JPH03147375A - 可変容量素子 - Google Patents

可変容量素子

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JPH03147375A
JPH03147375A JP28494889A JP28494889A JPH03147375A JP H03147375 A JPH03147375 A JP H03147375A JP 28494889 A JP28494889 A JP 28494889A JP 28494889 A JP28494889 A JP 28494889A JP H03147375 A JPH03147375 A JP H03147375A
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Japan
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layer
variable capacitance
semiconductor substrate
region
island
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JP28494889A
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Hidetomo Nojiri
秀智 野尻
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、バイアス電圧に応じて半導体内に拡がる空
乏層幅を可変容量として利用する可変容量素子に関する
(従来の技術) 可変容量素子の第1の従来例としては第10図に示すよ
うな可変容量ダイオードがある(特開昭56−2647
7号公報)。この従来例は、高濃度N型層41の上にI
 X 10” /cm3程度の低濃度エピタキシャル層
42を有する半導体基板43が準備され、その半導体基
板43の主面に、まずP型の不純物が選択的に多量にド
ープされて、所要面積で且つ比較的浅いP+領域44が
形成されている(同図Q))。P+領域44中には、領
域を狭めて例えばリンイオンをイオン注入することによ
り、P+領域44よりも深いN型拡散層45が形成され
ている(同図(b))。次いで、N型拡散層45よりも
領域を狭めて同様にリンイオンをイオン注入することに
より、そのN型拡散層45よりもさらに深いN型拡散層
46が形成されている。
さらに、N型拡散層46よりも領域を狭めてリンイオン
をイオン注入することにより、N型拡散層46よりも深
いN型拡散層47が形成されている。
以上のような処理が順次繰返されて同図(C)に示すよ
うな拡散層断面を有する構造が造られている。
最後に、酸化膜48、電極49.50及び表面保護膜5
1が形成されて可変容量ダイオードが完成されている(
同図(d))。
このような構造に形成された可変容量ダイオードは、P
4′領域44とN型拡散層45との高い濃度差を持つP
N接合面は大きく、N型拡散層46.47が深くなるに
従いPN接合面は低濃度差となり、且つ小面積となって
いる。従って、可変容量ダイオードに低い逆バイアス電
圧を印加したときは、PN接合面が大きく且つN型拡散
層45は、他のN型拡散層46.47に比べて濃度が高
いため、空乏層が拡がらず高い容量値が得られる。また
、高い逆バイアス電圧を印加したときは、PN接合面が
小さく且つN型不純物濃度が低いため、空乏層が大きく
拡がり、容jl値は非常に小さくなる。
以上のことから、この可変容量ダイオードのC−V特性
は、第11図に示すように、直線状の急激な容量変化比
を持つ特性を示すことになる。
しかし、第1の従来例の可変容量ダイオードは、所望の
拡散層断面形状を得るために複数回の拡散工程を必要と
するため、製造プロセスが非常に複雑となり、製造コス
トが上り、また歩留り低下を引起して現実性に乏しい。
これに対し、第2の従来例として第12図に示すような
プレーナ構造の可変容量ダイオードがある。高濃度のN
″″層52の上に、エピタキシャル成長により低濃度の
N−層53が形成されて半導体基板54が構成されてい
る。N−層53にはそれよりも高濃度のN型層55が拡
散により形成され、さらにN型層55内に高濃度の21
層56が拡散により形成されている。P+層56の上に
は金属電極57が形成されている。58は保護膜である
この可変容量ダイオードの逆バイアス時の耐圧は、N型
