JPH0315277A - 三相インバータ装置の制御回路 - Google Patents

三相インバータ装置の制御回路

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JPH0315277A
JPH0315277A JP1311256A JP31125689A JPH0315277A JP H0315277 A JPH0315277 A JP H0315277A JP 1311256 A JP1311256 A JP 1311256A JP 31125689 A JP31125689 A JP 31125689A JP H0315277 A JPH0315277 A JP H0315277A
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Kazuo Kuroki
一男 黒木
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、直流電源に接続した三相インバータから三相
交流電圧を出力させる三相インバータ装置の制御回路に
関し、特に定電圧出力を実現するために台形波ないし正
弦波を用いたPWM制御であって,かつ,瞬時電圧制御
を行う三相インバータ装置の制御回路に関する. (従来の技術) 従来の三相インバータ装置の代表的な制御回路として第
11図に示す回路が知られている.同図では、いわゆる
平均値制御形のPWM方式による制御を行うためのイン
バータ装置主回路及びその制御回路が示されている.同
図において、インバータ装置の主回路部は直流電g1、
三相インバータ2,交流フィルタ3とから構威され、制
御回路4からのオン・オフ信号を三相インバータ2に与
えることにより、U,V,W端子には三相正弦波電圧が
現われる。
ここで、制御回路4による制御は以下のように行われる
. まず,三相出力電圧をトランス5により降圧し、この降
圧した電圧を整流回路6で直流量に変換して加算器7に
出力する.加算器7は前記直流量と電圧設定器8の設定
値との差を求めPI調節器9に出力する。PI調節器9
はこの差が零になるように比例・積分動作を行う. すなわち、正弦波或いは台形波を出力する発振器10の
出力量は乗算器11a〜llcによりPI調節器9の出
力量と各々乗算され、乗算器11a〜llcの出力は位
相差が(2/3) X ycでありかつ振幅が調節され
た正弦波或いは台形波となる。各々の正弦波或いは台形
波は変調器12a=12cで三角波発振器13の出力で
ある三角波(搬送波)と比較され、三相各相用のオン・
オフ信号となる。
これらのオン・オフ信号はパルス分配回路l4で三相イ
ンバータ2用の信号に整形され、三相インバータ2の各
スイッチング素子に与えられる.(発明が解決しようと
する課題) このような従来の平均値制御方式では,出力電圧を整流
することにより一旦直流量(この直流量は三相インバー
タ2の出力電圧平均値を示す)に変換している。そして
、この直流量が電圧設定器8による設定値と同じになる
ようにPI調節器9を用いて相電圧基準信号(例えば正
弦波、台形波)の振幅を調節している。このため,次の
ような問題があった. (1)従来の制御回路では三相分を一括して制御してい
るため、不平衡負荷を三相インバータ装置に接続したと
きに各相毎の電流値に差異が生じる.これにより各相毎
の電圧降下に差異が生じて出力電圧が平衡しないという
事態に至る。なお,上記電圧降下の差異は例えばスイッ
チング素子、交流フィルタ、配線等に依存するものであ
る。特に、負荷の不平衡の度合いが大きくなると、大き
な電流を流している相は不足電圧に,また電流の小さな
相は過電圧になり負荷が正常に動作できない。
(2)また、従来の制御回路では平均値制御を行ってい
るため、制御応答を早くできず、高調波成分を多く生じ
させる負荷を接続した場合に高調波或分を多く含んだ負
荷電流が流れるため上述の電圧降下が極端に大きくなり
、出力電圧波形の歪が大きくなって負荷が正常に動作で
きないという不都合がある。
上記不都合は,特に台形波を相電圧基準信号として用い
る場合には三相分の振幅を一括で調節する必要があるた
め大きな問題となっていた。
本発明は,上記問題点を解消し、電圧降下に差異が生じ
ず出力電圧を平衡化でき、制御応答性に優れ、更に出力
電圧波形の歪を極小とすることができる三相インバータ
”装置の制御回路を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、第1の発明は、三相インバー
タ装置の交流側の一つの相電圧を基準にした二つの線間
電圧を検出する手段と、第1,第2,第3の相電圧基準
信号をそれぞれ出力する発振器と、前記各相電圧基準信
号から前記二つの線間電圧に対応する線間電圧基準信号
をそれぞれ出力する手段と、前記各線間電圧の検出量と
これらに対応する前記各線間電圧基準信号との偏差をそ
れぞれ出力する二つの比較部と、前記各偏差を小さくす
るための信号を出力する第1,第2の調節器と、第1の
調節器の出力信号と第2の調節器の出力信号の定数倍量
との差,及び前記第1の相電圧基準信号の和を求める第
1の加算器と、第1の調節器の出力信号の前記定数倍量
及び第2の調節器の出力信号の前記定数倍量の和と前記
第2の相電圧基準信号との差を求める第2の加算器と、
第2の調節器の出力信号と第1の調節器の出力信号の前
記定数倍量との差及び前記第3の相電圧基準信号の和を
求める第3の加算器と、前記第1ないし第3の加算器の
各出力を相電圧制御信号としてそれぞれ入力し、これら
各入力を搬送波と比較して三相各相用のオン・オフ信号
を作り出す変調回路とを備えたことを特徴とする。
また第2の発明は、三相インバータ装置の交流側の一つ
の相電圧を基準にした二つの線間電圧を検出する手段と
,前記二つの線間電圧に対応した第1,第2の線間電圧
