JPH01194870A - インバータを含む電源装置の並列接続装置 - Google Patents

インバータを含む電源装置の並列接続装置

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JPH01194870A
JPH01194870A JP63018450A JP1845088A JPH01194870A JP H01194870 A JPH01194870 A JP H01194870A JP 63018450 A JP63018450 A JP 63018450A JP 1845088 A JP1845088 A JP 1845088A JP H01194870 A JPH01194870 A JP H01194870A
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治 井山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインバータを含む電源装置の並列接続装置に関
する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]インバ
ータを含む電源装置を並列運転するために、共通の発娠
器を設け、複数台のインバータを同期運転し、且つ電流
バランス回路を設けることがある。しかし、この方式に
は、信頼性を高めるために発振器を二重に設けること等
が必要になり、コスト高になるという問題、及び複数の
インバータを含む電源装置の相互間及び共通の発振器と
の間の接続が複雑になるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、構成が簡拳であり、且つ位相
応答の速い並列接続装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、負荷に電力を供給
するために複数の電源装置が並列接続された装置であっ
て、各電源装置が、位相制御及び電圧制御が可能なイン
バータ装置と、前記インバータ装置と前記負荷との間に
接続された平滑用リアクトルと、前記リアクトルと前記
負荷との闇に接続された電流検出器と、前記電流検出器
で検出された電流と前記リアクトルよりも負荷側の電圧
とに基づいて有効電流又は有効電力成分を検出する有効
分検出手段と、前記リアクI・ルの出力段の電流と電圧
とに基づいて無効電流又は無効電力成分を検出する無効
分検出手段と、前記有効分検出手段で検出された有効分
を示す信号に基づいて前記インバータ装置の出力電圧と
前記リアクトルよりも負荷側の電圧との位相差を示すア
ナログ又はディジタルの位相差信号を形成する位相差信
号形成回路と、前記リアクトルよりも負荷側の電圧を矩
形波に整形する波形整形回路と、前記位相差信号と前記
矩形波とに基づいて前記インバータ装置の出力電圧の位
相を制御し、前記無効分検出手段から得られる無効分に
基づいて前記インバータ装置の出力電圧値を制御する制
御回路とを備えていることを特徴とするインバータを含
む電源装置の並列接続装置に係わるものである。
[作 用] 上記発明において、有効分検出手段で検出した有効分は
一方の電源装置のインバータ装置の出力電圧の位相と他
方の電源装置のインバータ装置の出力電圧との位相との
差を示す情報を含む、無負荷時においてもし両インバー
タの出力電圧が同相であれば、有効分は発生しない。一
方、僅かな位相差を有すれば、位相差に対応した有効分
が生じる0位相差信号形成回路は、有効分に基づいて位
相差を示すアナログ又はディジタルの位相差信号を形成
する。制御回路はりアクドルよりも負荷側の電圧の位相
を基準にして位相差を解消するようなインバータ位相制
御信号を形成する。
[第1の実施例コ 次に、第1図〜第9図を参照して本発明の第1の実施例
に係わる電源装置を説明する。第1図には負荷1の左側
に第1の電源装置2aが配置され、右側に第2の電源装
v2bが配置されている。第2の電源装W2bは第1の
