JPH03148298A - 修飾ペプチドおよびその製造方法 - Google Patents

修飾ペプチドおよびその製造方法

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JPH03148298A
JPH03148298A JP1285927A JP28592789A JPH03148298A JP H03148298 A JPH03148298 A JP H03148298A JP 1285927 A JP1285927 A JP 1285927A JP 28592789 A JP28592789 A JP 28592789A JP H03148298 A JPH03148298 A JP H03148298A
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JP
Japan
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peptide
polyethylene glycol
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reaction
derivatives
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JP1285927A
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English (en)
Inventor
Akihiko Sano
明彦 佐野
Hiroo Maeda
弘雄 前田
Hiroyuki Kai
甲斐 啓幸
Keiichi Ono
圭一 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なポリエチレングリコール誘導体によって
修飾されたグアニジノ基を有する特定のペプチドおよび
その製造方法に関する。
〔従来の技術・発明が解決しようとする課題〕−近年、
蛋白質の研究の発展に伴い種々の作用を持つペプチド、
特に生理活性蛋白質が数多く発見されている。また、遺
伝子組み換え技術やペプチドの有機合成法の進歩により
これら生理活性ペプチド、またはその類似構造化合物を
大量に入手することが回旋となってきた。これらの特殊
な活性を持つペプチドには医薬品として非常に有用のも
のが多い。
しかしながら、循環系に投与されたペプチドのクリアラ
ンスは一般に非常に遠いことが知られているので、当該
ペプチドの持続性の改善が待望される。また、ペプチド
が異種動物から得られたものやペプチド・蛋白質工学に
て設計されたベプチ・ドのようにヒト由来のものとは構
造の異なるものである場合には、抗体が産生されて重篤
な症状を引き起こす危険性が懸念されるので、当該ペプ
チドの抗原性の改善が待望される。
これらのペプチドを医薬品として用いるためにはこれら
の抗原性や持続性に対する問題を解決しなければならな
い、このような問題点を解決する手段としてペプチドを
高分子化合物により化学的に修飾する方法はきわめて有
効な手段であることが知られている。
しかして、ポリエチレングリコール誘導体は、それ自体
免疫原性が無く、また水溶液中てペプチド(蛋白質)の
3次構造に影響を与えないという優れた特徴を持ってい
るため、ペプチドの高分子修飾試剤として多用されてい
る。
ポリエチレングリコール誘導体を用いてペプチドを修飾
するに際して、その活性化法としてはトリアジン誘導体
による活性化法〔稲田等Jpa、 J。
Cancer Res、 (Gal)、 TVm l6
4427G (1986)、 )、N−ヒドロキシコ八
り酸イミドによる活性ニスチル法〔レオナルド、エム等
Tetrahedron、  4L1581−1584
 (1984)、 ) 、カルボニルジイミダゾールに
よる活性化法〔チャールズ、オー、ピーチャム等^ma
l Iliocbe−,131、25−33(1983
)、) 、アルデヒドによる活性化法〔勝野等、特開昭
61−178926号公報〕等が一般的のものとして知
られている。
しかしながら、これらの修飾法はいずれもペプチドのN
末端またはりジン残基側鎖のアミノ基を修飾するもので
ある。
一方、ペプチドには生理活性の発現にN末端アミノ基や
リジン側鎖のアミノ基が重要な役割を持   つものが
敗多く存在する。従って、この様なペプチドの場合には
上記の様な活性化試剤を用いてアミノ基を修飾すること
は活性の低下につながるので好ましくない、また、リジ
ン残基のみを修飾するものではその修飾部位が限られて
しまう、ペプチドの性質をコントロールするためにはア
ミノ基以外の種々の部位を修飾することが効果的である
と考えられるので他の官能基を修飾する試剤を開発する
意義は極めて大きい、現在迄に知られている他の官能基
の修飾試剤としては、メルカプト基を修飾するマレイ−
ンイミド誘導体、カルボキシル基を修飾するアミノ誘導
体〔フランクF、デービス等、特公昭50ー23587
号公報〕等が知られている。しかしながら、メルカプト
基は分子表面にメルカプト基の形で存在しなければ修飾
困難であると考えられるが、その様な構造を持つペプチ
ドは非常に少ない。
また、アミノ誘導体による修飾の場合、ペプチド中のア
ミノ基による副反応が起きる為に修飾試剤のみを選択的
に反応させることが困難である。
一方、ペプチド中のグアニジノ基の低分子修飾試剤とし
ては、フェニルグリオキザール(ジャーナル・オブ・バ
イオロジカル・ケミストリー、248巻、6171 (
1968))、2.3−ブタンシオン(バイオケミスト
リー、12j4.3915 (1973))、1.2−
シクロヘキサンジオン(ジャーナル・オブ・バイオロジ
カル・ケミストリー、250巻、557 (1975)
)などが知られているが、ポリエチレングリコール誘導
