JPH03152416A - 光ファイバジャイロ - Google Patents

光ファイバジャイロ

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JPH03152416A
JPH03152416A JP29163189A JP29163189A JPH03152416A JP H03152416 A JPH03152416 A JP H03152416A JP 29163189 A JP29163189 A JP 29163189A JP 29163189 A JP29163189 A JP 29163189A JP H03152416 A JPH03152416 A JP H03152416A
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JP
Japan
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light
polarization
optical fiber
fiber
optical
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Application number
JP29163189A
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English (en)
Inventor
Yozo Nishiura
洋三 西浦
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、シングルモード光ファイバでファイバコイ
ルを構成した光ファイバジャイロであって、偏光子を用
いないようにした改良に関する。
【従来の技術】
第3図に従来例に係る光ファイバジャイロの概略構成を
示す。 これはシングルモード光ファイバによって、ファイバコ
イルCを作っている。そしてファイバコイルの両端の2
箇所を加熱溶着してカップラKIK2としている。K1
、K2の間のファイバの1本を切断すると、図示の形状
になる。カップラに、の一対の分枝の両端に光源Q1受
光素子Sを設ける。K1、K2の間のファイバもシング
ルモード光ファイバの連続した一部であるが、位置を区
別するため接続用ファイバWという事にする。 ファイバコイルCの一端に位相変調素子Hを設ける事も
ある。受光素子Sの電気信号には、変調周波数の全ての
高調波が含まれる。同期検波して任意の次数の高調波を
検出し、これから右回り光、左回り光の位相差Δθを求
める事ができる。位相差Δθと角速度Ω、とは正比例の
関係にあるのでΔθを求めれば角速度が分かる。 従来は、接続用ファイバWに必ず偏光子Pを挿入してい
た。偏光子Pは光源からファイバ中へ入った光を、一定
方向に偏波面を有する直線偏光にする。この直線偏光が
ファイバコイルの両端に入り、左回り、右回りにコイル
の中を進み、再び合一して、偏光子をもう一度通過する
。 このように偏光の方向をそろえるのは、左回り光、右回
り光の光路の長さを等しくするためである。シングルモ
ードファイバは、X方向とX方向の独立の偏光方向を持
っており、両方の光の光路長が異なるので、干渉光にオ
フセットが含まれる。又光路長の差が変動したりするか
ら、オフセットがドリフトする。 さらにX1Y方向の間で偏波面の回転が起きたりする。 こういうわけで、位相差Δθが正確に求められない。そ
こで、従来は必ず偏光子を入れて、直線偏光にしていた
【発明が解決しようとする課題】
偏光子といっても様々のものがある。結晶の複屈折を利
用した偏光子は、ファイバよりもずっと寸法が大きく、
ファイバを切断して接続しなければならない。重く大き
くなるなど欠点がある。 定偏波光フアイバ自体の曲げロスを利用したものも使用
可能である。これは光ファイバを切断しなくて良い。定
偏波光ファイバを小さい曲率半径で曲げるので曲げ方向
に偏波面を有する光は放射モードになり消失する。この
ためひとつの偏波面のものだけが残る。この場合は、フ
ァイバを輪にするので製作が難しく、曲げ損失が大きく
、嵩ぼるので収納に適さないなどの難点がある。 シングルモード光ファイバは軸まわりに対称な構造であ