基準正弦波信号をそれぞれ出力する発振器と、前記各線
間電圧の検出量とこれらに対応する前各線間電圧基準正
弦波信号との偏差をそれぞれ出力する二つの比較部と、
前記各偏差を小さくするための信号を出力する第1,第
2の調節器と、第1の調節器の出力信号と第2の調節器
の出力信号の定数倍量との差を求める第1の加算器と,
第1の調節器の出力信号の前記定数倍量と第2の調節器
の出力信号の前記定数倍量との和の逆極性の量を求める
第2の加算器と、第2の調節器の出力信号と第1の!l
!1節器の出力信号の前記定数倍量との差を求める第3
の加算器と、前記第1ないし第3の加算器の各出力を相
電圧制御信号としてそれぞれ入力し,これら各入力を搬
送波と比較して三相各相用のオン・オフ信号を作り出す
変調回路とを備えたことを特徴とする。
更に,第3の発明は、三相インバータ装置の交流側の一
つの相電圧を基準にした第1,第2の線間電圧及び残り
の第3の線間電圧を検出する手段と、前記第1,第2の
線間電圧に対応した第1,第2の線間電圧基準正弦波信
号をそれぞれ出力する第1,第2の発振器と、前記基準
とした一つの相電圧に対応した相電圧基準正弦波信号を
出力する第3の発振器と、前記第1ないし第3の線間電
圧の検出値を各々の大きさを示す第1ないし第3の直流
信号にそれぞれ変換する手段と、前記第1ないし第3の
直流信号と前記インバータ装置の出力線間電圧設定値と
の偏差をそれぞれ出力する第1ないし第3の比較部と、
前記各偏差を小さくするための信号を出力する第1ない
し第3の調節器と、第tないし第3の調節器の出力によ
り前記第1ないし第3の発振器の出力の振幅をそれぞれ
調節する手段と,前記第1,第2の線間電圧の検出量と
これに対応する前記第1,第2の線間電圧基準正弦波信
号との偏差をそれぞれ出力する第4,第5の比較部と、
これらの偏差を小さくするための信号を出力する第4,
第5の調節器と、第4のyA節器の出力信号と第5の調
節器の出力信号の定数倍量との差を求める第1の加算器
と、第3の発振器の出力である前記相電圧基準正弦波信
号と第4の調節器の出力信号の前記定数倍量と第5の調
節器の出力信号の前記定数倍量との和の逆極性の量を求
める第2の加算器と、第5の調節器の出力信号と第4の
調節器の出力信号の前記定数倍量との差を求める第3の
加算器と,前記第1ないし第3の加算器の各出力を相電
圧制御信号としてそれぞれ入力し、これら各入力を搬送
波と比較して三相各相用のオン・オフ信号を作り出す変
調回路とを備えたことを特徴とする。
また、第4の発明は、三相インバータ装置の交流側の第
1,第2,第3の線間電圧を検出する手段と,前記第1
ないし第3の線間電圧の検出値を各々の大きさを示す第
1ないし第3の直流信号にそれぞれ変換する手段と、前
記第1ないし第3の直流信号と前記インバータ装置の出
力線間電圧設定値との偏差をそれぞれ出力する第1ない
し第3の比較部と、前記各偏差を小さくするための信号
を出力する第1ないし第3の!l3l節器と、第1の調
節器の出力信号と第3の調節器の出力信号と第2の調節
器の出力信号の定数倍量の逆極性の量との和を求める第
1の加算器と,第1の調節器の出力信号と第2の調節器
の出力信号と第3のm′B器の出力信号の前記定数倍量
の逆極性の量との和を求める第2の加算器と、第2の調
節器の出力信号と第3の調節器の出力信号と第1の調節
器の出力信号の前記定数倍量の逆極性の量との和を求め
る第3の加算器と、前記インバータ装置の各相出力電圧
の基準となる各相電圧基準正弦波信号を出力する発振器
と,第1ないし第3の加算器の出力により前記発振器の
各出力の振幅を11節する手段と,この振幅を調節する
手段を介した前記発振器の各出力を相電圧制御信号とし
てそれぞれ入力し.これら各入力を搬送波と比較して三
相各相用のオン・オフ信号を作り出す変調回路とを備え
たことを特徴とする. (作用) まず、第1の発明において、三相インバータ装置の交流
側の一つの相電圧を基準とした二つの線間電圧が線間電
圧検出手段により検出され、これらの検出信号は二つの
比較部にそれぞれ出力される.一方、相電圧基準信号発
振器は第1,第2,第3の相電圧基準信号を出力してお
り、線間電圧基準信号出力手段は前記各相電圧基準信号
から前記二つの線間電圧に対応する線間電圧基準信号を
それぞれ作り出し,前記二つの比較部にそれぞれ出力す
る。
そして、これら二つの比較部は各線間電圧基準信号とこ
れに対応する線間電圧検出量との偏差を求め、これらを
第1,第2の調節器に出力する.第1,第2の調節器は
線間電圧検出量を各線間電圧基準信号に一致させるべく
、前記各偏差を十分小さくするための調節信号を発生す
る。
第1の加算器は第1の調節器の調節信号と第2の調節器
の調節信号の定数(K)倍量との差及び前記第1の相電
圧基準信号の和を求める.第2の加算器は第1の調節器
の調節信号のK倍量及び第2のMA筒器の調節信号のK
倍量の和と、前記第2の相電圧基準信号との差を求める
.そして、第3の加算器は第2の調節器の調節信号と第
1の調節器の調節信号のK倍量との差及び前記第3の相
電圧基準信号の和を求める。
変調回路は第1,第2,第3の加算器の各出力を相電圧
制御信号として入力し、各入力を搬送波と比較して三相
各相用のオン・オフ信号を作り出す。
ここで、第1及び第2の調節器の出力は線間電圧の補正
量の瞬時ベクトルに相当し、第1の調節器の調節信号と
第2の調節器の11節信号のK倍量との差、第1の調節
器の調節信号のK倍量と第2の調節器の調節信号のK倍
量との和、第2の調節器の調節信号と第1の調節器の調
節信号のK倍量との差は各相電圧の補正量に相当してい
る。
第1図(a),(b)は、第1及び第2の調節器の出力
から相電圧制御信号を求める原理を示すベクトル図であ
る。
第1の相電圧制御信号は、第{の調節器の出力量Vu−
vと相電圧基準発振器からの第1の相電圧基準信号との