体でペプチド中のグアニジノ基を修飾できる誘導体は、
未だ知られていない。
本発明の目的は、ペプチドのグアニジノ基を選択的に修
飾することのできるポリエチレングリコール誘導体を使
用することによって得られる特定の修飾ペプチドを提供
することである。
本発明の他の目的は、上記修飾ペプチドの製造方法を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記目的を達成するために種々研究を重ね
て来たところ、下記ポリエチレングリコール誘導体(1
)が特定ペプチドにおけるグアニジノ基を選択的に修飾
することを知見し、さらに研究を重ねて本発明を完成す
るに至った。
本願の第1番目の発明は式 %式%()  (式中、Rは低級アルキル基を表し、nはポリエチレ
ングリコール部分の平均分子量が約t、000〜12、
Gooとなる任意の正の整数であることを表す、)で表
されるポリエチレングリコール誘導体(1)とカルシト
ニン遺伝子関連ペプチド、エラスターゼ、心房性ナトリ
ラふ利尿ペプチド、性腺刺激ホルモン放出ホルモン、α
−メラノトロピン、パラチロイドホルモン、IGF−l
II、ウリカーゼおよびこれらの誘導体から選ばれるペ
プチドとを反応させることによって得られる修飾ペプチ
ドである。
零HID第2番目の発明は、ポリエチレングリコール誘
導体(1)とカルシトニン遺伝子関連ペプチド、エラス
ターゼ、心房性ナトリウム利尿ペプチド、性腺刺激ホル
モン放出ホルモン、α−メラノトロピン、パラチロイド
ホルモン、IGF−[、ウリカーゼおよびこれらの誘導
体から選ばれるペプチドとを反応させることによって得
られる修飾ペプチドの製造方法である。
式(1)においてRで表される低級アルキル基は、直鎖
状、分岐状のいずれでもよく、たとえばメチル、エチル
、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル等の炭素数
l〜4の低級アルキル基が好適である。
本発明のポリエチレングリコール誘導体(1)は以下の
方法にて容易に製造することができる。
即ち、式 %式%) (式中、Rおよびnは前記と同意義) で表されるモノアルコキシポリエチレングリコール(I
)と適当な活性化試薬とを好適には塩基の存在下て反応
させることにより、式 %式%(1) 〔式中、X′はアルキルスルホニルオキシ(たとえば、
メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ等の
炭素数1〜4の低級アルキルスルホニルオキシ)、芳香
族スルホニルオキシ(たとえば、トルエンスルホニルオ
キシ等)または八ロゲン(塩素、臭素等)を表す〕 で表される活性体(1)に導び(。
この際用いられる活性化試薬としては、たとえば■アル
ヰルスルホニルクaリド(そのアルキル部分としては前
記と同様の低級アルキルが好ましく、たとえばメチルス
ルホニルクロリド、エチルスルホニルクロリド等が例示
される)  (Roaald K。
Crossland  等、J、  Org−Cbe−
−363195(1970))  、■芳香族スルホニ
ルクロリド(たとえば、トルエンスルホニルクロリド等
)  (Vladimir C−Sekera等、J、
As+er、Cbes、 Soc、 555345 (
1933月、■五臭化リン(James Casoa等
、J、 erg、 Chess、 2L3645 (1
961) )などが挙げられ、さらに■式(R″)3P
〔式中、Rはアルキル基(たとえばオクチルなど)、ア
リル基(たとえばフェニルなど)またはジアルキルアミ
ノ基(たとえばジメチルアミノなど)を表す、〕で表さ
れる化合物の存在下で用いられる式C(X)、 [式中
、Xはハロゲン(たとえば、塩素、臭素等)を示す]で
表わされる化合物[J、H(102等、Can、 J、
 Chem−46,86(196B) )等が挙げられ
る。
この際用いられる塩基としては、ピリジン、トリアルキ
ルアミン(たとえば、トリエチルアミン)のような三級
の有機塩基もしくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基が挙
げられる。反応溶媒はN、N−ジメチルホルムアミド、
ベンゼン、トルエン、低級ジアルキルエーテル、四塩化
炭素、クロロホルム、塩化メチレン、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン等自体不活性な溶媒であればいーずれで
もよく、またピリジンのように上記の塩基そのものを溶
媒にすることもできる。反応温度は、通常0℃〜150
℃の範囲である。
次いて活性体(1)をN、N−ジメチルホルムアミドや
テトラヒドロフラン等の適当な溶媒中で炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム等の適当な無機塩基もしくはトリエチル
アミン、トリノルマルブチルアミン、ジアザビシクロ−
2,2,2−ウンデセン等の有機塩基を用いて60〜1
20℃の加熱下にてヒドロキシアセトフェノンと反応さ
せて式(式中、Rおよびnは前記と同意義) で表されるアセトフェノン誘導体(IV)を得る。
得られたアセトフェノン誘導体(IV)を二酸化セレン
等の適当な酸化剤を用いてN、 N−ジメチルホルムア
ミド、ジオキサン等の反応に不活性な溶媒中、60〜1
20″Cにて酸化して目的とするポリエチレングリコー
ル誘導体(I)を製造することができる。
かくして製造されたポリエチレングリコール誘導体(1
)は自体既知の手段にて任意の純度のものとして単離、
精製することができる。
本発明において、前記ポリエチレングリコール誘導体(
1)にて修飾されるペプチドは、力)レシトニン遺伝子
関連ペプチド(例えば、Ha jur16+ 並紅74
6(1984))、エラスターゼ(例えば、The !