電源装置2aと全く同一の構成であるので、単にブロッ
クで示されている。
電源装f2aは、インバータ装[3aを含み、このイン
バータ装置3aがリアクトル4と及びコンデンサ34か
ら成る平滑回路と交流スイッチ5とを介して負荷1に接
続されている。第2図に示す如く、インバータ装F 3
 aは、スイッチ素子としての第1〜第4のトランジス
タQ 、Q2、Q3、Q4をブリッジ接続した変換回路
を含む。この変換回路の一対の直流電源ライン6.7は
整流器等から成る直流電源8に接続されている。なお、
インバータ装置3aの一対の出力ライン9.10間の出
力電圧の値を制御するために、電源ライン6に直列にチ
ョッパ用スイッチ素子としてのトランジスタS1が接続
されている。このトランジスタS1はインバータ出力電
圧の周波数(例えば50112>よりも十分に高い周波
数(例えば20k)12)でオン・オフ制御され、デユ
ティ比の%qでインバータ出力電圧を制御する。
リアクトル4と負荷1との間に電流検出器11と電圧検
出器12とが配設されている。電流検出器11及び電圧
検出器12にそれぞれ接続されている有効電流検出回路
13及び無効電流検出回路14は周知の方法でインバー
タ3の出力電流の有効電流成分及び無効電流成分を検出
するように構成されている。
有効電流検出回路13に接続された位相差信号形成回路
15は、第1の演算回路16と第2の演算回路17とか
ら成る。第1の演算回路16は有効電流検出回路13で
検出された有効電流を示す信号I に第1の定数に1を
乗算して位相差信号φ に変換するものである。第2の
演算回路17は位相差信号φ に定数に2 (例えば0
.99)を乗算し、位相差に対応する信号に2φ、を得
る回路である。
、交流スイッチ5と負荷1との間に接続された電圧検出
トランス18はリアクトル4よりも負荷側の電圧即ち負
荷端電圧V。の位相を検出するためのものである。この
トランス18に接続された波形整形回路19は正弦波出
力電圧を矩形波に整形する。
基準矩形波発生口N20は、発振器21と分周器22と
から成り、要求される出力電圧と同一の周波数で矩形波
を発生する。基準矩形波発生回路20はインバータ制御
回路23に接続されていると共に、位相比較口F!F1
24に接続されている。
位相比較回路24は、基準矩形波と波形整形回路19か
ち得られる出力電圧対応矩形波との位相差φ1を示す信
号を出力する。
アナログ減算回路25は位相比較回路24と第2の演算
回路17とに接続され、位相比較回路24から得られる
実測の位相差φ1から演算で求めた位相差φ に対応す
るに2φ。を減算し、位相シフト信号φを制御回路23
に与える。制御回路23は、インバータ装置3aの制御
信号の位相を基準矩形波発生回路20の出力に対してφ
だけシフトする。もし、位相比較回路24から得られる
実測の位相差φ1を解消するように、位相差φ1のみに
基づいてインバータ装置1t3aの出力電圧の位相を制
御すると、急激な位相変化が生じるおそれがある。これ
に対して、本実施例では演算で求めた位相差φ に1よ
りも小さい定数に2を乗算しなに2φ、を求め、実測の
位相差φ1と演算に基づく位相差信号に2φ。どの差(
φ1−に2φp)だけ位相を補正するので、急激な位相
変化は発生しない。
第1図のインバータ装置3aの出力電圧を調整するため
の制御信号を形成するために、無効電流検出回路14に
第3の演算回路26が設けられている。無効電流検出回
路14から得られる無効電流■。は電圧調整値に対応し
た値を有する。第3の演算回路26では無効電流I。に
係数に3を乗算して調整すべき電圧値を求める。加算回
路27には、演算回路26が接続されていると共に、リ
アクトル4の出力ラインに接続された電圧検出回路28
も接続されている。従って、加算回路27からは、出力
電圧V に調整すべき電圧工。K2O が加算された値が出力される。加算回路27から得られ
る信号は誤差増幅器29で基準電圧源30の基準電圧と
比較され、誤差信号が制御回路23に送られる。
制御回路23は、第4図に示す如く、三角波発生口1!
