JPH03151824A - 魚卵の鮮度保持方法 - Google Patents

魚卵の鮮度保持方法

Info

Publication number
JPH03151824A
JPH03151824A JP1289185A JP28918589A JPH03151824A JP H03151824 A JPH03151824 A JP H03151824A JP 1289185 A JP1289185 A JP 1289185A JP 28918589 A JP28918589 A JP 28918589A JP H03151824 A JPH03151824 A JP H03151824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roe
oxygen
packaging container
iron
barrier layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1289185A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Izumi
泉 幸穂
Toshihiko Yamane
俊彦 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP1289185A priority Critical patent/JPH03151824A/ja
Publication of JPH03151824A publication Critical patent/JPH03151824A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、魚卵の鮮度保持方法に関し、特に、魚卵の酸
化劣化を防止して鮮度を保持する方法に関する。
〈従来の技術〉 従来、食品を長期に保存する際、食品の酸素による劣化
を防ぐため、プラスチックフィルム等からなる包装容器
に脱酸素剤を同封、密封する手段が広く用いられている
ところで、魚卵は酸素による変退色、あるいは含まれる
油脂の酸化により劣化する。この劣化を防ぐため、魚卵
を包装する際に脱酸素剤を同封する技術は有効であり、
例えば特公昭59−51245号には、酸素吸収、炭酸
ガス発生剤を用いた魚卵等の保存方法が示されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 上述したように、従来用いられている脱酸素剤等を魚卵
等とともに包装すれば、包装容器内の酸素による魚卵の
劣化はある程度防止可能であった。
しかしながら、魚卵はその組織内に酸素を含有しており
、上述の方法ではこの内部酸素による劣化(自己酸化)
を防ぐことはできなかった。
これを防ぐには包装体を冷凍状態として保存すればよい
が、特公昭59−51245号や従来用いられている脱
酸素剤等は、冷凍雰囲気では殆どその効果を発揮するこ
とができなかった。これは、脱酸素剤が薬剤の化学的反
応を利用するため反応速度が温度により極端に低下する
こと、鉄系脱酸素剤にあっては食品からの蒸散水分を反
応に利用しているため、冷凍状態ではその水分が得られ
ないということに起因するものと考えられる。
そこで本発明は、魚卵を冷凍下に保存してもなお、酸化
劣化させず長期に鮮度を保持することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 すなわち、本発明は少なくとも酸素バリヤー層を有する
包装容器に魚卵を収納するとともに、凝固点降下剤を溶
解した水溶液を含む鉄系脱酸素剤を同封した後、この包
装体を冷凍、保存することを特徴とする、魚卵の鮮度保
持方法である。
〈作用〉 本発明において、魚卵が内包する酸素による自己酸化は
、冷凍下に保存することにより防がれる。
そして、特定の脱酸素剤を使用することにより冷凍状態
でも反応に必要な水分が得られるため脱酸素機能が働き
、包装体中に存在する、および保存中に透過侵入する酸
素は除去され、魚卵の劣化が防がれる。
〈実施例〉 次に、図面に基づいて本発明を説明する。第1図は本発
明の包装形態の一実施例を示す説明図、第2図は他の包
装形態の一実施例を示す説明図である。
本発明で用いる包装容器(1)は、酸素バリヤー層(2
)を少なくとも有する容器であり、酸素バリヤー層(2
)としては、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリ
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等の酸素透
過度の小さい樹脂からなる層や、金属箔、あるいは金属
蒸着層などが有効である。
包装容器(1)は、第1図に示すように、上述の酸素バ
リヤー層(2)を他のフィルム等と積層したフィルムを
用いて袋状としたり、第2図に示すように、同様のシー
トを適当な手段で成形してトレー状とし、酸素バリヤー
層(2)を含むフィルム等を蓋材(7)として用い封止
することにより得られたものが好適に用いられる。
本発明が適用される魚卵(3)は、イクラ、筋子、数の
子、タラコ等の生製品があげられ、これらに塩蔵、醤油
味付等の処理を施したものも含む。
魚卵(3)の包装容器(1)への収納は、魚卵(3)を
そのまま収納してもよいが、魚卵(3)の外圧からの保
護などを目的として、発泡プラスチック容器(4)を使
用したり、あるいはスポンジやいわゆるエアキャンプな
どの緩衝材料(5)を介在させてもよい。
脱酸素剤(6)は、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム
等の凝固点降下剤を溶解した水溶液を含む鉄系脱酸素剤
である。上述の水溶液は、例えば活性炭、活性白土、シ
リカゲル等のフィラーに含浸させて鉄粉と混合させれば
よい。この脱酸素剤(6)は、通常通気性の包装材料か
らなる小袋に包装されている。
本発明は、上述した包装容器(11に魚卵(3)、脱酸
素剤剤(6)を収納、密封して得られる包装体を、冷凍
するものである。なお、上記収納、密封の際、予め包装
容器(1)中の酸素をできるだけ除去するため、窒素ガ
ス等の不活性ガスを充填し、空気と置換しておくことが
好ましい。このガス置換により魚卵(3)が酸素と接す
る機会は相当に小さくなり、魚卵(3)の酸化はきわめ
て小さくなり、劣化がより抑えられる。また、包装容器
(1)としてトレー状のものを用いる場合には、上述し
たガス置換により包装容器(1)内で吸収される酸素の
容積比が小さくなるので、包装容器(1)の変形が生じ
ないといった効果も得られ、より効果的である。
く試験例〉 包装容器として、ポリ塩化ビニデンをコーティングした
厚さ15μmのナイロンフィルム/厚さ30μmの無延
伸ポリプロピレンフィルムの構成からなるフィルム2枚
を重ね、周囲をヒートシールして内容積約700CCの
袋を作成した。この袋に、発泡ポリスチレン製トレーに
整列させた基数の子500gを、凝固点降下剤を溶解し
た水溶液を含む鉄系脱酸素剤包装体とともに収納、密封
したものを5個作成した(サンプル1〜5)。この包装
体を直ちに一15°Cの保存室に入れ、保管した。この
包装体内の酸素濃度を調べたところ、表1の結果が得ら
れた。
また、包装容器として、ポリプロピレン(厚さ200μ
m)/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(厚さ2
0μm)/ポリプロピレン(厚さ200μm)の構成か
らなる共押し出しシートを絞り比0.3で真空成形して
、内容積約370CCのトレーを作成した。この袋に、
塩イクラ250gを、凝固点降下剤を溶解した水溶液を
含む鉄系脱酸素別包装体とともに収納し、窒素ガスを圧
力3.0kg/cれ3秒の条件で充填、空気と置換し、
直ちに延伸ポリエチレンテレフタレート(厚さ12μm
)/エチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物(厚さ15
μm)/無延伸ポリプロピレン(厚さ30μm)の構成
からなるフィルムを蓋材として重ね、周囲をヒートシー
ルして密封したものを4個作成した(サンプル6〜9)
。この包装体を直ちに一18°Cの保存室に入れ、保管
した。この包装体内の酸素濃度を調べたところ、表2の
結果が得られた。
表 表2 (以下余白) また、上記サンプルを4個月後に取り出し、観察したと
ころ、味覚の変化、変色、油やけ等はみられず、良好な
品質が保持されていた。
〈発明の効果〉 以上述べたように本発明によれば、魚卵を冷凍下に保存
しても脱酸素機能が発揮されて酸素が除去されるので、
魚卵の酸化劣化が生じることがなく、長期に鮮度を保持
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の包装形態の一実施例を示す説明図、第
2図は他の包装形態の一実施例を示す説明図である。 (1)・・・包装容器 (2)・・・酸素バリヤー層 (3)・・・魚卵 (4)・・・発泡プラス千ツク容器 (5)・・・緩衝材料 (6)・・・脱酸素剤 (酸素濃度二%) (酸素濃度二%) 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも酸素バリヤー層を有する包装容器に魚卵を収
    納するとともに、凝固点降下剤を溶解した水溶液を含む
    鉄系脱酸素剤を同封した後、この包装体を冷凍、保存す
    ることを特徴とする、魚卵の鮮度保持方法。
JP1289185A 1989-11-07 1989-11-07 魚卵の鮮度保持方法 Pending JPH03151824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1289185A JPH03151824A (ja) 1989-11-07 1989-11-07 魚卵の鮮度保持方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1289185A JPH03151824A (ja) 1989-11-07 1989-11-07 魚卵の鮮度保持方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03151824A true JPH03151824A (ja) 1991-06-28

