JP2514491B2 - 光ファイバジャイロ - Google Patents

光ファイバジャイロ

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JP2514491B2
JP2514491B2 JP3194050A JP19405091A JP2514491B2 JP 2514491 B2 JP2514491 B2 JP 2514491B2 JP 3194050 A JP3194050 A JP 3194050A JP 19405091 A JP19405091 A JP 19405091A JP 2514491 B2 JP2514491 B2 JP 2514491B2
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light
polarization
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有孝 大野
伸二 本原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光ファイバコイルに右
回り光と左回り光とを伝播させ、これら右回り光と左回
り光との位相差を検出して光ファイバコイルに印加され
るその中心回りの角速度を検出する光ファイバジャイロ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の光ファイバジャイロを示
す。光源11からの光は光ファイバカプラなどの光分岐
器12を通り、更に偏光子13を通って所定の偏光方向
の成分のみが取り出され、その偏光子13からの光は光
ファイバカプラなどの光分岐器14で2分配され、その
一方の光は光ファイバコイル16の一端に右回り光とし
て入射され、他方の光は光位相変調器17を通って光フ
ァイバコイル16の他端に左回り光として入射される。
【0003】光ファイバコイル16を伝播した右回り光
と左回り光とは光分岐器14に戻って合成されて干渉
し、その干渉光は偏光子13で所定の偏光方向の成分の
みが取り出され、その偏光子13を通過した光は光分岐
器12で分岐されて光検出器18に入射され、その光の
強度に応じた電気信号に変換される。変調信号発生器1
9からの周期関数、例えば正弦波信号により光位相変調
器17が駆動され、これを通過する光が位相変調され
る。光検出器18の出力は同期検波回路21で変調信号
発生器19からの基準信号により同期検波され、その検
波出力は出力端子22に出力される。
【0004】光ファイバコイル16に、その軸心回りの
角速度が印加されていない状態では、光ファイバコイル
16を伝播した右回り光と、左回り光との位相差はゼロ
であり、同期検波回路21の出力もゼロであるが、光フ
ァイバコイル16に、その軸心回りの角速度が印加され
ると、これに応じて右回り光と左回り光とに位相差が生
じ、同期検波回路21から、前記印加角速度の方向およ
び大きさに応じた極性およびレベルの出力が生じ、印加
角速度を検出することができる。
【0005】このように光ファイバジャイロは右回り光
と、左回り光との位相差を検出するものであるが、光フ
ァイバコイル16を伝播中に、偏波状態が変化し、偏光
方向が直角な成分が生じると、光ファイバコイル16に
複屈折性がわずか存在しているため、これら直角な偏光
方向の両光は光ファイバコイル16の伝播速度が異な
り、従って、光分岐器14で合成される右回り光の一方
の偏光成分と、左回り光の他方の偏光成分とが干渉する
と、右回り光と左回り光との位相差を正しく検出するこ
とができなくなる。
【0006】このような点から従来においては、光ファ
イバコイル16に偏波面保存光ファイバを用いるのが一
般的であった。この場合は光ファイバコイル16を伝播
する右回り光と左回り光との偏光状態が安定に保たれる
ので、ジャイロ性能が安定している。しかしながら、偏
波面保存光ファイバは高価であるため、光ファイバジャ
イロの全体の価格の半分程度にもなる欠点があった。
【0007】この問題を解決し、安価で性能の安定した
光ファイバジャイロを、特願平3−158768で提案
した。これは図3に示すように光ファイバコイル16と
して安価なシングルモード光ファイバ16aと、その両
端に接続した余長部の偏波面保存光ファイバ16bとに