層55とP+層56により形成されるP” N接合で決
まる。N型層55は拡散により形成されているので、半
導体基板54の表面近くでは濃度が高いが深くなるに従
い低濃度になる。従ってP” N接合の周辺部aではP
”N+接合になってしまう。そして周辺部aでは接合の
中央部すに比べて電界が強くなるため、ダイオードの耐
圧は周辺部で決められ、十分な耐圧がとれなくなってし
まう。
これに対処するようにした第3の従来例として、第13
図に示すような可変容量ダイオードがある。
この従来例では、P”層59が、拡散によりN型層60
よりも広い面積に形成され、その周辺部CがN−層53
に形成されるようになっている。この場合には、接合の
周辺部CはP”N−接合となり、耐圧は中央部すのP”
N接合で決まるようになる。このような構造のダイオー
ドに逆バイアス電圧を印加すると、中央部のP″′N′
N接合層dは主としてN型層60側に形成され、P’N
−接合の空乏層eは主としてN″′層5層側3側成され
るようになる。このとき、本来のP”N接合による空乏
層dだけが容量に寄与するのではなく、周辺部のP” 
N−接合による空乏層eも容量に影響を与える。このた
め、十分な容量変化幅がとれなくなるという問題が生じ
る。また、N−層53は不純物濃度が低いため、周辺部
の空乏層eはN型層60の空乏層dよりも拡がりが大き
く、先にN+層52に到達してしまう。これは容量変化
比を悪くするだけでなく、耐圧も低下させてしまう。
そして、これを防止するため、N−層53の厚みを増す
と、直列抵抗が増大して可変容量ダイオードのQを低下
させてしまうことになる。
さらに、第14図は、可変容量ダイオードをメサ型のダ
イオード構造とした第4の従来例を示している。この従
来例では、N型層71とP+層72によるP” N接合
の周辺部を除去することによって、周辺部に起因する耐
圧低下及び容量変化幅の低下を防止するようにしている
。しかし、メサ型に加工したのち、その周辺のメサ面の
保護と素子の信頼性向上のため、保護膜73を形成しな
ければならない。可変容量ダイオードでは空乏層の拡が
りが不純物濃度に大きく依存するため、特に21層72
の拡散を細かく制御している。従って、保護膜73は熱
酸化法等の高温処理にて形成すると、拡散プロファイル
が変化するため、採用できず素子の信頼性を高める上で
の問題がある。
以上の問題を解決するようにした第5の従来例と1.て
第15図に示すようなものがある(特開昭63−154
76号公報)。この従来例では、N′″1層74上にN
′″層75、N層76、P”層77が順に形成された半
導体基板78中に、反応性イオンエツチング等により、
複数の溝79.80がN4′1層74に至る深さに形成
されこの満79.80の内面に酸化膜81が形成されて
、空乏層の横方向への拡がりが防止されている。しかし
、この従来例では、素子の特性や素子間のばらつきは、
溝79.80の加工精度で決まり、一般にこのような溝
79.80は反応性イオンエツチングで形成されるが、
寸法シフト量や溝79.80の垂直性精度等が溝79.
80が深くなるに従い十分制御することが困難となるた
め、特性のそろった素子を製造することが困難であると
いう問題があった。従って、製造後に選別を十分に行う
必要があり、それに伴いコスト高になっていた。
(発明が解決しようとする課題) 第1の従来例は、所望の拡散層断面形状を得るために複
数回の拡散工程を必要とするため、製造プロセスが非常
に複雑となり、製造コストが止り、また歩留り低下を引
起して現実性に乏しいという問題があった。
第2の従来例では、ダイオードを構成するP+N接合の
周辺部がP”N+接合となって十分な耐圧がとれないと
いう問題があった。
この耐圧の問題を解決するようにした第3の従来例では
、周辺部のP”N−接合にょる空乏層が容量に影響して
十分な容量変化幅がとれないという問題があった。
耐圧低下及び容量変化幅の低下を防止するようにしたメ
サ型構造の第4の従来例では、保護膜を熱酸化法等の高
温処理で形成すると、特に21層の拡散プロファイルが
変化するため、これを採用することができず、素子の信
頼性を高める上で問題があった。
また、反応性イオンエツチングにより複数の溝を形成し
て空乏層の横方向への拡がりを防止するようにした第5
の従来例では、溝の加工精度を十分制御することが困難
となるため、特性のばらっきが大きくなり、歩留りが低
下してコスト高になるという問題があった。
そこで、この発明は、十分な耐圧を確保することができ
