JPH03151875A - β―ガラクトシダーゼの安定化法 - Google Patents

β―ガラクトシダーゼの安定化法

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JPH03151875A
JPH03151875A JP1291001A JP29100189A JPH03151875A JP H03151875 A JPH03151875 A JP H03151875A JP 1291001 A JP1291001 A JP 1291001A JP 29100189 A JP29100189 A JP 29100189A JP H03151875 A JPH03151875 A JP H03151875A
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JP
Japan
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galactosidase
beta
stabilization
reaction
cell bodies
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Pending
Application number
JP1291001A
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English (en)
Inventor
Toyohiko Imai
今井 豊彦
Shinichiro Shimada
伸一郎 島田
Chikako Yamaji
山地 チカ子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yakult Honsha Co Ltd
Original Assignee
Yakult Honsha Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03151875A publication Critical patent/JPH03151875A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、β−ガラクトシダーゼ産生能のある微生物が
産生したβ−ガラクトシダーゼを菌体から取り出すこと
なく酵素反応に利用するためにβ−ガラクトシダーゼ含
有菌体を保存する場合および有機溶媒処理や界面活性剤
処理を施す場合における菌体内β−ガラクトシダーゼの
安定化法に関するものである。
〔従来の技術〕
β−ガラクトシダーゼは、乳糖を加水分解するだけでな
く、乳糖にβ−ガラクトシル転移反応を生じさせて一般
式Gal−(Gal)m−Glc (但し式中Gslは
ガラクトース残基、Glcはグルコース残基、nは1〜
4の整数である)で示されるガラクトオリゴ糖を生成さ
せるので、該ガラクトオリゴ糖を製造するのに有用な酵
素である。
これらの酵素反応に使用する場合、β−ガラクトシダー
ゼとしては、精製したものやいわゆる固定化酵素とした
ものを使用するほか、この酵素を産生した微生物の菌体
内にあるものをそのまま使用することもできる。
菌体内にある酵素をそのまま酵素反応に利用する方法は
、酵素の採取、精製が不要であり且つ反応液の処理が簡
単であるから、コスト的に有利な方法となる。
しかしながら、菌体内にある酵素を菌体外物質の反応に
効率よく関与させるためには菌体を有機溶媒や界面活性
剤で処理する必要があるが、この過程で菌体内酵素の一
部が失活してしまうという問題点がある。また、実際に
酵素反応に使用するまでの保存中に、酵素が失活したり
菌体が腐敗したりするという問題もある。
上述のような理由によるβ−ガラクトシダーゼの失活を
防ぐための手段としては、従来、グリセリン、ソルビト
ール等を菌体と共存させておく方法があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記従来の方法のいずれとも異なる手
段により菌体内β−ガラクトシダーゼを安定化する方法
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、一般弐G*I−(Gal)m−Glc (但
し式中Galはガラクトース残基、Glcはグルコース
残基、nは1〜4の整数である)で示されるガラクトオ
リゴ糖をβ−ガラクトシダーゼ含有菌体と共存させるこ
とにより菌体内β−ガラクトシダーゼを安定化するもの
である。
上記ガラクトオリゴ糖は、特公昭58−20266号公
報、特開昭63−91092号公報等に記載されている
ように、乳糖にβ−ガラクトシダーゼを作用させてβ−
ガラクトシル転移反応を生じさせることにより製造する
ことができる。なお、上記酵素反応は乳糖の加水分解を
伴うので、反応生成物はガラクトオリゴ糖のほかにグル
コース、ガラクトース、その他転移二糖類、未反応乳糖
などを含む糖混合物になるが、本発明の安定化法にはこ
れからガラクトオリゴ糖を完全に精製して用いる必要は
なく、ガラクトオリゴ糖含有率が約30%以上のもので
あれば、他の、’MMとの混合物のままで用いてもよい
本発明の安定化法は、菌種に制限なく微生物菌体内に存
在するβ−ガラクトシダーゼに対して適用可能であるが
、菌体内にあるβ−ガラクトシダーゼをそのまま酵素反
応に利用させる場合における利用微生物としては、酵素
を産生させるための培養工程における増殖性、β−ガラ
クトシダーゼ産生能等の点で、ストレフトコッカス・サ
ーモフィルス、アスペルギルス・オリゼ、ラクトバチル
ス・ブルガリクス、その他バチルス属、ビフィドバクテ
リウム属、クリペロマイセス属等の細菌の外、ブレラ・
シンギュラリスなどの酵母が本質的に優れている。
本発明の方法において酵素安定化のために使用するガラ
クトオリゴ糖は、保存中または有機溶媒処理もしくは界
面活性剤処理における菌体内酵素の失活を防止するほか
、雑菌汚染による菌体の腐敗を防止して酵素含有菌体の
