JPH03146497A - タングステン単結晶及びその製造方法 - Google Patents
タングステン単結晶及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH03146497A JPH03146497A JP28481589A JP28481589A JPH03146497A JP H03146497 A JPH03146497 A JP H03146497A JP 28481589 A JP28481589 A JP 28481589A JP 28481589 A JP28481589 A JP 28481589A JP H03146497 A JPH03146497 A JP H03146497A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- single crystal
- dopant
- tungsten
- starting material
- polycrystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000013078 crystal Substances 0.000 title claims abstract description 21
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 16
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 title claims description 16
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 title claims description 16
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- 239000002019 doping agent Substances 0.000 claims abstract description 21
- 239000007858 starting material Substances 0.000 claims abstract description 12
- 238000000137 annealing Methods 0.000 abstract description 8
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 4
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 239000013067 intermediate product Substances 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000004663 powder metallurgy Methods 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はタングステン単結晶及びその製造方法に関する
。
。
[従来の技術]
従来、この種のタングステン(以下、Wと略する)単結
晶の製造方法では、特願昭59−126326号に記載
されるように、Ca又は/及びMgをドーピング剤とし
て比較的多量にドーピングさせたWOlのW酸化物を出
発原料とするW多結晶体を、予め特定形状に成形後、非
常に高い温度(2500℃)で焼鈍することにより、任
意形状を有するW単結晶を生成している。なお、単結晶
とは、粗大結晶粒をも含む。
晶の製造方法では、特願昭59−126326号に記載
されるように、Ca又は/及びMgをドーピング剤とし
て比較的多量にドーピングさせたWOlのW酸化物を出
発原料とするW多結晶体を、予め特定形状に成形後、非
常に高い温度(2500℃)で焼鈍することにより、任
意形状を有するW単結晶を生成している。なお、単結晶
とは、粗大結晶粒をも含む。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、従来の製造方法では、以下の3点を構成
要素とすることから、種々の問題がある。
要素とすることから、種々の問題がある。
■ドープ剤の含有量が多い点:
W単結晶体といえども、不純物として多量のドープ剤を
含有することから、純度が低下し、優れた結晶性が得ら
れないという欠点がある。
含有することから、純度が低下し、優れた結晶性が得ら
れないという欠点がある。
■焼鈍温度が非常に高い点:
ドープ剤を多量に含有するため、焼鈍処理温度が250
0℃と非常に高温にせざるを得ない。
0℃と非常に高温にせざるを得ない。
このため、第1に、W単結晶が高温処理を経ることによ
り脆弱になり、第2に、2500℃を維持するための炉
の設計、材質、保守及び価格等の問題が発生する。例え
ば、高周波誘導炉は高温発生には適しているが、炉サイ
ズが小さく高価である。また、金属ヒータ炉は、外国に
技術依存しているのが現状であり、日本国内では成長途
中の技術に止まる。
り脆弱になり、第2に、2500℃を維持するための炉
の設計、材質、保守及び価格等の問題が発生する。例え
ば、高周波誘導炉は高温発生には適しているが、炉サイ
ズが小さく高価である。また、金属ヒータ炉は、外国に
技術依存しているのが現状であり、日本国内では成長途
中の技術に止まる。
