JPH03152015A - ワーク並べ替え装置 - Google Patents

ワーク並べ替え装置

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JPH03152015A
JPH03152015A JP29203789A JP29203789A JPH03152015A JP H03152015 A JPH03152015 A JP H03152015A JP 29203789 A JP29203789 A JP 29203789A JP 29203789 A JP29203789 A JP 29203789A JP H03152015 A JPH03152015 A JP H03152015A
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traverser
conveyor
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Kazuo Shishikura
宍倉 和夫
Toshiaki Ochiai
敏昭 落合
Koji Mizuno
浩司 水野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、自動車などのワークの多種混在製造ライン
におけるワーク並べ替え装置、特にワークの種類が非常
に多い場合にも対応できるものに関する。
[従来の技術] 自動車などの生産ラインにおいては、車種別、仕様別に
各種の製品を生産しなければならない場合が多い。一方
、この生産ラインにおいては、組立ラインのみでなく、
塗装ライン等複数の加工ラインがあり、それぞれのライ
ンによって各種の制約がある。
例えば、塗装ラインにおいては、同色の車両(ワーク)
を連続して塗装したいという要求があり、他方組立ライ
ンにおいては、クーラー付き車両は3台以上間隔をあけ
て投入するといった要求がある。また、組立ラインにお
いては、その月間の生産計画に生産量が適合するよう各
車種、仕様の製品の生産量を平準化しなければならない
という要求もある。
このため、これら異なる要求を満足させるためには、各
ラインの接続部において、ワークを並び替える必要があ
る。
そこで、従来より異なる製造ラインの接続部にワーク並
べ替え装置を配置し、次ラインにおけるワークの投入順
序に対する要求に適合するようワークを並べ替えていた
第6図は、組立ラインに対し搬入ワーク(車両100)
の並べ替えを行うワーク並べ替え装置の一般的構成を示
したものである。例えば、前ラインである塗装ラインか
ら搬入コンベア110によって搬入されて来た車両10
0は、搬入トラバーサ112に供給される。搬入トラバ
ーサ112は車両100をその仕様毎に分類し、ストレ
ージコンベア114a〜114eにそれぞれ搬入する。
ストレージコンベア114a〜114eは、搬入トラバ
ーサ112によって供給された車両100を整列して輸
送する。そして、この例においては、ストレージコンベ
ア114a〜114eの5本のストレージコンベアがあ
るため、車両100を5つの種類に分類し、これを別々
に搬送することができる。
一方、ストレージコンベア114a〜114eは、搬出
トラバーサ116に接続されており、この搬出トラバー
サ116はストレージコンベア1148〜114eのい
ずれかの先頭にあるワークを引き出し、これを搬出コン
ベア118に乗せる。そして、この搬出コンベア118
が車両100を次工程である組立ラインに搬入する。
この例によれば、搬出トラバーサ116がどのストレー
ジコンベア114a〜114eの車両100を引き出す
かによって、組立ラインに搬入する車両100を制御す
ることができる。なお、搬入トラバーサ112、ストレ
ージコンベア114、搬出トラバーサ116などの制御
は操作者120が操作盤122を操作して行っていた。
[発明が解決しようとする課題] このように、従来のワーク並べ替え装置においても、組
立ラインの要求する投入順序にワークを並べ替えること
ができる。しかし、従来の装置においては、ユーザニー
ズの多様化に伴う車両仕様の細分化に起因して、その操
作が非常に困難になってきた。
すなわち、第6図に示す従来の装置においては、組立ラ
インへ搬出する車両100の選択は各ストレージコンベ
ア114a〜114eの先頭にある車両100に限られ
る。そこで、この例では、5つの車両100の中から組
立ラインへ搬出する車両100を選択しなければならな
い。
ストレージコンベアの本数を増やせば、それだけ選択の
枠が広がるが、細分化したワークの仕様の全ての組合せ
