JPH03151111A - 蛇行修正装置および方法 - Google Patents
蛇行修正装置および方法Info
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- JPH03151111A JPH03151111A JP29074189A JP29074189A JPH03151111A JP H03151111 A JPH03151111 A JP H03151111A JP 29074189 A JP29074189 A JP 29074189A JP 29074189 A JP29074189 A JP 29074189A JP H03151111 A JPH03151111 A JP H03151111A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/68—Camber or steering control for strip, sheets or plates, e.g. preventing meandering
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ストリップ処理ライン中での蛇行修正装置お
よび方法に関し、更に詳しくは、スリッタライン、酸洗
ライン等の通板安定用ピンチロール、および薄板やフィ
ルムのしわ発生を防止するピンチロールに適用できるス
トリップの蛇行修正装置および方法に関する。
よび方法に関し、更に詳しくは、スリッタライン、酸洗
ライン等の通板安定用ピンチロール、および薄板やフィ
ルムのしわ発生を防止するピンチロールに適用できるス
トリップの蛇行修正装置および方法に関する。
(従来の技術)
従来、ストリップ(ail板、プラスチック、フィルム
、シートなどを「ストリップ」と以下総称する。)を連
続的に処理するラインにおいて、ストリップの蛇行によ
り、オフセンタしてしまった通板位置をライン中央に戻
し、安定した通板位置を確保する装置として蛇行修正装
置があるが、この蛇行修正装置の一般的なものは、ディ
スプレイスメント方式やステアリング方式の蛇行修正装
置である。
、シートなどを「ストリップ」と以下総称する。)を連
続的に処理するラインにおいて、ストリップの蛇行によ
り、オフセンタしてしまった通板位置をライン中央に戻
し、安定した通板位置を確保する装置として蛇行修正装
置があるが、この蛇行修正装置の一般的なものは、ディ
スプレイスメント方式やステアリング方式の蛇行修正装
置である。
ディスプレイスメント方式の蛇行修正装置は、1本ない
し2本のロールで構成されており、例えばロール2本で
構成した場合は、第10図(a)および第10図(bl
に示すものが一般的であり、1本のロールで構成した場
合は、第11図(a)および第11図(ロ)に示すもの
が一般的である。なお、第1θ図(a)および第11図
(a)は、それぞれストリップの連続的処理ラインにお
けるディスプレイスメント方式の蛇行修正装置の略式断
面図であり、また第1θ図(ロ)および第11図(ロ)
は、それぞれ、その略式正面図である。
し2本のロールで構成されており、例えばロール2本で
構成した場合は、第10図(a)および第10図(bl
に示すものが一般的であり、1本のロールで構成した場
合は、第11図(a)および第11図(ロ)に示すもの
が一般的である。なお、第1θ図(a)および第11図
(a)は、それぞれストリップの連続的処理ラインにお
けるディスプレイスメント方式の蛇行修正装置の略式断
面図であり、また第1θ図(ロ)および第11図(ロ)
は、それぞれ、その略式正面図である。
どちらの場合でも基本的な修正方法は同じである。
すなわち、第10図(a)、第11図(a)に示すよう
に装置出側のストリップ12に蛇行が検出された場合、
第10図(b)、第111i?Φ)に示すようにストリ
ップ12に対して、適宜旋回手段13を使って垂直な面
内でステアリングロール14.15または16を旋回さ
せることにより、旋回角度(θ)と旋回半径(L)とか
ら決まる量だけストリップ12を蛇行した方向の反対方
向に移送することができる。これにより装置出側での蛇
行を解消するのである。
に装置出側のストリップ12に蛇行が検出された場合、
第10図(b)、第111i?Φ)に示すようにストリ
ップ12に対して、適宜旋回手段13を使って垂直な面
内でステアリングロール14.15または16を旋回さ
せることにより、旋回角度(θ)と旋回半径(L)とか
ら決まる量だけストリップ12を蛇行した方向の反対方
向に移送することができる。これにより装置出側での蛇
行を解消するのである。
一方、ステアリング方式の蛇行修正装置は、通常は1本
のロールで構成された装置であるが、その−例を第12
図(a)および第12図(ハ)に示す、この装置の基本
的な修正方法は、第12図(a)および第12図(ハ)
に示すように、ロール入側ストリップ12を含む面内に
おいて、適宜旋回手段17を使ってステアリングロール
18を旋回運動させることにより、ストリップ12を横
方向に送るとともに、ストリップ12のステアリングロ
ール18に対する入角が直角でなくなることにより発生
するストリップのロールに対する横移動の効果を用いて
ストリップ12の蛇行を修正するのである。
のロールで構成された装置であるが、その−例を第12
図(a)および第12図(ハ)に示す、この装置の基本
的な修正方法は、第12図(a)および第12図(ハ)
に示すように、ロール入側ストリップ12を含む面内に
おいて、適宜旋回手段17を使ってステアリングロール
18を旋回運動させることにより、ストリップ12を横
方向に送るとともに、ストリップ12のステアリングロ
ール18に対する入角が直角でなくなることにより発生
するストリップのロールに対する横移動の効果を用いて
ストリップ12の蛇行を修正するのである。
この場合のロール旋回中心は、ステアリングロール18
の回転軸中心より上流側の通板ラインセンタに設けられ
るが、その位置は、導入するラインのレイアウト、ライ
ンスピード、ライン張力、ストリップの材質、蛇行修正
の応答速度等により適宜決定される。
の回転軸中心より上流側の通板ラインセンタに設けられ
るが、その位置は、導入するラインのレイアウト、ライ
ンスピード、ライン張力、ストリップの材質、蛇行修正
の応答速度等により適宜決定される。
(発明が解決しようとする課題)
このような、ディスプレイスメント方式やステアリング
方式の蛇行修正装置は、ストリップの蛇行修正能力とい
う点では十分な機能を有しているが、それらの装置をス
トリップ連続処理ライン中に設置する場合、大きなスペ
