JPH03149499A - スチームトラップ - Google Patents
スチームトラップInfo
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- JPH03149499A JPH03149499A JP28801589A JP28801589A JPH03149499A JP H03149499 A JPH03149499 A JP H03149499A JP 28801589 A JP28801589 A JP 28801589A JP 28801589 A JP28801589 A JP 28801589A JP H03149499 A JPH03149499 A JP H03149499A
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Landscapes
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ダイヤフラムによってカプセル内に画成した
密封室に封入せしめられた作動媒体により作動するスチ
ームトラップに関する。
密封室に封入せしめられた作動媒体により作動するスチ
ームトラップに関する。
第4図は従来のこの種スチームトラップの構成例を示し
ているが、図中、21は入口21a及び出口21bを有
する弁箱、22は弁箱21に冠着する蓋、23はガスケ
ット、24はトラップ室、25は後述する弁座口を開閉
するように構成されているカプセル、26は弁箱21に
螺着されると共に弁座口26aが形成されて成る弁座体
、2フ。
ているが、図中、21は入口21a及び出口21bを有
する弁箱、22は弁箱21に冠着する蓋、23はガスケ
ット、24はトラップ室、25は後述する弁座口を開閉
するように構成されているカプセル、26は弁箱21に
螺着されると共に弁座口26aが形成されて成る弁座体
、2フ。
27′は周縁部に沿って後述す占ダイヤフラムと共に溶
接されているカプセル25の殻体である。
接されているカプセル25の殻体である。
カプセル25は蓋体27′の爪27′aが弁座体26の
係合溝26bに係着することによりトラップ124内で
固定せしめられている。28は殻体27.27の周縁部
に挟まれて固着されている波状に成形されたダイヤフラ
ム、29はダイヤフラム28の中央部に固着された弁体
、30は殻体27とダイヤフラム28とにより画成され
、その中に揮発性の薬液で成る作動媒体が封入せしめら
れている密封室、31はダイヤフラム28と共に弁体2
9へ溶接されている補強板である。
係合溝26bに係着することによりトラップ124内で
固定せしめられている。28は殻体27.27の周縁部
に挟まれて固着されている波状に成形されたダイヤフラ
ム、29はダイヤフラム28の中央部に固着された弁体
、30は殻体27とダイヤフラム28とにより画成され
、その中に揮発性の薬液で成る作動媒体が封入せしめら
れている密封室、31はダイヤフラム28と共に弁体2
9へ溶接されている補強板である。
かかるスチームトラップにおいて、弁箱lの入口1aか
ら流入した復水がカプセル25の周囲に蓄積すると密封
室30の温度が下がって作動媒体の蒸気圧が低下し、こ
のためダイヤフラム28が復水の圧力によって殻体27
側へ圧迫せしめられる結果、弁体29が弁座体26から
離脱して弁座口26aを開き、復水は弁座口26aを介
して出口tbから排出せしめられる。又、高温の復水又
は水蒸気がトラップ室24に流入すれば、上記の場合と
は逆に蒸気圧が上昇した作動媒体が膨張してダイヤフラ
ム28を殻体27′側へ圧迫せしめ、この結果、弁体2
9が弁座体z6に密着して弁座口26aを閉鎖し、これ
によりトラップ室24からの水蒸気の漏出が防止される
。
ら流入した復水がカプセル25の周囲に蓄積すると密封
室30の温度が下がって作動媒体の蒸気圧が低下し、こ