nzy*e(3rd ad、)  3.323 (19
71)) 、心房性ナトリウム利尿ペプチド(例えば、
Biochem、 Biophys、 Res。
Cosmun、、118.131 (1984))、性
腺刺激ホルモン放出ホルモン(例えば、Science
、 173.1036 (1971))、α−メラノト
ロピン(例えば、Nature、 179.1346(
1957)) 、パラチロイドホルモン(例えば、Bi
o−chesistry、17.5723 (1978
))、IGF−ll(例えば、FEBS Lett−,
89,283(1978)) 、ウリカーゼ(例えば、
^gric−Bio1、 Chew、。 31、125
6 (1967))およびこれらの誘導体から選ばれる
ペプチドである。なお、本発明でいう誘導体とは、1個
以上のアミノ酸が置換、挿入または欠失されたものをさ
す。
本発明において上記ペプチドは遺伝子工学産物、ヒトを
含む各種動物由来のもの、合成品等のいずれの方法で製
造されたものでもよい。
本発明の修飾ペプチドの製造は、ポリエチレングリコー
ル誘導体(1)と前記ペプチドとを反応させることによ
って行われる。
当該反応に際しては、ポリエチレングリコール誘導体(
1)を前記ペプチド中のグアニジノ基に対しrt−to
o倍モル程度用いることが好ましい、ただし、低修飾率
のペプチドを得たい場合には1モル程度以下のもの(た
とえば、Q、1倍モル〜1倍モル)も用いることができ
る。前記ペプチドとポリエチレングリコール誘導体(1
)のモル比、反応温度、pn等を調節することにより修
飾の程度を任意に選択することが出来る。また、反応に
用いる溶媒は反応を妨害しないものであればいずれでも
よく、たとえばトリス塩酸緩衝液、炭酸ナトリウム水溶
液、炭酸水素ナトリウム水溶液、N−エチルモルホリン
−酢酸緩衝液、マレイン酸ナトリウム緩衝液、酢酸ナト
リウム緩衝液等の緩衝液が挙げられる。また、前記ペプ
チドを失活させず、かつ反応に不活性な有機溶媒、たと
えばメタノール、エタノール、プロパノール等の低級ア
ルコールやアセトニトリル、ジオキサン、テトラヒ「ロ
フラン等を添加してもよい、反応のplは一般的に6〜
10の範囲て選択することが好ましいが、中性から弱塩
基性が特に好ましい、ただし、アミノ末端に保護されて
いないα−アミノ基を有するペプチドの場合は、やや酸
性側のpH5,5〜6゜5が好ましい、反応温度は当該
ペプチドが失活しない温度であればいずれでもよく、た
とえば0〜25℃の範囲が好ましい、反応は通常暗所で
行い、反応時間は3〜72時間で充分である。
反応終了後、反応液を塩析やゲル濾過、イオン交換クロ
マトグラフィー、吸着クロマトグラフィー、アフィニテ
ィクロマトグラフィー、限外濾過、逆相HPLCによる
分取等の通常の蛋白質の精製法で精製して目的の修飾ペ
プチドを得ることができる。
ところで、低分子修飾試剤であるフェニルグリオキザー
ルの研究において、試薬濃度を大きくするなど条件を過
酷にすると、アミノ末端のα−アミノ基が脱アミノ反応
を起こすという副反応が知られている、(生物化学実験
法12、蛋白質の化学修飾(上)、62〜69頁、(学
会出版センター、1981)、ジャーナル・オブ・バイ
オロジカル・ケミストリー、248巻、6171 (1
96B))本発明のポリエチレングリコール誘導体(1
)を用いた修飾においても同様の副反応の可能性が考え
られる。そこでこのような副反応が懸念される場合には
、グアニジノ基を有するペプチドのアミノ基を適当な保
護基で保護した後、ポリエチレングリコール誘導体(1
)と反応させ、続いてアミノ基の保護基を脱保護すると
いう方法によって、修飾ペプチドを製造する方が得策な
場合もある。アミノ基の保護基は、ポリエチレングリコ
ール誘導体(f)と反応性がなく、さらに当該ペプチド
を失活させることなく脱保護されるものであれば良く、
例えば、スクシニル基、マレイル基、2−メチルマレイ
ル基、2.3−ジメチルマレイル基、エキソ−シス−3
,6−エンドオキソ−Δ4−テトラヒドロフタロイル基
、エキソ−シス−3,6−エンドオキシヘキサヒドロフ
タロイル基、テトラフルオロスクシニル基環が挙げられ
る。保護基の導入は、当該分野の公知の方法によって行
うことができる。導入試剤としては、相当する#無水物
、酸ハロゲン化物、活性エステル等が用いられるが、一
般的には相当する酸無水物が多く用いられる。反応溶媒
としては、反応を妨害しないものであればいずれでもよ
く、たとえば、炭酸ナトリウム水溶液、炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、N−エチルモルホリン−酢酸緩衝液、酢酸
ナトリウム緩衝液、リン酸緩衝液等が挙げられる。
また当該ペプチドを失活させず、かつ反応に不活性な有
機溶媒、たとえばメタノール、エタノール、プロパノー
ル等の低級アルコールやアセトニトリル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン等を添加しても良い、反応のpHは
6〜10の範囲で選択することが好ましいが、中性から
弱塩基性が特に好ましい、反応温度は当該ペプチドが失
活しない温度であれば、いずれでも良く、たとえば−5
〜25℃の範囲が好ましい、反応時間は30分〜36時
間で充分である。
反応終了後、反応液を塩析やゲル濾過、イオン交換クロ
マトグラフィー、吸着クロマトグラフィー、アフィニテ
ィクロマトグラフィー、限外濾過、逆相HPLCによる
分取等の通常のペプチドおよび蛋白質の精製法で精製し
て目的のアミノ基が保護されたペプチドを得ることがで
きるが、単層精製することなく引き続いてポリエチレン
グリコール誘導体(1)と反応させアミノ基が保護され
たポリエチレングリコール修飾ペプチドを得ることもで
きる。
アミノ基が保護されたグアニジノ基を有するペプチドと
ポリエチレングリコール誘導体(1)との反応および反
応終了後の精製は、前述の反応条件および精製法と同様
の反応条件および精製法で行うことができる。
アミノ基の保護基の脱保護は反応液を酸性に保つことに