に1本ずつのストレージコンベアを割り付けることは実
質的に不可能である。そこで、現実には生産数の少ない
仕様のワークについである程度まとめて1つのストレー
ジコンベアを割り当てるなどの妥協的処理が不可欠とな
っていた。
また、従来の装置においては、作業者が条件を設定して
いたため、考慮すべき制約条件の全てを組み合せて判断
するのが難しかった。すなわち、仕様が細分化されると
、例えば「クーラー付き左ハンドル車」のようにその仕
様が各種の組合せで規定される場合もあり、これらを組
合せてどのような配置にすべきかを判断するのが非常に
困難なことである。
さらに、特殊な仕様のワークにおいては、その条件が非
常に厳しくなっている。例えば、rAWD車は中15台
あける」といった条件があり、この例では過去15台に
わたって搬出したワークの仕様を覚えておく必要がある
。このようにワークの仕様が多様化すると、最適なワー
クの並べ替えを全自動で行い、搬出順序を組立ラインの
要求に応じたものとしたいという要望が強くなってきた
なお、ストレージコンベアを用いて車両投入の平準化処
理行うことについては、例えば特開昭82−16161
8号公報に示されている。また、ラインの途中にループ
状のバッファを設け、ここにおいてワークを循環させ、
所望のワークを順次取り出すという技術について、特開
昭63−288805号公報に示されている。しかし、
このループ状呻ワークを循環させる方法では、車両等の
大型のワークに適応することが難しく、また複数のスト
レージコンベアの先頭部に投入したいワークがあるか否
かなどの判定ができず、常に全ての車両をループ状に巡
回させていなければならないため、該当ワークを選択す
るまでの時間が非常に長くかかり、本発明のような用途
に適用でないものである。
この発明は、上述のような課題に鑑みなされたものであ
って、ストレージコンベアの本数が少なくても、所望の
順序でワークを搬出できるワーク並べ替え装置を提供す
ることを目的とする。
口課題を解決するための手段] この発明に係るワーク並び替え装置は、前工程より供給
されるワークを受け入れ、これを分配するワーク搬入ト
ラバーサと、この搬入トラバーサによって分配されたワ
ークをそれぞれ受け入れ、これを受入れ順に整列して搬
送する複数のストレージコンベアと、このストレージコ
ンベアのいずれかの先頭のワークを順次引き出して次工
程へ向けて搬出する搬出トラバーサと、この搬出トラバ
ーサのワークを受け入れ、これを搬入トラバーサに輸送
する戻しコンベアと、生産計画に基づきワークの搬出投
入順序を決定すると共に、搬出すべきワークが複数のス
トレージコンベアのいずれかの先頭にあるか否かを判定
し、該当ワークが先頭に存在しない場合に該当ワークの
存在するストレージコンベアの先行ワークを戻しコンベ
アに輸送するように搬出トラバーサを制御する制御手段
と、を有し、ストレージコンベアの先頭にないワークの
搬出を可能とすることを特徴とする。
[作用] この発明に係るワーク並べ替え装置は、上述のような構
成を有しており、搬出したいワークが複数のストレージ
コンベアの先頭になかった場合には、これを制御手段が
認識し、搬出トラバーサが該当ワークが存在するストレ
ージコンベアの先行ワークを戻しコンベアに輸送する。
そして、戻しコンベアによってワークを搬入トラバーサ
に戻すことができる。
そこで、搬出したいワークがストレージコンベアのどの
位置にあっても、これを搬出トラバーサにより搬出する
ことができ、次ラインの要求に応じ最適なワーク搬出を
行うことができる。従って、ストレージコンベアの本数
によって、平準化の精度が制約を受けることがなく、精
度の高い平準化を達成することができる。
[実施例] 以下、この発明に係るワーク並べ替え装置について、図
面に基づいて説明する。
第1実施例 第1図は第1実施例の構成図であり、この例においては
自動車の製造ラインにおける塗装工場から搬出された車
両10を所望の順序に並べ替え組立工場へ搬出する。
すなわち、塗装工場からの車両10は、搬入コンベア1
2によって搬入トラバーサ14に供給される。そして、
この搬入トラバーサ14は、車両の仕様に応じ、これを
5つに分類し、5つのストレージコンベア16a〜16
eのいずれかに搬入する。このストレージコンベア16
a〜16eは、上述の従来例と同様に搬入された車両1
oを整列して保持すると共に、これを搬送するものであ
る。
また、このストレージコンベア16a〜16eの先端は
、搬出トラバーサ18に接続されており、この搬出トラ
バーサがストレージコンベア16a〜16eのいずれか
