JP2543959B2 - 巻鉄心製造装置 - Google Patents

巻鉄心製造装置

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JP2543959B2 JP63184798A JP18479888A JP2543959B2 JP 2543959 B2 JP2543959 B2 JP 2543959B2 JP 63184798 A JP63184798 A JP 63184798A JP 18479888 A JP18479888 A JP 18479888A JP 2543959 B2 JP2543959 B2 JP 2543959B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ワンターンカット形巻鉄心を製造する巻鉄
心製造装置に関する。
(従来の技術) この種の巻鉄心製造装置としては、従来より、特開昭
60−59723号公報に示うものが供されており、それを第
5図乃至第7図に示す。この第5図及び第6図におい
て、1は磁性帯たる例えばけい素鋼帯(以下鋼帯と称
す)で、これは図示しないモータにより回転駆動される
送りローラ2によって矢印A方向に送られる。3は上記
鋼帯1を巻取る巻軸、4は送りローラ2と巻軸3との間
で鋼帯1を切断する切断刃であり、この切断刃4により
鋼帯1を巻取方向(矢印A方向)の所定長さごとに切断
して順次巻軸3に巻取るようにしている。5は無端状を
なす巻込みベルトで、これは巻軸3に鋼帯1の巻取外周
面を押えるように巻回され且つローラ6,6に掛く渡され
ており、この巻込みベルト5により鋼帯1を巻軸3外周
に巻込むようにして巻取っている。7はガイド装置で、
これは第7図にも示すように鋼帯1の両側縁部にそれぞ
れ接触する各2個のころがり軸受8及びこれら各2個の
ころがり軸受8をそれぞれ支持する2個の支持部材9よ
りなっている。このガイド装置7により鋼帯1の幅方向
への移動が規制され、該鋼帯1を巻軸3に対して直線的
に案内し、その送り移動を安定化させる。
ところが、一般的に鋼帯1は、第8図に示すように圧
延製造上の理由から両側縁部1a,1bにおける各板厚が等
しくない場合があり、その場合該板厚に数%程度の差が
生じる。このような鋼帯1を上述の巻軸3で巻取ると、
両側縁部1a,1bの板厚の差により鋼帯1が平面台形状に
巻取られる。この結果、鋼帯1の巻取外周面が傾斜して
巻取られるから、鋼帯1は巻取られながら幅方向に位置
ずれを起こし均等に巻取ることができず巻取り困難にな
ると共に、鉄心端面が不揃いとなって品質の良好な巻鉄
心を得ることができない。
上記問題点を解決するものとして、従来より、第9図
に示すものが供されている。この第9図において、10は
鋼帯1に対して傾動可能に設けられた巻軸で、これは図
示しない検出装置により上述した鋼帯1の巻取外周面の
傾斜が検出されると、その傾斜に応じて第9図中角度β
で示す角度だけ傾動する。これによって、鋼帯1を該巻
軸10に対し傾斜して送れるようになり、鋼帯1の巻取時
における幅方向への位置ずれを防止できる。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来構成において、巻軸10を角度β傾動させて鋼
帯1を巻軸10に対して傾斜して送る場合、鋼帯1は第10
図に示すような大きな曲率半径Rを有する円弧状鋼帯
1′に極力近似されることになり、従って鋼帯1の仮想
軌跡Xは円弧状になることが推定される。しかしなが
ら、実際の巻鉄心製造装置においては、第9図に示すよ
うに鋼帯1はガイド装置7により案内されて直線的に送
られるようになっているので、第10図に示すように鋼帯
1の実軌跡Yは直線状になる。このため、鋼帯1の実軌
跡Yと仮想軌跡Xとの間に三日月状部分Zにて示す若干
の位置ずれが生じることから、鋼帯1がガイド装置を通
るとき、鋼帯1の一方の側縁部がガイド装置7のころが
り軸受8に強く押圧されるようになり、しかも側縁部と
ころがり軸受8とが点接触するため、ストレスが集中し
て作用することになり鋼帯1の側縁部が損傷するおそれ
があった。このため、鋼帯1の巻取が困難になる問題点
があった。
そこで、本発明の目的は、磁性帯の両側縁部における
各板厚に差がある場合においても、その磁性帯を良好に
