JPH0315280Y2 - - Google Patents

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JPH0315280Y2
JPH0315280Y2 JP1985035610U JP3561085U JPH0315280Y2 JP H0315280 Y2 JPH0315280 Y2 JP H0315280Y2 JP 1985035610 U JP1985035610 U JP 1985035610U JP 3561085 U JP3561085 U JP 3561085U JP H0315280 Y2 JPH0315280 Y2 JP H0315280Y2
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JP
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punch
synthetic resin
powder
compression molding
tip surface
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、臼孔に充填された粉粒体を例えば
上下より圧縮することにより成形するための粉粒
体圧縮成形用杵に関するものである。
(従来の技術) 一般に、原料である粉粒体を圧縮成形すること
により、医薬の錠剤等の成形品を製造する場合、
例えば回転式粉末圧縮成形機の場合には、周縁部
に多数の臼が配設れた回転盤に対向し上下に摺動
自在に配設された上杵と下杵とにより、その下杵
によつて臼底が形成された臼孔中に粉末を充填し
て、上記上杵と下杵とにより圧縮成形するもので
ある。
しかしながら、粉粒体の性質等によつては、杵
先面に粉粒体が付着し、このような付着はそのま
ま連続的に成形を続けると、付着が成長すると共
に、その付着した粉粒体が固着状態となり、圧縮
された成形品の一部を剥離して重量不足や外観不
良等の商品性を損う原因となるものである。
特にこの付着は、原料として発泡剤のクエン
酸、酒石酸、重曹、砂糖等を使用した場合には著
しいものである。
そこで従来、圧縮成形後の杵先面を回転ブラシ
等で清掃し、次回の圧縮成形時には清浄な杵先面
で成形できるように清掃装置を有したものがあ
り、また、実願昭48−144748号(実開昭50−
90283号)公報において開示されるごとく、臼内
に嵌入した下杵の上に合成樹脂体を設け、下杵に
粉末が付着しないようにすることが知られてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来技術にあつても、一応粉粒体の
圧縮成形はできるものであるが、上記清掃装置に
より杵先面を清浄に維持しようとするものは、構
造が複雑となると共に、付着物が確実に除去でき
ない等の問題点があり、また、下杵の上に合成樹
脂体を設けるものは、上杵には使用できないもの
であると共に、昇降する下杵にも使用できず、し
かも、合成樹脂の性質上、高い圧縮圧力には使用
できず耐久性の低いものであつた。
即ち、圧縮成形用杵は、粉粒体と接触する杵先
面を、金属に比べて粉粒体の付着が極めて少ない
四フツ化エチレンの合成樹脂により形成すること
が理想的であるが、従来、合成樹脂の性質上でき
なかつたものであり、原料である粉末等が付着し
ない杵先面を有した実用性のある圧縮成形用杵を
開発しなければならないという問題があつた。
(問題点を解決するための手段 本考案は、実際の圧縮成形における圧縮成形用
杵の杵先面の付着状態を点検観察することによ
り、杵先面への粉粒体の付着は、常にその杵先面
の中央部より順次周囲に広がつてゆくことに着目
したものである。
よつて上記のような問題点を解決するために、
この考案によれば、臼孔に充填された粉粒体を圧
縮することにより成形するための粉粒体圧縮成形
用杵において、該成形用杵の杵先の中央部分に四
フツ化エチレンの合成樹脂を埋嵌し、杵先面の中
央部分が合成樹脂により形成されたことを特徴と
する粉粒体圧縮成形用杵が提供される。
上記構成において、合成樹脂は、圧縮成形圧力
以上の圧力で予め圧搾したものとすることができ
る。
このようにした場合は、合成樹脂が均一に高密
度化されて使用する圧縮成形圧力により耐えうる
ものとなり、より耐久性のある杵先面となる。
また上記構成において、合成樹脂は、固定ピン
またはねじ止め等の固定手段により抜け止めを防
止することができる。
更に上記構成において、合成樹脂は、文字また
は図形等の所望形状を突設または刻設することが
できる。
このようにした場合は、成形品に所望のマーク
等を施すことができる。
(作用) 上記の技術的手段は次の様に作用する。
杵先面の中央部が付着の極めて少ない四フツ化
エチレンの合成樹脂により形成されていることに
