JPH03149145A - 部品供給システムの部品変更段取り方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野　〕 本発明は、プリント基板へＩＣ等の部品を自動的に供給
する工程に用いられる部品供給機に部品を装填するため
の段取り方法に関するもので、特にプリント基板への供
給部品の変更に対応して必要な部品を装填するための部
品供給機の段取りに関するものである。

〔従来の技術　〕

電子機器等に用いられるプリント基板上にＩＣ等の各種
のチップ部品を取り付けることにより構成されるユニッ
トの組み立てにおいては、各工程の装置がライン化され
、プリント基板の供給からユニット完成までの作業が自
動的に行われるが、そのなかでプリント基板へＩＣ等の
部品を自動的に供給する工程に用いられる部品供給機へ
の部品の装填は種々の事情により自動化が困難であるた
め、人手に頼っているのが現状である。

一方、近年においては電子機器等が多様化し、そのため
前記ユニットも各種類のものを少量づつ生産することが
求められている。

従って、ユニットの種類に応じて、プリント基板やそれ
に供給する部品の変更が必要となり、これにより部品供
給機に装填する部品を変えることが必要となる。

このような部品供給機に対する装填部品を変更する場合
、従来は以下のような段取りで行われている。

すなわち、組み立てラインの各装置を制御する制御手段
が、現在組み立て実行中のプリント基板に対して使用す
る部品スタッカ上の部品の配列と、次に組み立てが行わ
れるプリント基板の段取り情報における配列とを比較し
て変更すべき部品を調べ、その変更すべき部品名をＣＲ
Ｔ等の表示部に表示する。

ここで、作業者はこの表示に従って変更する部品を用意
し、部品供給機から変更すべき部品を取り外して前記制
御手段により指示された新たな部品を装填する。

〔発明が解決しようとする課題　〕

しかしながら、上述した従来の方法では部品変更の際、
部品供給機から取り外すべき部品と、新たに装填すべき
部品を作業指示コンビエータのＣＲＴに表示して作業者
に取り替えを指示するだけであるため、作業者は部品や
装填位置を間違え易く、そのため間違ったまま部品供給
機が稼働して、製品として使用できないユニットが組み
立てられてしまうという問題点があった。

また、現在多品種少量生産の傾向にあることから、部品
変更のための段取りの頻度が増大する傾向にあり、この
段取り作業を作業者に正確かつ速やかに実行させる必要
あるが、部品供給機に装填されている多種の部品のなか
から変更部品やその装填位置等を作業者が変更指示部品
と比較しながら見つけ出さなければならないため、作業
能率が悪くかつ作業者に少なからず負担をかけるという
問題があった。

更に、部品供給機に対する部品の装填はリールやスティ
ックと称する部品収納ケースにより行われるが、ケース
内に収納されている部品の数量は作業者の視覚確認のみ
で判定しており、部品が足りるか不足するかは全く作業
者の経験と勘に頼っているため、正確な管理が難しいと
いう問題もあった。

本発明はこれらの問題を解決するためになされたもので
、部品の装填ミスを防止できると共に、作業能率の向上
及び作業者の負担の軽減を図ることが可能で、しかもケ
ース内の部品の数量を正確に管理することができる部品
供給機における段取り方法を実現することを目的とする
ものである。

〔課題を解決するための手段及び作用　〕この目的を達
成するため本発明は、プリント基板にチップ部品を実装
してプリント基板ユニットを組み立てるに当たり、プリ
ント基板に供給すべき部品を収納した部品収納ケースを
表示部に表示された部品名に基づいて作業者により部品
供給機に複数装填し、予め作成したユニット毎の部品配
列情報に基づいて制御手段の指示により部品供給機が各
部品収納ケースから部品を取り出してプリント基板上に
順次供給する部品供給システムの部品変更段取り方法に
おいて、前記部品供給機の各部品収納ケース装填位置に
取り替え指示ランプを設け、かつ各部品収納ケースに収
納した部品名と数を記録するデータキャリアを設けると
共に、このデータキャリアに対して部品名と数の読み取
り及び記録を行うリーダライタを前記制御手段に接続し
、先に組み立てるユニットと次に組み立てるユニットが
異種の場合、両ユニットの部品配列情報を制御手段が比
較して変更すべき部品を調査し、先に組み立てるユニッ
トのプリント基板への部品の供給終了後、部品供給機の
稼働を停止し、部品供給機から取り外す部品と新たに取
り付ける部品を制御手段から表示部に出力して作業者に
取り替えを指示すると共に、取り替えるべき部品を収納
した部品収納ケースの位置を取り替え指示ランプにより
作業者に知らせ、作業者が部品供給機から取り外す部品
収納ケースのデータキャリアの部品名をリーダライタで
入力することにより制御手段から返送される当該部品の
残量を前記データキャリアにリーダライタで記録した後
、取り替えるべき部品を収納した新たな部品収納ケース
のデータキャリアの部品名をリーダライタで入力するこ
とにより、その部品収納ケース装填位置を取り替え指示
ランプにより作業者に知らせるようにしたちのである。