巻取ることができると共に、磁性帯の側縁部が損傷する
ことを防止できる巻鉄心製造装置を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の巻鉄心製造装置は、磁性帯を巻取方向の所定
長さごとに切断して順次巻軸に巻取ることによりワンタ
ーンカット形巻鉄心を製造するものにあっても、前記巻
軸を前記磁性帯の巻取外周面の傾斜に応じた角度に傾斜
して前記磁性帯の巻取りができるように設けると共に、
前記磁性帯を掛け渡して前記巻軸に向け案内する複数の
それぞれ鍔部を有するローラを設け、これらローラの各
鍔部に前記磁性帯の両側縁部を接触させるようにしたと
ころに特徴を有する。
(作用) 上記手段によれば、磁性帯の両側縁部における各板厚
に差がある場合においては、巻軸を磁性帯の巻取外周面
の傾斜に応じた角度に傾斜させることにより、その磁性
帯を良好に巻取ることができる。この場合、磁性帯が掛
け渡された複数のローラの鍔部に磁性帯の一方の側縁部
が強く押圧されても、それら鍔部と側縁部とは線接触と
なることから、ストレスが広い範囲に分散されるように
なり、磁性帯の側縁部が損傷することを防止できる。
(実施例) 以下、本発明の第1の実施例につき第1図乃至第3図
を参照して説明する。
まず第1図及び第3図において、11は磁性帯たる例え
ばけい素鋼帯(以下鋼帯と称す)で、これは図示しない
モータにより回転駆動される一対の送りローラ12によっ
て矢印A方向に送られる。13は鋼帯11を巻取る巻軸で、
これは巻取部13a及びこれと同心状に一体に設けられた
軸部13bよりなる。14は切断刃で、これは送りローラ12
と巻軸13との間で鋼帯11を切断する。そして、この切断
刃14により鋼帯11を巻取方向(矢印A方向)の所定長さ
ごとに切断して順次巻軸13の巻取部13aに巻取るように
している。ここで、15は無端状をなす巻込みベルトで、
これは巻軸13の巻取部13aに鋼帯11の巻取外周面を押え
るように巻回され且つローラ16及び17に掛け渡されてい
る。そのローラ16は、ローラ部16aの幅寸法が鋼帯11の
幅寸法に比べて若干大きく設定されていると共に、両端
部に鍔部16b及び16bが形成され、更にローラ部16aの外
周部の幅方向中央部に巻込みベルト15が嵌合する溝部16
cが形成されている。また、ローラは、ローラ部17aの幅
寸法が上記ローラ16のローラ部16aと略同程度に設定さ
れていると共に、ローラ部17aの外周部の幅方向中央部
に巻込みベルト15が嵌合する溝部17bが形成されてい
る。これらローラ16及び17は、ホルダー18に上下方向に
並べてそれぞれ支持軸19及び20により回転自在に取付け
られている。
さて、21は切断刃14とローラ16との間に位置して設け
られたローラで、これはローラ部21aの幅寸法が鋼帯11
の幅寸法に比べて若干大きく設定されていると共に、両
端部に鍔部21b及び21bが形成されている。このローラ21
は、ホルダー18に支持軸22により回転自在に取付けられ
ている。そして、鋼帯11は、このローラ21の上方部分及
び上記ローラ16の下方外周部分に掛け渡されてから、巻
軸13の巻取部13aに巻取られるようになっている。この
場合、鋼帯11は巻込みベルト15により巻軸13外周に巻込
まれるようにして巻取られる。また、鋼帯11の両側縁部
は、ローラ16の各鍔部16a及びロータ21の各鍔部21aにそ
れぞれ接触するようになっている。これにより、鋼帯11
の幅方向への移動を規制し、該鋼帯11を巻軸13に対して
直線的に案内し、その送り移動を安定化させている。
一方、前記巻軸13は、常時はその軸方向が直線状をな
す鋼帯11の送り部分と直角状態をなすように位置すると
共に、図示しない検出装置により鋼帯11の巻取外周面の
傾斜を検出した場合は、その傾斜に応じて第3図中角度
βで示す角度だけ傾動して位置するように傾動可能に設
けられている。
次に、上記構成の作用を説明する。
まず鋼帯11の両側縁部における各板厚が等しい場合
は、巻軸13をその軸方向が鋼帯11の送り部分と直角状態
をなすように位置させる。この状態で、鋼帯11はローラ
16及びローラ21に案内されて巻込みベルト15により巻込
まれて巻軸13に巻取られる。このとき、鋼帯11の両側縁
部がローラ16の各鍔部16a及びロータ21の各鍔部21aにそ
れぞれ接触して鋼帯11の幅方向への移動が規制されるか