より構成し、コイル化の曲げによりシングルモード光フ
ァイバ16aに生じる複屈折性により、偏波面保存光フ
ァイバと同等の偏波保持性をもたせ、曲げが生じない余
長部分に偏波面保存光ファイバ16bを用い偏光状態を
安定に保っている。なお曲げが生じない余長部分にシン
グルモード光ファイバを用いると、複屈折性が生じな
く、従って偏波面保存持性も生じなく、この部分を通る
光の偏光方向が不安定になり、偏光子13を通った光強
度が変動する。このため前述のようにこの余長部分には
偏波面保存光ファイバ16bが用いられる。
【0008】この構成により、安価でかつ全体を偏波面
保存光ファイバとした場合と同等の安定した光ファイバ
ジャイロが得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示した光ファイバジャイロにおいては、曲げ応力により
シングルモード光ファイバ16aに生じる複屈折性を利
用しているため、コイルボビンとシングルモード光ファ
イバ16aとの熱膨張の差により生じる熱応力の影響に
より、シングルモード光ファイバ16aに生じている複
屈折性が変化しやすく、光ファイバコイル16における
偏波保持性の変化をまねき、つまり偏波保持軸が変化
し、この結果、偏光子13を通過して光検出器18に至
る干渉光の光量が変化するため、特に温度変化に対し、
光ファイバジャイロの出力変化が生じやすいという問題
がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、光ファイバコイルをシングルモード光ファイバと、
その両端に接続した2本の偏波面保存光ファイバとによ
り構成し、そのシングルモード光ファイバの曲げ応力に
より生じる複屈折性を利用してそのシングルモード光フ
ァイバには偏波面保存光ファイバと同等の偏波面保存特
性が与えられており、かつ光分岐手段と、光ファイバコ
イル両端の前記2本の偏波面保存光ファイバとの接続点
において、前記偏波面保存光ファイバと前記光分岐手段
との主軸を互いに45°傾斜させている。
【0011】請求項2の発明によれば、光ファイバコイ
ルをシングルモード光ファイバと、その両端に接続した
2本の偏波面保存光ファイバとにより構成し、そのシン
グルモード光ファイバの曲げ応力により生じる複屈折性
を利用してそのシングルモード光ファイバには偏波面保
存光ファイバと同等の偏波面保存特性が与えられてお
、かつ光源よりの光を偏光子を通じて光分岐手段へ入
射し、その光分岐手段を偏波面保存光伝送路で構成し、
その光分岐手段と偏光子との主軸を互いに45°傾斜さ
せている。
【0012】請求項1の発明、請求項2の発明において
も、光ファイバコイルに入射される光は偏波面保存光フ
ァイバの各互いに直交した二つの偏波保存軸のほゞ同一
強度の成分として伝播するため、シングルモード光ファ
イバの部分で複屈折性が変動し、その偏波保存軸方向が
変化しても、前記直角な二成分の偏光子の通過成分は、
一方が減少したとき、他方が増加し、常に一定となり、
干渉光の強度は変化しない。
【0013】
【実施例】図1にこの発明による光ファイバジャイロの
要部を示し、図3と対応した部分に同一符号を付けてあ
る。この発明においては図3と同様に、光ファイバコイ
ル16はシングルモード光ファイバ16aとその両端に
接続された2本の偏波面保存光ファイバ16bとよりな
る。この例では光分岐器14として偏波面保存光ファイ
バカプラを用いた場合である。この偏波面保存光ファイ
バカプラ14と2本の偏波面保存光ファイバ16bとの
接続点23を分離し、かつその端面を拡大して示すよう
に、偏波面保存光ファイバカプラ14の端面における互
いに直交する偏波保持軸24x(X軸)および24y
(Y軸)と、2本の偏波面保存光ファイバ16bの端面
における互いに直交する偏波保持軸25x(X軸)およ
び25y(Y軸)とが軸心まわりに互いにほゞ45°ず
らされている。
【0014】このため偏光子13から偏波面保存光ファ
イバカプラ14を通って接続点23に達した光は、偏波
面保存光ファイバカプラ14の偏波保持軸24xまたは
24yのどちらかを伝播してきた直線偏光であって、直
線偏光は接続点23において2本の偏波面保存光ファイ
バ16bにその偏波保持軸25x(X軸)に対して45
°の角度で入射する。この結果、この直線偏光は偏波面