の先頭車両10を引き出す。
そして、この搬出トラバーサ18が搬出した車両10は
、搬出コンベア20に乗せられ組立工場へと搬出される
ここで、この発明において特徴的なことは、搬出トラバ
ーサ12と搬入トラバーサ14を接続する戻しコンベア
22が設けられていることである。
すなわち、この戻しコンベア22は、搬出トラバーサ1
8上の車両10を受け取り、これを搬入トラバーサ14
に向けて搬送する。そこで、ストレージコンベア16の
先頭車両を搬出せずにもう一度ストレーシコンベア16
の最後部へ返送することができる。
このため、ストレージコンベア16a〜16eの先頭に
ない車両10を組立工場に搬出したい場合に、搬出した
い車両10が存在するストレージコンベアの当該車両に
先行する車両10を全て戻しコンベア22によって返送
すれば、所望の車両10を組立工場に向けて搬出するこ
とができる。
そして、このような車両1Gの並べ替え動作は、全て制
御手段により、自動的に行われる。このために、この実
施例のワーク並べ替え装置においては、搬入コンベア1
2上の車両の仕様を認識するための手段としてアンテナ
30を有している。そして、このアンテナ30によって
検出された結果は、車両仕様認識部32に供給され、こ
こにおいて車両10の仕様が認識される。
そこで、このような車両仕様の認識のため、車両10に
はrlDIDタグ呼ばれる受発信装置付き記憶ユニット
が取り付けられており、このIDタグに必要な車両の仕
様を全て記憶させである。
そして、アンテナ30は、IDタグから発信される電磁
波を受信し、車両仕様識別部32がこれを解読して車両
仕様を認識する。なお、このような車両仕様認識システ
ムについては、光学的な方法など各種のものが提案され
ており、設備の状況において適宜選択することができる
このようにして、車両仕様認識部32によって認識され
た搬入車両10についての情報は平準化演算制御コンピ
ュータ40に供給される。この平準化演算制御コンピュ
ータ40は、組立工場における生産計画に基づき、ここ
に搬入する車両10の仕様等を管理するものであり、各
車両10の生産比率についてのデータに基づいて搬出コ
ンベア20により組立工場に搬入する車両10の搬入順
序を制御する。
そこで、この平準化演算制御コンピュータ40は、車両
仕様識別部32から供給される搬入車両lOについての
仕様に基づき、搬入トラバーサ14を制御し所望のスト
レージコンベア16a〜16eのいずれかに搬入車両1
0を供給する。
一方、平準化演算制御コンピュータ40は、組立ライン
への投入車両を決定し、その仕様の車両10をストレー
ジコンベア16a〜16eから取出し、搬出コンベア2
0により組立ラインに向けて搬出するよう搬出トラバー
サ18を制御する。
そこで、この平準化演算制御コンピュータ40における
動作の流れについて第2図に基づいて説明する。ここで
、車両並びファイル42は、平準化演算制御コンピュー
タ40内に設けられ、ストレージコンベア16a〜16
eにおける車両の並びを記憶しているものである。
まず、搬入処理の制御について説明する。搬入コンベア
12における車両工0の到着(S 10)を検知した場
合は、アンテナ10からの信号により、車両仕様認識部
32を介し車両仕様のデータを取り込む(S 12)。
そして、この車両仕様に応じて、車両10をどのストレ
ージコンベア16a〜16eに搬入すべきかを決定する
。ここで、ストレージコンベア16は5つしかないため
、仕様ごとの完全な分類は困難であり、ある程度妥協を
した分類を行う(S 13)。
そして、このようにして搬入すべきストレージコンベア
16が決定された場合には、搬入トラバーサ14に制御
信号を送り、決定されたストレージコンベア16に車両
10を搬入する。そして、この車両搬入のデータにより
車両並びファイル42を更新しくS 15) 、車両並
びファイル42の内容を常に正確なものに維持する。
このような処理を繰り返すことにより、塗装工場から搬
入されてくる車両10をその車両についての仕様に基づ
き分類して、複数のストレージコンベア16に保持する
ことができる。
一方、搬出コンベア20による組立工場への車両10の
搬出は、予め定められている生産計画にそった平準化条
件に基づき、演算された車両の搬出順序に従って行う。
そこで、1つの車両10についての搬出が完了した場合
には(S20)、車両並びファイル42の初期検索位置
を決定するために、検索位置の初期化を行う(S21)
。この初期位置は、ストレージコンベア16のいずれか
の先頭車両となるように決定する。そして、この検索位
置において車両並びファイル42を検索し、その車両の