よって行うことができる。反応のpitは1〜6の範囲
で選択することが好ましい、酸性に保 一つ方法として
は、当該ペプチドが失活しない方法ならばどのような方
法でも良く、たとえば酸(酢酸、トリフルオロ酢酸、有
機スルホン酸等の有機酸、塩酸等の無機酸等)を用いる
方法、ダウエックス50W等の酸性樹脂を用いる方法、
リン酸緩衝液、クエン酸緩衝液、酢酸ナトリウム緩衝液
等の緩衝液を用いる方法、およびこれらを組み合わせた
方法等が挙げられる。反応は一般的には水溶液のみで行
うが、場合によっては、当該ペプチドを失活させず、か
つ反応に不活性な有機溶媒、たとえばメタノール、エタ
ノール、プロパノール等の低級アルコールやアセトニト
リル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等を添加しても
良い、反応温度は当該ペプチドが失活しない温度であれ
ばいずれでも良く、たとえば0〜40℃の範囲が好まし
い、反応時間は5分〜60時間で充分である。
反応終了後、反応液を塩析やゲル濾過、イオン交換クロ
マトグラフィー、吸着クロマトグラフィー、アフィニテ
ィクロマトグラフィー、限外濾過、逆相HPLCによる
分取等の通常の蛋白質の精製法で精製した目的の修飾ペ
プチドを得ることができる。
本修飾ペプチドは通常の製剤、たとえば皮下的、筋肉内
的もしくは静脈内的適用のための注射溶液のような適切
な通常の投与形態に調製することが出来る。かかる製剤
は自体既知の方法によって製造される。
調製された修飾ペプチドは医薬品組成物として哺乳動物
(ヒト、サル、ウシ、ウマ、イヌ、ブタ等)に投与する
ことができる。
その投与量は、たとえば実施例8で得た化学修飾ウリカ
ーゼを高尿酸血症の治療のために投与する場合には通常
50〜l 50 U/dを、1日1回から数回に分けて
投与される。
〔作用・効果) 本発明のポリエチレングリコール誘導体(1)は前記特
定のペプチド中のグアニジノ基を選択的に修飾すること
ができるものである。
当該ポリエチレングリコール誘導体(1)にて修飾され
た前記ペプチドは対応する非修飾ペプチドと比較すると
、非常に安定な化合物であり、さらに生体内クリアラン
スも著しく遅延(即ち、持続性が延長)され、長時間有
効にその生理活性を示す、しかも本修飾ペプチドは非修
飾ペプチドの有する生理活性をそのまま有するものであ
り、当該修飾ペプチドは医薬品として極めて有効である
〔実施例〕 以下の実施例により本発明をより具体的に説明するが、
本発明はこれらによって制限されるものではない。
なお、以下の記載において各略号はそれぞれ次のことを
意味する。
^sxニアスパラギン酸またはアスパラギンGlx ¥
ニグルレタミン酸またはグルタミンSer =セリン 
   sty ニゲリシン115=ヒスチジン  Ar
g :フルギニンThr :スレオニン  ^la:ア
ラニンPro ニブロリン   Tyr :チロシンV
al  :バリン    Met :メチオ二ン■e:
イソロイシン Lee :ロイシンPhe  ニフェニ
ルアラニン Lys、 :リジン参考例1 (1)  モノメトキシポリエチレングリコールトシレ
ート− ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(平均分子
量sooo、40g)をトルエン16G−および塩化メ
チレン80I4の混合溶媒に溶解した。
塩化パラトルエンスルホニル(B、Og)、ついてトリ
エチルアミン5.8mを加え室温で6時間撹拌した。次
に塩化バラトルエンスルホニル(8,0g)を追加し、
lO時間撹拌した。不溶物を濾別し濾液を減圧濃縮した
。得られた残液をシリカゲルカラムで精製し標記モノメ
トキシポリエチレングリコールトシレー)32.4gを
得た、(収率78.6%)  、s、p、55〜57℃ 春H−NMR(CDCj!s )、TMS、9G (M
Hz)、  62.18(S)、  63.38(s)
63.62(S)、67.3(ABq)”@ 4−モノ
メトキシポリエチレングリコール−アセトフェノン υ (1)で得たモノメトキシポリエチレングリコールトシ
レート(20g)および4−ヒドロキシアセトフェノン
(5,6g)をN、N−ジメチルホルムアミド200−
に溶解した。炭酸カリウム(5,6g )を加え120
℃の油浴中74時間撹拌した。
不溶物を濾別し濾液を減圧濃縮した。得られた残液をシ
リカゲルカラム精製し、標記4−モノメトキシポリエチ
レングリコール−アセトフェノン(14,7g)を得た
、(収率73.9%) 、s、p、55〜57℃ HNMR(CDCj!i )、TMS、9G (MHz
)、 δ142(s)、 δ3.32(S)。
62.64(s)、δフー64(ABq)(2) 4−
モノメトキシポリエチレングリコール−フェニルグリオ
キザール の製造: (2)で得た4−モノメトキシポリエチレングリコール
−アセトフェノン(50g)を1.4−ジオキサン50
0mlに溶解した。二酸化セレン(10,8g)を加え
4時間還流した。不溶物を濾別し濾液を減圧mist、
た。得られた残渣をシリカゲルカラム精製し4−モノメ
トキシポリエチレングリコールーフェニルグフオキザー
ル27gを得た、(収率53.8%)、m、p、55〜
57℃HNMR(CDCj!s )、TMS、90 (
MHz)、63.38(S)、63.66(s)。
57.48(ABq) 実110− ポリエチレングリコール誘導体(1)修飾ヒトカルシト
ニン遺伝子関連ペプチド(hCGRP)の製造: hCGRP (α5mg)の0.2 M  N a H
COsO,02M  N a mc Ox  (pH8
,97、loOuj!)溶液に、室温で20%2−メチ
ルマレイン酸無水物アセトン溶液(10,J!)を10
分間隔で2回加えた。この間IN  NaOHを用いて
、反応液のp器を9〜10にgirt、た。さらにIN
  NaOHでpHを9〜10とし、1時間室温にて放
置した。
次いで参考例1で得た4−七ノメトキシポリエチレング
リコール−フェニルグリオキザール2.6■および0.