ースを要する。ディスプレイスメント方式の蛇行修正装
置の場合、例えば、鋼板を処理するラインであれば、装
置の人出側で少なくとも板幅の2倍程度のスパンが必要
であり、通常は、種々の板幅、板厚、材料強度等に対応
するため、板幅の5倍程度のスパンを要する。また、ラ
イン長手方向に対しても蛇行修正装置の旋回半径に相当
するスペースが必要である。
方式の蛇行修正装置は、ストリップの蛇行修正能力とい
う点では十分な機能を有しているが、それらの装置をス
トリップ連続処理ライン中に設置する場合、大きなスペ
ースを要する。ディスプレイスメント方式の蛇行修正装
置の場合、例えば、鋼板を処理するラインであれば、装
置の人出側で少なくとも板幅の2倍程度のスパンが必要
であり、通常は、種々の板幅、板厚、材料強度等に対応
するため、板幅の5倍程度のスパンを要する。また、ラ
イン長手方向に対しても蛇行修正装置の旋回半径に相当
するスペースが必要である。
また、ステアリング方式の場合にも、特に入側スパンに
十分な長さを要し、通常、板幅のlθ倍程度の長さとし
ている。
十分な長さを要し、通常、板幅のlθ倍程度の長さとし
ている。
このように、従来の蛇行修正装置の設置には大きなスペ
ースを要するため、例えば既存ラインに新たに蛇行修正
装置を導入することを考えると、容易には導入できない
、また、ラインを新設する場合を考えてみても、酸洗や
スリッタ、トリムライン等では、ストリップは水平パス
で処理されることがほとんどであり、このライン中に高
さを要する、このような蛇行修正装置を導入することは
有利とはいえない。
ースを要するため、例えば既存ラインに新たに蛇行修正
装置を導入することを考えると、容易には導入できない
、また、ラインを新設する場合を考えてみても、酸洗や
スリッタ、トリムライン等では、ストリップは水平パス
で処理されることがほとんどであり、このライン中に高
さを要する、このような蛇行修正装置を導入することは
有利とはいえない。
ここに、本発明の目的は、既存のストリップ処理ライン
に容易に導入可能な、新規な蛇行修正装置、およびそれ
を使用した適切なストリップ蛇行修正方法を提供するこ
とである。
に容易に導入可能な、新規な蛇行修正装置、およびそれ
を使用した適切なストリップ蛇行修正方法を提供するこ
とである。
(課題を解決するための手段)
ところで、このような蛇行修正装置以外にも既存のスト
リップ連続処理ラインには、ストリップを安定的に通板
させたり、その張力を加減したりする目的でピンチロー
ルが各所に多数導入されている。しかし、このようなピ
ンチロールは、ストリップの蛇行に対する修正機能を、
全く有していなかった。そこで、本発明者らは、このピ
ンチロールをストリップの蛇行防止に利用することがで
きれば上述の目的が容易に達成されるとの認識に立って
、さらに検討を重ねた。
リップ連続処理ラインには、ストリップを安定的に通板
させたり、その張力を加減したりする目的でピンチロー
ルが各所に多数導入されている。しかし、このようなピ
ンチロールは、ストリップの蛇行に対する修正機能を、
全く有していなかった。そこで、本発明者らは、このピ
ンチロールをストリップの蛇行防止に利用することがで
きれば上述の目的が容易に達成されるとの認識に立って
、さらに検討を重ねた。
そして、本発明者らは先に、真直なロール軸に、左右対
称に複数個の自動調心ベアリングをその内輪から所定量
だけずらして固定し、そのベアリング外輪にスリーブを
固定し、さらにこのスリーブにゴムやウレタン等の弾性
材料をライニングすることにより、スリーブの回転軸を
ロール軸に対して所定の角度で傾斜させることが可能に
なった傾斜回転ロールを開発したが、この傾斜回転ロー
ルを用いて種々実験を行った結果、前述の□ような目的
を達成するためには、該傾斜回転ロールをピンチロール
として使用することが最も効果的であることを知り、本
発明に至った。
称に複数個の自動調心ベアリングをその内輪から所定量
だけずらして固定し、そのベアリング外輪にスリーブを
固定し、さらにこのスリーブにゴムやウレタン等の弾性
材料をライニングすることにより、スリーブの回転軸を
ロール軸に対して所定の角度で傾斜させることが可能に
なった傾斜回転ロールを開発したが、この傾斜回転ロー
ルを用いて種々実験を行った結果、前述の□ような目的
を達成するためには、該傾斜回転ロールをピンチロール
として使用することが最も効果的であることを知り、本
発明に至った。
ここに、本発明の要旨とするところは、ストリップ処理
ライン中での蛇行修正装置であって、(i)真直なロー
ル軸、軸の中央から左右対称に複数個設けられた自動調
心ベアリング、該ベアリングの外輪に嵌装した金属スリ
ーブ、および該金属スリーブの表面に設けられた弾性ラ
イニングからなり、かつ前記ロール軸に対して前記スリ
ーブが所定の角度で傾斜して自由に回転するように構成
した傾斜回転ロールを、少なくとも1本有するピンチロ
ールと、 (ii)ストリップの蛇行検出器と、 (iii)検出された蛇行量に応じて前記傾斜回転ロー
ルの傾斜角度とロール軸角度とを変更する角度制御装置
と を組合せて備えたことを特徴とするストリップの蛇行修
正装置である。
ライン中での蛇行修正装置であって、(i)真直なロー
ル軸、軸の中央から左右対称に複数個設けられた自動調
心ベアリング、該ベアリングの外輪に嵌装した金属スリ
ーブ、および該金属スリーブの表面に設けられた弾性ラ
イニングからなり、かつ前記ロール軸に対して前記スリ
ーブが所定の角度で傾斜して自由に回転するように構成
した傾斜回転ロールを、少なくとも1本有するピンチロ
ールと、 (ii)ストリップの蛇行検出器と、 (iii)検出された蛇行量に応じて前記傾斜回転ロー
ルの傾斜角度とロール軸角度とを変更する角度制御装置
と を組合せて備えたことを特徴とするストリップの蛇行修
正装置である。
また、別の面からは、前記傾斜回転ロールの傾斜角度を
、ロール軸の中央から左右で変更し、ストリップの蛇行
量に応じて、ストリップの蛇行した側の傾斜角度θを0
≦θB≦θ1.8なる設定量θBとじ、反対側の傾斜角
度θ°を零とする上記の蛇行修正装置を使ったストリッ
プの蛇行修正方法である。
、ロール軸の中央から左右で変更し、ストリップの蛇行
量に応じて、ストリップの蛇行した側の傾斜角度θを0
≦θB≦θ1.8なる設定量θBとじ、反対側の傾斜角
度θ°を零とする上記の蛇行修正装置を使ったストリッ
プの蛇行修正方法である。
さらに、別の面からは、前記傾斜回転ロールの傾斜角度
を、ロール軸の中央から左右で変更し、ストリップの蛇
行量に応じて、ストリップの蛇行した側の傾斜角度θを
零とし、反対側の傾斜角度θ’を0≧θB≧−θB1.