仕様を認識する(S22)。なお、この仕様は、例えば
車色、左ハンドル右ハンドルの別、仕向は地といったも
のである。
次に、検索を全位置について行ったかを判定しく523
)、検索が終了していなかった場合には、検索位置を更
新しておく(S24)。この更新はストレージコンベア
16における先頭から順次後方へ移動するようにする。
そして、S22によって仕様を認識した位置に車両があ
るかを確認した(S25)後、当該車両が平準化条件を
満足するものであるかを判定する(S 26)。
当該車両が平準化条件を満足するものでない場合には、
次の位置の車両について判定しなければならないため、
S22に戻る。また、一方、平準化条件を満足するする
場合には、これを搬出車両に決定する。
なお、S23で全位置の検索を終了しているということ
は、ストレージコンベア16に該当車両がないというこ
となので、警告(アラーム)を発する(S 28)。
このようにして、搬出する車両10が決定された場合に
は、搬出すべき車両10がそのストレージコンベア16
の先頭にあるか否かを判定する(329)。そして、該
当する車両10がストレージコンベア16の先頭でなか
った場合には、そのストレージコンベア16における先
頭車両10を搬出トラバーサ18によって引き出し、こ
れを戻しコンベア22に搬送する。
そして、この戻しコンベア22は供給された車両を搬入
トラバーサ14に輸送し、搬入トラバーサ14は戻しコ
ンベア22から送られてきた車両10をこれが搬出され
た元のストレージコンベア16の最後尾に搬入する(8
30)。
また、この先頭車両の返送によって、ストレージコンベ
ア16における車両並びが変更されるため、車両並びフ
ァイル42の更新を行う(S31)。そして、この処理
を繰り返せば、搬出したい種類の車両10をストレージ
ライン16の先頭に持ってくることができる。
このような返送を行うかまたは初めから搬出したい車両
10がストレージコンベア16の先頭であった場合には
、この車両10について搬出トラバーサ18が引出しを
行い、搬出コンベア20によって組立工場へと搬出する
(S 32)。また、この車両10の搬出によって、車
両並びが変更されるため、車両並びファイル42の内容
を更新する(S 33)。
このような処理を繰り返すことによって、仕様が多種に
わたり、ストレージコンベア16の本数をはるかに越え
ている場合においても、所望の車両10を組立工場へ搬
出することができる。従って、非常に精密な平準化処理
を行うことができ、組立工場における作業の効率化を図
ることができる。
また、この実施例においては、搬入するストレージコン
ベア16の決定において、車両10の仕様に基づく分類
を行っている。そこで、ストレージコンベア16におけ
る車両並びはある程度車両10の仕様に基づいたものと
なっている。そこで、何等かの原因で作業員が手動によ
り並べ替えの制御を行いたい場合に、車両10の並びを
作業員が判断できるため、その作業において問題がない
なお、この実施例においては、車両仕様の指定をIDタ
グ、電磁アンテナ30などを用いる「リモートID」シ
ステムを用いているため、仕様設定の自由度が非常に大
きく、仕向は地などといった目視では判断不可能な仕様
も把握することができる。
一方、上述の実施例においては、ストレージコンベア1
6a〜16eにおいて、車両の仕様に基づいた分類によ
る仕分けを用いたが、この発明はこれに限らず全く分類
を行わずランダムに車両ストレージコンベア16に車両
10を仕分けることもできる。すなわち、戻しコンベア
22が存在するため、ストレージコンベア16の先頭に
いかなる種類の車両があっても、これは搬出車両10の
種類の条件とはならない。そして、ストレージコンベア
16a〜16eのどの場所にある車両も搬出可能だから
である。
このようにストレージコンベア16における車両10の
輸送を車両の種類によらずに行えば、搬入トラバーサ1
4の動作やストレージコンベア16における車両10の
貯留に全く制限がないため、この効率化を図ることがで
きる。
第2実施例 次に、第3図に示したのは、この発明の第2実施例の構
成図であり、この実施例において特徴的なことは、バッ
ファライン50を有していることである。
このバッファライン50は、搬出コンベア20の中間部
に設けられており、搬出コンベア20によって搬送され
てきた車両10をある程度貯留しておくものである。そ
して、このバッファライン50を設けることによって、
戻しコンベア22により車両10を搬出することにより
搬出トラバーサ18による搬出が停止した場合に、バッ