2 M  N a HCOs −Q、 02 M  N
 a tCOs  (50# j! )を加え、IN 
 NaOHでpn9〜10に調整し、遮光下室温にて2
0時間放置、した後、酢酸を加えpH3とし、40℃で
20時間放置した。反応混合物をTSKgelG30α
OSW(東ソー社製、7.5 m5−X60cm)を用
いたゲル濾過により精製し、目的物Aを含む分画、目的
物Bを含む分画が得られた。各々の分画を凍結乾燥後、
遠心濾過チューブ(ミリポア社製、ウルトラフリーC3
LGC)により、脱塩・濃縮することによって、目的物
Aを含む水溶液50tj!および目的物Bを含む水溶液
50u!を得た。
目的物Aの酸分解物(6N塩酸−フエノール、110℃
、24時間処理後の分解物)中のアミノ酸分析値 ^sx  3.8 (4) ;  Sar  2J (
3) :Gly  4.4 (4) :  Ilis 
 1.0 (1) :^rg  0.8 (2) : 
 τhr  3.4 (4) :Aja”  4  (
4) ;  Pro  1.0 (1) :Val  
4.2 (5) ;  Cys    (2) ;Le
u  2−0 (3) :  Phe  1.9 (2
) :Lys  1.9 (2) ; 申基準アミノ酸、()内は理論値、−は未測定目的物へ
の高速液体クロマトグラフィーの挙動は以下の通りであ
る。
0高速ゲル瀘遇クロマトグラフィー カラム:TSKge lG3000sW(7,5■φx
60cm)(東ソー社製)溶出液=(LIM食塩水(5
%エタノール含有)流速:0−7d/分 検出波長=214nm 保持時間:19.6分 目的物Bの酸分解物(6N塩酸−フエノール、110℃
、24時間処理後の分解物)中のアミノ酸分析値 Asx  3.8 (4) :  Ser  2.7 
(3) :にly  4−4 (4) :  Ilis
  1.1 (1) :Arg  L8 (2) : 
 Thr  3−4 (4) ;^1a”  4  (
4) :  Pro  1.0 (1) :Val  
4.2 (5) :  Cys  −(2) :Leu
  3.0 (3) :  Pba  1.9 (2)
 :Lys  19 (2) : 本基準アミノ酸、()内は理論値、−は未測定目的1f
fBの高速液体クロマトグラフィーの挙動は以下の通り
である。
0高速ゲル濾過クロマトグラフィー カラム:TSKgelG3000SW   −(7,5
閤φX6GCll)(東ソー社製)溶出液: 0. l
 M食塩水(5%エタノール含有)流速=0.7af/
分 検出波長=214nm 保持時間:21.4分 スm ポリエチレングリコール誘導体(1)修飾エラスターゼ
の製造: エラスターゼ(0−5m )の0.2 M  N a 
HCOxa O2M  N a *COs  (pH1
97,150#j!)溶液に、室温でlθ%2−メチル
マレイン酸無水物アセトン溶液(10gm1)を5分間
隔で5回加えた。この間IN  NaOHを用いて、反
応液の1を9〜10に調節した。さらにIN  NaO
HてpHを9〜1Gとし、2.5時間室温にて放置した
次いで参考例1で得た4−モノメトキシポリエチレング
リコール−フェニルグリオキザール(Z3■)を加え、
IN  NaOHでpH9〜10に調整し、遮光下室温
にて18時間放置した後、酢酸を加えpH3とし、40
℃で4時間放置した。反応混合物をTSKgelG30
00SW(東ソー社製、7、5 mφX60cm)を用
いたゲル濾過により精製し、目的とする分画を凍結乾燥
後、遠心濾過チューブ(ミリポア社製、ウルトラフリー
C3LGC)により、脱塩・濃縮することによって、目
的物の水溶液50#lを得た。
酸分解物(6N塩酸−フエノール、110℃、24時間
処理後の分解物)中のアミノ酸分析値^sx  22J
 (24) :  Glx  17.6 (19) :
Ssr  16J (22) :  Gly  27.