Family

ID=17739873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1289185A Pending JPH03151824A (ja) 1989-11-07 1989-11-07 魚卵の鮮度保持方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03151824A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001169718A (ja) * 1999-12-17 2001-06-26 Nichimo Co Ltd 魚卵の包装方法および包装体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001169718A (ja) * 1999-12-17 2001-06-26 Nichimo Co Ltd 魚卵の包装方法および包装体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5928560A (en) Oxygen scavenger accelerator
US7147799B2 (en) Methods of using an oxygen scavenger
JPS60221031A (ja) 生肉の保存方法
US3346398A (en) Method of preserving perishable material
EP0034489B1 (en) Novel method of storing processed fish and roe
US6395195B1 (en) Oxygen scavenger accelerator
JPS6323060B2 (ja)
JPS6094056A (ja) ブロツコリ−保存袋
GB2187702A (en) Improvements in or related to food packaging
JPH03151824A (ja) 魚卵の鮮度保持方法
JPS6352873B2 (ja)
JPS6328572B2 (ja)
JPH031415Y2 (ja)
JP3898270B2 (ja) 穀類の鮮度保持方法
JP2008050038A (ja) 甲殻類の多重包装体及びその流通方法
JPS6241062B2 (ja)
JPH057481A (ja) 食品の保存方法
JP3264829B2 (ja) キュウリの包装体及びその保存方法
JP4586945B2 (ja) 発酵漬け物の保存方法
WO1998006281A9 (en) Oxygen scavenger accelerator
WO2000028839A1 (en) Oxygen scavenger accelerator
JPS59221261A (ja) 食品の包装方法
JPH05153906A (ja) カットレタス入り包装体
JPH088852B2 (ja) 食品の保存方法
WO1998006281A1 (en) Oxygen scavenger accelerator