアナライザー(XMA)による線分析
及び面分析を行い、目的とする被覆材料を構成する元素
が被覆処理前校子の周囲を覆っているか否かで均一性を
評価した。また被覆材料の膜厚は線分析による検出され
た元素の厚みより求めた。
実崖102 回転容器2として第5図に示したような内部に凹凸を設
けた筒型回転容器2を備えた第1図の装置を用い、真空
蒸着法によるシリカ球状粒子のアルミニウムによる被覆
を行った。なお、蒸発源3にはタングステンのフィラメ
ントに巻いたアルミニウムを用いた。
回転容器2の中にシリカ球状粒子(日本触媒化学工業(
株)製シーホスターP150:平均粒子径1.5μm)
7を人へ ガス排気口8より蒸着室1内を10−’To
rr台にし、次いでガス導入口9よりアルゴンガスを導
入して2 X 10 ””Torrに制御した。駆動装
置5を作動させて回転容器2を1100rpの速度で回
転させ、シリカ球状粒子を流動きせながら蒸発源3に直
流電源により2kWの電力を付加し、真空蒸着を行った
。得られた被覆粒子は、シリカ球状粒子の表面に膜厚3
000人の均一なアルミニウム被膜を形成していた。
友立透ヱ 回転容器2として第5図に示したような内部に凹凸を設
けた筒型回転容器2を用い、蒸発源3の代わりにスパッ
タ源を設置した他は第1図に示したと同様の装置を用い
てスパッタリング法によるポリメチルメタクリレート球
状粒子のTiCによる被覆を行った。
水で十分に洗浄後、50℃で減圧乾燥したポリメチルメ
タクリレート球状粒子(M水化成品(株)製MB−10
0:平均粒子径100μm)7を筒型回転容器2に入れ
た。脱気口8より10−’Torr台に蒸着室1を真空
脱気し、次いでガス導入口9よりアセチレンを20容量
%含むアルゴンガスを導入して3 X 10 ””To
rrに制御した。筒型回転容器2を1100rpの速度
で回転きせく ポリメチルメタクリレート球状粒子を動
かし、更に筒型回転容器2に冷却水を流してポリメチル
メタクリレート球状粒子を30℃に保持した。スパッタ
源3としてTiを使用し、マグネトロン型RFスパッタ
リング方式にて電力500Wの条件でスパッタリングを
行った。得られた被覆粒子はポリメチルメタクリレート
球状粒子の表面に膜厚500人の均一なTiC被膜を形
成していた。
K旌■ユ 回転容器2として第4図に示したような内部に障壁を設
けた筒型回転容器2を用い、蒸発源3の代わりにカソー
ドを設置した他は第1図に示したと同様の装置を用いて
プラズマCVD法によるZn粒子のシリコーン樹脂によ
る被膜を行った。
不定形状のZn粒子(和光純薬工業(株)製:平均粒子
径9000μm)7を筒型回転容器2に入れた。脱気口
8より真空脱気し10−’Torr台に蒸着室1を脱気
し、次いでガス導入口9よりオクタメチルシクロテトラ
シロキサンを20容量%含むアルゴンガスを導入して4
 X 10−”Torrに制御した。筒型回転容器2を
150rpmの速度で回転させ、Zn粒子を動かしなが
らカソード3に高周波電源4より電力200Wを与え、
プラズマC■Dを行った。得られた被覆粒子はZn粒子
の表面に70人の均一なシリコーン被膜を形成していた
裏施■A 第2図に示したイオンブレーティング装置を用いてマイ
カ板状粒子のAl2O3による被膜を行った。
マイカ板状粒子(ティ力(株)製テイカパールTP−9
00:平均粒子径50μm)7を200℃で減圧乾燥後
、第5図に示すような筒型回転装置に入れた。脱気口8
より10−’Torr台に蒸着室1を真空脱気した後、
ガス導入口9より酸素を20容量%含むアルゴンガスを
導入して3X10−2Torr台に制御した。筒型回転
容器2を250 rpmの速度で回転させてマイカ板状
粒子を動かしながら、タングステンのフィラメントに巻
いたアルミニウムを蒸発源12として直流電源13より
電力1.5kWの条件で蒸発きせると同・時に、直流電
源15よりカソード14に電力1.5kWを与えイオン
ブレーティングを行った。得られた被覆粒子はマイカ板
状粒子の表面に600o人の均一なAl2O3被膜を形
成していた。
裏胤■5 第3図に示した連続生産装置を用いてスパッタリング法
によるポリメチルメタクリレート球状粒子のインジウム
−スズ複合酸化物(ITO)による被覆を行った。
水で十分に洗浄後50℃で減圧乾燥したポリメチルメタ
クリレート球状粒子(積木化成品(株)製MB−100
:平均粒子径100100uを粒子投入口29より減圧
加熱処理室16に入れ脱気口8より真空脱気すると共に
ヒーター21により50℃に加熱した。減圧加熱処理室
16の真空度が3 X 10−’Torrに達したとこ
ろで弁22を開け、予め101台に真空脱気し、次いで
酸素を10容量%含むアルゴンガスを導入して3 X 
10−’Torrに制御した蒸着室1内の筒型回転容器
2に粒子を移送した。このとき筒型回転容器2は第6図
に示すものを使用し、回転を付与する駆動装置5を用い
て50rp■の速度で回転させておいた。また筒型回転
容器2に冷却水を流してポリメチルメタクリレート球状
粒子を30℃に保持できるように制御した。スパッタ源