31と、電圧比較器32と、位相シフ1ル回路33と、
スイッチング制御信号形成回路34とを含む。比較器3
2の一方の入力端子は三角波発生回路31に接続され、
他方の入力端子はライン29aによって第1図の誤差増
幅器2つの出力端子に接続されている。三角波発生回路
31はインバータ装π3aの出力電圧の周波数(501
1z)よりも十分に高い周波数(例えば20kHz)の
三角波を発生し、ライン29aの誤差信号のレベルは三
角波を横切るように設定される。従って、誤差信号のレ
ベルが変化すると、比較器32の出力パルスのデユティ
比が変化する。比較器32の出力端子は第2図のインバ
ータ装ff3aに内蔵されているトランジスタ$1のベ
ースに結合されている。
トランジスタS1が比較器32から得られるパルス幅制
御されたパルス列に応答してオン・オフ動作すると、電
源8の直流電圧Eが断続され、第3図(A)に原理的に
示すような断続された直流電圧が得られる。第3図(A
)には図示の都合上長い周期でパルスが示されているが
、実際には極めて短い周期でパルスが得られる。
第2図の変換回路を構成するトランジスタQ1〜Q4の
ベースは、第4図のスイッチング制御信号形成回路34
に接続されている。スイッチング制御信号形成回路34
は周知の方法に従って第3図(B)(C)(D)(E)
に原理的に示す各トランジスタQ 〜Q4のスイッチン
グ制御信号を形成する。トランジスタQ  −Q4が第
3図(B)(C)(D)(E)に示す如くオン・オフ制
御されると、出力ライン9.10間に第3図(F)に示
す交流出力電圧が得られる。この交流出力電圧は第3図
(A)に示したパルスに対応しているので、第3図(A
)のパルスのデユティ比を変えると、交流出力電圧も変
化する。
(原理説明) 第1図の方式で位相及び電圧制御が可能であることを次
に述べる。第1図の第1及び第2の電源装置2a、2b
の第1及び第2のインバータ装置3a、3bの相互接続
の等価回路は第6図で示すことができる。今、第1及び
第2のインバータ装置3a、3bの出力電圧を■1、v
2とし、これ等が同相且つ同一電圧値であれば、検流は
流れない。なお、説明を簡略化するために、無負荷の場
合について説明する。゛第7図に示す如く第1のインバ
ータ出力電圧■1 と第2のインバータ出力電圧v2と
が同相で電圧値(振幅)のみが異なる場合には、両電圧
V 、■2の差の電圧V 1V 2が2つのりアクドル
4の両端に印加され、90度遅れの電流■が流れる。即
ち無効電流I のみが流れ、有効電流Ipは流れない。
一方、第8図に示す如く第1及び第2のインバータ出力
電圧v 、v2が電圧値(振幅)が同一で儂かな位相差
φ を有しているとすれば、v1と■2の差の電圧Δ■
に基づく横流工が流れる。
この横流Iは差の電圧ΔVに対して90度遅れるので、
■ と■2との中間の位相を有する。即ち、負荷端電圧
V。と同相になる。Vlとv2の位相差φ8を予め小さ
くすることは可能であるので、φ が小さいとすれば、
横流Iが■ とV2とに同相であると見なしてもさほど
問題が生じないにの結果、横流Iを有効電流I と見な
ずことができる、第8図の横流Iの大きさは、位相差φ
8即ち差電圧ΔVに比例して変化する。従って、横流I
即ち有効電流工。を検出すれば、位相差φ8を知ること
ができる。
次に、式によって説明する。第1及び第2のインバータ
出力電圧V 、■2が同相で振幅が興なす る場合には、V 、V2を次式で示すことができす る。
v1=■aSinωt ・・・・・・・・・ (1)v
2=vbsin ωt  −−−−−−−−−(2)式
(1)(2)でV  、Vbは最大値を示す。
2つのりアクドル4の両端には■ と■2との差の電圧
が印加され、90度遅れの横流Iが流れる。この横流■
は次式で示される。
I−((V  −Vb)/2ωLISin(ωt−π/
2)・・・・・・・・・ (3) この横流は90度遅れの電流であるので、無効電流I、
である。横流■に基づいて1つのりアクドル4に生じる
電圧降下は■ωしてある。第7図のベクトル図において
負荷端電圧Voを得るためには、第1のインバータ出力
電圧■1を工ωLだけ低下させ、第2のインバータ出力
電圧■2を1ωLだけ蓄くすればよいことが分る。従っ
て、調整すべき電圧値を横流(無効電流)■の無効電流
成分IQに基づいて知ることができる。