■Wonを出発原料とする点:
比較的滑らかな表面を有するWO3を出発原料とするこ
とは、多量のドープ剤を必要とし、且つ、その濃度調整
が困難であるという欠点を有する。
とは、多量のドープ剤を必要とし、且つ、その濃度調整
が困難であるという欠点を有する。
そこで、本発明の技術的課題は、上記欠点に鑑み、WO
)を出発原料とすること無く、濃度調整が容易で、低濃
度のドープ剤を使用し、低温度の焼鈍処理で生成される
結晶性の優れたW単結晶を提供することである。
)を出発原料とすること無く、濃度調整が容易で、低濃
度のドープ剤を使用し、低温度の焼鈍処理で生成される
結晶性の優れたW単結晶を提供することである。
C課題を解決するための手段]
本発明によれば、ドープ剤としてCaを実質的に7〜1
5ppm含有することを特徴とするタングステン単結晶
が得られる。
5ppm含有することを特徴とするタングステン単結晶
が得られる。
また、本発明によれば、ドープ剤を含有するタングステ
ン多結晶体を焼鈍して、タングステン単一結晶を生成す
るタングステン単結晶の製造方法において、前記ドープ
剤を含有するタングステン多結晶体は、Caを実質的に
7〜15ppm含有するW 、、O4,又はW2゜05
8を出発原料として生成されてなることを特徴とするタ
ングステン単結晶の製造方法が得られる。
ン多結晶体を焼鈍して、タングステン単一結晶を生成す
るタングステン単結晶の製造方法において、前記ドープ
剤を含有するタングステン多結晶体は、Caを実質的に
7〜15ppm含有するW 、、O4,又はW2゜05
8を出発原料として生成されてなることを特徴とするタ
ングステン単結晶の製造方法が得られる。
[作 用]
WOlが比較的滑らかな表面を有するのに対し、W 1
B049又はW2゜0,8は、表面がポーラスであるこ
とから、W 、、O4,又はW、、O,、を出発原料と
して生成されるW多結晶体は、ドープ剤の入り込む空隙
がより多く、ドープ剤の飛散はより少なくなり、ドープ
剤を容易に保持することができる。
B049又はW2゜0,8は、表面がポーラスであるこ
とから、W 、、O4,又はW、、O,、を出発原料と
して生成されるW多結晶体は、ドープ剤の入り込む空隙
がより多く、ドープ剤の飛散はより少なくなり、ドープ
剤を容易に保持することができる。
すなわち、W 、、O4,又はW2゜0,8を用いるこ
とにより、ドープ剤の濃度調整が容易になるばかりでな
く、低濃度のドーピングをも可能とする。
とにより、ドープ剤の濃度調整が容易になるばかりでな
く、低濃度のドーピングをも可能とする。
その結果、高い純度を現出することができ、しかも、よ
り低温度で焼鈍処理を行なえるから、脆性による破損の
少ない結晶性に優れたW単結晶を提供することができる
。
り低温度で焼鈍処理を行なえるから、脆性による破損の
少ない結晶性に優れたW単結晶を提供することができる
。
[実施例]
次に、本発明の詳細な説明する。
まず、準備工程において、出発原料として、W1110
49のW酸化物粉末を、粉末冶金法によるW金属粉末生
成過程の中間生成物から取出した。一方、比較例として
、WOlを準備した。また、ドープ剤としては、Caを
準備した。
49のW酸化物粉末を、粉末冶金法によるW金属粉末生
成過程の中間生成物から取出した。一方、比較例として
、WOlを準備した。また、ドープ剤としては、Caを
準備した。
これら、出発原料に、表−1に示すとおり、試料番号1
〜8に示す種々の割合で、Caを夫々添加して、金属粉
末とした。
〜8に示す種々の割合で、Caを夫々添加して、金属粉
末とした。
これらの金属粉末を圧力3ton/cdで成形した後、
1800〜2000℃の水素雰囲気で10時間焼結して
W多結晶体からなる焼結体を形成した。さらに、W多結
晶焼結体に熱間加工(1600〜1200℃)及び温間
加工(1000〜500℃〉を施し、最終の圧延率が7
0%以上となるようにシテ、1〜2m11(厚さ)X3
0mm(幅)X150關〈長さ)のW多結晶標準板状試
料1〜8とした。
1800〜2000℃の水素雰囲気で10時間焼結して
W多結晶体からなる焼結体を形成した。さらに、W多結
晶焼結体に熱間加工(1600〜1200℃)及び温間
加工(1000〜500℃〉を施し、最終の圧延率が7
0%以上となるようにシテ、1〜2m11(厚さ)X3
0mm(幅)X150關〈長さ)のW多結晶標準板状試
料1〜8とした。
最後に、これらW多結晶の標準板状試料1〜8を、21
00℃で3時間夫々焼鈍して、単結晶化した。表−1に
、出発原料差にょるドープ濃度調整結果を掲げる。
00℃で3時間夫々焼鈍して、単結晶化した。表−1に
、出発原料差にょるドープ濃度調整結果を掲げる。
表−1
[発明の効果コ
以上の説明のとおり、本発明によれば、WIaO4、又
はW2゜0,8を出発原料とするW多結晶体を用いるこ
とにより、Caドープ剤が入り込む空隙がより多くなり
、Caドープ剤の飛散は少なくなるから、Caドープ剤
が容易に保持されることになり、しかも、W18O49
又はW2゜O,、は、Caドープ剤の濃度調整が容易で
、低濃度のドーピングが可能であるため、高い純度を現
出できるだけでなく、より低温度で焼鈍処理を行うこと
ができ、脆性による破損の少ない結晶性に優れたW単結
晶を提供することができる。
はW2゜0,8を出発原料とするW多結晶体を用いるこ
とにより、Caドープ剤が入り込む空隙がより多くなり
、Caドープ剤の飛散は少なくなるから、Caドープ剤