なる設定量θBとする上記の蛇行修正装置を使ったスト
リップの蛇行修正方法である。
を、ロール軸の中央から左右で変更し、ストリップの蛇
行量に応じて、ストリップの蛇行した側の傾斜角度θを
零とし、反対側の傾斜角度θ’を0≧θB≧−θB1.
なる設定量θBとする上記の蛇行修正装置を使ったスト
リップの蛇行修正方法である。
(作用)
次に、添付図面を参照して本発明をさらに具体的に説明
する。
する。
第1図(a)および第1図(b)は、それぞれ本発明に
かかる蛇行修正装置において利用する傾斜回転ロール3
の一例を示す略式断面図である。
かかる蛇行修正装置において利用する傾斜回転ロール3
の一例を示す略式断面図である。
第1図(a)に示すように、傾斜回転ロール3のロール
軸5は、両端に位置する軸部6と、前記軸部6よりも大
きな外径を有する胴部7とからなっている。また、軸部
6の回転軸(中心軸)と胴部7の回転軸(中心軸)とは
、互いに距離δだけ偏心して構成されている。
軸5は、両端に位置する軸部6と、前記軸部6よりも大
きな外径を有する胴部7とからなっている。また、軸部
6の回転軸(中心軸)と胴部7の回転軸(中心軸)とは
、互いに距離δだけ偏心して構成されている。
そして、胴部7には、自動調心ベアリング8がロール軸
5の中央から左右対象に複数個(本実施例においては4
個)設けられている。ここで、自動調心ベアリングとは
、ベアリング内輪と、玉やころとその保持器とが、外輪
に対して自由に傾くことができる軸受けのことであり、
本発明の場合、ロール軸5に対して内輪が固定されるこ
とになるから、自動調心ベアリング8の外輪がロール軸
5に対して常に一定角度で回転することになるのである
。いわゆる自動調心ベアリングである限り特に制限はな
いが、好ましくは自動調心玉軸受である。
5の中央から左右対象に複数個(本実施例においては4
個)設けられている。ここで、自動調心ベアリングとは
、ベアリング内輪と、玉やころとその保持器とが、外輪
に対して自由に傾くことができる軸受けのことであり、
本発明の場合、ロール軸5に対して内輪が固定されるこ
とになるから、自動調心ベアリング8の外輪がロール軸
5に対して常に一定角度で回転することになるのである
。いわゆる自動調心ベアリングである限り特に制限はな
いが、好ましくは自動調心玉軸受である。
さらに、自動調心ベアリング8の間には、筒状の金属ス
リーブ9が嵌着されている。この金属スリーブ9は、前
記自動調心ベアリング8の外輪に取りつけられているた
め、胴部7に対して、自由に回転することが可能な構造
となっている。なお、金属スリーブ9は、ロール回転軸
方向に関して2分割されており、それぞれが独立して、
ロール軸5に対して自由に回転することができる構造と
なっている。
リーブ9が嵌着されている。この金属スリーブ9は、前
記自動調心ベアリング8の外輪に取りつけられているた
め、胴部7に対して、自由に回転することが可能な構造
となっている。なお、金属スリーブ9は、ロール回転軸
方向に関して2分割されており、それぞれが独立して、
ロール軸5に対して自由に回転することができる構造と
なっている。
また、金属スリーブ9の外周には、例えばゴム製のライ
ニングlOが嵌着されている。
ニングlOが嵌着されている。
なお、このような構成の傾斜回転ロール3を組立てるに
は、まず、真直なロール軸5の胴部7の中央近傍に自動
調心ベアリング8を2個、左右対象にはめ込み、その後
、この自動調心ベアリング8の外輪に金属スリーブ9を
嵌着させる。そして、この金属スリーブ9のもう一方の
端部に、やはりロール軸5の軸部6に対して距離δだけ
偏心しているベアリング支持・押え部材11を介して、
自動調心ベアリング8を1IlC@させ、前記ベアリン
グ支持・押え部材11をはめ、キー、ピン等によりロー
ル軸5の軸部6に固定する。そして、*11tに例えば
ゴムウレタン等の弾性材料を使って弾性ライニング10
を被せればよい。
は、まず、真直なロール軸5の胴部7の中央近傍に自動
調心ベアリング8を2個、左右対象にはめ込み、その後
、この自動調心ベアリング8の外輪に金属スリーブ9を
嵌着させる。そして、この金属スリーブ9のもう一方の
端部に、やはりロール軸5の軸部6に対して距離δだけ
偏心しているベアリング支持・押え部材11を介して、
自動調心ベアリング8を1IlC@させ、前記ベアリン
グ支持・押え部材11をはめ、キー、ピン等によりロー
ル軸5の軸部6に固定する。そして、*11tに例えば
ゴムウレタン等の弾性材料を使って弾性ライニング10
を被せればよい。
すなわち、ロール軸5の両端部を構成する軸部6は、ロ
ール軸中心部を構成する胴部7に対してδ量だけ偏心し
ている。また、ベアリング支持・押え部材11もδ量だ
け偏心した箇所にロール軸5用の貫通穴を有しているの
である。したがって、ロール軸5とベアリング支持・押
え部材11とは、互いに偏心量を打ち消し合うことによ
って、金属スリーブ9がロール軸5に対して平行になり
、この状態では通常のストレートなロールを形成する。
ール軸中心部を構成する胴部7に対してδ量だけ偏心し
ている。また、ベアリング支持・押え部材11もδ量だ
け偏心した箇所にロール軸5用の貫通穴を有しているの
である。したがって、ロール軸5とベアリング支持・押
え部材11とは、互いに偏心量を打ち消し合うことによ
って、金属スリーブ9がロール軸5に対して平行になり
、この状態では通常のストレートなロールを形成する。
第1図(a)は、このように金属スリーブ9およびライ
ニング10がロール軸5に対してストレート(平行)の
状態である。また、第1図(ロ)は胴部の両端部に設け
られたベアリング支持・押え部材11を両側とも第1図