るから、偏波面の回転を抑制できない。 従来の構造では、往きと帰りの偏光子を通過するので、
この間で偏波面が回転していると帰りの通過光量が少な
くなる。90°回転している場合は通過光量が0になる
。 偏波面保存シングルモード光ファイバを全体に使えば、
偏波面回転は起こらないが、これは高価なファイバであ
り、安価に光ファイバジャイロを作る事はできない。 このような事は偏光子が存在するために生ずる難点であ
る。偏光子がなければこのような難点はなくなる。 しかし偏光子がないと、X方向、X方向の偏波面の光が
存在し、これらの偏波面が回転し、これらの光路長が違
うので、干渉光からΔθを求めるとオフセットが生じこ
れがドリフトする。 オフセット、オフセットドリフトがなく、シかも偏光子
を必要としない光ファイバジャイロを提供することが本
発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
本発明では、シングルモード光ファイバヲ用い、光源か
ら光ファイバに入った光を直線偏光にするのではなく、
反対に無偏光にする。つまり偏波面の方向を全くラムダ
ムにするのである。即ちX方向、X方向を想定したとき
、この方向に偏波面を持つ光の強度が同一になるように
する。従来の思想と全く逆にするのである。 もうひとつは、X方向、X方向の偏波面を持つ光の光路
長に差を設け、光路差ΔLが、光源のコヒーレント長り
より大きくした、という事が特徴である。この2条件を
満たしたとき、光は無偏光になる。 直線偏光を無偏光にするものをデポラライザと呼ぶ。本
発明は光ファイバの何れかの箇所にデポラライザを入れ
光を無偏光にすることを特徴とする。 デポラライザは、光源Qと第1の光分岐素子の間に入れ
ても良いし、第1と第2の光分岐素子の間に入れても良
い。 デポラライザとしては、例えばある長さ以上の偏波面保
存光ファイバを用いることができる。 偏波面保存光ファイバは、軸対称ではなく、コアが楕円
形であったり、ある方向に応力部材が入っていたりする
。このためある主軸X1Yが(長手方向をZ方向として
)定義でき、X方向の偏光は偏波面が保存される。Y方
向も同様である。XからYへ、或はYからXへの偏波面
の回転が起こらない。これはX、Y方向の位相定数が異
なるからである。 位相定数は実効的に屈折率に比例するので、このファイ
バはX1Y方向に関して複屈折性を持つことになる。。 それぞれの方向に偏波面を持つ光に対する実効的な屈折
率nx1nwが異なる。 長さ!の偏波面保存ファイバにおいて、X1Y方向に偏
波面を持つ光の光路差ΔLは ΔL =(n +c  n w ) j     (1
)で与えられる。光源の真空中でのコヒーレント長をh
としてファイバ中でのコヒーレント長はnhであるから
、 ΔL  >nh          ■である事を条件
としている。 さらに、光源Qは半導体レーザ、スーパールミネッセン
トダイオードなどであり、hが長ずざるといけない。可
干渉性があるが、コヒーレント長の比較的短いものを使
う。
【作   用】
ファイバコイルCはシングルモード光ファイバよりなっ
ているので、独立な偏波面が2つあり、2種類の光がフ
ァイバコイルを右回り、左回りに通過する事になる。こ
れらについて位相定数が巨視的には等しいが、そのゆら
ぎが異なる。位相定数に関して縮退しており、このため
偏波面の回転が起こる。しかし位相定数のゆらぎが異な
るので実効的な光路長が異なってくる。 偏波面の方向がXからY方向へ、或はYからX方向へ変
化し、しかもこれがランダムに起こる。 本発明はこの問題を偏光子を用いる事なく、逆に光を無
偏光にしてこれを解決する。 本発明では、デポラライザにより、光を無偏光にし、且
つX、Y方向の偏光について光路差ΔLが光源のコヒー
レント長nhより大きいものにしている。 こうする事により、偏波面回転の問題をいかにして解決
できるかを次に説明する。 第5図は、ファイバコイルの中での右回り光、左回り光
の偏波面の変化を模式的に表す図である横に引いた2本
の線はファイバコイルを表現しており、上の線はX方向
に偏向した光、下の線はY方向に偏光した光である。 左列の(a)〜(d)は右回り光、右列の(e)〜(h
)は左回り光を示す。AlBはコイルの端点である。A