従ってこれによれば、作業者は部品変更の際、一部品供
給機からの部品の取り外しと、新たな部品の装填位置を
取り替え指示ランプにより知ることができるので、従来
のような装填ミス等が防止され、これにより製品として
使用できないユニットが組み立てられてしまうという事
態を回避できることになる。

また、前記の如く部品の取り外しと、新たな部品の装填
位置を取り替え指示ランプにより知ることができること
から正確かつ速やかに部品の取り替えを行うことができ
、作業能率が向上すると共に、作業者の負担も軽減され
ることになる。

更に、本発明は部品収納ケースに設けたデータキャリア
により、ケース内の部品の量を知ることができるので、
部品の管理が正確に行われ、組み立て中に部品が不足す
る等のことも未然に防止でき、システムの信顛性も向上
する。

〔実施例〕

第１図は本発明による部品変更段取り方法を行う部品供
給システムの一実施例を示す構成図、第２図は第１図で
用いる部品収納ケースとしてのリールの斜視図である。

図において１は部品供給機で、この部品供給機ｌには各
々チップ部品等を一定間隔で多数収納し−たテープを巻
き付けた複数のリール２が装填されていて、部品供給機
ｌは各リール２から供給されるテープから部品を取り出
して図示しないロボットハンド等により図示しないプリ
ント基板上に供給するように構成されており、また各リ
ール２の装填位置に対応するように取り替え指示ランプ
３が設けられている。

４は前記リール２の側面に設けられた磁気テープやＩＣ
等によるデータキャリアで、リール２に巻き付けられた
テープ内の部品名及び残量が記録されている。

５は作業指示コンピュータで、この作業指示コンピュー
タ５は組み立てるべきプリント基板ユニットに応じてあ
らかじめ作成されたプリント基板上の部品配列情報（Ｃ
ＡＭ情報）を格納した図示しない記憶部及び前記部品供
給機ｌに対する装填部品の変更が生じた場合にその取り
替える部品を作業者に表示するＣＲＴ等の表示部５ａを
備えている。

６はデータキャリアに対するデータの読み取り及び記録
を行うリーダライタ、７は進捗管理コンピュータで、こ
の進捗管理コンピユータフは前記部品供給機ｌ、作業指
示コンピユータ５．及びリーダライタ６を支配下に置い
て、これらに本実施例の部品変更段取り方法を実行させ
る制御手段として働く。

次に上述したシステムによる部品変更段取り方法につい
て説明する。

まず、進捗管理コンピユータフは、予め作業者がリーダ
ライタ６を操作して現在部品供給機ｌに装填されている
各リール２のデータキャリア４のデータを読み取らせる
ことにより、各リール２毎の部品名とその数量（残量）
を図示しない記憶部に記憶しており、図示しないプリン
ト基板に部品が供給される毎にこの部品供給機１から送
られてくる情報に基づいて前記数量を減算、管理してい
る。

また、進捗管理コンピユータフは、先に組み立てるプリ
ント基板ユニットと次に組み立てるプリント、基板ユニ
ットが異種の場合、両プリント基板ユニットのそれぞれ
のＣＡＭ情報を前記作業指示コンピュータ５の記憶部か
ら読み出し、両情報を比較して変更の必要な部品を調査
する。