和及び第2の調節器の出力量のK倍K−V w−vとの
差である。ここで、相電圧制御信号のうち補正要素のみ
に着目して考察する.第1の調節器の出力量Vu−vと
第2の調節器の出力量のK倍K−V w−vとのベクト
ル和をVu.すなわち, Vu=Vu−v  K−Vw−v とし、第1の調節器の出力量Vu−vのK倍K−Vu−
Vと第2の調節器の出力量のK倍K−V w−vとのベ
クトル和をVv、すなわち, Vv”−K−Vu−v  K−Vw−vとし、第2の調
節器の出力量VW−Vと第1のyA節器の出力量のK倍
K’Vu−vとのベクトル和をVw、すなわち、 V w = V w −v − K ″V u−vとす
る. ここで、例えば.K=4/2とした場合を第1図(a)
に、K=1とした場合を同図(b)に示す.同図からわ
かるように、K=1/2のときは各相電圧は三相平衡電
圧となる。また,K=1のときは各相電圧は不平衡とな
り,インバータの利用率は多少低下する.なお,ここで
比例定数Kの値は制御系の特性に応じて任意に定めるこ
とができるものであり、K=1/2あるいはK=1に限
定されるものではない. 一方、第2の発明においては、インバータ装置の交流側
の一つの相電圧を基準にした二つの線間電圧が線間電圧
検出手段により検出され、これらの検出信号は二つの比
較部にそれぞれ出力される.そして、前記二つの線間電
圧に対応した第1,第2の線間電圧基準正弦波信号が線
間電圧基準正弦波発振器から二つの比較部にそれぞれ出
力される。これら二つの比較部は各線間電圧基準正弦波
信号とこれに対応する線間電圧の検出量との偏差を求め
,これらを第1,第2の調節器に出力する。
第1,第2の調節器は,前記各偏差を十分小さくするた
めの調節信号を出力する. 第1の加算器はこれらの調節信号の差を求める.また、
第2の加算器はこれらの調節信号の和の逆極性の量を求
める.そして,第3の加算器はこれらの調節信号の差を
求める。変調回路は第1,第2,第3の加算器の各出力
を相電圧制御信号として入力し,各入力を搬送波と比較
して三相各相用のオン・オフ信号を作り出す。
なお、第1及び第2の調節器の調節信号から相電圧制御
信号を求める原理は第1の発明と同様である. 更に、第3の発明では第2の発明に加えて、新たに第2
の発明で検出していた二つの出力線間電圧の基準として
いる相電圧に対応する相電圧基準正弦波信号を出力する
第3の発振器を設け、この相電圧基準正弦波信号を対応
する相の変調器の正極入力から減算する。次に、前記二
つの出力線間電圧と残りの一つの出力線間電圧の平均値
または基本波実効値(直流信号)をそれぞれ検出し,こ
の検出値を出力電圧設定値(直流信号)とそれぞれ比較
して一致させるための第1ないし第3の比較部及び調節
器を設け、この第1ないし第3の調節器のうち、前記二
つの出力線間電圧にそれぞれ対応した第1,第2の調節
器の出力量により、それぞれ対応した線間電圧基準正弦
波信号の大きさ(振@)を調節する.そして、残りの第
3の調節器の出力量により、新たに設けた相電圧基準正
弦波信号の大きさ(振II)を調節する. ここで、本発明の動作ベクトル図を第2図に示す。同図
において,例えば第2の発明で検出していた二つの線間
電圧をυuv,υwvとし、その基準とした相電圧をV
相とすると、本発明では、υuv,υwvそれぞれの平
均値または実効値を直流信号により検出して制御するた
め、出力線間電圧設定値に対してその平均値または実効
値を完全に一致させることが可能になる。この時、υu
Vを出力線間電圧と一致させるために各相電圧υU,υ
V,υWのすべてを一定の比率で調節している。これは
、線間電圧υwvについても同様である。
次に,残りの一つの線間電圧υuwについては、その平
均値または実効値を直流信号にて検出し,出力線間電圧
設定値と完全に一致するようにWA節器により基準とし
ているV相電圧υVを調節している.ここで,υuwの
平均値または実効値が出力線間電圧設定値に比較して小
さい場合には、υVを小さくするように調節する。この
調節により、υuv,υWVが出力線間電圧設定値に対
して小さくなろうとするため、υuv,υwvを出力線
間電圧設定値に一致させるための制御により、各相電圧
υU,υV,υWのすべてを一定の比率で大きくしてυ
uv,υwvの大きさがそれぞれ出力線間電圧設定値に
一致するように動作する。この結果、υtlV,υwv
の大きさは出力線間電圧設定値に一致し,更に、υuw
の大きさ(平均値または実効値)も大きくすることがで
き,出力線間電圧設定値に一致させることができる。
以上の動作により、各出力線間電圧υ,uv,υWv2
υuwの平均値または実効値のすべてを、出力線間電圧
設定値に完全に一致させることが可能になる. また、第4の発明においては、三相インバータの三つの
出力線間電圧を各々個別に検出し、これらの平均値また
は実効値が負荷電流とは無関係に電圧設定値と一致する
ように前記平均値または実効値を示す直流信号に変換し
、更に各々個別に線間電圧設定値と比較したうえ調節動
作を行なうことで、三つの出力線間電圧に対応する三つ
の線関電圧制御信号を生威し、三つの出力線間電圧を個
別に制御するものである. ここで,三つの線間電圧制御信号(直流信号)を、実際
に三相インバータを動作させるために必要となる各相に
対応した三つの相電圧制御信号に変換する作用を以下に
説明する。
まず、三相インバータからフィルタを通し出力される三
つの出力点を各々u,v,wとし、各々の相電圧をυU
,υV,υW、また,この三つの出力点u,v,wによ
り作られる三つの出力線間電圧をそれぞれυuv,υw
v,υuwとする.更に、相電圧υU,υV,υWに各
々対応する相電圧制御信号を本U,木v,*wとし、ま
た、出力線間電圧υuV,υwv,υuwに各々対応す
る線間電圧制御信号を*uv,本WV,*uWとする.