のためダイヤフラム28が復水の圧力によって殻体27
側へ圧迫せしめられる結果、弁体29が弁座体26から
離脱して弁座口26aを開き、復水は弁座口26aを介
して出口tbから排出せしめられる。又、高温の復水又
は水蒸気がトラップ室24に流入すれば、上記の場合と
は逆に蒸気圧が上昇した作動媒体が膨張してダイヤフラ
ム28を殻体27′側へ圧迫せしめ、この結果、弁体2
9が弁座体z6に密着して弁座口26aを閉鎖し、これ
によりトラップ室24からの水蒸気の漏出が防止される
。
一方、第5図は従来のスチームトラップの他の構成例を
示しているが、この装置では、中央部に補強板32と球
状弁体33とが固着されている上ダイヤフラム34と、
殻体27′の開口に沿って内周縁部が溶接されている下
ダイヤフラム35とが外周縁部で互いに溶接されていて
、カプセル25全体は多数の孔36aが穿設されている
ホルダー36によって弁座体26上に支持されている。
示しているが、この装置では、中央部に補強板32と球
状弁体33とが固着されている上ダイヤフラム34と、
殻体27′の開口に沿って内周縁部が溶接されている下
ダイヤフラム35とが外周縁部で互いに溶接されていて
、カプセル25全体は多数の孔36aが穿設されている
ホルダー36によって弁座体26上に支持されている。
そして、密封室30は上ダイヤフラム34及び下ダイヤ
フラム35と殻体27,27とによって画成され、その
中に第4図に示した例の場合と同様な作動媒体が封入さ
れている。 ′第5図の構成例のスチームトラップで
は、作動媒体の蒸気圧が低下したとき、ホルダー36の
孔36aを介して上下のダイヤフラム34及び35間に
侵入して(る復水の圧力によって、上ダイヤフラム、3
4に固着した球状弁体33が弁座口26aを開き、又、
作動媒体の蒸気圧が上昇すると、上下のダイヤスラム3
4.35が互いに密着するように押し潰された状態にな
って球状弁体33に弁座口26aを閉鎖させ、このよう
にしてトラップ室24内の復水又は水蒸気による密封室
30内の作動媒体の膨張、収縮により弁座口26aを開
閉するようになっている。
フラム35と殻体27,27とによって画成され、その
中に第4図に示した例の場合と同様な作動媒体が封入さ
れている。 ′第5図の構成例のスチームトラップで
は、作動媒体の蒸気圧が低下したとき、ホルダー36の
孔36aを介して上下のダイヤフラム34及び35間に
侵入して(る復水の圧力によって、上ダイヤフラム、3
4に固着した球状弁体33が弁座口26aを開き、又、
作動媒体の蒸気圧が上昇すると、上下のダイヤスラム3
4.35が互いに密着するように押し潰された状態にな
って球状弁体33に弁座口26aを閉鎖させ、このよう
にしてトラップ室24内の復水又は水蒸気による密封室
30内の作動媒体の膨張、収縮により弁座口26aを開
閉するようになっている。
しかしながら、この種のスチームトラップを使用した装
置において、高温の水蒸気と低温の復水とが混合する場
合があり、その時所謂、スチームハンマと呼ばれる一種
の圧力衝撃が発生し、この衝撃作用によってダイヤフラ
ムが破損するという問題があった。例えば、第4図に示
した例の場合では、スチームハンマによって生じた強烈
な圧力がカプセル25の周囲へ伝わると特に符号P、で
示した部分のダイヤフラム28は、もはや殻体27及び
補強板31では支え切れずに、それに加わる過大な応力
のために破損せしめられる。一方、第5図に示した例の
場合には、上下のダイヤフラム34及び35間を押し拡
げるスチームハンマの圧力衝撃のために、それらの溶接
接合部P2の近辺が破裂せしめられ易く、更に、符号P
、で示した部分も殻体27及び補強板32では支え切れ
ずに破損に至り易かった。
置において、高温の水蒸気と低温の復水とが混合する場
合があり、その時所謂、スチームハンマと呼ばれる一種
