JPH03150734A

JPH03150734A - 光デイスクのフオーカスアクチユエータ

Info

Publication number: JPH03150734A
Application number: JP1288670A
Authority: JP
Inventors: Etsuo Tanaka; 田中　悦男
Original assignee: Nikon Corp
Current assignee: Nikon Corp
Priority date: 1989-11-08
Filing date: 1989-11-08
Publication date: 1991-06-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は光ディスクのフォーカスアクチュエータに関す
るものである。

［従来の技術］光ディスク（光磁気ディスクを含む）は、レーザ光を光
学レンズによって直径約１μｍ程度の微小光点に絞り込
んで情報の記録、再生を行っているため、光ディスクが
回転に伴って代かな面振れを生じても、レーザ光の焦点
がずれ、正確な記録再生を妨げるものである。そのため
、光ディスクからの反射光の一部を使って面振れを検出
し、その検出信号によって光学レンズを上下に微動させ
ることによりレーザ光のオートフォーカシングを行って
いる。光学レンズを上下動させるフォーカスアクチュエ
ータとしては種々あるが、その−例として電磁アクチュ
エータを使用し、光学レンズをダイナミック・スピーカ
と同じ原理で上下に動かし焦点のズレを補正するように
したものが一般的である。

第５図はこのような電磁アクチュエータを駆動源として
使用したフォーカスアクチュエータの従来例を示すもの
で、これを概略説明すると、１はフォーカスレンズ、２
はフォーカスレンズ１を保持する鏡筒、３は鏡筒２を保
持する保持部材である。

４は′ｋｉｉ筒２を上下動させる電磁アクチュエータで
、この電磁アクチュエータ４は鏡筒２の外周面に巻回さ
れた励磁コイル５と、ポジショナ本体側に固定配置され
前記励磁コイル５を取り囲む環状ヨーク６と、このヨー
ク６の内周に嵌合された環状の永久磁石７等で構成され
ている。

８．９．１０．１１は前記電磁アクチ、１エータ４によ
って鏡ＦＪ２が上下動する際、この鏡筒２を光軸りと平
行な並進運動をさせる板ばねで、これらの板ばね８．９
．１０．１１は全て同一長さを有して一端がポジショナ
本体に設けた固定ブロック１２により片持支持され、自
由端にて前記保持部材３を保持している。また、板ばね
８．９．１０．１１は全て平行で、板ばね８と９．１０
と１１がそれぞれ上下に同一の間隔を保って対向配置さ
れている。さらに板ばね８と１０の間隔と、板ばね９と
１１の間隔は等しい。

このような構成からなるフォーカスアクチュエータにお
いて、光ディスクの面ブレを検出し、その面プレに応じ
た大きさ及び向きの電流を励磁コイル５に供給すると、
Ｍ筒２は面ブレ方向に微動してレーザ光の焦点のずれを
補正する。この時。

鏡筒２の上下動に伴い、板ばね８．９．１０．１１はｊ
ａ筒２の移動方向に互いに平行に弾性変形するが、保持
部材３に固定されている自由端の撓み角は０で、これに
よって鏡筒２の並進運動を保証し、光軸りに対する傾き
を防止している。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、上述したような従来のフォーカスアクチ
ュエータにおいては、上下の板ばね８と９．１０と１１
の長さを厳密に同一に設定する必要があり、組立誤差等
によってこの長さが異なると、Ｍ［２および保持部材３
が正しく並進運動せず、光軸りに対して傾き、微小光点
が光ディスクのビット列のトラック上から外れるといっ
た問題があった。

したがって、本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、ばね数の削
減により組立作業性を向上させ、またばねの長さをＭ密
に揃えずどもフォーカスレンズを確実に並進運動させる
ことができるようにした光ディスクのフォーカスアクチ
ュエータを提供することにある。

［課題を解決するための手段］本発明は上記目的を達成するために、所要冊隔をおいて
平行に並設され一端を固定端としてポジショナによって
片持支持された一対の板ばねを備え、これら一対の板ば
ねの他端である自由端部を剛体からなる連結部材によっ
て互いに連結し、この連結部材に前記一対の板ばね間に
位置し且つ板ばね固定端方向に延在する剛性を有するレ
ンズ保持部を設け、このレンズ保持部にフォーカスレン
ズを前記一対の板ばね間の中央でかつ鎖板ばねの長手方
向中央に位置するよう取り付けたことを特徴とする光デ
ィスクのフォーカスアクチュエータを提供することにあ
り、また前記フォーカスレンズ、レンズ保持部および連
結部材を含む剛体の重心を光軸上に位置させたことを特
徴とする光ディスクのフォーカスアクチュエータを提供
することにある。

［作用］本発明において、フォーカスレンズは左右一対の板ばね
によって支持されるものであるため、上下２枚からなる
２組の板ばねを使用する場合と異なり、板ばねの長さが
異なったとしてもフォーカス°し〉・ズが本来の動作方
向と直交する方向に傾くことがない。

また、フォーカスレンズの並進運動は、フォーカスレン
ズの上下動に拘らず板ばねの自由端の撓み角ｉが常にＯ
であることによって保証されるが、フォーカスレンズを
板ばねの長手方向中央に位置するように連結部材のレン
ズ保持部に設置しておくと、後述するように撓み角ｉが
０となって、フォーカスレンズの並進運動を保証する。

