JPH03151170A - ハンダめっき線溶接用チャック - Google Patents

ハンダめっき線溶接用チャック

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JPH03151170A
JPH03151170A JP29156189A JP29156189A JPH03151170A JP H03151170 A JPH03151170 A JP H03151170A JP 29156189 A JP29156189 A JP 29156189A JP 29156189 A JP29156189 A JP 29156189A JP H03151170 A JPH03151170 A JP H03151170A
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JP
Japan
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chuck
solder
welding
tin
copper
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Application number
JP29156189A
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English (en)
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Kenji Konishi
健司 小西
Masahiko Kato
正彦 加藤
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抵抗器等の電気部品に引き出し線を溶接するた
めの溶接機のチャックに関する。特に、ハンダめっき線
の溶接に用いる溶接機のチャックに関する。
〔従来の技術〕
抵抗器は通常、抵抗体の両端の鉄等の金属から成るキャ
ップに、ハンダめっき銅線を溶接して成る。この溶接の
ためには、第3図に示したように、上半部1a、下半部
1bから成り、対向する面2a、2bに溝3a、3bを
有するチャックを用いて、溝3a、3bの間に第4図(
1)、 (2)、 (3)に示すように、先端を少し突
出させてハンダめっき線4をはさみ°、抵抗器5のキャ
ップ6に押しつけて通電し、接触抵抗によるジュール熱
を利用して第4図(4)、 (5)に示すように加熱、
溶接して、溶接部7を所定の形状にする。溶接後は、第
4図(6)に示すようにチャックの上半部1aと下半部
1bを離して、ハンダめっき銅線4を開放し、第4図(
7)に示すようにチャックを後退させる。抵抗器以外の
電気部品でも、同様の方法で引き出し線が端子に溶接さ
れる。このときチャックはかなり高温、すなわち800
℃以上になるので、このような高温に耐える材質のもの
が要求される。
ハンダめっき線溶接のためのチャックには、アルミナ分
散銅合金や銅分数クロム合金が用いられたこともあるが
、融けたハンダ中の錫が拡散するため侵食される欠点が
あるので余り用いられなくなり、従来主に用いられてい
るのは、タングステン粒子をニッケル、銅、鉄またはニ
ッケル、銅、鉄のうちの二種以上の合金をバインダーと
して焼結した焼結材から成るものである。タングステン
焼結材の拡大した断面は第5図に示す如くである第5図
で1はタングステン粒子を、2はニッケル銅、鉄または
ニッケル、銅、鉄のうちの二種以上の合金等から成るバ
インダーを示す、タングステン焼結材は高温での強度が
大きく、ハンダ中の錫による侵食が比較的少ない。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしタングステン焼結材でもハンダ中の錫が徐々にバ
インダー中に拡散するため、チャックが侵食されて摩耗
し、ハンダめっき線の溶接後の形状が悪くなり、3万な
いし5万回の溶接後には研磨してチャックの形状を整え
ることが必要となる。
これは通常の作業で4ないし5時間に一回の研磨に相当
する。再研磨を約10回繰り返すと、チャックは使用不
能となる。
チャック再研磨に手間がかかるだけでなく、研磨済チャ
ックに交換するための作業停止による生産ロス、および
研磨によるチャックの消耗は、抵抗器等のコストを増大
させていた。
従って本発明の目的は、めっき線溶接のためのチャック
がハンダ中の錫の拡散により侵食されて摩耗するのを防
いで、チャック再研磨による抵抗器等のコストを減少さ