が容易に保持されることになり、しかも、W18O49
又はW2゜O,、は、Caドープ剤の濃度調整が容易で
、低濃度のドーピングが可能であるため、高い純度を現
出できるだけでなく、より低温度で焼鈍処理を行うこと
ができ、脆性による破損の少ない結晶性に優れたW単結
晶を提供することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)ドープ剤としてCaを実質的に7〜15ppm含有
することを特徴とするタングステン単結晶。 2)ドープ剤を含有するタングステン多結晶体を焼鈍し
て、タングステン単結晶を生成するタングステン単結晶
の製造方法において、 前記ドープ剤を含有するタングステン多結晶体は、Ca
を実質的に7〜15ppm含有するW_1_8O_4_
9又はW_2_0O_5_8を出発原料として生成され
て成ることを特徴とするタングステン単結晶の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28481589A JPH03146497A (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | タングステン単結晶及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28481589A JPH03146497A (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | タングステン単結晶及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03146497A true JPH03146497A (ja) | 1991-06-21 |
Family
ID=17683369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28481589A Pending JPH03146497A (ja) | 1989-11-02 | 1989-11-02 | タングステン単結晶及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03146497A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103977789A (zh) * | 2014-05-23 | 2014-08-13 | 福州大学 | 一种w18o49纳米球类过氧化物酶及其应用 |
-
1989
- 1989-11-02 JP JP28481589A patent/JPH03146497A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103977789A (zh) * | 2014-05-23 | 2014-08-13 | 福州大学 | 一种w18o49纳米球类过氧化物酶及其应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4491560A (en) | Large crystal grains or single crystals of molybdenum and process for production thereof | |
JPH03146497A (ja) | タングステン単結晶及びその製造方法 | |
JPS62223066A (ja) | 高温強度が優れた窒化ケイ素焼結体の製造法 | |
CN114790571A (zh) | 一种具有高奈尔温度的磁性拓扑绝缘体TaCoTe2单晶的制备方法 | |
CN112593288A (zh) | 一种准一维超导材料Li0.9Mo6O17的单晶制备方法 | |
JPH0587441B2 (ja) | ||
JPS63114935A (ja) | モリブデンるつぼ及びその製造方法 | |
JP2742619B2 (ja) | 窒化珪素質焼結体 | |
JPS62275091A (ja) | タングステン単結晶の製造法 | |
JPS63235445A (ja) | モリブデン線材とその製造方法 | |
JP2595584B2 (ja) | 残留歪のない超電導膜形成用ターゲット材の製造法 | |
JP2789133B2 (ja) | 窒化珪素質焼結体及びその製造方法 | |
JPH0733447A (ja) | 窒素ドープガラスの製造方法 | |
JPH01108353A (ja) | モリブデン線材とその製造方法 | |
JP2825338B2 (ja) | 炭化ケイ素セラミックスの製造方法 | |
JP2004051459A (ja) | 窒化ケイ素質焼結体およびその製造方法 | |
JPH0549744B2 (ja) | ||
JP2694369B2 (ja) | 窒化珪素質焼結体 | |
JPH0579625B2 (ja) | ||
JPH0323269A (ja) | 透光性酸窒化アルミニウム焼結体及びその製造方法 | |
JPH03274248A (ja) | NiTi系金属間化合物の製造方法 | |
JPH02182856A (ja) | モリブデン材料とその製造方法 | |
JPH01230428A (ja) | 超電導薄膜の製造方法 | |
JPH04280871A (ja) | 窒化珪素質焼結体及びその製造方法 | |
JPS5884184A (ja) | 高強度窒化珪素焼結体の製造方法 |