JPH03152716A - 光カード用波形整形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光カードに記録された情報を読み取る光カード
用波形整形装置に関する。

従来の技術 近年、次世代のニューメディアカードとして注目を集め
ている物にＩＣカードと光カードがある。このうち光カ
ードはＩＣカードに比べて、記憶容量が大きい、画像の
記録が可能、安価であるなどの長所があり−、大きな需
要が見込まれている。

以下に従来の光カード用波形整形装置について説明する
。

光カード情報読み取り再生方法は第２図に示すように光
カード１°に光学ヘッド２°からレーザー光を照射し、
その反射光を変換器３°で電気信号に変換し、信号処理
回路４“で処理し、再生することにより行っていた。従
来の光カード用波形整形装置では信号処理回路４゛によ
り、第３図に示すように前記読み取り再生信号を一定の
閾値と比較してこれを超えたものについてディジタルデ
ータの出力を出すようにしていた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の構成では光カード１゛上につ
いた傷、指紋の跡、さらには光カード１゜の記録層を覆
う保護層の複屈折等の影響により、読み取りの入力光が
本来の波形と異るという現象があった。このため、この
波形から従来の光カード用波形整形装置によってディジ
タルデータの出力を得るようにすると、第４図に示すよ
うに異常光による部分Ａが閾値を超えた部分で誤ったデ
ータＢが出るという問題点を有していた。さらに第１０
図の２種類の光カードＣ，Ｄのごとく検出信号全体のレ
ベル差があると、ディジタルデータが一定でなくなると
いう問題点も有していた。本発明は上記従来の問題点を
解決するもので、入力信号に本来の波形と異る異常信号
があったり、光カードの固有差による検出信号全体のレ
ベル差があっても、本来の波形に対応する正しいディジ
タルデータの出力が得られる光カード用波形整形装置を
提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の光カード用波形整形
装置は、光カードからの読み取り入力信号の極値を極値
検出保持手段で保持するとともに、この保持後に出力手
段からディジタルデータの出力を出し、この出力後に更
新手段により前記極値を更新する構成としたものである
。

作用 この構成によって。光カード上の異常な状態により読み
取りの入力光が本来の波形と異る場合や、光カードの固
有差により、検出信号全体のレベル変動が起きても誤っ
たディジタルデータを出力せず本来の入力波形に対応す
るディジタルデータを出力することができる。

実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明
する。

第１図は本発明の一実施例における光カード用波形整形
装置のブロック図を示すものである。

第１図において、１は光、電気信号変換器である。２は
極値検出保持回路（以下ピークホールド回路と呼ぶ）、
３はオフセット回路、４は比較器、５はモノステーブル
マルチバイブレータ−（以下ＭＭＶ５と呼ぶ）である。

６はモノステーブルマルチバイブレータ−（以下ＭＭＶ
６と呼ぶ）であり、各回路はそれぞれ入力端子１１，２
１゜２３．３１，４１，４２，５１．６１と出力端子１
２．２２，３２，４３，５２．５３を有している。

以上のように構成された本実施例の光カード用波形整形
装置について以下その動作を説明する。

入力端子１１に第５図に示すような異常な成分Ｅを持っ
た光信号が入ると、これはピークホールド回路２とオフ
セット回路３に入る。ピークホールド回路２では極小値
を検出した後この値を保持するので出力端子２２に出る
波形は第６図の様になる。またオフセット回路３では第
６図の様に入力信号のレベルを少なくとも、入力信号の
ノイズレベルよりは低くずらせて出力している。

比較器４では第６図の出力、つまり入力端子４１と４２
への入力を比較し、第７図に示すように４１＞４２の時
はＯｖを、４１＜４２の時は＋５Ｖを出力端子４３から
出力する。またＭＭＶ５はＯｖ→＋５ｖとなるトリガが
かかった時に１パルスを出力端子５２に発生させる。よ
って第８図に示すように、光カードからの読み取り入力
信号のピークに対して１個のディジタルデータが出るこ
とになる。

この後出力端子５２からの信号はＭＭＶ６の入力端子６
１に入る。このＭＭＶ６は＋５ｖ→Ｏｖとなるトリガが
かかった時に１パルスを出力端子６２に発生させる回路
である。また第９図に示すように出力端子６２に発生し
たパルス（以下これをリセットパルスと呼ぶ）はピーク
ホールド回路２の入力端子２３に入る。このピークホー
ルド回路２はリセットパルス発生中は出力電圧は負の電
源電圧となり、リセットパルス入力後は再び極値検出保
持動作を行う状態に復帰する。

つまりリセットパルス入力中は（４１＜　４２）の状態
が保たれるため、比較器４の出力端子４３にＯｖ→＋５
ｖの変化が現れることはない。よってリセットパルス入
力中は入力信号の極値の有無にかかわらずディジタルデ
ータが発生することはない。

以上のように本実施例によれば、ピークホールド回路２
．比較器４．ＭＭＶ５，６により誤ったディジタルデー
タの発生をなくすことができる。

なお本実施例ではリセットパルス発生中は入力端子４１
の信号が負の電源電圧に保たれるとじたが、前記パルス
発生中の入力端子４１の信号は正の電源電圧に保たれて
も同じ結果となる。

発明の効果 以上のように本発明は、光カードからの読み取り入力信
号の極値検出保持回路、出力手段、更新手段を設けるこ
とにより、異常信号による入力信号が生じてもこれをデ
ィジタルデータから除去することができ、また光カード
の固有差により、検出信号全体のレベル差が生じても、
本来の波形に対応する正しいディジタルデータの出力を
得ることができる、優れた光カード用波形整形装置を実
現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における光カード用波形整形
装置を示すブロック図、第２図は従来の光カード情報読
み取り再生方法を示すブロック図、第３図は従来の光カ
ード用波形整形装置による、デー・夕の出し方を表した
図、第４図は従来の光カード用波形整形装置による方法
で誤ったディジタルデータが出力されることを示した図
、第５図、第８図及び第９図は本発明の一実施例におけ
る光カード用波形整形装置の要部波形図である。 第１０図は信号のレベル変動によりディジタルデータが
異ることを表した図である。 １・・・・・・光、電気信号変換器、２・・・・・・極
値検出保持回路、３・・・・・・オフセット回路、４・
・・・・・比較器、５・・・・・・モノステーブルマル
チバイブレーク、６・・・・・・モノステーブルマルチ
バイブレータ、５２・・・・・・ディジタルデータの出
力端子、６２・・・・・・リセットパルスの出力端子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光カードからの読み取り入力信号の極値検出保持回路と
   、この極値検出保持回路による極値保持後にディジタル
   データの出力を出力する出力手段と、この出力手段によ
   る出力後に前記極値検出保持手段で保持した極値を更新
   する更新手段とを有した光カード用波形整形装置。