ここで,相電圧制御信号*Uは、線間電圧制御信号本u
vと線関電圧制御信号木uwと線間電圧制御信号本WV
の定数(K)倍量の逆極性の量との和として第1の加算
器により求められ、また,相電圧制御信号本vは、線間
電圧制御信号本wvと線間電圧制御信号本uvと線関電
圧制御信号*uwのK倍量の逆極性の量との和として第
2の加算器により求められ、更に、相電圧制御信号本W
は、線関電圧制御信号*uwと線関電圧制御信号*wv
と線間電圧制御信号木uvのK倍量の逆極性の量との和
として第3の加算器により求められる.いま,線間電圧
制御信号*wvがΔX増加すると相電圧制御信号亨V,
mWが共にΔX増加し,木UはK・ΔX減少する.この
ため,三相インバータが出力する相電圧υV,υWはa
・ΔX増加し、υUはa−K・ΔXwc少する(a:定
数)。この時,第9図の出力電圧ベクトル図に示すよう
に,出力相電圧′uv,υW,υUの大きさ1υv1,
1υWυu1の関係が、1υv1二1υw1二1υu1
であり,また,υV,υW,υUの位相差が全てほぼ1
20”であれば、出力相電圧と出力線間電圧との関係は
、υuwl41υulcos30” + lυw lc
os30”よ沼/2(1υu1+1υwl) υ.,vl’==Iυu l cos30’ + lυ
v cos30’与/ff/ 2 (lυu1+1υv
1)υwv4  υw cos30”+ υv cos
30@去泪/2(1υw1+1υvl) と考えることができる。
更に、この時、a・ΔXの大きさ1a・Δx1に関し、
1a・Δxl(IυuIの関係があれば、k=1に選ぶ
とΔXによる各出力線間電圧の大きさの変化量Δ1υu
vi+l+Δ1υuvl,Δ1υwvlは、Δlz+u
wl4ffi/2(a ・Δx − a−K・Δx)#
0ΔI u uvl 毒m / 2 (a ・Δx −
 a −K ・Δx)40Δ1υwvl尖(′J/2(
a・Δx+a・ΔX)t母(a・ΔX) となる。
この結果,近似的には線間電圧制御信号*wvの調節に
より、三つの出力線間電圧のうちυWVだけを調節する
ことができ、ここでKニエであれば同様の効果が期待で
きる.また、線間電圧制御信号* uV, * uwの
調節においても、同様に各々出力線間電圧υLIV,υ
uwだけの調節ができることはいうまでもない.なお、
第9図においてU′v’,w’は線間電圧制御信号の調
節後における出力点を示している。
以上の動作により、本発明では、三つの出力線間電圧の
制御が互いに干渉することを抑制し,各出力線間電圧の
個別制御を可能にするものである.(実施例) まず、第1の発明の一実施例を第3図に基づき説明する
.インバータ装置の主回路部は直流電源1、三相インバ
ータ2及び交流フィルタ3により構成され、制御回路4
Aからのオン・オフ信号が三相インバータ2に与えられ
て交流フィルタ3の出力側の端子U,V,Wから正弦波
電圧が出力される. 線間電圧検出手段は交流フィルタ3の出力側に接続され
たトランス5と整流回路6とからなっている.そして、
トランス5の二次側からは三つの線間電圧検出信号υu
v,υvw,υwuが得られ、整流回路6はこれらのυ
LIV,υvw,υwuを直流電圧に変換して加算器7
の正極性入力端子に出力する.この加算器7の負極性人
力端子には電圧設定器8からの設定値が入力される。加
算器7の出力端子はPI調節器9に接続されており、P
I調節器9は整流回路6からの入力と前記電圧設定器8
からの設定値との偏差がゼロとなるように調節信号を相
電圧基準信号発振器(台形波発振器)IOAに出力し、
この台形波発振器10AはPI調節器9からの調節信号
に応じた所望の相電圧基準信号(台形波信号)V TI
J, V 丁V, V TWを端子u丁,V7,Wfか
らそれぞれ出力する.ここで、台形波信号V丁u+VT
v,VTWは位相が相互に2 7c/ 3 (rad+
異なっており、これらの信号は加算器22a ,22b
 ,22cの正極性端子に入力されている. 更に,端子u丁,Wエは加算器Ha,2lbの正極性端
子に,端子VTは加算器21a,2lbの負極性端子に
接続されている.これらの加算器21a,2lbは線間
電圧基準信号出力手段を構成しており、加算器21a,
2lbの出力端子からはW相−■相間及びU相−■相間
の各線間電圧に対応した線間電圧基準信号V sw v
, V suvがそれぞれ出力される.この線間電圧基
準信号V suv, V sw vは正弦波となる。こ
れを第5図により説明すると、同図において、各台形波
信号V 丁u , V TVの台形波の高さを1として
あり,VTLIとVTVどの位相差は2π/3である.
これらV Tu, V TVの偏差V suv ( =
 V TLI一VTV)は同図に示すように正弦波とな
る。
一方、前記トランス5の出力である二つの線間電圧υu
v,υw v ( V相を基準にしたV相一U相,V相
一W相間の線間電圧検出値)は二つの比較部(加算器)
18a,18bの各正極性端子に入力される。これら比
較部18a,18bの負極性端子には前記加算器21a
,2lbからの線間電圧基準信号V sw T/, V
 suVがそれぞれ入力されるので、比較部18a,1
3bはυuvとVsuvとの偏差及びυwvとVswv
との偏差を調節器19a及び19bに出力する。従って
調節器19a,19bは各入力がゼロとなるように調節
信号を出力する.なお,第3図では、調節器19a,1
9bはP動作を行うこととしたが.PI動作を行うこと
としてもよい. 調節器19aの出力端子は加算器22aの正極性端子に
接続され、かつ倍率器20aを介し加算器22b,22
cの負極性端子にそれぞれ接続され、調節器l9bの出
力端子は加算器22cの正極性端子に接続され、かつ倍
率器20bを介し加算器22a,22bの負極性端子に
それぞれ接続されている。
従って,加算器22aでは、調節器19aの調節信号と
調節器19bの調節信号をK倍した量との差及び第■の
台形波信号V−ruとの和が求められる。また、加算器
22bでは、調節器19aの調節信号をK倍した量及び
調節器19bの調節信号をK倍した量の和と第2の台形
波信号VTVとの差が求められる。
そして、加算器22cでは,UR節器19bのg[節信
号と調節器19aの調節信号をK倍した量との差及び第
3の台形波信号VTWとの和が求められる。
この加算器22a〜22cの出力は変調器12a〜12
Cの正入力端子に入力され、該変調器12a〜12cの
各負入力端子には三角波発振器13からの三角波が入力
される。ここで.変調器12a=l2c及び三角波発振
器l3は変調回路を構成している。
上記変調器L2a〜12cの出力信号はパルス分配回路
l4に入力され、パルス分配回路14は入力信号に応じ
て三相インバータ2のスイッチング素子のオン・オフを
行う. 本実施例では,例えば,線間電圧検出値υuv,υWV
が線間電圧基準信号V suv, V sw vと一致
するときには、台形波発振器10AからのPI調節器?