るとともに小さなバイアス電圧範囲で大きな容量変化幅
を得ることができ、また高い加工精度を得ることができ
て特性のばらつきが小さく、さらに信頼性を向上させる
ことのできる可変容量素子を提供することを目的とする
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は上記課題を解決するために、半導体基板に、
結晶面選択エツチングを含むエツチングにより形成され
た断面逆三角形の領域における傾斜状側面部が絶縁され
た島状領域を形成し、バイアス電圧に応じて前記半導体
基板の深さ方向に拡がる空乏層を可変容量として利用す
る可変容量部を前記島状領域内に形成してなることを要
旨とする。
(作用) 可変容量部が、断面逆三角形で傾斜状側面部が絶縁され
た島状領域内に形成されているので、空乏層の横方向の
拡がりがなくなって十分な耐圧が確保される。また、高
逆バイアス電圧になるに従い空乏層はより大きく縦方向
に拡がって小さなバイアス電圧範囲で大きな容量変化幅
が得られ、且つC−■特性がより一層直線に近づく。結
晶面選択エツチングは高い加工精度を得ることができる
ので、島状領域内に作り込まれた可変容量部の特性が設
計値に対して極めて良好に一致し、且つばらつきが小さ
くなる。さらに、島状領域の絶縁処理は、可変容量部を
作り込む前に熱酸化等の高温処理で行うことができるの
で、高いプロセス精度が得られるとともに素子の信頼性
が向上する。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は、この発明の第1実施例を示す図
である。
まず、第1図を用いて、可変容量素子の構成を説明する
と、N“基板1の上にエピタキシャル成長により低不純
物濃度のN″′′層2成されて半導体基板3が構成され
ている。半導体基板3の主面には、断面が菱形状の溝4
.5が所要間隔をおいて形成され、この両溝4.5によ
り、断面逆三角形の島状領域6が形成されている。溝4
.5の内面には酸化シリコン膜7が形成され、さらにそ
の内部には、多結晶シリコン8が埋込まれている。
上記の酸化シリコン膜7により、島状領域6の傾斜状側
面部は他の領域から絶縁されている。
そして、島状領域6の表面部に高不純物濃度のP1拡散
層9が形成され、このP4′拡散層9とN−層2とのP
”N−接合により、可変容量部が形成されている。P”
拡散層9の表面部及びN”基板1の裏面部には、それぞ
れ電極1〕、12が形成されている。13は酸化シリコ
ン膜、14は表面保護用のPSG膜である。
次いで、第2図を用いて、製造方法の一例を説明するこ
とにより、その構成をさらに詳述する。
なお、以下の説明において、(a)〜(f)の各項目記
号は、第2図の(a)〜(f)のそれぞれに対応する。
(a)  (100)面のシリコンN+基板1を準備し
、その上に低い不純物濃度で約8μm厚さのN″′′層
2常のエピタキシャル成長により形成して半導体基板3
とし、その主面に熱酸化法により約1μm厚さの酸化シ
リコン膜】5を形成する。
(υ フォトリソグラフィにより酸化シリコン膜15を
バターニングし、これをマスクにして反応性イオンエツ
チングにより、例えば幅3μm1深さ16μmの2つの
垂直の溝16.17を、互いの端部間の距離が14μm
となるように形成する。
(C)t#16.17の内面をKOH水溶液の工、ツチ
ング液を用いて結晶面選択エツチングを行う。
シリコンに結晶面選択エツチングを施すと、(111)
面で著しくエッチレートが遅くなるので、(111)面
で囲まれた断面菱形状の溝4.5が形成される。このと
き、半導体基板3の表面に対する溝4.5内面の傾斜角
は54゜7″である。
この両溝4.5により、断面逆三角形の島状領域6が形
成される。
(d)  熱酸化により満4.5の内面に、酸化シリコ
ン膜7を約5000人の厚さに形成する。次いで減圧C
VDにより、多結晶シリコン8を2μm以上堆積するこ
とによって溝4.5の少なくとも上部を埋込む。
(e)  飽水ヒドラジンをエツチング液とするシリコ
ンエツチングにより多結晶シリコン8をエッチバックし
表面を平坦化する。次いで、表面を酸化して約500O
Aの酸化シリコン膜13を形成し、さらにフォトリソグ
ラフィにて酸化シリコン膜13をバターニングしてから
、例えばボロンを不純物とする不純物拡散法及び熱処理
によって島状領域6の表面部に深さ3μmの高不純物濃
度のP4拡散層9を形成する。
(f)  酸化した後、配線コンタクト用の孔開けを行
い、真空蒸着により、A ff−を形成し、バターニン