6 (25) ;11is  ロー9 (6)  : 
 Arg  8.43(12) :Thr  15.8
 (19) :  ^la” 17  (17) ;P
ro  L9 (7)  ;  Tyr  9.9 (
11) :Va1 23.7 (27) ;  Met
  0.5 (2)  :Cys  −(8)  : 
 IIs  8.3 (10) :Lea  18.7
 (1g) ;  Phe  3.2 (3)  :L
ys  2J (3)  :  Trp  −(7) 
 :*基準アミノ酸、()内は理論値、−は未測定目的
物の高速液体クロマトグラフィーの挙動は以下の通りで
ある。
O高速ゲル濾過クロマトグラフィー カラム:TSKge lG4000PWXL(7,8■
φX30cm)2本連結十 T S Kguardcolo*@n P W x L
(6,OwmφX4CII)(東ソー社製)溶出液=0
.2M  NaCl 流速=0.6d/分 検出波長=214am 保持時間:249分 z隻適l ポリエチレングリコール誘導体(1)修飾ヒト心房性ナ
トリウム利尿ペプチド(hANP)の製造: hANP (216zg)の(L 2 M  N a 
HCOsN a 露COs  (al18.97.10
0#j!)溶液に、室温でlO%2−メチルマレイン酸
無水物含有アセトン溶液(9jす!)を5分間隔て2回
加えた。
この間IN  NaOHを用いて、反応液のpHを8〜
9に調節した。1時間30分後、参考例1で得た4−モ
ノメトキシポリエチレングリコール−フェニルグリオキ
ザール(0,87■)を含む0.2MNaHCOs  
Na*COs  (pH8,97)水溶液(50uJ!
)を加え、IN  NaOHでpH8〜9とした後、遮
光下室温にて2時間30分放置した。IN酢酸水にてp
lを2〜3とし、37℃にて遮光下8時間30分放置し
た。反応液をTSK。
elG3000sW(東ソー社製、7.5MIIdX6
01)を用いたゲル濾過により精製し、目的物を含む分
画を限外濾過により、脱塩・ilI縮することにより、
目的物を含む水溶液(60#J!)を得た。
目的物の酸分解物(6N塩酸−フエノール、110℃、
24時間処理後の分解物)中のアミノ酸分析値Asx 
 1.7 (2) :  Glx  0.9 (1) 
:Set  3.7 (5) :  Gly  4.9
 (5) :Arg  2.4 (5) :  Ala
  1.1 (1) :Tyr  0.9 (1) :
  Ilet  O,4(1) :11e  1−0 
(1) :  Lee”  2−0 (2) :Phe
  2.1 (2) :  Cys   −(2) :
*基準アミノ酸、()内は理論値、−は未測定目的物の
高速液体クロマトグラフィーの挙動は以下の通りである
0高速ゲル謹遇クロマトグラフィー カラム:TSKge lG3000sW(7,5■φX
6001)(東ソー社製)溶出液:0.1M食塩水(5
%エタノール含有)流速=0.5af/分 検出波長:220nm 保持時間:26.42分 裏胤医土 ポリエチレングリコール誘導体(1)修飾性腺刺激ホル
モン放出ホルモン(LHRI()の製造:LHRH22
4ugを含むO−2M  N a HCOxN a *
COs  (pH19) 200 u j!の溶液に、
室温にて、参考例1で得た4−モノメトキシポリエチレ
ングリコール−フェニルグリオキザール1.9■を加え
、遮光下室温にて24時間放置した。IN酢酸水にて1
を約7とした後、逆相高速液体クロマトグラフィー(Y
MC−005,4,ロー−X250■:溶出液A液=0
.1%TFA水とB液=アセトニトリル(0,1%TF
A)を用いたグラジェント(初期8液濃度30%、勾配
置%/分):流速1m/分〕により精製を行い、目的物
を含む分画を凍結乾燥した後、水60tslを加え、目
的物を含む水溶液として得た。
目的物の酸分解物(6N塩酸−フエノール、110℃、
24時間処理後の分解物]中のアミノ酸分析値Glx 
  10 (1)  :  Ser   1.0 (1
) :Gly  2.3 (2) :  His   
1.0 (1) :Arg  (L2 (1)  = 
 Pro   1.1 (1) :Tyr  0.8 
(1) ;  Lee=  1   (1) :Trp
      (1)  : *基準アミノ酸、()内は理論値、−は未測定目的物の
高速液体クロマトグラフィーの挙動は以下の通りである
0高速ゲル濾過クロマトグラフィー カラA:TSKge IG3000SW(7,5−−X
60cm)(東ソー社製)溶出液:0.1M食塩水(5
%エタノール含有)流速:a5d/分 検出波長:220nm 保持時間:34.46分 0逆相高速液体クロマトグラフィー hうL:YMC−005,AM−303,5tt4.6
■φ×250■(山村化学社製)溶出液=グラジェント A液:水(0,1%トリフルオロ酢酸)B液ニア七ト二
トリル (0,1%トリフルオロ酢酸) 初期B液濃度=35% 濃度勾配=1%/分 流速=1ml/分 検出波長:220nm 保持時間=lλフ1分 1隻JLL ポリエチレングリコール誘導体(I)修飾α−メラノト
ロピンの製造: α−メラノトロピン228ugを含む0.2MNaHC
Os  Na*COs  (pH9)1−0uj!ノ溶
液に、室温にて、参考例1で得た4−モノメトキシポリ
エチレングリコール−フェニルグリオキザール685u
gを含む0.2 M  N a HC2MNaHCOs