(a)に示す状態から180°回転させることにより金
属スリーブ9およびライニング10をロール軸5に対し
て傾斜させた状態を示す。
ニング10がロール軸5に対してストレート(平行)の
状態である。また、第1図(ロ)は胴部の両端部に設け
られたベアリング支持・押え部材11を両側とも第1図
(a)に示す状態から180°回転させることにより金
属スリーブ9およびライニング10をロール軸5に対し
て傾斜させた状態を示す。
つまり、ロール軸5は軸部6と胴部7とが第1図(a)
に示すように距離δだけ偏心している(第1図(a)に
おいては、軸部6に対して、胴部7が、上方向に偏心し
ている)が、ベアリング支持・押え部材11も軸部6に
対して距離δだけ偏心した箇所に貫通穴を有しているた
め、互いに偏心量δを打ち消しあって、第1図(a)に
示すように、ストレートの状III(金属スリーブ9ま
たはライニング10とロール軸5とが平行である状態)
となる、したがうて、ベアリング支持押え部材11を軸
部6に対して回転することにより自動調心ベアリング8
が胴部7に対して偏心するため、金属スリーブ9は、ロ
ール軸5に対して傾斜角θを形成することができる。こ
の傾斜角θは、ベアリング支持・押え部材11を軸部6
に対して0〜180°回転する間に、0〜θ1.lIの
間で連続的に変化する。ここでθ+am++=sin−
’(2δ/jり 、ただしlはベアリング間距離、δは
軸偏心量である。
に示すように距離δだけ偏心している(第1図(a)に
おいては、軸部6に対して、胴部7が、上方向に偏心し
ている)が、ベアリング支持・押え部材11も軸部6に
対して距離δだけ偏心した箇所に貫通穴を有しているた
め、互いに偏心量δを打ち消しあって、第1図(a)に
示すように、ストレートの状III(金属スリーブ9ま
たはライニング10とロール軸5とが平行である状態)
となる、したがうて、ベアリング支持押え部材11を軸
部6に対して回転することにより自動調心ベアリング8
が胴部7に対して偏心するため、金属スリーブ9は、ロ
ール軸5に対して傾斜角θを形成することができる。こ
の傾斜角θは、ベアリング支持・押え部材11を軸部6
に対して0〜180°回転する間に、0〜θ1.lIの
間で連続的に変化する。ここでθ+am++=sin−
’(2δ/jり 、ただしlはベアリング間距離、δは
軸偏心量である。
さらに、第2図は、第1図(ロ)に示す傾斜回転ロール
3の傾斜角度をロール軸の中央から左右に、それぞれθ
だけ傾斜させたロールを装置入側にロール凸部(第10
図(ロ)におけるA部)を向けてピンチロールとして使
用した場合の、ストリップの入側蛇行量と出側蛇行量と
の関係を示すグラフである。第2図から明らかなように
、このビンチロールを通過するだけで、大幅に蛇行が低
減されることがわかる。これは、この第1図(a)およ
び第1図(ロ)に示す傾斜回転ロール3の傾斜回転によ
りストリップがロール軸5方向への送り力を受けること
により蛇行が減少するためであるが、本発明では、ロー
ルの左右の送り力をそれぞれ最適な値に変更することに
より、更に高精度に蛇行修正を行うことができる。した
がって、以下この態様についても詳述する。
3の傾斜角度をロール軸の中央から左右に、それぞれθ
だけ傾斜させたロールを装置入側にロール凸部(第10
図(ロ)におけるA部)を向けてピンチロールとして使
用した場合の、ストリップの入側蛇行量と出側蛇行量と
の関係を示すグラフである。第2図から明らかなように
、このビンチロールを通過するだけで、大幅に蛇行が低
減されることがわかる。これは、この第1図(a)およ
び第1図(ロ)に示す傾斜回転ロール3の傾斜回転によ
りストリップがロール軸5方向への送り力を受けること
により蛇行が減少するためであるが、本発明では、ロー
ルの左右の送り力をそれぞれ最適な値に変更することに
より、更に高精度に蛇行修正を行うことができる。した
がって、以下この態様についても詳述する。
第3図は、本発明において利用する傾斜回転ロール3の
他の使用形態を示す略式断面図である。
他の使用形態を示す略式断面図である。
つまり、ロールの一方(第3図における右側)はロール
軸5に対して傾斜回転させ、他方はロール軸5と平行に
回転させる。
軸5に対して傾斜回転させ、他方はロール軸5と平行に
回転させる。
このときの傾斜回転ロール3を立体的に見ると第4図に
示すようになる。つまり、本発明において利用する傾斜
回転ロール3を抽出して示す略式斜視図である。
示すようになる。つまり、本発明において利用する傾斜
回転ロール3を抽出して示す略式斜視図である。
第4図において、傾斜角θは、前述のようにベアリング
支持・押え部材11の回転角度によって決定されるが、
これを第3図および第5図(a)ないし第5図(d)を
用いて説明する。
支持・押え部材11の回転角度によって決定されるが、
これを第3図および第5図(a)ないし第5図(d)を
用いて説明する。
第5図(a)ないし第5図(ロ)は、第4図に示す傾斜
回転ロール3の右半分の略式説明図であり、ベアリング
支持・押え部材11の回転中心が、自動調心ベアリング
8の回転中心に対して距離δだけ離れている。第5図(
a)および第5図(C)は、傾斜回転ロール3の略式斜
視図であり、第5図■)および第5図(d)は、それぞ
れ第5図(a)、第5図(C)の略式側面図である。こ
こでベアリング支持・押え部材11を第5回(a)およ
び第5図ら)の状態からα量だけ回転したときに第5図
(C)および第5図(d)の状態になったとすると、こ
のとき、第3図に示す傾斜角θの大きさは、 で求まる。
回転ロール3の右半分の略式説明図であり、ベアリング
支持・押え部材11の回転中心が、自動調心ベアリング