グを行うことによって、P“拡散層9の上に電極(配v
a層)ゴ1を形成する。また、N+基板1の裏面には、
A吏、Nt、、Agを順に蒸着して電極12を形成する
。さらに、表面部には、CVD法により、表面保護用の
PSG膜14を約1μmの厚さに形成し、最後に外部配
線引出し用のバッド18の開口を行う。
なお、この実施例では(100)面の半導体基板を用い
でいるので、前述したように、溝4.5内面の傾斜角は
54.7”になるが、必要に応じて他の結晶方位の半導
体基板、例えば(110)面等の半導体基板を用いるこ
とも可能である。このときの満4.5内面の傾斜角は3
6.26°となる。
次に作用を説明する。
前述したように、例えば前記第12図に示したような一
般的なプレーナ構造のP” Nダイオードでは、逆バイ
アス電圧時の空乏層はP”N接合直下のみならず横方向
にも拡がり、これによって逆バイアス電圧が高いほど空
乏層端のN型基板との接合面積は増大する。このため、
高逆バイアス時には容量変化が緩慢になってしまう。ダ
イオードの直列抵抗を低く且つ耐圧を高く保ち、容量変
化幅を大きくとるためには、空乏層の横方向への拡がり
を防止する必要がある。また、C−■特性を直線に近づ
けるためには空乏層の拡がりが表面から深くなる程先細
り形状となるように拡散層の断面形状や濃度勾配を選択
する必要がある。
これに対し、この実施例では、反応性イオンエツチング
と結晶面選択エツチングによって高精度に形成される断
面菱形状の満4.5により絶縁分離を施すことによって
空乏層の横方向への拡がりを抑えている。また、可変容
量部が形成された島状領域6は表面から深くなるに従い
幅が狭くなる逆三角形の断面形状が実現されているため
、逆バイアス電圧が高い程空乏層は横から制限を受け、
深さ方向に大きく拡がる。同時に空乏層端の面積も減少
するため、容量値は大きく変化する。
第3図は、C−■特性を比較例とともに示している。同
図中、A特性線はこの実施例のもの、B特性線は比較例
としての従来のブレーナ型の可変容量ダイオード特性で
ある。この実施例のものは、高逆バイアス時の容量変化
が、ブ1ノーナ型のものに比べてかなり直線に近づき、
且つ小さな電圧変化幅で大きな容量変化幅が得られてい
る。
次いで、第4図には、この発明の第2実施例を示す。な
お、第4図及び後述の各実施例を示す図において、前記
第1図及び第2図における部材及び部位等と同一ないし
均等のものは、前記と同一・符号を以って示し、重複し
た説明を省略する。
この実施例は、可変容量部にMO3型構造が用いられて
いる。島状領域6の表面にゲート酸化膜21を介してゲ
ート電極22が形成され、このゲート酸化膜21及びゲ
ート電極22によりMO3型構造が構成されている。ゲ
ート酸化膜21は、熱酸化法により厚み約1000人に
形成されている。
この実施例の可変容量素子は上述のように構成されてい
るので、ゲート電極22に負の電圧が加わるように、画
電極12.22間に直流電圧を印加すると、ゲート電極
22直下のN−層中に空乏層が形成され電圧が高くなる
に従って深さ方向に拡がる。そして、前記第1実施例の
場合と同様に、空乏層の拡がりは断面菱形状の分離溝4
.5により制限を受けるため、高電圧印加時においても
容量変化は大きくなる。
第5図ないし第7図には、この発明の第3実施例を示す
この実施例は、第5図に示すように、断面菱形状の溝が
形成されたとき、逆三角形の島状領域61、の直下に同
時に形成される三角形の島状領域62にもP”Nダイオ
ードを形成し、可変容量部を2つのP”Nダイオードを
対向接続した3端子型と1.て、可変容量ダイオードを
構成したものである。このような構造とすることにより
、容量可変範囲を大きくとることができ、且つ受信機の
チューニング機構等高周波用途に使用(また場合、相互
変調等の高周波信号特性の改善が得られる。
次いで、第6図を用いて、その製造方法の一例を説明す
る。
(1,00)而のP3基板23を準備し、これに約51
t m F/さのN型層24をエピタキシャル成長させ
る。引き続いて約4μm厚さのN”層25、約’777
 IllのN型層26を順次エピタキシャル成長させて
半導体基板27を構成する(同図(a))。
反応性イオンエツチングにより、深さ1.6 it m
 %溝間隔14μmの2つの垂直の溝を形成した後、K
OH水溶液等を用いた結晶面選択エツチングにより、上
記垂直の溝を断面菱形状の満28.29.31に整形す
る。これらの溝28.29.31により島状領域61.