  (pH9)水溶液100#j!を加え、遮光下室温
にて24時間放置した。IN#酸水にて1を約7とした
後、TSKgelG3000SW(東ソー社製、7.5
閣φX60CII)を用いたゲル濾過により精製し、目
的物を含む分画を脱塩し、凍結乾燥した後、水60〃l
を加え、目的物を含む水溶液として得た。
目的物の酸分解物(6買塩酸−フエノール、110℃、
24時間処理後の分解物)中のアミノ酸分析値Glx 
 0.9 (1) :  Ser  2.0 (2) 
:Gly  11 (1) :  His  1.0 
<1) :Arg  0.4 (1) =  Pro 
 1.1 (1) :Tyr  1.0 (1) : 
 val  1.1 (1) :Net  0.9 (
1) :  Pbe”  1  (1) :Lys  
0.9 (1) :  Trp    (1) :、本
基準アミノ酸、()内は理論値、−は未測定目的物の高
速液体クロマトグラフィーの挙動は以下の選りである。
Q高速ゲル濾過クロマトグラフィー カラム:TSKge IG3000SW(7,5閣φX
6GCll)(東ソー社製)溶出液: 0.1 M食塩
水(5%エタノール含有)流速=0.5d/分 検出波長:220nm 保持時in = 34.42分 0逆相高速液体クロマトグラフィー カラム:YMC−005,AM−303,5a4、6 
mφx25Gm(山村化学社製)溶出液;グラジェント A液:水(0,1%トリフルオロ酢酸)B液ニア七ト二
トリル (0,1%トリフルオロ酢酸) 初期B液濃度:35% 濃度勾配:1%/分 流速:1d/分 検出波長:220nm 保持時間:IL71分 2亀ILL ポリエチレングリコール誘導体(1)修飾パラチロイド
ホルモン(1−34)  (PTH(1−34))の製
造: PTH(1−34)224pgを含む(L2MNaHC
Os  NaHCO3  (pHL97)10G#lの
溶液に、室温にて10%2−メチルマレイン酸無水物含
有アセトン溶液(9#ffi)を5分間隔て2回加えた
。この間IN  NaOHを用いて、反応液のplfを
8〜9に調節した。1時間後、参考例1で得た4−モノ
メトキシポリエチレングリコール−フェニルグリオキザ
ール212agを含む0.2M  NaHCOs −N
atCOs  (pHlL97)水溶液5011j!を
加え、IN  NaOHでpHを8〜9とした後、遮光
下室温にて2時間放置後、さらに修飾試剤210agを
含む0.2M  NaHCOs  N a mc Os
  (pH19) )水溶液25#lを加え、遮光下室
温にて2時間30分放置した。
IN#酸水にてpiを2〜3とし、37℃にて遮光下8
時間放置した。反応液をTSKgelG3000SW(
東ソー社製、7.5層φX60cm)を用いたゲル濾過
により精製し、目的物を含む分画をさらに逆相高速液体
クロマトグラフィー(MMC−ODS、4.ローφX2
50 wm =溶出液Afi−0,1%TFA水とBf
i−アセトニトリル(0,1%TFA)を用いたグラジ
ェント(初NB液濃度20%、勾配置%/分);流速1
m/分〕により精製を行った。目的物を含む分画を凍結
乾燥した後、水50ptを加え、目的物を含む水溶液と
して得た。
目的物の酸分解物(6に塩酸−フェノール、110℃、
24時間処理後の分解物)中のアミノ酸分析値A3X 
 3−8 (4) :  G114.5 (5) :S
et  2.7 (3) :  Gly  1.1 (
1) :11is  2.9 (3) :  llrg
  1.3 (2) :11a12.8 (3) : 
 llIet  0.8 (2) :IIs  1.0
 (1) :  Lew@5  (5) :Phe  
1.0 (1) :  Lys  2J (3) :τ
rp   −(1) : *基準アミノ酸、()内は理論値、−は未測定目的物の
高速液体クロマトグラフィーの挙動は以下の通りである
0高速ゲル濾過クロマトグラフィー カラム:TSKge lG3000sW(7,5wmφ
X6Gam)(東ソー社II)溶出液: 0. I M
食塩水(5%エタノール含有)流速:在5−/分 検出波長:220nm 保持時間:34.03分 0逆相高速液体クロマトグラフィー カラム:YMC−ODS、AM−303,5#4.6■
φメ250■(山村化学社製)溶出液ニゲラシエンド A液:水(0,1%トリフルオロ酢酸)B液ニア七ト二
トリル (0,1%トリフルオロ酢酸) 初期B液濃度:35% 濃度勾配:1%/分 流速 1m/分 検出波長:220nm 保持時間!11.82分』 裏施■1 ポリエチレングリコール誘導体(1)修飾インシ、 り
ン様成長因子−II (IGF−ll) の製造:IG
F−I(20011g)の0.2 M  N a HC
OxN a z COs  (pH& 97.100u
j!)溶液に、室温にてlO%2−メチルマレイン酸無
水物含有アセトン溶液(9uj!)を5分間隔で2回加
えた。
この間IN  NaOHを用いて、反応液の9Hを8〜
9に調節した。35分後、参考例1で得た4−モノメト
キシポリエチレングリコール−フェニルグリオキザール
(0−5[)を含む0.2 M N a HCOsN 
a gc Os  (pHIL9 ) )水溶液(50
um!)を加え、IN  NaOHでpHを8〜9とし
た後、遮光下室温にて2時間45分放置した。IN酢酸
水にてp「を2〜3とし、37℃にて遮光下9時間放置
した。反応液をTSKgelG3000SW(東ソー社