からBへ進むのが右回り、BからAへ進のが左回りであ
る。 途中の2点C1Dで偏波面の回転が起こるものとし、そ
の確率振幅をα、βとする。ここで2点というのは実際
にそうだというのではなく、3点で起こることもあり、
4点で起こることもある。 また場所も確定していない。 それにも拘らず、C1Dで偏波面回転が起こるとしてい
るのは、次のような相反性があるからである。 「左回り光がある時刻にある点、X+Yに偏波面回転す
る確率と、右回り光が同時刻に同じ点でY4Xに偏波面
回転する確率とが等しい。」本発明はこのような微視的
な相反性の仮定の上に立っているが、この仮定はシング
ルモード光ファイバの中では成り立っているものと考え
られる第5図(a)を説明すると、端点Aで、Xlの振
幅でX偏波の光が、一部はそのまま右回りに伝搬し、端
点Bに達し、一部は0点でY偏波になり、0点でX偏波
に戻り、端点Bに達するものであるX偏波、Y偏波の位
相定数をに1hとする。AC,CD、DBの距離を81
m1nとする。入力の振幅をXs、出力の波動関数をX
IAで表現すると、 X IA= X h  (a exp(ift)+ρe
xp(II2))   (3)σ= ((1−α) (
1−β)  )  ””    (2)ρ= (αβ)
1″                ■j、= ks
+ kw+ kn−ωt +Δθ/2+ b sin 
 Ω(tar)  (■fz= ks+ hm+kn 
−ωt+Δθ/2+ b sln  Ω(tit) (
7)となる。 (3)の第1式が、X偏波のままAからBへ通過するも
のを示す。偏波面が変わらないで0点を通る確率が(1
−β)であるから、確率振幅はこれらの積の平方根であ
る。これをσとする。X偏波の(位相定数k)で距離5
1m5nを通過するので位相f1はks+ km+ k
nを含む。ωは光の角周波数。 Δθはジャイロが回転することによる位相差でこれを正
確に求める事が目的である。 位相変調bs1n  (Ωt)をかけるが、右回り光は
先に変調を受け、その後ファイバコイルに入るから、時
間変数が(tar)になる。τは光がファイバコイルを
通るのに要する時間で、によって与えられる。Cは真空
中での光速、Lはファイバコイルのファイバ全長、nは
コア屈折率である。 (3)の第2式が、0点でX偏波にD点でX偏波に戻る
ものを示す。それぞれで偏波面の変わる確率はα、βで
あり、確率振幅はこれらの積の平方根を含む。これをρ
とする。位相f2はN flと少し異なる。これはCD
間をX偏波(位相定数h)として通るからである。この
分がkmでなくhmとなる。 同様に第5図(b)については Y IA” Y 1.  CQ eXp(1f3)+ρ
a x p (I f 4 ) )   Q3)f 3
 =hs+hm+hn−ωt+Δθ/2+ b sln
  Ω(1+1)(9) f 4 =hs+km+hn−ω t +Δθ/2+ 
b sin  Ω(1+1)ω となる。G)の内、第1式はX偏波のまま右回りに通る
もの、第2式はC,Dで一時的にX偏波になるものであ
る。係数に同じσ、ρを使っているのは先述の相反性の
仮定による。 第5図(C)については Y 、、= x 、  (ξexp(II5)+ηex
p(1fe))    (II)f 6  =ks+h
m+hn−ωt+Δθ/2+ b sin  Ω(1+
1)(12) f’  6  =ks十km+hn−(1)  t  
+Δ#/2+  b sln  Ω (tar)(13
) ξ= (α (1−β)  )  ””       
(14)η= ((1−α)β)  I/2     
  (15)これはX偏波であったものがX偏波に変換
するもので、これが実は問題なのである。(11)の第
1式が0点でXからX偏波になるもので、この確率がα
、D点では偏波面が変わらないのでこの確率が(1−β
)である。確率振幅はこれらの積の平方根で、ξである
。 第5図(d)については、 X+a=7+(ξexp(II7)+ηexp(1fs
))   (1B)f  7  :hs+km+kn−
ω t  +Δθ/2+  b sin  Ω (を十
r)(17) f 8=hs十tv十kn −(IJ を十Δθ/2+