の圧力衝撃が発生し、この衝撃作用によってダイヤフラ
ムが破損するという問題があった。例えば、第4図に示
した例の場合では、スチームハンマによって生じた強烈
な圧力がカプセル25の周囲へ伝わると特に符号P、で
示した部分のダイヤフラム28は、もはや殻体27及び
補強板31では支え切れずに、それに加わる過大な応力
のために破損せしめられる。一方、第5図に示した例の
場合には、上下のダイヤフラム34及び35間を押し拡
げるスチームハンマの圧力衝撃のために、それらの溶接
接合部P2の近辺が破裂せしめられ易く、更に、符号P
、で示した部分も殻体27及び補強板32では支え切れ
ずに破損に至り易かった。
更に、スチームトラップ装置が高温状態になっていると
き、その分解、点検等のために蓋22を取り外すとトラ
ップ室24内の圧力は急激に低下するが、この場合、作
動媒体の蒸気圧は高いまま保持されているので密封室3
0内外の圧力差が著しく増大し、このため特に第4図一
乃至第5図とも符号P、で示した部分のダイヤフラム2
8及び上ダイヤフラム34が破損せしめられてしまう。
き、その分解、点検等のために蓋22を取り外すとトラ
ップ室24内の圧力は急激に低下するが、この場合、作
動媒体の蒸気圧は高いまま保持されているので密封室3
0内外の圧力差が著しく増大し、このため特に第4図一
乃至第5図とも符号P、で示した部分のダイヤフラム2
8及び上ダイヤフラム34が破損せしめられてしまう。
本発明は、かかる実情に鑑み、スチームハンマによる圧
力衝撃等が生じてもダイヤフラムの破損を防止し、常に
安全作動を保証し得るスチームトラップを提供すること
を目的とする。
力衝撃等が生じてもダイヤフラムの破損を防止し、常に
安全作動を保証し得るスチームトラップを提供すること
を目的とする。
本発明によるスチームトラップ装置は、中央部に開口を
有する殻体間に、それらの周縁部に沿って固着せしめら
れた一対の上下ダイヤフラムを張架し、該上下ダイヤフ
ラムによって画成された密封室に作動媒体が封入せしめ
られて成る円盤状のカプセルを備え、上ダイヤフラムに
固着したダイヤフラムホルダーを介して担持される上記
カプセルの下側に配置された弁座口を、下ダイヤフラム
に固着した弁体によって開閉するようになっているが、
上記ダイヤフラムホルダー及び上記弁体の外周に沿って
環状の補強板が取付けられている。
有する殻体間に、それらの周縁部に沿って固着せしめら
れた一対の上下ダイヤフラムを張架し、該上下ダイヤフ
ラムによって画成された密封室に作動媒体が封入せしめ
られて成る円盤状のカプセルを備え、上ダイヤフラムに
固着したダイヤフラムホルダーを介して担持される上記
カプセルの下側に配置された弁座口を、下ダイヤフラム
に固着した弁体によって開閉するようになっているが、
上記ダイヤフラムホルダー及び上記弁体の外周に沿って
環状の補強板が取付けられている。
又、更にダイヤフラムホルダーをカプセルカバーを介し
て弾性的に支持し得るカプセルホルダーが設けられてい
る。
て弾性的に支持し得るカプセルホルダーが設けられてい
る。
本発明によれば、密封室の作動媒体が膨張する際、上下
のダイヤフラムは、カプセルの殻体と補強板とによって
接触支持され、これにより上下ダイヤスラムは全体にほ
ぼ均等に支持されて、局部的に過大な応力が加わること
はない。
のダイヤフラムは、カプセルの殻体と補強板とによって
接触支持され、これにより上下ダイヤスラムは全体にほ
ぼ均等に支持されて、局部的に過大な応力が加わること
はない。
又、カプセルホルダーの弾性により、作動媒体の膨張に
よって上下ダイヤフラムが殻体に接触するまで、カプセ
ルはカプセルホルダーの弾力に抗して移動することがで
き、これにより上下ダイヤフラムに対する衝撃を緩和す
ることができる。
よって上下ダイヤフラムが殻体に接触するまで、カプセ
ルはカプセルホルダーの弾力に抗して移動することがで