62が形成される。次いで、反応性イオンエツチング法
により、約7μmの深さの縦溝32を形成する。酸化処
理を施すことによって、合溝28.29.31.32の
内面に酸化シリコン膜7を形成して、その内面部を絶縁
オる(同図(b))。
反応性イオンエツチングにより、溝32の底部の酸化シ
リコン膜7を除去し、続いて減圧CVD法によるモノシ
ランの熱分解により、合溝28.29.31.32を多
結晶シリコン8で埋込む。
さらに表面上の多結晶シリコン8を除去し平坦化したの
ち、島状領域61の表面部に不純物熱拡散法によりP+
拡散層9を形成する(同図(C))、、熱酸化法とフォ
トエツチングにより酸化シリコン膜13を表面に形成1
7、真空蒸着法により、金属膜を半導体基板27の表裏
に形成する。表面の金属膜をバターニングして′rs極
(配創11]、33を形成した後、CVD法により表面
保護用のPSG膜14を堆積し、これをバターニングし
て外部配線引出し用の窓を形成して製造工程を終る(同
図(d))。
製造工程を終えた半導体基板27中には、第7図に示す
ような等価回路が形成され、端子りに正の電圧を印加す
ることによって空乏層は半導体基板27の表裏から内部
に向って対称的に拡がる。
このため、D−E間、D−F間のC−V特性は対称性に
優れ、従ってE−F間には容量変化幅の大きなC−V特
性が得られる。
また、デバイス形状を決定する断面菱形状の溝28.2
9.31は、結晶面選択性の非常に優れたアルカリエツ
チング液を用いて高精度に形成することができるため、
半導体基板27内に形成される2つのP” Nダイオー
ドの特性は極めて良好に一致する。
さらに、N′″層25、即ち両ダイオードのカソード電
極にバイアスを印加する際のバイアス抵抗は溝32に埋
込まれた高抵抗多結晶シリコン8をそのまま使用できる
ので新たに抵抗を作り込む必要がない。
そして、さらに、2つのダイオードは半導体基板27内
に縦方向に構成されているので、半導体基板27表面の
面積利用効率が非常に高い。即ち、1個分のダイオード
面積で2個のダイオードを形成することができ、集積度
の向上を図ることができる。
第8図には、この発明の第4実施例を示す。
この実施例は、前記第1実施例(第1図)において、酸
化シリコン膜7の厚みを必要に応じて厚くしたものであ
る。同図中、7aは酸化シリコン膜が薄い場合、7bは
酸化シリコン膜が厚い場合を示している。
酸化シリコン膜7の厚みが増すにしたがって同図中に示
すように、島状領域内下辺fの厚みが増加し、空乏層領
域34の形状は、その幅Wと深さdの関係が次第に Wb l/d’                  
 ・・・(1)となる。ここに、Kは空乏層領域34の
形状で決る値である。通常、空乏層容量Cは、 Cb p、 、 y+A              
・・・(2)と表わされる。ここに、Aは接合面積、■
は印加バイアス電圧、nは接合の濃度勾配で決る値であ
る。したがって、上記(1)、(2)式におけるKとn
を適当に選ぶことにより、C−■特性をさらに直線に近
付けることが可能となる。
第9図には、この発明の第5実施例を示す。まず、同図
(a)は、前記第3実施例の2つのP”Nダイオードを
対向接続した3端子型の可変容量ダイオードを、半導体
基板27中にさらに多数個並設して可変容量ダイオード
素子アレイとしたものである。同図(aJ中、61〜6
6は、断面菱形状の溝を半導体基板27中に多数個形成
することにより構成された逆三角形の島状領域及び三角
形の島状領域である。また、35は可変容量ダイオード
素子アレイの共通端子である。
前述したように、各島状領域61〜66は、加工精度の
高い結晶面選択エツチングにより形成されるため、各島
状領域61〜66に形成されたダイオード素子の特性ば
らつきが非常に小さくなる。
従って多段構成の帯域可変フィルタや多数のチュニング
セクションを有するフロントエンド等を製作する際のト
ラッキングエラーを極めて小さくできるため、トラッキ
ング調整を簡素化することができる。
第9図(b)は、断面逆三角形の島状領域67を酸化シ
リコン膜7により他の領域から完全に分離するようにし
たものである。従って周囲の半導体基板領域と島状領域
67、或いは島状領域67同士が電気的に絶縁分離され
るため、分離特性、特に高周波における寄生容量を十分
低くすることができ、また、複数の素子を集積する上で
有利な構造となる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、その構成を、