そこで、第1図では、無効電流検出口#114で無効電
流成分I を検出し、これを整流及び平滑して直流の無
効電流信号I。を求め、第3の演算回路26において定
数K =ωLをI。に乗算することによって電圧調整分
工。K3を得ている。
この電圧調整分工。K3は電圧検出回路28で検出され
た電圧V。1に加算されて誤差増幅器29の入力となり
、基準電圧V、(目標電圧)と比較され、誤差信号が発
生ずる。
一方、第8図に示す如く、第1及び第2のインバータ出
力電圧V  、V2が同一振幅値で位相が停かに異なる
場合には各電圧■ 、V2を次式で示すことができる。
V 1−V Sin  ((A) t+φ、 )  −
−−−−−−−−(4)V2=Vsinωt ・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (5)こ
の時の横流は次式になる。
1=V/Lf(sin(ωt+φa) −5in ωt
 )d【              ・・・・・・・
・・ (6)sin(α+β) =Sin acO8β
+cos αsinβの公式により、次の関係が成立す
る。
5in(ω+φa )  S ’ n ωt=Sin 
 ωcO3φa +cos  ωt sin  φa 
−3in  ωt=sinφacosωt  (1−c
osφa ) s + nωt・・・・・・・・・ (
7) この(7)式を(6)式に代入することによって次式が
得られる。
v I = −HsinφafcOSωt di −H(1
−1sφ3 )fsinωt dtφ8が零近傍の時に
は(8)式の第2項が極めて小さくなるので、これを無
視することが可能になり、横流を次式で示すことができ
る。
1 + (V/(A)L ) sinφasin ωt
−−−−−− (9)また、φ8が零近傍の時には(9
)式のsinφ8とφ8とは比例関係にあるので、(9
)式を次式に近似させることができる。
I = (V / ωL ) Kφasin ωt −
−−−−−−(10)(8)式の第1項、(9)式及び
(1o)式は電圧に同相の電流即ち有効電流成分I、で
ある。(1o)式の横流■(有効電流成分I、)の振幅
の最大値(V/ωL)Kφ8には位相差φ8が含まれて
いる。
従って、第1図の有効電流検出回路13によって有効電
流成分I0を検出し、この振幅の最大値を有効電流成分
工、として出方し、第1の演算回路16で有効電流信号
■、に定数に1を乗算すれば、位相差信号φ、を得るこ
とができる。なお、第8図において負荷端電圧V。と第
1及び第2のインバータ出力電圧V i 、V 2との
位相差φ、はφ8/2であるので、第1の演算回路16
における定数に1をωL/2VKとする。これによって
位相差信号φ、が次式で得られる。
φ =に、・IP  叫・・・・・ (11)第1図の
第1の演算回路16がらは演算に基づいて近似的に位相
差信号φ、が直流信号の形式で得られる。このまま減算
回路25に演算による位相差信号φ、を入力させると、
測定による位相差信号φ1と一致し、制御不可能になる
ことがある。
そこで、第2の演算回路17において1よりも小さい定
数に2(例えば0.99)をφ、に乗算して減算回路2
5に加える。
第5図は第1のインバータ出力電圧V1と負荷端電圧V
。どの位相差φ1を低減させる時の動作を示す波形図で
ある。第5図(A)に示す負荷端電圧■。は、波形整形
回路19によって第5図(B)に示す如く波形整形され
、位相比較回路24に入力する。位相比較回路24にお
いては、第5図(E)に示す基準矩形波と第5図(B)
の検出矩形波との位相差φ1に対応する直流信号が得ら
れる。基準矩形波発生回路20の位相は並列運転開始前
に母線(負荷端子)の電圧位相に一致するように予め決
められている。従って大幅な位相差は生じない。実測に
よる位相差φ1を示す信号はこのまま制御回路23に加
えられずに、減算回路25でφ −に2φ、に対応する
信号に変換されて加えられる。第5図<D)は第1の演
算回路16の出力段の位相差φ、を有する矩形波を示し
、第5図(C)はに2φ。の位相差を有する矩形波を示
す。減算口125は補正位相差φ=φ、−に2φ。を示
す信号を制御回#123の第4図に示す位相シフト回路
33に与える。位相シフト回1”13はライン20aで
与えられる基準矩形波発生回路20の第5図(E)に示