そして、先に組み立てるプリント基板ユニットのＣＡＭ
情報に基づいて現在行われている部品供給機１によるプ
リント基板への部品の供給が終了すると、進捗管理コン
ピユータフは部品供給機１の可動を停止させ、前記の調
査により得た部品供給８１１１から取り外す部品名と、
新たに装填すべき部品名を作業指示コンピュータ５の表
示部５ａに出力して、作業者に部品の取り替えを指示す
る。

また、同時に進捗管理コンピユータフは部品供給機１に
対して取り替えが必要な部品の位置を通知し、これによ
り部品供給機１は該当部品のりール２に対応する取り替
え指示ランプ３を点灯して作業者に知らせる。

そこで、作業者はこの点灯した取り替え指示ランプ３に
対応するリール２のデータキャリア４のデータをリーダ
ライタ６を操作して読み取らせると、読み取られたデー
タが進捗管理コンピユータフに送られる。

進捗管理コンピユータフは送られてきたデータの部品名
に基づいて、当該部品の残量を自身の記憶部から読み出
し、リーダライタ６に送ると共に残量の記録を作業指示
コンピュータ５−の表示部を通じて作業者に指示し、こ
れにより作業者は前記リール２のデータキャリア４に前
記残量をリーダライタ６て書き換えた後、リール２を部
品供給機１から取り外す。

以上の操作を繰り返すことにより、取り替えるべき部品
のリール２をすべて取り外す。

次に、作業者は前記作業指示コンピュータ５の表示部５
ａに出力された新たに装填するべき部品名を見て、その
部品を収納したテープを巻き付けたりール２を所定の保
管場所（倉庫）等から探し出し、当該リール２のデータ
キャリア４からリーダライタ６により部品の名称、残量
を読み取らせる。

この読み取られた部品のデータが進捗管理コンピユータ
フに送られると、進捗管理コンピユータフは図示しない
記憶部に一旦記憶させ、前記ＣＡＭ情報に基づいて取り
替えるべき部品の数量が足りるか否かを判断する。

足りない場合は、その旨を作業指示コンピュータ５の表
示部を通じて作業者に知らせ、残量の多いリールと交換
するように指示する。

足りる場合は、更に当該部品が部品供給機ｌのどの位置
に装填する部品かを前記ＣＡＭ情報から判断して、その
結果を部品供給機ｌに送り、これにより部品供給機１は
装填すべき位置に該当する取り替え指示ランプ３を点滅
させる。

これをみて作業者が前記部品をリール２ごと部品供給機
ｌに装填し、そのリール２の装填が部品供給機１に設け
られている図示しない光学センサあるいはマイクロスイ
ッチ等の検知手段により検知されると、その検知信号に
基づいて該当する取り替え指示ランプ３が消灯する。

このような操作を作業指示コンピュータ５の画面に出力
されたすべての部品について行うことにより部品変更の
段取りは終了し、このときすべての取り替え指示ランプ
３が消灯したことを部品供給機１からの信号により進捗
管理コンピユータフが確認すると、次のＣＡＭ情報に基
づいてプリント基板へ部品の供給をさせるべく部品供給
ａ１を稼働させる。

取り替え指示ランプ３が１個でも点灯していれば、進捗
管理コンピユータフは部品変更の段取りが終了していな
いと判断し、部品供給ｌ１１の稼働を不可に制御する。

尚、上述した実施例では部品収納ケースとしてのリール
２に巻き付けられたテープから部品を取り出してプリン
ト基板に供給する部品供給機ｌを用いる場合について説
明したが、スティックと称する部品収納ケースから部品
を取り出してプリント基板に供給する部品供給機に溝用
しても有効である。

第３図はこのスティックを示す斜視図で、図中の８は多
数のチップ部品を収納したスティックを示しており、こ
の図に見られるように、スティック８にデータキャリア
４を設けておき、このスティック８から部品を取り出し
てプリント基板に供給する部品供給機に用い、前記実施
例と同様に部品変更の段取りを行うこともできる。