ファライン50中に貯留されている車両10を搬出する
ことにより、組立工場に向けての車両10の搬出停止を
防止することができる。
このために、第2実施例の装置においては、バッファラ
イン16の入口に入口側リミットスイチイ52、出口に
出口側リミットスイッチ54及びカウンタ56を有し、
このカウントによって得られたバッファライン50中の
在庫車両数が平準化演算制御コンピュータ40に供給さ
れる。
そして、平準化制御コンピュータ40は、バッファライ
ン50内の車両10の在庫台数を加味して搬出トラバー
サ18における車両引出しを制御する。
そこで、この実施例における平準化制御コンピュータ4
0の動作について説明する。
まず、ストレージコンベア16a〜16fの先頭車両を
搬出コンベア22に引出すために要する時間は、 (トラバーサ18への引出し時間+トラバーサ18にお
ける移動時間) である。しかし、トラバーサ18から搬出ライン20へ
車両10を搬出するための時間は、次の車両10をトラ
バーサ18に引出す時間とオーバラップさせることがで
きるので、上述の所要時間から除外することができる。
そして、このトラバーサ18への引出し時間をTpとし
、トラバーサ18における移動時間をTtxSlとする
。ここで、トラバーサ18における移動時間をこのよう
に表現したのは、ストレージコンベア162〜16fに
より、搬出コンベア22に搬送するまでの時間が異るか
らであり、時間Ttは、トラバーサ18におけるストレ
ージライン16の1つの間隔(1スパン)の移動に要す
る時間であり、Slはこの際の搬出コンベア20までの
移動に要するスパン数である。
第3図の例においては、スパン数81はストレージコン
ベア16のそれぞれの車両10の搬出に対し、次のよう
になる。
16a=3.  16b−2,16cm1゜16d−0
,16e−1,16f−2 一方、各ストレージコンベア16の先頭車両10を戻し
コンベア22に送るために要する時間は、上述のトラバ
ーサ18への引き出し時間Tp及びトラバーサ18の移
動時間TtxS2の和である。ここにおいて、S2はそ
れぞれのストレージコンベア16から戻しコンベア22
までの移動スパンでありこのスパン数は、次のようにな
る。
16a−6,16b=5.  16cm4゜16d=3
.  16e=2.  16f−1このような前提にお
いて、ストレージコンベア16内の各部における車両1
0を引き出すために要する時間を計算すると、第4図に
示すようになる。ここで、2列目以降の車両を搬出する
場合においては、車両搬出のための時間と戻しコンベア
22への搬送時間を加算している。
一方、バッファライン50において、搬出トラバーサ1
8からの車両を受け入れずに組立工場へ何台の車両を搬
出できるかというバッファライン50の能力は、バッフ
ァライン50における最大貯留台数NBx  (−バッ
ファライン50の搬送経路長/車両10.1台ごとのピ
ッチ)と、ランニング台数Nm1n  (−バッファラ
イン50の搬送経路長/バッファライン50の搬送速度
XT)の差Ntnax−Nminがバッファライン50
の能力である。ここで、Tは後工程である組立て工場へ
車両10が搬入される周期、即ち生産ラインタクトであ
る。
バッファライン50内に、n (Nnln <n≦Nm
Bx)の車両10が在席したとすれば、(n−Nmin
)XTの間は、ストレージコンベア16から車両10が
搬出されなくても、後工程である組立工場において支障
は生じない。
そこで、この(n−Niin ) XTの時間を余裕時
間と捕らえることができる。
このような関係があるため、ストレージライン16の各
所における車両10の搬出時間をTljとすれば、次の
関係を満足する部位の車両10を搬出する場合にバッフ
ァライン50内における在席車両10に不足を来たさず
、後工程への搬出に支障を来たさない。
すなわち、バッファライン50内の在席車両数をnとす
れば、n1j−Tlj/T+No+inとして余裕台数
n1jを定義すれば、n>nijが成立すれば良い。こ
こで、添字のijはi番目のストレージラインのj列目
の車両を表す。
そして、本発明に係る平準化制御コンピュータ40にお
いて、平準化条件を判断すると共に、上述の引き出し可
能条件を加味する。そこで、後工程において支障を生じ
ることなく、車両10の並換えを達成することができる
なお、上述のn> n ijは、平準化制御コンピュー
タ40内において随時演算処理し、正確な値として算出
して判断しても良いが、所定の値として記憶しておいて
も良い。また、平準化条件と引き出し可能条件はいずれ
を優先しても良いし、またそのときの状況に応じて逐次