す矩形波を、ライン25aによって減算回路25から与
えられる位相φを示す信号によって第5図(C)に示す
ようにシフトする。これにより、負荷端電圧V。と基準
矩形波どの位相差φ1の一部が補正される。位相差φ1
は一度に全部補正されずに徐々に補正され、負荷端電圧
■。の位相は基準矩形波に近づく。
なお、第1及び第2の電源袋g 2 a、2bの並列運
転開始時に、基準矩形波発生回路20の出力位相を負荷
端電圧V。に一致するように設定しても、その後に第1
及び第2の電源装置のインバータ出力電圧■ 、■2の
位相がずれることがあり、これが位相シフト回路33に
よって補正される。
第1及び第2のインバータ出力電圧V i 、V 2の
電圧値(振幅)と位相との両方が異なる場合には、無効
電流成分と有効電流成分とに基づいて電圧制御と位相制
御の両方が行われる。
以上の説明は無負荷の場合であったが、負荷が有る場合
にも横流が零になる様な補正動作が生じ、電圧及び位相
が補正される。即ち、負荷1に抵抗が接続されている場
合には常に有効電流が流れるために、常にに2φ。が生
じ、常に位相シフト動作が生じる。しかし、負荷端電圧
■。に対して第1及び第2のインバータ出力電圧■1、
■2とが同相になるように動作し、結局、第1及び第2
のインバータ出力電圧■ 、■2の位相はほぼ一致する
ので、電流はほぼバランスし、横流も小さい値に抑えら
れる。
[第2の実施例] 次に、第9図〜第11図によって本発明の第2の実施例
の電源装置を説明する。但し、第9図において第1図と
共通する部分には同一の符号を付してその説明を省略す
る。この実施例では演算結果による位相差に2φ、を示
す信号をA/D′PR換器41でディジタル信号に変換
し、減算及び分周回路42に入力させている。一方、波
形整形回路19の出力はてい倍回路43を介してカウン
タ44に接続されている。
てい倍回路43は第11図(A)に示す波形整形出力を
第11図(B)に示すようにこれよりも十分に高い周波
数にてい倍する。
カウンタ44は、第11図(C)に示す如く波形整形回
路19の出力波形に同期して計数を開始し、1周期の終
了に同期してリセットされる。従って、カウンタ44は
負荷端電圧V。の位相情報をディジタル値で出力してい
ることになる。
減算及び分周回路42は、第10図に示す如く複数の分
周出力端子を有するディジタル減算器45から成る。減
算器45にはカウンタ44の出力ライン44aとA/D
変換器41の出力ライン41aが接続されている。この
減算器45は例えばテキサス社の5N54283であり
、第11図<A>の波形の1周期に対応するカラン1−
値65536からA/D変換器41から得られる位相差
対応値1820を減算した値63716になっな時に、
216の出力端子の電圧レベルが第11図(D>に示す
如く反転する。215の出力端子は1/2分周出力であ
るので、第11図(E)の波形を出力する。第11図(
A)の波形と第11図(E)の波形との比較から明らか
な如く、第11図(E)の波形は第11図(A)の波形
を基準にして位相角φだけ位相シフトした波形に相当す
る。第11図(E)の波形は制御信号形成回路46に供
給され、例えば第3図(B)(E)の信号(Ql、Q4
のベース信号)となる。なお、トランジスタQ2、Q3
の制御信号は第11図(D)の位相反転信号で形成され
る。インバータ装置3aのトランジスタQ1〜Q4が第
11図(E)の波形に基づいて制御されると、負荷端電
圧V。の位相が変化し、第11図(A)の矩形波は新し
いものに置き換えられる。この結果、第1及び第2のイ
ンバータ装置tfE3a、3bの出力位相が負荷端電圧
■。の位相に一致するように各インバータ装置が動作し
、電流バランスが得られる。なお、負荷1が抵抗である
と、位相差に基づく有効電流成分(検流)の他に、負荷
の有効電流が流れ、常に位相補正動作が行われている状
態となり、周波数が僅かに低下するが、負荷1が一定の
周波数を要求していない回路の場合には問題がない。
第9図の回路における電圧制御は、誤差増幅器29の出
力段のパルス幅制御回路47によって行われる。このパ
ルス幅制御回路47は、第2図に示したスイッチS1を
制御するパルスを形成するために第4図に示す三角波発
生口1!!31と比敦器32とから成る。
第9図の矩形波発生回路49は起動のために必要なもの