8の回転中心に対して距離δだけ離れている。第5図(
a)および第5図(C)は、傾斜回転ロール3の略式斜
視図であり、第5図■)および第5図(d)は、それぞ
れ第5図(a)、第5図(C)の略式側面図である。こ
こでベアリング支持・押え部材11を第5回(a)およ
び第5図ら)の状態からα量だけ回転したときに第5図
(C)および第5図(d)の状態になったとすると、こ
のとき、第3図に示す傾斜角θの大きさは、 で求まる。
また、傾斜回転ロール3は、第5図(d)中の角度αの
二等分線Pを法線とする面内(第4図においては斜線部
)でフラットになる、すなわち凸凹の無い面を形成する
。したがって、ピンチロールとして使用する場合、この
面でピンチすればよい。
二等分線Pを法線とする面内(第4図においては斜線部
)でフラットになる、すなわち凸凹の無い面を形成する
。したがって、ピンチロールとして使用する場合、この
面でピンチすればよい。
つまり、傾斜回転ロール3を用いたピンチロールの傾斜
角度を変更する本発明にかかる蛇行修正方法では、ベア
リング支持・押え部材11をα量だけ回転して必要な傾
斜角θを得た場合には、同時にロール軸5をα/21だ
け回転して常にロールフラット面をストリップに向けれ
ばよい。
角度を変更する本発明にかかる蛇行修正方法では、ベア
リング支持・押え部材11をα量だけ回転して必要な傾
斜角θを得た場合には、同時にロール軸5をα/21だ
け回転して常にロールフラット面をストリップに向けれ
ばよい。
そして、例えば、第6図または第7図に示すように、蛇
行が発生した場合、 ■(1)の側のスリーブ9をθ(+)で傾斜回転させ、
〔■〕の側のスリーブ9は軸に平行に回転させる。すな
わち、ストリップが蛇行した側の傾斜回転ロールの傾斜
角度θを、0≦θB≦θsamなる設定量θBとし、反
対側の傾斜角度θ。
行が発生した場合、 ■(1)の側のスリーブ9をθ(+)で傾斜回転させ、
〔■〕の側のスリーブ9は軸に平行に回転させる。すな
わち、ストリップが蛇行した側の傾斜回転ロールの傾斜
角度θを、0≦θB≦θsamなる設定量θBとし、反
対側の傾斜角度θ。
を零とする。ただし、θB□は前述の如くにθmam−
sin−’(2δ/l)、ただしlはベアリング間距離
、δは軸偏心量である。すると、(r)側のスリーブ9
は、軸方向内向分力を発生するため、ストリップはセン
タリングされ、また■〔■〕の側のスリーブ9をθ(−
)で傾斜回転させ(1)の側のスリーブ9は軸に平行に
回転させる。すなわち、ストリップが蛇行した側の傾斜
角度θを零とし、反対側の傾斜角度θ’を0≧θB≧−
θmixなる設定量θBとする。すると(If)側のス
リーブ9は、軸方向外向分力を発生するため、ストリッ
プはセンタリングされる ために、いずれの方法によってもストリップの蛇行を修
正することができる。
sin−’(2δ/l)、ただしlはベアリング間距離
、δは軸偏心量である。すると、(r)側のスリーブ9
は、軸方向内向分力を発生するため、ストリップはセン
タリングされ、また■〔■〕の側のスリーブ9をθ(−
)で傾斜回転させ(1)の側のスリーブ9は軸に平行に
回転させる。すなわち、ストリップが蛇行した側の傾斜
角度θを零とし、反対側の傾斜角度θ’を0≧θB≧−
θmixなる設定量θBとする。すると(If)側のス
リーブ9は、軸方向外向分力を発生するため、ストリッ
プはセンタリングされる ために、いずれの方法によってもストリップの蛇行を修
正することができる。
第8図には、傾斜回転ロール3を蛇行修正装置として用
いる場合の制御系の一例を示す、蛇行検出器2により求
めたストリップの蛇行計測値より、傾斜回転ロール3の
角度制御装置4によりベアリング支持押え部材の回転角
度およびロール軸の回転角度を前述した如くの関係で制
御することにより蛇行を修正することが可能である。
いる場合の制御系の一例を示す、蛇行検出器2により求
めたストリップの蛇行計測値より、傾斜回転ロール3の
角度制御装置4によりベアリング支持押え部材の回転角
度およびロール軸の回転角度を前述した如くの関係で制
御することにより蛇行を修正することが可能である。
さらに、本発明を実施例を用いて詳述するが、これはあ
くまでも本発明を例示するものであり、これにより本発
明が限定されるものではない。
くまでも本発明を例示するものであり、これにより本発
明が限定されるものではない。
実施例1
本実施例では第9図(a)に示すストリップ連続処理ラ
インのサイドトリマ上流に本発明による蛇行修正装置を
設置し、その蛇行修正効果を評価した。
インのサイドトリマ上流に本発明による蛇行修正装置を
設置し、その蛇行修正効果を評価した。
ピンチロールlは上下対となった傾斜回転ロール3.3
から構成されたものを使用した。また、蛇行検出器2は
、ピンチロール1の出側に設けである。さらに、このと
きの蛇行検出器2、角度制御装置4および角度変更機構
は、第8図に示すものを用いた。
から構成されたものを使用した。また、蛇行検出器2は
、ピンチロール1の出側に設けである。さらに、このと
きの蛇行検出器2、角度制御装置4および角度変更機構
は、第8図に示すものを用いた。
すなわち、第9図(a)において、ストリップ12は、
ピンチロールlに入り、その出側に設けた蛇行検出器2
により蛇行量を検出し、次いで、角度制御装置4により
ピンチロール1を構成する傾斜回転ロール3の傾斜角度
θが調節される。つまり、通常の場合、傾斜回転ロール
3はストレートな状態でストリップ12をピンチしてい
るが、蛇行検出器2で蛇行が検出されると、それを修正
する方向にストリップ12を移動させるために傾斜回転
ロール3の片側の傾斜角を変化させ、同時にフラット面