により平均値制御された台形波信号V Tu p V 
t v+VTWによりインバータ制御が行われる。そし
て、線間電圧検出値υuv,υwvが線間電圧基$信号
Vsuv, V sw vと一致しなくなると、補正量
として、加算器22a〜22cでは調節器19aの調節
信号と調節器19bの調,i′i5信号をK倍した量と
の差,調節器19aの調節信号をK倍した量及び調節器
19bの調節信号をK倍した量の和、調節器19bの調
節信号と調節器19aの調節■信号をK倍した量との差
が前記台形波信号V uv, V Tv, V−rwに
加算されたインバータ制御が行われる。
次に、この第1の発明の他の実施例を第4図により説明
する。
第3図の実施例では、台形波発振器10Aからの台形波
信号V−ru, V 7v, V TWは調節器9の出
力に応じて決定することとしたが,本実施例の制御回路
4A’では第3図における整流回路6,加算器7,電圧
設定器8及びPI調節器9を設けず,台形波発振器10
A’により台形波を発生させることとした。そして,第
3図のP動作を行うMA節器19a,19bに代えてP
I動作を行う調節器19a’,19b’を設けることと
した. 本実施例においても、第3図の実施例と同様に,例えば
、線間電圧検出値υuv,υwvが線間電圧基準信号V
 suv, V sw vと一致するときには台形波発
振器10A’からの台形波信号V TIJ, V 7V
, V 7wによりインバータ制御が行われ、線間電圧
検出値υuv,υwvが線間電圧基準信号V suv,
 V sw vと一致しなくなると,補正量として、加
算器22a〜22cでは調節器19aの調節信号と調節
器19bの調節信号をK倍した量との差,調節器19a
の調節信号をK倍した量及び調節器19bの調節信号を
K倍した量の和、調節器19bの調節信号と調節器19
aの調節信号をK倍した量との差が前記台形波信号V7
v,V TV+ V TWに加算されたインバータ制御
が行われる. なお、上記各実施例において、相電圧基準信号としては
線間電圧が正弦波となる波形であれば種々のものが使用
できることは言うまでもない。
次に、第2の発明の一実施例を第6図に示す。
本実施例における三相インバータ装置の主回路部は第3
図,第4図と同様であるので説明を省略する. 本実施例の制御回路4Bにおいても、線間電圧検出手段
はトランス5と整流回路6とからなっており、トランス
5の二次側からは三つの線間電圧υuv,υvw,υw
uが得られ、この三つの線間電圧は整流回路6により直
流電圧に変換されて加算器7の正極性入力端子に入力さ
れている。
この加算器7の負極性入力端子には電圧設定器8からの
設定値が入力される。また、加算器7の出力端子はPI
調節器9に接続されており、PI調節器9は整流回路6
からのインバータ装置の出力電圧の平均値を表す信号と
前記設定値との偏差をゼロとするような調節信号を正弦
波発振器10Bに出力し、正弦波発振器10Bは該調節
信号に応じた所望のV相を基準とするU相一■相間、W
相−■相間電圧に対応する正弦波信号V suv, V
 sw vを端子Sエ,Szからそれぞれ出力する。
一方、前記トランス5の出力である二つの線間電圧υu
v,υwvは二つの比較部(加算器)18a ,18b
の各正極性端子に入力される。これら比較部l8a,1
8bの負極性端子には前記正弦波発振器10Bからの正
弦波信号が入力されるので比較部18a,18bはυu
vとVsuvとの偏差及びυwvとV s w vとの
偏差を調節器19a′及び19b′に出力する。従って
調節器19a’,19b’は各入力がゼロとなるように
調節信号を出力する。
なお、第6図では,調節器19a’,19b’としてP
I動作を行うものを示してあるが、P動作を行うもので
もよい。
調節器19a’の出力端子は加算器228′の正極性端
子に接続され、かつ倍率器20aを介し加算器22b’
,22c’の負極性端子にそれぞれ接続され、調節器1
9b′の出力端子は前記加算器220′の正極性端子に
接続され、かつ倍率器20bを介し前記加算器22a’
,22b’の負極性端子にそれぞれ接続されている。従
って、加算器22a′では調節器19a′の調節信号と
調節器19b′の調節信号をK倍した量との差が求めら
れる。また、加算器22b′では調節器19a’の調節
信号をK倍した量及び調節器l9b′の調節信号をK倍
した量の和が求められる.そして,加算器220′では
調節器19b′の調節信号と調節器19a′の調節信号
をK倍した量との差が求められる。
この加算器22a′〜220′の出力は変調器12a〜
12cの正入力端子に入力され、該変調器12a−12
Cの各負入力端子には三角波発振器13からの三角波が
入力される。ここで、変調器12a〜12c及び三角波
発振器13は変調回路を構成している.上記変調器12
a”l2cの出力信号はパルス分配回路14に入力され
、パルス分配回路l4は入力信号に応じて三相インバー
タ2のスイッチング素子のオン・オフを行う. 本実施例では、調節器19a′の調節信号と調節器19
b′の調節信号をK倍した量との差、調節器l9a’の
調節信号をK倍した量及び調節器19b’の調節信号を
K倍した量の和、調節器19b’の調節信号と調節器1
9a′の調節信号をK倍した量との差に基づきインバー
タ制御が行われる.次に、この発明の他の実施例を第7
図により説明する. 第6図の制御回路4Bでは正弦波発振器LOBからの正
弦波信号V suv, V sw vは調節器9の出力
に応じて決定することとしたが,本実施例の制御回路4
B’では第6図における整流回路6,加算器7,電圧設
定器8及びPI調節器9を設けず、正弦波発振器10B
’により正弦波を発生させることとしている.なお,他
の構或は第6図の実施例と同一であり、この実施例にお
いても第6図の実施例と同様の作用を得ることができる
次いで、第8図は第3の発明の一実施例を示している.