ら、該鋼帯11は巻軸13に対して直線的に案内され且つそ
の送り移動が安定化する。
また、圧延製造上の理由から鋼帯11の両側縁部におけ
る各板厚に数%程度の差が生じている場合は、検出装置
により鋼帯11の巻取外周面の傾斜を検出し、その傾斜に
応じて第3図中角度βで示す角度だけ巻軸13を傾動させ
て位置させる。この状態で、鋼帯11は巻軸13に対し傾斜
して送られるようになるから、鋼帯11の巻取時における
幅方向への位置ずれが防止される。この場合、鋼帯11を
巻軸13に対して傾斜して送るようにしたので、従来構成
を示す第9図及び第10図において説明した事情が生じ
る。即ち、鋼帯11の直線状をなす実軌跡Yと円弧状をな
す仮想軌跡Xとの間に三日月状部分Zにて示す若干の位
置ずれが生じるため、鋼帯11がローラ16及び21を通ると
き、鋼帯11の一方の側縁部がローラ16及び21の鍔部16a
及び21aに強く押圧されるようになる。このとき、鋼帯1
1の側縁部と鍔部16a及び21aとが線接触するため、第2
図に斜線領域Wにて示すように、側縁部に作用するスト
レスが広く分散するようになり、従来とは異なり側縁部
が損傷するおそれを防止できる。従って、鋼帯11を良好
に巻取ることができる。
尚、上記実施例では、磁性帯として鋼帯11を用いた
が、代わりに例えばアモルファス磁性帯を用いるように
しても良い。
第4図は本発明の第2の実施例を示すもので、第1の
実施例と異なるところのみ説明する。この第4図におい
て、23はローラ部23a及び鍔部23bを有するローラで、こ
れはホルダー18に代わるホルダー24に支軸25により回転
自在に取付けられている。このローラ23は、切断刃14と
ローラ21との間に位置し、ローラ部23aの下方部分を鋼
帯11の上面に当て且つ各鍔部23bに鋼帯11の両側縁部を
接触させるようにして、その鋼帯11を案内するようにな
っている。この第2の実施例においても、第1の実施例
と略同様な作用効果を得ることができるが、特にそれぞ
れ鍔部16b,21b,23bを有する3個のローラ16,21,23によ
り鋼帯11を案内するようにしたから、鋼帯11の送り移動
時の安定性がより高くなる。
また、上記各実施例では、鍔部を有するローラを2個
或は3個設けたが、本発明はこれに限られるものではな
く、必要に応じて4個以上設けても良いことは勿論であ
る。
[発明の効果] 本発明は以上の説明から明らかなように、巻軸を磁性
帯の巻取外周面の傾斜に応じた角度に傾斜して前記磁性
体の巻取りができるように設けると共に、前記磁性帯を
掛け渡して前記巻軸に向け案内する複数のそれぞれ鍔部
を有するローラを設け、これらローラの各鍔部に前記磁
性帯の両側縁部を接触させるように構成したので、磁性
体の両側縁部における各板厚に差がある場合において
も、その磁性帯を良好に巻取ることができると共に、磁
性帯の側縁部が損傷することを防止できるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の第1の実施例を示すもの
で、第1図は斜視図、第2図は破断側面図、第3図は上
面図である。また、第4図は本発明の第2の実施例を示
す第2図相当図である。そして、第5図乃至第9図は従
来構成を示すもので、第5図は第3図相当図、第6図は
第2図相当図、第7図は要部の縦断面図、第8図は鋼帯
の断面図、第9図は第3図相当図であり、第10図は作用
を説明するための上面図である。 図面中、11は鋼帯(磁性帯)、13は巻軸、16,21,23はロ
ーラ、16b,21b,23bは鍔部を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性帯を巻取方向の所定長さごとに切断し
    て順次巻軸に巻取ることによりワンターンカット形巻鉄
    心を製造するものにあって、前記巻軸を前記磁性帯の巻
    取外周面の傾斜に応じた角度に傾斜して前記磁性帯の巻
    取りができるように設けると共に、前記磁性帯を掛け渡
    して前記巻軸に向け案内する複数のそれぞれ鍔部を有す
    るローラを設け、これらローラの各鍔部に前記磁性帯の
    両側縁部を接触させるようにしたことを特徴とする巻鉄
    心製造装置。
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