でピンチするようにロール軸5の角度も変化させた。蛇
行の修正速度は角度の変化速度によって調整できる。
ピンチロールlに入り、その出側に設けた蛇行検出器2
により蛇行量を検出し、次いで、角度制御装置4により
ピンチロール1を構成する傾斜回転ロール3の傾斜角度
θが調節される。つまり、通常の場合、傾斜回転ロール
3はストレートな状態でストリップ12をピンチしてい
るが、蛇行検出器2で蛇行が検出されると、それを修正
する方向にストリップ12を移動させるために傾斜回転
ロール3の片側の傾斜角を変化させ、同時にフラット面
でピンチするようにロール軸5の角度も変化させた。蛇
行の修正速度は角度の変化速度によって調整できる。
このときの傾斜回転ロール3は、直径120−の軸部6
に第1図(a)および第1図(ロ)に示すようにベアリ
ング支持・押え部材11、自動調心ベアリング8を介し
て直径320 m−の金属スリーブ9を装着し、さらに
その上に15IIII厚のゴムライニングIOを嵌めた
ものを用いた。第1図(b)の2に相当する長さは、8
00m+sで偏心量δは101IIlとした(θB、、
=約1.4°)。
に第1図(a)および第1図(ロ)に示すようにベアリ
ング支持・押え部材11、自動調心ベアリング8を介し
て直径320 m−の金属スリーブ9を装着し、さらに
その上に15IIII厚のゴムライニングIOを嵌めた
ものを用いた。第1図(b)の2に相当する長さは、8
00m+sで偏心量δは101IIlとした(θB、、
=約1.4°)。
そして、下記(1)または(2)に示す方法で蛇行修正
を行った。
を行った。
(1) (IJI斜回転ロール3の傾斜角度を蛇行した
側で(+) とする制御(第6図に示す方法)により、
板厚0.8〜2.3−転板幅900〜1400m5+の
冷延ストリップ12を通板した。ピンチ力をl ton
として蛇行修正能を評価した。
側で(+) とする制御(第6図に示す方法)により、
板厚0.8〜2.3−転板幅900〜1400m5+の
冷延ストリップ12を通板した。ピンチ力をl ton
として蛇行修正能を評価した。
(2)傾斜回転ロール3の傾斜角度を蛇行した反対側で
(−)とする制御(第7図に示す方法)により、板厚0
.35〜1.2 mm、板幅900=1400msの冷
延ストリップ12を通板した。ピンチ力を0.7 to
nとして蛇行修正能を評価した。
(−)とする制御(第7図に示す方法)により、板厚0
.35〜1.2 mm、板幅900=1400msの冷
延ストリップ12を通板した。ピンチ力を0.7 to
nとして蛇行修正能を評価した。
その結果、(1)の場合、傾斜回転ロール3を用いない
単なるピンチロールを設置していた場合は、ストリップ
12の継目等の通過時にピンチロール出側で50−一程
度発生していた蛇行を、±1.5 m−へと低減するこ
とができ、通常は±0.9 m+sの精度でストリップ
のセンタリング、が可能となり、サイドトリマ入側での
蛇行が大幅に低減された。
単なるピンチロールを設置していた場合は、ストリップ
12の継目等の通過時にピンチロール出側で50−一程
度発生していた蛇行を、±1.5 m−へと低減するこ
とができ、通常は±0.9 m+sの精度でストリップ
のセンタリング、が可能となり、サイドトリマ入側での
蛇行が大幅に低減された。
また、(2)の場合、通常は±0.61の精度でセンタ
リングが可能となり、ストリップに絞りしわを発生させ
ることもなかった。
リングが可能となり、ストリップに絞りしわを発生させ
ることもなかった。
このように、(1)、(2)の場合とも、トリマ部で、
ストリップの継目でのオフトラッキングがなくなり、ま
た通常域では、ストリップのトリム代を約20%低減す
ることができた。
ストリップの継目でのオフトラッキングがなくなり、ま
た通常域では、ストリップのトリム代を約20%低減す
ることができた。
実施例2
本実施例では第9図(ロ)に示すストリップの連続処理
ラインのストリップウエルダ一部に本発明による蛇行修
正装置を設置した。
ラインのストリップウエルダ一部に本発明による蛇行修
正装置を設置した。
二のときの傾斜回転ロール3は、直径100 sm+の
軸部6に、ベアリング支持・押え部材11、自動調心ベ
アリング8を介して直径22011−の金属スリーブ9
を装着し、さらにその上に10m−厚のゴムのライニン
グ10を嵌めた。 j!=600 @II、δは511
Nとした(θB、1l−1°)。
軸部6に、ベアリング支持・押え部材11、自動調心ベ
アリング8を介して直径22011−の金属スリーブ9
を装着し、さらにその上に10m−厚のゴムのライニン
グ10を嵌めた。 j!=600 @II、δは511
Nとした(θB、1l−1°)。
傾斜回転ロールの傾斜角度を蛇行した側で、(÷)とす
るM’a (第6図に示す方法)により、板厚0゜6〜
1.8 m11.板幅700〜900−の冷延ストリッ
プを通板し、ピンチ力をQ、5 tonとして蛇行修正
能を評価した。その結果、第9図(ロ)に示す装置によ
れば上2−一の精度でセンタリング可能であった。
るM’a (第6図に示す方法)により、板厚0゜6〜
1.8 m11.板幅700〜900−の冷延ストリッ
プを通板し、ピンチ力をQ、5 tonとして蛇行修正
能を評価した。その結果、第9図(ロ)に示す装置によ
れば上2−一の精度でセンタリング可能であった。
この第9図(ロ)に示す装置では、通常、2つのストリ
ップ12はウエルダ一部で次々と溶接されて送り出され
て行くわけであるが、コイル末端では、ストリップの張
力が途切れるため、蛇行が発生し、ストリップの尾端が
オフセンタする。従来のピンチロールが用いられている