製、7.5閤φX5Qcm)を用いたゲル濾過により精
製し、目的物を含む分画を限外濾過により脱塩・濃縮す
ることにより、目的物を含む水溶液(50#j!、蛋白
含量15.4#g150ul)を得た。
目的物の酸分解物(6N塩酸−フエノール、110℃、
24時間処理後の分解物)中のアミノ酸分析値^sx 
 3.0 (3) :  GIX  ロー1 (7) 
:Set  6.7 (7) :  Gly  5−8
 (5) :Arg  5.4 (8) :  Tbr
  3.0 (4) :Ala” 5.0 (5) :
  Pro  2−4 (3) :Tyr  2.4 
(3) :  Val  3.2 (4) :11e 
  (18(1)  :  Leu   4.7  (
6)  :Phi   3.3 (4)  :  Ly
s   1.0 (1)  :Cys   −(6) 
 : *基準アミノ酸、()内は理論値、−は未測定目的吻の
高速液体クロマトグラフィーの挙動は以下の通りである
0高速ゲル瀘遇クロマトグラフィー カラム:TSKge lG3000sW(7,5■φX
60cm)(東ソー社製)溶出液:O,1M食塩水(5
%エタノール含有)流速:O,ll/分 検出波長:220nm 保持時間=2a67分 亥隻ILL ポリニーチレングリコール誘導体(1)修飾ウリカーゼ
の製造: ウリカーゼ(Q、l+g)のa 2 M  N a H
COsO,02M  N a zc Os  (pHI
L97.100uJ!)溶液に、室温で20%2−メチ
ルマレイン酸無水物アセトン溶液(10jlJ! )を
5分間隔で3回加えた。この間IN  NaOHを用い
て、反応液のpiを9〜10に調節した。ざらにIN 
 NaOHでpHを9〜10とし6時間室温にて放置し
た。次いで、参考例1で得た4−モノメトキシポリエチ
レングリコール−フェニルグリオキザール151mgお
よびQ、2 M  N a HCOs  0.02 M
  N a t COs(50#J!)を加え、IN 
 NaOHでpHを9〜10に調整し、遮光下室温にて
24時間放置した後、酢酸を加え、pH3とし、40℃
で3時間放置した。
反応混合物をTSKge lG4000PWxL (7
,8■φX3GCll) 2本連結+T S Kgua
rdcolusnP W x Lゲル濾過により精製し
、目的とする分画を凍結乾燥後、遠心濾過チューブ(ミ
リポア社製、ウルトラフリー7C3LGC)により、脱
塩・濃縮することによって、目的物の水溶液50p2を
得た。
目的物の高速液体クロマトグラフィーの挙動は以下の通
りである。
0高速ゲル瀘遇クロマトグラフィー カラム:TSKge lG4000PWxL(1−8s
sφX30Gm)2本連結十T S Kguardco
lowmun P W X L(6,0閣φX4cm)
(東ソー社製)溶出液=0.2M  NaCl 流速:0−6M/17分 検出波長:254nm 保持時間=24.6分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カルシトニン遺伝子関連ペプチド、エラスターゼ
    、心房性ナトリウム利尿ペプチド、性腺刺激ホルモン放
    出ホルモン、α−メラノトロピン、パラチロイドホルモ
    ン、IGF−II、ウリカーゼおよびこれらの誘導体から
    選ばれるペプチド中のグアニジノ基が式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは低級アルキル基を表し、nはポリエチレン
    グリコール部分の平均分子量が約1,000〜12,0
    00となる任意の正の整数であることを表す。)で表さ
    れるポリエチレングリコール誘導体によって修飾されて
    いる修飾ペプチド。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは低級アルキル基を表し、nはポリエチレン
    グリコール部分の平均分子量が約1,000〜12,0
    00となる任意の正の整数であることを表す。)で表さ
    れるポリエチレングリコール誘導体とカルシトニン遺伝
    子関連ペプチド、エラスターゼ、心房性ナトリウム利尿
    ペプチド、性腺刺激ホルモン放出ホルモン、α−メラノ
    トロピン、パラチロイドホルモン、IGF−II、ウリカ
    ーゼおよびこれらの誘導体から選ばれるペプチド中のグ
    アニジノ基とを反応させることを特徴とする修飾ペプチ
    ドの製造方法。
  3. (3)カルシトニン遺伝子関連ペプチド、エラスターゼ
    、心房性ナトリウム利尿ペプチド、性腺刺激ホルモン放
    出ホルモン、α−メラノトロピン、パラチロイドホルモ
    ン、IGF−II、ウリカーゼおよびこれらの誘導体から
    選ばれるペプチドのアミノ基を保護した後、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは低級アルキル基を表し、nはポリエチレン
    グリコール部分の平均分子量が約1,000〜12,0
    00となる任意の正の整数であることを表す。)で表さ
    れるポリエチレングリコール誘導体を反応させ、続いて
    アミノ基の保護基を脱保護することを特徴とする修飾ペ
    プチドの製造方法。
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