3として InzOi92モル%−5nOz8モル%か
らなるITOを使用し、マグネトロン型RFスパッタリ
ング方式にて電力300Wの条件でスパッタリングを行
った。得られた被覆粒子は筒型回転容器2の回転により
ホッパー17に移送され、 最初、減圧加熱処理室16
に仕込んだポリメチルメタクリレート球状粒子の174
量が貯っな時点でホッパー17の弁23゜粒子貯蔵室1
8の弁24を開け、予め3X10−’Torrに真空脱
気した粒子貯蔵室18へ移送した。
次いで弁23.弁24を閉じ、粒子貯蔵室18のガス導
入口9より窒素を入れ常圧に戻し、弁25を開け、被覆
粒子を取り出した。粒子貯蔵室18は弁25を閉じた後
、再び真空脱気し、連続的に製造されている被覆粒子を
同様にしてホッパー17から移送した。
得られた被覆粒子は、ポリメチルメタクリレート球状粒
子の表面に膜厚1000人の均一なITO膜を形成して
いた。
〔発明の効果〕
本発明になる粒子の表面被覆方法または装置を用いるこ
とにより、粒子が静止状態をとることなく、常に新しい
面が現れるため均一に被覆することができ、しかも効率
よく粒子の表面を均一な膜状に被覆処理できるので生産
性が向上する。更に、障壁が螺旋状に配設されてなる筒
型回転容器を使用することにより連続生産も可能となる
本発明による被覆では、従来から行われてきた無電解メ
ツキ法では困難であった有機高分子からなる粒子の表面
に無機化合物を均一な膜状に被覆するようなことも比較
的容易に出来るという特徴を有する。従って、本発明に
よると、粒子と被覆材料の組合せを種々変えることによ
って新しい機能を有する被覆粒子を作製することが可能
となる。
例えば、被覆材料が導電性を有する場合、導電性付与材
や固体電解質等として有用であり、誘電性の場合、コン
デンサー 圧電ブザー 超音波探触子等として有用であ
る。また、被覆材料に特定の金属や無機化合物を使用す
ると、触媒、装飾材料などとして有用である。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明の装置の概念図である。第1図は真
空蒸着装置、スパッタリング装置又はプラズマCVD装
置の概念図であり、第2図はイオンブレーティング装置
の概念図であり、第3図は真空蒸着装置、スパッタリン
グ装置又はプラズマCVD装置をモデルにした連続生産
装置の概念図である。 第4〜6図は本発明の装置の蒸着室内に設置した筒型回
転容器の一部断面図である。 1・・・蒸着室、     2・・・筒型回転容器3・
・・蒸発源、     4・−・電源5・・・回転を付
与する駆動装置 6・・・シャッター   7・・・粒子8・・・脱気口
、     9・・・ガス導入口10・・・冷却水入口
、  11・・・冷却水出口12・・・蒸発源、   
 13・・・蒸発源電源14・・・カソード、   1
5・・・電源16・・・減圧加熱処理室、  17・・
・ホッパー18・・・粒子貯蔵室、  19・・・粒子
導入口2o・・・粒子排出口、  21・・・ヒーター
22、 23. 24. 25・・・弁26・・・障壁
、     27・・・冷却水通過管28・・・凹凸、 29・・・粒子投入口 30・・・粒子取出口 第1図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内側面に障壁及び/又は凹凸を備えた回転容器内
    に粒子を入れ、該回転容器を回転しながら蒸着法により
    該粒子表面に被膜を被覆することを特徴とする粒子の表
    面被覆方法。
  2. (2)蒸着法が、真空蒸着法、スパッタリング法、イオ
    ンプレーティング法及びプラズマCVD法のいずれかで
    ある請求項(1)に記載の方法。
  3. (3)障壁が螺旋形状に配設され、筒型回転容器の回転
    にともない回転軸方向に粒子を移動させることを特徴と
    する請求項(1)または(2)に記載の表面被覆方法。
  4. (4)蒸着室,蒸着室内に設置された回転容器からなり
    、かつ該回転容器は内側面には障壁及び/又は凹凸を、
    該回転容器の空間内には蒸発源,スパッタ源及びカソー
    ドから選ばれる少なくとも1種を備えてなり、更に該回
    転容器は回転を付与するための駆動装置と接続されてな
    る粒子の表面被覆装置。
  5. (5)蒸着室に連通するガス導入口及びガス排気口を備
    えてなる請求項(4)に記載の装置。
  6. (6)回転容器が筒型回転容器であり、該筒型回転容器
    の内側面に障壁が螺旋状に配設され、該筒型回転容器の
    一端に近接して粒子導入口を、他端に粒子排出口を備え
    てなる請求項(4)または(5)に記載の装置。
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Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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