安定性を確保することによっても菌体内β−ガラクトシ
ダーゼ活性の維持を可能にする。
本発明の安定化法を実施する場合は、常法によりβ−ガ
ラクトシダーゼ産生菌を培養したのちβ−ガラクトシダ
ーゼを菌体内に蓄積した菌体を採取し、無菌水で洗浄後
、緩衝液に懸濁させ、ここにガラクトオリゴ糖を添加し
て冷暗所に保存する。添加量は、多いほど安定化効果は
あるが、添加後の菌液中の濃度で5%以上、好ましくは
10%以上が適当である。必要に応じて、培養終了後任
意の過程で酵素反応の反応効率を高めるための有機溶媒
(たとえばエタノール)にょる処理、あるいは界面活性
剤(たとえばシ!糖脂肪酸エステル、リゾホスホリピド
、キラヤサポニン等)の添加と加熱を行う場合も、処理
前にガラクトオリゴ糖の添加を行う。
〔実施例〕 以下、実施例を示して本発明を説明する。なお、実施例
におけるβ−ガラクトシダーゼ酵素活性の測定は下記の
0NPG法により行なった。
C0NPG法〕 基質: 0.03Mリン酸カリウム緩衝液(pH7,2
)に溶解した・−ニトロフェニル−β−トガラクトピラ
ノシド(濃度0.37664/10011)を用いる。
試験酵素液:菌体酵素液11を0.03Mリン酸カリウ
ム緩衝液(pH71) 9alに懸濁し、さらに希釈し
て0.15〜030++/atとして試験に供する。
試験方法二基質溶液0.81をとり、まず40 ”Oで
約5分間予熱する。これに酵素液0.21を加え、正確
に10分間反応させた後、0.25M炭酸ナトリウム4
1を加えて反応を停止させる。また、空試験として、基
質溶液04m1に炭酸ナトリウム溶液41、酵素液0.
21を順に加え、同様に操作する。反応停止後の420
 +nにおける吸光度を測定する。0−ニトロフェノー
ルで標準線を作成し、酵素活性を算定する。
実施例1 ストレフトコッカス・サーモフィルスの種培養液をスキ
ムミルク酵素分解培地1a当たり0.51接種し、37
°Cで16時間培養する。培養液を遠心分離して菌体を
集め、得られた菌体を無菌水に懸濁後、遠心分離して洗
浄する。洗浄菌体をpH7,0の0.03Nリン酸カリ
ウム緩衝液に懸濁し、等量の安定他剤溶液を加え、懸濁
液20m1あたり0.6mlのショ糖脂肪酸エステル(
第−工業製薬株式会社製:商品名D K S L−18
A)38%溶液を加えて50℃で30分間加熱し、冷却
後、所定の温度で2週間保存する。保存試験を終わった
後、β−ガラクトシダーゼの残存活性を測定する。
安定化剤としてガラクトオリゴ糖、グリセリン、または
ソルビトールを用いて上記試験を行なった結果を表1に
示す。表示した数値は、保存開始直前のβ−ガラクトシ
ダーゼ活性を100としたときの残存活性である。また
、上記と同じ保存試料を15℃または25°Cで4週間
保存した後、−絞細菌数を測定した。その結果を表2に
示す。
表1 (注)ガラクトオリゴ糖溶液I:乳糖をβ−ガラクトシ
ダーゼで処理して得られた糖液(固形分濃度75%、固
形分中ガラクトオリゴ糖35%)ガラクトオリゴ糖溶液
■:上記溶液Iの1/2希釈液表2 実施例2 実施例1の場合と同様にして界面活性剤処理β−ガラク
トシダーゼ含有菌体を製造するに当たり、界面活性剤処
理の時間を15分〜90分の範囲で変更し、界面活性剤
処理による酵素活性の低下に及ぼす安定化剤の影響を調
べた。その結果を表3に示す。表示した数値は、安定他
剤無添加で30分加熱の場合を100とした相対活性で
ある。
表3 いる従来の安定化法と同等またはそれ以上の安定化を達
成することができる。
特に、乳糖からガラクトオリゴ糖を製造する工程に菌体
内β−ガラクトシダーゼを使用する場合において本発明
の安定化法を採用すると、酵素反応生成物が安定化剤と
同一物質になるので、反応開始前に菌体から安定化剤を
分離する必要がなく、また、反応生成物中に安定化剤が
残存しても製品ガラクトオリゴ糖の品質を低下させるこ
とがないことも、本発明の有利な点である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)β−ガラクトシダーゼ産生能のある微生物が産生
    したβ−ガラクトシダーゼを菌体から取出すことなく酵
    素反応に利用する場合において、一般式Gal−(Ga
    l)_n−Glc (但し、式中Galはガラクトース残基、Glcはグル
    コース残基、nは1〜4の整数である) で示されるガラクトオリゴ糖をβ−ガラクトシダーゼ含
    有菌体と共存させることを特徴とする菌体内β−ガラク
    トシダーゼの安定化法。
  2. (2)乳糖をβ−ガラクトシダーゼで処理して得られる
    ガラクトオリゴ糖含有糖液をβ−ガラクトシダーゼ含有
    菌体と共存させる請求項1記載の安定化法。
  3. (3)ストレフトコッカス・サーモフィルスが産生した
    菌体内β−ガラクトシダーゼの安定化を行う請求項1記
    載の安定化法。
JP1291001A 1989-11-10 1989-11-10 β―ガラクトシダーゼの安定化法 Pending JPH03151875A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009151042A1 (ja) * 2008-06-10 2009-12-17 オリエンタル酵母工業株式会社 食品用老化防止剤の耐熱化
CN110914444A (zh) * 2017-07-04 2020-03-24 株式会社益力多本社 低聚半乳糖的制造方法

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009151042A1 (ja) * 2008-06-10 2009-12-17 オリエンタル酵母工業株式会社 食品用老化防止剤の耐熱化
JP5570982B2 (ja) * 2008-06-10 2014-08-13 オリエンタル酵母工業株式会社 食品用老化防止剤の耐熱化
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