半導体基板に、結晶面選択エツチングを含むエツチング
により形成された断面逆三角形の領域における傾斜状側
面部が絶縁された島状領域を形成(7、バイアス電圧に
応じて前記半導体基板の深さ方向に拡がる空乏層を可変
容量として利用する可変容量部を前記島状領域内に形成
(、たため、次のような諸効果が得られる。
即ち、空乏層の横方向の拡がりがなくなって十分な耐圧
を確保することができる。また高逆バイアス電圧になる
に従い空乏層はより大きく縦方向に拡がって小さなバイ
アス電圧範囲で大きな容量変化幅を得ることができ、且
つC−■特性をより−rvI直線に近づけることができ
る。結晶面選択エツチングは高い加工精度を得ることが
できるので、島状閉域内に作り込まれた可変容量部の特
性が設計値に対し、て極めて良好に一致【12、特性の
ばらつきを小さくすることができる。島状領域の絶縁処
理は、可変容量部を作り込む前に熱酸化等の高温処理で
行うことができるので、高いプロセス精度が得られると
ともに素子の信頼性を向上させることができる。さらに
、島状領域を他の領域から完全に絶縁分離するようにし
たときは、分離特性、特に高周波における寄生容量を十
分に低くすることができ、またこれと同時に複数の素子
を集積化する上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明に係る可変容量素子の第
1実施例を示す図で、第1図は縦…1面図、第2図は製
造方法の一例を示す工程図、第3図はC−V特性を比較
例とともに示す特性図、第4図はこの発明の第2実施例
を示す縦断面図、第5図はこの発明の第3実施例を示す
要部斜視図、第6図は上記第3実施例の製造方法の一例
を示す工程図、第7図は上記第3実施例の等価回路を説
明するための図、第8図はこの発明の第4実施例を示す
要部縦断面図、第9図はこの発明の第5実施例を示す図
、第10図は可変容量素子の第1の従来例を示す図、第
11図は」二記第1の従来例のCV特性を示す特性図、
第12図は第2の従来例を示す縦断面図、第13図は第
3の従来例を示す縦断面図、第14図は第4の従来例を
示す縦断面図、第15図は第5の従来例を示す縦断面図
である。 3.27:半導体基板、 6.61.62.63.64.65.66:島状領域、 7二酸化シリコン膜(絶縁膜)、 9:可変容量部としてのP″′N−接合を形成するP1
拡散層、 21:ゲート酸化膜、 22:ゲート酸化膜とともに可変容量部としてのM O
S型構造を構成するゲート電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  半導体基板に、結晶面選択エッチングを含むエッチン
    グにより形成された断面逆三角形の領域における傾斜状
    側面部が絶縁された島状領域を形成し、バイアス電圧に
    応じて前記半導体基板の深さ方向に拡がる空乏層を可変
    容量として利用する可変容量部を前記島状領域内に形成
    してなることを特徴とする可変容量素子。
JP28494889A 1989-11-02 1989-11-02 可変容量素子 Pending JPH03147375A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6835977B2 (en) * 2002-03-05 2004-12-28 United Microelectronics Corp. Variable capactor structure
US6987309B2 (en) 2001-12-27 2006-01-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device applied to a variable capacitance capacitor and amplifier

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US6987309B2 (en) 2001-12-27 2006-01-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device applied to a variable capacitance capacitor and amplifier
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