場合は、このストリップ末端において常に蛇行が発生し
ており、場合により、作業員が位置修正をしていたが、
本発明にかかるピンチロールを導入することにより、ス
トリップの末端部に至るまで蛇行発生を防止でき、スト
リップの接続の・能率向上が図れた。
ップ12はウエルダ一部で次々と溶接されて送り出され
て行くわけであるが、コイル末端では、ストリップの張
力が途切れるため、蛇行が発生し、ストリップの尾端が
オフセンタする。従来のピンチロールが用いられている
場合は、このストリップ末端において常に蛇行が発生し
ており、場合により、作業員が位置修正をしていたが、
本発明にかかるピンチロールを導入することにより、ス
トリップの末端部に至るまで蛇行発生を防止でき、スト
リップの接続の・能率向上が図れた。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明によれば、ピンチロールを
使っただけの比較的構成の簡単な蛇行修正装置が得られ
、それにより、ストリップの蛇行を防止した安定通板が
実現される。また、現状のピンチロールに容易に導入が
可能であるため、現状ラインのレベルアップ等にも常に
有益な手段となり得るのであって、その実用上の意義は
極めて大きい。
使っただけの比較的構成の簡単な蛇行修正装置が得られ
、それにより、ストリップの蛇行を防止した安定通板が
実現される。また、現状のピンチロールに容易に導入が
可能であるため、現状ラインのレベルアップ等にも常に
有益な手段となり得るのであって、その実用上の意義は
極めて大きい。
第1図(a)および第1図(ロ)は、本発明において用
いる傾斜回転ロールのそれぞれ曲げていない状態および
曲げた状態の概略説明図; 第2図は、本発明に用いる傾斜回転ロールによる蛇行修
正の効果を示すグラフ; 第3図は、本発明による傾斜回転ロールを片側だけ傾斜
回転させている状態の概略説明図;第4図は、傾斜回転
ロールのロール面の速度の向きの模式的説明図; 第5図(a)ないし第5図(d)は、ベアリング支持押
えの回転角度と、ロールの傾斜角度の関係の説明図; 第6図は、傾斜回転ロールに(+)の傾斜角を持たせた
場合のロールとストリップの関係の略式説明図; 第7図は、傾斜回転ロールに(−)の傾斜角を持たせた
場合のロールとストリップの関係の略式説明図; 第8図は、蛇行制御装置の概略説明図;第9図(a)お
よび第9図ら)は、本発明にかかる蛇行修正装置の実施
例を示す、それぞれ略式説明図;第10図(a)および
第10図(b)は、2本ロールによる従来の一般的なデ
ィスプレイスメントタイプ蛇行修正装置を示す、それぞ
れ略式断面図、略式正面図; 第11図(a)および第11図CO>は、1本ロールに
よる従来の一般的なディスプレイスメントタイプ蛇行修
正装置を示す、それぞれ略式断面図、略式正面図;およ
び 第12図(a)および第12図(b)は、従来の一般的
なステアリングタイプ蛇行修正装置を示す略式上面図、
略式断面図である。 1:ビンチロール 2:蛇行検出器3:傾斜回転ロ
ール 4:角度設定制御装置5:ロール軸
6:軸部 7:胴部 8:自動調心ベアリング9:金
属スリーブ 10: ライニング11:ベアリング
支持・押え部材
いる傾斜回転ロールのそれぞれ曲げていない状態および
曲げた状態の概略説明図; 第2図は、本発明に用いる傾斜回転ロールによる蛇行修
正の効果を示すグラフ; 第3図は、本発明による傾斜回転ロールを片側だけ傾斜
回転させている状態の概略説明図;第4図は、傾斜回転
ロールのロール面の速度の向きの模式的説明図; 第5図(a)ないし第5図(d)は、ベアリング支持押
えの回転角度と、ロールの傾斜角度の関係の説明図; 第6図は、傾斜回転ロールに(+)の傾斜角を持たせた
場合のロールとストリップの関係の略式説明図; 第7図は、傾斜回転ロールに(−)の傾斜角を持たせた
場合のロールとストリップの関係の略式説明図; 第8図は、蛇行制御装置の概略説明図;第9図(a)お
よび第9図ら)は、本発明にかかる蛇行修正装置の実施
例を示す、それぞれ略式説明図;第10図(a)および
第10図(b)は、2本ロールによる従来の一般的なデ
ィスプレイスメントタイプ蛇行修正装置を示す、それぞ
れ略式断面図、略式正面図; 第11図(a)および第11図CO>は、1本ロールに
よる従来の一般的なディスプレイスメントタイプ蛇行修
正装置を示す、それぞれ略式断面図、略式正面図;およ
び 第12図(a)および第12図(b)は、従来の一般的
なステアリングタイプ蛇行修正装置を示す略式上面図、
略式断面図である。 1:ビンチロール 2:蛇行検出器3:傾斜回転ロ
ール 4:角度設定制御装置5:ロール軸
6:軸部 7:胴部 8:自動調心ベアリング9:金
属スリーブ 10: ライニング11:ベアリング
支持・押え部材
Claims (3)
- (1)ストリップ処理ライン中での蛇行修正装置であっ
て、 (i)真直なロール軸、軸の中央から左右対称に複数個
設けられた自動調心ベアリング、該ベアリングの外輪に
嵌装した金属スリーブ、および該金属スリーブの表面に
設けられた弾性ライニングからなり、かつ前記ロール軸
に対して前記スリーブが所定の角度で傾斜して自由に回
転するように構成した傾斜回転ロールを、少なくとも1
本有するピンチロールと、 (ii)ストリップの蛇行検出器と、 (iii)検出された蛇行量に応じて前記傾斜回転ロー
ルの傾斜角度とロール軸角度とを変更する角度制御装置
と を組合せて備えたことを特徴とするストリップの蛇行修
正装置。 - (2)前記傾斜回転ロールの傾斜角度を、ロール軸の中
央から左右で変更し、ストリップの蛇行量に応じて、ス
トリップの蛇行した側の傾斜角度θを0≦θ_A≦θ_