き、これにより上下ダイヤフラムに対する衝撃を緩和す
ることができる。
以下、第1図に基づき本発明によるスチームトラップ装
置の第一実施例を説明する。先づ、図において、入口1
a及び出口tbを有する弁箱lに、蓋2がガスケット3
を介して冠着されていて、カプセル5により弁座体6の
弁座口6aを開閉するようになっているが、第1図の右
側半分及び左側半分により弁座口6aの閉弁状態及び開
弁状態が示されている。そして更に図中、7.7′は夫
々の中央部に開ロアa、7aが形成されていてその周縁
部に沿って後述する上下ダイヤフラムを溶接W、により
固着せしめるカプセル5の殻体、8゜9は殻体7,7′
の間1こ張架された波状の上ダイヤフラム及び下ダイヤ
フラム、IOは殻体7の開ロアaのほぼ中央部位置に配
置されるようにその外周部に沿って溶接W、により上ダ
イヤフラム8へ固着するダイヤフラムホルダー、11は
ダイヤフラムホルダーlOに整合し且つ弁座口6aの上
側に配置されるようにその外周部に沿って溶接W、によ
り下ダイヤフラム9に固着する弁体、12.12は溶接
Wtにより上ダイヤフラム8と共にダイヤフラムホルダ
ー10へ、そして溶接W、により下ダイヤフラム9と共
に弁体11へ夫々固着され、開ロアa及びダイヤスラム
ホルダーlO間の隙間並びに開ロアa及び弁体11間の
隙間を塞ぎ得るように環状に形成された補強板、13は
ダイヤフラムホルダー10に固着すると共に蓋2に形成
された係合孔2aに係着してカプセル5を担持する弾性
変形可能なカプセルホルダーである。そして上ダイヤス
ラムム8,9の間に密封室14が画成され、その中に作
動媒体が封入せしめられている。
置の第一実施例を説明する。先づ、図において、入口1
a及び出口tbを有する弁箱lに、蓋2がガスケット3
を介して冠着されていて、カプセル5により弁座体6の
弁座口6aを開閉するようになっているが、第1図の右
側半分及び左側半分により弁座口6aの閉弁状態及び開
弁状態が示されている。そして更に図中、7.7′は夫
々の中央部に開ロアa、7aが形成されていてその周縁
部に沿って後述する上下ダイヤフラムを溶接W、により
固着せしめるカプセル5の殻体、8゜9は殻体7,7′
の間1こ張架された波状の上ダイヤフラム及び下ダイヤ
フラム、IOは殻体7の開ロアaのほぼ中央部位置に配
置されるようにその外周部に沿って溶接W、により上ダ
イヤフラム8へ固着するダイヤフラムホルダー、11は
ダイヤフラムホルダーlOに整合し且つ弁座口6aの上
側に配置されるようにその外周部に沿って溶接W、によ
り下ダイヤフラム9に固着する弁体、12.12は溶接
Wtにより上ダイヤフラム8と共にダイヤフラムホルダ
ー10へ、そして溶接W、により下ダイヤフラム9と共
に弁体11へ夫々固着され、開ロアa及びダイヤスラム
ホルダーlO間の隙間並びに開ロアa及び弁体11間の
隙間を塞ぎ得るように環状に形成された補強板、13は
ダイヤフラムホルダー10に固着すると共に蓋2に形成
された係合孔2aに係着してカプセル5を担持する弾性
変形可能なカプセルホルダーである。そして上ダイヤス
ラムム8,9の間に密封室14が画成され、その中に作
動媒体が封入せしめられている。
本発明によるスチームトラップは上記のように構成され
ているから、トラップ室4内の復水又は水蒸気によって
もたらされる温度変化により密封室14内の作動媒体が
膨張、収縮して弁体11による弁座口6aの開閉が行な
われるが、かかる作動中に前述したスチームハンマが発
生した場合、その圧力衝撃が上ダイヤスラムム8,9に
作用してそれらは図に示したように(開弁状態)押し潰
される。この場合、上ダイヤスラムム8,9は相互に正
しく密着し、これにより上下ダイヤフラム8.9には過
大な応力は生じず、従ってその破損の危険は全くなくな
る。
ているから、トラップ室4内の復水又は水蒸気によって