上述した第2の発明の各実施例は、二つの出力線間電圧
がそれぞれに対応する線間電圧基準正弦波信号に直接追
従するようにPIyA節器等により調節する制御方式に
よるものである。しかるに,三相インバータ装置の出力
側に接続される三相分の負荷が各々不平衡となった場合
,各相毎の電流値に差異が生じ、この結果、例えば各相
のスイッチング素子やACフィルタ、配線等による電圧
降下の値に差異を生じる。更に,第2の発明の各実施例
はPI調節器等による追従制御であるため,各相に生じ
ているそれぞれ値の異なる電圧降下に対して完全な補償
を行うことができず、定常偏差が残る。この結果、三相
インバータ装置の三つの出力線間電圧の大きさに不平衡
が生じる可能性がある. 従って、第3の発明は、三相インバータ装置の出力を三
相平衡化するべくなされたものである.すなわち第8図
において、トランス5の二次側からは三つの線間電圧検
出信号υuv,υwv,υUWが得られ,これらは整流
回路6a,6b,6c及びろ波器31a , 3lb 
, 31cにそれぞれ入力される。これにより、ろ波器
31a , 3lb , 31cからはυuv,υwv
,υuwの大きさを示す直流信号が出力され,これらは
それぞれ第1ないし第3の比較部(加算器)32a ,
 32b , 32cの負極性端子に入力される。なお
,比較部32a〜32cの正極性端子には電圧設定器3
5からの出力線間電圧設定値が入力されている. 比較部32a〜32cの出力端子は、第1ないし第3の
PI調節器の如き調節器33a , 33b , 33
cにそれぞれ接続されており、これらの調節器33a〜
33cはろ波器31a〜31cからのUuv, υWV
+ ’l)uWの大きさを示す直流信号と電圧設定器3
5からの出力線間電圧設定値との偏差が零になるように
それぞれ調節信号を出力している。このうち、第1及び
第2の調節器33a,33bの出力は、線間電圧基準正
弦波信号を出力する第1及び第2の発振器34a,34
bに入力され、各線間電圧基準正弦波信号の振幅が調節
される。これらの発振器34a,34bが出力する線間
電圧基準正弦波信号は線間電圧υuv,υwvにそれぞ
れ対応している。更に、第3の調節器33cの出力は、
■相に対応した相電圧基準正弦波信号を出力する第3の
発振器34cに入力され、この相電圧基準正弦波信号の
振幅を調節するようになっている. 一方,トランス5の出力のうち、二つの線間電圧検出信
号υuv,υwv(V相を基準としたU相一■相間、W
相一■相間の線間電圧検出信号)は第4及び第5の比較
部18a,18bの負極性端子にそれぞれ入力される.
これらの比較部18a,18bの正極性端子には、第1
及び第2の発振器34a,34bからのυqV,υwv
に対応した線間電圧基準正弦波信号がそれぞれ入力され
るため、比較部18a,L8bはυuvとこれに対応し
た線間電圧基準正弦波信号との偏差、及び、υwvとこ
れに対応した線間電圧基準正弦波信号との偏差を第4及
び第5の調節器19a’,19b’にそれぞれ出力する
.従って,調節器19a’,19b’は各入力が零とな
るように調節信号を出力する。なお、第8図では、調節
器19a’,19b’をPI調節器として示したが、P
動作を行うものであってもよい。
調節器198′の出力端子は第tの加算器22a′の正
極性端子に接続され、かつ、倍率器20aを介して第2
及び第3の加算器22b’, 22c’の負極性端子に
それぞれ接続されている。また調節器19b’の出力端
子は,第3の加算器220′の正極性端子に接続され、
かつ、倍率器20bを介して第1及び第2の加算器22
a’, 22b’の負極性端子にそれぞれ接続されてい
る.更に,第3の発振器34cからのV相電圧に対応し
た相電圧基準正弦波信号が第2の加算器22b′の負極
性端子に入力されている.従って第1の加算器22a′
では ;J節器19a′の調節信号と調節器19b′の
調節信号をK倍した量との差が求められる.また、第2
の加算器22b′では、調節器19a′の調節信号をK
倍した量と調節器19b′の調節信号をK倍した量と発
振器34cからのV相電圧に対応した相電圧基準正弦波
信号との和の、逆極性の量が求められる.更に,第3の
加算器220′では、調節器19b’の調節信号と調節
器19a′の調節信号をK倍した量との差が求められる
. これらの第1ないし第3の加算器22a′〜220′の
出力は変調器12a〜12cの正入力端子に入力され、
これら各変調器12a〜12cの負入力端子には三角波
発振器13からの三角波が入力される。ここで、前記同
様に変調器12a〜12c及び三角波発振器13は変調
回路を構成している. そして、上記変調器12a〜12cの出力信号はパルス
分配回路■4に入力され、パルス分配回路14は入力信
号に応じて三相インバータ2のスイッチング素子のオン
・オフを行うものである.更に、第10図は第4の発明
の一実施例を示している。この発明は、第3の発明と同
様に、三相インバータ2の三つの出力線間電圧検出値に
ついて各々個別に平均値または実効値を示す直流信号に
変換し、これらを出力線間電圧設定値とそれぞれ比較し
てその偏差を零とするような調節信号を出力する調節器
を介して三つの出力線間電圧に対応する三つの線間電圧
制御信号を個別に生成し、更に,これらの線間電圧制御
信号から実際に三相インバータ2を動作させるために必
要な各相に対応した三つの相電圧制御信号を生成するよ
うにしたものである. 以下、第10図を参照しながらこの発明にかかる制御回
路の一実施例を説明する。なお、同図に示す制御回路4
Dにおいて,第8図と同一の構成要素には同一の符号が
付されている。
すなわち、トランス5から出力された三つの線間電圧検
出信号υuv,υWV,υuwはそれぞれ整流回路6a
,6b,6c及びローバスフィルタの如きろ波器31a
 , 3lb , 31cを介してυuv,UwV,υ
uwの大きさを示す直流信号に変換され、これらはそれ
ぞれ第1ないし第3の比較部(加算器)32a , 3
2b , 32cの負極性端子に入力されている6また
、これらの比較部32a〜32cの正極性端子には電圧
設定器35からの出力線間電圧設定値が入力されている
そして、比較部32a〜32cの出力は各々P工調節器
の如き第1ないし第3の調節器33a y 33b r
33cに入力され、これらの調節器33a〜33cでは
ろ波器31a〜31cからのUuv, 2Jwv, U
uwの大きさを示す直流信号と電圧設定器35からの出
力線間電圧設定値との偏差が零となるように各々調節信
号を出力している。
次に、第1の調節器33aから出力される調節信号は第
1及び第2の加算器22a’, 22b’の正極性端子
と倍率器20aとに入力されている。また,第2の調節