どちらを優先するかを判定しても良い。
さらに、演算の容易な方を優先するという観点において
は引き出し可能条件の判断を先行すると良い。そこで、
この引き出し可能条件の判断を優先した場合のフローチ
ャートを第4図に示す。
この処理においては、まずバッファライン50における
在席台数nを取込む(S51)。そして、次にn> n
 ijが成立するijを抽出する(S52)。これで特
定されたi番目のラインにおけるj列目の車両10の平
準化条件を判断する(S53)。
このようにして車両が特定された場合には、この平準化
条件を満足する車両があるか否かについて判定する(S
54)。そして、平準化条件を満足する車両があれば、
その車両を搬出しくS 55)該当する車両がなければ
アラーム処理を行い(S56)、これを繰り返す。
このようなフローチャートにより、最初に引き出し可能
条件を判断した後、平準化条件の判断を行うことができ
る。なお、ここにおける平準化条件の判断(S53)は
、上述の第1実施例における平準化条件判断と同一であ
る。
また、上述の第4図においては、n≦Nm1nというバ
ッフ7ライン50における在庫車両が非常に少ない場合
を想定していない。これは、このような状況が発生しな
いように平準化条件を設定すれば良いためである。
以上のように第2実施例におけるワーク並び替え装置に
よれば、バッファライン50を有しているため、戻し゛
コンベア22による車両の戻し動作を行っても、後工程
に対する車両搬出を停止することがなく、後工程におけ
る平準化の精度を向上することができる。
[発明の効果コ 以上説明したように、この発明に係るワーク並べ替え装
置によれば、ストレージコンベアの先頭にないワークも
搬出することができる。そこで、ストレージコンベアの
本数を増やすことなく、非常に多種の仕様に基づくワー
クの搬出が行え、精度の高い平準化処理を行うことがで
きる。また、そのための設備は戻しコンベアを設けるだ
けなので、これを安価に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るワーク並べ替え装置
の構成を示す概略構成図、 第2図は同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト、 第3図は第2実施例の構成を示す概略構成図、第4図は
同実施例における動作時間を説明するための説明図、 第5図は同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト、 第6図は従来のワーク並べ替え装置の構成を示す概略構
成図である。 10 ・・・ 車両 14 ・・・ 搬入トラバーサ 16 ・・・ ストレージコンベア 18 ・・・ 搬出トラバーサ 30 ・・・ アンテナ 32 ・・・ 車両仕様認識部 40 ・・・ 平準化演算制御コンピュータ(制御手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 前工程より供給されるワークを受け入れ、これを分配す
    るワーク搬入トラバーサと、 この搬入トラバーサによって分配されたワークをそれぞ
    れ受け入れ、これを受入れ順に整列して搬送する複数の
    ストレージコンベアと、 このストレージコンベアのいずれかの先頭のワークを順
    次引き出して次工程へ向けて搬出する搬出トラバーサと
    、 この搬出トラバーサのワークを受け入れ、これを搬入ト
    ラバーサに輸送する戻しコンベアと、生産計画に基づき
    ワークの搬出投入順序を決定すると共に、搬出すべきワ
    ークが複数のストレージコンベアのいずれかの先頭にあ
    るか否かを判定し、該当ワークが先頭に存在しない場合
    に該当ワークの存在するストレージコンベアの先行ワー
    クを戻しコンベアに輸送するように搬出トラバーサを制
    御する制御手段と、 を有し、 ストレージコンベアの先頭にないワークの搬出を可能と
    するワーク並べ替え装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61207277A (ja) * 1985-03-13 1986-09-13 Toyota Motor Corp ライン上におけるワ−クの搬送順序組替え方法
JPS63200948A (ja) * 1987-02-17 1988-08-19 Hitachi Seiki Co Ltd 搬送装置

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