 b sin  Ω(tar)(I8) 右回り光については以上で終わりである。 次に、左回り光について、(e)〜(h)の寄与を考え
る。経路による位相分の違いについては右回り、左回り
光について、aesb−flc−hld−gの対応関係
がある。そこで、位相fに対応して、左回り光の位相を
g、と書くと、これらは経路による分(klhを含む項
)については同じであり、Δθと変調信号Ωについての
項だけが違う。 つまり右回り光の位相fについて、 Δθ/2+bslnΩ(t + t )    (19
)となっていたものを、左回り光の位相gについて一Δ
θ/2+bsinΩt       (20)と変えれ
ば良い、例えばglは、(6)に対応し、g1= ks
+ km+ kn −ωを一Δθ/2+b sin  
Ω t  (21)である。同じようにして(e)〜(
h)の左回り光について、 X2^”Xg  (σexp(Igt)+ρexp(1
g2))   (22)Y 2A= V Q((7eX
p(1g3)+ρeXp(ilE<))   (23)
Y2B=X2  (ξexp(1g7)+ηexp(i
gs))   (24)X2n=”12 (ξexp(
1g5)+ηexp(Ige))   (25)となる
。Aのサフィックスをつけたものは最終的に偏波面が変
わらないもの、Bのサフィックスをつけたものは最終的
に偏波面が変わるものを意味する。サフィックスの1は
右回り、2は左回りを示す。 受光素子では、X偏波の和の二乗と、Y偏波の和の二乗
に比例する出力■を生ずるので、I = I X IA
+ X12A+ X +a+ X2B l 2+1YI
A+Y2A+YIB+Y2B+2(2G)となる。 先ずX偏波だけについて考える。XlA1X2Aのよう
にサフィックスAのついたものが通常の光ファイバジャ
イロで現れる信号に対応する。 X+n5X2aのようにサフィックスBのつくものは偏
波面が回転するために生ずるものである。これらサフィ
ックスA、Bの付くものは、X1Y方向の異なる偏波を
取る。本発明では両者の光路長は異なり、差が光源のコ
ヒーレント長より長い。 このため両者は互いに干渉しない。するとXに関する項
は、 I XlA1X2AI 2+I XIB+X2B+ ”
  (27)というように分割できる。 通常の出力に近い第1項について、先ず考察する。以後
、直流分はΔθを求める上に関係がないので省略する。 l X IA+ X 2A l 2 :2X、X2 ((σ212)c’os q+σpfc
os(f+−g2)+cos(fz−gt)I)   
(28)q=Δθ+ξcos (Ωt+Ωτ/2)  
      (29)ξ=2bsln(Ωr/2)  
       (30)Y IAN Y 2Aの和の二
乗も同様に求められる。これらの和を■いとすると、 l、= 2CXIX2+”jrY2)cosq((a”
+ρ2)+2apcos (k−h)ml(31) となる。この式のcos qの項をベッセル関数で展開
して、高調波成分を求める。(29)のqの表式の内、
Ωτ/2の項を無視すれば(tに繰り込む)、cos 
 Q :COSΔθC1,(ξ)子2Σ(−1)”Jz
、(F)cos2m(it)−sin八〇へ2Σ(1)
”J2−+(ξ)cos(2n+1)Ωt) (32)
となる。(31)の前の係数がどんなものであっても奇
数次高調波(2n+1)を、偶数次高調波(2m)でわ
ったちのは、 偶数次高調波(2111)   J 2−(ξ) co
sΔθとなり、係数がうちけしあった表現を得る。ここ
からΔθを求めることができる。 (31)の係数から分かるように、このような手法は、
振幅X+ 、XQN ’Ir 、Y2の値がどのような
ものであっても成り立つものである。 ところが途中で偏波面が変わってしまうサフィックスB
の付いた成分についてはそのようなわけにはゆかない。 l X+a+)’nl 2 ”2yIy2[ξ2cos (u+q)+2f 1ea
s (v十q)+H2cos (v+q)1(34) I Y sn十Y 2B + 2 :2XIX21ξ”cos(u−q)+2ξIcos(
v−q)+l”cos(v−q)1(35) u =  (k −h )  (−s + m + n
 )     (3G)v:=  (k−h)  (−
s     +n)     (37)w=  (k−