もたらされる温度変化により密封室14内の作動媒体が
膨張、収縮して弁体11による弁座口6aの開閉が行な
われるが、かかる作動中に前述したスチームハンマが発
生した場合、その圧力衝撃が上ダイヤスラムム8,9に
作用してそれらは図に示したように(開弁状態)押し潰
される。この場合、上ダイヤスラムム8,9は相互に正
しく密着し、これにより上下ダイヤフラム8.9には過
大な応力は生じず、従ってその破損の危険は全くなくな
る。
一方、密封室14内の作動媒体の蒸気圧が高くなってい
るときに蓋2を急激に開いて復水又は水蒸気を放出させ
ると該作動媒体が膨張して上ダイヤスラムム8,9は離
反するが(閉弁状態)、夫々殻体7,7′の内面によっ
て均等に支持されるため、やはり過大な応力が生じるこ
とはない。この場合において、特に密封室14内外の圧
力差が大きいときはダイヤフラムホルダーIOはカプセ
ルホルダー13の弾力に抗して上方に移動して、これに
より補強板12.12が殻体7,7′の開ロアa、7a
の周囲に接触するようになり、このような状態ダイヤス
ラムム8,9は殻体フ。
るときに蓋2を急激に開いて復水又は水蒸気を放出させ
ると該作動媒体が膨張して上ダイヤスラムム8,9は離
反するが(閉弁状態)、夫々殻体7,7′の内面によっ
て均等に支持されるため、やはり過大な応力が生じるこ
とはない。この場合において、特に密封室14内外の圧
力差が大きいときはダイヤフラムホルダーIOはカプセ
ルホルダー13の弾力に抗して上方に移動して、これに
より補強板12.12が殻体7,7′の開ロアa、7a
の周囲に接触するようになり、このような状態ダイヤス
ラムム8,9は殻体フ。
7′へ圧迫せしめられるので、かかる補強板12゜12
の支持と相俟ってダイヤフラム8,9Iこは無理な力が
作用しない。
の支持と相俟ってダイヤフラム8,9Iこは無理な力が
作用しない。
このように補強板12.12を設けたこと番こよりダイ
ヤフラム8,9において局部的に過大な応力が生じない
ので、その破損を防止することができるばかりか、寿命
も長くなり、その間の安全作動が保証される。ところで
、弁体11による弁座口6aの開閉動作において該弁体
11の上下方向の移動量は上下ダイヤフラム8.9の動
作量昌こよって等しく分担されるから、上ダイヤフラム
8及び下ダイヤフラム9の動作量は従来例で示したスチ
ームトラップ装置(第4図参照)の場合のl/2で済み
、従って動作量に応じて生じる応力は小さくなるから、
この点でもダイヤフラム8.9の寿命は長くなる。
ヤフラム8,9において局部的に過大な応力が生じない
ので、その破損を防止することができるばかりか、寿命
も長くなり、その間の安全作動が保証される。ところで
、弁体11による弁座口6aの開閉動作において該弁体
11の上下方向の移動量は上下ダイヤフラム8.9の動
作量昌こよって等しく分担されるから、上ダイヤフラム
8及び下ダイヤフラム9の動作量は従来例で示したスチ
ームトラップ装置(第4図参照)の場合のl/2で済み
、従って動作量に応じて生じる応力は小さくなるから、
この点でもダイヤフラム8.9の寿命は長くなる。
第2図は本発明によるスチームトラップの第二実施例を
示す。この例では、ダイヤフラムホルダー10に固着し
たカプセルカバー15の外周部に少なくとも3個の弾性
変形可能なカプセルホルダー16とこし網17とがかし
め付けられていて、各カプセルホルダー16の一端側が
蓋2に形成された段部2bによって保持されると共にこ
し網17の凸部17aが弁座体6に形成された凹部6b
に嵌着することによりカプセル5全体がトラップ室4内
で担持されている。
示す。この例では、ダイヤフラムホルダー10に固着し
たカプセルカバー15の外周部に少なくとも3個の弾性
変形可能なカプセルホルダー16とこし網17とがかし
め付けられていて、各カプセルホルダー16の一端側が
蓋2に形成された段部2bによって保持されると共にこ