であり、第11図(A)に対応するような基準矩形波を
発生し、起動時にスイッチ50を介しててい倍回路43
に送る。
第9図の実施例によれば、減算及び分周口142から得
られる信号でインバータ装fi3aのスイッチング素子
としてのトランジスタQ1〜Q4の制御信号を容易に形
成することができる。
[変形例] 本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
(1) 有効電流、無効電流を検出する代りに、有効電
力、無効電力を検出して位相及び電圧を制御してもよい
。一般に、負荷端電圧はさほど変化しないので、有効電
力は有効電流にほぼ対応し、無効電力は無効電流にほぼ
対応し、第1及び第2の実施例と実質的に同様な制御が
可能になる。
(2) インバータ出力電圧の調整を第2図のトランジ
スタS1の断続動作によらずに、電源8の直流電圧Eの
レベルを制御することによって行ってもよい。又、トラ
ンジスタQ 〜Q4から成す るインバータをパルス幅−制御(PWM制御)で動作さ
れ、各パルスの幅を制御することによってインバータ出
力電圧を調整してもよい。
(3) インバータを含む電源装置を3台以上並列に接
続する場合にも適用可能である。
(4) トランス12.18及び電圧検出回路28を独
立に設けずにこれ等の1部又は全部を共用するようにし
てもよい。
(5) 多相回路にも適用可能である。
[発明の効果] 上述から明らかな如く、有効電流又は電力に基づく位相
差を示す信号とりアクドルの出力側電圧の波形整形出力
とに基づいてインバータの位相制御をして複数のインバ
ータの位相を合せる方式であるので、位相応答の速い制
御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係わる電源装置を示す
ブロック図、 第2図はインバータ装置を示す回路図、第3図は第2図
の各部の状態を原理的に示す図、第4図は第1図の制御
回路を示すブロック図、第5図は第1図における位相制
御の原理を示す波形図、 第6図は第1図の装置の位相及び電圧制御の原理を説明
するためのブロック図、 第7図は第1及び第2のインバータ出力電圧が同相の場
合のベクトル図、 第8図は第1及び第2のインバータ出力電圧が位相差を
有する状態を示すベクトル図、第9図は本発明の第2の
実施例の電源装置を示すブロック図、 第10図は第9図の減算及び分周回路を示す図、第11
図は第9図の各部の状態を示す図である。 1・・・負荷、2a・・・第1の電源装置、2b・・・
第2の電源装置、3a、3b・・・インバータ装置、4
・・・リアクトル、11・・・電流検出器、13・・・
有効電流検出回路、14・・・無効電流検出回路、15
・・・位相差信号形成回路、25・・・減算回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]負荷に電力を供給するために複数の電源装置が並
    列接続された装置であって、各電源装置が、 位相制御及び電圧制御が可能なインバータ装置と、 前記インバータ装置と前記負荷との間に接続された平滑
    用リアクトルと、 前記リアクトルと前記負荷との間に接続された電流検出
    器と、 前記電流検出器で検出された電流と前記リアクトルより
    も負荷側の電圧とに基づいて有効電流又は有効電力成分
    を検出する有効分検出手段と、前記リアクトルの出力段
    の電流と電圧とに基づいて無効電流又は無効電力成分を
    検出する無効分検出手段と、 前記有効分検出手段で検出された有効分を示す信号に基
    づいて前記インバータ装置の出力電圧と前記リアクトル
    よりも負荷側の電圧との位相差を示すアナログ又はディ
    ジタルの位相差信号を形成する位相差信号形成回路と、 前記リアクトルよりも負荷側の電圧を矩形波に整形する
    波形整形回路と、 前記位相差信号と前記矩形波とに基づいて前記インバー
    タ装置の出力電圧の位相を制御し、前記無効分検出手段
    から得られる無効分に基づいて前記インバータ装置の出
    力電圧値を制御する制御回路と を備えていることを特徴とするインバータを含む電源装
    置の並列接続装置。
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