h)  (−s−m+n)     (38)(34)
と(35)を加えてcos Qの項だけが残るようにす
るためには、 XI X2 =yIyQ       (39)が成立
しなくてはならない。もしそうでないとこれらの和にs
ln qの項が含まれることになる。これはcos q
と同じようにベッセル関数で展開できるが、sln q
とcas Qでは係数が逆になる。 sin  q :slnΔθ(J、  (ξ)+2Σ(
−1)”J2.(ξ)cos2mot)+ cosΔθ
〔2Σ(−1)”J2−1(ξ)cos (2n+1)
Ωt)  (40)つまりstn qから2m次の偶数
次高調波成分にSlnΔθが含まれ、2 n + 1次
の奇数次高調波成分にCOSΔθは含まれることになる
。すると(33)のような式からΔθを求めることがで
きない。 このような訳で、従来は偏波面の回転が起こらないよう
な工夫がなされていたのである。 しかし本発明では、デポラライザによって光を無偏光に
するので、X偏光、Y偏光の振幅は勿論等しい。 X+=Y+             (41)X2=
72            (42)このようにする
のが目的でデポラライザを入れるのである。これが成り
立つと(39)が成立する。 すると、 I n ” I XIB+Xl!81 ” + I Y
IB+Y2Bl ”(43)の中にsin Qは含まれ
ない。 注意すべきことは、右回り光、左回り光の振幅は等しく
なくても良いということである。 X1=X2 、Yt =Y2になるかどうかは、カップ
ラに2のできばえによる。本発明はカップラに2の分岐
比がどうなっていても成立するのであって、右回り光に
ついてXs”Yt、左回り光についてXQ=72であれ
ば良い。デポラライザを入れると無偏光になるので、こ
のようになる。 さて本発明では、(41)、(42)が成り立ち、(3
9)が成立するので、IBは、 I a ==4x、x2cosqlξ2coSu +2
ξl(!O8V +12cos w 1(44) となる。受光素子出力の全体Iは(31)と(44)を
加えて、 I   :4XIX2  Kcos  Q      
   (45)K : σ2+p2+2σpeos(k
−h)m+ξ2cosu+2ξ1eOsV+12(!0
8W(4B) となる。さてこの計算の前提をとなったものは、2点C
1Dでα、βの確率で偏波面の回転が起こるという仮定
であった。実際には2箇所とは限らずもっと多くの箇所
で起こるということも考えなければならない。 しかしそれは多様な場合において(46)のKの総和を
求めるという事に過ぎないのである。cos qとKと
が分離できているので、高調波成分同士で割り算すれば
、必ず(33)のようになり、Kの総和ΣKがいかなる
ものであってもΔθの演算には無関係なのである。
【  実  施  例  】
本発明の光ファイバジャイロの実施例を第1図、第2図
に示す。 第1図に於いてはカップラに1とに2の間に偏波面保存
光ファイバPMを入れている。これにより、光を無偏光
にし、しかもX1Y方向に偏波面を持つ光の光路差ΔL
が、光源のコヒーレント長nhより大きくなるようにす
る。 第2図に於いては光源Qと、第1カツプラK。 の間に偏波面保存光ファイバPMを入れる。 光源Qを出た光は直線偏光になっているから、この偏波
面の方向に対して、偏波面保存光ファイバPMの光学主
軸X、Yが45″の角をなすようにしている。 このようにすれば入力側での振幅X。、yOが等しくな
る。偏波面保存光ファイバでは偏波面回転が起こらない
ので、出力側での振幅Xo%Y。 も等しい。デポラライザの第1の条件を満たす。 第2の条件は長さをnh/ (n、−ny )以上にす
ることにより満たされる。これは第1図、第2図のいず
れに於いても同様である。 光フアイバコイルはシングルモード光ファイバで作られ
ている。第1図の場合は、これを、カップラKl、K2
間で切断して、偏波面保存光ファイバをこれら端面間に
接続する。 第2図の場合は、光源近傍に位置すべきシングルモード
光ファイバの端面に、偏波面保存光ファイバを接続して
いる。 またファイバコイルの一方の端には位相変調素子Hを設
けている。これにより、光ファイバの一部が変調周波数