より、圧縮成形において常に杵先面の中央部にま
ず付着しようとする粉末等の原料は上記中央部に
付着することができなくなり、よつて連続的に圧
縮成形しても、付着物の成長はなく勿論固着する
こともなく、杵先面は常に清浄に保たれるごとく
作用する。
また、杵先に埋嵌された合成樹脂は、杵先面の
一部となる一面を除き金属部に囲繞されているこ
とにより、合成樹脂が受ける圧縮圧力は、その金
属部が受けるごとく作用し、即ち、合成樹脂は金
属部により外周方向に膨張することが防止される
ごとく作用し、圧縮成形圧力に充分に耐えうる杵
先面となる。
(実施例) この考案の実施例を図面について説明すれば、
第1図は本考案の一実施例を示すものであり、1
は杵本体、2は予め金型に収納しプレス等により
使用する圧縮成形圧力以上の圧力で圧搾された四
フツ化エチレン合成樹脂、3は焼入れ等が施され
た金属部、4は杵先面である。
上記合成樹脂2は、杵先面4に設けられた埋込
孔5に嵌入され、固定ピン6により金属部3に固
定されており、その上面は杵先面4の一部を形成
している。
第2図は本考案の他の実施例を示すものであ
り、1aは臼7の底部を形成すると共にその臼孔
に摺動自在に挿嵌された下側の杵である。
この下側の杵1aは、杵先に設けられた埋込孔
5aに四フツ化エチレンの合成樹脂2aが圧入さ
れることにより埋嵌されて、その杵先面4aが球
面の一部であるごとく凹ませて形成されている。
1bは上記下側の杵1aに対向し上下に摺動自
在に配設された上側の杵であり、該上側の杵1b
は、杵先に設けられた埋込孔5bに四フツ化エチ
レンの合成樹脂2bが埋嵌され、その杵先面4b
は球面の一部であるごとく凹ませて形成されてい
る。
上記合成樹脂2bは、杵先面4bの一部を形成
する一面即ち下面に、所望の刻設部8が形成され
ており、これは、合成樹脂2bを予め金型に収納
して圧搾する場合に、圧搾するプレス押圧部に所
望形状の突出部を形成しておくことにより、圧搾
すると同時に形成されたものである。
3a,3bは金属部である。
(考案の効果) 以上に説明したように、本考案は、従来、杵先
面の総てを合成樹脂で覆うように形成しなけれ
ば、杵先面に粉粒体が付着することのない圧縮成
形用杵が出来ないと思われていた常識を覆し、杵
先の中央部に粉粒体が付着しないような四フツ化
エチレンの合成樹脂を埋嵌し杵先面の中央部を上
記合成樹脂によつて形成すればよく、簡単な構造
において原料の粉粒体が杵先面に付着することを
防止できるものであり、杵先面の清掃のために機
械運転を止める必要もないと共に、特別な清掃装
置も必要なく、常に重量不足等のない良好な成形
品が効率よく得られるものである。
また、埋嵌された合成樹脂は、その構造上、摺
動部分がなく、圧縮成形圧力により変形する等の
こともないので、充分な耐久性を有するものであ
り、しかも、合成樹脂は容易に交換することが出
来るので、容易に安価に管理できる等の効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案による粉粒体圧縮成形用杵を示
すものであり、第1図は一実施例を示す要部縦断
面図、第2図は他の実施例を示す要部縦断面図で
ある。 図面において、1,1a,1b……杵本体、
2,2a,2b……四フツ化エチレンの合成樹
脂、3,3a,3b……金属部、4,4a,4b
……杵先面、5,5a,5b……埋込孔、6……
固定ピン、7……臼、8……刻設部を示すもので
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 臼孔に充填された粉粒体を圧縮することにより
    成形するための粉粒体圧縮成形用杵において、該
    成形用杵の杵先の中央部分に四フツ化エチレンの
    合成樹脂を埋嵌し、杵先面の中央部が合成樹脂に
    より形成されたことを特徴とする粉粒体圧縮成形
    用杵。
JP1985035610U 1985-03-13 1985-03-13 Expired JPH0315280Y2 (ja)

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JP1985035610U JPH0315280Y2 (ja) 1985-03-13 1985-03-13

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JPS61158397U JPS61158397U (ja) 1986-10-01
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JPS61158397U (ja) 1986-10-01

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