器33bから出力される調節信号は第2及び第3の加算
器22b’, 22c’の正極性端子と倍率器20bと
に入力されている。更に、第3の調節器33cから出力
される調節信号は第1及び第3の加算器22a’, 2
2c’の正極性端子と倍率器20cとに入力されている
また、倍率器20aの出力は第3の加算器22cの負極
性端子へ、倍率器20bの出力は第1の加算器22a′
の負極性端子へ、倍率器20cの出力は第2の加算器2
2b′の負極性端子へ各々入力されている。従って、第
1の加算器22a′からは li節器33a,33cの
調節信号の和と、調節器33bの調節信号をK倍した量
との差が求められ、第2の加算器22b′からは、vs
m器33a,33bの調節信号の和と、調節器33cの
調節信号をK倍した量との差が求められ、第3の加算器
220′からは、調節器33b,33cの調節信号の和
と、調節器33aの調節信号をK倍した量との差が求め
られることになり、これらの各加算器228′〜220
′の出力は、三相インバータ2が出力する相電圧υU,
υV,υWの大きさに対応した相電圧制御信号となる。
加算器22a′〜220′の出力は第1ないし第3の乗
算器37a , 37b , 37cの各一方の入力端
子にそれぞれ入力され、各他方の入力端子には正弦波発
振器36が出力する三相インバータ2のU相,■相,W
相の相電圧に各々対応する相電圧基準正弦波信号がそれ
ぞれ人力されている。よって、乗算器37a〜37cの
出力は各々インバータのU相,■相,W相の相電圧に対
応した三つの相電圧制御信号となる. これらの乗算器37a〜37cの出力信号は各々変調器
12a , 12b , 12cの正入力端子に入力さ
れ、これら各変調器12a〜12cの負入力端子には三
角波発振器13からの三角波が各々入力される。ここで
、前記同様に変調器12a〜12c及び三角波発振器1
3は変調回路を構成している。
そして,変調器12a〜12cの出力信号はパルス分配
回路14に入力され,パルス分配回路14は入力信号に
応じて三相インバータ2のスイッチング素子のオン・オ
フを行なうものである。
(発明の効果) 第1の発明では、相電圧基準信号(台形波或いは正弦波
信号)から線間電圧基準値(正弦波)を二つ作り各々の
線間電圧基準値を各々二つの線間電圧検出量と瞬時比較
し、或いはインバータ装置の出力電圧を直流量に変換し
て平均値制御するループで相電圧基準信号の振幅をも調
整することとしたので、線間電圧検出量と線間電圧基準
値との偏差が十分小さくなるように制御することにより
下記の効果が得られる。
(1)負荷電流の値や波形に影響されず、インバータ装
置の出力電圧が正弦波化でき、電圧値も設定値通りとな
り、不平衡負荷を接続した場合でも出力電圧の不平衡が
小さくなる。
(2)高調波或分を多く含んだ負荷電流が流れた場合で
も、出力電圧波形の歪が小さくなる。
(3)負荷を急変させた場合でも出力電圧の変動量が小
さくなる。
なお,実際の装置では三相インバータの出力や交流フィ
ルタの出力にトランスを接続する場合が多いが、この場
合でも電圧検出をインバータの線間電圧相当とすること
により同様の効果が得られる。
第2の発明では、三相正弦波出力電圧の検出力法として
、二つの線間電圧を検出してこの検出値が正弦波となる
ように各々調節器で制御し,各々の調節器の出力から三
相インバータの各相用のオン・オフ信号を作り出してい
るため、出力の各線間電圧は負荷電流とは無関係に正弦
波となる。この結果、下記の効果を得ることができる。
(1)三相分の負荷電流が各々不平衡となった場合でも
各線間電圧は平衡し、負荷が過電圧や不足電圧で異常動
作することはない。
(2)高調波成分を多く含んだ負荷電流が流れる場合で
も、電圧波形歪みは小さくなり負荷が異常動作すること
はない。
(3)各々の調節器が二つの相電圧を同時に制御してい
るため制御応答に優れ、負荷急変や入力変動に対する出
力電圧の過渡変動が小さくなり,性能が向上する。
更トこ、第3または第4の発明によれば、三相インバー
タ装置の三つの出力線間電圧すべての平均値または実効
値を直流信号として検出し,この直流信号と出力線間電
圧設定値との偏差が零になるように調節器によりそれぞ
れ個別に調節しているため、例えばインバータ装置の出
力側に三相不平衡負荷を接続した場合でも上記偏差をそ
れぞれ零とすることが可能になる。
この結果、インバータ装置の出力に三相不平衡負荷を接
続した場合でも三つの出力線間電圧の平均値または実効
値を出力電圧設定値に保つことができ,インバータ装置
の出力を三相平衡電圧にすることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a ),(b )は第1及び第2の発明の作用
を説明するベクトル図、第2図は第3の発明の作用を説
明するベクトル図,第3図,第4図は第1の発明の実施
例を示す回路図,第5図は台形波信号から正弦波信号を
作り出す原理を説明する波形図,第6図,第7図は第2
の発明の実施例を示す回路図、第8図は第3の発明の一
実旅例を示す回路図、第9図は第4の発明における三相
インバータの出力電圧ベクトル図,第10図は第4の発
明の一実施例を示す回路図、第1l図は従来技術を示す
回路図である。 ↓・・・直流電源      2・・・三相インバータ
4 A,4 A’,4 B ,4 B’,4 G,4 
D・・・制御回路10A,IOA’・・・台形波発振器 10B ,IOB ’・・・正弦波発振器12a ,1
2b ,12c・・・変調器  13・・・三角波発振
器14・・・パルス分配回路 18a ,18b ,32a ,32b ,32c −
比較部(加算器)19a ,19a ’,19b ,1
9b ’,33a ,33b ,33c・・調節器 20a ,20b ,20c −倍率器21a ,2l
b ,22a ,22b ,22c ,22a ’,2
2b ’,22c ’・・・加算器 34 a ,34 b ,34 c −発振器36・・
・正弦波発振器  37a .37b ,37c・・・
乗算器19a’, T9b’:麟/IJ 第 4 図 第 5 図 第 7 図 第 9 図 II10図 第 11図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)直流電源から三相インバータを通して三相正弦波
    電圧を出力させる三相インバータ装置の制御回路におい
    て、 前記インバータ装置の交流側の一つの相電圧を基準にし
    た二つの線間電圧を検出する手段と、第1、第2、第3
    の相電圧基準信号をそれぞれ出力する発振器と、 前記各相電圧基準信号から前記二つの線間電圧に対応す
    る線間電圧基準信号をそれぞれ出力する手段と、 前記各線間電圧の検出量とこれらに対応する前記各線間