〔発明の効果　〕

以上説明したように本発明は、部品供給機の各部品収納
ケース装填位置に取り替え指示ランプを設け、かつ各部
品収納ケースに収納した部品名と数を記録するデータキ
ャリアを設けると共に、このデータキャリアに対して部
品名と数の読み取り及び記録を行うリーダライタを制御
手段に接続して、先に組み立てるユニットと次に組み立
てるユニットが異種の場合、両ユニットの部品配列情報
とを制御手段が比較して変更すべき部品を調査し、先に
組み立てるユニットのプリント基板への部品の供給終了
後、部品供給機の稼働を停止し、部品供給機から取り外
す部品と新たに取り付ける部品を制御手段から表示部に
出力して作業者に取り替えを指示すると共に、取り替え
るべき部品を収納した部品収納ケースの位置を取り替え
指示ランプにより作業者に知らせ、作業者が部品供給機
から取り外す部品収納ケースのデータキャリアの部品名
をリーダライタで入力することにより制御手段から返送
される当該部品の残量を前記データキャリアにリーダラ
イタで記録した後、取り替えるべき部品を収納した新た
な部品収納ケースのデータキャリアの部品名をリーダラ
イタで入力することにより、その部品収納ケース装填位
置を取り替え指示ランプにより作業者に知らせるように
している。

従ってこれによれば、作業者は部品変更の際、部品供給
機からの部品の取り外しと、新たな部品の装填位置を取
り替え指示ランプにより知ることができるので、従来の
ような装填ミス等が防止され、これにより製品として使
用できないユニットが組み立てられてしまうという事態
を回避できるという効果が得られる。

また、前記の如く部品の取り外しと、新たな部品の装填
位置を取り替え指示ランプにより知ることができること
から正確かつ速やかに部品の取り替えを行うことができ
、作業能率が向上すると共に、作業者の負担も軽減でき
るという効果も得られる。

更に、本発明は部品収納ケースに設けたデータキャリア
により、ケース内の部品の量を知ることができるので、
部品の管理が正確に行われ、組み立て中に部品が不足す
る等のことも未然に防止でき、システムの信頼性も向上
するという効果も得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による部品変更段取り方法を行う部品供
給システムの一実施例を示す構成図、第２図は第１図で
用いる部品収納ケースとしてのリールの斜視図、第３図
は同じ（部品収納ケースとしてのスティックを示す斜視
図である。 ｌ二部品供給機 ２：リール ３：取り替え指示ランプ ４：データキャリア ５：作業指示コンピュータ ５ａ＝表示部 　６：リーダライタ ７：進捗管理コンピュータ（制御手段）８ニスティック

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　プリント基板にチップ部品を実装してプリント
   基板ユニットを組み立てるに当たり、 プリント基板に供給すべき部品を収納した部品収納ケー
   スを表示部に表示された部品名に基づいて作業者により
   部品供給機に複数装填し、予め作成したユニット毎の部
   品配列情報に基づいて制御手段の指示により部品供給機
   が各部品収納ケースから部品を取り出してプリント基板
   上に順次供給する部品供給システムの部品変更段取り方
   法において、 前記部品供給機の各部品収納ケース装填位置に取り替え
   指示ランプを設け、かつ各部品収納ケースに収納した部
   品名と数を記録するデータキャリアを設けると共に、こ
   のデータキャリアに対して部品名と数の読み取り及び記
   録を行うリーダライタを前記制御手段に接続し、 先に組み立てるユニットと次に組み立てるユニットが異
   種の場合、両ユニットの部品配列情報を制御手段が比較
   して変更すべき部品を調査し、先に組み立てるユニット
   のプリント基板への部品の供給終了後、部品供給機の稼
   働を停止し、部品供給機から取り外す部品と新たに取り
   付ける部品を制御手段から表示部に出力して作業者に取
   り替えを指示すると共に、取り替えるべき部品を収納し
   た部品収納ケースの位置を取り替え指示ランプにより作
   業者に知らせ、 作業者が部品供給機から取り外す部品収納ケースのデー
   タキャリアの部品名をリーダライタで入力することによ
   り制御手段から返送される当該部品の残量を前記データ
   キャリアにリーダライタで記録した後、取り替えるべき
   部品を収納した新たな部品収納ケースのデータキャリア
   の部品名をリーダライタで入力することにより、その部
   品収納ケース装填位置を取り替え指示ランプにより作業
   者に知らせることを特徴とする部品供給システムの部品
   変更段取り方法。