m_a_xなる設定量θ_Aとし、反対側の傾斜角度θ
’を零とする請求項1記載の蛇行修正装置を使ったスト
リップの蛇行修正方法。 - (3)前記傾斜回転ロールの傾斜角度を、ロール軸の中
央から左右で変更し、ストリップの蛇行量に応じて、ス
トリップの蛇行した側の傾斜角度θを零とし、反対側の
傾斜角度θ’を0≧θ_B≧−θ_m_a_xなる設定
量θ_Bとする請求項1記載の蛇行修正装置を使ったス
トリップの蛇行修正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1290741A JP2638226B2 (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 蛇行修正装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1290741A JP2638226B2 (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 蛇行修正装置および方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03151111A true JPH03151111A (ja) | 1991-06-27 |
JP2638226B2 JP2638226B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=17759926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1290741A Expired - Fee Related JP2638226B2 (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 蛇行修正装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2638226B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100833013B1 (ko) * | 2001-11-30 | 2008-05-27 | 주식회사 포스코 | 스트립 저장 루핑공정에서 스트립 사행 방지장치 |
KR100920606B1 (ko) * | 2002-11-26 | 2009-10-08 | 주식회사 포스코 | 자동 조심형 스트립 지지롤 |
KR101048150B1 (ko) * | 2011-05-29 | 2011-07-11 | 주식회사 솔팩 | 고속 분말 포장기의 필름 정렬장치 |
JP2014148399A (ja) * | 2013-02-01 | 2014-08-21 | Dainippon Printing Co Ltd | ウェブ間隔調整機構 |
WO2022214325A1 (de) * | 2021-04-08 | 2022-10-13 | Scrapetec Gmbh | Vorrichtung mit führungseinheit zur führung eines fördergurtes |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102209606B1 (ko) * | 2019-09-05 | 2021-01-28 | 주식회사 포스코 | 스트립의 사행 교정 장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0195815A (ja) * | 1987-10-09 | 1989-04-13 | Sumitomo Metal Ind Ltd | クラウンロール |
-
1989
- 1989-11-08 JP JP1290741A patent/JP2638226B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0195815A (ja) * | 1987-10-09 | 1989-04-13 | Sumitomo Metal Ind Ltd | クラウンロール |
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KR100920606B1 (ko) * | 2002-11-26 | 2009-10-08 | 주식회사 포스코 | 자동 조심형 스트립 지지롤 |
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WO2022214325A1 (de) * | 2021-04-08 | 2022-10-13 | Scrapetec Gmbh | Vorrichtung mit führungseinheit zur führung eines fördergurtes |
CN117157237A (zh) * | 2021-04-08 | 2023-12-01 | 思科瑞普泰克有限公司 | 具有用于引导输送带的引导单元的装置 |
US11993461B2 (en) | 2021-04-08 | 2024-05-28 | Scrapetec Gmbh | Device having a guide unit for guiding a conveyor belt |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2638226B2 (ja) | 1997-08-06 |
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