JPH03147769A - 液体またはペースト含有ルウ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、特許の詳細の説明 ［産業上の利用分野］ 本発明は、一部が固形、一部が液体またはペースト状で
あるルウの形態およびその製法に関する。

［従来の技術］ インスタントカレールウはその全部または一部をペース
ト状にすることによって、香味野菜、フルーツ、エキス
類等の風味が優れたものになることは知られている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、従来はペーストをパウチに入れていたため、パ
ウチから絞り出す際に手が汚れたり、取り扱いが煩雑で
あった。また、ペーストをパウチから完全に絞り出すこ
とは困難でパウチ内にペーストが残留し無駄があり、パ
ウチを用いるために包材コストがかかり、包装工程が余
分に生じた。

さらに、固形ルウは塊状であるために溶けにくくかなり
の撹揮が必要であり柔らかくなった野菜が崩れてしまう
という問題があった。

［問題を解決するための手段］ そこで本発明者は、これらの問題を一挙に解決する方法
として、中空立体の固形ルウの中空部にペーストまたは
液体を入れることが有効であるとの知見に至り、本発明
を完成したのである。

すなわち、中空立体の固形ルウは、カレー　ビーフスト
ロガノフ、ハヤシライス、シチュー　ならびに、スープ
などのそれぞれ原料のうち、小麦粉と油脂を主成分とし
たルウであり、必要に応じて、砂糖、食塩、アミノ酸、
香辛料などの調味料を加えてもよい。中空部に入れるペ
ーストまたは液体は、香味野菜、フルーツ、各種エキス
類、チャラネ、酒類、乳製品など単品または混合物のペ
ーストまたは液体であり、必要に応じて、砂糖、食塩、
アミノ酸、香辛料、油脂などを加えたり、さらに必要に
応じて加熱調理を行なったものでもよい。

ペーストまたは液体の比率は、固形とペーストまたは液
体を合わせた総重量の５％以上９０％以下である。

ルウおよび中空部の形状は、特に問われるものではなく
、内部に液体またはペーストを含有保持できる機能を有
していれば良く、外観的なデザイン、あるいは製造面か
ら決めるものであってよい。

たとえば、球、立方体、直方体、円錐、三角錐、円錐台
、円柱、三角柱、あるいは動物、野菜、果物などを形ど
ったものであっても良い。

製造方法は、中空立体の中空部に液またはペーストが充
填されるすべての方法が採用できるが、具体例として、
以下が挙げられる。

［製造方法王−第１図］ ■　溶融したルウを型に入れるか、または半溶融状態の
ルウを圧延成形することによって、容器状の固形ルウ１
を得る。

■　ペースト２を１の中に注入する。

■　ペースト２の上から溶融状態のルウ１を静かに注入
した後、冷却固化する。

［製造方法２−第２図］ ■　溶融したルウを型に入れるか、または半溶融状態の
ルウを圧延成形することによって、容器状の固形ルウｌ
を得る。

■　ペースト２を１の中に注入する。

■　板状に成形した固形ルウ１を溶着する。

［製造方法３−第３図］ ■　２つ合わせると１つの中空立体を成すような２つの
固形ルウｌを成形する。２つのう■ ■ ■ ち一つには小さな穴が開けられている。

２つを合わせ、１つの中空立体を得る。

穴からペースト２を注入する。

穴に溶融状態のルウ１を注入したのち冷却固化する。

［製造方法４−第４図］ ■　ペーストをほぼ球形に冷凍固化した２を得る。

■　半溶融状態のルウｌで、２を素早く包み込んだ後冷
却し固化する。

［実施例］ 実施例１ 即席カレーレシピ− （固形部） 牛脂 豚脂 ３０％ １０％ 薄力粉　　　　　　　　　　　３５％ カレー粉　　　　　　　　　　６％ 食塩　　　　　　　　　　　　８．５％砂糖　　　　　
　　　　　　　６％ グルタミン酸ナトリウム　　　１％ 「アジメート」　（味の素■製）１．５％レシチン　　
　　　　　　　　　０．２％オニオンパウダー　　　　
　　１．８％（ペースト部） チャラネ　　　　　　　　　６０％ ハチミツ　　　　　　　　　１０％ ビーフエキス　　　　　　　　３０％ 上記配合に従い、固形ルウを第１図の■に示す如く溶融
状態で型に流し込み、容器状【：冷却＋＆　Ｊｌ；した
。次いで、固形ルウ中空部にペースト“を）メ【し込み
その上部に溶融状態の固形ルつを）光し込み、冷却し、
本発明のカレールウを得た。

上記で得られた本発明のルウを用し）て、カレーを調整
したところ、味、香り、風味力（（ｉれ°（おｔ）、カ
１つ、 簡便であるとの評価を得た。

実施例２ 即席シチューレシピ− （固形部） 牛脂　　　　　　　　　　　３ 豚脂 薄力粉　　　　　　　　　　　３ トマトペースト オニオンパウダー ガーリックパウダー 食塩 砂糖 グルタミン酸ナトリウム 「アジメート」　（味の素■製） レシチン ビーフパウダー ０％ ５　％ ５％ ５　％ ２、　５％ ０、５％ ８、　５％ ８％ １％ １、　　５　％ ０、　３％ ２、　７％ （ベースト部） 赤ワイン ビーフエキス トマトペースト ２０％ ４０％ ４０％ 上記の配合に従い実施例１と同様の方法により、本発明
の即席シチューを得た。

［発明の効果］ 本発明によれば、取り扱いが簡便で、無駄がなく、包材
コスト、包装工程が節減でき、かつ、調整時に溶解性が
良く、味、香り、風味が優れたルウが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は、本発明のルウの製造フローの例を示
す。 ・固形ルウ ・ペーストまたは液体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中空立体の固形ルウの中空部に、液体またはペーストを
   含有する食品。