    電圧基準信号との偏差をそれぞれ出力する二つの比較部
    と、 前記各偏差を小さくするための信号を出力する第1、第
    2の調節器と、 第1の調節器の出力信号と第2の調節器の出力信号の定
    数倍量との差、及び前記第1の相電圧基準信号の和を求
    める第1の加算器と、 第1の調節器の出力信号の前記定数倍量及び第2の調節
    器の出力信号の前記定数倍量の和と前記第2の相電圧基
    準信号との差を求める第2の加算器と、 第2の調節器の出力信号と第1の調節器の出力信号の前
    記定数倍量との差及び前記第3の相電圧基準信号の和を
    求める第3の加算器と、 前記第1ないし第3の加算器の各出力を相電圧制御信号
    としてそれぞれ入力し、これら各入力を搬送波と比較し
    て三相各相用のオン・オフ信号を作り出す変調回路と、 を備えたことを特徴とする三相インバータ装置の制御回
    路。
  2. (2)直流電源から三相インバータを通して三相正弦波
    電圧を出力させる三相インバータ装置の制御回路におい
    て、 前記インバータ装置の交流側の一つの相電圧を基準にし
    た二つの線間電圧を検出する手段と、前記二つの線間電
    圧に対応した第1、第2の線間電圧基準正弦波信号をそ
    れぞれ出力する発振器と、 前記各線間電圧の検出量とこれらに対応する前各線間電
    圧基準正弦波信号との偏差をそれぞれ出力する二つの比
    較部と、 前記各偏差を小さくするための信号を出力する第1、第
    2の調節器と、 第1の調節器の出力信号と第2の調節器の出力信号の定
    数倍量との差を求める第1の加算器と、第1の調節器の
    出力信号の前記定数倍量と第2の調節器の出力信号の前
    記定数倍量との和の逆極性の量を求める第2の加算器と
    、 第2の調節器の出力信号と第1の調節器の出力信号の前
    記定数倍量との差を求める第3の加算器と、 前記第1ないし第3の加算器の各出力を相電圧制御信号
    としてそれぞれ入力し、これら各入力を搬送波と比較し
    て三相各相用のオン・オフ信号を作り出す変調回路と、 を備えたことを特徴とする三相インバータ装置の制御回
    路。
  3. (3)直流電源から三相インバータを通して三相正弦波
    電圧を出力させる三相インバータ装置の制御回路におい
    て、 前記インバータ装置の交流側の一つの相電圧を基準にし
    た第1、第2の線間電圧及び残りの第3の線間電圧を検
    出する手段と、 前記第1、第2の線間電圧に対応した第1、第2の線間
    電圧基準正弦波信号をそれぞれ出力する第1、第2の発
    振器と、 前記基準とした一つの相電圧に対応した相電圧基準正弦
    波信号を出力する第3の発振器と、前記第1ないし第3
    の線間電圧の検出値を各々の大きさを示す第1ないし第
    3の直流信号にそれぞれ変換する手段と、 前記第1ないし第3の直流信号と前記インバータ装置の
    出力線間電圧設定値との偏差をそれぞれ出力する第1な
    いし第3の比較部と、 前記各偏差を小さくするための信号を出力する第1ない
    し第3の調節器と、 第1ないし第3の調節器の出力により前記第1ないし第
    3の発振器の出力の振幅をそれぞれ調節する手段と、 前記第1、第2の線間電圧の検出量とこれに対応する前
    記第1、第2の線間電圧基準正弦波信号との偏差をそれ
    ぞれ出力する第4、第5の比較部と、 これらの偏差を小さくするための信号を出力する第4、
    第5の調節器と、 第4の調節器の出力信号と第5の調節器の出力信号の定
    数倍量との差を求める第1の加算器と、第3の発振器の
    出力である前記相電圧基準正弦波信号と第4の調節器の
    出力信号の前記定数倍量と第5の調節器の出力信号の前
    記定数倍量との和の逆極性の量を求める第2の加算器と
    、 第5の調節器の出力信号と第4の調節器の出力信号の前
    記定数倍量との差を求める第3の加算器と、 前記第1ないし第3の加算器の各出力を相電圧制御信号
    としてそれぞれ入力し、これら各入力を搬送波と比較し
    て三相各相用のオン・オフ信号を作り出す変調回路と、 を備えたことを特徴とする三相インバータ装置の制御回
    路。
  4. (4)直流電源から三相インバータを通して三相正弦波
    電圧を出力させる三相インバータ装置の制御回路におい
    て、 前記インバータ装置の交流側の第1、第2、第3の線間
    電圧を検出する手段と、 前記第1ないし第3の線間電圧の検出値を各々の大きさ
    を示す第1ないし第3の直流信号にそれぞれ変換する手
    段と、 前記第1ないし第3の直流信号と前記インバータ装置の
    出力線間電圧設定値との偏差をそれぞれ出力する第1な
    いし第3の比較部と、 前記各偏差を小さくするための信号を出力する第1ない
    し第3の調節器と、 第1の調節器の出力信号と第3の調節器の出力信号と第
    2の調節器の出力信号の定数倍量の逆極性の量との和を
    求める第1の加算器と、 第1の調節器の出力信号と第2の調節器の出力信号と第
    3の調節器の出力信号の前記定数倍量の逆極性の量との
    和を求める第2の加算器と、第2の調節器の出力信号と
    第3の調節器の出力信号と第1の調節器の出力信号の前
    記定数倍量の逆極性の量との和を求める第3の加算器と
    、前記インバータ装置の各相出力電圧の基準となる各相
    電圧基準正弦波信号を出力する発掘器と、第1ないし第
    3の加算器の出力により前記発振器の各出力の振幅を調
    節する手段と、 この振幅を調節する手段を介した前記発振器の各出力を
    相電圧制御信号としてそれぞれ入力し、これら各入力を
    搬送波と比較して三相各相用のオン・オフ信号を作り出
    す変調回路と、 を備えたことを特徴とする三相インバータ装置の制御回
    路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5233258A (en) * 1991-03-28 1993-08-03 Nec Corporation Ultrasonic sheet feeder, low-profile ultrasonic motor, and method of driving the same
JP2000060142A (ja) * 1998-05-21 2000-02-25 Robicon Corp 故障モ―ドにおいて高出力駆動を行う方法及び装置
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