せることである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達するために本発明では、ニッケル、銅、鉄
またはニッケル、銅、鉄のうちの二種以上の合金をバイ
ンダーとしてタングステンを焼結した焼結材で構成され
たハンダめっき線溶接のためのチャックの、少なくとも
使用により摩耗する部分、即ちハンダめっき線と接触し
て摩耗する部分を、錫と相互に拡散しにくい金属で被覆
するか、または摩耗する部分に錫と相互に拡散しにくい
金属を拡散させるようにした。
本発明のハンダめっき線溶接のためのチャックは次の諸
要件から成る。
(1)ニッケル、銅、鉄またはニッケル、銅、鉄のうち
の二種以上の合金をバインダーとしてタングステンを焼
結した焼結材 本発明のめっき線溶接のためのチャックの主な部分は、
゛ニッケル、銅、鉄またはニッケル、銅、鉄のうちの二
種以上の合金をバインダーとして、タングステンを焼結
した焼結材で構成される。この材料はハンダめっき線溶
接のためのチャックの構成材料として知られている。
(2)チャックの、少なくとも使用により摩耗する部分
に、表面に被覆、または表面から内部に拡散した、錫と
相互に拡散しにくい金属 錫と相互に拡散しにくい金属は、錫との間の溶解度の極
めて小さい金属であり、例えばチタン、バナジウム、ク
ロム、およびこれらの窒化物、炭化物、アルミニウム、
亜鉛、マグネシウムである。
電気めっき、無電解めっき、蒸着、イオンブレーティン
グ、CVD等の方法で被覆することができる。所要の形
状と寸法に成形されたチャックの下地(焼結材、アルミ
ナ分散銅、または合金)に被覆してそのまま使用するた
めには、チャックの設計寸法のずれを防ぐために被覆の
厚さを100μm以下とするのが好ましいが、被覆後仕
上げ加工をする場合にはもっと厚くてもよい。
アルミニウム、亜鉛、マグネシウム等のように、錫との
間の溶解度が極めて小さく、しかも下地の焼結材のバイ
ンダーである銅、鉄またはニッケルに対して拡散性をも
つ金属を用いる場合には、被頂稜加熱処理して下地の金
属中に拡散させると、ハンダ中の錫の拡散の防止に、よ
り効果的である。
被覆後加熱処理でこれらの金属を完全に拡散させ、被覆
が事実上消滅してもよい。しかし被覆後特に加熱処理し
なくても、チャックの使用中の高温で被覆の金属が下地
中に拡散するから、被覆後の加熱処理を省略することも
できる。
チタン、バナジウム、クロム等のように、錫との間の溶
解度も、下地の焼結材のバインダーに対する溶解性も小
さい金属を用いる場合には、被覆後の加熱処理の有無に
関係なく錫の拡散を防ぐ効果は実際上変わらない。従っ
て、金属の被覆後加熱処理をしなくてもよいが、例えば
500°C以上、好ましくは800°C以上の温度で加
熱処理すれば下地に対する接着力が増大する。加熱処理
は不活性雰囲気、例えば窒素ガス中で、行うのが好まし
い。
アルミナを分散した銅合金や、銅を分散したクロム合金
は、高温での機械的強度がすぐれるので溶接機のチャッ
クに用いられることがある。本発明は、10容積%未滴
のアルミナを分散した銅、あるいは1重量%以下のクロ
ムを含む銅クロム合金等から成る溶接用チャックにも適
用でき、錫の拡散により侵食される欠点が除かれる。
〔作用〕
本発明のハンダめっき線溶接チャックでは、下地のタン
グステン焼結材を、チタン、バナジウム、クロム、アル
ミニウム、亜鉛、マグネシウムのような、錫の溶解度が
極めて小さい金属で被覆するか、材料中にこれらの金属
を拡散させたことにより、溶接時にハンダ中の錫が下地
すなわちタングステン焼結材のバインダー中に拡散しな
くなるため、それらの融点が低下して溶融し侵食される
ことがなくなる。すなわち、溶接チャックの摩耗が減り
、寿命が長くなる。
また本発明の溶接チャックの被覆に用いられる金属は錫
への溶解度も小さいので、ハンダ中に溶解してハンダめ
っき線のハンダ付は性を悪くすることもない。
〔実施例〕
以下、本発明のハンダめっき線溶接用チャックを詳細に
説明する。
第一の実施例として、第1図(a)に示すようにタング
ステン粒子11とバインダ12から成るタングステン焼
結体より成る溶接用チャックを、例えばアルミニウムの
層13で被覆後、加熱処理して、第1図(b)に示すよ
うにこの層13の一部を下地のバインダ12中の拡散層
14として拡散させるか、あるいは第1図(C)に示す
ように被覆した金属の全部を拡散層14として拡散させ
る。この溶接用チャックは再研磨せずに約15万回のハ
ンダめっき線溶接に耐え、従来の溶接チャックの約2.