し網17の凸部17aが弁座体6に形成された凹部6b
に嵌着することによりカプセル5全体がトラップ室4内
で担持されている。
この第二実施例や場合にも、密封室14内の作動媒体の
膨張及び収縮によって上下ダイヤフラム8.9が作動す
る際に補強板12.12によって支持されることにより
上下ダイヤ・フラム8,9に過大な応力が生じるのが防
止されるのは第一実施例の場合と同様である。又、特に
作動媒体が急激に膨張−した場合には、ダイヤフラムホ
ルダーlOにより押上げられるカプセルカバー15によ
ってカプセルホルダー16が適度に弾性変形せしめられ
るが、これにより上下ダイヤフラム8,9が殻体7,7
′にぴったり接触するようになるまでカプセル5は上方
に移動し、該上下ダイヤフラム8.9は全体を均一に接
触支持される。尚、上記カプセルホルダー16は第3図
に示したように蓋2に形成されたガイド突起2Cによっ
て支持され、適度の力でカプセルカバー15を弾圧する
ようにしたコイルばね16によってよく、更にこのコイ
ルばね16の代わりに板ばね等の弾性部材によってもよ
い。
膨張及び収縮によって上下ダイヤフラム8.9が作動す
る際に補強板12.12によって支持されることにより
上下ダイヤ・フラム8,9に過大な応力が生じるのが防
止されるのは第一実施例の場合と同様である。又、特に
作動媒体が急激に膨張−した場合には、ダイヤフラムホ
ルダーlOにより押上げられるカプセルカバー15によ
ってカプセルホルダー16が適度に弾性変形せしめられ
るが、これにより上下ダイヤフラム8,9が殻体7,7
′にぴったり接触するようになるまでカプセル5は上方
に移動し、該上下ダイヤフラム8.9は全体を均一に接
触支持される。尚、上記カプセルホルダー16は第3図
に示したように蓋2に形成されたガイド突起2Cによっ
て支持され、適度の力でカプセルカバー15を弾圧する
ようにしたコイルばね16によってよく、更にこのコイ
ルばね16の代わりに板ばね等の弾性部材によってもよ
い。
上記各実施例における上下ダイヤフラム8.9は、波状
の他に平坦なものを用いてもよく、又、−これら上下ダ
イヤフラム8.9の夫々を2枚以上の薄いダイヤフラム
により構成することも可能である。更に、カプセルホル
ダー13及び16は蓋2を介して保持するのではなく、
弁箱l側に設けた支持部材により保持するようにするこ
ともできる。
の他に平坦なものを用いてもよく、又、−これら上下ダ
イヤフラム8.9の夫々を2枚以上の薄いダイヤフラム
により構成することも可能である。更に、カプセルホル
ダー13及び16は蓋2を介して保持するのではなく、
弁箱l側に設けた支持部材により保持するようにするこ
ともできる。
上述のように本発明のスチームトラップは、スチームハ
ンマや異常に高い圧力差に対して耐久性に優れ、又、通
常作動時にダイヤフラムに生ずる応力を小さくすること
ができるため薄いダイヤフラムの使用が可能になり、こ
れによりトラップの作動感度が向上する上に、正確で円
滑な作動と長い寿命を保証する等の利点を有している。
ンマや異常に高い圧力差に対して耐久性に優れ、又、通
常作動時にダイヤフラムに生ずる応力を小さくすること
ができるため薄いダイヤフラムの使用が可能になり、こ
れによりトラップの作動感度が向上する上に、正確で円
滑な作動と長い寿命を保証する等の利点を有している。
第1図は本発明によるスチームトラップの第一実施例の
縦断面図、第2図は本発明によるスチームトラップの第
二実施例の縦断面図、第3図は上記第二実施例の変形例
を示す縦断面図、第4図及び第5図は従来のスチームト
ラップの構成例を示す縦断面図である。 l・・・・弁箱、2・・・・蓋、5・・・・カプセル、
6・・・・弁座体、7.7′・・・・殻体、8・・・・
上ダイヤフラム、9・・・・下ダイヤフラム、10・・
・・ダイヤフラムホルダー、11・・・・弁体、12.