保存光ファイバ16bを2つの直交する偏波保持軸25
x,25yの二つの同一強度の成分に分けられて伝播す
る。つまり、偏波保持軸25x,25yと平行した同一
強度の直線偏光が偏波面保存光ファイバ16bに入射さ
れたことになる。これらが光ファイバコイル16を通
り、更に光ファイバカプラ14を通って偏光子13に戻
った光の偏光子13の通過成分についてみると、熱応力
変動などによりシングルモード光ファイバ16aの複屈
折性が変化して、その偏波保持軸が変化(回動)して
も、上記二つの成分の一方が増加するとき、他方が減少
し、常に一定となり、このため光検出器18に達する光
の強度は一定となり、安定したジャイロ出力が得られ
る。
【0015】接続点23においては一般には光ファイバ
の融着接続が行われるが、レンズ結合、光ファイバ同士
の光接続などで結合させてもよい。光分岐手段14とし
て光集積回路によるものを用いてもよい。二つの偏波面
保存光ファイバ16bに、その二つの偏波保持軸25
x,25yにそれぞれ平行な同一強さの直線偏光を入射
すればよいから、偏光子13と光分岐手段14との接続
において、偏光子13側の例えば光ファイバの偏波保持
軸と、光分岐手段14側の例えば光ファイバの偏波保持
軸とを互いに45°かたむけて、偏光子13側の一つの
偏波保持軸と平行した直線偏光を光分岐手段14側へ入
射させてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば光
ファイバコイル16をシングルモード光ファイバコイル
と、その両端に接続された2本の偏波面保存光ファイバ
とから構成しているため、安価に構成することができ、
しかも偏波面保存光ファイバに対し、その二つの偏波保
持軸とそれぞれ平行した二つの同一強度の直線偏光を入
射しているため、温度変化によりシングルモード光ファ
イバ16aの複屈折性が変化しても、安定したジャイロ
出力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の要部を示すブロック図。
【図2】従来の光ファイバジャイロを示すブロック図。
【図3】先に提案した光ファイバジャイロを示すブロッ
ク図。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源よりの光を光分岐手段にて分配し
    て、光ファイバコイルの両端から右回り光および左回り
    光として入射し、これら両光をその光ファイバコイル伝
    播後に、前記光分岐手段で干渉させ、その干渉光の強度
    を電気信号に変換し、その電気信号から前記光ファイバ
    コイルの中心回りに印加される角速度を検出する光ファ
    イバジャイロにおいて、 前記光ファイバコイルはシングルモード光ファイバとそ
    の両端に接続された2本の偏波面保存光ファイバとから
    なり、前記シングルモード光ファイバはコイルの曲げにより偏
    波面保存光ファイバと同等の偏波面保存特性が与えられ
    ており、 前記光分岐手段と前記2本の偏波面保存光ファイバとの
    主軸が互いに45°傾斜していることを特徴とする光フ
    ァイバジャイロ。
  2. 【請求項2】 光源よりの光を偏光子を通じて光分岐手
    段に入射して分配し、その分配光を光ファイバコイルに
    その両端から右回り光および左回り光として入射し、こ
    れら両光をその光ファイバコイル伝播後に、前記光分岐
    手段で干渉させ、その干渉光を前記偏光子を通過させた
    後、その強度を電気信号に変換し、その電気信号から前
    記光ファイバコイルの中心回りに印加される角速度を検
    出する光ファイバジャイロにおいて、 前記光ファイバコイルはシングルモード光ファイバとそ
    の両端に接続された2本の偏波面保存光ファイバとから
    なり、前記シングルモード光ファイバはコイルの曲げにより偏
    波面保存光ファイバと同等の偏波面保存特性が与えられ
    ており、 前記光分岐手段は、偏波面保存光伝送路よりなり、 その光分岐手段と前記偏光子との主軸が互いに45°傾
    斜していることを特徴とする光ファイバジャイロ。
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