5倍に寿命が伸びた。
次に、第二の実施例として、第2図に示すように、タン
グステン粒子21とバインダ22から成るタングステン
焼結体の表面にクロムの被覆層23を形成後、加熱処理
してごく薄い拡散層24を形成し、両層の間の付着力を
増大させる。
焼結体をクロムめっきしたこの溶接チャックは第一の実
施例と同じように、再研磨せずに約15万回のハンダめ
っき線溶接に耐えた。すなわち従来の溶接チャックに比
し約2〜3倍の寿命を有した。
〔発明の効果〕
本発明によると、ハンダめっき線溶接のためのチャック
がハンダ中の錫の拡散により侵食されて摩耗するのが防
がれ、再研磨までのチャックの寿命が延びるので、チャ
ック再研磨の手間、研磨済チャックに交換するための作
業停止による生産ロスおよび研磨によるチャックの消耗
が大幅に減少するので、チャック再研磨による抵抗器等
のコストを減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)、(c)は本発明の溶接用チャッ
クの一実施例の表面付近の断面を示す説明図、第2図は
本発明の他の実施例の表面付近の断面を示す説明図、第
3図はハンダめっき線溶接用チャックの斜視図、第4図
(1)ないしく7)は溶接用チャックを用いて抵抗器に
ハンダめっき線を溶接する操作を示す略図、第5図は溶
接用チャックの表面付近の断面を示す説明図である。 符号の説明 1−・・・・−・−・・・溶接チャック1 a−−−−
一・・溶接チャック上部ブロック1b・−・−・・・溶
接チャック下部ブロック2a、2b・−・−・ブロック
対向面 3a、3b−・・・・溝   4−・・−・・・・−・
ハンダめっき線5・−・・−−−−一−−・抵抗器  
  6−・・・・−・−抵抗器キャップ7・・・・・・
・−・・・ハンダの溶は込み部分(溶接部)11.21
・・−・タングステン粒子 12.22−・−・−バインダ 13・・・−・−・アルミニウム蒸着層14−・・−・
−アルミニウム拡散層 23・・・−・・・クロム層(またはチタン、バナジウ
ム等の層) 24−・・・−金属拡散層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ニッケル、銅、鉄またはニッケル、銅、鉄のうち
    の二種以上の合金をバインダーとして、タングステンを
    焼結した焼結材から成り、少なくとも使用により摩耗す
    る部分の表面が錫と相互に拡散しにくい金属で被覆され
    ている、ハンダめっき線溶接用チャック。
  2. (2)前記金属がチタン、バナジウム、クロム、または
    それらの窒化物、炭化物から選ばれる少なくとも一つの
    金属である請求項第1項のハンダめっき線溶接用チャッ
    ク。
  3. (3)ニッケル、銅、鉄またはニッケル、銅、鉄のうち
    の二種以上の合金をバインダーとして、タングステンを
    焼結した焼結材から成り、少なくとも使用により摩耗す
    る部分に錫と相互に拡散しにくい金属が拡散されている
    、ハンダめっき線溶接用チャック。
  4. (4)前記金属がアルミニウム、亜鉛およびマグネシウ
    ムから選ばれる少なくとも一つの金属である請求項第3
    項のハンダめっき線溶接用チャック。
JP29156189A 1989-11-09 1989-11-09 ハンダめっき線溶接用チャック Pending JPH03151170A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04356376A (ja) * 1991-05-27 1992-12-10 Sumitomo Light Metal Ind Ltd スポット溶接用電極
JPH04356375A (ja) * 1991-05-27 1992-12-10 Sumitomo Light Metal Ind Ltd スポット溶接用電極
WO2011091948A1 (de) * 2010-01-26 2011-08-04 Lufthansa Technik Ag Verfahren zum strahlschweissen eines objekts unter verwerdung eines strahlenfangmittels; enstprechendes strahlenfangmittel

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