Ωで膨縮するので、ここを通過する光の位相が変調を受
ける。
【  発  明  の  効  果  】(1)偏光子
が不要になる。通常、偏光子は光学単結晶の複屈折を利
用したもので作るから、大きく重い。光ファイバと接続
しなければならない等の難点があり、これが不要である
ので、小さく軽い光ファイバジャイロを構成することが
できる。 また光ファイバを曲げて作った偏光子は製作が難しく嵩
ばるし曲げ損失が大きいという欠点があるが、本発明で
はこのよなものも不要である。 (2)はぼ全体をシングルモード光ファイバで作ること
ができる。全体を偏波面保存光ファイバで構築するもの
に比べて安価である。 (3)光源からの光が直線偏光の場合、第1図、第2図
のように、1本の偏波面保存光ファイバPMを入れるよ
うにすれば良い。 偏波面が任意であるという場合は、第4図に示すように
、主軸方向が45°ずれた2本の偏波面保存光ファイバ
をつなぎあわせたものを用いれば良い。ここで2本目の
ものは、2本目のものの2倍以上の長さとする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光ファイバジャイロの一例を示す構成
図。 第2図は本発明の光ファイバジャイロの他の例を示す構
成図。 第3図は従来例に係る光ファイバジャイロの略構成図。 第4図は2本の偏波面保存光ファイバを45゜のねじれ
角になるように接続してデポラライザとしたものの略図
。 第5図はファイバコイルの中で、右回り光、左回り光が
偏波面回転すると仮定したときの可能な場合を示すため
の説明図。(a)〜(d)は右回り光、(e)〜(h)
は左回り光についての図である。XIXYIは右回り光
のX偏波、Y偏波成分の最初の振幅、X2.3’2は左
回り光のX偏波Y偏波の最初の振幅である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)単色光を生じる光源と、光を受けてこれを電気信
    号に変換する受光素子と、シングルモード光ファイバを
    コイル状に巻き回してなるファイバコイルと、シングル
    モード光ファイバよりなる接続用ファイバと、光源と受
    光素子とを接続用ファイバの一端に接続する第1の光分
    岐素子と、接続用ファイバの他端とファイバコイルの両
    端とを接続する第2の光分岐素子と、ファイバコイルの
    一端に設けた位相変調素子とよりなり、ファイバコイル
    を右回り、左回りに伝搬する光の位相差Δθから角速度
    を求める光ファイバジャイロに於いて、右回り、左回り
    光に分岐する前の光ファイバの途中に偏光をランダムに
    し且つ直交する偏波面を持つ光の光路長の差が、光源の
    コヒーレント長以上であるようにしたデポラライザを設
    けてあり、且つ光ファイバの途中に偏光を制限する偏光
    子を有しない事を特徴とする光ファイバジャイロ。
  2. (2)偏光をランダム化し、直交する偏波面を持つ光の
    光路長の差が光源のコヒーレント長以上であるようにし
    たデポラライザが光ファイバの複屈折効果を利用したも
    のである事を特徴とする請求項1記載の光ファイバジャ
    イロ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05157571A (ja) * 1991-12-03 1993-06-22 Japan Aviation Electron Ind Ltd 光ファイバジャイロ
WO2012006762A1 (zh) * 2010-07-16 2012-01-19 北京大学 一种最小互易结构干涉型全光纤陀螺仪

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05157571A (ja) * 1991-12-03 1993-06-22 Japan Aviation Electron Ind Ltd 光ファイバジャイロ
WO2012006762A1 (zh) * 2010-07-16 2012-01-19 北京大学 一种最小互易结构干涉型全光纤陀螺仪

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