［実施１３’ｌ］以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明に係る光ディスクのフォーカスアクチュ
エータの一実施例を示す斜視図、第２図は同フォーカス
アクチュエータの断面図である。

なお、図中第５図と同一の構成部品、部分に対しては同
一符号を以て示し、その説明を省略する。

これらの図において、本実施例は平行に並設された左右
一対の板ばね２０．２１によってフォーカスレンズ１の
鏡筒２を並進運動させるように構成したものである。

一対の板ばね２０．２１は略同−長さρおよび幅を有し
て一端Ａをポジショナの固定ブロック１２に固定され、
自由端Ｂが連結部材２２によって互いに連結されている
。連結部材２２は剛体からなり、その内側面中央には板
ばね２０．２１の固定端Ａ方向にこれらと平行に延在す
るレンズ保持部２４が一体に突設されている。レンズ保
持部２４も剛体からなり、その中間部に前記鏡筒２が中
心軸線を光軸りと一致させて取り付けられている。

また、この鏡筒２は、２つの板ばね２０．２１間の丁度
中央で、且つ板ばね２０．２１の長手方向中央に位置ず
けされている。さちにはフォーカスレンズ１、レンズ保
持部２４、鏡筒２およびバランサ２６を含む鏡筒２の重
心は前記光軸り上に位置されている。この重心の光軸り
との一致は、バランサ２６の長さ、厚み、幅等を変えて
調整することにより簡単に行い得るものである。

２５は光ディスクである。

このような構成において、全光ディスク２５の面振れに
伴い励磁コイル５に電流が供給されて。

鏡筒２に第３図に示すように上方への推力Ｐが作用した
とすると、推力Ｐと、推力Ｐのオフセット分１７′２と
推力Ｐの債によるモーメントＭが板ばね２０．２１の自
由端Ｂに作用する。

このことを力学的に等価な図で示すと第４図のようにな
る。この場合、自由端Ｂの撓み角ｉはｉ　＝　−（２Ｍ
　−Ｐρ）ＥＩで表される。

但し、ｇは板ばねの長さ、Ｅは板ばねのヤング率、■は
板ばねの断面２次モーメントである。

そこで、第３図の場合を第４図に適用すると、モーメン
トＭは、Ｍ＝−１・　Ｐとなる。

したがって、板ばね２０，２１の自由端Ｂの撓み角ｉは
０となり、フォーカスレンズ１の並進運動が常に保証さ
れることになる。

また、鏡筒２、レンズ保持部２４、連結部材２２、バラ
ンサ２６、レンズ１を含む剛体の重心を光軸り上に位置
させているので、板ばね２０．２１やレンズ保持部２４
が上下動じても傾いたり捩じれたすせず、フォーカスレ
ンズ１を安定に上下動させ得る。

なお、上記実施例は別個独立した２つの捩ばね２０．２
１を用いてフォーカスレンズ１を保持したが、本発明は
これに限らず、ばね材をプレス加工によって口字状もし
くは口字状に打ち抜いて２つの板ばねを一体形成したも
のを用いてもよいことは勿論である。また、鏡筒２、レ
ンズ保持部２４、連結部材２２、バランサ２６を一体形
成したものを用いてもよい。

［発明の効果１以１説明したように本発明に係る光ディスクの）す−カ
スアクチュエータによれば、フォーカスレンズを保持す
る板ばねの数を、従来の４つから２つに半減させたので
、構造が簡素化され、また組立時に上下の板ばねの長さ
を正確に合わせると云った調整作業を必要とせず、組立
作業性に優れ、しかもフォーカスレンズの良好な並進運
動が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光ディスクのフォーカスアクチュ
エータの一実施例を示す斜視図、第２図は同アクチュエ
ータの断面図、第３図は鏡筒が上方への推力を受けた状
態を示す図、第４図は第３図の力学的に等価な図、第５
図は従来の光ディスりのフォーカスアクチュエータを示
す斜視図である。１・・・フォーカスレンズ、２・・・鏡筒、３・・・保
持部材、４・・・電磁アクチュエータ、５・・・励磁コ
イル、６・・・ヨーク、７・・・永久磁石、８．９．１
ｏ、ｔｔ・・・板ばね、１２・・・固定ブロック、２０
．２１・・・板ばね、２２・・・連結部材、２４・・・
レンズ保持部、２５・・・光ディスク、２６・・・バラ
ンサ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）所要間隔をおいて平行に並設され一端を固定端と
してポジショナによって片持支持された一対の板ばねを
備え、これら一対の板ばねの他端である自由端部を剛体
からなる連結部材によって互いに連結し、この連結部材
に前記一対の板ばね間に位置し且つ板ばね固定端方向に
延在する剛性を有するレンズ保持部を設け、このレンズ
保持部にフォーカスレンズを前記一対の板ばね間の中央
でかつ該板ばねの長手方向中央に位置するよう取り付け
たことを特徴とする光ディスクのフォーカスアクチュエ
ータ。
（２）請求項１記載の光ディスクのフォーカスアクチュ
エータにおいて、前記フォーカスレンズ、レンズ保持部
および連結部材を含む剛体の重心が光軸上に位置するこ
とを特徴とする光ディスクのフォーカスアクチュエータ
。