12・・・・補強板、13.16・・・・カプセルホル
ダー、14・・・・密封室、15・・・・カプセルカバ
ー。 第2図 (M * ;IKJI)、 (WJ弁玖
墓)第3図 フ′7″ (テ )し°)′1″ (Mffu) (Mi?XM)第4図 1′ λ?? 、〒フ゜ノ゜1′ 第5図 手続補正書(自発) 平成 2年 22ブ日 し
縦断面図、第2図は本発明によるスチームトラップの第
二実施例の縦断面図、第3図は上記第二実施例の変形例
を示す縦断面図、第4図及び第5図は従来のスチームト
ラップの構成例を示す縦断面図である。 l・・・・弁箱、2・・・・蓋、5・・・・カプセル、
6・・・・弁座体、7.7′・・・・殻体、8・・・・
上ダイヤフラム、9・・・・下ダイヤフラム、10・・
・・ダイヤフラムホルダー、11・・・・弁体、12.
12・・・・補強板、13.16・・・・カプセルホル
ダー、14・・・・密封室、15・・・・カプセルカバ
ー。 第2図 (M * ;IKJI)、 (WJ弁玖
墓)第3図 フ′7″ (テ )し°)′1″ (Mffu) (Mi?XM)第4図 1′ λ?? 、〒フ゜ノ゜1′ 第5図 手続補正書(自発) 平成 2年 22ブ日 し
Claims (2)
- (1)中央部に開口を有する殻体間にそれらの周縁部に
沿って固着せしめられた一対の上下ダイヤフラムを張架
し、該上下ダイヤフラムによって画成された密封室に作
動媒体が封入せしめられて成る円盤状のカプセルを備え
、上ダイヤフラムに固着したダイヤフラムホルダーを介
して担持される上記カプセルの下側に配置される弁座口
を、下ダイヤフラムに固着した弁体によって開閉するよ
うにし、上記ダイヤフラムホルダー及び上記弁体の外周
に沿って環状の補強板を取付け、上記作動媒体の膨張し
た際、上記上下ダイヤフラムは上記カプセルの殻体と上
記補強板とによって接触支持されるようにしたことを特
徴とするスチームトラップ。 - (2)上記ダイヤフラムホルダーをカプセルカバーを介
して弾性的に支持し得るカプセルホルダーを設け、上記
作動媒体が膨張する際、上記上下ダイヤフラムが上記殻
体に接触するまで、上記カプセルが上記カプセルホルダ
ーの弾力に抗して移動し得るようにしたことを特徴とす
る特許請求の範囲(1)に記載のスチームトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28801589A JP2731000B2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | スチームトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28801589A JP2731000B2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | スチームトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03149499A true JPH03149499A (ja) | 1991-06-26 |
JP2731000B2 JP2731000B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=17724706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28801589A Expired - Fee Related JP2731000B2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | スチームトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2731000B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002089784A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-03-27 | Tlv Co Ltd | 熱応動式スチームトラップ |
JP2002089785A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-03-27 | Tlv Co Ltd | 熱応動式スチームトラップ |
-
1989
- 1989-11-07 JP JP28801589A patent/JP2731000B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002089784A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-03-27 | Tlv Co Ltd | 熱応動式スチームトラップ |
JP2002089785A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-03-27 | Tlv Co Ltd | 熱応動式スチームトラップ |
JP4515613B2 (ja) * | 2000-09-14 | 2010-08-04 | 株式会社テイエルブイ | 熱応動式スチームトラップ |
JP4515614B2 (ja) * | 2000-09-14 | 2010-08-04 | 株式会社テイエルブイ | 熱応動式スチームトラップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2731000B2 (ja) | 1998-03-25 |
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